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パズドラ、モンストに続くのは…。AppBank社長が語る「未来の勝てる人材」

全世界5,000万ダウンロードを超えた「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」。全世界3,000万ダウンロードを超えた「モンスターストライク(モンスト)」。ともにスマホゲームの世界歴代収益ランキングでトップ5に入る(App Annie調べ)これらのゲームを、リリース当初から応援してきていたある男がいるのをご存知でしょうか。

iPhone/スマートフォンの可能性にかけ、ともに成長した会社「AppBank」の代表取締役社長・宮下泰明氏(34歳)。「AppBank」は、iPhoneアプリなどのニュースサイトや、ゲーム実況でお馴染みのマックスむらい氏関連などの事業を手掛けています。

今回は、そんな時代の流れを掴み上場まで成し遂げた宮下社長に、パズドラの魅力や、これまでのIT業界と、これからのIT業界についてインタビューしました。

パズドラが現在のAppBankを作った要因のひとつ

ーーやはりAppBankさんと言えばパズドラという印象がありますが、なぜ「パズドラが来る」とわかったんですか。

宮下社長(以下社長略):ゲームとして優れているとか、人が人を呼ぶ仕組みになっているとか、タイミングがよかったとか、色々理由はありましたが、一番は直観です! 

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ーーパズドラを知ったきっかけは何だったのですか。

宮下:リリースする前にガンホーの山本プロデューサーから直接紹介されて衝撃を受けたんですよ。これは絶対に来るなと。それからは、ガンホーに取材しまくって記事を書いたり、ある時は山本さんに直接電話しながらその場で記事を書いて、そのまま公開したこともありましたよ(笑)。このゲームは俺たちが絶対に盛り上げると思ってましたので、リリース3か月ぐらいはずっとこんな感じでしたね。

ーーそんなやり取りがあり、パズドラが見事ヒット、そしてモンストへと続いていったんですね。そんな宮下社長が今注目しているタイトルはありますか。

宮下:最近のタイトルで学ぶ要素が大きかったのは「妖怪ウォッチ ぷにぷに」です。ゲームの仕組みが、より多くの友達と遊ぶことがゲームの楽しみにつながっています。さらに、妖怪ウォッチのゲーム(3DS)やグッズやアニメなど、シリーズ全体で連動して「妖怪ウォッチの世界」を倍楽しませるようにしていることにも驚きました。

ITを知らないとビジネスが成り立たない時代がすぐそこに

ーー次にIT業界について伺いたいのですが、今現在はゲームアプリなどで莫大な利益をあげている会社が目立っていますが、これからのITはどうなるとお考えですか。

宮下:PCの時代のインターネットビジネスは広告と物販が大きな部分を占めていました。2008年のiPhone 3G 発売のころは「デジタルコンテンツにお金を使う」ことに否定的な意見が数多くありました。

それが現在ではアプリ内課金も受け入れられるようになり、デジタルコンテンツにお金を払うことが一般化してきました。Hulu や Netflix など月額動画視聴サービスを使う人も周りでどんどん増えています。

ーー確かに当時は考えられなかったです。デジタルデータにお金を払っているなんて。

宮下:次にCtoC(一般消費者同士の間で行われる商取引)が盛んになった。minne(ミンネ)やメルカリ、部屋を貸すAirbnbなど、個人がビジネスに参加しやすくなっています。

ここからわかることは、ビジネスの成立が加速しているということ。生産者からユーザーに直接モノやサービスを提供できるようになり、さまざまなビジネスがダイレクトに消費者に繋がる時代が来ていると感じています。

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ーー確かにテレビや雑誌、ネットメディアに広告を出すのではなく、自社で記事を書いたり、動画広告を作ったりしている企業が出始めていますね。

宮下:PCのインターネットが生まれた時と同じように、スマホの登場によって、インターネットにビジネスとして参加する会社や個人が増えると思います。リアルなモノの販売だけでなく、ウェブの中だけで売買が成立し、ネット上だけでビジネスが完結するサービスが増えていく。

そんな時代になってきているのだから、ITがどう変わるかではなくて、ITを知っているのが当たり前で、「ITを知らないとダメだよ」ということですね。

ーー「ITを知らないとダメ」ですか。

宮下:これまでインターネットに参加してこなかった企業がITでビジネスを変えていくようになるのだから、その全員にとってエンジニアとプログラマーが必要になってくるわけですよね。

ーーエンジニアとプログラマーがこれまで以上に活躍する時代を迎えるんですね。

宮下:はい。もう一歩踏み込んで「ITでビジネスがどう変わるか学ばないとダメだよ」と。さまざまな企業のビジネスの形が変わる時がきていて、その企画・実現ができる最前線にいるのです。

AppBankはどんな人材を求めているのか?

ーー宮下社長が、東京デザインテクノロジーセンター専門学校で講演やプロジェクトをやっているのは、これからの時代に足りなくなることが予想される人材確保の安定化のためもあるのでしょうか。

宮下:東京デザインテクノロジーセンター専門学校の学生は、熱心で誠意がある人材が多い。学校側も会社とコラボした企画を数多く実践していて「会社で働くことはどういうことなのか」を学生に現場で考える機会を与えています。そしてなにより、先生の「学生のために」といった熱意が強い!

なので学生の満足度が非常に高い学校だと思います。会社で仕事をしつつ、それを学校に持ち帰り学びにつなげるのですから、意識が変わりますよ。周りの学生への刺激も生みますから、お互いに高め合うことができます。素晴らしい学校です。

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ーー東京ゲームショウ 2015で共同出展もしたと聞きました。今後はどういった取り組みをしていきたいですか。

宮下:今は、ゲーム制作プロジェクトを進めています。夏のリリースに向けてみなさんがんばっています。より多くの人に遊んでもらえるゲームづくりを目指してほしいですね。

今回で2度目のプロジェクトですが、前回、学生のみなさんと学んだことは、リリースさせることがいかにむずかしいか、ということです。では次は、何が何でも絶対リリースさせる。そして3度目は、学校とAppBankが一緒に作れば、ある程度話題になるなっていうレベル感にいきたいですね。

次の夢は学生がビッグマネーを稼げる専門学校

ーーもっと先の未来ではどういうビジョンを考えていますか。

宮下:プロジェクトが恒常的に成り立っていって、東京デザインテクノロジーセンター専門学校とAppBankの共同事業で儲けに行く。そうなったらもう本気で超かっこいいですよね。

学校にいながら儲けることができる。儲けるということに対してどこまで素直にやっていけるのか?学ぶために働くのでなく、「お客さまに価値を届けるために働く」これは大きな違いです。どんな企業であっても、自らすすんで「儲けたい、お客さまに認められたい」と思っている人材と一緒に働きたいはずです。

考え方を少し変えるだけで大きな意義につながると思っています。「働くために学ぶ」のでなく「働いて学ぶ」、自分のためにではなく、遊んでくれる、楽しんでくれる、お客さまありきで考える経験を積むことです。お客さまの満足のあかしである「お金をいただく」ために行動する。

そうすることで、儲けるってことはこんなに美しいことなのかってやっとわかる。それを植えつけたいですよね。だって給料ってそこから支払われるものなんですから。

だから学生のうちから儲けるってことを学んで、儲けるために何回でもトライをしていくという人材は、企業は絶対に欲しいですよね。それに加えてITができる人間が求められるわけですよ。

そこまで東京デザインテクノロジーセンター専門学校と一緒にやっていけたらいいなと思います。

ビジネスの現場で主役として活躍するために

プログラマーやエンジニアという職業は、現在すでに不足していると言われていますが、これからもっとITが企業に浸透し、どの業種においても「いなくてはビジネスが成り立たない」という存在にまで変わっていくことでしょう。

東京デザインテクノロジーセンター専門学校では、AppBankとの取り組みだけでなく、企業とのプロジェクトが盛んに行われているため、実際にプロの技術を学ぶことができ、給料を貰うに値する仕事のレベルを直に体験できます。

ビジネスが加速するということは、色々なプロセスが省かれて、既存の会社の仕事がITによっていらなくなるということ。そんな時代だからこそ、その最前線に立つことができる能力東京デザインテクノロジーセンター専門学校で学んでみてはいかがでしょうか。また、ゲームが好き、アプリを作りたい、自分でシステムを組んでみたいという希望を持っているならば、オープンキャンパスやイベントを積極的に開催しているので、一度体験してみるのもおすすめですよ。

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PR:東京デザインテクノロジーセンター専門学校

政権に萎縮するNHKと、「停波」恫喝に盾つけないTV界の惨状

2月8日、高市総務大臣の口から飛び出し大きな話題となった「停波発言」。ところがこの「言論の自由」の根幹に関わるような問題発言を、「NHKはまったく報じなかった」と批判するのはメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』の著者・新 恭さん。そしてその裏には、安倍政権の意向が大きく影響していると指摘しています。

「停波」の恫喝に盾つけないテレビ界の惨状

夏の参院選をひかえ、安倍首相はNHKの籾井会長に見切りをつける腹づもり…そんな噂が永田町界隈を飛び交っている。NHK子会社や、さいたま放送局などでの不祥事続き。このさい籾井1人に責任をかぶせて叩き出してしまえということか。沖縄県と見せかけの和解をするなど、選挙に勝つためならどんなトゲ抜きでもする安倍官邸のこと、ありえなくはない。むろん籾井にすれば、納得のいかない話だろう。総理の機嫌を損なわないよう、恣意的な人事を通じて制作現場に睨みをきかせているつもりである。

一方、官邸側から見ると、舌禍のたえない籾井が居座るのは、火薬を抱えたまま選挙の季節に向かうようなもの。なにも危うい籾井でなくとも、意に沿う人間はいる。現に、今の放送総局長、板野裕爾(専務理事)などは、官邸、経団連の思し召しに沿うよう、NHKの報道内容をコントロールしている。籾井がいなくても政権に不都合なニュースを流さないような体制がすでに、できあがっているのだ。安保法制に反対する学生たちを中心とした大規模なデモ活動でさえほとんど報じなかったのはその証拠だ。NHKばかり観ている人は世の中の動きを知らないままになる。

2月8日の衆院予算委員会で、高市総務大臣が「政治的に公平でなければ電波を停止する」という趣旨の重大発言をしたことについても、NHKは筆者の知る限り、1秒たりとも報じていない。NHKの報道が社会の実相をきちんと伝えていると固く信じている人は、高市発言をめぐる世の中の論議の輪に加わることさえできないのだ。だから当然、この発言に怒った著名なジャーナリストたちが抗議の声をあげた事実も、NHKの電波上では無かったことにされている

元凶はもちろん、安倍首相である。経営委員会が会長を任命するといっても形だけで、実際には安倍がNHKを意のままに操るため送り込んだのが籾井だ。その男が、安倍と同じくらいジコチューで怒りっぽく知性のかけらもないため、経営委員たちもあきれはてているという。

無慈悲な核攻撃宣言。北の「オオカミ少年」が無視できなくなってきた

先日、米韓の合同軍事演習を激しく非難し、続けるならば「核攻撃」も辞さないとの警告を発した北朝鮮ですが、日本ではあまり話題になっていません。これまでの北朝鮮の度重なる「口だけ攻撃」に不感症とも言える状態になっているのかも知れませんが、無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者・北野幸伯さんは、世界情勢は最近大きく変化しており、決して楽観視できる状態ではないと警鐘を鳴らしています。

第2次朝鮮戦争は起こるか?

今年は、「北朝鮮問題」が大きく動いています。皆さんご存知のように、北朝鮮は1月6日、「水爆実験を行った」と宣言しました。2月7日には、長距離弾道ミサイル発射実験を行った。

1月の実験を受け、国連安保理は、制裁に関する協議を開始。3月2日、制裁決議案が採択されました。中央日報日本語版3月3日から。

国連安保理が2日(現地時間)、4回目の核実験および長距離ロケット発射をめぐる対北朝鮮制裁決議案に最終合意した。

 

歴代最も強力だという今回の決議案はこの日午前(日本時間3日0時)の安保理全体会議で採択された。北朝鮮の4回目の核実験から57日目だ。

 

過去に比べて長い時間がかかったが、はるかに強度が高い制裁内容となった。

はるかに強度が高い制裁内容」とはなんでしょうか?

決議案を見ると、金正恩(キム・ジョンウン)政権に打撃を与えるものが多い。石炭・鉄鉱石など鉱物輸出禁止、軍事用航空燃料の供給中断、禁輸品の積載が疑われる北朝鮮船舶の入港禁止などだ。

 

ロシアの影響で旅客機への海外給油が認められ、朝鮮鉱業貿易開発会社(KOMID)幹部に対する制裁が抜けたが、重要な部分は変わっていない。

 

特に昨年の北朝鮮の対中輸出額24億ドルのうち鉱物の比率が45%を占め、外貨稼ぎに大きな打撃を与えることができる。
(同上)

さらに、アメリカと韓国は、「過去最大規模の軍事演習」を開始しました。

<米韓>過去最大の演習 30万人規模、「先制攻撃」想定も

毎日新聞3月7日(月)11時38分配信

 

【ソウル米村耕一】韓国で7日、定例の米韓合同軍事演習「キー・リゾルブ」と野外機動訓練「フォール・イーグル」が始まった。国連安保理制裁決議に北朝鮮が反発を強める中、演習は「過去最大規模」(韓国国防省関係者)で進められる。

演習には韓国軍約30万人と米軍約1万7,000人が参加。指揮系統訓練中心のキー・リゾルブは18日までの約2週間、フォール・イーグルは韓国各地で来月30日までそれぞれ行われる。

 

韓国メディアによると、キー・リゾルブには北朝鮮による核ミサイル発射の兆候をつかんだ場合、先制攻撃を仕掛けるシナリオも含まれる。

これに対し北朝鮮、「アメリカと韓国を核攻撃する!」と宣言しています。

北朝鮮、米国と韓国に核攻撃の警告

BBC News3月7日(月)11時53分配信

 

北朝鮮は6日、米韓両軍が7日から韓国で始める合同軍事演習を非難し、遂行するならば米韓両国に「無差別の」核攻撃を実施するとの談話を発表した。

 

「正義の核先制攻撃」を実施する方針という。

正義の核先制攻撃」だそうです。

これは、本当にショッキングな話ですが、日本国民はほとんど反応しなくなっていることでしょう。北朝鮮の指導者が過激な発言をするのは、日常茶飯事。「オオカミ少年」のようになってしまい、日本国民も、「また言ってる。はは」という反応。特に恐怖も感じない。

しかし、朝鮮半島情勢は、確実に悪化しています。そして、戦争になる可能性もでてきています。理由は、「アメリカ側の変化にあるのです。どういうことでしょうか?

白髪染めがアブナイ。「皮膚障害」急増で髪が抜け落ちる人も―消費者庁

美容院のみならず、自宅でも手軽に使えるようになった「ヘアカラー」。おしゃれ染めから白髪染めまで種類も豊富にあり、男性の愛用者も多いようです。しかし無料メルマガ『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』では、近年、消費者庁に寄せられる「ヘアカラー剤によるアレルギー被害」の数が急増していると注意を促しています。

アレルギー:茶髪、白髪染めヘアカラーにご注意を!

インフルエンザの悩みが消えかかると思いきや、今度は花粉症の番です。でも今日は花粉によるアレルギーの問題はさておき、茶髪や白髪染め用ヘアカラーによるアレルギー反応のお話を。

消費者庁に報告される、ヘアカラー剤で起きるアレルギーなど皮膚障害に関する事例が急増しているそうです。一度症状が表れると使う度に重症化することもあるとのことで、「異常を感じたら使用をやめ、医療機関を受診して」と注意喚起しています。

毛染めによるアレルギーに御注意! 消費者庁

昨年(平成27年)10月23日、消費者安全調査委員会は、「毛染めによる皮膚障害」に関する事故等原因調査報告書を公表しました。それによりますと、消費者庁には平成26年度までの5年間で1,000件超の被害相談事例が寄せられ、うち約170件は1カ月以上の重症だったそうです。中には髪が抜け落ちたり、耳や指先など広範囲に炎症が広がったりするケースもあったようです。

また、消費者庁が昨年1~2月に毛染め経験のある全国の15~80歳の男女3,000人を対象に行った調査によりますと、ヘアカラー剤によるアレルギーの危険性を「知らない」と答えた人は32%だったそうです。そしてアレルギーなどの皮膚障害が出た場合、「別の商品にすれば改善されると思う」と答えた人は56.5%だったそうですが、ことはそんなに簡単ではなさそうです。

以下に、消費者庁の注意事項をお示しします。

酸化染毛剤はヘアカラーリング剤の中でもアレルギーを引き起こしやすい

毛染めによる皮膚障害の多くは接触皮膚炎で、その直接的な原因はヘアカラーリング剤です。ヘアカラーリング剤の中でも酸化染毛剤(ヘアカラー、ヘアダイ、白髪染め、おしゃれ染め、アルカリカラー等と呼ばれる)は、最も広く使用されていますが、他のカラーリング剤と比べてアレルギー性接触皮膚炎を引き起こしやすくもあります。

 

アレルギーの場合、再度の使用により症状が重くなることも

これまでに毛染めで異常を感じたことのない人も、継続的に毛染めを行ううちにアレルギーになることがあります。1度目のアレルギー症状が軽かった場合も、治まった後に再度使用すれば、次第に症状が重くなる場合があります。症状には個人差があり、人によっては頭皮だけでなく、顔面や首などにまで皮膚症状が広がり、日常生活に支障を来すほどになることもあります。

 

異常を感じたら、使用を止め、医療機関の受診を!

酸化染毛剤を使用する際は、事前にセルフテストを行いましょう。また、使用して、かゆみ、赤み、痛みなどの異常を感じた場合は、アレルギー性接触皮膚炎の可能性があるため、使用を止める、医療機関を受診するなど適切に対応しましょう。

ヘアカラーの色持ちがよくなるとして用いられる、パラフェニレンジアミンPPD)がアレルギー反応を起きおこす元凶のようですが、皆様十分にご注意を。

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「日本で働く女性の3割がセクハラ被害」に海外メディアもショック

日本人女性へのセクハラに関する最新調査で、全体のおよそ3分の1に相当する女性が職場でセクハラ被害に遭っていることが明らかになった。同調査は、厚生労働省が現在就業中、または以前就業していた25~44歳の日本人女性を対象に実施し、約10,000名から回答を得たもので、正規・非正規関係なく実に多くの日本人女性が何らかの形でセクハラ被害に遭っているという深刻な実態が浮き彫りになった。

「3分の1」というショッキングな数値

最も多いセクハラのケースとして挙げられていたのは、「女性の外見・年齢・身体的特徴に対する不適切な発言」。他にも、全体の約17%が職場の男性から「肉体関係を結ぶよう持ち掛けられた、または強要された」と回答。さらに、約20%の女性が「妊娠を伝えた後にハラスメントを受けた」としている。

この調査結果については、ガーディアン、テレグラフ、フォーチュン、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)など多くの海外メディアが大々的に報じた。とくにフォーチュン誌は、“3分の1”という結果を「Shocking Number(ショッキングな数値)」と題してセンセーショナルに紹介した。

しかし、その内容にはあまり大きな差異はなく、どのメディアも“日本の労働環境におけるセクハラ被害の深刻さ”、“安倍首相の提言する「ウーマノミクス」と現状の乖離”、そして“妊娠中女性へのマタハラ”などを主要ポイントとして取り上げ、厳しく非難した。

「ウーマノミクス」実現には程遠い

なかでも、各主要メディアがこぞって非難していたのは、安倍政権が現在「ウーマノミクス」を推し進めているにもかかわらず、現状がその実現には程遠いということである。「ウーマノミクス」とは、“Woman(女性)+Ecomomics(経済)”を表す造語であり、男女間の就業率に大きな差がある日本において、女性の活用を増やすことで日本経済を活性化させようとする取り組みだ。少子高齢化が急速に進み労働力が不足しつつある日本の現状を改善するためにも、女性の働きやすい職場環境を整え、管理職への登用を進めることが必須とされてきた。

セクハラ問題と併せて取り上げられていたのは“日本人女性における非正規雇用の多さ”や“女性管理職の少なさ”だ。フォーチュン誌は、「現時点で、欧米よりも日本のほうが“働く女性”の割合は多いのだが、その多くは平社員であったり非正規雇用に就いている傾向にある。欧米に比べて、日本では管理職に就く女性の比率がかなり低い」と説明。また、ガーディアン紙も「従業員数100名以上の規模の会社における女性管理職の割合は、グローバル平均が約22%であるのに対し日本ではたったの約8%」と具体的なデータを挙げて指摘。職場での地位が低いことがセクハラの多さに繋がっていることを暗に示唆した。

セクハラ被害に遭っても声を上げない女性が多い

また、職場でセクハラ被害に遭っても、被害者の多くが反論せず“suffered in silence”、つまり「黙って耐えている」ことをガーディアンとテレグラフの両メディアが指摘している。同調査によれば、セクハラに対し勇気を出して声を上げた10%の女性は、結果的に「降格された、または不本意な言葉を浴びせられた」という。

「黙って耐えるのが美徳」とされる日本の文化的背景は、海外メディアには理解しがたい部分もあるのかもしれない。たとえ明らかに理不尽な目に遭っても、声を上げ意見を主張すると「事を荒立てるな」とかえって被害者が非難されてしまうということは、男女問わず多くの日本人が経験していることである。

全体的に、どの海外メディアも「日本は男女平等が遅れている」「女性差別が酷い」といった論調だ。ところで、“市井の日本人女性のリアルで冷静な意見”として国内外のネットユーザーの間で話題になった「Japanese Woman on Gender Gap in Japan」という動画がある。その動画には、女性差別の実体験と併せて、「日本人女性がある面では差別される一方で、別の面では優遇されている」、「職場における日本人男性への負担が大きすぎるので、家事育児への参加が難しくなっている」といった冷静な意見も紹介されており、海外からも多くの反響があったようだ。

文化的背景が異なる国々について、同じ基準で「男女平等」を測ろうとするのは、とても難しいことなのかもしれない。

(北川恭子)

 

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あなたのマンションも狙われている。民泊カギ受け渡しの巧妙な手口

トラブル続発の民泊。すでに禁止としているマンションも数多く見受けられますが、民泊業者の「手口」は巧妙化の一途をたどっています。無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では、業者と住民の「鍵をめぐる攻防」が記されています。

マンション民泊、鍵をめぐる攻防

マンション民泊で、どうっやって鍵を受け渡しているのか、気になりませんか?

オートロックがないマンションは比較的に簡単です。これは、不動産仲介業者等が以前からよく使っていた方法で、メーターボックスの中等の目立たたない固定できるところにキーボックスを取り付けて、その中に鍵を入れておくという方法があります。で、キーボックスの暗証番号をゲストに教えればいいのです。

では、エントランスのオートロックはどう突破するか…です。入口のオートロックが暗証番号で開くのであれば、その番号を教えればいいので簡単です。でもこれじゃ、セキュリティも何もあったもんじゃないですよね。

すごい話になると、マンションの共用部分の目立たないところに、キーボックスを取り付けて、そこに鍵を入れているケースもあるといいます。エントランス付近で不審なキーボックスを見つけたら、「民泊を疑え」です。

共用部分に勝手に私物を取り付けることは違反ですが、そのことも具体的に使用細則に書いておいた方がいいということです。

古典的な方法として、メールボックスを鍵の引き渡しに使うという方法があります。ダイヤルがついている取り出し口がセキュリティの外であれば、メールボックスの中に鍵を入れて、ダイヤル番号を教えることで、かんたんに鍵の受け渡しができてしまいます。昔、息子がカギを忘れて出かけてしまったというときに、この方法よく使ったな~。

【小学校入学】度を超えた親の「浮かれ気分」が子どもを追い込む

桜の季節、小さい体に大き過ぎるランドセルを背負って歩く「小学1年生」は、とても愛らしく、親でなくとも思わず微笑んでしまいますよね。でも浮かれ過ぎは禁物です。無料メルマガ『子どもが育つ「父親術」』に、入学を控えた子供に対して「親として控えるべきこと」が記されています。

いちねんせい

小学校入学を控えた子ども、皆さんの身近にもいるかも知れません。すでに、入学前健康診断を受けに行ったり、文房具を用意したり、具体的に動く場面も出てきていることでしょう。

「期待と不安の入り混じった」とよく言いますが、この時期の子どもの気持ちを、もう少し詳しく理解してあげるためのヒントを、今週はお届けします。もちろん個人差はかなりありますが、多くの子どもは「いちねんせい」という大イベントに少なからずワクワクして、楽しく過ごしていることと思います。一歩成長した感じ、ちょっとカッコいい感じ、急に立派になった感じなどの、得意な気分を漠然と感じていることでしょう。

ただ、よく覚えておいていただきたいのは、子どもは「いちねんせい」「しょうがっこう」が実際のところ何なのか、ほとんど知らないまま学校生活に突入することになるという事実です。楽しみに思う気持ちはあったとしても、それは「日曜日に動物園に行くの、楽しみ~♪」の「楽しみ」とはかなり質が違うものだということを理解しておいてあげてください。

むしろ、本来はどんな場所か分からず楽しみに感じられるはずもない状況なのに、周囲が勝手に盛り上がるのにつられて「楽しみ」に思ってしまっている、くらいの理解の方が実態に近いでしょう。そういった背景を踏まえて、特に次の2点には気をつけてあげたいところです。

1.入学をダシにしすぎない

入学自体は、本人の希望とは全く関係なく訪れるもの。極端に言えば、子どもにとっては降ってかかった災難みたいなものなのです。

「小学生なんだから、それくらい自分でやって」
「もう1年生なんだから、そんなこと言っちゃいけません」

などの投げかけは、子ども本人には本来関係ない「入学」というものを理由にして、子どもに要求したり制限したりする文脈です。

子どもにしてみれば、合理性のない理不尽な話にも受け取れるので、多用しすぎないよう(できれば一切使わないよう)に注意しましょう。

【気になる】県知事の知事室24時間ライブ配信がナゼか盛り上がってる

板垣退助や坂本龍馬、吉田茂など、多くの歴史に残る偉人を輩出している高知県。

そんな高知県がWebサイト上で面白い試みをしているという。

なんと、知事室を24時間LIVE中継しているというのだ!!

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現在知事を務めるのは、尾崎正直県知事だ。2007年に当時最年少の若さで初当選すると、現在まで3期に渡り県知事を務めている。

3月10日12:30現在は、知事は不在なようだが、運が良いと仕事中や食事中の知事を見ることもできるようだ。

◼︎知事の一挙手一投足に盛り上がるTwitterユーザーたち

だめだ、なぜか気になってしまって、ずっと見てしまう……。

 

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:高知県庁ホームページ/ようこそ知事室へ
関連:尾崎正直Twitter
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

記事提供:ViRATES

 

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怒りを溜め込んだ派遣OLが花屋で目にした「赤い花」に救われる物語

メルマガ『お花をこころのビタミンに!花セラピスト青山克子の花セラピー』の著者・花セラピスト青山克子さんのもとに花に自分の気持ちを気付かせてもらったという女性からのお便りが届きました。派遣社員として忙しい日々を送っていた女性が自分でも気付かず押さえ込んでいた「感情」とは?

今週の花セラピー 「情熱怒り」

赤い         強い意志感じる

花が持つキーワード   熱意 情熱 怒り

めらめらと こころ もえる

それは 真剣だから 相手想うから

怒り 大切 あなたパワー

この花が気になる時     内心、激しい怒り覚えている時

こんな人にプレゼントしよう 目標向かって気持ちリセットしたい人へ

お店通った時… (40代 女性 派遣社員)

私は派遣社員として働いています。 とても忙しい職場で、重要な連絡事項さえ正社員確認することができない時もあるほどです。 忙しいことは嫌いではないですが、社内でコニュニケーション満足でない状態仕事進めなければならないことストレス感じていました。 お花は誰か贈りもする時行くくらいで毎日通勤途中で通ってもほとんど素通り、興味もって覗いてみようとも思ったことは殆どありませんでした。

ある日、いつもよう通った時、なぜか赤いばかりが目入ってきました。 目入ってきたというよりも「迫ってきたという表現方が近いよう思います。 

日も、そ日も、通ると赤いが私何か訴えかけてくるような不思議な感覚があり、ある日仕事帰り赤い買って家帰りました。

赤い飾って眺めていると、辺りがざわつくような感覚なりモヤモヤした気分なってきてしまいました。 そして、今職場対する不満や頑張っても、認めてもらっていないではないか?悲しい気持ちがあること気がつきました。 

私は自分でも気がつかないうち言いたいこと我慢して仕事していたようで、そ気持ちは思い外、根深いよう思えました。

後、上司自分気持ち伝えて仕事整理や条件面こと相談し、今では気持ちが晴れて前向き頑張ることができています

から自分気持ち気づくなんてはじめてで、とても不思議な体験でした。

花セラピスト 青山克子からのメッセージ

「人優しくしなさい」と言われ続けて私たちは大人なります。 

優しくあることは確か善きことでしょう。

そもそも怒ることはあまり気持ちいいことではありませんし、怒った自分後から責めしまうようなこともよくあることですよね。 

また、実際起きた出来事とは別「先怒った方が悪い」となってしまうことも多々ありますよね。

よう振り返ってみると、怒るということは、人間とってあまりいい体験ではないよう思えてしまいます。

こうして人は怒り我慢する怒らない人なろうという努力をしようとするです。

怒りとはあなた守る大切な力

しかし、怒りとは「あなた守ってくれる力でもある」と思った時どうでしょうか?

いいたいこと云わないで我慢することももちろん必要ですが、不当なことされたら怒ることや自分本心必死で伝えたい時怒ったような口調なっても訴え続ける必要がある場合もありますよね。

あなた自身ことや、あなた本当気持ち誰よりも守れるは、あなた怒りパワーではないでしょうか。

また、何か反発したいという想いが、自分が本当やりたいこと気づくきっかけなることもあるでしょう。

よう考えると、怒りとは自分から排除すべき感情ではないようは思えてしまいますがいかがでしょうか。

怒ることがいけないではなく、大切なことは怒りパワー使い方間違えないようするということ。

まず、自分が怒っていること受け入れて、そして、怒りも感じている自分力や勇気感じてみましょう。

一期一会、こ出逢い感謝。

お花こころビタミン

それでは、また来週お会いしましょう。

セラピスト 青山克子

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【豆知識】生きてるうちに子や孫へ。生前贈与で損をしない4つの特例

近年よく聞くようになった言葉のひとつに「老々相続」というものがあります。相続人も年老いていて、結局その資産を有効活用できないという問題を指しますが、長寿大国である日本にとって大きな痛手ではないでしょうか? メルマガ『こころをつなぐ、相続のハナシ』では、そうなる前に知っておきたい「贈与税の特例」をご紹介しています。

長寿時代に考える、相続のハナシ

現在の日本の平均寿命は、男性が80.50歳女性は86.83歳。長生きできるほどの環境の整備や医療の発達は素晴らしいことですが、一方で考えなければいけない事もあります。それは、「老々相続」の問題。

例えば85歳で相続が起きたとして、その相続人はお幾つなのでしょうか。兄弟が相続人になるのであれば、同世代です。子供であっても、60歳前後です。この世代は一般的には、子育てもひと段落、住宅ローンも払い終えるかどうかの頃。これでは、せっかく相続で財産をもらったとしても、有効的に資産を活用するのは難しいのではないでしょうか。

せっかく資産を渡すのなら、有効に使ってもらえるうちに渡したい。とはいえ通常、贈与での資産の移転は、相続で財産をもらうよりもかなり高い税金がかかります。これでは、なんだかもったいない気がしますよね。そこで知っておいていただきたいのが、いくつか存在する「贈与税の特例」です。

現在の日本には、できるだけ資産を有効活用できる世代に財産を渡して、たくさん使ってもらおう、という目的で、いくつかの制度が存在します。今回はその概要をお伝えします。ただしそれぞれの制度には細かな要件や、注意点等がありますので、実際に活用される際には最寄りの税理士さんにご相談の上、ご活用くださいね。

1. 110万円の暦年贈与

贈与税は、1人の人が1月1日から12月31日までの1年間にもらった財産の合計額から基礎控除額の110万円を差し引いた残りの額に対してかかります。したがって、1年間にもらった財産の合計額が110万円以下なら贈与税はかかりません(この場合、贈与税の申告は不要です)。これは結構ご存知の方も多い制度ですね。

なおこの制度は、誰に対する贈与でも使えます。もちろん子供への贈与でもOKですし、孫への贈与にも使えます。全く血縁等のない第三者でも使えます。

なおこの110万円は、あげる人単位ではなく、「もらった人が1年間に受けた色んな人からの贈与の合計」である点に注意が必要です。

2. 相続時精算課税清楚

これは、一定の書類を提出することで、2,500万円までの贈与に対しては贈与税はかからず、代わりに相続のときに、相続税の対象として計算する、という制度です。結局相続のときに持ち戻されてしまうので、相続税の節税としての効果は薄いですが、「相続税より高くなりがちな贈与税ではなく、相続税で計算をしてもらえるのに、相続が起きる前お金が必要な時期等)に財産を移すことができる」という点がメリットです。

また、相続税の計算の際に持ち戻す価額は、贈与をした時点での価額になるので、たとえば、(予測は難しいですが)今後値上がりするであろう土地とか、業績の伸びていく会社の株式等に使うのであれば、相続税の節税の効果も一定は期待できます。

ただし、この制度をいったん選択すると二度と1で解説した110万円の贈与には戻れないなどいくつか注意点がありますので、この制度を使う際は、必ず税理士さんに相談してください。