欅坂46 土生瑞穂の挫折から輝きまでを描くWEB限定動画
イオンクレジットサービス株式会社は、8月24日より、イオンカード「最大20%キャッシュバックキャンペーン」の新TVCM「あなたらしさ・その先へ」篇、WEBムービー「MYSELF」篇を公開しました。 今回公開されたTVCM…
Detailsイオンクレジットサービス株式会社は、8月24日より、イオンカード「最大20%キャッシュバックキャンペーン」の新TVCM「あなたらしさ・その先へ」篇、WEBムービー「MYSELF」篇を公開しました。 今回公開されたTVCM…
Details丁寧な表現をしているつもりなのに、むしろおかしな日本語になってしまうこと、案外多いようです。大事なお客様や目上の方へのメールのなどでは、とくに失礼の無いよう心がけたいもの。今回の無料メルマガ『神垣あゆみメールマガジン』では「意味が重複している言葉」を取り上げ、具体例を示しながらどう直せば良いのか丁寧に解説しています。
後で後悔する
犯罪を犯す
募金を募る
これらは、意味が重複して使われている言葉です。
「後悔」は「後で悔やむ」ことなので、「後で」は不要。「犯罪」は「罪を犯す」ことなので、「犯」を取って「罪を犯す」に。「募金」は「寄付金などを募る」ことなので、「募金を行う」「寄付金を募る」という表現が適切です。
このように同じ意味の言葉を繰り返して使っていることがあります。メールなどでよく見かけるのが「立場に立って」。例えば
お客様の立場に立って運営方法を考えています。
という一文。この場合の「立場」は「その人が置かれている、境遇・条件・地位など」を指しますが、もともとの意味は、その字の通り「立つ場所」。
お客様の立場になって運営方法を考えています。
お客様の立場で運営方法を考えています。
のように「立場に立つ」は「立場になる」「立場で」と書き換えら
距離感を感じさせない対応を心がけています。
この一文のように「~感を感じる」という表現が意外と多く使われています。この例でいうと「距離感」は「距離を感じる」ことを意味するので、「距離感を感じ」というのは同じ意味の言葉の繰り返しになります。
距離感のない対応を心がけています。
距離を感じさせない対応を心がけています。
とするのが適切です。
ほかに「違和感を感じる」「嫌悪感を感じる」「充実感を感じる」なども、ついそのまま使ってしまいがちです。「~感を感じる」を「~感を覚える」「~感がある」と書き換えると意味が重複しません。
これに関連して要注意なのが、「自覚を覚える」です。「自覚」は自分自身の立場・状態・能力などをよく知ること。感じるを意味する「覚える」が続くと重複表現になります。
「役者という仕事に自覚を覚え、熱を入れて取り組んでいる」という一文は、「役者という仕事を自覚し、熱を入れて取り組んでいる」となります。
日本選手が断トツ1位でした。
この一文にある「断トツ1位」。私も無意識に使っていたのですが、実は意味が重複しています。
「断トツ」が何の略かご存じですか?「断然トップ」を略して「断トツ」。脱サラが「脱サラリーマン」の略であるように、「断トツ」も日本語によくみられる略語の一種で、それが定着した言葉のようです。
そうすると、「断トツ1位」は「トップ」と「1位」の意味が重なるため、「日本選手が断トツでした」と書くのが適切。1位であることをより強調したい場合は「日本選手が大差で1位でした」のように「断トツ」に代わる表現に言い換えることもできます。
「断トツ」は俗語の一種になるのかもしれませんが、迫力を伝える表現として、使いたくなる言葉ですよね。「断」に関連して、次の一文も注意。
間違いないとはっきり断言できます。
「断言」が「はっきり言い切ること」という意味があるので、「断言」の前に「はっきり」は不要です。この場合は「間違いないと断言できます」、あるいは
「間違いないとはっきり言えます」と書き換えられます。
image by: Shutterstock.com
春夏になると虫達の活動も活発になり、時に家の屋根付近にハチの巣を作られてしまうこともあるだろう。
こちらの動画でも、住宅にハチの巣を作られてしまったらしいのだが・・・
(大量のハチが苦手な人は閲覧注意)
家主の女性は、ハチの姿を把握していたものの放置していたそう。
しかし出入りするハチの量が尋常じゃなくなって来たため、業者に依頼し調べたところ・・・
天井裏にはびっっっっっしりと詰まったミツバチの巣が!!
実に6万匹ものミツバチがいたそう。ひぇぇぇ・・・!
しばらく彼女の家でハチミツに困ることはなさそうだ。
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(Storyful Rights Management)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)
記事提供:ViRATES
日本の道路ならば、たとえ交通渋滞が発生してもバイクや原付であればすり抜けられるという場合がほとんど。
しかしこちらの動画では、ベトナムの交通事情が紹介されているのだが・・・
バイクの所有率がかなり高い国であるベトナム。
そんなベトナムの通勤ラッシュともなると、道路はバイクでびっしりと埋め尽くされる。
日本のようにすり抜けなどはなかなか出来るものではない。バイクですらも渋滞しているのだ。
国によって様々な交通事情や悩みがあるものの、ベトナムもまた車もバイクも大変そうだ・・・!
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(Viral Press)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)
記事提供:ViRATES
メンバー同士が固い絆で結ばれ、相互に信頼・尊重しあえるチームは、仕事でも高いパフォーマンスを発揮します。ではどうしたらそんなチームを作ることができるのでしょうか。今回の無料メルマガ『起業教育のススメ~子供たちに起業スピリッツを!』では著者の石丸智信さんが、フラフープを使ってチームづくりを体感する「アクティビティ演習」から得た知見を紹介しています。
経営幹部の方々が受講された研修を聴講する機会があり、その中で、「チームづくり」に関するテーマがありました。そのテーマの中で、「アクティビティ」と呼ばれる演習がありました。本号では、この演習内容に触れ、チームづくりについて考察していきたいと思います。
このアクティビティ演習では、フラフープを用いて、チームづくりを体感するものでした。今回のアクティビティは、10数名の受講者が1つの円になって、受講者一人ひとりが、胸の高さに人差し指を出して、その指でフラフープを支えて、胸の高さから床に下ろしていく、という演習でした。
フラフープを胸の高さから床に下ろしていく途中で、1人でも指が離れてしまったら、またやり直しというルールです。円になった受講者皆さんが、胸の高さに人差し指を差し出し、その上にフラフープを置いてスタートしました。さぁ、このフラフープをすぐに下がるでしょうか?
「胸の高さから床に降ろしていくんだから、すぐに下がるだろう」と思われるかもしれません。実は、フラフープを置いたとたん、上へ上へと上がってしまいました。以前、私自身も、別の研修で、この演習を体験したことがあるのですが、とても不思議な感覚になりました。
何もしないと、上に上がってしまうので、誰かが自然発生的に声をかけるようになります。だいたい最初は、「どうしたら、下げることができるか」というように“やり方”を話し合うようになります。話し合いながら、そのやり方を実際に試してみると、少しずつフラフープは下がるようになってきます。
そして、フラフープが下がるようになると、今度は、下がるタイミングに合わせるように声をかける人が出てきます。お互いに声を掛け合うようになると、少しずつですがスムーズにフラフープが下がるようになり、この研修でも、床まで下げることができました。
私が体験した研修の時には、円になったみんなが肩を組んで、「イチ、ニー」と声を掛け合いながら、フラフープを下げていって、最後は床まで下げることができました。
このフラフープを使った演習を見たり、体験したりして思ったのは、チームワークなどのチームづくりに関する大切なことが凝縮されているように感じました。
真っ先に、チームにとって大切なことだと思ったことは、チームにとっては、「やり方よりも“あり方”」が大切だと感じました。
何らかのことを解決しようとすると、解決するためのやり方(方法)を考えてしまいます。この演習であれば、「フラフープを下げるためには、どんなやり方があるだろう?」と考えます。
たしかに、解決するやり方なので、この演習では、フラフープが少し下がるなどの効果は見られます。しかし、そのやり方だけでフラフープが下がるかといえば、どこかで下がらなくなるので、やり方だけの効果は長続きしません。
やはり、今回の演習だと「フラフープを胸の高さから床に下げていく」という目標を達成するためには、チームとしてのあり方が大事になります。その目標を達成するに値するチームとしての状態をつくっていくことが何よりも大切だと、この演習を通じて感じました。
つまり、この演習であれば、みんなで肩を組む、声を掛け合う、声を合わせるなど、みんながチームとしてひとつになる状態になると、やり方が違っていても、フラフープは下がっていきますし、目標の達成に近づいていきます。チームとしての「あり方」があっての「やり方」だと思います。
チーム(組織)の状態が整っていることに加えて、適切な戦略・戦術などといったやり方を実行したら、そのチームが発揮する効果は、より大きく、長期的なものになるのではないでしょうか。
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一般家庭では見られなくなってきた、床の間。目にする機会といえば、せいぜい旅先の宿くらいではないでしょうか。今回の無料メルマガ『ホテルの遊び方』では著者の西田淑子さんが、知らないままではもったいない、古い旅館が内包する建築技術の素晴らしさや、奥深い魅力に溢れた床の間の味わい方を指南しています。
こんにちは、ホテルの遊び方の西田淑子です。
古い旅館を取材してきて、分かったことは、日本の伝統的な建築技術の宝庫、ということです。ところが、その美しさだと、技術の凄さに、気がついていない人が多いことも分かりました。もったいないですね。
日本家屋の客間には、床の間があります。元来は、床のある部屋=床の間、で、その部屋の一段上がった部分=床、ですが、現在は、床=床の間、と認識されています。旅館の各部屋は、全て客間ですから、どの部屋にもおおよそ床の間があります。
床の間は、実際、とても自由にデザインされています。泊まった部屋以外の部屋も見ることが出来たら、そのデザインの違いに驚かれるでしょう。
西洋建築は、パッと見てすぐに分かる違いをデザインするのが特徴的です。日本建築は、パッと見て、なんとなく違いがあると思って、じっくりと分かっていくのが、西洋建築と比べて異なる特徴です。一種の謎解きのように楽しめます。
例えば、分かりやすいところで、床の間の柱、これは床柱(とこばしら)と言います。例えば、床柱に使う木材の種類、杉、ヒノキ、ケヤキ、シタン、コクタン、クワ…、その木材をどのように加工して使うか、より自然に近いまま使うか、どれだけ手を入れるか。木材と技術を組み合わせるだけでも、かなりの数になります。
それらが、殆どの旅館では、各客室に、異なるデザインを施しています。大工さんの腕の見せ所でもあったのでしょうね。
こういったことを知らなければ、単に古くて価値はないものだと、消去されていくだけです。
古い旅館は、謎解きの宝庫です。丸い竹を四角く育てる技術、床の間と天井板と床板の模様を対比させる美的感覚、人生の船出という意味を船底天井として表す柔軟な発想。
面白いですね。「日本の老舗」という小冊子に4ヶ月毎に取材文を書き続けています。その各号で、古い旅館を取材しています。
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最初から仕事で手を抜こうと考える人はあまりいないでしょうが、慣れてくるとついつい誘惑に負けてしまうこともないとはいえません。無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』の著者で現役弁護士の谷原誠さんは今回の記事中、癖になりがちな「手抜きの怖さ」について、違法ドラッグの習慣性にたとえてわかりやすく解説しています。
こんにちは。弁護士の谷原誠です。
音楽が好きな、ある若い男性は、仕事が終わると、音楽をかけて踊るクラブに通うのが日課でした。そのクラブである男性と知り合い、仲良くなりました。ある日、その男性から、違法ドラッグをやってみないか、と誘われました。若い男性は激しく拒絶しました。違法なことはまっぴらごめんでした。
しばらくして、若い男性は、仕事で大きなミスをして上司からひどく叱られ、落ち込んでいました。クラブに行っても踊る気になれず、酒ばかり飲んでいました。すると、先日知り合いになった男性が来て、とても気分が良くなるから、違法ドラッグをやってみないか、と誘われました。
若い男性は、ひどく酔っていたこともあり、「この気分が晴れるなら、一度だけだ。もう二度とやらない」と自分で誓った上で、違法ドラッグをやってみました。すると、とても良い気分になり、その日は踊り狂いました。
しばらくして、若い男は、交際中の彼女と喧嘩をして、嫌な気分になりました。クラブに行くと、違法ドラッグの男性がいたので、「またやりたい」と言い、違法ドラッグをやって、気分が良くなりました。
違法ドラッグをやると快感を感じ、かつ、警察に見つかることもなさそうなので、あまり悪いことだと思わなくなっていきました。その後、男性は、嫌なことがあると、違法ドラッグに依存するようになっていき、最後には逮捕されました。
さて、私たちは、仕事をしていて、100の品質を目指している時、80くらいのところで、「もう疲れた。このくらいでいいんじゃないか」と手抜きしそうになることがあります。はじめのうちは、「そんなことではダメだ」と自分を奮い立たせて100の品質まで仕上げるよう頑張ります。しかし、ある時、「今回だけだ。こんなに疲れているんだから、妥協しよう。次回からはまた100を目指そう」と一度手抜きをします。
すると、何が起こるか。
手抜きして楽をした快感を覚え、手抜きしても許されたという経験があると、次の時にも、「前回も80で大丈夫だったのだから、今回も大丈夫だろう。100はむしろやり過ぎなのではないか」などと正当化しはじめます。そして、その人の品質は、常時80になっていってしまうのです。そして、その人の仕事に関する評価はどんどんと落ちていきます。
仕事における品質の手抜きは、違法ドラッグのように、私たちの精神をむしばんでいくのです。
忙しく仕事をしている時に、あと一歩のところは、とても苦しいものですが、その時に怠けたい気持ちが出てきたら、それは違法ドラッグだと思って、断固拒絶していきたいものです。
「百里を行く者は九十を半(なか)ばとす」(戦国策)
今日は、ここまで。
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夢を叶えるには、まずその願いを強く思い描かなければなりませんが、それはどうすれば可能なのでしょうか。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、英語学者で保守派の論客としても知られた故・渡部昇一氏が、人生の恩師と出会った瞬間のエピソードを交えつつ、夢を抱く強い意志・信念の大切さについて論じた遺稿を紹介しています。
現代の知の巨人と呼ばれた渡部昇一先生。
渡部先生が生前最後に執筆された遺言とも呼べる原稿には、ご自身の生い立ちや若き日の歩みと共に、自ら体得された勉強術、運を掴む方法、逆境に処する態度など、人生をよりよく生きるためのヒントが満載です。
その中でもとりわけ興味深い「夢を叶える秘訣」に迫ります──。
人生の恩師との出逢いも忘れられない。高校時代に英語の授業を担当していただいた佐藤順太先生である。佐藤先生は知識を愛する人という表現がぴったりな方で、私は知らず知らずのうちに知識欲を掻き立てられ、身を乗り出して佐藤先生の授業を聴いていた。
卒業の際、遊びに来いとお誘いいただき、数名の同級生とご自宅に伺ったことがある。私はそこで生まれて初めて本物の書斎を見た。天井まで書棚があり、数々の和綴じの本や『小泉八雲全集』の初版、イギリスの百科事典24巻などが収蔵されている。とても山形県の田舎の一教師の書斎とは思えなかった。佐藤先生は着物姿でゆったり書斎に腰を掛けながら、いろんな話をしてくださった。
その時、私はこういう老人になりたいと強く思った。一生の目的が定まった瞬間だったと言っても過言ではない。まさしく佐藤先生に痺れたのである。
ただ不思議なことに、他の同級生は誰一人痺れなかった。それどころか、後年同窓会で集まると、「そういえばそんな先生もいたな」と言う人が大半だった。もちろん彼らはそれぞれ他の先生の影響を受けたのだろう。だが、同じ先生に学びながら、全く影響を受けない者もいれば、私のように揺るぎない影響を受けた者もいる。受け手の求める心や感性の如何によって、そこから学び取れる質と量は天と地ほどの差になる、と言えるのではなかろうか。
私はあの日以来、今日に至るまでの約70年間、佐藤先生のお姿や書斎のイメージが頭から離れたことはなく、いまも痺れっぱなしである。70代になって新たに家を建て、そこに10万冊ほどの本を収めた書庫をつくり、夢を叶えることができた。
ゆえに、若いうちに何になりたいかという強い意志を持つこと。その願望を思い描き、頭の中で鮮明に映像化し、信念にまで高めることが重要であると思う。脊髄の奥で沸々と願望を燃やしていると、天の一角からチャンスが下りてくるものである。
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MicrosoftでWindows95の設計に携わり、現在は米シアトル等世界中で活躍する世界的エンジニアの中島聡さん。中島さんは自身のメルマガ『週刊 Life is beautiful』で、アジア14カ国中で出世意欲が最下位になった日本の現状について、格差を固定化する原因には日本人の国民性があるのでは、と指摘されています。さらに、日本政府の「AI戦略」には効果がないと、海外事例と比較しつつ述べられています。
※ 本記事は有料メルマガ『週刊 Life is beautiful』2019年9月3日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
プロフィール:中島聡(なかじま・さとし)
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。
日本が、「上昇志向」「自己研鑽」「起業・独立志向」において、アジア14カ国の中でもっとも低い、という調査結果です。この記事は、「なぜそんな状況にあるのか」にまでは踏み込んでいませんが、そこに関しては、成毛眞氏の Facebook でのコメントがとても鋭い指摘をしているので紹介します。

パーソル総合研究所「APACの就業実態・成長意識調査(2019年)」
要約すると、嫉妬しやすい国民性だから、成功した人がロールモデルとして表に出てこない、という話です。
米国では、そもそも慈善事業は、税金ではなく、個人の寄付によって成り立っているため、お金持ちが大口の寄付をするのは当たり前だし、それも記名式(誰がいくら寄付したのかが公開される)が一般的です。私自身も、地元の Seattle Symphony や Children’s Hospital に毎年のように寄付をしているし、寄付集めのイベントのために自宅を提供して音楽会を開いたこともあります。Roger Federer とテニスをすることが出来たのも、Roger Federar Foundation に寄付をしたからです。
そんな活動をしていれば、自然とその地域では誰がお金持ちか、どんな家に住んでいるかを知られることになりますが、それもごく自然の話で、社会の反応も、大半は「自分もいつかは成功して、そんな生活がしたい」というポジティブなものです。
文化の違いと言ってしまえばそれまでですが、それが結果として、日本人の上昇志向にマイナスの影響を与えているというのは大きな問題だと思います。
ある用途に特化してターゲットを絞り込む戦略は、高額であっても売れる可能性が高いとされています。今回、MBAホルダーの青山烈士さんが取り上げているのは、100円ショップでも買えるものに、実に13倍ものお金を出してでも欲しいと思わせる価値を付随させ人気となっているポテトピーラー。その戦略・戦術について、青山さんが自身の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』で詳細に分析しています。
今号は、ある用途に特化した皮むき器を分析します。
● 食器具や調理器具、ヘルスケア用品などの製造・販売を手掛ける「ののじ株式会社」が提供している「じゃがいも専用のピーラー」
じゃがいもを使った料理をよくする方をターゲットに「多様なピーラーを手掛けてきたノウハウ」に支えられた「皮を薄く・早く・簡単に剥ける」等の強みで差別化しています。
じゃがいもの皮むきに特化することで、既存のピーラーなどを使用したじゃがいもの皮むきに不満を抱えてるユーザーからの支持を得ています。
■分析のポイント
「ののじ」はポテトピーラーだけでなく、様々なピーラーを手掛けていて、例えば、極薄の「千切りキャベツ」を簡単に作ることができる「キャベツピーラー」や、トマトの薄皮をさらに薄く、極薄に剥ける「トマトピーラー」など、消費者の用途に合わせたピーラーを提供しています。
「消費者の用途に合わせた」というところが今回のポイントです。
多くの既存のピーラー(皮むき器)は、万能タイプと言えますので、基本的に様々な皮むきに使用できます。しかし、万能(様々な用途に使える)とはいえ、弱点はあります。じゃがいもの皮むきの場合、既存のピーラーでは、皮が厚く剥けてしまったり、皮むきに時間がかかってしまうといったことが弱点ですね。そういった弱点に不満を抱えているユーザーが「じゃがいも専用ピーラー」に価値を感じてくれるユーザーになるわけです。
このような既存製品の用途ごとの不満を抽出して製品開発に活かすということは、一つのセオリーといえますが、「じゃがいも専用ピーラー」という商品をとおして、「ののじ」の「毎日の暮らしに、ひとつでも多くの笑顔をふやす」という姿勢が表れていると感じます。
既存の万能タイプのピーラーは100円ショップでも販売されていますし、市販されているものの多くが数百円で購入できる中で、「ののじ」のポテトピーラーの価格は、1,300円であり、市販のピーラーと比較すると高額という印象もあります。100円ショップとの価格差は13倍ですからね。
なぜ、高額でも売れるのかというと、ひとつの用途に絞れば、その用途に特化した価値(消費者にとっての嬉しさ)を伝えやすくなるからです。そして、多くの嬉しさを提供する商品であることが顧客に伝われば、顧客にとっては、1,300円の価値があると納得してもらえる可能性が高まるでしょう。これは、消費者の用途に合わせて、用途を特化することの効果の一つと言えます。
今回の事例は、ひとつの用途に特化することで、一部のユーザーから高い評価を得ることにつながり、既存の製品よりも高額で販売できる可能性があるということを示しています。
今後の「ののじ」のモノづくりに注目していきたいです。