【書評】尖閣・漁船体当たり事件を「予言」した日本人アナリスト

2010年に発生した尖閣諸島・中国漁船体当たり事件。その2年前にその出来事を予測して著書に書いていたのが、国際アナリストにしてメルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者・北野幸伯さんです。北野さんは、自身の著書『日本人の知らない「クレムリン・メソッド」世界を動かす11の原理』で、日本が国際社会に騙されていることを指摘し、今もなお仕組まれているという中国からの「情報戦」について詳細に記していました。今回の無料メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』では、そんな北野さんの名著を紹介しつつ、日本人の情報への触れ方に警鐘を鳴らしています。

国際社会は嘘ばかり~北野幸伯『クレムリン・メソッド』を読む

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日本人の知らない「クレムリン・メソッド」世界を動かす11の原理

北野幸伯・著 集英社インターナショナル

2010年に起きた尖閣諸島における中国漁船体当たり事件は、日本中を震撼させたが、その2年前に「尖閣諸島から日中対立が起こる」ことを予測した識者がいる。本誌にもたびたび登場いただいているモスクワ在住の国際関係アナリスト北野幸伯氏である。

氏の『日本人の知らない「クレムリン・メソッド」世界を動かす11の原理』では、なぜそういう予測ができたかの種明かしをしている。

それは簡単なことで、「アメリカが撤退した後に、中国が何をしたのか」に関する事実を見てみればすぐに分かるという。

1.1973年にアメリカは南ベトナムから撤退。翌1974年1月、中国は西沙諸島の南ベトナム実効支配地域に侵攻し、占領。その後、同諸島に滑走路や通信施設を建設。

2.1992年、アメリカ軍はフィリピンのスービック基地、クラーク空軍基地から撤退。1995年1月、中国はフィリピンが実効支配していた南沙諸島ミスチーフ環礁に軍事監視施設を建設し、そのまま居座った。

要は、中国は米軍が後退した真空地帯にはすぐに侵出する、という事実である。尖閣諸島も当時、米軍が日米安保の対象にするかどうか明確にしておらず、また民主党政権の弱腰もあって、軍事的には真空地帯であった。

「国益」のために国家はあらゆる「ウソ」をつく

中国は口先では「平和的台頭」などと言っているが、「国益のために、国家はあらゆるウソをつく」というのが、国際社会の原理であり、それを見破るためには、「真実は、言葉ではなく行動にあらわれる」というのが、氏の考え方だ。

中国の「平和的台頭」に呼応するように、日本国内でも「沖縄に米軍基地はいらない」「平和憲法を守っていれば戦争は起きない」などと言う人がいまだにいる。そういう嘘に騙され続けたら、我々の子孫はベトナムやフィリピンのみならず、チベットやモンゴル、ウィグルのような目に逢うかもしれない。

それを避けるためには、こういう嘘を見破るだけの見識を我々は持たなければならない。

北野氏はロシアの外交官や情報員を養成するモスクワ国際関係大学を日本人として初めて卒業しており、国際政治の嘘を見破る方法を今回「クレムリン・メソッド」として説いている。そのさわりを紹介したい。

だから「彼がもっと優しければ、私も…」という人はすぐ別れる

職場でも、取引先でも、そしてプライベートでも、いつも悩みのタネになりがちなのが「人間関係」。いくら仕事が上手くいっていても、この人間関係がなかなか上手くいかず悩んでいる方は多いのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では、著者・佐藤しょ~おんさんが、この人間関係を劇的に改善させるための秘訣を誰よりもわかりやすく紹介。本気で悩んでいる方は、すぐに実践できるこの方法を試してみる価値はありそうですよ。

人に要求する前に自分がそうならなきゃ

「あの人がもっと優しければ、私も優しく出来るのに…」

このセリフ、マンガとか恋愛小説で男女がこじれる時に良く聞くセリフです。こういうのを読む度に、「だからお前らは別れちゃうんだよ」って毒づきたくなります。

「優しくしてくれ」ってなんで相手に先に要求しちゃうわけ? 人に要求できるほどあなたは優しいのかい? 要求できるほどエライ存在なのかい? 相手だってあなたに同じことを言いたいわけですよ。それをグッとガマンしているわけ。それなのに先にそのセリフを言っちゃうから関係が破綻するんですよ。

相手の方も同じことを思っているワケですから、ここでの解決策はひとつだけで、それは、ますは自分が先に相手に優しくしてあげることなんです。

我が家にはやんちゃな愛犬がいるわけですが、これがまた我が家の甥っ子に懐いていないんですよ。理由は簡単で、甥っ子がその犬に優しく愛情を注いであげないからです。ワンワン吼えられる度に、「オマエはうるさいんだよ、ホントに可愛くないなぁ!」って言い続けていたんですね。この犬ムカつくって言ってたので、ある時に教えてあげました。

あのね、吼えられたくなかったら、毎日頭を撫でてあげて、オマエは可愛いなぁ、良い子だなぁ~って言い続けるんだよ、って。そうしたらそれをやり始めたんですよ。その結果、チャンと犬が懐くようになったんですね。それに合わせて吼えられる回数も減ったわけです。これって当たり前ですよね。

どちらを選ぶ?「本当にあった採用面接」が究極の選択すぎる

なぜ、志望先の会社で働きたいと思ったのか。

その理由と、そして熱意を担当の面接官に熱くアピールする。

就職活動の際の企業面接といえば、基本的にこのように対応するものだろう。

だが会社側も、受けてきた全員を通すわけにはいかない。なので時には、あえて意地悪な質問を投げかけ、相手を振るいにかけることがある。

Twitterユーザー・がたろう TTLでCPUを作る爺 (@duo6750)さんが紹介している“本当にあった採用面接”も、そんな選別のための問いかけであることは間違いないだろう。

一見無害な世間話なのだが、そこには極悪なトラップが仕込まれていたのだ。

 

 

こ、これは究極の難問だ・・・。

何と言っても、相手の会社全体がどのような人材を求めているかを、たった数秒の間に見極めなければならないのである。

しかし仮に下調べを行い、事前情報としてこの“裏ネタ”を掴んでいたとしても、やはり返答には困ることだろう。

“ネームバリュー”に惑わされない力を持つという点か、あるいはしっかりと社長に気を利かせられる点か。そのどちらを求められているかは、企業HPなどには、当然掲載されていない。

とりあえず、そのような複雑な要素を省いて考えてみると、本件は学生1~3番の方が勉強は出来るのだが、4番の方が知恵はしっかりと回る感じであろうか。

 

Twitter上の反応

 

 

 

 

 

 

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

記事提供:ViRATES

子どもの理由なき「学校行きたくない」を認めても良いのか?

新学期が始まり、子どもたちは新しい環境に馴染むのに必死です。その疲れが出て、「特に理由はないけど学校を休みたい」などと言い出すことも。そんな子どもに対して親はどのように対応すべきなのでしょうか。無料メルマガ『子どもが育つ「父親術」』に、すべての親御さんの頭を悩ます問題の意外な対処法が記されています。

学校、休みたい

新学期が始まりましたね。

子どもたちは、クラス分けや担任の先生の発表に喜んだり、渋い顔をしたりする季節ですね(笑)。新しい教科書を眺めてワクワクしたり、持ち物を揃えたり記名したりで忙しく過ごしていることと思います。

そんなフレッシュな時期ではありますが、今号のテーマは「学校行きたくない」について。

子どもがそう言い出した時に、まずは学校・友人関係などで何か問題を抱えていないか、考えてあげましょう。「困っていることがあったら、いつでも言っていいからね」と、子どもが話し出しやすいように声をかけてあげることも重要です。

今日お伝えしたいのは、特に大きな問題がないのに単に行きたくない」と言っている時の対応について。

問題がなく、ただダラけて行きたくないだけなら、「そんなこと言ってないで、行きなさい」と子どもを送り出す──というのが、常識的な対応なのかも知れません。ですが、私のお勧めはそっかじゃ休もうか」。そのまま休ませてしまうという選択肢です。

子どもが張り切っている時、意欲満々の時、がんばっている時に認めて、励ましてあげるのは簡単です。でも、誰にでも、弱気になっている時、怠けたい時、がんばれない時はあるものです。

子どもがそんな低調な時にどう対応するか、というのがポイントです。

お酒の強さは「飲めば鍛えられる」って言うけどホントなの?

新人歓迎会があったり、花見があったりと、何かとお酒を飲む機会が増える春。

大勢で集まってお酒を飲むと、しばしば話題になるのが「お酒の強さ」。

「お酒の強さは鍛えられる」などといわれることもあるようですが、本当なのでしょうか?

今回は、「お酒の強さ」について解説していきます。

アルコールの分解

まずは、私たちがお酒を飲んだとき、身体の中でアルコールがどのように分解されるのかをお話していきましょう。

体内に摂取されたアルコールは、おもに胃や小腸で吸収されます。

また、吸収とともに、肝臓でアルコール分解が始まります。

胃や小腸で吸収されたアルコールは、おもに「ADH(アルコール脱水素酵素)」によって「アセトアルデヒド」に分解されます。

さらに、アセトアルデヒドは、いくつかの酵素によって分解されます。

このとき、とくに「ALDH2(2型アセトアルデヒド脱水素酵素)」という酵素が中心となってアセトアルデヒドが酸化され、酢酸になります。

さらにその後、分解されて最終的に水と二酸化炭素になり、体外へと排出されます。

では、お酒の強さは何で決まるのでしょうか?

「お酒の強さ」は何で決まる?

ご存知の方も多いと思いますが、お酒の強さは体質が大きく関係しています。

そして、この体質を決めているのが「ALDH2遺伝子」です。

ALDH2遺伝子は、大きく活性型と不活性型に分けられ、さらに不活性型は部分欠損型と欠損型に分けられます。

お酒の強さは、以下の3タイプのうち、どの遺伝子を持っているかで決まります。

活性型(NN型)

ALDH2を正常に活性させられるタイプ。活性型の遺伝子を持っている人は、いわゆる「お酒が強い」「酒豪」といわれる。白人や黒人のほとんどがNN型を持っているが、日本人を含むモンゴロイド(黄色人種、モンゴル人種)の場合、NN型を持っている割合はおよそ56%ともいわれている。

部分欠損型(ND型)

不活性型のひとつ。NN型に比べてALDH2の活性が16分の1程度のタイプ。ある程度のお酒は飲むことができる。モンゴロイドのおよそ40%がこのタイプともいわれている。

欠損型(DD型)

不活性型のひとつで、ALDH2の活性がないタイプ。このタイプの人はほとんど飲むことができず、一般的に「下戸(げこ)」と呼ばれる。モンゴロイドのおよそ4%が該当するともいわれている。

このうち、不活性型である部分欠損型と欠損型の人は、アルコールを摂取するとアセトアルデヒドの分解に時間がかかるため、顔面の紅潮、吐き気、頭痛、眠気、動悸といった症状が現れやすくなります。

このような反応のことを専門的には「フラッシング反応」といいます。

また、肝臓の大きさや年齢もアセトアルデヒドが分解されるスピードに影響を与えていて、一般的に肝臓が小さい女性、年齢が高い高齢者などは分解のスピードが遅く、フラッシング反応も出やすくなります。

このように、お酒の強さは生まれつきの体質などに大きな影響を受けています。

では、お酒を飲む量を増やすことで強くなることはないのでしょうか?

「飲めば強くなる」はホント?

最初にお話ししたように、摂取されたアルコールの大部分は、ADLやALDH2によって分解されますが、ほかの酵素によって分解されるものもあります。

そのひとつが「MEOS(ミクロソームエタノール酸化系酵素)」です。

MEOSには、もともと薬物などの身体にとって異物とされるものを代謝したり、たんぱく質を合成する働きがありますが、アルコールを分解する働きもあります。

MEOSは、慢性的にアルコールの摂取量が増えるほど、活性が誘導される酵素です。

そのため、お酒を飲むことでMEOSによるアルコールを分解するスピードが速くなることはあります。

ただ、MEOSによってアルコールが分解されるスピードが上がって一時的に飲める量が多くなっても、アセトアルデヒドを分解するALDH2の量が増えたり、働きが活性化されるわけではありません。

そのため、アセトアルデヒドが体内に蓄積され、フラッシュ反応や二日酔いを引き起こします。

また、MEOSはアルコールを分解する過程で活性酸素を発生させます。活性酸素は増えすぎると、肝細胞を傷つけるため、MEOSの働きが活性することは決して良いことではないのです。

こんなリスクもあるので注意を!

慢性的にアルコールをたくさん摂取すると、アルコールへの耐性がつき、これまでと同じ量を飲んでも酔いを感じにくくなります。

同じ量でも満足いかなくなると、自分がお酒に強くなったような感覚に陥るかもしれませんが、次第に酒量が増し、最終的にアルコール依存症を発症する危険性があります。

アルコール依存症になると、時間帯に関係なく飲酒することで社会生活に支障をきたすこともありますし、肝機能障害のリスクも高くなります。

これまでお話ししたように、お酒の強さは、年齢や先天的な体質が大きく影響するものであり、無理に飲んで鍛えるという考え方はキケンです。

ですから、安易な考えのもとに酒量を増やしたり、他人に強要することは、絶対にやめましょう。

厚生労働省の「健康日本21」では、適切な飲酒量について、「通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度である。」と記しています。

これを種類別に換算すると、ビール(中ビン)では1本、日本酒では1合、チュウハイ(アルコール濃度7%)では350mL缶1本に相当します。

お酒が飲む機会が増える季節、適切な飲酒量を心がけ、楽しく健康に過ごしたいものですね。

参考
・国税庁『あなたはお酒が強い人?弱い人?
・厚生労働省『健康21(アルコール)』

 

執筆:吉村 佑奈(よしむら・ゆうな)
医療監修:株式会社とらうべ
 

<執筆者プロフィール>
吉村 佑奈(よしむら・ゆうな)
助産師・保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。某病院での看護業務を経て、現在は産業保健(働く人の健康管理)を担当

<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

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【関連リンク】

いじめ自殺の生徒を「転校した」と説明。担任教師の軽すぎる処分

満開の桜の下、笑顔で登校する子どもたちがいる一方で、いじめが原因で学校に通えないでいる子どもたちもいます。このような不登校児を救うべく成立したのが「教育機会確保法」ですが、無料メルマガ『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』の著者で「いじめから子供を守ろうネットワーク」の代表・井澤一明さんは、「不登校児を救い、公立校をより良いものにするためにも、これを機に教育の自由化を認めるべき」と強く求めています。

教育は自由であるべきだ

4月、桜が満開です。入学式、始業式が始まり、希望にあふれる新年度がはじまりました。

しかし残念ですが、学校に通えない子たちも数多くいます。この子達の支援を目的にした法律、「教育機会確保法」が昨年末に成立し、2月から施行されています。この法律は、「不登校の子の支援」を目的に議員立法によって制定されました。主な内容としては、

  • 全ての子供が安心して教育を受けられる学校環境の確保
  • 不登校の子の学習支援の必要性
  • 「不登校特例校」、「教育支援センター」の整備に向け必要な措置を講ずる
  • 休養の必要性を認める
  • フリースクールなどの情報を提供する
  • 戦後の混乱で義務教育を修了できなかった人などへの就学機会の提供

などが盛り込まれています。この法律は「理念法」であり、具体的な中身はこれからです。

当初、自宅学習や、フリースクールなど学校外での学習を「義務教育として認める」という制度も検討されていたことが話題になりました。しかし、「学校に行かないことを安易に認めるべきではない」、「学校教育の根本を揺るがす」、「不登校を助長する」等々の反対意見が相次いだために、「学校外の学習で義務教育と認めるという案は削除されたと報道されています。

とはいえ、現実には、法律が制定される以前から、学校が認めればフリースクールは出席扱い」になり、「卒業できます。従って、この法律の制定によって「フリースクール」の実際上の「義務教育認定」がより進むことが予測されます。

そうであるならば、渡部昇一先生が提言していたように「塾を学校と認めても良いのではないかと思います。そうなれば、学校と塾の競争がより鮮明になり、公立学校もいじめ問題に対処せざるを得ない状況になるでしょう。

「いじめを止めない」、「いじめを放ったらかし」にする学校より「塾」に通わせたほうが、学力もつく、「不登校」にもならないし、安心もできる、となれば塾がさらに人気を集めることになります。子供たちも「ダブルスクール」に通う必要もなくなり、「塾」に一本化できます。

「塾」が学校よりも優位な立場になりそうですが、ここまでくれば公立の学校、つまり文科省もほっておけなくなるはずです。「教育の自由化」が進み、それぞれの子に適した学校に進めるようになることは、日本の未来のためにも有効ではないかと思います。

ヒントはテレビ。3万本ものストローが作り出すアートな写真

みなさんは普段写真を撮る機会がありますか?近年では携帯もますます進化し、お馴染みのInstagramなど、携帯で撮った写真をアプリで簡単に加工し、すぐにSNSにアップし、世界中の人々とシェアすることも一般的になってきました。私もそんな手軽な写真撮影を楽しむうちの一人ですが、もはや社会現象となりつつあるカメラの世界に登場したのは、なんと3万2千本の黒いストローでできた大きなカメラです。なぜ今の時代に敢えてアナログスタイルなカメラが脚光を浴びているのでしょうか?

2人の芸術家が生涯をかけてこだわった「ストローカメラ」

2人の芸術家が生涯をかけてこだわった「アート」が形になったストローカメラとはアートと呼ばれるものは数知れず存在しますが、どのアーティストも思いつかなかった、このストローを使ったカメラを考案したのは、スコットランド人アーティストMichael Farrell氏と、イギリス出身のCliff Haynes氏。

15歳もの年の差ながら、同じアートを追求するパートナーとして、共にこのカメラの完成に至ったのです。

Farrell氏のアートの原点は石材彫刻。その後、写真家へ転身した彼が追求したかったのは、フォトグラフィーと彫刻との融合でした。

同じく写真家として活躍していたHaynes氏とともに、それを形にしようと思いついたのが、このストローカメラ

ストローカメラは、多重視点を生み出す、3万2千の黒いストローでできています。

長さ10インチの3万本以上のストローレンズが、口径127mmのカメラの役目を果たし、ストローのうしろにある感光紙に、光がダイレクトに露光する仕組みです。

何度もの試行錯誤を経て、完成させたそう。

ドリンク用の黒いストローの他は、見事に木材のみで作られたそのカメラが映し出す風合いはなんとも絶妙で、被写体となる人物の表情とは無関係に、その人物の持つ儚い一面や醸し出す哀愁を見事に表現しているようで、つい引き込まれてしまいます。

今回、Haynes氏へ行った取材によると、まだテレビが新しい電化製品として進化を遂げていた時代に、史上初めて動く物体をテレビで遠距離放送することに成功し、特許を取得した技術者John Logie Barid氏の功績にヒントを得たのがきっかけ。

同じくその技術に興味を抱いたFarrell氏とともに今からおよそ10年前にその研究に着手し、このストローを用いたカメラ作りへと発展させていったとのこと。

具体的には3種類のストローと、波状の床材を用いた4つのバージョンを作ったのだそうです。

残念ながら、一昨年前にこの世を去ったFarrell氏の意志を継いで、現在もなおアートの世界に従事しているHaynes氏。

あらゆるものが進化を遂げ、現実とバーチャルの境界線すら見えにくくなっている現代において、彼らのような存在はとても貴重であり、物心ついた頃にはすでタッチパネルを使いこなしていたような現代の若者たちにとっては、ある意味「新しい」のかも知れません。

文明の進化はいつの時代も変わらずそこにあるものですが、アーティストたちの情熱もまた、時代に左右されずそこに存在しているもの。

これまでに築き上げてきたアナログの世界とうまく調和していけば、より一層、魅力的で唯一無二なアートが現れるのかも知れませんね。

Strawcamera 公式サイト

 

取材協力:Strawcamera

取材・文/貞賀 三奈美

中国が外国人就労者を人質化する、恐怖のランク付け制度を導入

中国でこの4月から導入された、「中国での就労許可を申請する外国人を3段階にランク付けする制度」が波紋を呼んでいます。台湾出身の評論家・黄文雄さんは自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』の中で、この新制度と悪名高い「民事訴訟法231条」により、中国の外国企業に対するスパイ行為が今後さらに加速し、有能な外国人は人質となると警告しています。

【中国】有能外国人を人質化し、外国企業をスパイし放題の中国新制度

中国 就労許可申請の外国人をランクづけする制度導入

中国政府は4月1日より、中国での就労許可を申請する外国人に対して、その能力や年齢、年収などによってABCの3段階にランク付けする制度(外国人来華工作許可)を開始しました。

Aランクはノーベル賞など国際的な賞の受賞者や大企業の幹部、Bランクは大卒以上で2年以上の実務経験がある外国企業の管理職や専門技術者、その他をCランクに位置づけました。

加えて点数制も導入し、中国語の能力や年齢、年収などの要素で点数をつけて、その合計点が85点以上ならAさん、60点以上はBランクというように、ABCに振り分けるとしています。年齢は26~45歳が15点と高く、逆に60歳を超えると0点扱いとなります。

Aランクの外国人は就労手続きが簡素化される一方、Cランク人材と認定されると中国政府から受け入れ拒否されたり居住地から追い出される可能性があるということで、現地の日本企業でも戦々恐々となっているようです。

以前、「中国に不法滞在するアフリカ人は、なぜ中国嫌いになるのか」で解説したように、たしかに中国にはいまアフリカからの移民が増えています。これは中国政府がアフリカ援助のためにビザ取得を緩和したことで起きたことですが、人材のランク付けは、働き口を求めて流入してくるアフリカ人などを追い返すための目的もあると思われます。

中国人「アフリカ系移民は声が大きくて態度が傲慢」と嘆く

かつて中国では改革開放後、上海の女性がアフリカ人と結婚し、アフリカを転身基地として欧米に移民することが流行りました。もちろん家族や親族も一緒ですから大量移民です。それが現在はアフリカからの移民が増加しているのですから、時代は変わったものです。

中国政府は以前には、人材、ことにエンジニアを得るために、日米欧の定年退職者を大歓迎してきました。そうして海外の技術を盗み獲得してきたわけですが、もはや頭打ちになったということなのでしょう。

台湾からは一時、約200万人近い企業幹部が大睦に渡り、約1,000万人近い雇用を生んできました。現在では企業幹部よりも台湾の黒道ヤクザや倒産して夜逃げする者たちが大陸に行くことが多くなっています。こうした人材も中国から駆逐したいという思いがあるのでしょう。

「日本は借金大国」という大ウソを報じた、政府とNHKの罪と罰

前回「なぜ日本人の給料は上がらないのか? 武田教授が暴露する巨大なウソ」で、財務省とそれに従う御用学者の嘘を論理的に暴いた中部大学教授の武田邦彦先生。今回のメルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』では、前回に続き「日本には膨大な借金がある」という、もはや一般常識となりつつある認識について、日本の連結決算などを引きながら真っ向から反論。「本当は消費税ゼロも可能」という、衝撃の持論を展開しています。

日本国全体には本当に膨大な借金があるのか?

読者の方は、財務省やNHKという権威のあるところが、ここ10年以上も繰り返し「日本国には膨大な借金がある」「そのツケを子供に回してはいけない」「だから消費税を上げて、財政を立て直す必要がある」というのを聞いているのだから、おいそれと著者の言うことに納得するはずもない。

確かに政府には借金がないのかも知れないが日本国全体には借金があるのではないか? と思うのが素直な日本人だろう。

そこで、何段階かに分解して、収支決算をしてみる。

まずは日本政府の連結決算だ。企業に単独の決算(子会社などを含まない決算)と、連結決算(その会社が支配している子会社などを含めて決算)の2種類があり、本当にその会社の状態を知るには連結決算を見てみなければ分からないことは誰でも知っている。

日本政府の大きな子会社は日銀だが、その外にも政府が財産を自由にできる機関は多い。それらを合計すると、資産が900兆円、国債が350兆円、徴税権が750兆円で合計約2000兆円だ。政府単独が約1000兆円だから連結にすると約2倍の資産を持っていることになる。

これに対して負債は国債が1350兆円、日銀券が350兆円で1700兆円だ。日銀券は負債のように感じられないかも知れないが、現実には日銀が「金などの裏付けなし」に発行しているので、負債は負債である。

単純な引き算でわかることだが、連結ベースの場合、資産が2000兆円、負債が1700兆円だから、差し引き300兆円だけ「余っている」。つまり連結した日本政府は赤字どころか300兆円も余っているし、日銀は日銀券をさらに発行して国債を買い上げたりできるので、利子を払わなければならない国債を自分の意思で減らすことすらできる

日本のスズキが大国インドで異常に愛される理由

以前掲載の記事「インドの自動車、2台に1台が日本車の「マルチ・スズキ」になっていた」では、インド国内の自動車メーカーシェアの約半分が「スズキ」であるという衝撃の事実をお伝えしました。なぜインドという遠く離れた異国の地で、ここまでスズキの車が愛されているのでしょうか。無料メルマガ『Japan on the Globe-国際派日本人養成講座』で、その理由が明かされています。

世界を駆ける「中小企業のおやじ」~スズキ会長・鈴木修

鈴木修がスズキに入社したのは、昭和33(1958)年だった。大学卒業後、別の企業に勤めていたのだが、2代目社長の鈴木俊三の娘婿となるのと同時にスズキに入社したのである。28歳だった。鈴木は入社した時の印象を、こう語っている。

オートバイの生産工場に行って大変なショックを受けました。工場といっても木造の平屋、いや、そんな立派なものではなく、むしろ掘っ立て小屋といったほうが正確でしょうか。…

 

組み立てラインも、ベルトコンベアーではありません。工場では、オートバイを載せた手押しの台車を組長の笛の合図で従業員が押していました。「手動コンベヤー」で動いていたのです。
(『俺は、中小企業のおやじ』鈴木修 著/日本経済新聞社)

当時は、日本全国に30社以上のオートバイメーカーがあり、その多くが浜松に集中していた。地元の浜松工業学校(現・静岡大学工学部)の卒業生が、戦争からの復員後、ホンダに続けとばかり、次々に会社設立をしていたのである。スズキもその一つだった。

ホンダの本田宗一郎もやはり作業服を着て、どう見ても町工場のおやじさんとしか見えないのに、「今にウチは世界一の二輪車メーカーになる」と事もなげに言っていた頃である。日本の自動車業界の夢多き少年時代であった。

「あると便利な」アルト

社長の娘婿だからといって、鈴木修は甘やかされたりはしなかった。逆に30歳の若さで新工場を建設するプロジェクトを任されたりして、苦労が続いた。しかし、同年配の同僚たちと力を合わせて、難関を乗り切っていった。

昭和531978社長に就任。低価格の軽自動車は、日本が貧しかった60年代には大きく伸びたが、高度成長が進むにつれて、本格的な乗用車が求められ、軽のシェアは新車市場の13%程度まで落ち込んでいた。軽自動車の市場がこのまま無くなってしまったらスズキの商売の大半が消失してしまう

「本当に軽自動車の時代は終わってしまったのか」と考え続けていたある日、かなり多くの人が「荷台のついた軽トラックで通勤しているのに気がついた。「おい、なんでトラックなんかで通勤しているんだ」と聞くと、「そんなこと言ったって修さん、乗用車に乗れるような給料をくれんじゃないか」と答える。このあたりは、まさに中小企業の社長と従業員のやりとりそのままである。

よくよく聞いてみると、社員の多くは休日に畑で野菜を作り、出荷する時に軽トラックを使う、という。また奥さんが店をやっていて、仕入れを手伝うのに軽トラックが便利、との由。

高度成長の頃には、乗用車があこがれの的で、商用車やトラックなどかっこ悪い、と思われていたのだが、この頃には、気軽に実用的なクルマを求めるニーズが広がっていたのである。

そこで、ちょうど乗用車として開発されていたアルトを後部に荷物を置くスペースをひろくとって商用車として売り出すことにした。当初の企画では、「アルト」という名は、「秀でた」という意味のイタリア語からとっていたが、鈴木は発表会で「あるときはレジャーに、あるときは通勤に、またあるときは買い物に使える、あると便利なクルマそれがアルトです」とやって、会場を沸かせた。

当時、軽自動車といっても60万円以上だったのが、47万円とし、それで利益がでるよう、徹底的にコストダウンをした。乗用車にかかる物品税15~30%が商用車ならゼロになるのも効いた。47万円という価格は発表会で大歓声を呼んだ。

アルトは大ヒットし、消えゆく運命にあると思われていた「軽自動車市場を蘇らせた