日本人が知らない自民党議員の大義と「被害者意識」なぜ彼らは世論をいとも容易く無視できるのか?

裏金作りは確かに犯罪だ。しかし、自民党の国会議員たちが国民の声を無視する背景には、彼らなりの「大義」と現行の選挙制度に対する「怨念」があるのだ――そう指摘するのは、メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』著者で米国在住作家の冷泉彰彦さんです。泥臭いカネの使い方をしなければ絶対に勝てない選挙戦の過酷な現実、そして自民党に政権を押しつけることしかできない「野党の犯罪性」とは?

岸田政権は当面の解散を諦めたか

安倍派の5人衆は起訴されず、このままですとキックバックへの追徴課税も行われるのか分かりません。また、旧統一教会の支援を受けていた盛山文科相も「お咎めなし」となるようです。

どうやら、岸田政権は当面の解散を諦めたフシがあります。

補選3区は不戦敗という奇手も使わず、候補を立てて惨敗しても仕方がないと居直る、6月に都議選とのダブル選挙もやらない、したがって早期に上川陽子氏への政権禅譲とか、小池百合子氏との連携もしないという感じになってきました。

どういうことかというと、余りにも自民党への逆風が激しいので「解散したらみんなの議席が吹っ飛びますよ」ということを、党内の議員たちに脅迫するという構図です。直近の情勢はそのように見えます。

「だから解散はしません」ということで、当面の現職議席を守るというわけです。

その上で、9月の総裁選も「内紛を起こしたら党の支持率は更に下がる」ので、何もしないで静かにしておく、だから「自分の続投でいいじゃないか」という線に持っていこうとしているのかもしれません。

党内情勢は「岸田有利」に

そこで、反対に解散しないのであれば、「民意は問わない」のだから、何をしても選挙には負けないということになります。

3補選は不戦敗では格好悪いので、戦って負けるにしても、目標値をゼロまでハードルを下げておけば、政権へのダメージにはならないという計算もあると思います。

つまり不戦敗なら岸田の責任になるが、立てて負ければ候補者と党全体の責任ということです。

選挙がない、補選は候補を立てて捨てるという「覚悟(?)」ができれば、民意を踏みにじってもどうでもいいということになります。裏金への追徴もしないし、盛山大臣は続投として、内閣支持率が下がっても何も怖くない「無敵内閣」というわけです。

もっと言えば、党の支持率より岸田の支持率が下がれば岸田のせいになりますが、同じように下がって同率というのが現状ですから、この状態であれば岸田を辞めさせる理由はないという強弁も可能は可能です。

ですから、岸田とすれば悪いのは自民党、特に安倍派と二階派だとして、自分は居直ることが可能になります。

その上で、この夏はタイミングが悪いので解散しない、当面は政治空白を作らないために自分は続投して、その間に、世論の怒りが腐敗議員に向かっても自分は知らん顔ということなのかもしれません。

世論を無視する自民党の「大義」と怨念

世論は完全にナメられているのです。これが、何でも反対の無責任な世論であれば岸田の居直りにも一部の理屈があるかもしれませんが、世論には様々な不満が渦巻いているのです。

勿論、野党が「専業野党」になっていて、政策代案もなければ、統治能力もないという中で、岸田政権が延命してしまうという問題はあります。

ですが、そもそも自民党に世論の声を聞く気がないというのが大問題です。どうして、自民党の政治家は「キックバックによる裏金」にも、「宗教団体の怪しい支援」にも平然と居直っているのでしょうか。

それは、彼らが人格破綻者だからではないと思います。そうではなくて、そこには1つものすごく巨大な「彼らなりの大義」があるからだと考えられます。

それは、特に小選挙区の場合がそうですが、「どう考えても統治能力も、政策代案もない野党政治家」に対して、与党の自分は「不利だ」という思いといいますか、怨念があるということです。

怨念というのは、つまり自分のほうが正しいにもかかわらず、ドブ板選挙をしないといけない、そして何よりも選挙事務所の手が足りない、選挙区で票をまとめるには有力者、例えば県議、市議などの集票マシンにカネを撒く必要があるという「何かマイナスを背負っている」という意識です。

この記事の著者・冷泉彰彦さんのメルマガ

有事に日本国民は餓死する。農水省がコッソリ降ろした「食料自給率向上」の看板

食料安全保障のリスク回避のため、高水準を保つことが望ましいとされる食料自給率。しかし我が国は38%と、先進国の中で最低水準となっています。そんな中にあって農水省が今国会に提出予定の「食料・農業・農村基本法」改正案は、専門家が首をひねるような内容となっていました。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』ではジャーナリストの高野さんが、農水省が「食料自給率向上の看板を半ば降ろす羽目に陥った」理由を考察するとともに、食料・農業・農村政策審議会の言い訳めいた答申の数カ所を引き、それぞれについて厳しい視線で解説を加えています。

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2024年2月19日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

農水省の大迷走。食料・農業・農村基本法改定で有事に国民餓死決定か

農水省は今国会に「食料・農業・農村基本法」改正案を提出しようとしているが、1999年制定の現行基本法で前面に掲げていた「食料自給率の向上」の看板をこっそりと降ろして――と言ってもさすがに捨て去ることはできないので「食料安全保障の目標の1つ」に格下げして、出来ればこの言葉を国民に忘れてもらいたいかの態度を示してきた。何のためかと言えば、自給率の向上がどうにも難しいので「輸入先の安定化」を目標に取り入れるためである。

それに対しては、当然にも、自民党の農林族から反発の声が上がり、そのため「自給率その他の食料安全保障の確保の目標を設定する」というように文言としては蘇らせて族議員を納得させはしたものの、かつてあれだけ大騒ぎした食料自給率向上に「あんまり触れないようにしよう」という同省の本音は変わらないだろう。

否応なく浮き彫りになる農政の失敗の歴史

なぜ触れないようにするのかと言えば、そこを見れば農政の失敗の歴史が否応なく浮き彫りになるからである。

1961年制定の旧農業基本法は、池田内閣の「所得倍増計画」を都市サラリーマンだけでなく農業者にも及ぼすことを企図した。その具体的な方法は、農家の大半を占める貧農層を切り捨てて大規模経営化を推進し生産性向上を図る一方、それで余った労働力を都会の第2次・第3次産業へと総動員して一気に高度経済成長を実現しようという、徹底的な経済合理主義イデオロギーによるものだった。こんなアクロバット的な政策が巧くいく訳がなく、1960年に1,766万人あった農業従事者は75年に1,373万人、90年に849万人、2005年に196万人、そしてついに2020年には60年前のほぼ10分の1の160万人にまで激減した。

それで一定の生産性向上効果があったのは事実だが、肝心の食料自給率は、1960年に79%あったのに対し75年には54%、90年に48%、2005年に40%、2020年には38%と無惨に減り続けた。その途上で、危機感を抱いた農水省は1999年に基本法を現行のものに改定し、その際に「食料自給率向上」を高々と掲げたのだったが、それは何の歯止めにもならなかった。根本原因は、上辺はいろいろ繕ってもベースの大規模化、機械化・化学化による効率化という、日本農業の実態におよそ相応しくない欧米流の農業近代化を模倣しようとする致命的誤謬がそのまま続いたことにある。それでとうとうお手上げになり、「食料自給率向上」の看板を半ば降ろす羽目に陥ったのが今回である。

この記事の著者・高野孟さんのメルマガ

佐藤健のDNAを受け継ぐ「理想のAIイケメン」を生成したら妻大満足の出来映え!男性モデル育成は「醤油顔」がポイントだ

Windows95を設計した日本人として知られる中島聡さんが最近、生成系AIやバーチャル・モデル作りにハマっていることは「まぐまぐニュース!」で既報のとおりです(Text2ImageのWebサービスの中でいち早くFace-lockの機能を実装した「RenderNet」を使い「夏目雅子のDNAを受け継ぐ美人」の生成を試みる記事 / Stable Diffusion XL 1.0から派生した「Animation XL」で有名アニメ風の画像を生成しながら著作権問題を考察する記事)。中島さんはその後もメルマガ内で、Stable Diffusion WebUI(AUTOMATIC1111)にReActorエクステンションを導入しさまざまな実験をしていましたが、そこに奥様から「男性モデルも作れるのか試して」とのリクエストが。今回は中島さんがイケメンバーチャル・モデルの生成に試行錯誤する様子をご紹介します。(メルマガ『週刊 Life is beautiful』より)
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題「バーチャル・モデル、男性版」

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

「男性のAIモデルも作って」妻のリクエストに応えてまずはキムタクから

ここ何週か、生成系AIを使ったバーチャル・モデルの作り方について解説してきましたが、このメルマガの査読をしてくれている私の妻から、男性モデルも作れるのか試してほしいとのリクエストがあったので、早速試してみました。

まずは、キムタクのDNAを持つバーチャル・モデルを作ってみたところ、こんな感じになりました。

20240220nakajima001

特徴は掴んでいますが、かなり「濃い顔(バタ臭い)」になってしまいました。

顔の合成は、ReActorというエクステンションを使って行っていますが、(合成前の)生成した画像が基本的に白人なので(学習データの多くが白人の顔写真だと、こうなります)それと合成した結果、「濃い顔」になってしまうのだと思います。

女性の場合だと、それが魅力に結びつきますが、男性の場合だと、必ずしもそうはならないのだと思います。

キムタクは、そもそもが少しバタ臭い顔なので、それが強調されているのかもしれません。

じゃあ、大沢たかおはどうだろう?

続いて、試したのは、大沢たかおです。

20240220nakajima002

これも少し(白人との)ハーフっぽい顔になりましたが、大沢たかおの顔があっさり系(醤油顔?)なので、ちょうど良いバランスになったのだと思います。

しょうゆ顔と言えば佐藤健だ!

醤油顔ですぐに思い浮かんだのが、佐藤健なので、早速試してみました。

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とても良い感じになりました。やはり醤油顔からスタートするのが良いようです。男性モデルをそだてるならば、このモデルが良いとすら思えるぐらいです。

一度、気に入ったバーチャル・モデルが生成できたら、今度はその画像をReActorにソースとして渡して画像を生成すれば良いので、大量生産が可能になります。

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戦略的にヤバいケースも。観光地に飲食店を出したい人が気をつけるべき事

インバウンド需要も回復し、すっかり賑わいを取り戻した観光地。そんな土地で「飲食で勝負を賭けたい」という野心家が引きも切りませんが、気につけるべき点があるようです。今回の『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』では外食・フードデリバリーコンサルタントの堀部太一さんが、観光地に飲食店を出す際のノウハウを紹介。見落としがちなポイントをレクチャーしています。

観光地に出店する際に気を付けて欲しい事

最近は観光地出店の相談が多いです。京都、鎌倉、沖縄、大阪などなど。

元々同エリアで展開されるご支援先も多いですが、近隣他府県か東京の会社さんが多いです。

ただ!

観光地という事で主語がデカすぎる問題があり、これ戦略的にやばいですよ!?というケースも。

今日は観光地の出店で気を付けて欲しい事を改めてまとめてみたのでご参考ください!

■大前提の2つの考え方

  • テイクアウト含めて回転を取れる
  • 1組辺りの粗利額が大きい

このいずれかは大切なポイントになります。理由を後述していきます。

■PLで気をつけるべき点

観光地に関しては、

  • 人件費
  • 家賃

この2つは高くなります。FLRの中でLRが大きくなるため、如何に「粗利」を確保できるかです。

この「粗利」の視点で、

  • テイクアウト含めて回転を取れる
  • 1組辺りの粗利額が大きい

ここが重要になってくる訳です。それを各々深掘りしてみたいと思います。

■テイクアウト含めて回転を取れる重要性

観光地は平日・土日祝の売上差はめちゃくちゃ大きくなってきます。

エリアとしてず~~っと忙しい。流石にこれって無いんですよね。

超人気店ならまだしも、平日はとんとんであったり赤字だったり。それを土日祝で稼ぎ切る。

これが重要なのですが、

  • 満席でも席回転しないから伸び切らない
  • 厨房稼働はできるのに席いっぱいで動かない

これがあると収益構造が悪くなってしまいます。

土日祝で売上の異常値を実現できる業態設計になっているか。

収支シミュレーションを見る上で、

  • 平日の見込みが甘すぎる
  • 土日祝でカバーできない

このケースもあるなるなので気を付けたいですね。

■1組辺りの粗利額が大きい

回転が取れない業態の場合は当たり前ですが「粗利額」はマストです。

  • 和牛
  • 海産物

この辺りを選ぶ理由はこの「粗利額」です。

特に夜の飲み需要が弱い観光地の場合、昼で粗利をどこまで伸ばせるか。これが重要になってきます。

そのため、「食事需要」における粗利額最大化の業態・食材選びが大切です。

収支シミュレーションを見る上で、

  • 時間帯別売上のシミュレーションが甘い
  • ピークを伸ばしても必要粗利にいかない

これも失敗あるあるなので気を付けておきたい一つです。

■ターゲットと立地と業態

観光地と一言で言っても、ターゲットは必ず設定すべきです。

「観光地で~」と主語デカすぎる出店大きく、観光地なら何でも何とかなる。こう思う企業さんが残念ながら多いです──(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2024年2月10日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

この記事の著者・堀部太一さんのメルマガ

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伊東純也が「性加害騒動」で「潔白の逆転ゴール」決めた!?2億円訴訟の議論白熱。冤罪証明かスラップ訴訟か、松本人志5億裁判との相違点は?

弊サイトでも既報の通り、『週刊新潮』により性加害問題が報じられたサッカー日本代表の伊東純也(30、仏スタッド・ランス所属)。

【関連】アジア杯サッカー日本代表8強敗退の「戦犯」は伊東純也か被害女性か『週刊新潮』か?「新証拠」「スラップ訴訟説」「爆破予告」とカオスに…窮地の森保ジャパン

昨年6月21日未明、飲み会の席で知人から伊東を紹介された2人の女性が、断る間もなく連れて行かれた高級ホテルで伊東と彼のトレーナーから性被害を受けたとして、1月18日に準強制性交罪等で刑事告訴し大阪府警が受理したと『週刊新潮』は伝えた。

【関連】サッカー日本代表・伊東純也が“性加害”で刑事告訴されていた 被害女性は「大量のお酒を飲まされて、気付くと彼が私の上に」

これを受け伊東の代理人を務める加藤博太郎弁護士は今月1日、「完全なでっち上げの事件」として虚偽告訴容疑で女性らを逆告訴していた。

【関連】【独占入手】伊東純也の “潔白” 証明する「LINE」と「動画」の中身…弁護士が性加害報道に徹底反論

また、「NEWSポストセブン」の記事では、伊東の代理人弁護士が「そもそも性行為自体なかった」と話したとも伝えられている。

【関連】伊東純也の性加害疑惑「逆告訴」で双方の主張は真っ向から対立、告発女性を特定しようとする“二次加害”が発生

そんな伊東サイドが件の女性2人に対して19日、性被害を虚偽告訴され名誉を傷つけられたなどとして、2億243万3,131円の損害賠償を起こした。NHKなどが報じた。

これについてネット上では、伊東の潔白を信じるネットユーザーの声が相次いで投稿された。

《ついに伊東の潔白が証明されそうだな》

《裁判で名誉回復した伊東の姿がピッチで見られるのは嬉しい》

《潔白を証明して早く日本代表に帰ってきてくれ》

《伊藤選手の無実が照明されることを願ってやまない》

《誰がウソをついてるのかこれでようやく分かる。伊東、信じてるぞ》

しかしその一方で、こうしたポストがあるのも事実だ。

《黒っていう証拠もないけど、白っていう証拠もないわけだよね》

《2億とか一般女性にどえらい金額請求するってのはどうなの?》

いずれにしても新たな動きを見せた伊東の性加害疑惑を巡る問題。著名人らも敏感な反応を見せている。

紀藤正樹弁護士は「スラップ裁判」と指摘

19日の伊東サイドの損害賠償を求める民事訴訟の提訴を受け、紀藤正樹弁護士(63)は同日に自身のX(旧Twitter)を更新しこのように綴った。

メディアの取材源のみを訴える訴訟は典型的なスラップ類型の訴訟です。事実を見抜くプロであるメディアが掲載しなければ表面化しなかった事案ですから市民だけを提訴する訴訟は取材源とメディアを分断させる戦略が見え隠れし今後の同種の市民活動を萎縮させる懸念があります。

スラップ訴訟とは、嫌がらせや恫喝、口封じの目的で訴訟を提起することとされるが、紀藤弁護士は伊東による民事訴訟提訴を「典型的なスラップ訴訟」と指摘したのだ。

これについてネット上では批判が続出。

《伊藤選手が被った損害を訴えるのは何も間違っていないので、スラップ訴訟って言ってしまうのはどうなのかと思う》

《伊東は自分を訴えてきた相手を訴え返したわけで、それが週刊誌を訴えてないからスラップっていうのはかなりの違和感》

《やってもないことを刑事告訴されて、その罪を晴らす目的で裁判起こすのもスラップ訴訟になってしまうのか》

《今のところまだ両者の言い分のどちらが本当なんだかわからないのにスラップ訴訟といい切ってしまっていいもの?しかも典型的って》

《事実じゃないことで訴えられてそれ違いますって告訴したらスラップって言われちゃったら身動きが取れん》

以上のように、スラップ裁判を否定し、「今回の伊東サイドの提訴は間違いではない」というポストが目立つ結果となっている。

紀藤弁護士のコメント中の「事実を見抜くプロであるメディアが掲載しなければ表面化しなかった事案」という部分に着目するのは、大手週刊誌での執筆経験を持つ50代の元記者男性だ。

「週刊誌と言えど完璧に真実を見抜けるかといいますと、それにはちょっと疑問符はつきますね。完璧な裏取りをしたと思っていても、取材源が事実に反することを淀みなく矛盾もなく話していたとしたらどうにもならないと過去に仕事仲間から聞いたこともあります。新潮さんを否定する気はありませんが、人間ですから完璧はありえないのではないかと。メディアの取材源のみを訴えるのがスラップ訴訟かどうかは専門家ではないので判断つきません、すいません」

伊東の民事訴訟の提訴がスラップ訴訟であるか否かについては、他の法律家の発言・発信が待たれるところだ。

獄死したプーチンの政敵ナワリヌイ氏をロシア人はどう思っているか?

16日に収監中の刑務所で急死した、ロシアの反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏。プーチン大統領の政敵の突然の死に世界からロシア政府に疑いの目が向けられていますが、ロシア国内では「信じ難い説」が流布しているといいます。今回のメルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、ロシアのネット上で繰り広げられているナワリヌイ氏の死を巡る激しい情報戦の内容と、彼がロシア国民にどのように思われていたかについて紹介しています。

【関連】政敵ナワリヌイ氏が獄死。それでもプーチン独裁が崩壊に向かう理由

ナワリヌイをロシア人はどう考えているのか?

全世界のRPE読者の皆様、こんにちは!北野です。

 

オランダ在住、Assuntaさまからメールをいただきました。

北野先生

 

金曜日、ナワリヌイの死を知ってから北野先生のメルマガをクビを長くして待っていました。

 

ショックでした。「こんなに無謀なことばかりしていたらいずれプーチンに殺されるのに」と思っていてもショッキングな突然死でした。希望を失ったという感じです。

 

本日のオランダやイタリアのオンライン新聞でもユリア夫人のビデオがトップです。

 

嘘つきばかりの中で命を賭して真実を伝えようとするのもロシア人なんでしょうか?

 

毒殺未遂から回復した後ドイツから帰国した時も理解できませんでしたが、プーチンの死や失脚を待つということはできなかったのでしょうか?

 

志がよくて、かつ「私はプーチンになりたい」なんていう嘘をしゃーしゃーと言ってのけるロシア人はいないのでしょうか?

 

もっと理解できなかったのは、日経新聞の記事、

 

「ただ、保守的な国民が多いロシアでは、ナワリヌイ氏の評価は都市部を除けば、必ずしも高くない。独立系調査機関レバダ・センターが23年1月に実施した世論調査では同氏の活動を「評価しない」が57%を占め、「評価する」の9%を上回っていた」

 

これは事実なのでしょうか?とすれば、彼を過大評価していたのはプーチンだけということですか?

 

質問ばかりですみません。

 

今後はよくなるという北野先生のお言葉を信じたくても信じられない日々です。

Assuntaさん、ありがとうございます!順番にお答えしていきましょう。

嘘つきばかりの中で命を賭して真実を伝えようとするのもロシア人なんでしょうか?

これは、日本人と同じで、「いろいろな人がいる」ということでしょう。

ロシアにも時々、命がけで真実を伝えようとする人がでます。たとえば、水爆開発に関わり、後に人権活動家、反体制活動家に転じたアンドレイ・サハロフ博士。たとえば『収容所群島』を記し、ノーベル文学賞を受賞したアレクサンドル・ソルジェニーツィン。

しかし、どこの国でもそうだと思いますが、「命がけで真実を伝えようとする人」は、超少数派です。普通の人は、命がおしい。それで、ロシアで反戦の人は、普通黙っています。

毒殺未遂から回復した後ドイツから帰国した時も理解できませんでしたが、プーチンの死や失脚を待つということはできなかったのでしょうか?

ナワリヌイ以外のほとんどの「反プーチン派」はそうしています。

ウクライナ戦争がはじまった時、ナワリヌイや反プーチン派は「戦争反対」でした。それで、ナワリヌイの同志は、逮捕されたか、国外に脱出したかどちらかです。逮捕を逃れたナワリヌイの同志は、外国で活動を続けています。

志がよくて、かつ「私はプーチンになりたい」なんていう嘘をしゃーしゃーと言ってのけるロシア人はいないのでしょうか?

プーチン政権は、「KGB政権」ですから、表面だけプーチンに従順でも、いずれバレるでしょう。

私がモスクワに行った90年、バルト三国の人から、「人のいる場所で政治の話をしていはいけない。電話で重要な話をしてはいけない。この国では、『常に聞かれていること』を決して忘れてはいけない」とアドバイスされました。

だから今なら、「メールは、読まれている。スマホは聞かれている。SNSは見られている。自宅は盗聴されている」と考えて生きていく必要があります。

そういう状況下で、ウソをつきつづけることはほぼ不可能でしょう。

疲れた時は寝る?休む?あえて「体を動かすべき疲労」もあるらしい

疲労回復には何が効くと思いますか? 大半の人は「休む」「寝る」などを挙げるかもしれませんね。しかし、今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では、著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が紹介しているのは、むしろ逆の方法。疲労の種類で方法を変えてみませんか?

精神的疲労を速攻で消す!休むよりも効果的な●●とは

こんにちは、ゆうきゆうです。

元気でお過ごしでしょうか?

さて、皆さんは精神的な疲労や、気持ちが疲れたときに、どうやって対処していますか?

今回は、疲労を瞬時に片付ける方法についてお教えします。

疲労には種類がある!

疲労というのはどうしたら改善するかと聞かれると、大抵の方が

「休めば良いんでしょ」

と回答されるのではないでしょうか。

確かに、休むことは素晴らしいです。

一方で休むというのは、結局のところ「時間を経たせる」ということです。

時間が経つと疲労物質が回復したり、脳の「飽きた」という気持ちが少しずつ戻ったりします。

そのため、時間とともに改善するというのは、確かにあります。

しかしながら、ただ休むのは受動的で、改善までに時間がかかります。

まず「疲労」は、精神疲労と肉体疲労に分けられます。

精神疲労は例えば勉強や仕事などのデスクワーク、もしくは何か頭で考えると生じます。

ずっと作業を続けていると飽きたり、疲れたり、全体的に脳内のエネルギーが落ちてくるのです。

逆に、運動や筋肉を鍛えたときに発生するのが肉体的疲労です。

こちらは動かしていた部分を、座ったり横になったりして動かさないことにより、回復できます。

重要なのはこの2つを「シャッフルしていくこと」です。

田中角栄の懸念が現実に。山本一太と小池百合子と高市早苗の言動

今年1月、山本一太群馬県知事は、高崎市の県立公園にある朝鮮人追悼碑を行政代執行で撤去しました。この山本知事について、やはり参議院議員だった父親とは大違いで浅薄と評すのは、辛口評論家として知られる佐高信さん。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』では、故田中角栄氏が戦争を知らない世代が中核となる社会を案じていたと紹介。戦争責任を忘れたかのような言動をする政治家として、山本知事に加えて、小池百合子氏と高市早苗氏の名をあげ、アジアの留学生が日本人学生に語った痛烈な言葉を伝えています。

山本一太と小池百合子と高市早苗

「戦争を知っている奴が社会の中核にいるうちは、日本には間違いがない。しかし、知らない奴が出てきた時が、怖い。若い奴に勉強させなきゃいけないね」

田中角栄は口癖のようにこう言っていたが、その心配がいま、各所で現実のものになっている。

都知事の小池が、石原慎太郎でさえ、送っていた朝鮮人虐殺追悼メッセージを送らなくなったこともそうだし、群馬県知事となった山本一太が、高崎市にある県立公園「群馬の森」に設置された朝鮮人追悼碑の撤去に着手したこともそうである。

山本は安倍晋三の盟友で、自民党森喜朗派(のちの安倍派)の参議院議員だった時、逸早く、「ポスト小泉(純一郎)は安倍官房長官しかない」と宣言して動き出した。これには森も怒り、「安倍君のためにならない。ひいきの引き倒しだ」と批判して、「イエローカードどころかレッドカードだ」と派閥退会まで通告したのである。

しかし、山本の先走りによって安倍への流れができ、菅義偉とのコンビで安倍首相実現に向かって動き出す。いわば山本は最初にゲリラ戦を仕掛けたのだった。そんなわけで、山本は安倍と思想的にも極めて近かった。それが今度の朝鮮人追悼碑の撤去につながっているのだろう。

残念なのは、一太の父親の山本富雄は息子のような浅薄な人間ではなかったことである。父親が立派過ぎて息子が反発するのはよくあることだが、山本親子の場合は違いすぎる。

父親の富雄は自民党の参議院議員だったが、学生時代は穂積五一が起こしたアジア学生文化会館に入っていた。「村山談話」の村山富市も入っていたところである。

アジア、アフリカ、ラテンアメリカの国々からの留学生や研修生が起居するその会館を運営するアジア学生文化協会の初代理事長だった穂積は「アジア留学生の父」と呼ばれ、1981年に亡くなった時には中国をはじめ、各地で追悼集会が開かれた。

ある時、会館に入っていた日本人の学生が「あの戦争は軍部がやったことで、自分たちはまったく関与していないから何の責任もない」と話した。すると、それまでにこやかにしていたアジアの留学生が「もう一度言ってごらん」と返した。それはその日本人学生を気まずく黙らせるほどに鋭かった。

「済んだことは忘れよう、新しい立場で仲よしになろうではないかと言う日本人がいるが、忘れようと言えるのは自分たちだ。日本人が忘れようなどと言うのはおかしい」

自分たちには責任はないと戦後生まれの高市早苗も言ったが、山本一太も同じなのだろう。そのアジアの留学生はトドメを刺すようにこう言ったという。

「自分は赤ん坊の頃か、両親に叱られる時は、きまって、“日本人が来るぞ”と言われた。こうして育った情感は消えない。これは日本人にはわからないだろう」

この記事の著者・佐高信さんのメルマガ

image by: Facebook – 群馬県知事 山本一太のページ 

韓国で医師たちが大激怒。715人も「一斉に辞表提出」の異常事態

医師団が「医学部増員」に反対している日本のお隣、韓国。これに更なる動きがありました。無料メルマガ『キムチパワー』の著者で韓国在住歴30年を超え教育関係の仕事に従事している日本人著者が、その異常事態について紹介しています。

韓国で専攻医715人辞職届の異常事態

23の病院で715人の専攻医が辞表を提出したことが分かった。まだ辞表受理はされていないが、業務開始命令以後にも復帰しない場合、政府は法的手続きを断行する方針だ。

上位100の病院に勤める専攻医の数は1万2461人で、辞職届を提出した715人は約5.74%に当たる。ただ、週末の間は病院などの事情で集計されず、19日に集計された辞職願いの数は大幅に増えるものとみられる。

趙圭弘(チョ・ギュホン)保健福祉部長官は18日午後、韓国政府ソウル庁舎で開かれた「医師集団行動に関する対国民談話」で「16日午後6時基準、専攻医数上位100の修練病院のうち、23の病院で715人が辞表を提出したと把握している」とし、「ただし、実際に辞表を受理したケースは今のところない」と明らかにした。

福祉部が把握した23の修練病院は、ソウル峨山(アサン)、ソウル聖母、亜洲(アジュ)大学、吉(キル)病院、江南セブランス、高麗(コリョ)大学、九老(クロ)、仁荷(インハ)大学、漢陽(ハンヤン)大学、聖彬(ソンビン)セント、円光大学、海雲台白(ヘウンデベク)、仁川聖母、国立中央医療院、汝矣島(ヨイド)聖母、富川(ブチョン)聖母、などである。

チョ長官は「専攻医が実際に集団行動に入る場合、政府は国民の健康と生命を守るために法に付与された義務により必要な措置を取るようにする」として勤務をしない場合、業務開始命令を下すだろう」と話した。

これに先立ち、大韓専攻医協議会(大専協)は16日午前、「ビッグ5病院の専攻医代表らと議論した結果、19日までに専攻医全員が辞表を提出し、20日午前6時以降、勤務を中断することを決めた」と明らかにしていた。

これに対し、専攻医らの辞表提出行列が始まると、福祉部は16日夕方、報道資料を通じて「この日の午後6時基準で10の病院で計235人が辞表を出したが、これを受理した病院はないことが確認された」とし「このうち実際に勤務をしなかった専攻医は計103人」と明らかにした。

これにより、福祉部は103人に業務開始命令を下し、その後復帰可否を確認した結果、計100人が復帰し、ソウル聖母・富川聖母・大田聖母病院で各1人ずつ、計3人は復帰が確認されず、3人が属する病院の修練担当部署が業務開始命令不履行確認書を受け取ったことがわかっている。

宇宙レベルで考える。なぜ、日本は「少子化」を止めることができないのか?

深刻な少子化を止めることができないままの日本。その理由はどこにあるのでしょうか? 今回の無料メルマガ『幸せなセレブになる恋愛成功変身術』では、著者のマキトさんが日本の「少子化」を解決するためのヒントを語っています。

母は「ブッダより偉大」である

マキトです

今回は 君たち地球人がwどうして、少子化を克服できないのか、その根本理由を明らかにします!

人類史上、最も偉大な人物と言ったらブッダやメシアと考える人が大半でしょう。

では、全人類が一夜にしてブッダになったとします。

。。。しかし、ブッダは男なので誰も子どもを産むことができず、一代で人類は滅亡します(|||゚Д゚|||)

あらゆる生き物は母から生まれます。

メスだけで増える生き物もけっこう多いのですが、オスだけで増えることはありません。

オスは、そもそも卵細胞を持たないからです。

ブッダやキリストとて、母がいなければこの世に生まれてくることすらできません。

偉人も、全員母から生まれてきます。

また、救うべき人類が生まれてこなければブッダやキリストが出現してもニートになるしかありませんw

ブッダやキリストでさえ「相対偉人」に過ぎず、新たな命をこの世に送り出す母のみが「絶対偉人」なのです。

最高の人生とは、母になることであり、母はブッダやキリスト以上に尊敬されるべきです。

「絶対価値」である生命をこの世に生み出すことは究極の奇蹟であり聖業の中の聖業です。

過去の全ての母に感謝し、現在の全ての母を護り、未来の全ての母を育てることこそ全ての宗教・道徳・イデオロギーを超越した「人倫の根源」なのです。

。。。しかし、地球ではその常識が広く認識されているとはとうてい言えません。