【京都】境内に広がる敷き紅葉を独り占め。哲学の道で思索に耽る

これまで、「【京都案内】今年も古都に秋が来た。紅に染まる大原の里を往く」、「【京都案内】大人は洛北を目指す。古都で紅葉に息を飲む旅」、「【京都案内】夜も、また良し。古都一番の紅葉を思い出に加える旅」と3回にわたって皆さんに「京都の紅葉の名所」の見どころについてお伝えしてきた無料メルマガ『おもしろい京都案内』。今回は、おなじみ「哲学の道」周辺の紅葉スポットが紹介されています。

紅葉特集「哲学の道沿い京都洛東の紅葉名所」

今回の紅葉特集は哲学の道沿い京都洛東の紅葉名所をご案内します。この5ヵ所も有名どころであり、誰もが知る名所中の名所ですよね。

この中ではややマイナーですが圓光寺(えんこうじ)がおススメです。全国的に有名ではないかもしれませんが、それはそれは見事な光景ですよ。竹林と紅葉のコントラストと葉が散ったあとの敷き紅葉は圧巻です。それでは今回も写真入りの私のブログと共にお楽しみ下さい!

法然院

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image by: 京都フリー写真素材

  • 住所:京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30 境内無料
  • アクセス:5系統「浄土寺」下車、徒歩5分
  • ホームページ:法然院

その名の通り法然上人が専修念仏の法灯を掲げた名刹です。茅葺きの山門をくぐり静寂な境内には参道両脇に砂盛又は白砂壇(びゃくさだん)があります。砂の上に描かれた文様は水の流れを表し、間を通ることで心を清めることになると伝えられています。紅葉はこの山門周辺で楽しむことが出来ます

法然院 紅葉 2015年の見頃時期は? 紅葉狩りスポットはココ?

銀閣寺

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image by: 京都フリー写真素材

  • 住所:京都府京都市左京区銀閣寺町2
  • 参拝料:500円
  • アクセス:京都駅から京都市営バス100号系統「銀閣寺前」下車 京都駅から京都バス18、51系統「銀閣寺道」下車 四条河原町から京都市営バス32号系統「銀閣寺前」下車 四条河原町から京都バス55系統「銀閣寺道」下車
  • ホームページ:銀閣寺

松の落ち着いた緑と色づく紅葉、銀沙灘(ぎんしゃだん)や向月台(こうげつだい)の白が銀閣寺を中心に絵のようにまとまっています。錦鏡池まわりの紅葉や、月待山の高台から望む境内全体の景観もとても趣があります。

銀閣寺 紅葉 2015年の見頃は? 混雑覚悟で紅葉狩りはココ!

安楽寺

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image by: 京都フリー写真素材

  • 住所:京都左京区鹿ケ谷御所ノ段町21
  • 拝観料:400円 ※拝観は特別公開日のみ
  • アクセス:5系統「真如堂前」、17系統「錦林車庫前」下車どちらも徒歩10分
  • ホームページ:京都住蓮山安楽寺

哲学の道から少し入ったところにある寺で、毎年7月25日に行われるかぼちゃ供養で有名です。

後鳥羽上皇の女官に松虫と鈴虫という女性がいました。2人は法然上人の弟子、住蓮と安楽の説法に感化され尼僧になったため怒った上皇により2人は死罪、法然も讃岐に流されてしまいます。今も境内には、住蓮、安楽の五輪石塔と松虫、鈴虫の小さな墓があります。

紅葉は11月下旬~12月初旬が見頃で山門前石段あたりの紅葉はとても美しいです。2016年の秋の公開日は、11月3・5・6・12・13日、11月19日~12月4日まで。時間は9時30分~16時30分(入山)。大人500円。

安楽寺 紅葉 2015年 見頃時期は? 穴場の紅葉狩りはココ!

ところで、頭の「たんこぶ」って中身はどうなっているのか?

頭やおでこを強くぶつけたときにできる「たんこぶ」。

このたんこぶの中身、どうなっているのか考えてみたことはありますでしょうか?

ぽっこりと膨らんでいて触れると痛みを感じる「たんこぶ」、みなさんも今までに一度はできたことがあると思います。

なぜたんこぶができると、膨らみができるのでしょうか? 詳しく見ていきましょう。

どうしてたんこぶはできるの?

たんこぶは、いわば内出血です。

破れた血管から流れ出て、血液がたまってできたふくらみを「たんこぶ」と呼び、漢字では「頭出腫」と書きます。

漢字をみてもわかるように、通常たんこぶは頭やおでこなどの頭部にしかできません。

身体のどこかをぶつけた場合は、皮膚の下に傷ができます。そしてその傷から内出血をし、痣(あざ)ができることが多いでしょう。

しかし頭は脳を守るために硬い骨で覆われています。

またほかの部分と比べて筋肉や脂肪が少なく、毛細血管が集まっています。そのため皮膚の下に傷ができた場合、出血量が多く血液の逃げ場がなくなり、たんこぶとなるのです。

ゆえに、同じ衝撃でも身体であれば「痣」、頭であれば「たんこぶ」になります。

たんこぶの中身は?

それでは、たんこぶの中はどうなっているのでしょうか?

上述したように、たんこぶは、皮膚の下で出血した血液の行き場がなくなることが原因でできます。

つまり、たんこぶの中身の正体は、行き場をなくした血液やリンパ液です。

膨れ上がったたんこぶは、時間とともにだんだん小さくなり、やがてなくなります。

たんこぶの中身であった「血液」や「リンパ液」はどこに消えるのかというと、血管の吸収作用が働き、もう一度血管に吸収されます。

とはいえ、あまりにも強く頭をぶつけ、血液が大量に流れ出てしまうと、血液を吸収する作用が間に合わず、血液が固まってしまうことがあります。

脳に障害が残ってしまう恐れもあるので、病院を受診しましょう。病院では、たんこぶを切って血を抜いたり、注射器で吸い取ったりするなどの処置が施されます。

「たんこぶができれば大丈夫」はウソ?

よく、頭をぶつけたあとにたんこぶができたかを確かめ、たんこぶができていれば「脳が損傷していないから大丈夫」と判断する人がいます。

しかしこれは間違いです。

「脳の損傷」と「たんこぶ」は無関係なので、たんこぶができても脳にもダメージを受けている可能性があります。

特に次の症状がある場合は、すぐに病院を受診しましょう。

・吐き気がする
・頭痛がある
・傷や出血がない

たんこぶができた場合は、とにかく「冷やすこと」が大切です。

濡れたタオルや氷枕などで押さえつけるようにして冷やしましょう。そして、可能であれば6時間は安静にし、入浴や激しい運動は避けたほうが安心です。

ほとんどのたんこぶは、長くても1か月もすれば治ります。

 

執筆:Mocosuku編集部
監修:坂本 忍(医師・公認スポーツドクター・日本オリンピック委員会強化スタッフ)

image by: Shutterstock

 

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男の病気をブリが予防。美味くて身体にいい「ブリ丼」レシピ

冬に旬を迎える魚といえばブリですが、美味しいだけではなく栄養面でも超優秀だってご存知でしたか? 無料メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ!』では、現役板前のgatugatu佐藤さんが、そんなブリを使った栄養満点、なのに簡単すぎる丼ぶりレシピを紹介しています。

ブリとほうれん草のガッツリ丼!胡麻わさび醤油ぶっかけ

今回は、「冬が旬のブリを健康的に食べる丼ぶり」を伝授します。

ブリは冬が旬です。寒くなるにつれ脂がのって美味くなります。ブリが美味しいのは誰もが知ってますが、「栄養面はどうなんですか?」と誰かに聞かれるとはっきりとは回答できないと思います。実は…ブリは、美味しいだけなく豊富で良質な栄養をたくさん含んだ優れた魚なのです。

で、どんな栄養素を含んでいるのか? 「たんぱく質」、コレは言うまでもなくブリには100gあたり21.4gとたっぷりと含んでいます。献立のメイン料理はたんぱく源になるものがほとんどなのでブリはメイン料理になって当たり前の食材です。

栄養面で私が一番力説したいのが…現代人に必須の脂肪酸、多価不飽和脂肪酸のDHAEPA」です。DHAとは「ドコサへキサエン酸」EPAとは「エイコサぺンタエン酸」です。この名は健康オタクのあなたならご存知でしょう。DHAとEPAの効果とは記憶能力のUP、悪玉コレステロールや中性脂肪を減少させ善玉コレステロールを増幅させる働きがあります。脳梗塞・糖尿病、動脈硬化や心筋梗塞の予防効果もあるとされてます。特にブリの腹の部分は脂肪分を多く含み、100gあたりEPAは1,800mg、DHAは2,800mgです。合わせて4,600mg、4.6gもあります。少ない部分でも2,100mg(EPAが700mg、DHAが1,400mg)含んでいて、厚生労働省が定めるDHAとEPAの一日の目標摂取量、約1,000mg(1g)を余裕のよっちゃんで超越してます。ブリの切り身一切れ食えば十分過ぎるほどDHAとEPAを摂取できるわけです。

他にも、アルコール分解の補助的な役割を持つ「ナイアシン」をたっぷり含み、二日酔いを抑えるので必須の「酒の肴」です。ビタミンDも多く含み、カルシウムの吸収を補助し骨の形成に役立ちます。

それから、ブリの身の血合い部分には、他の身の部分に比べタウリンが3倍以上含まれるので、血合いを食ってれば肝臓が強化されます。さらにブリには…脳の血管に栄養を補い、血管壁を丈夫にするPOAパルミトオレイン酸)という成分も豊富に含んでます。高血圧予防、ボケ予防、貧血、老化予防、眼精疲労緩和、美肌効果、視力低下の抑制、イライラ解消など、多くの効果が期待できる栄養の高い価値ある青魚が「ブリ」です。

で、今回おすすめの料理は、このブリと生で食えるサラダほうれん草を合わせて「丼」にしました。「ブリとほうれん草のガッツリ丼! 胡麻わさび醤油ぶっかけ」です。ブリに含まない栄養素を補うため、ビタミンCやビタミンB群、βカロテン、鉄分、葉酸をたっぷり含むトップクラスの栄養含有ベジタブル、「ほうれん草」をブリとタッグさせました。ほうれん草には、視力回復が注目されるルテインという色素成分も含んでます。ほうれん草と相乗効果のある胡麻も使います。お通じがUPが期待できます。胡麻とわさびと濃口醤油を混ぜまくったタレをぶっかける、あっさりでガツガツ食える丼ぶりです。ご飯をよそって、ザクザクッと切ったほうれん草と刺身ブリをドカンとのっけるだけの簡単どんぶりなので、説明するほどでもないですが、レシピ公開しておきます。

レシピ

【材料】

ブリ……刺身切り身6~7切れ
サラダほうれん草……40g
大葉……1枚
刻み海苔……適量
ご飯……適量

【胡麻わさび醤油タレ】
練り(当り)胡麻……10cc(g)
濃口醤油……15cc(大さじ1杯)
みりん・・2cc
わさび……適量
(鮮度抜群で安かったので天然のはまちを使いました↓)

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1.当り胡麻は、使う前に必ず混ぜておきます。
(胡麻と油が分離しているので)

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2.ボウルに当り胡麻を入れ、濃口醤油を少量づつ加えてよく混ぜます。

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3.わさびも加えて、当り胡麻のつぶがなくなるまでよく混ぜます。

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4.サラダほうれん草を切ります。根元を切り落とします。

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5.よく水で洗って、土を落としたら3cm幅に切ります。

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6.どんぶり鉢にご飯を盛り、ほうれん草を茎と葉を混ぜながら、ご飯にのせます。

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7.ほうれん草の上にブリを盛ります。

ブリの切り身の広いを中心から広げる感じで外側に向けて盛り、円形に盛り付けます。

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8.大葉をちぎって散らし、刻みネギを中央に盛ります。

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9.【胡麻わさび醤油タレ】をぶっかけて完成です。

お好みの量をかけて下さい。

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スーパーの鮮魚コーナーで美味しそうなブリ(はまち)を見つけたら、速攻で買って帰り、「ブリとほうれん草のガッツリ丼! 胡麻わさび醤油ぶっかけ」を作ってみて下さい!

「オレたちを信用しないのか」いじめ認めず逆ギレする教師たち

いじめ被害者やその家族にとって、本来なら一番の味方であり最後の砦となるべき教育関係者たち。しかし、「いじめ防止対策協議会」を傍聴した無料メルマガ『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』の関係者は、いじめを見過ごした教師の懲戒処分に反対する教育関係者たちの呆れた言い分と、それを突っぱねられない教育委員会の身内びいきな姿勢について厳しく糾弾しています。

「オレたちを信用しないのか」

初霜や降雪等、各地で冬の訪れが確認されています。「子供は風の子」と言われますが、子供のころを思い出すと、寒い朝はなかなか布団から出たくなかったものです。いじめに苦しんでいる子にとっては、もっと学校に行くことが苦痛になるでしょう。朝、腹痛や発熱など実際に体調を崩し、あるいは心身症などで、学校に行けない子も少なくありません。

以前もメルマガで触れましたが、滋賀県高島市の小学6年の女子児童が、同級生3人からいじめを受けて心身症で入院し、被害者側が、弁護士を立てて、「いじめ防止対策推進法が定める、加害児童の別室学習や出席停止、重大事態だとして調査する」ことなどの申し入れをし、高島市教育委員会の判断が注目されていました。

このほど、高島市教委は、「重大事態に当たるので調査組織を設置」するとはしましたが、別室学習や出席停止など加害児童への措置は拒否したと報道されています。教委は、別室学習や出席停止などの拒否理由として「入院理由の心身症がいじめによるものと認められない」ことをあげています。しかし、学校はいじめを認めていると報道され、被害者は退院したものの学校に行けない状態にあります。

いじめ防止法」では、「いじめがあったと確認された場合」で、「必要があると認める」ときには、学校は加害者の別室学習などの措置をすべきことを義務付けています。高島市教育委員会が「いじめ防止法」を無視していることは明らかです。しかし、現在の「いじめ防止法」では、この無視に対しての抑止力が働きません

このため、文部科学省の「いじめ防止対策協議会」でも、教師への懲戒処分が検討されていましたが、11月2日、「いじめ防止対策法の施行状況に関する議論のとりまとめ」が発表されました。

この中で、出席停止についても検討され、現在ほとんど行われていないことを問題視し、その対応として、教育委員会に対して出席停止を適切に行えるように支援することを明記しています。

さらに、教職員の懲戒処分についても言及していますが、残念なことに、提言での懲戒処分に関する記述は、決定前の素案よりも大きく後退してしまいました。「素案」の段階では、本文に、「いじめの情報共有は法律に基づく義務であり、…対応を怠ることは地方公務員法上の懲戒処分となり得ることを周知する」と記されていましたが、最終的な提言では、「※」を付して、「教職員がいじめの情報共有を怠り、地方公務員上の懲戒処分を受けた事例もある」と欄外に押しやられてしまいました。

いいことないぞ。ミスタードーナツの「値下げ」戦略は、失敗に終る

米大手のクリスピー・クリーム・ドーナツの大幅な店舗数削減、新規参入したコンビニ各社のドーナツの売上不振など、ドーナツ市場に陰りが見られる中、ついにミスタードーナツも値下げによる売上アップ戦略に打って出ました。しかし、無料メルマガ『ビジネスマン必読!1日3分で身につけるMBA講座』の著者でMBAホルダーの安部徹也さんは今回の値下げについて「あまりに短絡的」と厳しい見方を示しています。

ミスタードーナツの値下げ戦略が失敗する理由とは?

ミスタードーナツが、11月8日からおよそ8割にあたる商品を値下げしました。たとえば、人気商品であるポン・デ・リングはそれまで130円だったものが100円に…。実に23%もの大幅な値下げになります。

ミスタードーナツは、今回の値下げにより、これまで月に1回程度実施していた100円セールを廃止し、いつ行っても手軽に買える価格で、集客、そして結果としての売り上げアップを図る戦略に舵を切ったのです。

なぜ、ミスタードーナツは100円セールを廃止するのか?

これまで、販売戦略で重要な役割を果たしてきた「100円セール」ですが、ミスタードーナツは、なぜ今後「100円セール」を実施しないという決断を下したのでしょうか? その背景には、顧客は「100円セール以外はドーナツが高く感じる」という不満をもらしていて、セール以外の日に足が遠のく一因になっていたという事実が挙げられます。

たとえば、せっかくドーナツを買った次の日から、同じものが100円で売られ始めると、顧客はやはり損をしたような気分になります。このような経験をすれば、次からは100円セール以外の日は購入するのを控えようと思うことは当然のことといえるでしょう。結果として、ミスタードーナツは、100円セールをしない限りは、売り上げをアップすることは難しくなるという悩ましい状況に陥ってしまっていたのです。

このような顧客行動は「アンカリング効果」と呼ばれ、同じ商品であれば最安値が顧客の購買基準に設定され、それを上回る価格の場合、余程の緊急な必要性が起こらない限りは購買に結びつかなくなります。つまり、セールは短期的な売り上げアップに貢献するというメリットがある反面、一旦行ってしまうと、やり続けなければ消費を刺激することはできなくなるというデメリットもあるというわけです。このようなセールのメリットとデメリットを天秤にかけた結果、デメリットの方が大きいという結論に至り、100円セール廃止を決定したのでしょう。

今後、ミスタードーナツが展開するのは、いつ行っても安いというイメージを顧客に植え付けて来店頻度を高め、売上アップを図る戦略です。これはEDLP(Every Day Low Price)と呼ばれる価格戦略で、アメリカではウォルマートが取り入れて、大きな成功を収めたことでも有名です。

ミスタードーナツも、8割もの商品の値下げに踏み切り、毎日割安感を感じてもらうことによって、減少傾向にある売り上げに歯止めをかけたいところなのでしょう。

今さらだけど、なぜトランプが勝利したか、しっかり検証していく

世界中に衝撃が走った、共和党ドナルド・トランプ候補(70)の当選。まさかの「トランプ大統領」が本当に誕生してしまうことになりそうです。世界は、そして同盟国である日本は今後どうなってしまうのでしょうか? 今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』は、この結果を受けて緊急号外を発行。著者でアメリカ在住の作家・冷泉彰彦さんは、まだ日本のマスコミでは誰も語っていない、トランプの真の勝因とアメリカの未来、そして日本がとるべき外交姿勢について、緊急号外ならではの箇条書きにて綴っています。

トランプ当選、直後の印象メモ(号外)

アメリカでも世界でも、多くの、いやほとんどの専門家の予想に反して、そして多くの世論調査のデータにも反して、ドナルド・トランプが大統領選で勝利し、第45代の合衆国大統領に就任することになりました。

まだ、全く整理ができていない中ではありますが、皆さまの議論の材料として、また自身の思考を進める作業の一環として、直後の印象についてメモしておきたいと思います。完全な文章ではなく、箇条書きになりますが、ご参考にしていただければ幸いです。

▼勝敗を決したのは、「ペンシルベニア、オハイオ、ミシガン、ウィスコンシン」という俗に言う「ラスト・ベルト」つまり往年の製造業が錆びついた地帯。従来は民主党の牙城であり、今回もヒラリーの勝利が予想されたこの地域を、トランプは精力的に回って勝ち抜いていった、そのことが勝因。日本時間で9日の午後になってからのこの地域の票の急展開には鳥肌の立つような思いがした。

▼考えてみれば、つい一週間前「ワールドシリーズは最終戦」。オハイオ州のクリーブランドで行われた試合でありながら、球場にはクリーブランドのファンだけでなく、シカゴ・カブスのファンも20%ぐらい入っていた。シリーズが盛り上がり加熱した「再販市場」でチケットの価格は高騰し、平均で一枚2900ドル約30万円)になったという。そんな中、イリノイ州のカブスファンが、クリーブランドのインディアンズのファンから「カネの力」でチケットを奪っていったのだろう。オハイオの経済力では球場が埋まらずシカゴの経済力に屈したということだ。そこに、トランプに吸い寄せられる何か」があったのだ。

ペンシルベニアにしても、従来は「先に票が開く郊外」が共和党優勢で開票が進んでいって、最後に都市部の圧倒的な民主票で逆転というパターンだったのが、最後の方でトランプ票が怒涛のように出てきた。つまり都市圏や近郊圏でのトランプ票が従来と違う形で出た