国際交渉人が憂慮。大戦の火種が燻る北アフリカ・中東地域の混乱

現在の混沌とした世界情勢に不安を感じてか、数々の国際舞台で活躍する国際交渉人の島田久仁彦さんに対して、「次の世界大戦が起こるとしたら、どこが発火点?」という問いかけが頻繁にあるようです。そこで島田さんは今回、自身のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』で、最も危険を孕む地域と考える北アフリカ・中東地域の最新の情勢を詳しく解説しています。

北アフリカ・中東地域で続く暗く長い苦難の戦い

「次の世界大戦が起こるとしたら、どこが発火点だと思いますか」今年に入ってから、この質問をよく尋ねられるようになりました。仕事柄、「世界大戦はもう起こりませんよ」とお答えしたいのが本音なのですが、昨今の国際情勢の不安定化を見ていると、大きな不安に駆られます。

可能性があるとすれば、朝鮮半島情勢を含む“広範のアジア地域”(南シナ海での偶発的な衝突、カシミール地方の領有権をめぐるインド・パキスタン・中国の三つ巴の争いなど)が一つ考えられます。米中の新2大国が直接的に対峙し、成長著しい東南アジア諸国があり、世界最大の人口を抱える地域です。

または、北アフリカ・中東地域が考えられます。ホルムズ海峡問題や米イランの衝突、シーア派とスンニ派諸国との争いになっているイランとサウジアラビアを核とした刮目、イランとイスラエルの間に常に存在する緊張、シリア問題に代表される内戦と増え続ける難民の波、独裁から解き放たれた北アフリカ諸国の勢力地図の塗り替え、そしてそれらの紛争の背後でとぐろを巻く欧米とロシア、中国という大国の果てしなき欲望など、こちらもアジアに負けず、いろいろな火種が燻っています。

どちらの地域が発火点になってもおかしくないと恐れつつ、より可能性が高いとすれば、恐らく北アフリカ・中東地域であろうと思っています。それはなぜか。最大の理由は、アメリカ・トランプ大統領によって開けられてしまった「中東地域のパンドラの箱」です。

それは、イランとイスラエルの間に存在する永遠のライバル関係です。第2次世界大戦後、1980年までは、イランは親米国家として存在し、それに比例するかのように、イスラエルとの対決は想定されていませんでした。それが1980年の米・イラン国交断絶以降、共にアメリカに支援され、軍事力を着々と増強させてきたイランとイスラエルが対立する構図が作られました。

イランは独自路線を歩みつつ、反米の証としてソビエト連邦に支援を求め、1980年以降は、アメリカの軍備というベースに加えて、ロシアの軍事力と知見が加わりました。イスラエルについては、アメリカからの継続的な軍事的・経済的、そして外交的なサポートを受けることで、元々、ユダヤ民族に流れるイノベーションの精神がより伸ばされ、今ではアメリカも及ばないほどの超ハイテク軍備を誇る国になっています。

どちらも公にはなっていませんが、確実に核技術を有し、ミサイル技術も非常に高いレベルを誇るため、仮に直接的に全面戦争になった場合、地域はもちろん、もしかしたら世界を破壊するだけの結果をもたらしかねません。それを両国とも自覚しており、相手の実力も把握しているからこそ、微妙な緊張状態で均衡を保ってきました。

鍼灸師が教える。疲れないカラダ作り、タフなカラダ作りのコツ

疲れやすく疲れが取れない、そんな悩みを抱える人は、日頃カラダ作りをするという心がけが足りないのかもしれません。メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者、のぶ先生が、若々しいカラダを維持するために必要なタフなカラダ作りのコツを教えてくれました。同じ運動を長く続けることにより、カラダの不調や異変に気づき易くなるというメリットも強調しています。

疲れないカラダ作り

夏バテ予防を含め、若々しいカラダを維持するためには、日頃の心がけが必要です。タフなカラダ作りにはコツがあります。ここではそんなカラダ作りのコツをご紹介します。

・姿勢をよくして、足先を刺激

足腰の筋肉を常に刺激してカラダを支える力を養うには、カラダを上下に揺さぶるような運動が効果的。歩くペースよりもゆっくりのジョギングでもよいので、軽くピョンピョン跳ねるように足の裏やふくらはぎを刺激しましょう。

つま先立ちでその場で足踏みをしてもよいです。つま先立ちになって、足の指を意識的に使うようにします。普段使わない足裏や足先を刺激することで、末端の血流がよくなり睡眠とカラダの回復の効率が上がります

・ふくらはぎは「第二の心臓」

顎を引いて背筋を伸ばしながらゆっくりジョギングをすることで体幹部の筋肉を刺激して関節を柔軟にすることができます。

ジョギングのコツは、前に出す足よりも後ろに蹴りだす足を意識することです。後ろ足をできるだけしっかり蹴りだして充分にのばすことで、いつも縮こまりやすい太ももの前側や股関節が刺激を受けて、よい姿勢を保つ力がつくようになります。

太ももの前側を効果的に刺激することができると、腸の働きが活発になり代謝がよくなります。

・スクワットや階段昇降、縄跳びなどバージョンアップ

普段使う足腰の動きを、意識して少しだけダイナミックに動かすようにするだけで、カラダのキャパが広がります。大事なのは長年続けられるような習慣を持つこと。

いつも同じことを続けられることで、カラダの不調や異変に気がつく基準ができます。無理をかけるよりも飽きずに続けられる自分らしいやり方を見つけましょう。

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疑惑だらけ富豪エプスタイン事件。不自然な「自殺監視」解除の謎

児童買春容疑等で起訴され、トランプ大統領との親しい関係も注目されていたジェフリー・エプスタイン被告が連邦拘置所内で死亡し、米国内は大騒ぎとなっています。米国在住の作家・冷泉彰彦さんは、逮捕時にこの問題を詳しく解説した際、「闇が深すぎるので、拘置所で保護しておいた方が良い」と語っていて、危惧が現実となってしまいました。冷泉さんは、自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で、いま一度エプスタイン被告に関する疑惑をわかり易く整理しています。

エプスタインの死と消えない疑惑

著名ファンドマネジャーで億万長者、そして、若い女性に対する人身売買や性的虐待の疑惑で逮捕されていたジェフリー・エプスタイン(66歳)が死亡しました。エプスタインについては、必死になって保釈を求めていた一方で、保釈されることによる「危険」が指摘されていました。

にも関わらず、今回、NYの連邦拘置所という「未決囚を入れる施設としては、全米で最高レベルのセキュリティ管理」がされている施設に入れられながら、結果的には「自殺監視の対象外」となっていたことで、首を吊って死んでいるのを発見されたのです。

アメリカ中がこの件で大騒ぎとなっており、特に、ネットの世界では陰謀説が飛び交っています。エプスタインをめぐる疑惑ですが、簡単に整理すると次のような内容です。

1)ニューヨークのマンハッタンに持っている豪華コンドミニアムとか、カリブ海に保有している個人所有の島の豪邸、あるいはフロリダのリゾートを舞台に、何年にもわたり数十人の若い女性に対して性的虐待を繰り返していた。

2)虐待目的で多くの若い女性(14歳を含む)のトラフィッキング(人身売買)に関与していた。

3)トランプと極めて親しかったらしく、特に有名な、フロリダのマー・ア・ラゴを性的虐待の舞台にしていた可能性が指摘されている。また、トランプと「2人だけで大勢の女性を侍らせたパーティー」を行なっていた疑惑もある。

4)2007年にエプスタインが起訴されそうになった際に検事と「秘密の司法取引」を行って罪を免れた、その当時の検察官の一人、アレクサンダー・アコスタという人物を、トランプ政権は労働長官に採用している。アコスタについては、のちに経緯がバレて更迭。

5)エプスタインは、ビル・クリントンとも親しかったという可能性。

6)法廷にエプスタインが「未成年者を含む若い女性を紹介」したという「紳士のリスト」が提出される直前であったという問題。一説によれば、その「リスト」は、英国のアンドリュー王子を含む超VIPが含まれていたという噂

いずれにしても、こうした疑惑の中で、エプスタインは死亡しました。しかも、不自然な形で「自殺監視」を解除された中で首を吊っていたのです。尚、バー司法長官は、真相究明を継続するとしています。続報が待たれます。

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どうせ読むなら「なぜそうするか」が書かれている本を選ぶべき訳

見聞を広めるために読書しようと決意しても、数多ある書籍の中からどの本を選べばいいのか迷ってしまう…、そんな経験をお持ちの方も少なくないと思われます。今回の無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』では現役教師の松尾英明さんが、「読むべき本の選び方」をレクチャーしてくださっています。

本の選び方は「観」にあり

夏休み中、気合いを入れてたくさん本を読んでいる人もいるかと思う。「どんな本を読んだらいいのか」という問いをよく頂くのでそこに答える。

結論から述べると、取捨選択。取るために捨てることが大切である。

本を読むという行為は、心と頭という「無形のものへの投資である。投資ということは、資本として差し出すものがある。何を差し出すか。お金もそうだが、これは微々たるものである。最たるものは、時間である。

どんな本からでも学べることはある。これは間違いない。一方で、これはあまり必要でない、つまらないと判断したら、それ以上読まずに捨てる(売る)という選択肢もある。もっといいのは、買う前にその判断をすること。ネット上でもいいのだが、ここに関しては本物の書店の方がよい

時間という有限の資源を投資するのだから、よく選ぶ。これが何よりも大切な最初のステップである。

メルマガの特質上、教育に関する本に限定して述べる。

これは「が磨かれるものを選ぶ。ここに尽きる。

これは「こうすると子どもをこう動かせるという類のものとは対極である。観を磨くとは、自分の心をどう動かすか、ということだからである。子どもを含む他人というのは、物理的にも心理的にも支配すべき対象ではない。まず統御すべきは、自分の心である。

子ども観が磨かれるもの。教師観が磨かれるもの。そして人間観や人生観が磨かれるもの。これらを選ぶ。

教育書を読むのなら、その「が書かれているものを選ぶ

例えば、「こういう時には○○と言えばうまく動く」と書いてあるとする。

これだけの本は、一時的には効果が出るが、長期的には役に立たないどころかマイナスである。なぜそうするのか、どういう成長への願いがあるのかがわからないからである。マズローの有名な言葉「ハンマーを持つ人には、すべてが釘に見える」のような状態になる。なまじっか上手くいってしまった経験が一度でもできると、その方法に固執して問題の本質が見えなくなる

そうではなくて、なぜそうするのかが書かれているものを選ぶ。例を挙げると、拙著からで気が引けるが『お年頃の高学年に効く!こんな時とっさ!のうまい対応』の中に「高学年女子へは、同僚の女性に接するように」と書いてある。その理由は、高学年女子が急激に大人へと変化している時期であり、甘えたいと同時に一人前に見られたい時期だからである。

「基本の接し方を、丁寧にすること」とも書いてある。自分に対して、真剣に話を聞いて、丁寧に対応してくれる人に、悪意は抱きにくいものである。人として「なめてる」のが良くない対応なのである。高学年女子で苦労するポイントの肝がここなのである。大切なのは、子どもとして尊重することに加えて、人としての尊重である。

基本の観がわかると汎用性が出る。先の例だと「なぜ丁寧に対応していくべきなのか」というのがわかると、他のあらゆる対応が変わる。臨機応変が効くのは観がしっかりしているからである。

読むのは、教育書でなくともよい。観を磨くには文学作品も役立つ。夏目漱石の「坊ちゃん」を読んで、自分はあの学校のどの教師に近いか、なぜそういう行動をとるのか感じるのも意味がある。

ハウツーではなくじっくり観を磨く本を読む。これだけが夏の選書のポイントである。

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在韓日本人が報告、反日活動のメッカでも拍手で讃えられた日本人

依然、関係修復の糸口すら見えない日韓関係。こと韓国における反日運動は激しさを増すばかりですが、今回の無料メルマガ『キムチパワー』では、そんな韓国でとある日本人女性があたたかな拍手で讃えられたというシーンが紹介されています。

天野トシ子さん

8月13日、93歳の日本人女性(おばあさん)が100メートルを力泳した。韓国南西部・光州で開かれている世界マスターズ水泳選手権」の競泳女子100メートル自由形で、今大会最高齢の天野トシ子さんがゴールにタッチし100メートルを泳ぎきった。天野さんは1926年生まれで日本国籍だが、メキシコクラブ所属で出場したもの。トシ子さんは、9歳のときに水泳をはじめた。そして1986年に第1回目がはじまったこの「世界マスターズ水泳選手権」には、毎年出場しているもよう。

韓国の光州(クァンジュ)というところは、1910年から1945年までの日本の植民地時代にも、反日活動のメッカのような地。ちょうどその日本の植民地時代(韓国ではこれを日本帝国の略語として日帝時代という)に生まれた天野トシ子さんの懸命に力泳する姿に、会場からは割れるような拍手が届けられる。会場はもちろんほとんど韓国の人。トシ子さんが日本人であることは百も承知。それでもあたたかい拍手が会場全体にこだまする。スポーツのすばらしさ、偉大さを見た。

プールからやっとのことで上がったトシ子さんは、すぐに車椅子に。これもちょっと驚き。水泳は、スタートの飛び込みから他の選手と同じように所定の位置からどぶんと飛び込んだ。中間の泳ぎももちろんゆったり泳法だけれど、きれいな泳ぎで気持ちよく水をきっていく。そしてゴール。水の中では完全にピンピンしているのだが、地上では歩くこともままならないくらいに足腰がきつそう。水泳のすごさをトシ子さんを見ていて感じさせられた。水のやさしさというか、人間を包み込んでくれるそのやわらかさに今更ながら驚く。マイクの前でトシ子さんはいう。

「知らない人々から応援をいただいてほんと、うれしいです。ありがとうございます。わたし、100歳まで泳ぎたいです」

日韓関係が最悪のこのときにもスポーツの世界は日本も韓国もない。トシ子さんの力泳にも感動したけれど、日帝時代生まれのトシ子さんに惜しみなき拍手をおくってくれた韓国の方々にも深く感銘をうけた。この内容は8月13日のKBSの夜9時のニュースに出ていたもの。多くの韓国人が見たはずだ。

8月15日は、日本は終戦記念日であるが、韓国は「光復節」であった。クァンボクチョル。光が帰ってきた日お目出度い日なのである。今年は第74周年目の光復節にあたる。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の慶祝辞(キョンチュクサ)には、かなり強い態度で日本批判が盛り込まれるんじゃないかと思っていたけれど、ふたを開けてみると、現在の日韓葛藤のホットポテトである日本軍慰安婦や強制動員などのテーマには直接言及することはなかった。日本に対しては「今からでも日本が対話と協力の道へ出てくれば私たちは喜んで手を握る」と述べるにとどまった。

一般の人々の反安倍、日本製品ボイコットという動きはますます激しくなってきているような様相だけれど、国の長がこういうかなり水位のさがった態度をしめしたことで、もつれにもつれた日韓の関係は、多少は解決の方向に動き出すのかもしれない。水泳のトシ子さんに対するあの拍手も、それを象徴しているのではないだろうか。

いや、まだまだもつれの時代は続くだろうと思う。けれど、その中に解決の気が萌芽し始めていることも確かだと思う。真冬の寒さのなかに、あるときふと春の和水(なごみ)が感じられるように。両国民の健全な精神を望むのみだ。

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なぜ蔦屋書店は新業態店を札幌近郊の江別に出店し成功したのか?

昨年11月に開業した北海道江別市の蔦屋書店が、今なお客足好調だと日経新聞が報じ話題となっています。メルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』発行人の理央周さんは、江別 蔦屋書店の狙いと成功の秘密を探り、リアル店舗の経営者が学ぶべき戦略を伝えています。

蔦屋書店の北海道進出の狙いを読む

TSUTAYAの蔦屋書店が新しく北海道に昨年開業しました。日経新聞の記事によると、今も平日でも結構な人が来ているとのこと。蔦屋書店をなぜ北海道に、新しい業態の店舗を出したのでしょうか。今号では、その点をリアル店舗への集客、という視点で考えてみます。

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なぜ札幌ではなく江別なのか?

蔦屋書店の新しい業態の店舗が話題です。まず、北海道に立てたこと、さらにそれも札幌ではなく、江別という、札幌からまた北のほうに行った街に作った、という点が興味を引きます。

記事によると、広大な土地があったこと、ライバルになる施設が周りにあまり何もないことなどもありますが、蔦屋書店は、札幌の地価や生活費が高騰して、ベッドタウンである江別市に住む人が増えているところに、まずは目をつけたそうです。

伸びている市場にチャンスを見出すことは、マーケティングの基本ですよね。

集客に必要なのはコンセプト

流通ニュースによると、この蔦屋書店のコンセプトは「田園風景でのスローライフ」。静かで、ゆったりした自然に囲まれた環境で過ごす、ということを意味しています。「食」、「知」、「暮らし」の3棟からなる、ライフスタイル提案型の大型複合書店として、開業したとのことです。

蔦屋書店の中身はいくつかの棟に分かれていて、「BOOK&CAFE」を中心に広々した空間に囲まれ、買い物をしつつ、本を探し、お茶を飲み、ご飯を食べ、また歩くことができます。

これまでも、東京や大阪、名古屋の蔦屋書店は、通常の本屋さんと比べて、スタバを併設していたり、本を読むスペースが充実していたりと、本を売るだけではなく、楽しめることが特徴でした。

今回の江別市の蔦屋書店は、その業態をさらに一歩進め、より一層様々な体験ができる業態になっていると言えます。なんだか、こうやって話をしていても、この蔦屋書店で買い物をして、ご飯を食べている自分の姿が想像できますよね。

理にかなっている蔦屋書店の戦略

単にモノを売ればいい、という時代では、品揃えや価格の安さがカギでした。しかし、ネット通販の台頭と、消費者の間への浸透で、品揃えや価格では、ライバルに対して、優位に立つことは難しくなってきました。

消費者は、何かを買う時に、どんな気持ちなのだろう、という点に焦点をあて、考え方を少しずらしてみると、その答えが見えてきます。人は、何かを買う時には、買うことができる場所に移動します。それがリアルな店舗だったり、ネット上のサイトだったりしますよね。

どうしても必要なもので、急ぐものは、コンビニやドラッグストアで買うかもしれませんし、思いついた時に、少し後でもいいから欲しいな、というものはネットで買うかもしれません。こういうものは、欲しいというよりも、必要だ、というニーズがあって、買おうという気持ちになりがちです。

NYから憧れのネス湖でネッシーを探しに出かけた邦人社長旅行記

メルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』の著者で米国の邦字紙『NEW YORK ビズ!』CEOの高橋克明さんは、久しぶりにひとり旅をすることになったそうです。そこで今回のメルマガは、旅先としてスコットランドを選んだ理由から、機内での出会い、アメリカの航空会社に関して長年抱いていた疑問など、エディンバラに着くまでのさまざまな出来事に関して、筆者ならではの視点と筆致で綴る、「なかなか目的地に着かない」旅行記となっています。

ネッシーを探す旅 私的スコットランド紀行」その1

この夏、かなりの過労とストレスで、心と体がぶっ壊れていました(汗)完全に心身共にヤラレていました。相談したドクターに「ふらっとニューヨークを離れて、人里離れた空気のいい田舎にでもひとり旅してこい」とアドバイスを受けました。

どこに逃げたところで、仕事も自分も追いかけてくるわけで、僕の場合はバケーションが息抜きにならないことは、今までの経験上、自分がいちばん知っている。「仕事のストレスは仕事でしか解消しない」というのが座右の銘の僕には、そのドクターのありがたいアドバイスを本気で考えることもありませんでした。

「でも、そうしてきたことで、ストレスが溜まってきた15年間じゃなかったの?」さすが、うちの奥さま、僕の顔色を見て、今回ばかりはヤバイかもと思ったのか「ひとりでゆっくり旅でもしてきたら」といつになく、マンハッタンを離れることを勧めてきます。子育てに追われ、慢性睡眠不足の家内がそう言ってくるっていうことは、そーとー、オレ、ヤバイのかなと思うようになりました。

では、どこに?オレは、どこに行きたいんだろう。田舎より、都心部の方が圧倒的に好きな僕は、ロンドンやパリ、上海や香港を候補地として考えていました。都会から離れ、ぼーっとしに行くのに、ニューヨークと変わらない都市を選んでどうするの!?と妻に怒られてから、子供の頃から、絶対に一度は行きたい憧れの場所を思い出しました。

「あ!そうだ!ネッシー見たい!」

特別、UMA(未確認生物)に興味がある子供ではありませんでした。でも、なぜか、ネッシーにだけは惹かれていた。幼少の頃からネッシーを特集した書籍を買っては読み漁り、テレビ番組で特集されては録画をしていました。どうして、首長竜の生き残りと言われる北イギリスの伝説に、ここまで惹かれているのかは、まったく説明はできません。

しかも、おそらく、世界中の未確認生物オールスターズの中でも、現実的にいちばん、いそうにないキャスト。ビッグフットやUFOに比べて、生息域が限定されすぎている。今の化学で答えが出ていないわけがない。舞台は特定のひとつの湖なんだから。

そう、生存確率は限りなくゼロに近い。見れるわけがない。というか、いるわけがない。でも、行きたいと思いました。ネス湖に。間違いなく、見ることはない、伝説の海獣を「見る」ために。

子供の頃から憧れ続けた湖まで実際に行き、「やっぱいないんだなネッシーって」と思うことが、今の自分にはなにより大切なことだと思ってしまいました。理由はうまく説明できないけれど、とにかくそう思っちゃったのです。

ということで、行き先はネス湖に決定しました。ガイドブックで見る限り、結構な田舎風景だし、当初の「ゆっくりとする」という目的もクリアだろう。嫁も主治医も文句言わないだろうともともと僕の心配をしてくれている人たちの顔色を伺う本末転倒な意味合いで決定しました。

で、ネス湖ってどこにあるの?子供の頃から夢中になっていただけに、スコットランドということは知っていた。北ハイランド地区ってこともわかっていた。でも、首都のエディンバラからどのくらいの距離と時間で、移動手段はなんだろう。

そこから、この夏の強制バケーションはスタートしました。7月最終日のユナイテッドエアライン、エディンバラ行きに乗ります。社員に「海外旅行って数日前に決めるもんなんですか?」とイヤミを言われつつ。

ビリージョエルにパンツを履かせた男。情熱は不可能を可能にする

2006年にログイン株式会社を起業。累計130万枚以上売り上げ、ロバート・デニーロ氏やビリー・ジョエル氏、世界的なシェフ・松久信幸(NOBU)氏などが愛用する「包帯パンツ」を作ったヒットメーカー野木志郎さんが満を持し、有料メルマガを創刊しました。その名も『野木志郎の令和版「七人の侍」。集まれ!世界に挑戦する猛者たち!!』。自身の35年に及ぶビジネスでの「経験」を共有してくれるということで、まぐまぐが創刊の思いについて話を聞きました。

相手の魂に火をつけろ。人を説得するたったひとつの武器

ーーまず、野木さんがどのような方なのか、本記事を初めて読む方のためにも知っていただきましょう。メインのご活動やご自身について教えていただけますか。

野木:私ですか?どんな奴か?うーん難しいですね。今の仕事はいわゆる医療用の「包帯」を肌着用に改良を加えて特許を取得した生地でパンツや肌着を作って百貨店、量販店を中心に全国で販売をしてるパンツ屋ですよ(笑)。

 ──「包帯パンツ」ですよね。何でもロバート・デ・ニーロさんやビリー・ジョエルさん、世界的なシェフ・松久信幸(NOBU)さんなどが履かれていると聞きました。

野木:そうですね、それらは人を介していただいたチャンスでした。ビリー・ジョエルさんとの話はメルマガの創刊号にも書いたんですが、ビリー・ジョエルさんに喜んでもらおうと彼の代表曲「ピアノ・マン」から着想を得たオリジナルデザインで作ったのですが、これが大失敗(笑)。まあ詳しい顛末は創刊号を読んでみてください。

 私がどんな奴かと言われても、いたって普通のオッサンですよ。どこにでもいる、呑むのが大好きなオッサンです。ただ、ひとつ他の人と違うかなと思うところは、何事にも熱すぎるんです(笑)。

 ──「熱すぎる」ですか?

野木:はい、めちゃめちゃ熱くなるんです。良くも悪くもあるんですけど、突っ走るところがあるので、ブレーキを踏む人がいないと何をするかわからん奴です(笑)。人からは「見ててオモロイ」と言われたり「どこかヒヤヒヤするのがオモロイ」って言われますね。まぁ自分で言うのもなんですが、めちゃめちゃなオッサンです(笑)。

──野木さんのその熱さ、情熱ははどこから来るのでしょうか?

野木:周りの人と同じ事をするのが嫌いなんです。そうすると、業界的には無茶なことだったり、非常識だったことをするようになるので、どうしても他者を説得するためには自分の魂の想いを熱く語るってことが多くなるんです。

相手をやる気にさせるには、相手の魂に火をつけないとダメなんです。私の熱さを理解してもらうには、もっともっと熱い魂をぶつけないと火なんてつきませんから。だからどうしても熱くなるんですよね(笑)。

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──そんな熱い男・野木さんが有料メルマガを創刊しようと思った理由を教えてください。

野木:創業して今年で丸12年が経ちました。僕としてはこの12年で一つの区切りが付いたかなと感じたんです。それでこれからの12年でもう一つ区切りができるとするなら、何をするんやろうって考えたんです。その時に「これからの12年は熱い奴らを集めて一緒に仕事をしたいなぁ」と考えたんですね。

──なるほど、干支が一回りでひと段落ということですね。

野木:そういうことをブログで書いていたんですが、それを読んだ「まぐまぐ」の方からご連絡を頂いて「その方々をメルマガで集めたらいかがでしょうか?」と言われたんです。

──自分の気持ちに共感してくれる仲間を集め、仕事をする。まさにメルマガタイトルにもある「七人の侍」ですね。

野木:そうですね、その時は「何それ?そんな事できるの?」って感じやったんですが、色々とブレストをして、せっかくやるなら他の人がやってないような事ができたらいいなぁと思いやってみようかなと思いました。

トラブルも「ラッキー!!」楽しいとこを見つける癖が重要

──メルマガの説明文にも『毎日が楽しくて仕方ない、毎日ワクワクするような仕事をするためのノウハウ』とありますが、これはどのようなノウハウなのでしょうか?

野木:僕が伝えるのは仕事を楽しむためにはどうすればいいかということですね。仕事って何でもそうなんですけど、自分が「楽しむ」という意識を持たないと、絶対にしんどくなるんです。冷めた目で見ようと思えば、見られる。ケチを付けようと思えばどんな仕事でもケチを付けられる。でも、楽しいと思うようにしようと思うと、意外と難しいんです。

だからこそ、仕事の中の楽しい部分を見つけ出す訓練をしないと、先に嫌なところを見つけてしまう。そうなると仕事が楽しくなくなる。それをやると、どんな仕事でも嫌なところを見つけて冷めて見て、仕事でなく作業になってしまうんです。そうなるとどんな仕事も面白くなくなってしまいます。

でも、楽しいとこを見つける癖をつけてる人は、どんな仕事でもその中に楽しさを見つけてしまうので、いつもワクワクしてしまうんです。これは癖ですね(笑)。

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僕はトラブルも必ず「ラッキー!!」って言うようにしています。トラブルはやろうと思ってできるもんとちゃう、相手がいないとトラブルって起きません。そんな時にトラブルに遭遇すると「対処できる訓練ができるってことや!!」ってな感じで常に「ラッキー!!」って感じで言ってると、どんな事でも楽しくなるんです。

──どういった人に「野木志郎の令和版「七人の侍」。集まれ!世界に挑戦する猛者たち!!」を読んでもらいたいですか?また読む人に「1年読めばこれが身に付く」と言えることはありますか?

野木:うーん、難しい質問ですね〜(笑)1年読めばなんて保証はできませんけど、ただひとつだけ言えることは、いわゆるビジネススキルをアップさせることはできません(笑)。でも、愛されるキャラクターのパーソナルブランディングについてはお手伝いできると思います。

私は本当に周りの方々のお陰で仕事ができています。なにごとも真摯で、誠実で、礼儀正しい行いと熱い情熱さえ持てば、どんなに大きな壁でもどこか崩れていって、最終的にはぶち破ることができるんです。

メルマガを読んでもらうことで、そういう「人とのつながり」を持つことができるっていうか、ノウハウとは言えないかもしれませんが、何となく壁をぶち破るコツ、雰囲気は掴んでもらえるんとちゃうかなと思っています。

「仕事は自分ひとりでやるもんではない、周りの方がいて始めて前進できる」って事を僕自身が体感しているんで、その周りの方とどうやって熱く、楽しく仕事ができるのか、その世界感を感じてもらえるといいなぁと思っています。

熱い想いは不可能を可能にする

──野木さんが考えるこれからのビジネスマンに必要なスキルとはなんでしょうか?

野木:スキルなんて難しいことはわかりません(笑)。実際、私もスキルなんて何も持っていませんしね、でも必要だと思うのは誠実さと情熱だと思っています。あとは、常に勉強する姿勢ですね。

とにかく、アンテナを高くあげておく。そしてアンテナにひっかかったモノは全て一度自分の中に取り込む。そして合うか合わないかを確かめて、合わなかったら捨てたらええんです。

自分に合うなと思ったら、それをモノにするために勉強したらええんです。勉強すると新しい世界がまた見えてきます。その新しい世界に自分を置くと、また次の世界を見たくなるんです。その繰り返しなんです。

どんどんと世界が広がっていくとその道のプロに会いたくなります。そして会いに行く。そしてプロの世界を垣間見る。で、そのプロの方からまたいろんな人を紹介してもらう。すると、自分の世界はどんどんと広がっていきます。私は会いたいと思った人には会いに行きます。熱い想いを手紙に書き、会いに行くんです。すると必ず会ってくれます。その時の広がり方ってハンパないですよ。だから周りから可愛げのある奴だと言われるように自分を磨いていかないとダメだと思います。自分ではそういう努力をしています。

──ありがとうございます。最後にこのメルマガを読むか迷っている方に向け、メッセージをお願いします。

野木:私は単なる酒呑みのオッサンです。なので、ビジネスの事は言ってみれば素人です(笑)。ただ、皆さんと一緒に、社会を変えるくらいの新しいことを挑戦したい思いは強く持っています。これから超・少子高齢化が進みます。そんな中、私も「社会に貢献できる事って本当にないのか?」「できることは無いのか?」本業のパンツ屋では「包帯以外の新しい素材や商品を開発できないのか?」ということを自分に問うてます。

みなさんも「やれること」「やりたいこと」「やらねばならないこと」それらをざっくばらんに語り合って、自分の軌跡をこの令和の時代に残しませんか?私は読者になってくれる方とぜひ一緒に活動をしたいです。少しでも多くの情熱を集めて、次の世代にバトンタッチできるような仕事がしたいです。読者の皆さんには私にない能力を補ってもらいたいので、ぜひ教えて下さい〜!!!

──今後のメルマガ、期待しております。この度は、お忙しいところありがとうございました。 

野木志郎(のぎ・しろう)
1984年の大学卒業後、写真製版の会社、通販会社、父親の縫製業を経て、2006年46歳の時にログイン株式会社を起業。特許取得の素材で「包帯パンツ」を作り大ヒット。2009年に発売した「甲冑パンツ」は戦国ブームの追い風で大ヒットし、各種メディア出演回数、合計500回を超え、2015年にはMadonnaのワールドツアーの衣装に採用されるなど、アンダーウエア業界の異端児として知られる。2019年1月初の著書「日本の小さなパンツ屋が世界の一流に愛される理由」を発刊。現在、オーディオブックにてサッカー解説者・水沼貴史氏と「名刺を持つよりネタを持て」を配信中。ブログ:「包帯パンツ物語」~ロバートデニーロにパンツをはかせた男~

【動画】使えないTVを家の前に放置していくテレビマンが超迷惑

新しいものを買うと不要になってしまう古い家具や家電たち。少々面倒だがきちんと市町村の方法に従って処分する必要がある。不法投棄などもってのほかだ。

こちらの動画では、極めて悪質な不法投棄が紹介されていて・・・
 

 
民家の玄関先に、なんとテレビを被った男が現れて、古いテレビを置いて去っていった!

さしずめ『テレビマン』とでも呼ばれそうな風貌の男性。しかしその行動はヒーローとは程遠い。

使えないテレビを玄関先に放置していくこの男性は他の家にもテレビを放置しているのだという。

迷惑極まりないが・・・なぜわざわざ重そうなテレビを被ってるのだろう?笑

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(CCTV tape)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

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韓国籍の男が警察病院から逃走。中野駅でバス降車、顔と名前公表

窃盗事件で逮捕されたのちに、治療のため釈放されていた韓国籍の男(60代)が18日午前、入院していた東京・中野の「東京警察病院」から逃走した事件で、警察は、男が財布や携帯電話を持って逃走している可能性があることが新たにわかったと、JNN産経新聞など複数のメディアが報じた。男は今も逃走しており、警察が行方を追っている。警視庁は顔写真と名前を公表して指名手配している。

日本テレビ「news every.」や日テレニュース24などによると、男は韓国籍の佐藤沅基こと、金沅基(キム・ウォンギ)容疑者(64)で、JR中野駅までバスで移動し、降車したあとから行方がわかっていない。警視庁は顔写真を公開し指名手配している。


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source: JNN産経新聞日テレニュース24

image by: StreetVJ / Shutterstock.com