あなたの上司は大丈夫?ドラッカーが「これが欠けた人間はダメ」と語ったもの

経営者なら一度は聞いたことのあるドラッカーの言葉。そのなかで、今回のメルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、ドラッカー学会共同代表理事の佐藤等氏が、日本人なら誰でもハッとさせられる「ある言葉」について語っています。

日本人なら誰でもハッとさせられる言葉

ドラッカー学会共同代表理事の佐藤等氏がビジネスに役立つドラッカーの言葉を毎月、分かりやすい解説を交えながら紐解く「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」。

月刊『致知』で5年近くにわたって続いている人気連載のひとつで、単行本化もされています。(『ドラッカーに学ぶ人間学』)

本日は、2020年1月号に掲載された印象に残る話をご紹介します。

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日本人なら誰でもハッとさせられる言葉に「真摯さ」があります。

英語でintegrity──翻訳者の上田惇生先生の名訳です。

「真摯さはごまかしがきかない。一緒に働けば、特に部下にはその者が真摯であるかどうかは数週間でわかる。

部下たちは、無能、無知、頼りなさ、不作法などほとんどのことは許す。しかし真摯さの欠如だけは許さない。

そして、そのような者を選ぶマネジメントを許さない」

『現代の経営』

真摯さのない者は、マネジャーに就けてはならない。

重い言葉です。

この組織ではこんな人が評価され昇進していくという強いメッセージとして伝わるからです。

それゆえ真摯さを欠くマネジャーは組織を破壊します。

逆に昇進人事はよき組織風土を築くための重要な機会となります。

「人事において、断固、人格的な真摯さを評価することである。

なぜならば、リーダーシップが発揮されるのは、人格においてだからである。

多くの人の模範となり、まねされるのも人格においてだからである」

『現代の経営』

経営者をはじめとしたマネジャーが真摯さを身につけていることは、マネジメントの礎といっても過言ではありません。

では真摯さとは何なのでしょうか。

ドラッカーはいいます。

「真摯さの定義は難しい。だが、マネジャーとして失格とすべき真摯さの欠如を定義することは難しくない」

『マネジメント』

人の強みよりも弱みに目を向ける者、何が正しいかよりも誰が正しいかに関心をもつ者、自らの仕事に高い基準を設定しない者、部下に脅威を感じる者、実践家ではなく評論家……ドラッカーが示した真摯さの欠如を示す典型例です。

言葉では説明しにくい真摯さも一緒に働けば数週間でわかるといいます。

さらにドラッカーは、真摯さの有無を知るため「彼の下で自分の子供を働かせたいと思うか」というシンプルなテストを示しました。定義できずとも明確な判断基準となります。

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「良質なたんぱく質」を摂るために食べるべき食材は?卵、牛乳、大豆…まだある!

タンパク質と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか? 今回の無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』では、私たちの身体の「免疫システム」で重要な役割を果たしているタンパク質についてご紹介しています。

同じタンパク質にも違いがある!

私たちの免疫システムにおいて重要な役割をしている、皮膚、リンパ球、抗体、赤血球、酵素などは、すべてタンパク質が主成分となっているそうです。

タンパク質は、免疫の土台であり、不足すると免疫力の低下につながり、食品に含まれるたんぱく質と、体を作っているたんぱく質は構造が違い、良質のものとそうでないものがあって、質のいいたんぱく質ほど体を作っているたんぱく質(アミノ酸)と構造が近く、体内で効率よく合成することができるらしいです。

良質のたんぱく質かどうか見分けるには、体内で合成されない必須アミノ酸の量を元に計算された「アミノ酸スコア」というものがあり、この数値が100に近いものほど良質のたんぱく質なのだそうで、代表的な食品は、卵、牛乳、大豆、豆腐、納豆、サケ、イワシ、シジミ、牛サーロイン、豚ロース、鶏ムネ肉、かまぼこ、ロースハムなどだそうです。

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経験者は語る。あなたが「子泣きじじい」に殺されないようにするには

自分にとって面倒くさいことって誰しもあると思いますが、あなたはどうやって取り組みますか?ビジネス書のベストセラー作家であり、無料メルマガ「右肩下がりの時代だからこそ、人の裏行く考えを【平成進化論】」の著者である鮒谷周史さんは、ご自身が「面倒くさいことが大嫌いだ」と語り、経験から導き出した対処法を語っています。

子泣きじじいに殺されない方法

昔から「面倒くさいこと」が大嫌いだったんですよね。

学生時代であれば、学校の勉強も、学業そのものは(たぶん)そこまで嫌いではなかったはずなのに、学業にまつわる手続き(科目登録とか、レポート提出のルールとか、なんだかんだの事務手続き)が面倒くさい、との理由で勉強を投げ出したり、その結果、留年してみたり。

大学のゼミ選びのときにも、手続きをいつ、どこで、どんな風に進めれればいいのか、その情報を入手するのが面倒くさくて「仕組みは良くわからないけどなんとかなるだろう」と先送りし、返す刀で、親からもらった免許合宿代を使い込み、数週間のブラジル滞在から戻ってきたらゼミの選考が既に終わっていた、なんていうこともありました。

結局、そのまま、当時、たしか学年の2%に満たないほどしかいなかった「ゼミなしっ子」と呼ばれる、所属ゼミなしの人間になってしまいましたよ。

ゼミの試験を受けて落ちた、以前の問題で、話になりません(汗)。

そういえば、数年前に進学した大学院でも全く同じ現象(?)が起こりました。

勉強そのものは苦ではなくても授業ごとに定められたルール?の遵守とか、学生向けに用意されているポータルサイトが使いこなせない(!)、とか、あれこれが重なり、ぶっちゃけ、全てが面倒になったんですよね。

ポータルサイトとか、がんばってログインできても情報があちこち散らばっていて、結局、授業を取る一つにしても何をすればいいのか分からんし、かといって事務方の方にいちいち尋ねるのも面倒くさいし、だからといって、学生同士での情報交換をするのも、それはそれでやっぱり面倒くさい、ということで結局、学校に行かなくなりました(笑)。

社会人になってもこうしたことが頻発し、自分は「骨絡みの面倒くさがり」だから、なにをやらせてもうまくいかないのかな、、、と悩んだりもしたものでした。

世界三大投資家ジム・ロジャーズがメールマガジンを創刊 「まぐまぐ!」から2024年1月7日より配信開始

世界的な投資家であるジム・ロジャーズ氏が、2024年1月7日より有料メールマガジンを配信いたします。配信プラットフォームは株式会社まぐまぐ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:熊重 晃)に決定しました。

ジム・ロジャーズ氏は、長年にわたり世界中で投資家・アナリストとしてその名を知られ、数々の成功を収めてきました。その先見性と的確な市場分析に基づく投資活動および発言は、現在でも多くの機関投資家や個人投資家に注目されています。

新たに創刊されるメールマガジンでは、ジム・ロジャーズ氏の豊富な経験から導き出した中長期な相場展望、次に来る市場・業界、有効な投資戦略や心構えなどを解説するほか、読者からの質問に答えるQ&Aコーナーも開設。日々の投資判断に役立つ情報を配信します。

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世界三大投資家ジム・ロジャーズの「Make Japan Great Again」(2024年1月7日創刊)

当社ではクリエイターのメールマガジンの創刊サポート、プロデュースを手掛け、クリエイターのブランド構築もサポートしてまいります。これからも、「伝えたいことを、知りたい人に。」というビジョンのもと、ユーザー一人ひとりにとって価値のある最適なコンテンツを届け続けます。

■ジム・ロジャーズ氏について

1942年、米国アラバマ州生まれ。投資家・冒険家。イェール大学で歴史学、オックスフォード大学で哲学を修めた後、ウォール街で働く。1972年にジョージ・ソロス氏とクォンタム・ファンドを設立し、10年間で4200%という驚異的なリターンを上げる。37歳で引退した後、コロンビア大学で金融論の教授として教鞭を執る傍ら、テレビやラジオのコメンテーターとして活躍。2007年よりシンガポール在住。ウォーレン・バフェット氏、ジョージ・ソロス氏と並び「世界三大投資家」と称される。主な著書に『冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界大発見』(日経ビジネス人文庫)、『危機の時代』(日経BP)、『ジム・ロジャーズ 大予測』(東洋経済新報社)『大転換の時代』(プレジデント社)、『捨てられる日本』(SB新書)がある。

■株式会社まぐまぐについて (https://www.mag2.co.jp/)

所在地 :東京都品川区西五反田3-12-14 西五反田プレイス8階
代表 :代表取締役社長 熊重 晃
設立 :1999年1月
事業内容:コンテンツ配信プラットフォームの開発・運営、インターネットメディアの企画・開発・運営

ジャニーズ、安倍派、統一教会…これまで社会を支配してきた権威・権力が崩れた2023年を総括する

あたかも「歴史の転換点」かのように、日本社会にさまざまな問題が噴出した2023年。しかし、それらはすべて約30年前に顕在化していたものであり、「先延ばし」が事態をさらに悪化させたと、政治学者で立命館大学政策科学部教授の上久保誠人さんは指摘します。今回上久保さんは、「旧ジャニーズ事務所」「旧統一教会」「政治とカネ」という3つの問題を総括。その上で、来るべき2024年を日本にとってどのような年にすべきかを考察しています。

プロフィール:上久保誠人(かみくぼ・まさと)
立命館大学政策科学部教授。1968年愛媛県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、伊藤忠商事勤務を経て、英国ウォーリック大学大学院政治・国際学研究科博士課程修了。Ph.D(政治学・国際学、ウォーリック大学)。主な業績は、『逆説の地政学』(晃洋書房)。

ジャニーズ、パー券、統一教会。権力者たちによる「30年前の問題」を先送りしたツケ

2023年は、既存の社会に君臨してきた権威・権力が次々と崩壊した年だったと、後世に語られることになるだろう。例えば、芸能界・メディアを長年にわたって支配してきた「ジャニーズ事務所」が事実上消滅することになった。巨大な新興宗教団体として社会に深く入り込み、政界にも強い影響力を誇ってきた「世界平和統一家庭連合」(以下、旧統一教会)に解散命令が下された。

そして、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る政治資金規正法違反事件が「安倍派」(清和政策研究会)を直撃している。閣僚、党幹部から安倍派議員が完全に外れ、安倍派の副大臣5人、政務官1人も交代した。憲政史上最長の長期政権を築いた安倍晋三元首相の派閥であり、「安倍派支配」と呼ばれる状況が終焉を迎えようとしている。

既存の権威・権力が崩壊したとしても、筆者は日本の将来を悲観はしない。崩壊して空いた大きな穴は、必ず誰かが埋めものだからだ。これまで世に出るチャンスがなかった人たちや、新しい世代が現れてくるだろう。来る2024年は、日本の新しい時代が始まる年になるのかもしれないという希望もある。

しかし、忘れてはならないことがある。これらの既存の権威・権力が引き起こした問題は、実は約30年前にすでに問題となっていたことだということだ。そして、その時に抜本的な解決を避けたことが今日の問題につながり、日本社会の混乱させているのだ。

1962年6月に創業され、田原俊彦、近藤真彦らのスターや「初代ジャニーズ」「フォーリーブス」や「少年隊」「光GENJI」「男闘呼組」「SMAP」「嵐」「TOKIO」などアイドルグループを生み出した日本最大の芸能事務所・ジャニーズ事務所は、今年61年の歴史に終止符を打った。

創業者・故ジャニー喜多川氏による性加害の問題化によって、解体的見直しを求められる事態となったのだ。23年10月17日、事務所は記者会見し、社名から「ジャニーズ」を消して「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に変更し、被害者への補償と救済に特化する企業となると発表した。

所属タレントのマネジメントや育成は、近く設立する新会社「STARTO ENTERTAINMENT」が担うことになった。だが、NHKは番組制作を巡り、「出演者に対する性的搾取、性的虐待を排除し、悪質な嫌がらせや差別的または攻撃的な行動を認めない」と明記した「人権尊重ガイドライン」を公表した。そして「第74回NHK紅白歌合戦」の出場者を発表し、近年5、6国が出場していた旧ジャニーズ事務所所属のタレントを選出しなかった。1979年以来44年ぶりの旧ジャニーズ勢不在の紅白となる。

また、民放各社も性加害問題という事実を重くみたスポンサー各社が「ジャニーズ離れ」に動き、タレントの起用などに慎重な姿勢を示すようになっている。

戦争よりも残酷な“ジェノサイド”。世界中で殺されている子供や女性たち

12月25日だけでも中部で250名のパレスチナ人が亡くなり、イスラエルの空爆開始からこれまでに2万人以上が犠牲となったガザ地区。その内の7割が女性や子供との集計が発表されるなど、罪のない命が奪われ続けているのが現状です。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、ガザ地区や同じ中東のシリアで起きている現実を伝えるとともに、ガザでのイスラエルの行いを「ジェノサイド(大量虐殺)」だと断言。その上で、アメリカの顔色をうかがってばかりの岸田首相に対する提言を記しています。

犠牲になるのは女性と子供。戦争という絶対悪

日本のことではないため、もう忘れてしまった人も多いと思いますが、今年2月6日、トルコ南東部を震源として、マグニチュード7.8と7.5の連続した巨大地震が発生しました。後に「トルコ・シリア地震」と名づけられたこの地震では、トルコからシリアに掛けて、東日本大震災の犠牲者の約3倍にも上る5万6,000人以上が死亡し、東京都の人口を遥かに超える2,300万人以上が被災しました。しかし、まだ「しました」などと過去形では語れない厳しい状況が続いています。それは、巨大地震で家を失った難民キャンプの人たちが、今度は戦争に巻き込まれようとしているからです。

シリアでは2011年の「アラブの春」以来、独裁を続けるアサド政権と民主化を求める反体制派の間で10年以上も内戦が続いていますが、アサド大統領はイスラエルのネタニヤフ首相と同じく「テロリストが隠れている」という説明を大義として、自国の学校や病院や住宅を空爆し続けて来ました。日本で言えば自衛隊が東京を空爆するような話です。これによって多くのシリア国民が虐殺され、これまでに1,300万人以上もの国民が難民となって国外へ脱出しました。

これらのシリア難民はトルコなどの周辺国に避難していますが、空爆で親を失った子どもたちなどは、国境地帯の難民キャンプで苦しい生活を続けています。あたしは、シリア軍の空爆によって両親を殺された、身寄りのない子どもたちの難民キャンプの映像を観て、涙が止まらなくなりました。

それであたしは、シリアの難民キャンプの子どもたちに、水と食料と医薬品を送る国際NGOの寄付に参加しました。毎月わずかな金額ですが、これまで12年間、寄付を続けて来ました。そのため、今年2月6日に「トルコ・シリア地震」が発生した時は、とても心配しましたし、その後も、ずっとシリアの情勢に注目して来ました。

多くの日本人にとって、中東の戦争など「対岸の火事」であり、心配することと言えば「原油」のことだけだと思います。そして、現在のイスラエルとハマスの戦争も、「イスラエル軍がガザ地区を一方的に攻撃している」という程度の認識だと思います。ちょっと詳しい人でも、イスラエル軍がハマスの他に、レバノン南部を拠点とするシーア派のヒズボラと戦闘していることを認識している程度だと思います。でも、アメリカをバックにつけたイスラエルが攻撃しているのは、パレスチナのガザ地区やレバノンのヒズボラだけではないのです。

この記事の著者・きっこさんのメルマガ

サプリメントは「食事の代わり」にはならない?現役医師が独自に考察した結果

ビタミンやミネラルなど、不足する栄養素をサプリメントで補っている人も少なくありません。。今回のメルマガ『糖尿病・ダイエットに!ドクター江部の糖質オフ!健康ライフ』では、糖質制限食の提唱者として知られる糖尿病専門医の江部康二医師は、厚労省のサイトなどから、日本には「サプリメント」の定義がないことを確認。その上で、自身による考察を紹介しています。

サプリの有効性を再考察する

こんにちは。サプリメントについて2回に渡り再考察してみます。

(1) 厚生労働省 「健康食品」のホームページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/hokenkinou/index.html

「健康食品」と呼ばれるものについては、法律上の定義は無く、広く健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの全般を指しているものです。

そのうち、国の制度としては、国が定めた安全性や有効性に関する基準等を満たした「保健機能食品制度」があります。

保険機能食品には、機能性表示食品、栄養機能食品、特定保険用食品があります。

(2) 栄養補助食品-厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dl/pamph_healthfood_d.pdf

健康食品やサプリメントについて、日本では行政的な定義がありません。

(3) 米国のサプリメントの定義

Dietary Supplement, Health and Education Act, 1994 (DSHEA, 第3章)

https://www.jafsra.or.jp/information/images/2020130805.pdf

ダイエタリーサプリメントは食事を補充し、以下の成分(Dietary Ingredient)を一つ以上含むもの(但し、タバコを除く)。

(A) ビタミン

(B) ミネラル

(C) ハーブ又はその他の植物

(D) アミノ酸

(E) 総食事摂取量を増やすことにより食事を補充するために、人が用いる食品成分(dietary substance)

(F) (A),(B),(C),(D)または(E)に記載された成分の濃縮物、代謝物、構成物、抽出物またはそれらを組み合わせたもの

サプリメントの形状: 錠剤、カプセル、粉末、ソフトゲル、ジェルカップ又は液体として摂取するようにしたもので、通常の食品として用いたり、それ自体を食品の一として使用しない。

さて、日本では「サプリメント」の定義がないということになります。

となると、よく言われる、「食品から摂る栄養素は有効であるが、サプリから摂ると無効」という見解についてどう考えればよいのでしょうか?

この記事の著者・江部康二さんのメルマガ

“次期総裁”候補は「落語」の妙手?超コミュ石破茂氏の明快で判りやすい語り口

パー券裏金疑惑で信用を地に落とした自民党にあって、国民から根強い人気を誇る石破茂衆院議員。事実、各メディアが実施する世論調査でも、次期総裁候補にその名が上がるのがここ数ヶ月の常となっています。そんな石破氏のコミュニケーション能力を絶賛しているのは、要支援者への学びの場を提供する「みんなの大学校」学長の引地達也さん。引地さんはメルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』で今回、かつて自身が記者として石破氏と接した経験を紹介しつつ、彼の演説や語り口が評価される理由を解説しています。

その政治家の「落語」を「イシバナシ」と呼んでみる

「『わーい』なんて舞い上がるほどおめでたくはない」。

日本経済新聞社とテレビ東京の12月の緊急世論調査で「次の総裁にふさわしい人」との質問への答えがトップだった自民党の石破茂元幹事長は24日配信のラジオ番組でそう語った。

否定したとはいえ、「わーい」という発言にはちょっとした戸惑いと、石破氏らしさのエッセンスが効かされ、いつか聞いた既視感に誘われる。

記者時代に石破氏の地元、鳥取に赴任していた私は、地元の演説や講演会で何度もその「わーい」のような発言を聞いてきた。

石破氏の演説には、有権者の「声」を代弁する口上、自民党守旧派の声、改革派の声、そして自らの心の声、それらが声音やトーンを変えながら、一人何役かのやりとりとして伝えられる。

時には擬態語や擬音語も動員されることもあり、そのワールドは落語のような雰囲気になることもある。

結果、聞き手からは分かりやすく、石破氏の演説の上手さ、巧みさとして評価されてきた一面もある。

これはコミュニケーションの話。自民党の派閥のパーティー券収入をめぐる事件について語るつもりはないが、歯切れの悪い自民党の安部派の方々に比べ、石破氏の立場はコミュニケーションの優位性を得たのは確実だ。

現在無派閥の石破氏は鳥取選挙区区で1986年に29歳で初当選し、以来12回の当選を重ねている。

農林水産相、防衛相や自民党幹事長の要職を務めながらも現在は無派閥で傍流にいる発言者として、メディアとしては頼もしい存在かもしれない。

弁舌はなめらかで、厳しい質問にも、アイドルの話にでも、応答する。

「落語スタイル」の語り口は政界では珍しいタイプだと思う。

冒頭のラジオで石破氏は「『イシバノミクス』という偉そうなことをいうつもりはないが、本来の資本主義に戻す」(日本経済新聞25日朝刊)と語り、経済政策の修正に意欲を示したが、ここには「アベノミクス」が「偉そうなこと」だったとの指摘とも取れるのが面白い。

それはさておき、政治家のコミュニケーション、わかりやすい国民への説明のためにも、私自身は「イシバノミクス」よりの「イシバナシ」(石破+話)のスタイルと内容に注目していきたい。

最近のテレビ番組に出演した時も、自らが当選1回目だった頃のエピソードを派閥の幹部の声音で説明する。

当時の幹部曰く「当選1回の名前をなんて読んだら分からないやつのパーティー券なんか売れっこないよな」とのことで、石破氏のパーティー券を引き取った話。

今回のパーティー券問題で、該当するパーティー券を購入した人の声としては、「派閥の運営に使ってくれるんだろうねー」と明るい声で表現する。

この記事の著者・引地達也さんのメルマガ

東洋医学によると、あらゆる老化現象は「へそから下の部分」から起こるらしい。下半身の筋肉をほぐしましょう

筋肉といえば、上半身のイメージがありますが、実は最も伸ばして柔らかくするべき筋肉は下半身なんだそうです。今回の無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』では、そんな下半身の筋肉をほぐす方法をご紹介しています。

下半身の筋肉を伸ばした方がいい

私たちの筋肉の多くは下半身に集まっているので、下半身の筋肉を伸ばして柔らかくすることで、歩いた時にたくさんの血液をポンプのように全身に運ぶ事ができるのだそうです。

東洋医学では、あらゆる老化現象は、腎の衰弱、へそから下の部分から起こるといわれているそうで、下半身の筋肉を伸ばしたり、マッサージなどでほぐす事が、老化を防ぐことにもつながるのだそう。

肌のくすみにも、血流の滞りが背景にあることもあるので、肌の老廃物を排泄したり、肌にたっぷり栄養を届けるように、普段筋肉を動かさない場所をストレッチやマッサージでほぐすといいそうです。

特に足の指をギュ~っと手前に反らしてガチガチに固まった筋肉をほぐすと効果バツグンらしいですよ。

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松本人志「性加害」を大マスコミが“軒並みスルー”は株主ゆえの忖度か?文春砲「続報」用意なら電撃引退&巨額の違約金発生も

弊サイト既報の通り、M-1グランプリが終わったタイミングでダウンタウンの松本人志に対する年末特大の文春砲が放たれた。

【関連】ダウンタウン松本人志に“性加害”の特大文春砲。全裸の松ちゃんが1泊30万円ホテルで複数の女性に?最悪の場合「電撃引退」も…ネットは「俺の子ども産めや!」に騒然「信じられない」

超弩級どころではない特大スクープにマスコミは大騒ぎ状態に、と思いきや、27日現在、この文春が投下したネタを真正面から扱ったのは、弊サイトと「アサジョ」「サイゾーウーマン」のみで、大手マスコミは軒並みスルー。ワイドショーやスポーツ紙すら息を殺すように報道を避けていたが、吉本興業が公式サイトで文春の記事内容を全否定し、「法的措置を検討していく予定」と表明するや、沈黙を貫いてきた各メディアはその吉本サイドの見解と、文春が記事中で「事件の現場」に同席していたと報じたスピードワゴンの小沢一敬が所属するホリプロコムのコメントだけを伝えるという体たらく。羽生結弦や広末涼子を完膚無きまでに叩いたマスコミの威勢の良さは、いったいどこへ行ってしまったのか。

週刊文春電子版が伝えた生々しい「ゲーム実況」

26日に週刊文春電子版が伝えたところによると、松本による「性加害事件」の舞台となったのは、六本木の超一流ホテル「グランドハイアット東京」で、1泊約30万円というスイートルームを借り切って開かれた飲み会の席だったという。今回、文春に事件の全貌を語ったA子さんが被害に遭ったのは、今から8年前、2015年の冬のことだったと伝えられている。

スピードワゴンの小沢から「ものすごいVIPとの飲み会だから」との誘いを受けたA子さんが指定されたホテルの部屋に向かうと、そこには小沢の他に男性放送作家のX、そして初対面の女性が2人いたという。しばらくして松本が合流し、そこで初めてA子さんはVIPの正体が「ダウンタウンの松本人志」だったことを知る。その後、小沢がベッドルームで松本と女性が2人きりになるよう仕向ける「ゲーム」を強引に開始し、なぜか女性陣はスマホを没収されたとしている。

そこから展開された「ゲームの最中」の松本とA子さんの様子を伝える週刊文春電子版の内容は、とてつもなくハードだ。A子さんにいきなりキスし、いつの間にか全裸になり「俺の子どもを産めや」と無理やり性行為を迫る松本。最終的には無理やりかつ一方的にA子さんの身体の一部で果て、そのタイミングを図ったようにゲームは終了したという。

そして今月22日。文春記者の直撃を受けた松本は、性加害疑惑を完全否定。「証拠を出せ」とまくし立てたと記事は伝えている。

前述の通り、文春の記事内容について「当該事実は一切ない」と断言した上で、「今後の法的措置を検討していく予定」と発表した吉本興業だが、文春サイドが怯む様子は微塵もない。中日スポーツによると、週刊文春は記事内容について「十分に自信を持っています」と反論したという。

週刊文春、松本人志めぐる記事について「十分に自信を持っています」吉本興業の記事否定を受け反論

吉本興業公式サイトに記されていた「報道されない理由」

仮に文春の報道が事実であるならば、番組の降板、芸能界からの引退、さらに出演中のCM等を巡る巨額の違約金発生などといった大波乱が予想されるところなのだが、前述の通り大手マスコミの皆さんはおしなべてスルー。裏ではいかなる力が働いているのだろうか。そのカギが、他でもない吉本興業の公式サイトに隠されて、いや、堂々と掲載されていた。吉本興業の会社概要の「株主一覧」がそれだ。以下に転載する。

株式会社フジ・メディア・ホールディングス/日本テレビ放送網株式会社/株式会社TBSテレビ/株式会社テレビ朝日ホールディングス/大成土地株式会社/京楽産業.株式会社/BM総研株式会社(注)/株式会社テレビ東京/株式会社電通グループ/株式会社フェイス/株式会社ドワンゴ/朝日放送グループホールディングス株式会社/株式会社三井住友銀行/LINEヤフー株式会社/大成建設株式会社/岩井コスモホールディングス株式会社/株式会社MBSメディアホールディングス/テクタイト株式会社/松竹株式会社/KDDI株式会社/三井住友信託銀行株式会社/株式会社みずほ銀行/関西テレビ放送株式会社/讀賣テレビ放送株式会社/東宝株式会社/株式会社KADOKAWA/株式会社タカラトミー/株式会社博報堂/テレビ大阪株式会社/株式会社博報堂DY/メディアパートナーズ/クオンタムリープ株式会社

吉本興業公式サイト 会社概要

もちろん「株式会社 文藝春秋」は含まれていない。さらに少々古い情報にはなるが、Twitter(現X)にはこんなツイートもある。

ずらりと並ぶ在京・在阪キー局。どうやら松本の性加害事件が報じられないのは、マスコミ各社が吉本興業の株主であることが大きく関係しているようだ。それが決して根拠のない推測ではないことは、映画評論家の町山智浩氏のX(旧Twitter)へのポストが証明している。


性教育特番のMC起用について上がっていた「反対の声」

ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡る旧ジャニーズ事務所への「忖度」が大問題となり、猛省していたはずの大マスコミ。なぜ彼らは再び口を閉ざしたのか。かつてバラエティ番組で吉本興業所属のタレントを起用した経験のあるメディア関係者が口を開く。

「吉本の力は強大ですからね。それこそマスコミ各社の癒着具合で言えば旧ジャニーズ事務所より深いんじゃないでしょうか。それに各局ともダウンタウンの2人が出演している年末年始特番の放送予定もあるでしょうし、もう差し替えもきかないので見えないふりをするしかないのかも知れないです(笑)。松本さんと言えば、NHKが性教育を取り上げた番組(編集部注:「松本人志と世界LOVEジャーナル」)のMCに彼を据える決定をした際、各方面から反対の声が上がった事がありました。今考えれば、そうした声は正しかったということになりますよね」

BBCのジャニーズ報道に勇気づけられ、今回、松本からの「性加害」を告発したという女性たち。吉本興業は法的措置も辞さぬ構えだが、文春サイドは「次なる証拠」を出してくるだろう。彼らが「追撃砲」を用意せずに砲撃を開始するはずもなく、松本が追い詰められるのも時間の問題と言える。

もしも週刊文春の記事が真実ならば、松本には島田紳助のような電撃引退と、巨額の賠償金請求が待っている。いっそ浜田と2人でコンビ名をかつての「ライト兄弟」に戻し、イチから出直してみてはどうか。