温めすぎはご用心。鍼灸師が教える「温める」と「温まる」の違い

寒い冬、ストーブや焚き火にあたったり、お風呂に入って体を温める。あるいは、みんなでおしくらまんじゅうをして体が温まる。似ているようで、「温める」と「温まる」には違いがあって、冬に本当に心がけたいのは「温まる」ことだと、メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』ののぶ先生が教えてくれます。効果的なのは運動ですが、「良い姿勢」を意識するだけでも効果はあると、その方法も教えてくれました。

温めすぎにはご用心

【「温める」と「温まる」の違い】

カラダを覆ったり保温して「温める」こと、冬場には手軽に行います。ぼくも「温める」こと、オススメしています。でもでも、カラダの外側から「温める」ことばかりしていると、じつは体温はどんどん下がりやすくなります。冬場に本当に必要なのは「温まる」こと

【「温まる」必要性】

言葉遊びのようですが、「温まる」とは自ら運動してカラダの内側から体温が高まるということ。

  • 「温める」はカラダの外側から熱を補うこと
  • 「温まる」はカラダの内側から体温を高めること

外側からカラダを「温めて」ばかりいると、代謝するカラダの活力は怠けがちになります。自ら動いて「温まる」ことを心がけていないと、ひと冬の間に「カラダを温めることで低体温」になってしまいます。

【運動して「温まる」】

理想的には「汗をかくほど温まる」とよいです。ジムワークなどで温かい室内で運動習慣のある人は、こんなことがかないそうですね。注意したいのは、サウナやバスタブ入浴で汗をかいても「カラダの外から保温するだけなので、「温める=代謝は高まらない」ということです。

一般家屋やオフィスや学校などでは、さすがに汗をかくほどの運動はできませんが、カラダの外側から保温してカラダが「温め」られたら、自ら「温まる」運動は心がけておきたいですね。

頬杖をつく人や猫背の人は要注意。カラダが不活発になっていて、カラダがついつい丸まっている状態です。手軽な運動と心がけて「背筋を伸ばしたよい姿勢」を維持するだけでも、代謝が高まります。くれぐれもカラダが反りかえるようなことがないように。

【良い姿勢の作り方】

後頭部の上の方を斜め後ろの方へ引っ張り上げるつもりで背筋を伸ばし、下腹を引っ込めるようにして、深い呼吸が維持できる間だけ心がけるようにします。

「良い姿勢」も長時間続けていると疲れやこわばりの原因になります。ちょっとやる気がないなぁとか、カラダが冷えるなぁと感じるときに、チョビット気張ってやってみるようにしましょう。

後ろ姿がかっこいいと魅力的に見えます。徐々に「良い姿勢」を続ける時間をのばしていけたら、冬場のさりげないボディビルディングがかないますね。

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好き勝手物作りを楽しめる。「エンジニア天国」な会社を考える

日本のベンチャー企業の経営者にとって、大きな課題となっているのが優秀なエンジニアの採用だと、メルマガ『週刊 Life is beautiful』の著者で世界的エンジニアの中島聡さんは語ります。そして、中島さんが考えるエンジニアが働きたいと思える会社、仕事がしやすい環境やビジネスモデルは、そのままエンジニア採用のヒントになっているのではないでしょうか。

エンジニア天国な会社

今年に入って、何回かFirebaseのハッカソン(エンジニアを集めて、プログラミングをその場でするイベント)に主催者側として参加して強く感じたのは、これが優秀なエンジニアを発掘するのにとても有効な方法であることです。

ベンチャー企業を経営していて、もっとも重要で、かつ、難しいと感じたのが、優秀なエンジニアの採用です。そもそも優秀なエンジニアが少ない上に、面接でその実力を知ることは簡単ではありません。また、そもそも優秀なエンジニアは仕事に困ってもいないので、あちらからわざわざ応募してくることも少ないので、それもエンジニアの採用を難しくしています。

当然、これまでの人的ネットワークを活用して、過去に一緒に働いた人とか、その人が信頼する人に声をかけたりしますが、それも限られています。その意味では、ハッカソンは、そんなネットワークを広げるのに最適で、すでに3人ほど「この人とは一緒に働きたい」と思えるようなエンジニアとの出会いがありました。

そんな話を、ある会社の人に話をしたところ、とても興味を持ってくれて、次に会った時には「ハッカソンを利用したビジネスモデル」の提案をされてしまいました。ハッカソンを利用して集めた人材を企業に紹介するというビジネスモデルです。

発想として悪くはないのですが、ハッカソンに来るようなエンジニアたちが、そんなサービスを必要としているとは思えないし、私自身が関わりたいようなビジネスでもないので、その時は一旦、お断りをしました。

すると、次に会った時には、少しビジネスモデルに変更を加え、ハッカソンで集めた優秀なエンジニアたちが、大企業に対して製品づくりのお手伝いをするコンサルティング・サービス、というビジネスモデルを提案されました。

最初のものよりは、ずっと良いのですが、結局はコンサルティング・サービスだし、好きなものは作らせてもらえないので、超一流のエンジニアが集まるとは思えません。

【書評】男に続き女も標的に。内館牧子が放つ『不作法』30連発

NHKの連続テレビ小説や大河ドラマを担当するなど脚本家として大活躍の内館牧子氏。女性ならではの鋭い視点から数々の名作を生み出してきました。ドラマや映画の脚本だけではなく、小説やエッセイの作家としても活躍されている内館さん。昨年同時発売した『男の不作法』『女の不作法』は大きな話題となりました。その内の『女の不作法』について、無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』の著者で編集長の柴田忠男さんが、本に込められた内容の本質に迫っていきます。

偏屈BOOK案内:内館牧子『女の不作法』 

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内館牧子 著/幻冬舎

私って底意地が悪いんです。とキッパリ書くから、内館さん、大好き。『男の不作法』を先に読んで我が身を振り返り、おおいに恐縮したものだが、それでわたしの作法が少しはまともになったかというと、自信はない。『女の不作法』の項目は60以上の候補があったが、老若男女の意見を参考に、30項目に絞った。書くべきは書いたが、かなり気を遣ったと本音をもらす。女性は怖いからな。

本人の恥ずかしい話も披露する。全然好きなタイプではないが、結婚相手として悪くないと気づいたエリート男がいた。彼を逃がす手はない。なんとか彼と恋人ランクに進めるよう、似合わないブリッコもいとわず、上を目指して努力した。今になって思えばあの程度の男は幾らでもいる。当時の彼女は気づかなかった。一方、若きエリート君は「俺ほどの男はいない」と自信満々である。

ある時、突然「俺、結婚して下さいって両手つく女なら結婚するよ」と言われた。驚愕した彼女は反射的に「両手をつくのは相撲の立ち合いだけよ」と言い放つ。うまい!「私ながら、見事なうっちゃりではないか」。男のプライドは傷つき、しばらくしてから会社の年上の女子社員と婚約した。両手をついた女なのだろう。立派、でも私にはできないと、腹の中でちょっとせせら笑った。

だが、今になって思う。人生で「ここぞ!」という時に身を捨てることは、何の恥でもない。プライドなんてなんぼのもンよ、当時そういう境地に達していた覚悟ある女性たちがいて、自分の幸せをつかみとったのだ。ならば、あの時、内館も両手をつけばよかったのか。いや、今でも身を捨てる性分ではない。若い頃の「私にはできない」が、今では「舐めンなよ」になった彼女……。

女友達4人との会話で、一人が「若い女の人の言ってること、わかる?」と困ったように言った。「話の内容ではなくて、言ってる言葉よ。聞き取れる?私、全然ダメ。娘や姪の言ってることも聞き取れるのは……半分くらいかな」。すると、聞き取りにくいよねえ、何言ってるのかわかんない、わけわかんないから「はい」と言ったら高い商品を買わされた、など次々と反応がある。

内館先生は大学の第一回目の授業で必ず言う。毎回作品の合評会をやるが、語尾までしっかり言うこと、大きな声でハッキリ言うこと、ピヨピヨしゃべるな、カン高い声を出すな、語尾を上げるな、どれかひとつでもダメなときはやり直し。音声学のスペシャリストによれば、日本の若い女性の声は、先進国の中では信じられないほど高い。無意識に声を高くつくっている人が大勢いる。

「女の不作法って、どんな時に感じますか?」と幅広い年代の男女に聞いたところ、年代による違いは当然と思っていたものの、興味深いことが度々あった。顕著な例が「自分の大変さを訴える不作法」である。いい歳した女性が放つ、「仕事に、子育てに、家事が大変」の自己宣伝。若い男女からはすごく聞き苦しい、と猛反発。「ろくに聞いちゃいないけどね。言ってろ!みたいな~」

内館がこの本を書きながら痛感したのは、自慢でも愚痴でも自信でも、一言二言なら不作法とまでは思われまい。垂れ流しの「過剰」が何よりもまずいということだ。そう気づくと、意識しておさえ込むことが何よりの作法だ。分かりました。私って底意地が悪いうえに過剰なので痛い目に遭うってこと。

編集長 柴田忠男

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30過ぎても大丈夫。需要急増で年収UPのパイロットに転職する方法

日本のマスコミではあまり報じられない海外のメディアのニュースを、本当はどう報じられているのか解説する無料メルマガ『山久瀬洋二 えいごism』。今回は世界的に深刻なパイロット不足の問題を例に、日本の人材育成戦略の欠点とともに海外への転職戦略を紹介しています。

パイロット需要急増にみる、日本に必要なキャリア戦略とは

【ニュース解説】

マーカスという私の知人は、ドイツはマンハイムの生まれです。今、彼は沖縄の那覇の北、海辺に近いのどかな町に住んでいます。そしてマーカスは週に一度香港に飛びます。そして、香港の航空会社の機長として香港を起点にアジア各地へのフライトで勤務します。フライトは全てが国際線であるということもあり、2週間に4回ほどです。
規定によりフライトのない日はホテルで待機。そして2週間の勤務が終わると香港から沖縄に戻り、残りの2週間は休暇というわけです。

世界の航空業界は今深刻なパイロット不足に悩んでいます。日本でも8,000人、アメリカでは数万人のパイロットが必要とされているといわれています。拡大する航空業界では人材の供給が需要に追いつかないのです。

従って、アメリカの航空業界では、高校卒業後パイロット養成校で経験を積み、自らがセスナなどのパイロットのトレーナーとなった段階で学費に見合う収入を得ながら、本格的な大型ジェットのパイロットを目指してキャリアを積むコースが組み立てられています。自らへの投資の期間を短くし、投じた資金の回収をできるだけ迅速に行えるように、業界全体で取り組んでいるわけです。

驚いたことに、一般の高校でフライトシュミレーターを数台おいて生徒が授業で航空機の操縦を学べるようにしているところもあるのです。航空機の操縦を学ぶことで、生徒は気象や流体力学など様々な科学的な知識を得ることもできるのというわけです。また、アメリカにはパイロットになるための年齢制限もありません。増える需要に応えるように、極めて合理的に人材育成のシステムが機能しているのです。

マーカスは、日本の航空会社もパイロットの不足に悩んでいるといいます。しかし、30歳を過ぎてパイロットのキャリアをはじめることは、日本の会社では実質的に無理だとのことです。日本ではいまだに大学を卒業した「新卒」を雇用し、社風にあった人材を育てようとするので、30歳を超えた人の雇用は稀だというわけです。

また、彼は一つの航空会社で採用を拒絶された人を別の航空会社が雇用することもまずないのではと語ります。もちろん、高校教育にフライトシュミレーターを導入する事例など聞いたことはありません。

マーカスの事例のように、海外の航空会社に勤務し、パイロットとしてのキャリアを積んでゆくには、まず英語の学習が必要です。語学留学、スカイプレッスンなど様々な方法で英会話の基本を学び、そこから海外のパイロット養成校などで訓練を受けるわけです。学費は地方から東京にでて私立大学に入学し、そこを卒業する場合とさほど変わりません。留学はお金がかかると思い込んでいる人が多いようですが、それほど困難なことではないのです。

問題は、日本ではいまだに、日本国内と海外とを分け隔てし、海外に留学することが何か特別なことだという潜在意識を人々がもっていることです。
さらに、海外に向けてチャンレンジしようという気持ちをもたせるように、高校や家庭での後押しがなく、人生には様々な進路があるという意識や情報が日本の教育界には欠如しているのです。
さらに、まずは4年生大学に行って卒業し、就職をしなければ何も始まらないという固定観念を抜け出せない人も多くいます。海外に出たいと子供が思っても高校の進路指導や両親の理解を得ることができないのです。

また、成人してからの進路への観念にも転換が必要です。アメリカなどでは、選択した職業が自分に合わないと思った場合、キャリアを180度変えてゆくことはそれほど難しいことではありません。30代になってパイロットを目指しても誰も何もいいませんしっかりとキャリアを積めば就職も可能でしょう

留学すれば直接リクルートされるチャンスも

確かに日本でも転職は昔ほど困難ではなくなりました。大学を卒業し、就職した後で、会社を辞めて別の人生を目指す人も増えてきました。そうした人々にとっては人生の再出発のための留学も一つのオプションになっています。また、外資系企業などでは、そうした海外で学歴を積んだ日本人を雇用するために、海外で日本人の留学生を直接リクルートするケースも増えています

こうした現実を日本の教育界が実感し、進路指導の一つの選択肢としてゆけばよいのですが、そうした意識を教育現場の人が持つことはまだなさそうです。

留学したあと、将来は日本に帰って就職をと考える人も多いでしょう。実際、マーカスの事例をみれば、パイロットの場合、例えば東京に居住して毎月グアムに飛んで、そこを起点に太平洋のいろいろな場所を繋ぐ路線で勤務することも理論的には可能です。

もちろん、パイロットに限ったことではありません。現在は人材がグローバルに環流する時代です。かつ、組織は日々バーチャルになり、フラットになろうとしています。従来型のピラミッド型の組織図から、平面を流れる水のようにグローバルに拡大する組織図へと、海外の企業は変化しようとしています。

そうした変化を、固定観念を外して注視すれば、日本であろうが海外であろうが、自らの判断でキャリアを磨く拠点を見つけることはできるはずです。

外資系企業と比較した場合、日本企業の場合、海外の人材を本社に還流させ、日本で雇用した人材と平等に活用しようという意識がまだまだ希薄です。海外の人材を育て、日本人と同様に役員にまで昇進させている事例は、日本企業の場合まだまだ稀なようです。

こと航空業界に限らず、海外との激しい競争に勝ち抜くためにも、高校から大学へ進学し、そこから新卒の雇用へという日本型の進路への変革が今必要なのです。

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想像を超える過酷さ。災害時にタワマン住民は生き残れるのか?

近年、これまで考えられなかったレベルの災害に何度も見舞われている日本。国民一人ひとりの防災意識も向上しているとはいえ、まだまだ十分なレベルに達しているとは言い切れません。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』でマンション管理士の廣田信子さんが取り上げているのは、タワーマンションの防災対策。災害時により過酷な生活を強いられるとされるタワマン住民が備えるべきことや、「想定すべき最悪の事態」を考察しています。

今、新ためてタワーマンションの防災を考える

こんにちは!廣田信子です。

タワマンの防災対策に、また注目が集まっています。タワマンに暮らす人の増加に伴ない、注目度も上がっているのだと思います。2005年には、99万人だったタワマン居住者は、10年後の2015年には、197万人。2倍に増えているのです。197万人と言うのは、群馬県1県の人口に匹敵します。

で、もちろん2015以降もタワマンは増え続けています。首都圏では、2016年~2018年の2年間で、58棟のタワマンが完成しています。2019年以降も、183棟の完成が決まっています。

自治体は、タワーマンション住民を指定避難所にとても収容できないことから、自宅で避難生活を送れるように準備を促しています。しかし、エレベーターが止まったら超高層階は陸の孤島です。そんなところで、本当に避難生活を送れるのか…あまりシミュレーションがされていません。

防災備蓄について、タワーマンションに暮らす知り合いに聞くと、一番基本的な水の備蓄も十分ではありません

1人、1日3リットルが必要と言われますから、4人家族で必要な1週間分の水の量は、2リットルのペットボトル48本です。タワーマンションは、そんなに専有部分が広くありません。収納スペースが多いわけでもないので、そもそもそんなに備蓄品を置くスペースがないのです。

普段は、ネット通販で、必要な時に必要なものを購入するという生活をしているので、いつ必要になるかわからないもののためにスペースを使うということがなかなかできていないと感じます。高層階に水等の備蓄をしているマンションもありますが、避難生活の長期化には耐えられないのでは…と。

エレベータ─が動かない期間を甘く想定してはいけないと思います。地震や停電で止まったエレベーターは、点検業者が点検して異常がないことを確認しないと、動き出しません。マンションが、優先順位が高くないことも、皆さん承知していると思います。

停電でエレベーターが止まった場合、特にエレベータ─に問題が生じていなかったら、停電が解消されたら、すぐ動き出しそうですが、そうはいきません。停電が一定以上続き補助電源を使い果たすと、エレベータ─の心臓部がリセットされてしまうと言います。それで、新たに、そのマンションでエレベーターが正常に作動するように、停止する位置、時間等のデーターをすべて入力し直さなければならないので、簡単には動かせないと聞きました。

大坂北部地震の時は、府内のエレべータ─の55%が運転を休止し、95%が復旧するのに丸2日かかったと言います。それを首都圏に当てはめると、全面復旧には4日以上かかると言われます。

そして、この数字は、エレベーターに何の異常もなかった場合のもので、水害で電気系統が水没してしまったり地震の揺れでロープが建物にぶつかって破損した場合等は、その修理が終わるまでエレベーターは動かないのです。それにどれだけ時間を要するかは、わからないのです。

超高層住戸と地上階の階段での上り下りは、現実的ではありません。30階の高さは、大阪の通天閣の高さの同じぐらいといいます。約450段の階段の上り下りです。1階に水や食料、生活支援物資が届いても、それを取りに降りて運ぶのは容易ではありません。

高層階にお住まいの方、特に高齢者、小さな子供がいる場合は、エレベーター止まったときのために、親戚、友人等の避難先を日ごろから確保しておくべきだと思います。

饅頭じゃなくてパン?法事にあんぱんを配る山陰「法事パン」の謎

法事・法要の参列者に「まんじゅう」ではなく、「あんぱん」をお持ち帰りいただくという地域があるのをご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では著者で繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、なぜその地ではあんぱんがまんじゅうに取って代わったのかを考察しています。

法事に「あんぱん」を配る風習が、山陰地方に残っているのはなぜ?

山陰地方の一部、島根県東部と鳥取県西部では、法事に訪れたお客さまが帰る時、引出物として「あんぱん」を手渡すと言います。「法事パン」と呼ばれ、誰ひとり不思議に思うことのない風習として、定着しています。

最近でこそ廃れてきてはいますが、日本各地で「法事まんじゅう」が配られることはありました。固定観念ではありますが、やはり和物の「まんじゅう」の方が違和感がないように思います。

なぜ、あんぱんになってしまったのでしょうか

実は、地元の人も知らないし、文献も残っていません。「こうではないか?」という“説”は、いくつかありますが。

古来の風習として、参列者がお供え用に持ってきた餅を、法要が終わった後に、また参列者に配るというものがあります。昔のことなので、わざわざ餅をついて持っていったのですが、大変な手間がかかるので、やがて「まんじゅう」から「あんぱん」へと変化していったのではないかと言われています。

しかし、この説では「まんじゅう」が「あんぱん」に変わった理由がわかりません。“食料”として貴重だった「餅」が、次の時代の“甘い”貴重品「まんじゅう」に変わるのは理解できます。特別な日だからこその貴重品なのですが、「あんぱん」にはそれが当てはまりません。

そこで、もうひとつの説。

発祥は昭和30年代で、40年代に入って広く普及したと言います。高度成長期となり、欲しいものが手に入りやすくなったのです。甘いものは「まんじゅう」だけではありません。そこで、見栄えがする上に、当時は目新しい食べ物だったあんぱんが選ばれたのではないか、とするものです。

確かに、時代的には“ハイカラな洋物”だったのでしょう。お決まりの「まんじゅう」には飽きていたので、「あんぱん」の登場に人びとは喜んだのかもしれません。

しかし、これだけでは、なぜ「あんぱん」なのかがわかりません。残念ながら、諸説を探っても、これ以上のものは出てこないのです。

なので、私が勝手に推測します。

ある日、法事に呼ばれたひとりの“おやじ”。本来なら「法事まんじゅう」を持参するところですが、本人は「まんじゅう」が大嫌い。引出物として、また持ち帰るのは気が進まない。何か、もらって嬉しいものはないかと考えます。

このおやじは、高度成長期を謳歌している、新し物好きなので、最近巷に出現した「あんぱん」を気に入っていました。これなら、他の参列者も喜ぶだろうと、パン屋に頼んで「あんぱん」を箱詰めしてもらい、のしをつけて持っていったのです。

これが「法事パン」の起源である。

……というのが、私の説です。

物事の起源というのは、意外と単純なことが多いものです。聞いてみれば、“そんなこと?”となるのです。また、日本の風習というのは、商売人が仕掛けたものも多いのです。節分の恵方巻き。バレンタインデーのチョコレート。お中元やお歳暮。平賀源内が「土用の丑の日」を作ったことは有名です。

これと同じように、「法事パンもパン屋の巧みな戦略なのかもしれません。

ある日、パン屋の店先に張り紙が……。

「法事の引出物には、まんじゅうよりあんぱんが嬉しい!」

こうして、新しい風習が生まれたのではないでしょうか。

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金正恩が朝鮮半島からトランプに贈るクリスマスプレゼントの中身

世論の分断を招いたチョ・グク氏に関する報道は収まっている韓国ですが、現在はGSOMIA破棄の延長と北朝鮮による挑発が大きな話題となっているようです。今後、朝鮮半島情勢はどのように推移するのでしょうか。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年の日本人著者が、北朝鮮の軍事挑発の真意や、その行為が米・韓・日に与える影響の読み解きを試みています。

2019年12月、朝鮮半島情勢

10月14日にヂョグク氏が法務長官を辞任するという事態にまで発展した。ヂョグク問題は妻の拘束をうけて一段落した。娘の大学入学の不正やファンドの不正などの疑惑をめぐって検察と弁護団の攻防戦となっている。ニュースにはほとんど出ないようになっている。

メインの話題は、軍事情報包括保護協定(GSOMIA=ジーソミア)」の破棄の延長を決定したことがまずある。突然の延長決定だった。筆者も11月のあのときには驚いたものだ。ほぼ100%、破棄するといっていた文政権だった。それがその日(だったか前日だったか)に破棄しないと発表したのだ。米の圧力があったともいわれているけど、どこまでの圧だったかはわからない。

そして最近の北朝鮮の挑発事態だ。北朝鮮国防科学院は「13日22時41分から48分まで西海ソヘ衛星発射場で重大な試験が再び行われた」と14日に明らかにした。この東倉里衛星発射場は昨年6月、シンガポール、米朝首脳会談当時、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)、国務委員長がドナルド・トランプ米大統領に廃棄を約束した場所でもある。北朝鮮は今月8日にも、西海衛星発射場で「重大な試験」を実施したと明らかにしている。

こうした北の挑発行為に対して米もこんなことをやっていると北に大きなダメージが発生するだろうと警告性のメッセージを出してはいるものの、今のところ北の腹を探っているような様子だ。

北は以前、経済制裁の緩和をしてほしい、今年12月末がその限度だとのメッセージを出している。12月末までになんらかの緩和策が出てこない場合は、米にとってのクリスマスプレゼントがどんなものになるかわからないぞと脅しをかけていた。

ネットをみると、朝鮮半島での戦争の雰囲気がだんだん高まってきているという内容も見られるようになってきた。今後、北と米、北と韓国の関係がどうなっていくか。この年末がまずはひとつの大きな山場となることはまちがいない。

日本に対しても何らかの挑発があるかもしれないけど、順番としては米そして韓国、その次に日本というものであろう。米にむけてのICBMの発射実験が行なわれるようなことになった場合、米(トランプ)がどう出てくるか。今年末から来年2020年の年明けにかけて、朝鮮半島はまた目の離せない状況になっている。

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時間がない人に。大掃除はこの3箇所だけすれば運気がアップする

何かとイベントの多い12月。年内にやり終えたいと思っていた事が時間不足で実現困難になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、そんなときは「ま、いっか」の精神で「諦め」も肝心とした上で、年末の大掃除を諦める際に注意すべきポイントを紹介しています。

どうしてもハズせないのは

さて、本日は優先順位のお話。

12月も中旬ですねえ。いろいろやることがあって、

  • 時間はいくらあっても足りない!

状態なんではないでしょうか(*゚∀゚*) 忙しい上にマジメな人が多い日本の家庭では、ヒマ過ぎて困るなんてことは、未来永劫来ないんじゃないでしょうか。

で、時間がないならどうするか。…どうしますか?

  • 家族のオシリを叩く?
  • 時短スキルを活用?
  • ちょっと早起きする?
  • 休日にまとめて?

…違うでしょ。時間がないならどうするか、コレしかないでしょ。そう

  • 諦める( ̄人 ̄)

ですよ。だって、時間がないんだから。物理的にできないんだから。諦めるしかないでしょ。困るのよね~、そんなマジメなこと言ってくれちゃ。ちゃんとメルマガを読んでくれているのかしら。家事なんてま、いっか♪」でやればいいんですよ、ホントに。

家族のオシリを叩くのも、時短スキルを活用するのも、早起きも休日もガンバリ過ぎですから。そういうのは、むしろ余裕のあるときにやってみて予めワークするかどうか確認しておかなきゃ。年末の押し詰まったころにいきなりやっても、ワークしませんよ。

ハイ、というわけで、ムリな分は諦めましょう(*^ー゚)b

ここで問題なのは、

  • どれを諦めてどれを諦めずになんとかやるのか

ですよね。

ま、個人的な偏見かもしれませんが、年末年始の仕事で諦めるとしたらおそらく

  • 掃除

が選ばれてしまうんじゃないかと思うんです。その前のクリスマスの飾り付けとかケーキとか食事の準備、プレゼントって、楽しくて華やかな感じがありますよね。お正月のお年玉なんて、お子さんや親戚付き合いもあって省略されるとは思えないし。

それに比べて、大掃除って地味だし、家の中のことなので、家族が文句言わなきゃイイヤみたいな、妥協しやすさがあるように思うんです。偏見かもしれませんが。

なので、掃除のうち、どうしてもやってほしい場所を挙げておきます。それは

  • 玄関
  • 神棚
  • 水回り(トイレやお風呂、キッチンなど)

ですね。あまりに運気アップに直結しすぎていて、ここが汚れたまま年を越すのはさすがにどうかと思うんですよ。

そう、逆に言えば、コレ以外は

  • 諦めてOK

ですからね。あ、積極的に諦めないでね。それは、「ま、いっか♪」の濫用ですよ( ̄∇ ̄)

12月は忙しい。どうしてもどうしても時間がないなら、せめてココだけは掃除しましょう。

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要求ばかりを突きつけてないか。パートナーへの不満が炙り出す事

ちょっとした雑談をしていても、次から次へとパートナーへの愚痴をこぼす人は少なくありません。なぜそこまで、相手への気持ちがこじれてしまうのでしょうか。今回の無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』では、心理カウンセラーの吉田こうじさんがその原因を探るとともに、解決につなげるためすべきことを記しています。

不平不満の数だけ相手に要求しているということを理解しましょう

例えば、パートナーに対して、「私がここまで我慢しているのに、どうして?」「私がこんなにしてあげたのに、どうして?」などと、不平不満を感じるとき、「そもそも、どうして私はそこまで無理をして相手に合わせようとしているのだろうか?」を考えてみるといいと思います。つまり、相手に合わせる、相手に尽くすことの理由、動機ですね。

もしも、「寂しいから」とか「振り向いて欲しいから」とか「嫌われたくないから」「捨てられたくないから」などといった、自分にとっての不快を避ける動機の場合、その避けたいと思っていることが現実化しやすいので、そういう場合は、理由、動機を徹底的に見直すことをオススメします。あ、「愛して欲しいから」といった自分の要求だけを満たそうとするような動機もオススメしません。

「もっと愛を深めたいから」とか「もっとパートナーのことを理解したいから」といった、「自ら◯◯したい!」という動機にしましょうね。

そして、動機を見直した上で次に考えたいのは、不平不満とは相手に対する要求の裏返し」なのだということです。つまり、不平不満が多ければ多いほど、必然的に相手に突きつけている要求も同じだけ多いはずです。でも要求を突きつけられればられるほど、相手は大変だし面倒くさくなって放棄したい気持ちになります。なので報われない現実がやってくる…。

ですから、一度、不平不満をザザザーっと書き出したら、「もしも同じ要求を突きつけられたら、自分ならどう反応するだろうか?」みたいなことを、しっかりと考えてみましょう。

というのも、「私がどんなに辛いのか、夫が理解してくれない…私のことを夫は愛してくれない…」と悩んでいる妻自身が、実はそもそも夫のことを理解しようと努力していなかったり、もっと言えばそもそも愛していないのに要求だけ突きつけているなんてことは、案外よくあることだからなんです。

ということで、「頑張り損」「我慢損」「真面目損」ばかりの辛く苦しい人生が続くと感じている人は、一度、「私がこれまでずっとパートナーに要求ばかり押し付けていたから、これまで何度も悩ましい問題を生み出しているのではないか?」という観点から過去を真剣に振り返ってみるのも、辛いことかとは思いますが、大切なことなのではないかなって思ってます。

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驚くべき識字率。明治日本で『自助論』が100万部を記録した理由

ベストセラーが生れる背景には、作品の出来、版元の販促・宣伝など様々な要因がありますが、人口約3,000万だった明治時代の日本で、口コミだけで100万部を売り上げた書籍がありました。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、明治大学文学部教授の齋藤孝氏と花王前会長の尾崎元規氏の対談形式で、『自助論』がなぜベストセラーと成り得たかを解説しています。

『自助論』が100万部の大ベストセラーになった理由

サミュエル・スマイルズ著自助論』。300人以上に及ぶ西洋古今の偉人の成功談が収録され、刊行から150年以上が経ついまなお、世界的なベストセラー、ロングセラーとなっています。

本書を座右の書とする花王前会長・尾崎元規氏と明治大学文学部教授・齋藤孝氏に、その魅力と心に残る言葉やエピソードを語り合っていただきました。


 

齋藤 「『自助論』(原題Self-Help』)はイギリスの著述家サミュエル・スマイルズが300人以上の西洋の成功者たちの言葉やエピソードをまとめた本で、1858年に初版が刊行されました。以後、十数か国語に翻訳されて世界的なベストセラーとなり、日本では明治4(1871)年に中村正直が西国立志編』(全11巻と改題して出版しています」

尾崎 「この『西国立志編』は福澤諭吉の『学問のすゝめ』と並んで当時多くの人に読まれ、総計100万部を記録したといわれていますね」

齋藤 「当時の日本の人口が約3,000万人だったことを考えると、驚異的な数字ですよ」

尾崎 「それだけ識字率が高かった」

齋藤 「そうですね。加えていまと違うのはマスコミや出版社が戦略的に売ったわけではなく、口コミで広がっていったこと。『自助論』と『学問のすゝめ』が二大ベストセラーになったのは、日本にとって非常に幸運だったと思います」

尾崎 「なぜこれほどまで多くの人に親しまれたか、齋藤さんはどのようにお考えですか?」

齋藤 「明治維新になって近代化をしていく。その時にやっぱり志を持った若い人たちがたくさんいたと思うんですね。ただ、どういう方向に変わっていけばいいのか当時の人にはなかなか見えにくかった

そこに『自助論』が入ってきて、「ああ、これが近代的な国の成功モデルなんだ」という具体例がたくさん示されていたことで、もともと持っていた志に方向性が与えられたのでしょう。

それと、タイトルもよかったと思います。原題をそのまま訳せば『自助』ですよね。自助という言葉はキリスト教の前提があれば分かりますけれども、そうでないとちょっとピンと来ない。『西国立志編』というタイトルにしたことで「これは志の本なのか」と。

この立志という言葉が当時の人に響いたのではないかと思います。その点では、中村正直のネーミングセンスというのも、ヒットの理由の一つなのかもしれません」

尾崎 「時代の空気と西国立志編というタイトルが見事にマッチしたのでしょうね」

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