自衛隊「定員割れ」問題の意外な本質とは?軍事専門家がマスコミに苦言

災害が起こる度に被災地に派遣される自衛隊。年々その活動が注目される自衛隊ですが、発足以来定員割れの状態が続いていると読売新聞が伝えています。この問題について、メルマガ『NEWSを疑え!』を主宰する軍事アナリストの小川和久さんは、もっと大きな問題を見過ごしていると指摘します。すなわち、そもそも設定している定員が少なすぎると解説。マスコミはそういった根本問題を国民に示して問うべきと進言しています。

木(充足率)を見て森(適正規模)を見ず

7月に起きた熊本県南部の豪雨水害についての新聞記事で、ちょっと気になる点がありました。まずは、記事の気になる個所を抜粋しておきます。

「(前略)2019年度、自衛隊の災害派遣件数は449件に上った。実は、その8割を航空機を使った離島などからの救急患者搬送が占める。自然災害での派遣は7件で、合わせて延べ約106万人の隊員が関わった。活動人員が100万人を超えるのは、記録が残る1977年度以降、4度目だ。

 

ただ、部隊を派遣した影響で、陸自では昨秋予定されていた訓練・演習の1割(約300件)の中止や縮小・延期を余儀なくされた。千葉県に上陸した9月の台風15号に続き、10月には広範囲に浸水被害の出た台風19号の被災地にも部隊を出している。訓練・演習は年間計画によって綿密に練られており、災害派遣が切れ目なく続く状況は、有事に対処する組織の『力』が落ちることへとつながりかねない。

 

さらに、派遣への障害となるのが人員不足の問題だ。そもそも自衛隊は、発足以来、一度も定員(現在は24万7154人)を満たせていない。現場の中心となる『曹』『士』の階級の充足率は今年3月末時点で91.83%だ。不足する隊員の活動を補う即応予備自衛官(定員7981人)や予備自衛官(同4万7900人)の充足率も、それぞれ53.43%、71.75%にとどまる。

 

ある幹部自衛官は『人口減により自衛隊員の確保も難しくなる中、50年後も同じような活動ができるとは限らない』と訴える。(後略)」(10月15日付読売新聞)

どこが気になるか、おわかりでしょうか。記事そのものには問題はないのですが、自衛隊の定員や充足率を語るうえでの視点が欠けているから、あえて気になると書いたのです。

日本のマスコミの傾向でもありますし、国会でも、学界でも問題として取り上げられたことがほとんどないのですが、自衛隊の適正規模の問題を是正しないで、充足率の問題もあったものではありません。まさしく「木(充足率)を見て森(適正規模)を見ず」の議論になっているのです。

菅首相の著書、改訂版から公文書管理の記述ごっそり削除で「せこすぎる」の声

菅義偉首相が野党時代の2012年3月に刊行した単行本「政治家の覚悟」(文芸春秋)を改訂した新書が、20日に発売された。しかし、「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」と公文書管理の重要性を訴える記述があった章などが削除されたことで波紋を広げている。

菅首相の著書から公文書管理の記述が削除

2012年に出版された際には、旧民主党政権が東日本大震災時、会議で十分に議事録を残していなかったことを痛烈に批判。「千年に一度という大災害に対して政府がどう考え、いかに対応したかを検証し、教訓を得るために、政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」と述べていた。

しかし、今回の改訂版ではこうした記述が全て削除されている。

このことについて問われた加藤勝信官房長官は、20日の記者会見の中で、「首相が政治家として出版した著書だから、私が政府の立場でコメントするのは差し控えたい」と述べるにとどめた。

その上で、加藤氏は公文書管理について「公文書を適正管理するのは重要だ」「しっかりと取り組んでいきたい」と語り、改めて文書管理の重要性を強調している。

一方、立憲民主党の蓮舫参院議員は20日自身のツイッターの更新し、改定された菅首相の新書に言及。「公文書管理を強く主張していたのに。削除。すごい『覚悟』だ」とツイートし、本のタイトルに引っ掛けて皮肉った。

image by : 首相官邸

マンション管理士が教える無料サイト「長期修繕ナビ」の賢い使い方

マンションを預かる管理組合の重要な仕事のひとつである、大規模修繕工事などに向けた将来の資金計画。そんな計画策定の助けとなるサイトが先日公開されました。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』ではマンション管理士の廣田信子さんが、住宅金融支援機構が公開したサイト「長期修繕ナビ」について、使い方を含め詳しく紹介しています。

将来の資金計画が簡単に算出できる「長期修繕ナビ」

こんにちは!廣田信子です。

住宅金融支援機構が将来必要となる修繕積立金等がすぐわかる「長期修繕ナビ」を先日、公開しました。

マンションライフサイクルシミュレーション~長期修繕ナビ~

正式には、「マンションライフサイクルシミュレーション」といいます。

このシステムは、管理組合が簡単に無料で、将来の資金計画ができるように…と
考えられたものです。具体的には、自分たちのマンションの規模、築年数、工事内容に応じた「平均的な大規模修繕工事費用」や、今後40年間の「修繕積立金の負担額」、「修繕積立金会計の収支」などを試算することができます。

また、修繕積立金会計の収支が赤字となる場合は、修繕積立金の増額や借入金により収支を改善させた後の資金計画が併せて表示されます。住宅金融支援機構が作成したものですから、資金計画に重きを置いたシミュレーションができるようになっているのです。

このシミュレーションの基となっているデータは、支援機構の「マンション共用部分リフォーム融資」を2013~2018年に利用したマンションの大規模修繕工事費データ(約1,500件)です。修繕工事に必要な額は、形状、共用施設の充実度、建物の劣化状況などによって違ってきます。それによって必要な額も違ってきますので、このシミュレーションの試算結果については、参考資料として用いることを想定している…とされています。

「長期修繕ナビ」による数字が独り歩きしないように、かなり用心した紹介の仕方になっていますが、サンプル数が多く、物価変動の補正もされているので、かなり、信頼できる数字が出てくるのではないか…と推測します。何度でもシミュレーションできるので、いろいろな場合を想定して、比較材料をつくるのにも役立つだろうと思います。

ただ、どんなマンションにも当てはまるかというと、そうではなく、想定している範囲があります(この範囲外だと、解離度が高くなります)。

想定しているのは…

  1. 階数 30階以下
  2. 平均専有面積 100平米以下
  3. 戸数 100戸以下
  4. 住棟タイプ 単棟型

*タワーマンションについては乖離幅が大きくなることが想定されます
*団地型のマンションの場合は、各棟ごとに試算を行ってください
*試算結果の範囲には、コンサル料、調査・診断、設計、工事監理費用、長期修繕計画作成費用は含まれていません
*将来の物価変動はないものとして算出しています

【書評】社労士が教える「モンスター部下」タイプ別の正しい対処法

自分勝手で無責任、低モラルな「モンスター部下」なる存在をご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』で編集長の柴田忠男さんが取り上げているのは、そんな会社にとって害悪でしかない社員の実態が描かれた書籍。社労士である著者による「適切な対処法」も記されている、ユースフルな一冊です。

偏屈BOOK案内:石川弘子『モンスター部下』

fc20201020モンスター部下
石川弘子 著/日本経済新聞出版

著者は社会保険労務士法人代表。最近は「部下がモンスター化して困っている」「モンスター部下が入ってきてどうしたらいいか」といった相談を頻繁に受けるという。たとえば、「自分が納得いかない仕事はしたくないと言って、上司の指示を聞かない」「個性を尊重すべきと言って、ルール無視の非常識で自分勝手な行動をとる」「SNSで会社の内情をぶちまけ騒動を起こす」

このような部下に悩まされている上司は少なくないようだ。わたしが出版社に務めていたときは、そんなモンスターはいなかったが、眠り猫や一人深夜族など、かなり問題な人はいた。わたしのことはさておき。最近は「個性の尊重」「やりがい重視」「人は平等」という考えを曲解して、結果的に「自分勝手」「無責任」「低モラル」な言動に結びつく社員が少なくないようだ。

以前は職場での人間関係のトラブルは、だいたい部下側からの相談が多かった。しかし昨今は、部下に対して指導したくても「パワハラと言われるのでは?」「部下が辞めたら自分が責任をとらされるのでは?」「自分のマネジメントは間違っているのでは?」という不安から、指導ができない、どう指導したらいいか分からない、と悩む上司サイドの相談の方が圧倒的に多い。

台頭する自己中心モンスター。謎の欠勤を繰り返し、突然、退職代行業者を使って去った部下、育児を理由に周囲に仕事を押し付け、注意したら「マタハラだ」と騒ぐ女性、SNSに会社のトンデモ動画や会社の誹謗中傷をアップしまくる20代社員、「働き方改革」を伝家の宝刀にやりたい放題の仮面イクメン部下、「成長できる仕事」しかやらない意識高い系モンスター、一方的に異性を追いかけ歯止めがきかないストーカー社員……やれやれ。

内緒の副業に経費不正、脱税の「闇収入」モンスター、客先の男性と不倫関係に陥るモラル欠如型モンスター、カラ領収書で経費をせしめキャバ嬢に貢ぐ部下、業務時間中に会社のパソコンで株取引する部下、社内ダブル不倫で振られた腹いせにセクハラ告発、休日出勤手当をもらってバーベキュー、風呂に入らず周囲に悪臭をまきちらすスメハラ部下……やれやれ。

堀江貴文氏「日本は周回遅れ」BTS事務所のビッグヒット上場に持論

ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(47)は19日、自身のメルマガ『堀江貴文のブログでは言えない話』で、韓国の人気グループ「BTS(防弾少年団)」が所属する芸能事務所「ビッグヒットエンターテインメント」(2005年設立)の株式上場について持論を展開した。

BTSは9月2日、シングル「Dynamite」が米ビルボードの総合シングルチャート「HOT100」で初めて1位を獲得するなど、世界的な人気を誇る7人組のK-POPグループ。そのBTSが所属する事務所・ビッグヒットエンターテインメント(Big Hit Entertainment)<352820>が韓国取引所に上場を果たしたのは15日だ。韓国メディアは上場当日、時価総額が一時11兆8800億ウォン(約1兆900億円)に達したと報じていた。

今回のビッグヒット上場に関して、堀江氏はメルマガの中で「世界戦略が功を奏した結果だ」と高く評価。
「世界マーケットを見越して巨額投資ができるように上場して経営体制を強化していこうという戦略が見える」と分析した。

さらに、「日本の芸能事務所でこんな構想を持っているところがあるだろうか? 周回遅れと言わざるを得ない」と、古い体質を温存する日本の芸能事務所に苦言を呈した。

朝鮮日報が19日に報じたところによると、「ビッグヒット」の株価は上場後2営業日連続で値下がりし、16日は22.29%安で取引を終えている。株価は反落しているが、その本質的な意義まで失われているわけではない。一時的とはいえ、芸能事務所の株式が時価総額で1兆円を超えたという事実は瞠目に値する。

韓国のことになると対抗心を剥き出しにしがちな日本だが、堀江氏の分析通り、エンタメ業界の「世界戦略」は韓国が日本より何歩もリードしている状態だと言えるだろう。

メルマガ『堀江貴文のブログでは言えない話』10月19日号ではこの他にも、運転免許証システム統一やANAの副業拡大、婚姻・離婚届の押印廃止について辛口コメントで分析。また、「ビジネスモデル教えちゃいます塾」のコーナーでは、堀江氏自らが考案したカラオケビジネス(10/05号)や専門ECネタ(10/12号)、Tシャツ販売のヒント(10/19号)といった多彩なビジネスアイデアを披露している。

初月無料のお試し登録で、10月配信分のメルマガをバックナンバーを含めてすべて読むことができる。興味がある方はぜひご一読いただきたい。

 

source: 朝鮮日報

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女子陸上「無観客」でも止まらぬ男達の性欲。エロ書き込みに選手ら悲鳴

陸上競技が性的な被害を受けている。女性アスリートへの性的な撮影被害や画像拡散の問題を受け、日本オリンピック委員会(JOC)が対策に乗り出したばかりだが、今度はライブ配信の性的な書き込みが問題となっている。

陸上競技大会へ性的メッセージの書き込み相次ぐ

9月に無観客で開催された陸上の日本学生対校選手権。この様子はライブ配信が行われ、リアルタイムで学生陸上を観戦できるという大会だったが、ライブ配信の応援メッセージ欄に出場選手に対する性的な意図の書き込みが相次いだという。

【関連】女子陸上へのエロ目線にメス。薄着ユニを狙う盗撮者の破廉恥な手口とは

新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで行われた同大会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて無観客で実施された。期間は3日間。関係者や家族のために行われたライブ配信だったが、これが性的な被害を受けることになってしまった。

もちろん選手たちは純粋に競技に挑んでいる。大会は厳しい日々の練習で積み重ねてきた実力を発揮する集大成の場。にもかかわらず、一部の心ない人間たちにより、性的な目線で見られることになってしまった。

学生陸上をめぐっては、露出度が高い女子選手を狙って、盗撮まがいの行為で写真を撮影したり、SNSで拡散されたりということが問題となっている。

今回の大会は無観客で行われたこともあり、本来応援メッセージを送る欄が、彼らの性欲発散に利用されてしまった可能性が高い。

【関連】あなたのTwitterは監視されている。裏アカウントはどう会社にバレるのか?

出場した選手たちのコメントとして、「性的なコメントが多かった」「親とか見ていたら本当につらい」「知り合いに指摘され、被害に気がついた」という声を共同通信が報じている。

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元国税が指摘。千人計画前から日本の先端技術を盗んでいた中国の手口

「技術流出の危険性が高い中国の千人計画に、日本学術会議が協力していた」という真偽不明の情報が出回り物議を醸しましたが、我が国の技術はとうの昔に中国サイドに渡ってしまっているようです。どのような方法で中国はいとも簡単に先端技術を手に入れたのでしょうか。今回のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』では元国税調査官で作家の大村大次郎さんが、日本企業もしてやられたその巧妙な手口を白日の下に晒しています。

※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』2020年10月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール大村大次郎おおむらおおじろう
大阪府出身。10年間の国税局勤務の後、経理事務所などを経て経営コンサルタント、フリーライターに。主な著書に「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)がある。

 

千人計画だけじゃない!日本の技術が中国にダダ漏れしている

最近、中国の「千人計画」というものがネットなどで取り沙汰されています。千人計画というのは、中国が国際的な専門家を大々的に招いて、中国の科学技術を発展させようという計画のことです。もちろん、これは中国の軍事力の強化にもつながります。この千人計画に、日本学術会議が協力したとかしないとかで、ネットで話題になっているわけです。

が、日本人はあまり気づいていませんが、日本の技術の中国への流出は「千人計画」よりもはるか以前から大規模に行われているのです。

日本の大手メーカーの多くは中国に進出していますが、そこで日本の技術はごっぞり堂々と取られているのです。

1979年、中国は改革開放政策を始めました。まず深セン、珠海、汕頭、廈門に経済特区をつくったのです。経済特区というのは、特例的に外国企業の進出を認め、税金の優遇などを行う地域のことです。

中国は、共産主義国であり、企業はすべて国営か国営に準ずるものという建前があります。だから、それまで原則として外国企業が入ってくることは、できませんでした。

しかし、経済特区をつくることにより、その地域だけは、自由主義国と同じように外国の企業が入ってきてもいいということにしたのです。しかも、経済特区では、税金の優遇措置や、インフラ整備などを行い積極的に外国企業を誘致しました。

中国のこの経済特区政策は、「当たり」ました。外国企業にとって、中国の経済特区は非常に美味しい「タックスヘイブン」だったからです。中国の経済特区の法人税の税率は15%程度でした。当時の先進国の法人税率は40%~50%程度ありましたので、この低税率だけでも随分美味しいものです。

それに加えて、中国の経済特区は「工業地帯」として非常な好条件を備えていました。まず土地代が非常に安く、工場用地などが整備されているということ。そして、何より人件費が先進国に比べて、10分の1以下で済みました。

しかも中国の人々は、誰もがそれなりの教育を受けており、すぐに工場労働をこなせました。つまり、良質な人員を非常に安く使えたわけです。

また中国は、東南アジアのど真ん中に位置していますから、アジア圏の輸出などにも非常に便利です。ほかのタックスヘイブンでは、こういうことはありません。ケイマン諸島などのタックスヘイブンは、税金は安いですが、工場用地もありませんし、たくさんの優秀な人材がいるわけでもありません。だから、会社の名義を置くだけしか使いようがありません。

しかし、中国の場合は、生産拠点として使える上に、タックスヘイブンのように税金が安かったのです。「理想的なタックスヘイブン」といえました。

この経済特区は、たちまち多くの外資系企業を呼び込み、中国経済をけん引するようになります。中国は、その後、徐々に経済特区を拡大していきました。1986年までに、新たに、大連・秦皇島・天津・煙台・青島・連雲港・南通・上海・寧波・温州・福州・広州・湛江・北海の14都市が、「経済技術開発区」に指定されました。「経済技術開発区」とは、経済特区よりもさらに自由度の増した地域のことです。当然、外国企業の税制優遇などもあります。この80年代の「経済技術開発区」の設置により、外国企業の進出が一気に加速したのです。

 

若者と老人が殺し合う国、日本は「科学と軍事と現実主義」で復活するか?

金融緩和に頼る経済政策も奏功したとは言えず、新型コロナウイルス感染症の流行も加わり、もはやどん底に沈みかけていると言っても過言ではない日本。私たちはこの危機的状況をどう抜け出すべきなのでしょうか。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では著者で日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、日本の衰退を招いた原因を分析するとともに、経済復活のために打つべき手を考察しています。

日本の復活戦略

日本の衰退はコロナという疫病で明確化したようである。非正規社員が解雇されたが、その非正規社員が増えた原因は、日本の中に高収益な企業がなくなり、日本全体が貧困化したことによる。このため、日本の復活戦略を検討する。

今の日本は、経済社会が衰退する危機的な状態にある。その状況を国民が認識し始めているように感じる。その原因は主に3つある。

1つは、日本が優位にあった利益率の高い、付加価値の高いAV産業、電子産業、半導体産業の衰退で日本経済の脆弱性が増し、非正規雇用が全労働者の35%に拡大している。

その上、コロナ禍で非正規社員を企業は解雇しているので、女性の自殺者が増えている。この原因は非正規雇用に占める女性の割合が多いことによる。そのうち、母子家庭も多くあり、子供の自殺も増えている。由々しき問題になっている。

このように日本社会の貧困化は、産業育成政策をしないで、経済政策を金融緩和政策中心にしたことで、経済の脆弱性を高めてしまったことによるし、日銀のETF買いが株価を支えているが、いつまで続けられるのかわからない。

長期に続けると、経済実体とはカケ離れた株価になり、株式市場も国債市場と同様に投資家がいなくなり、崩壊させることになる。

このように、日本経済は衰退して労働賃金も下がっているので、ベトナムや中国からの出稼ぎ労働者もいなくなる。少子化対策としての移民もいなくなる危機にある。

もう1つ、製造業を疎かにしたことで、コロナ感染拡大で、マスクも医薬品も中国依存で、日本の品不足を起こした。地産地消経済を、このコラムでは、何べんも主張しているが、それを裏付ける事態になった。

2つ目は、中国の周辺諸国に対する領土拡張要求が増してきて、軍事的、外交的に圧力を高めている。この軍事的脅威である。

このための中国包囲網を日本が中心で構築するべきであると、このコラムでは、何べんも主張してきた。それがコロナ禍で中国が一層の圧力を増したことで、せざるを得ない状況になっている。

日米豪印の準同盟関係が成立しそうである。ASEAN諸国、英国やフランスなども仲間にする努力が必要である。一方、韓国は明示的に米国から中国にシフトするようだ。

3つ目は、70歳以上の理想、理念と若者の経済的な要求とが相反していることによる社会的な混乱である。リベラル的な理想が、現実的な経済的、安全保障的な要求と相いれない事態が起きている。その中には、日本学術会議が研究者に軍事研究の禁止を宣言したが、それも含まれる。

日本学術会議の構成者は、裕福な高齢者であり、その若い時代の理想はそうであったかもしれない。しかし、現時点の社会情勢では、それは日本の軍事力をダメして、引いては中国の侵略を許し、中国独裁政権の下で、日本語を禁止される事態もあり得る。

このため、日本人の大多数が不満を持っていたようだ。よって、左翼的な人の任命拒否を歓迎する論調が多い。

しかし、菅首相は、それを説明しないのはよくないが、任命拒否は当然であり、日本への侵略を助ける日本学術会議を民営化するほうが良いとも思える。敵を利するような宣言する組織を国民の税金で運営する必要はない。というより、おかしい。

と、この問題ではリベラルからリアリストに日本社会の雰囲気を変える必要を感じる。

というように、このコラムで主張していたことが、コロナにより、現実になってきた。

今後、コロナ感染再拡大が起きる可能性が高い。企業活動は低下するので、株価も下がることが想定できるし、それに輪をかけて、米国大統領選挙の混乱も追い打ちをかける可能性もある。

というように日本の状況は前途多難である。

NY「再ロックダウン」報道の嘘と本当。現地で何が起こっているのか?

新型コロナウイルスの感染が欧米各地で再び急速な広がりを見せ、規制強化の動きが出ています。米ニューヨークからも「ロックダウン」という言葉が聞こえてきましたが、その実態は陽性率の高い地域に限定されたものとのことです。NY在住『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』著者のりばてぃさんが、ニューヨークの感染状況を詳しく伝え、感染拡大の原因となっているユダヤ教超正統派の独特の考え方を紹介。その教えの根幹にはナチスドイツによって受けた迫害の影響があると明かしています。

NYが再度ロックダウン?

(1)NYはそんなに大変な状況なのか?

10月7日からブルックリンとクイーンズの一部の地域で店舗や学校、オフィスなどを閉めるロックダウンを実施。日本でもニュースになっていますが、このニュースだけ読むと、「ニューヨークは一時の感染爆発を逃れ感染を抑えられてきたはずなのになぜ?」と思う方もいらっしゃるでしょう。

ちょうど、この感染拡大の原因について、YouTubeに解説動画を上げたのですが、思いの外、視聴が伸びているので、このメルマガで簡単に解説しつつ、動画では伝え切れなかったお話もしたいと思います。動画でも詳しく知りたいかたは以下をご参照ください。
13分でわかるNY再ロックダウンの理由!新型コロナが感染拡大!特定のコミュニティが原因に??

(2)ニューヨークの陽性率

まず、ニューヨーク州の新型コロナ陽性率はピーク時で50%にまで上っていましたが、現在は大幅に低下し、特に7月中旬以降から9月25日までは陽性率がなんと1%以下で抑えられてきました。50%が1%以下というだけで、かなり感染が落ち着いているのがわかるでしょう。
Governor Cuomo Updates New Yorkers on State’s Progress During COVID-19 Pandemic

また、陽性率をニューヨーク州のエリアごとでみてみると、区域によっては1%を超えるところもありますが、マンハッタンを中心としたニューヨーク市の感染率は1%以下に抑えられていました。10月現在でも1%前後を行き来しています。
Governor Cuomo Announces 35th Straight Day with COVID-19 Infection Rate Below 1 Percent

でもそれもつい先月末までのことで、9月26日以降、ニューヨーク市の陽性率は急激に増加しニュースでも大きく話題になっています。日本でもフランスやイギリス、スペインで感染拡大しているのと合わせて「ニューヨークも感染拡大!」と伝わっていると思います。

AI全盛時代の「せめて、人間らしく」もう創造性は豊かな人生を保証しない

昨今の「AI(人工知能)」の発達により、いよいよ人間の7、8割が仕事を失う時代がやって来ると言われています。果たして、私たちは便利さやスピードなどと引き換えに何を失ってしまうのでしょうか? 心理学者でメルマガ『富田隆のお気楽心理学』の著者である富田隆さんは、AIによって変化した私たちの新しい生活を予測しながら、それでも「無くならない」ものについて大胆な仮説を立てています。

AIと人間。これから「大量失業」の時代がやって来る

コロナ後の世界が、これまで以上に情報化されたものになるのは、ほぼ確実でしょう。

AI(artificial intelligence:人工知能)の進化と、産業の各分野への進出は、大量の失業を生み出すはずです。

現在の進化段階においても、AIが得意とするのは、論理的に明晰な判断を必要とする業務です。

医療分野での診断や、司法関連における、法律や過去の判例を参考にした判断、金融関係の複雑なルールを踏まえた、データに基づく資金運用、自然言語や俗語、方言などの翻訳、工学機械などの設計シミュレーション、等々、の専門的知識や判断を必要とする領域では、これまで人間がやってきた作業のかなりの部分はAIに取って代わられます。

医師や弁護士、会計士、など専門職の「先生」方がいなくなるわけではありませんが、現在のようにたくさんの人数は必要なくなるので、7から8割の人たちが転職を余儀なくされるでしょう。

いわゆるホワイトカラーの仕事でも、直接人間を相手にしない事務などの業種はAIの得意とするところですから、一般的なビジネスマンも大量の解雇を覚悟する必要があります。

もちろん、人を相手にする営業やサービスの領域でも油断はできません。

アマゾンや楽天などのネット販売は、「コロナ籠り」を追い風に業績を伸ばしました。

このように、ネットを介してのサービスや流通は、既に、従来の直接対面型の商取引やサービス業にとっての重大な脅威となりつつありますが、AIの更なる進化と応用は、こうした傾向をますます加速することになるでしょう。

そして、このような潮流は、我々が知っている従来の「仕事」の内容そのものを大きく変えてしまうはずです。

となると、職種そのものは無くならなかったとしても、それぞれの分野で労働者に求められる仕事の中味は変わらざるを得ないので、変化に順応できない人たちは失業の憂き目に遭うかもしれません。

ただ、これまでの仕事が減る一方で、それに倍して新しい仕事が産み出されるのも確かです。

これは、希望的観測でも「気休め」でもなく、過去の現実から導き出される推測です。

たとえば、産業革命の時代、蒸気機関や内燃機関の登場により、それまで人間や牛馬が担ってきた肉体労働は減りました。しかし、新たに工場での労働や機械の操縦、事務や営業、サービスなどの新しい業種が生まれ、それまで無かったたくさんの雇用が産み出されたのです。

現在、私たちが従事している仕事のほとんどは、この時代以降に新たに登場した仕事です。

同じように、80年代以降、コンピュータや通信技術などが産業の各分野に進出するに従って、プログラマーやシステムエンジニアなど、新たな業種や仕事が生まれました。情報革命の時代においても、仕事全体は減るどころが増えたのです。

人類のこれまでの歴史を振り返ると、技術革新により従来の仕事が機械に奪われるのは確かなのですが、それにより、産業構造や社会システムが変わり、新たな仕事が必要とされるようになるのです。新たな仕事のニーズは、常に、増大し続けます