儲け方は現場に聞け。精肉店が男子高校生バカウケの新商品を作った方法

起業として少しでも利益を多く生むために、設備投資や金融投資は欠かせません。しかし、そうしたことばかりに目が向かい、大切なことを見失いがちだといいます。今回の無料メルマガ『販促アイデアと経営活性化』では著者で販促専門家として活躍中の前沢しんじさんが、ご自身のクライアント企業の例を出してその方法を紹介。「お金のかからない利益作り」のカギは“内部”にあるようです。

100万の札束

たとえ話としてよく書くのですが、ここに100万の札束がある。それが消えた!えらいこっちゃ!家中探しますよね。従業員や、あるいは家族に「100万が消えたぞ!」「さがせ!」と大騒ぎになる。でも、目に見えない「本来ならあるべき利益」がなくなってもだれも騒がない。見えてないからです。

「本来ならあるべき利益」。これ、けた違いに多いですよ。100万どころの騒ぎじゃない。じゃあ、「本来ならあるべき利益」ってたとえばどんな?

一例をあげましょう。私は30年あまり、牧場直売の精肉チェーン店の販促と組織活性化を担当してきました。従業員は70人ほど。営業部長と毎週オープンな話し会をしていてそこにはだれでも参加できる。

あるときパートさんが

「うちの息子、野球やってるけどものすごく肉が好きなの。でもねえ、予算があるし」

営業部長

「よし、考えてみるわ」

後日、部長が提案してきた。「パンチ焼肉」というネーミングの脂多めの手切り焼肉。バラ肉を脂多めにカットしてまさにパンチのある焼肉。それを100g248円で売ると。試食した。ああ、こりゃ、高校生よろこぶわ。ジュージューうまい。そして大ヒット。高校生に口コミで広がり大人気商品になった。

もともとバラ肉は部位的にたくさん取れて、部位ではいちばん安いところだ。そこにふだんよりすこしだけ多めに脂をつけてカットする。荒利も確保できる。枝肉がまんべんなく捌けるので効率もいい。なによりお客さんがよろこぶ。名物商品になった。

本来なら、「こんな商品がほしい」という声を吸い上げる仕組みがあって、それを検討して商品化する仕組みがあるべきなのです。それがないばかりに利益を生む商品を創りだせない。こういう「ロス」がものすごく大きいのです。

だから「ロス退治」の、全従業員運動では、「たとえばこんなロスはないか?」と聞きだす、考えさせることも大事になります。

村上春樹氏の「SNSは見ない」に隠されたヒント。本当の自分を生きる方法

とあるウェブサイトに掲載された、「村上春樹氏がSNSをいっさい見ない理由」が話題となっているのをご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では著者の廣田信子さんが、村上氏のコメントと著書『村上さんのところ』を紹介。人の心や暮らしに大きな影響を与えている「言葉」との上手な付き合い方を考察しています。

村上春樹氏の言葉が響きました

こんにちは!廣田信子です。

村上春樹氏のインタビュー記事が、先週、ネット上で話題になっていました。「村上春樹」という文字を見ると、好きなので、つい記事を読んでしまいます。

ユニクロのウェブサイトに掲載された「村上春樹に26の質問」の中のある発言に関して…です。

ユニクロ | LifeWear magazine | 村上春樹に26の質問 – Uniqlo

Q15.SNSはいっさい見ないそうですが、その理由は?

と言う問いに、村上氏は

大体において文章があまり上等じゃないですよね。いい文章を読んでいい音楽を聴くとってことは、人生にとってものすごく大事なことなんです。だから、逆の言い方をすれば、まずい音楽、まずい文章っていうのは聞かない、読まないに越したことはない。

と答えています。

村上氏は、著書『村上さんのところ』で、次のように述べています。

世間の多くの人は、言葉の怖さをよくわかっていないように見受けます。

 

そして、SNSが発達したせいで、抜き身の刃物のような言葉が言語空間をひゅんひゅん飛び交っています。

 

これは僕から見ると、ほんとうにとんでもないことです。

と。で、その記事にも、様々なコメントが寄せられ、中には、村上氏を侮辱するようなコメントも…。どうして、こんな書き込みをせずにはいられないんだろう…と、見なきゃいいのに、見てしまって、どっと疲れる私。

私たちが無自覚で使っている「言葉」は、発する人に心にも、それを目にしたり耳にする人の心にも、知らず知らずのうちに影響を与えているのは、間違いないと思います。

このごろ、テレビをあまり見なくなりました。見るのがくせになっていた、夜のニュース番組も見ていません。あまり心地よくない「言葉」が飛ぶかうバラエティ番組をだらだら見ることもなくなりました。誰かがつるし上げられるようなネット記事も見ないようにしています。

何か、やっぱり、「言葉」は人の心に影響を与えていると思います。少なくても私は、影響を受けます。

私が、SNSを使って情報を発信しているのに、双方向をやらないのは、自分が、村上氏の言うところの刃物のような「言葉」に弱いことを知っているからです。それが、誰に向けられたものであっても…です。だから、村上氏の言葉は私には響きました。

それどころかSNS批判と捉えて、あらゆる言葉で反撃せざるを得ない方がいるのは、やはり、私には、怖いな…と思えてしまいます。共感しなかったら、スルーすればいいだけです。

同時に、「だいたい文章が上等じゃない」というところには、自分の記事を思い起こし、ドキっとしました。

思うまま書き、あまり推敲する時間もなく、誤字脱字もけっこうある私の文章…とても上等じゃないけど、「刃物」のような言葉は使わないように、気を付けているつもりですが…ちゃんとできているのかな~と、過去記事をめずらしく読み返しました。

image by: Galoren.com, CC BY-SA 4.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

地質学者が捉えた、東北沖と伊豆諸島周辺で大地震発生の「兆候」と「法則」

日本史上最大のM9.0という巨大な地震が東北地方を襲った、あの「東日本大震災」の発生から本日で丸10年の節目を迎えました。しかし、巨大地震が発生する可能性が消えたわけではありません。現在、日本列島周辺の各地で巨大地震の「兆候」と思われる宏観異常現象などが出始めています。MAG2 NEWS編集部では今回、公共機関の発表したデータから見えた「前兆」をもとに、東北沖の日本海溝周辺および伊豆・小笠原諸島周辺における地震発生の可能性について、地質学の専門家に最新の分析結果をお伺いしました。

福島沖M7.3震度6強の地震は「前震」か?

今年2月13日午後11時7分に発生した、福島沖を震源とするM7.3(最大震度6強)の地震。誰しも10年前の東日本大震災のことが頭をよぎったに違いない。現に、気象庁はその後の会見で、「東日本大震災の余震」との見解を公表している。

この時は津波の発生もなく、被害は最小限にとどまったが、これ以降に周辺の地震発生回数が急激に増えている。同じく気象庁の震央分布データの2021年3月10日から11日までの24時間以内に発生した地震を見ると、2月に発生した福島沖を中心に、宮城沖、岩手沖、そして三重沖でも地震が頻発している様子がわかる(以下の図参照)。

赤に近い色で示されているものは震源が浅く、青に近づくに連れて震源が深いことを示している。東北沖では中間(20-50km)あたりの深さで地震が発生していることがわかるが、地震発生の「前兆」と言える現象は何か発生していないのだろうか。

会話すると疲れる!「なんでも否定する人」の心理と上手なかわし方

自分の発言に否定的な言葉を返してくるというタイプの人間に対して、腹立たしい思いを抱いた経験があるという方、少なくないかと思われます。何が彼らをそうさせているのでしょうか。今回の無料メルマガ『山本衣奈子メールマガジン【笑顔のタネ】』ではプレゼンテーション・プランナーで産業カウンセラーでもある山本衣奈子さんが、「否定タイプ」の心理を解説するとともに、そんな彼らとの疲れない付き合い方をレクチャーしています。

すぐ否定してくる人がいて疲れます

人には2つのタイプがいて、肯定から入る人と、否定から入る人がいますね。見ていると、これはもうなんというか、無意識にそうなっている、クセみたいなものとでも言うのでしょうか。

例えば、テレビを見ていて、「わぁ、これ美味しそうだね!」と言ったとして、

肯定さん 「ホントだね!今度行ってみようよ」
否定さん 「えー、でもカロリー高そう」

といった返答の違いがあります。こういったことは様々なシーンで見られますね。

「○○が健康に良いらしいよ」

肯定さん 「そうなんだ。どうやって食べるのが良いの?」
否定さん 「どうせ何かの回し者でしょ」

「英会話始めたんだ」

肯定さん 「いいね!語学ができると世界が広がるよね」
否定さん 「結局AIに取って代わられるんだから、将来的には意味ないよ」

ポイントは、肯定さんも否定さんも、いちいち“こう返そう”と考えているわけではないということです。反射的に、パッと上記のような返答が頭に浮かび、口に出ているということ。

一部、意地悪をしたくてわざと否定的な物言いをする人もいますが、多くのケースが“なんとなく”そう思って、なんとなく言ったというものです。つまり、仮に否定的でも、強い悪気があるわけではない。

でも、ではどちらの人と会話する方が楽しいでしょうか。

仮にそれがある種の正論だったとしても、否定ばかりする人と話すのは気分がよくありません。せいぜい「まぁ、そうかもね」とか「うーん」と返すのが精一杯で、それ以上の会話はしたくなくなる気分になってしまうのではないでしょうか。

ディベート(討論)をしているなら別ですが、会話というライトなキャッチボールをしているのに、否定的な言われ方を好む人などいません。

否定するクセがある方は、そういうクセがあることに早く気付いて、相手を疲れさせているという自覚を持つことが、コミュニケーションを大事にするということです。

否定するクセがある人は、「フラジャイルナルシシズム」が強いとも表現されることがあります。自尊心が弱く、不安が強いため、自分を少しでも上に見せたいがために否定やマウンティングといった言い方を選びがちなタイプ。

その根底には、相手を肯定すること=自分の負け、という少々偏った意識があるとも考えられますね。

気持ちの良い人間関係を望むなら、コミュニケーションは勝ち負けではない、という大前提を今一度しっかり抑えておきたいところです。言いくるめること、言い負かすことが目的なのではなく、相互尊重と、相互理解が目的なのです。

【書評】“逆転劇”という物語の快楽原則。昔話の主役はなぜ老人が多いか

誰もが幼い頃から慣れ親しんできた「日本の昔話」ですが、その主役はなぜ圧倒的にお年寄りが多いのでしょうか。そんな素朴な理由に迫ったユニークな書籍を紹介しているのは、無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』編集長の柴田忠男さん。どうやらそこには「二つの理由」が存在しているようです。

偏屈BOOK案内:大塚ひかり『昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか』

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昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか
大塚ひかり 著/草思社

昔話の主人公に「老人」が選ばれるのは、二つの理由があると著者はいう。

一つ目は老人の「社会的地位の低さ」にある。有力な働き手と成り得ない非力な老人は、貧しく不安定な社会では、基本的に「社会のお荷物」である。

でも、神仏の助け、動物の助けで豊かになったり、あるいは知恵と知識の力で危機を逃れるという昔話の展開には、「逆転劇」のような面白さがある。

「徒然草」では「老いて『智』が若いときよりまさっているのは、若い時の容姿が老いたときよりまさっているのと同様である」と、老人の特徴として「智」をあげている。このことは、昔話の多くの語り手が老人であることと関係する。そして、老人は故事や過去の歌などを問い合わせるのにはうってつけの存在だ。

認知能力が衰えているという老人の特徴も、閉塞状況を打開し、「逆転劇」をもたらす要素になっている。昔話や古典文学は、マイナス要素であるはずの老醜さえ、時には武器になると教えてくれる。さらに体力のなさも、物語を突き動かし、主役の運命を不幸から幸へ、貧から福へ逆転させる原動力ともなる。

老人は共同体での地位の低さであったり、心身の衰えといった弱点ゆえに、思わぬダークホースとなって物語を動かす。そもそも弱者が強者を倒したり、主役を助けたりといった「意外な力」を発揮して、その存在感を示すというのは、古今東西の物語のパターンである。

そして老人が主役である二つ目にして最大の理由が、「老人そのものがもつ物語性」にあると著者はいう。

昔話には「隣の爺」と呼ばれる型がある。「良いお爺さん」の「隣」に「悪いお爺さん」が住んでいて、良いお爺さんが知恵や親切で、神様や動物の恵みを受け金持ちになったのを羨んで、中途半端にその真似をし、ひどい目にあうというパターンで妙に現実味がある。

広瀬すずが「性欲」我慢の限界?キンプリに新田真剣佑、男大好き奔放女優が“男性器”におわせでアリスも困惑

昨年はあまりメディアに姿を見せていなかった女優・広瀬すず(22)が活動を活発化させている。4月からは嵐の櫻井翔(39)とダブル主演で日本テレビ系列日曜ドラマ『ネメシス』の出演が決定。他にも単発ドラマの放送や映画の公開が控えるなど多忙を極めている。新型コロナによる活動自粛の鬱憤を晴らすかのような活躍ぶりだが、貯めていたのはストレスだけではないようで、広瀬すずにある“疑惑”が生じている。

広瀬すずが“男性器”を形作る下ネタを披露

NHK朝ドラ『なつぞら』や映画『ちはやふる』、『チア☆ダン』『海街diary』などさまざまな作品に出演を続けてきた広瀬すず。これまで全速力で走ってきた分、2020年はひと休みをした一年となった。

ほとんどメディアに出ることがなかったため、「広瀬すずは干された?」「何で活動自粛?何かやらかした?」などの憶測が飛び交ったが、頻繁ではないもののSNSは更新。ファンたちにその姿を見せていた。

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だが、そんな広瀬すずに“下ネタ大好き”疑惑が生じてしまう。

すずが姉の広瀬アリス(26)とともに配信したインスタライブ動画の中で、“男性器”を思わせる手振りをしたとネットで話題となったのだ。

問題のシーンは姉妹でソファに寄り添いながら雑談をしていた時に生まれた。

すずが左手首に巻いた黒いゴムひもの輪っかを外し、あやとりのように両手の指で引っ張る。そして、何らかの形ができたところで、アリスに「はいっ、男か女か?」と質問した。

アリスがとまどっていると、すずは「はい、オトコー!」と叫びつつ、笑いながらゴムひもを“男性器”の形状にして画面に見せつけたのだ。

明らかな“男性器”の形にアリスもびっくり。下ネタで喜ぶ妹を見て、さすがにマズイと思ったのか、アリスはすぐに「はい、次いきましょう」と話題を変えた。

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「キスプリクラ流出」男性経験もお盛んな広瀬すず

インスタライブという、編集ができない空間の中でバレてしまった、広瀬すずの「下ネタ好き」。コロナ禍で我慢ができなくなり、思わず出てしまった“本性”なのだろうか。

芸能事情に詳しい週刊誌の記者は次のように語る。

「広瀬すずさんが下ネタ好きということは間違いないと思います。まだ地元の静岡にいた頃のものとみられるキスプリクラが流出したりと、中学生時代から男性関係はお盛んだったようです。すずさんはまだ22歳で遊びたい年頃ですから、油断してその本性がインスタライブで出てしまったのではないでしょうか」

新型コロナによる活動自粛の影響でストレスだけではなく、“性欲”も溜まってしまったということかもしれない。

「でも、すずさんは朝ドラで主演を務めた女優です。10代の頃から活躍し、同世代ではトップランナーといってもよい存在。そんなすずさんがお遊びの中とはいえ、黒ゴムで男性器を形作るなんて、ちょっとハメを外しすぎですね。よっぽどモヤモヤしていたということかもしれません」(前出・芸能記者)

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どちらかとえば、清純派のイメージがある広瀬すず。実は“男好き”だということがわかる、イケメン俳優たちとの熱愛疑惑も多数出ている。

止まらぬ震災関連死と避難者数の大ウソ。まだ東日本大震災は終わっていない

今年で発生から10年という節目を迎えた東日本大震災ですが、その被害は「現在進行系」であることに間違いはないようです。今回のメルマガ『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、未だ福島県において災害関連死が絶えない現実と、その内わけに「自死」が多いという事実を記すとともに、その死は自然災害ではなく現政権による「人災」であると指摘しています。

 

東日本大震災から10年

この第110号の配信日は3月10日(水)なので、明日は「3月11日」、東日本大震災から丸10年という節目の日を迎えます。ひとくちに「10年」と言っても、「もう10年」と思った人もいれば「まだ10年」と感じた人もいるでしょう。しかし、この10年をどのように感じたとしても、1つだけ言えることは「東日本大震災はまだ終わっていない」ということです。

復興庁の発表によると、2021年2月26日の時点で、東日本大震災の避難者は約4万1,000人。未だに、これほど多くの被災者が故郷に帰れずに、北海道から沖縄まで、全国に散らばって生活しているのです。しかし、これは現政権が事実を矮小化し、復興の進捗率を過大にアピールするために発表している「まやかしの数字」であって、実際の避難者は、この数倍いると見られています。

たとえば、原発事故による放射能汚染によって強制避難地区に指定され、仮設住宅などに強制移動させられた住民らは、指定が解除された時点で、もう避難者ではなくなります。しかし、2017年に当時の政権が強行したのは、住宅の周辺だけ除染をし、広大な野山は汚染されたまま、高濃度の汚染土が詰められたフレコンバッグが山積みされたままの指定解除でした。

このような状況で、小さな子どもを持つ親が、自分の家へ戻ろうと思うでしょうか?結局、すぐに戻ったのは一部の高齢者だけで、指定解除から1年が経っても、住民の8割が戻らなかった地域もあるのです。そして、この8割の人たちは、指定が解除された時点で「自主避難者」と見なされ、補償が打ち切られ、復興庁の「避難者」の統計から排除されたのです。

他にも、避難地区に指定されていなくても、自宅周辺の放射線量の高さを危惧し、ここでは安心して子どもを育てられないと、自主的に避難した人たちが数多くいます。そのため、現在の実際の避難者数は、政府発表の「約4万1,000人」の数倍に上ると見られているのです。

しかし、あたしが「東日本大震災はまだ終わっていない」と言ったのは、まだ数多くの避難者がいるからだけではありません。震災の二次災害であり人災でもある「震災関連死」が、今も続いているからです。長期化する避難生活の中で、持病を悪化させて亡くなってしまった人たち、故郷を奪われ将来に何の希望も持てなくなり自らの命を絶ってしまった人たちなどを「震災関連死」と呼びますが、これが今も続いているのです。

「どこおるんや」公立中いじめ事件の加害者が送りつけたLINEの異常性

コロナ禍を理由に対応が放置されていた深刻ないじめ恐喝事件が、家族の訴えにより大きな問題となって浮上しています。今回のメルマガ『伝説の探偵』では著者で現役探偵の阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、福岡県の公立中学で発生した当案件の詳細を報告するとともに、放置だけに留まらぬ学校サイドの信じがたい対応を厳しく糾弾。さらにすべてのいじめ加害者に対して強い言葉による呼びかけを行なっています。

 

福岡県いじめ恐喝事件

2019年当時、福岡県の公立中学校に通う中学1年生の女子生徒(被害者Aさん)が、2020年2月に事態が発覚するまで同級生らにおよそ30万円を強請り取られていたことがわかった。

また、恐喝発覚後、学校側はコロナ禍を理由に問題対応を放置し、Aさんの保護者が市の教育委員会に申し出て、現在重大事態となっている。

いじめの内容

Aさんの保護者によれば、2019年6月ごろからAさんは男子女子生徒のグループから、およそ8ヶ月間に渡り、コンビニエンスストアや100円ショップ、カラオケやゲームセンターなどに連れ出され、交遊費などを支払わされていたという。

記録によれば、「(Aは)またトイレの窓から逃げるんじゃないの」などの加害生徒らの発言が確認でき、Aさんは何度も逃げ出していたというが、そのたびにLINEや口頭で酷く罵られ、恐怖によって支配されていったという。

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Aさんは、事態を証拠に残すために録音などをしようとしたが、加害者に見つかり、データを消されたというが一部の記録が保存されていた。

また、Aさんは、学校、土曜の部活下校中、同じ部活の加害者の家に強制的に寄らされ、そこで荷物を全て置いていくよう指示されていた。その際、財布の中身も確認され、加害者は私服に着替え、Aさんは制服で加害者に付き合わされていた。また、荷物を加害者宅に置いていくように指示されていたため、Aさんは帰宅するにもできず、途中で逃げ出すこともできなくなっていた。

そこで、Aさんは被害状況の影響もあって体調不良が続くようになるが、加害生徒らはAさんの自宅に直接訪問し、Aさんの保護者が「Aは体調が悪い」といっても、しばらく自宅の前で居座るなどしていた。

Aさんは、精神的な苦痛から自傷行為に及んだが、学校はいじめに対応するどころか、登校を促していた。

私は一部電話の内容などを入手したが、加害の中心となった女子生徒らの声は高圧的であり、被害側が言う返答の一切を許さないという口調であった。

こうした所謂強要が加害者らの自宅の部屋という密室の中で行われ、その様相は粗野であり被害者にとっては屈辱的であったはずだ。

一方、こうしたいじめ行為というより恐喝という犯罪行為に及んだ生徒の中には、男子生徒もおり、威力的背景があったものとも想像できる。

中心となった生徒は警察に補導されたというが、当然のことであろう。

 

指原莉乃の妹分 佐竹のん乃がパパ活売春か。月300万円で抱き放題「サブスクアイドル」の闇、思い出されるナイナイ岡村の失言

指原莉乃(28)プロデュースのアイドルグループ「=LOVE(イコールラブ)」のメンバー佐竹のん乃(22)が交際クラブでパパ活をしていたことがわかった。文春オンラインが報じた。暴かれた現役アイドルの“裏の顔”に衝撃が走っている。

現役アイドル・佐竹のん乃がパパ活で売春か

記事によると、佐竹は今年に入ってから交際クラブに登録。少なくとも2月と3月にそれぞれ別の男性とパパ活をしていたという。

男性に紹介されるメールに佐竹は名前を隠すことなく、グループ名まで明かし、「希望10セット15」と記されていた。

「セット」とは交際クラブに支払うセッティング料のことで15万円、「希望」は肉体関係を結ぶにあたり佐竹が希望する金額10万円だとされている。

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これを安いと思うか高いと感じるかは人それぞれだが、必要な金額を用意すれば現役アイドルと関係を持てるということだ。

佐竹が所属するグループ「=LOVE」(通称イコラブ)は、2017年に12人組でデビューしたアイドルグループ。プロデューサーを務める元AKB48の指原莉乃がメンバーのオーディションから関わるなど、注目度も高かった。

当の佐竹は3月6日に卒業コンサートを行い、今月いっぱいで同グループから卒業する事になっている。文春オンラインの事実確認に対し、所属事務所は「個室でお食事をしていただけ」と回答したようだが、残されたメンバーからしてみれば、とんでもない置き土産を残してくれたものだ。

アイドルのパパ活実態①パパ活が横行する深い闇

「パパ活している現役アイドルがいる」ことは都市伝説ではなかった。しかも、ギャラ飲みなどというレベルではなく、肉体関係を結んでいた疑いが持たれている。

だが、風俗産業に詳しいライターはパパ活をしているアイドルは予想以上に多いと語る。

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「名前もグループ名も公開していたことには驚きましたが、今やパパ活はアイドルにとって最も簡単にお金を稼げる手段のひとつです。特に地下アイドルとして活動している女性たちは、本当に少ないギャラしかもらえません。手取り5万円以下なんてざらです。かといってレッスンなどで忙しいため、手軽に稼げるパパ活に手を出す子が多いのです」

ファンたちに夢を与える仕事をしていながら、自分たちはまったく夢のない生活をしている。それが売れないアイドルたちの実情だ。

「私が知っているアイドルのAさんは月に1度の頻度でライブハウスで活動しています。ライブ自体のギャラとしてはお小遣い程度、何とかファンにグッズを買ってもらって月の収入は4万円。それでは家賃も払えませんから、パパ活に励んでいるそうです」(前出・風俗ライター)

Aさんは交際クラブに登録しているだけではなく、お金を持っているコアなファンとも積極的につながり、肉体関係を結んでいる。ただ、このご時世のため、相場は下がっているようだ。

また、パパ活に勤しむのは地下アイドルだけではない。タレントの卵や売れないモデルなども交際クラブに多数登録している。

「男性側もそうしたアイドルやタレントばかりを狙って交際クラブに登録する人がいます。芸能の仕事だけで生活できるのはほんの一握りなので、パパ活するアイドルは今後もなくならないでしょうね」(前出・風俗ライター)

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今回報道された佐竹のん乃は氷山の一角にしか過ぎないのかもしれない。

トヨタのライバルに?電気自動車の製造販売に参入した「出光」の勝算

ガソリン車から電気自動車や燃料電池自動車へと転換が迫られている自動車産業には、既存の自動車メーカー以外から参入の動きが見られます。2月16日、石油元売大手の出光興産がタジマモーターと新会社を設立して電気自動車(EV)を開発販売すると発表し、注目されました。今回のメルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』では、発行人の理央周さんが、ガソリンを売ってきた会社がガソリンを使用しない車を作って売る理由を解説。自動車メーカーにはない強みを生かす姿を感じ取っています。

出光興産はなぜEVを開発販売するのか?その勝算と将来の目論見は何か?

出光興産が、超小型の電気自動車(EV)の事業に、参入すると報道されました。なぜこの時期にEVを出すと発表したのか、その背景にある目論見は何か、について、考えていきましょう。

出光の出す電気自動車(EV)とは?

一般社団法人環境金融研究機構のサイトによると、タジマモーターコーポレーション(東京 製造業)と組んで、次世代モビリティとサービスの開発を行う新会社を、4月に設立、新EVを10月に発表し、22年に販売する予定としています。出光としては、全国のガソリンスタンドで、カーシェアや実車販売に乗り出す、と報道されています。

2020年末に政府が脱炭素を掲げ、車の電動化を促す方針を打ち出してから、自動車メーカー以外による本格的なEV進出は初めてとのことで、先日も話題になっていました。

1台あたりの価格は、100万~150万円くらい、大きさは全長が2.5m、幅1.3mくらいとのことで、4人乗りの小型軽自動車になるそうです。これは、トヨタが昨年末に法人ユーザーや自治体向けに出したミニEVの、シーポッド(C+POD)と同じくらいの大きさになります。

トヨタ自動車のホームページにあるように、このサイズの車だと、かなりの省スペースになります。通常の大きさのガレージで駐車するとすれば、このシーポッドを駐車してもその後ろに、数台の自転車を置くことができるスペースがあるとのこと。車庫入れや、ちょっと街に買い物に出かけたりするにも、便利なサイズだと言えます。

値段の方は、トヨタの価格が165万円からとなっているので、出光のEVは、それよりも若干低い価格での発売になるようです。トヨタも出光も個人向けの発売時期は、2022年を予定しているとのことで、来年は、超小型のEVを街中で見ることも増えそうです。

出光はEVに需要はあるとみているのか?

出光興産とタジマモーターがこの超小型EVを開発したのは、公共交通機関があまり行き届いていない地方に、このような移動のニーズがあると判断したからです。

先ほどの記事によると、この2社は超小型EVの開発に際して、岐阜県の飛騨市、高山市と、千葉県の館山市と、南房総市で、2年間にわたって実証実験を実施しました。

その結果として、高齢者層に関しては、免許を返納したあとに、どうやって移動するか、というニーズが急増し、また、運転経験が浅い人たちには、日々の買い物や子供の送り迎えに自動車では不安だし、自転車や原付よりも安全で安心な移動手段が必要だ、といった需要があると予測しました。

一方で、仕事で移動をする近隣の営業職層も、一日の移動距離が15km未満、車両稼働率も20%以下で、軽自動車ほどの性能や装備、機能は必要なく、それらを削ぎ落とした車両への需要がある、と判断したのでしょう。

確かにこの超小型EVは、今ある軽自動車よりも小型で、その分必要最低限のものしかついていなく、さらに最高速度も60km以下、とのことなので、取り回しは楽になることが考えられます。

出光では、このような超小型EVを必要としている層が、全国では100万台分ある、と判断したようで、今回の発表になりました。