楽天市場で一番売れたキッズヘルメットは他社製品とドコが違うのか?

お子さんにとっての「はじめてのもの」は、親も大切に選びたいものですよね。そんな親心を掴んで話題になっている商品があります。今回の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』では著者でMBAホルダーの青山烈士さんが、人気の幼児用のヘルメットと胸部プロテクターの戦略と戦術を詳しく分析しています。

はじめて選ぶ商品

今号は、幼児用のヘルメットと胸部プロテクターを分析します。

株式会社マグクルーズが展開する幼児向けの自転車用のヘルメットとチェストプロテクター

幼児の頭と胸部を守りたい方をターゲットに「モノづくりへのこだわりやスペシャリスト」に支えられた「幼児向けサイズがある」「強固に保護してくれる」等の強みで差別化しています。

ヘルメットデビュー専用など、はじめての方(幼児)向けというメッセージが、幼児の親にとってはシンプルに伝わりやすく、注目を集めています。

■分析のポイント

キックバイクをご存知でしょうか。幼児向けのペダルの無い自転車のようなもの、足でこぐ自転車と言えば、イメージできる方も多いと思います。そのキックバイクに私の3人の子どもたちも乗っていましたが、上の子の世代より、下の子の世代の方が持っている子どもの比率が高いです。ですので、公園では、キックバイクに乗っている子どもが年々、増えている印象です。

親から見たキックバイクの魅力は、自転車にスムーズに移行できることです。バランス感覚が身に付くので、キックバイクに乗れる子はすぐに自転車に乗れるようになります。心配事としては、スピードがかなり出ることです。転倒や接触をすればケガをする可能性が高いです。

マグクルーズの公式オンラインショップにも記載がありますが、自転車での交通事故での死亡者の怪我の部位トップは頭、2番目が胸部となっています。頭を守る重要性は、認知度が高いため、ヘルメットを着用している子どもは多いですが、胸部プロテクターを着用している子どもはほとんどいません。まだまだ、胸部を守ることの重要性は認知されていない状態ということでしょう。そのような状況の中で、マグクルーズは、胸を守る重要性を伝えつつ、はじめての胸部(チェスト)プロテクターとして訴求しているわけです。

胸を守る重要性の認知度が高まってきたときに、はじめての胸部(チェスト)プロテクターというブランドイメージはユーザーから見ると、購入候補に入る可能性が高いです。買い手から見て、はじめて購入する方に向けられて作られていることが、すぐにわかりますからね。購入経験のあるモノより、初めて購入するモノの方が迷うものです。

迷っている親からすると、はじめての方(幼児)向けに作られているものは、まさに自分向けに作られていると思うでしょう。特に幼児向けであれば、安心感を得たいので、同じような小さなお子さんを持つ親が、”はじめて選ぶ商品”というポジションは非常に強力です。

マグクルーズは、「はじめてのヘルメット」で成功をおさめていますので、その成功を横展開する形で「はじめてのチェストプロテクター」をリリースするというのも自然な流れかもしれませんね。

キックバイクにしても、自転車にしても、現時点で、事故や転倒を100%防ぐことはできません。であれば、転倒などが起きた時の影響を最小限にすることは大切なことだと思います。私もそうでしたが、一度、ヒヤッとする思いをしないと自分は大丈夫と思ってしまいがちです。

今後、チェストプロテクターが普及していくことを願いつつ、マグクルーズがどのように訴求していくのか注目していきたいです。

 

これはもう手放せない。年配者にこそ使ってほしい「お薬手帳アプリ」

薬局で処方箋を出すと必ず「お薬手帳はお持ちですか?」と聞かれますよね。毎回持っていくのは大変だな…と思ったことはないでしょうか。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では一級建築士でマンション管理士の廣田信子さんが、ご自身が感動したという「お薬手帳アプリ」について熱弁。全力でお勧めしています。

今さらですが、「お薬手帳アプリ」が便利で便利で!

こんにちは!廣田信子です。

若い方々は使っている方が多いみたいですが、私は使っていなかった「お薬手帳アプリ」を友人の勧めで使い始めました。そうしたら、便利で、便利で、びっくりしました。

よく行く薬局の名前でつくれば、何も作業をしなくても、お薬を出してもらうと、(過去のものもです)お薬リストや用法が入力されていて、アプリを開くとすぐ一覧で出てきます。

薬局でもらう、薬の説明書をとっておく必要がないのです。お薬手帳をもう持っていなくてもOKです。それに、病院に行った日のリストで出てきますので、記録が正確です。

なんて、もう使っているよ…と言う方には、今さらの情報ですみません。その便利さがたまらないので、つい言いたくなりました。

いつ、どんな薬を出してもらっているか…は、スマホさえあればいつでも目に入ります。思いもかけないところで、今飲んでいる薬は?と聞かれれても平気です。薬をいろいろな医院でもらうことが多くなる高齢者の方には、ほんとうに便利だと思います。

今、お薬手帳アプリを利用している人は200万人に達しているといいます。若い方が多いようですが、高齢者の方には、ぜひ使ってほしいと思いました。

いつも行く薬局と違う薬局で、お薬をもらった場合は、お薬手帳アプリを使っていることを言うと、すぐ登録できるQRコードを発行してくれるみたいです。

いろいろなアプリがあっても、何となく使いにくいものもありますが、(私も面倒になってやめてしまうものもあります)お薬手帳アプリは、誰にでも使いやすいです。

これはいいですよ~と言いなくなりました。まだの方はぜひお試しください。

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年金受給資格のなかった人が年金を貰えるようになる「特例」とは?

老齢の年金を貰うために必要な受給資格の中に、保険料納付済み期間というものがあります。実はこの期間には定義があり、ちょっと勘違いをしやすそうなものなのだとか。今回のメルマガ『事例と仕組みから学ぶ公的年金講座』では著者で年金アドバイザーのhirokiさんが、 年金受給資格について詳しく解説し、また、年金受給する資格のなかった人が「特例」で貰うことのできるケースがあることも事例を用いて詳しく話しています。

 

年金受給する資格の無かった人が「以前よく使われていた特例」で貰えるケースとは?

年金受給資格期間を考える時に必ず覚えておくものがあります。

「保険料納付済み期間+免除期間+カラ期間≧10年」

年金記録を見た時にこれを満たしていないと、老齢の年金が貰えません。

なので年金を貰えるかどうかはまずここを確認します。

なお、平成29年7月31日までの制度は10年ではなく25年でした。

上記の式のようなものは老齢基礎年金を貰う場合の条件です。

老齢基礎年金を貰う条件である先ほどの「保険料納付済み期間+免除期間+カラ期間≧10年」を満たした上で、厚生年金に加入した期間があると、老齢基礎年金に上乗せで老齢厚生年金を貰う事が出来ます。

あくまで「保険料納付済み期間+免除期間+カラ期間≧10年」というのは老齢基礎年金を貰うための条件であります。

だから老齢基礎年金の受給資格と呼ばれます。

老齢基礎年金が貰えれば、その他の厚年とか共済はついでに上乗せで貰う事が出来ます。

昭和61年4月以降は全員が老齢基礎年金を貰う上で、厚年期間があるなら上乗せとして老齢厚生年金を支給するという位置付けになりました。

さて、「保険料納付済み期間+免除期間+カラ期間≧10年」の中を見てみると、「保険料納付済み期間」というのは国民年金とか厚生年金保険料を納めた期間ならどこでも含みそうですよね。

ですが、保険料納付済み期間というのは定義があります。

20歳から60歳未満の国民年金第1号被保険者としての期間、国民年金第2号被保険者期間としての期間(20歳から60歳未満の期間)、国民年金第3号被保険者(20歳から60歳未満の期間)としての期間をいいます。

昭和36年4月から昭和61年3月までの国民年金や厚生年金加入期間は、国民年金第1号被保険者や国民年金第2号被保険者期間とみなす期間ですのでこれも含みます。(1号被保険者は60歳以降の任意加入の部分も納付済み期間となります)

原則として20歳から60歳未満の間で考えます。

どこでもいいから年金保険料納めたところ=保険料納付済み期間とはならないんですね。

 

 

【夢診断】「思うように進まない電車」の夢は何を意味するのか?

正夢、逆夢、悪夢に吉夢。毎日見ているらしい夢でもすぐに忘れるものもあれば、ずっと覚えているものもあります。印象的な夢を見ると、何か意味があるのではないかと気になりますね。今回、メルマガ『富田隆のお気楽心理学』著者で心理学者の富田隆教授が診断するのは、「電車がノロノロ運転でときどき止まり、なかなか次の駅に着かずイライラする」という夢。いかにも“うなされそう”なこの夢は何を示しているのでしょうか。

動かない電車の夢を見ました

Question

shitumon

33歳男性、自営業、独身です。あまり気持ちの良くない夢を見ました。自分なりに分析を試みたのですが、すっきりしません。先生のご意見をお聞かせ頂ければ幸いです。

夢で電車に乗っています。私は、通勤のために電車を使うことはありません。昔、通学に電車を使っていたことはありますが、夢の中の自分は現在の自分だと思います。午前中の通勤時間帯のようですが、満員ではありません。座席は埋まっていて、私はつり革につかまって立っています。

ところが、この電車がやたらにゆっくりなのです。前の電車と接近しているためというアナウンスがありました。時々、止まってしまいます。「次の駅で、バスかタクシーに乗り換えたい」と思うのですが、なかなか駅にも到着しないという有様です。

私以外の乗客は、スマホを見ていたり、眼をつぶっていたり、皆落ち着いていて、こうした状況に慣れている感じです。どうやら、イライラしているのは私だけです。私は、人をかき分け、ドアの近くに移動して、「今度止まったら、非常用のコックでドアを開け、電車を降りよう」と考えています。

すると、私の考えを読み取ったかのように、「列車の外に出ることは非常に危険です」という警告のアナウンスが流れました。私は、「もう少しだけ我慢するしかないな」とスマホを取り出し、ツイッターの投稿などチェックし始めますが、しばらくすると、「こんなことしていてもしょうがない」と、また、ドアを開けようと思い直します。

夢は、このあたりで途切れてしまって、この先の展開は無かったと思います。ただ、朝になり起きた後も、記憶に残っていて、気にはなるのですが、最近、似たような体験をしたわけでもなく、電車絡みで思い当たることもありません。自分が最近、生活面で何か「イライラ」を抱えている象徴ではないか、というところまでで、分析は行き詰っています。先生のご意見を伺いたく、メールさせていただきました。よろしくお願いいたします。

二度の閉館危機を乗り越えた奇跡。昭和の香りただよう映画館「川越スカラ座」物語

江戸から昭和初期にかけての旧き佳き街並みが残り「小江戸」の愛称で知られる、埼玉県では「秩父」と並ぶ一大観光地・川越(かわごえ)。

コロナ禍前は、日本人のお年寄りの団体観光客やインバウンドの外国人観光客で大いに賑わい、食べ歩き用のフード片手にブラブラ歩く人で足の踏み場もないほど混雑していましたが、コロナ騒動後は、昨今のレトロブームも手伝ってか、日本の若者世代の姿が目立つようになり、休日にはレンタル着物を身につけた女性たちが散策を楽しむなど、街の様子も随分と若返りました。

蔵造りの商家や洋館、看板建築などを改装した土産物店などが建ち並ぶ賑やかな目抜き通りを抜けて、中心街の路地へ一歩足を踏み入れると、江戸の風情を今に伝える「小江戸・川越のシンボル」が見えてきます。それが、かの有名な「時の鐘」(ときのかね)。

江戸時代初頭から城下町・川越に時を告げてきた鐘つき堂「時の鐘」(現在は4代目で、明治26年の大火後に再建されたもの)は、観光地・川越の中でも撮影スポットとして有名なエリア。休日ともなれば「さつまいもチップス」とスマホを持った若者たちが、塔屋をバックに自撮りする光景がよく見られます。

そんな「時の鐘」から歩いて数分の裏路地に数十年以上もひっそりと佇んでいる、昭和風情ただようレトロな映画館があることをご存知でしょうか?

それが今回ご紹介する映画館「川越スカラ座」です。川越散策の時に偶然、路地を入ってこの映画館を見つけた人もいらっしゃるのではないでしょうか。

市民に愛される街の映画館「川越スカラ座」

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明治38年(1905)に寄席「一力亭」としてスタート、昭和15年(1940)に現在の原点となる「川越松竹館」という映画館に代わり、以来80年以上に渡って川越市民の目を楽しませてきた川越スカラ座ですが、過去に一度、閉館の危機があったのです。

先代の支配人が閉館を決めたのは2007年5月のこと。しかし、子どもの頃からスカラ座で映画を見て育った「映画館を存続させたい」という地元の人々によって賛助金が集められて復活を果たしました。

そんなスカラ座は、2015年よりメルマガ『川越スカラ座メールマガジン【有料版】』を弊社「まぐまぐ!」を使って発行しています。この復活劇を成し遂げた際に苦労したことは何だったのか、現在も14年に渡って営業を続けているのはどんな方々なのか、そして有料版のメルマガを発行するきっかけは何だったのか、緊急事態宣言の明けた10月にMAG2 NEWS編集部が詳しいお話を伺いに行って参りました。

 

『川越スカラ座』支配人・舟橋一浩さん、番組編成&メルマガ担当・飯島千鶴さんインタビュー

──いつも毎週金曜日のメールマガジン発行ありがとうございます。映画館が有料メルマガを発行するのは珍しいケースだと思いますが、まずはメルマガ発行のきっかけからお聞きしてもよろしいでしょうか?

飯島千鶴さん(以下、飯島):初めは前任者が別のプラットフォームから無料メルマガを発行していたんですが、退会や登録の管理を自分たちでしなければならず大変で、これは「まぐまぐ!」さんにお願いした方が楽なんじゃないかということで、私が2014年から「まぐまぐ!」を使って無料メルマガの発行を始めたんです。そのちょうど1年後の2015年に有料メルマガを始めたんですが、そのきっかけが自民党の河野太郎議員の発行するメルマガを知ったことでした。河野議員がまぐまぐから『ごまめの歯ぎしり』という無料メルマガと『ごまめの歯ぎしり 応援版』という、無料版と中身はまったく同じだけど有料版を購読することで応援できるメルマガを出していることを知って、それにヒントを得て「川越スカラ座を資金面で応援してもらえるメルマガを同時に出したい」とまぐまぐさんにお願いして『川越スカラ座メールマガジン』という無料版と、『川越スカラ座メールマガジン【有料版】』を発行することにしました。有料版は先行予約枠などの特典をつけることで差別化しています。

──何と有料版のきっかけは河野太郎議員のメルマガだったんですね。そもそも2007年に一度は閉館した川越スカラ座の営業を引き継ぐことになったきっかけは何だったのでしょうか?

舟橋一浩さん(以下、舟橋):私も飯島も幼い頃から川越市で育ったんですが、この街にはスカラ座ともう一つ「ホームラン劇場(シアターホームラン)」という映画館があったんです。その映画館が2006年2月に閉館してしまい、川越に残ったのが当時このスカラ座だけになってしまいました。のちにシネコンが南古谷というところにオープンしたりはするんですが、昔からある映画館はスカラ座のみになったんです。そんな中、先代の支配人とイベントをきっかけに知り合いまして、支配人がご高齢のため映画館の存続が難しいことを知りました。2007年5月に一度スカラ座は閉館したんですが、すぐに地元のスカラ座を愛する仲間たちと映画館の営業を引き継ぐために奔走しまして、まずはスカラ座を運営するためのNPO法人「プレイグラウンド」を立ち上げて、いろいろな方々のご協力によって復活させるための賛助金も集まり、閉館から3ヶ月後の2007年8月に復活させることができました。

──わずか3ヶ月で復活とは驚きました。

舟橋:私はプレイグラウンド設立時の理事のひとりで、当時は代表ではありませんでした。そして設立当時の理事たちは2011年の東日本大震災の時に一度閉館を決めたんですが、復館当時から関わっている現場スタッフと飯島が継続を希望し、私に残ってほしいと説得したんですね。そこで私がNPOの代表と支配人になって、飯島たちが辞めた理事たちの代わりに理事になって現在に至る、という感じですね。

飯島:3.11を機に閉館すると言われたときはショックを受けたものの「しょうがないかな」という気持ちも私にはありました。でも、最初から現場で働いている私より15歳も下の女性スタッフの「応援してくれているお客さんをがっかりさせたくないし、震災で心細い思いをしている一人暮らしのシニアのお客さんがうちに来て顔見知りのスタッフの顔を見たら少しは安心するのでは」という言葉を聞いて、それなら付き合おうじゃないかと思った次第です(笑)。ここまで続けてこられたのは彼女のその発言があってのことだったと思います。当時は、まだ先代がご存命で、私ともうひとりのスタッフがスカラ座を続けたいと話すと喜んでくれました。

──3.11の時にも閉館危機があったんですね。これも皆さんの「スカラ座を存続させたい」という強い思いがあったからですね。スカラ座さんの他館ではあまりかからないがマニアックすぎない絶妙なプログラムは飯島さんの編成でしょうか?

飯島:はい、今は私が一人で番組編成を担当しています。私は復館時に募集していたボランティアに応募し、しばらく無償ボランティアとして関わっていましたが、有償ボランティアからアルバイトスタッフを経て、当時の番組編成担当が出産で辞めることになって、私が引き継ぎました。

──上映中の高畑充希主演『浜の朝日の嘘つきどもと』(10月15日に上映終了)は、スカラ座がロケ地として映画の中に登場しますが、映画のロケ地になることは多いのでしょうか?

飯島:そうですね、だいたい映画製作会社から話が来るんです。亡くなった志村けんさん主演予定で沢田研二さんが代役を務めて話題になった『キネマの神様』もスカラ座が映画館としてロケ地に使われました。『浜の朝日〜』の登場シーンは一瞬なんですけど、『キネマの神様』はガッツリ使われているんです。今年の11月13日から2週間、ここスカラ座でその『キネマの神様』を上映しますので、よかったら観に来てください(笑)。スカラ座のスタッフたちもエキストラで出演しています。

──あの話題作でもロケ地に使われているんですね。ロケ地の映画館で『キネマの神様』を観られるのは本当にぜいたくですね(笑)。

舟橋:都内近郊に古い映画館がうちくらいしかないので、ロケ地によく利用されるんだと思います。前は三軒茶屋にあったんですが、そこが閉館してからは都内周辺に残っている古い映画館はうち以外だと地方まで行かないとないですね。

──上映中の『浜の朝日の嘘つきどもと』は、閉館寸前の映画館を復活させるというお話ですよね。まさにスカラ座も閉館から復活した映画館ですから、この映画を観るお客さんからの反応も違いますか?

飯島:実は、お客さんの反応がむちゃくちゃ良いんですよ。上映が終了した後に、イベントの時以外にはめったにない拍手が起きたり(笑)、いつもよりお客さんも入っている感じですね(現在は124席のうち62席のみ使用)。『浜の朝日〜』の中では、スカラ座は客席で映画を見ているシーンでロケ地として登場するだけなんですが。

舟橋:やはり映画の内容とシンクロするものがあるんでしょうね(笑)。

──映画を上映する側としても、イベントでもないのに拍手の反応があるというのは嬉しいですよね。2020年は映画館もコロナの影響で休業になっていましたが、その後の経営は厳しいのでしょうか?

舟橋:最初の緊急事態宣言の時は休業させられたのでどうなるかと思いましたが、その後はあまり大きな影響はなかったですね。もともと小さな映画館なので売上もフラットな感じでした。税理士さんからも「思ったより落ちていないから、このまま行けそうだ」と言われました(笑)。

飯島:最初の宣言の時は、多くの賛助会員のみなさまに助けられましたね。わざわざ賛助会員費を直接もってこられた方もいました。もともと映画館存続のためのグッズをネット販売しているんですが、過去最高の売上になりまして、多くの方々から励ましの声が届いて感動しましたね。「ミニシアターエイド」の動きもありましたし。

──これからも素晴らしい映画をここ川越で届けてください、応援しております。そして読者のみなさまには、有料メルマガの会員になることで川越スカラ座を応援することができますので、メルマガ購読をご検討くださいとお伝えしたいです。本日はお忙しい中ありがとうございました。

昭和38年頃から変わらないという映画館の内装は、どこか懐かしく、そして温かみを感じさせる空間でした。かつて浅草や池袋へ観に行った映画館の面影が、ここ「小江戸」川越に残っていることに感動しつつ、こうした映画を愛する地元の人々からの支援によって存続していることにも感動させられました。川越スカラ座がロケ地として登場する『浜の朝日の嘘つきどもと』は、10月15日(金)まで10:30~12:29に上映されています。東京から電車ですぐの観光地「川越」で、昭和の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか?

 

映画『浜の朝日の嘘つきどもと
福島県・南相馬にある映画館「朝日座」に、茂木莉子と名乗る女性が現れる。経営が傾いた「朝日座」を立て直すために東京からやってきたというが、支配人・森田保造は突然のできごとに驚きを隠せない。すでに閉館が決まり打つ手がないと諦めていた森田だが、見ず知らずの莉子の熱意に少しずつ心を動かされていく。(脚本・監督:タナダユキ、主演:高畑充希、大久保佳代子など 上映時間:114分 DCP上映) 

「川越スカラ座」公式ホームページ

『浜の朝日の嘘つきどもと』公式サイト

● 『キネマの神様』公式サイト

早くも失望。岸田首相、話は「聞く」が行動の伴う「効く」には至らぬ限界

岸田首相が折に触れ挙げるのが、「人の話をしっかり聞く」という自身の特技。しかし一国の宰相の「聞く力」に求められるハードルは、当然ながら高いものであることは言うまでもありません。事実、早くもいくつかの失望が決定的になったと指摘するのは、要支援者への学びの場を提供する「みんなの大学校」運営者の引地達也さん。引地さんは今回、自身のメルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』でその「2つの失望」を取り上げるとともに、リーダーの聞く力に対して絶対評価上の完璧が求められる理由を記しています。

 

「話を聞く」首相への完璧な期待と失望

精神疾患のある方への支援は「話を聴く」ことが基本である。

疾患により日常や他人、社会とずれてしまっている状況を正しく知るために、その人の精神から発した「現実」に近づいて、その方の内発的な苦しみや悲しみ、憤りを自分事として捉えて、適切な対応をしていくためには、まず「聴く」ことから始まる。

私も日々、「聴く」ことからしか仕事が始まらないのだと自覚して、面談や電話、最近ではメールやラインでそれぞれの胸の内を「聴く」(文字の場合は読む)ことで、何をすればよいかを考え、適切な行動を考え抜く連続である。

だから、今回就任した岸田文雄首相が自分の特技を「聞くこと」だと強調したことは、政治家としては珍しいフレーズだと感心しながらも、心配のほうが先立ってしまった。

聞く、という行為は簡単なことではない。

それは深い哲学への道の一歩だから、結果的に政治家の「聞く」の価値を下げてしまい、またもやの政治不信につながる、という懸念である。

自分の「売り」だと言わんばかりの、「聞くこと」宣言は、多方面で期待という反応を引き起こしている。

首相が何の仕事もしていない時の「期待しかない」ハネムーン時期のメディアによるご祝儀報道は、岸田首相の地元の声として誠実な人柄と聞き役である人物像を重ね合わせて、肯定的な見解を増幅させ、これも期待を助長している格好。

旧来との違いが強調されるのは、これまでの政治が聴かなかった証左であり、特に安倍晋三、菅義偉と続いた政権が聞かなかったからこそ、この言葉が生きてきている。

自分を押し出そうとした戦略は、それまでとの相対評価として吉と出たかもしれないが、絶対評価の「聴く」として評価されるのは、おそらく道のりは遠いだろう。

悲観的になる前にすでにいくつかの聞いたことによる事例が出ている。

まずは金融所得課税。格差是正に向けた方策のひとつとして発言したものが、株価の下落を招いた模様で、周囲から聞いた結果からか、軌道修正を余儀なくされた。

株価の変化はその原因を断定することは難しいが、当然ながら成長と分配の好循環をうたう中で、株価は重要な成長指標。

それが、分配を優先する格好となる税制の見直しは、即座に片一方を刺激する。

所信表明演説の中で、「成長か分配かではなく、成長も分配も」と啖呵を切ってしまったが、聞くことを重要視している人の発言としてそれも心配である。

安倍元首相の場合、演説は理念の通達であり、完全なモノローグの独演会に野党が野次を飛ばすセレモニーだった。

今回は、聞くことを大切にしている人だから、モノローグからダイアローグにシフト転換だと周囲も期待し、聞かなければならないと思ってみたら、割と強い理念を語ってくる。

 

韓国与党で内ゲバ勃発。大統領候補巡り知日派議員と党本部が対立

先日掲載の「韓国大統領の大本命にスキャンダルか。『大庄洞ゲート』の驚天動地」でもお伝えしたとおり、大統領予備選挙を巡り揺れに揺れる韓国。そんな中、またも新たな紛争が勃発したようです。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、10月10日に決定した民主党の大統領候補に対する「異議申し立て騒動」を詳しく紹介。党本部とその決定を不服とする候補者双方の主張を伝えながら、騒動のさらなる激化を予想しています。

【関連】韓国大統領の大本命にスキャンダルか。「大庄洞ゲート」の驚天動地

民主党の大統領候補決定に不服

10月10日に、民主党の大統領候補が李在明(イ・ジェミョン)に決定李在明に決定した。しかし翌日に第2位につけていた李洛淵(イ・ナギョン)側から「その決定は承服できず」という異議申し立てが提出されて、今現在、民主党の内部はしっちゃかめっちゃかとなっている。その状況をほぼ生中継的にお伝えしたい。この状況は毎日変化があるものとみられる。変化のあるごとにお伝えしたい。

民主党大統領選候補に李在明京畿道(キョンギド)知事が選出された翌日の11日、民主党内で党内選挙不服事態が現実化した。李洛淵元民主党代表側は、決選なしに大統領選候補を確定した党の決定に対して公式的な異議申し立てをした。しかし民主党指導部は「民主党の大統領選候補は李在明」とし、再決選要求を拒否した。党内選挙の過程で静まらなかった葛藤が、無効票論議を基点に爆発した状況で、しばらく内部混乱が続くものとみられる。

李洛淵陣営は11日午後、ソウル汝矣島(ヨイド)の民主党本部を訪れ、「特別党規59条1項有権解釈に対する異議申し立て書」を提出した。キャンプ総合状況本部長を務めている崔仁昊(チェ・インホ)議員は「党最高委員会で決選投票のための異議申し立てに対して即刻の論議と受け入れを望む」とし「指導部の安易な判断がことをこんなにまで悪化させた。決選投票導入が真の支援チームへの道」と述べた。

これに先立ち、李洛淵元代表側は国会記者会見で、途中で辞任した丁世均(チョン・セギュン)元首相と金斗官(キム・ドゥグァン)議員の得票した約2万8,000票の無効処理の撤回を求めた。彼らは「党憲党規を正しく適用すれば、李在明の得票率は49.32%であり、過半数に達しなかった」とし「党憲党規によって必ず決選投票が行われなければならない」と主張した。

この問題が早期に決着しない場合、大統領選挙を控えて法的攻防が繰り広げられる可能性もある。李洛淵キャンプ共同選挙対策委員長の洪永杓(ホン・ヨンピョ)議員は「私たちはすべての方法を動員してでも、決選投票の実現のために努力する」とし「正当で合理的要求が受け入れられない場合は、本当にその事態に対して責任を負わなければならない」と警告した。李在明側は、「指導部の判断を待つ」とし、正面対応を自制した。陣営間の正面衝突の様相に飛び火しないように管理しようとする姿がありありだ。

戸田恵梨香の暴走に松坂桃李が激怒!?瞑想にハマった妻に夫もあきれ顔、共演者たち巻き込み「大迷惑」夫婦関係に亀裂か

今や芸能界でもトップクラスの憧れの夫婦といわれている女優・戸田恵梨香(33)と松坂桃李(32)。共に売れっ子の人気俳優ながらお互いを理解し、リスペクトしあう姿が好感を得ているようだ。しかし、そんな戸田&松坂夫妻にある心配な出来事が起きているという。

戸田恵梨香がどっぷり瞑想にハマって大迷惑!?

9月まで放送された主演ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)が好調のまま幕を閉じた戸田恵梨香。東京五輪の影響を受けた回以外は二桁視聴率をマーク。全話平均視聴率が11.4%と、大ヒットといって過言ではない数字を叩き出した。

結婚後も忙しく女優業を続ける戸田、人妻となってもその人気は衰えることがなさそうだ。

そんな戸田にある疑惑が持ち上がっている。それは戸田が“瞑想”にハマっており、一部から心配の声があがっているという。

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戸田が迷走にハマったきっかけは2019年まで遡る。当時戸田はNHKの朝ドラ『スカーレット』に主演していて、長期間に及ぶ大阪生活を送っていた。

もともと神戸出身とはいえ、関西にいたのは中学卒業まで。慣れない大阪での一人暮らしと朝ドラという極度のプレッシャーから、戸田は集中力を高めるために瞑想をするようになったといわれている。

瞑想というリラックス法が戸田にマッチしたのか、その後も瞑想の魅力にハマっていった戸田。

今年7月に放送された『しゃべくり007』(日本テレビ系)に番宣のためゲスト出演した戸田は、「瞑想を学んで無になりたい」と番組にリクエスト。人気の瞑想講師をスタジオに招き、椅子を使った瞑想の方法を教えてもらった。

バラエティ番組ということもあり、中身は笑いの方向へと進んでいってしまったが、そんな瞑想企画を公然と「やりたい」というほど、戸田は瞑想にどっぷりハマっているのだ。

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大島優子&林遣都夫妻…“瞑想の和”は俳優仲間たちにも

そんな戸田恵梨香の瞑想は芸能界の仲間にも波及。

7月に結婚したばかりの女優・大島優子(32)も戸田の影響で瞑想にハマり、今では夫の林遣都(30)とともに夜な夜な瞑想アプリで心を整えているという。週刊女性が報じた。

現在、NHKの土曜ドラマ『正義の天秤』に出演している大島、夫の林も先日まで舞台に出演していたばかりだが、忙しくする二人が家で揃った日には瞑想するのがお決まりとなっているようだ。

ちなみに、大島と林が交際を始めたきっかけは戸田が主演したドラマ『スカーレット』での共演。瞑想は3人のつながりから広がっていったとみられる。

大島や林のように自ら瞑想を取り入れ、プラスに作用すれば問題はないが、そうではないケースも起きているという。

「どうやら戸田さんは共演者に瞑想の魅力を力説し、色々な人に勧めているようです。もちろん悪いことではありませんから問題はないのですが、あまりにごり押しされると迷惑に感じてしまう人も…。忙しい戸田さんがやってみて良いと感じるのであれば、変なことではないと思いますが」(スポーツ紙の芸能記者)

一部からは瞑想にハマってしまうほど、戸田の精神状態が良くないのではと心配する声もあがっている。

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大人気女優・戸田恵梨香を支える大切なものとなっている瞑想。果たして、夫である松坂桃李はどう思っているのだろうか。

逆らう政治家は吊し上げろ?財務省「バラマキ批判」発表の大勘違い

財務省事務方トップの矢野康治事務次官が、与野党による経済政策論争を「バラマキ合戦」と強く批判した記事が月刊誌「文藝春秋」に掲載され大きな話題となっています。なぜ矢野次官はこのような論文を寄稿するに至ったのでしょうか。今回のメルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』では京都大学大学院教授の藤井聡さんが、そのウラ事情を探るとともに、そもそもこの「バラマキ批判論文」が間違いだらけであることを様々な資料を挙げつつ解説しています。

(この記事はメルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』2021年10月9日配信分の一部抜粋です)

 

矢野・財務省事務次官の「国家財政は破綻する」論文が間違いだらけであることを丁寧に解説いたします

この度、文藝春秋誌に財務省の現役の事務次官・矢野康治氏の「財務次官、モノ申す:このままでは国家財政は破綻する」という記事が発表されました。

この記事の主旨は要するに、次の様なものです。

まず、総裁選や総選挙における総裁候補や与野党の代表らによる「バラマキ合戦のような政策論」を聞いていると、「これは本当に危険だ」と憂いを禁じ得ない、これは「タイタニック号が氷山に向かって突進しているようなもの」であり、「このままでは日本は沈没」してしまう。だから、「やむにやまれぬ大和魂」を持つ自分は、もうじっと黙っているわけにはいかない、「ここで言うべきことを言わねば卑怯でさえある」と思うので、「心あるもの言う犬」「有意な忠犬」(一公務員)として、「どんなに叱られても、どんなに搾られても」

(a)プライマリーバランス黒字化目標(国債発効規制)を取り下げるな
(b)消費税減税は絶対止めよ
(c)10万円の給付金などの損失補償を、絶対止めよ

と、「勇気をもって意見具申」します、というものです。

つまり、矢野氏は自分にはやむにやまれぬ大和魂があるので、クビになろうがどうなろうが、日本のために言うべき事を言うのだ、と言っているのです。

(1)矢野氏記事内容は財務省の公式パンフレットごときもので、大和魂とは無縁である

しかし、矢野氏はその原稿の中で自分自身の事を、幕府に盾を付いて死罪となった吉田松陰の様なヒーローの様に脚色していますが、それは吉田松陰に対して誠に失礼な話です。そもそも松蔭は「老中暗殺計画」という政府の重要役人を暗殺しようとしたため死罪になったのです。

一方で矢野氏が主張している(a)~(c)はいずれも、安倍内閣、菅内閣、そして岸田内閣の基本的な政策方針に他なりません。つまり矢野氏は、「大和魂」なり「勇気をもって意見具申せねばならない」などのヒロイックなもったいぶった文言とは裏腹に、単に政府の既定路線を繰り返し主張しているに過ぎないのです。

というより、彼がこの記事で主張しているのは、彼自身が事務次官として所管する「財政審」などの会議体で、(a)~(c)が正しいと言う(意見を持っているが故に選定したとすらしばしば疑われすらする)有名大学経済学部教授等による、(a)~(c)が必要だという発言に基づいて、財務省として省として決定したものを、内閣に上げて「閣議決定」してもらった方針そのものです。

(もちろん、(b)や(c)は積極的に決定したものではないものの、給付金や減税派、そういう主旨の政治決定があってはじめて実施されるものでありますから、それを頑なに財務省は拒否し続けることはすなわち、(b)や(c)を政治決定していることと同じ重みを持つのです)

したがって、こうした財務省決定、閣議決定で決まった事を雑誌で公表する事など、吉田松陰の命すら厭わぬ大和魂に基づく諸種の振る舞いとは縁もゆかりも無い振る舞いと言わざるを得ません。

さらに言うなら、その記事は単、財務省の公式見解を解説する財務省パンフレットのごときものとすら言いうるもの。そんな財務省パンフレットごときものを、大和魂があるから具申するなぞと脚色するなど、自意識過剰も甚だしいと言われても致し方無きものでしょう。

それが証拠に、矢野氏はこの記事を公表する前に、上司にあたる麻生財務大臣に、記事の公表について了解を得ています(それを、現在の上司にあたる鈴木財務大臣が公言しています)。

財務省事務次官が異例の寄稿 衆院選の政策論争「バラマキ合戦のよう」と批判

しかも、「政府の方針を否定するようなものではないと受け止めているし、中身が問題だと思っていない」と現・鈴木財務大臣は公言してすらいます。

これは単なる一サラリーマン、一組織人として至って普通の行為ですが、そんな当たり前のお役所仕事をしておいて「大和魂で具申する」と言うなど、他人として見ているだけでも穴があったら入りたくなる程に恥ずかしい話に思えます。

 

ツッコミどころ満載の岸田首相「所信表明」28箇所で浮上した4つの問題

10月6日公開の記事「岸田首相よ、正気か?『新しい資本主義』を謳う新政権の危険な経済オンチ」では、岸田政権が「取るしかない」4つの経済成長政策を提示した米国在住作家の冷泉彰彦さん。その2日後には首相が臨時国会で所信表明演説を行いましたが、そこで語られた内容は今後の日本経済を再生に導き得るものだったのでしょうか。今回冷泉さんは自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で、所信表明の「経済政策」全文を詳細に検証。そこから見えてきたのは、「4つの問題」に鈍すぎる岸田首相の姿でした。

【関連】岸田首相よ、正気か?「新しい資本主義」を謳う新政権の危険な経済オンチ

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2021年10月12日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

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テーマ:総選挙展望と日本の課題
日時:2021/10/22(金)21:00~ ※90分程度を予定

 

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所信表明演説から、岸田政権の経済政策を読み解く

岸田文雄政権が発足しました。「新しい資本主義」であるとか「脱・新自由主義」というような言葉が飛び交う中で、岸田政権はどこまで財政規律を緩めるのか、バラマキに際してリターンを気にするのか、そもそも全体的に辻褄が合っているのか、やはり心配になります。

今回は、10月8日に行われた所信表明演説の「3.経済政策」の全文をワン・センテンス毎に検証しながら、その経済政策の「現在地」を確認したいと思います。演説の原文は官邸のHPから借用しました。

首相官邸 総理の演説・記者会見など 
第二百五回国会における岸田内閣総理大臣所信表明演説

三 第二の政策 新しい資本主義の実現

 

次に、私の経済政策について申し上げます。

 

マクロ経済運営については、最大の目標であるデフレからの脱却を成し遂げます。

前政権までデフレ脱却ができなかったことを批判していますね。いきなり芸が細かい。

そして、大胆な金融政策、機動的な財政政策、成長戦略の推進に努めます。

金融政策は「大胆」で、財政は「機動的」という形容詞がついていますが、成長戦略には形容詞がないというのが面白いですね。当たり前すぎて、でも難しすぎて形容のしようがないという感じでしょうか。

危機に対する必要な財政支出は躊躇(ちゅうちょ)なく行い、万全を期します。

これもコロナ対策費をケチった、前政権への批判。

経済あっての財政であり、順番を間違えてはなりません。

これは財務省の均衡財政原理主義者への宣戦布告でしょうか。

経済をしっかり立て直します。そして、財政健全化に向けて取り組みます。

前の文章を言い換えてますね。こういう優先順位というわけです。

その上で、私が目指すのは、新しい資本主義の実現です。

 

新自由主義的な政策については、富めるものと、富まざるものとの深刻な分断を生んだ、といった弊害が指摘されています。

出ました「新しい資本主義!」厳密な定義はないのですが、とにかく言葉として、こういう言い方がトレンドになるというのと、中道左派の票を取り込みたい、それ以上でも以下でもなさそうです。