国に泣きつくトヨタの下劣。EV化からの「脱落」が示す日本産業界の衰退

もはや世界の潮流となった自動車の電動化。しかし主要国の中で日本のみが、その流れに大きく乗り遅れていることは否めないようです。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、トヨタ自動車の社長らが政府に対して行った「陳情」がいかに浅ましく恥ずかしいものであったかを解説するとともに、彼らに対する岸田首相の対応の情けなさを批判。その上で、官民共に劣化した日本のさらなる衰退は必至との見方を記しています。

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※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2022年11月21日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

世界のEV化の流れから半ば脱落したトヨタ/戦略不在で衰退する日本の象徴

やや旧聞に属するが、11月2日に豊田章男=トヨタ自動車社長/日本自動車工業会会長、有馬浩二=デンソー社長/日本自動車部品工業会会長が十倉雅和=経団連会長と共に首相官邸を訪れて岸田文雄首相に会い、脱炭素化や電動(EV)化など変革期にある自動車業界の競争力を高めるため「国の財源をどう使うか、税制の抜本改革を含めて支援をお願いした。議論はスタートで、会合は今後も不定期で開く」(豊田の会合後の記者会見)という。

そもそも「首相が特定の業界を相手に協議の場を設けるのは異例」(毎日11月2日付)で、そうまでして自動車業界は政治に一体何を求めているのか、どの報道を見てもはっきりしないが、この毎日の記事の中にヒントが隠されていた。

恥ずかしいトヨタの陳情

「業界内ではガソリン車に代わってEVの普及が急速に進めば、部品など下請け企業も含めて多くの雇用が失われる懸念が高まっている。一方、政府は2035年までに新車を全てEVなどの電動車にする方針。このため業界側は政府との連携を深め、有利な規制や税制整備などの支援を取り付けたい思惑もありそうだ」

これ、分かりますか?世界のEV化の急速な進展の中でトヨタはじめ日本は致命的とも言える酷い遅れをとっていて、このままでは「下請け企業も含めて多くの雇用が失われる懸念」があるので、政府が余り急速にEV化を進めないようにして貰いたいし、その懸念が現実化した場合は「国の財源」や税制優遇で救済して欲しいという陳情に行ったのだと判る。

日本を代表する製造業大企業だと思われているトヨタが、どうにもならない自分の経営戦略の失敗を税金で尻拭いしてくれるよう願い出るという浅ましくも恥ずかしい姿で、まさに日本産業界の劣化を曝け出していると言える。対する岸田も情けなくて、毎日記事による限り「自動車産業はわが国経済、雇用の大黒柱だ。脱炭素化などの転換点を迎える中で、官民が連携し、さらなる成長にチャレンジしていく必要がある」と寝惚けたことを言っている。本当なら「あなた方、雁首揃えて何を言いに来たんですか。トヨタの内部留保は24兆1,042億円、ホンダは8兆9,013億円(20年度末)。それを吐き出して派遣社員、非正規社員も含めた史上空前の賃上げをやってくれないと、私の『新しい資本主義』は始まらないんですよ」と叱りつけるのでなければならない。

経済も政治も劣化して、日本の将来像を切り開くための戦略などどこにもないままお互いに寄りかかりながら、衰退に向かうのである。

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ゼレンスキーの謝罪遅れが命取り。世界がウクライナに向けた反発

勃発からまもなく9ヶ月を迎える、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻。欧米諸国内からの停戦を求める声に対して首を縦に振らないゼレンスキー大統領ですが、ロシア国内でも強硬派が主導権を握ったため、戦争の長期化は免れない状況となってしまったようです。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、ウクライナ紛争の最新の戦況を詳しく解説。さらにロシアを始めイランや北朝鮮といった、国際社会の協調を乱すばかりの「ならず者の国家群」に対して、より強度の経済制裁を科すべしとしています。

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ウ軍の次の攻撃場所は?

ヘルソン州ドニエプル川西岸からロ軍は撤退し、ウ軍はこの地域の機甲部隊を次にどこに回すかである。ロ軍は撤退部隊をドンバス方面に回している。ウ軍の攻勢に出る場所がまだ、分からない。そして、冬の地面凍結が北から徐々に始まり、機甲部隊が動ける状態になる。

巡航ミサイル攻撃

ロ軍は、地上攻撃が期待通りではないので、巡航ミサイルとUAVによるウクライナ全土のインフラ攻撃をし始めた。11月15日は90発以上の巡航ミサイルの内73発を撃墜、自爆型無人機10機の内10機を撃墜したが、S300の迎撃ミサイルが、ポーランドに落下して、2名が死亡した。

17日、さらに新たな大規模ミサイル攻撃を行った。

当初、ロシアのミサイルがポーランドに落ち、2名死亡と報道されて、これは第3次世界大戦になるかと世界は心配した。しかし、NATOのAWACS監視で、ウ軍の迎撃ミサイルと分かり、ホッとした。

このポーランドの事故に対して、ゼレンスキー大統領が自国ミサイルではないとの見解を示したことで、世界から反発が出ている。特にポーランド世論が激昂してしまう可能性があり、ゼレンスキー大統領は、なるべく早く謝罪した方が良い。

しかし、ミサイル攻撃での迎撃率が、格段に向上した。10月10日の巡航ミサイル84発中43発迎撃、UAV24機中13機で、迎撃率は50%程度であったが、15日は80%になっている。

対空防御のNASAMSの撃墜率は100%であり、この兵器の有効性が証明されたようである。このため、多数のNASAMSの供与が必要である。

一方、ロ軍のミサイルは、ほとんど使い切ったようであり、攻撃の中にKh-55核弾頭巡航ミサイルがあり、弾頭部分を外して普通弾頭にしたものであり、Kh-505巡航ミサイルが不足して、核ミサイルを転用した物と思われる。今後はイラン製のミサイルになるのであろう。

それと、11日以前の攻撃で電力設備などのインフラが破壊されて、1,000万人以上が停電に見舞われたが、17日に、ほぼ全土の電力が回復したようであるが、消費電力量の確保はできていないので、計画停電は依然として続いている。

しかし、このミサイル攻撃で分かることは、ロシア内での強硬派プリゴジンの影響力が大きく、政権内停戦派の思惑を木っ端みじんに、粉砕したことである。

プーチンは、強硬派の意見を取り、停戦派の意見を破棄した。このため、この冬の間、戦争は続くことになる。ワグナー戦闘員を撃破して、強硬派プリゴジンでも渋々、停戦に向かわせないと、停戦にならないことを示した。

ということで、このミサイル攻撃は、ロシア国内の強硬派対停戦派の権力闘争の結果でもあることがわかる。プーチンは強硬派の意見を取ることも分かった。

このため、どうしても、強硬派スロビキン総司令官は、ドンバスで勝たないといけないことになった。このドンバスの中心戦闘員はワグナー部隊でもある。

米ミリー統合参謀本部議長もロシア停戦派のロシア内での闘争に負けたことが悔しいのか、ウ軍は冬でも大きな成果は得られないと言っている。また、ウクライナは明確な目標と時期を明示する必要があると述べた。しかし、当分、戦闘が続くことになる。停戦はない。

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AKB 岡田奈々“夜の密室コスプレ”熱愛にファン悲鳴。親公認の彼氏発覚で「信者を騙したな」クィアベイティング批判は是か非か?

今まで「NOスキャンダル」を貫いてきたAKB48の圧倒的センター・岡田奈々(25)が、イケメン彼氏といるところを週刊文春にキャッチされ、ファンから悲痛の声があがっている。ネット上の有志による分析では、岡田宅にはドンキで購入したと思われる「過激なコスチューム」が持ち込まれたと見られており、密室での「コスプレ熱愛」疑惑も浮上。さらに、岡田が過去に行ってきた「百合営業」は「クィアベイティング」に該当するとの批判まで噴出している。一体いまエンタメ業界で何が起きているのだろうか?

AKBのセンターに「親公認の彼氏」の存在が発覚!

文春オンラインは19日、岡田とお相手の2.5次元俳優・猪野広樹(30)との熱愛を報じた。岡田と猪野は、6月公演のミュージカル「マギ」で共演し、すぐに恋愛関係に発展したという。

岡田の誕生日の夜には自宅マンションで過ごし、すでに岡田の父親も公認済みで同棲することを決め、二人で住む物件探しにも父親が同行しているとしている。

そして、誕生日の夜にドン・キホーテに行った友人の買物袋の中には、なんと過激なセーラ服のコスチュームが……。その後、セーラー服を着た岡田が猪野とナニをしたのかは推測の域を出ないが、2017年の「第9回選抜総選挙」ではスキャンダルで知名度を上げるメンバーを真似してはいけないと断じ、「AKBの風紀委員長を目指す」と語っていた岡田。

あれから6年、いまや彼氏がいてもおかしくない年齢ではあるが、3年連続で紅白落選が決まり、さらにレコード大賞優秀作品賞からも漏れている。AKB人気の凋落が目立つ出来事が連続している中での交際発覚は痛かったようだ。

さらばAKB!? 精神崩壊で長年のファンを「卒業」

今回の熱愛スキャンダルにショックを受けたAKB信者は想像以上に多い。中には今まで購入したと思われる大量のグッズを処分した様子もツイッターに投稿されている。

「岡田奈々でさえ普通に恋愛してるんだから、他のAKBメンバーだって同じだろう」とファンが判断するのも無理はない。

今回の熱愛発覚の衝撃が冷めやらぬ中、AKB48グループ3代目総監督の向井地美音(24)は21日、ツイッターで、「恋愛禁止」ルールについて運営に確認したことを明らかにし、注目を集めている。

向井は「AKB48グループに恋愛禁止のルールはなく、メンバーそれぞれが自覚を持って活動することで成り立っている」との説明を受けたとしている。

そもそもAKBを立ち上げた作詞家でプロデューサーの秋元康氏は「恋愛禁止なんて一度も言った覚えはない」と発言。しかし、ファンたちの意識はそうではなかったようだ。

岡田が文春報道後、ファン向けのメッセージで「AKBは恋愛禁止じゃない」としたため、過去の「風紀委員長発言」との明らかな矛盾がファン心理を逆撫でしている側面もある。

『おっさんずラブ』もアウト?「クィアベイティング」批判の中身

そんな岡田に関して問題となっているのが「百合営業」だ。岡田は、メンバーの村山彩希(25)との同性愛的関係をほのめかし、過去にも「恋愛対象に性別は問わないんで、バイセクシャルなのかなあ」と性的マイノリティを匂わせる発言をしていた。にもかかわらずの彼氏発覚にショックを受けたファンの一部から、岡田の行為は「クィアベイティング」にあたるのでないかとの批判が噴出しているのだ。

クィアベイティングとは、LGBTQ+でもないのに特定の性的指向をほのめかして、世間の注目を集める手法。既存の性に当てはまらない人をクィア(Queer)といい、それにエサを意味するベイト(bait)を合わせた言葉だ。

4月1日には、乃木坂46の秋元真夏がInstagramで「この度、友人の生田絵梨花と式を挙げました」と、生田とのツーショットを公開。一見、なんでもない写真のように見えるが、これも「クィアベイティング」にあたるとの指摘が少なくない。そもそも、エイプリルフールで同性婚をネタにすること自体、同性婚が世間から認知されていないことを示し、当事者が差別や偏見を感じて不快に思う可能性があるというわけだ。

エンタテインメントの世界では、女性アイドルが擬似的な同性愛をほのめかすことを「百合営業」と呼び、BL(ボーイズラブ)同様、一部のファンにとってはたまらない「サービス」となっている。

性のあり方が多様化する昨今、男と男、女と女の恋愛を描く作品は増加している。しかし、ボーイズラブを喜ぶのは腐女子、百合モノを喜ぶのは男性オタクということは往々にしてある。すべての作品がそうではないとしても、一部の「エサをまく」作品を楽しんでいるのはLGBTQ+の当事者ではないと考えれば、商業目的で安易に性的マイノリティをアピールし、その存在を「消費」する姿勢に批判が集まることにも納得がいく。

最近の商業市場では「LGBTマーケティング」の概念が叫ばれているが、それはあくまでマイノリティの人たちの存在を念頭においたマーケティングという意味だ。LGBTQ+を「エサ」として利用し、面白半分に扱う芸能人やエンタメ作品が増加すれば、いずれ業界は手痛いしっぺ返しを受けることになるだろう。そのような作品が制作禁止、はては発売禁止、配信停止になってしまう可能性もゼロではないのだ。

野田元首相“お涙頂戴”演説に泣く山口二郎教授に辛口評論家が強烈な一言

10月25日の衆議院本会議で立憲民主党の野田佳彦元首相が、安倍晋三元首相への追悼演説を行いました。この演説について国葬反対を強く訴えていた山口二郎法政大教授が絶賛したことを「知的な弱さ、頽廃が表れている」と痛烈に批判するのは、辛口評論家として知られる佐高信さん。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』では、ベルウッドレコード50周年記念コンサートを訪れた話を枕に、山口氏の発言で思い出したと友部正人さんの『乾杯』を引用。野田氏の安っぽい言葉にまんまとハマってしまっては「大学教授の肩書が泣く」と厳しい言葉を浴びせています。

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お涙頂戴に泣く山口二郎法政大教授

11月11日夜、中野サンプラザでベルウッドレコード50周年記念コンサートが開かれた。あがた森魚、小室等、中川五郎といった面々が登場したが、そのレーベルの伝説のディレクター、三浦光紀が最後にあいさつした。

三浦は私の15歳からの親友である。しかし、三浦が反演歌で私が演歌のため、その方面の話はまったくしない。コンサートにも危うく招待されないところだった。

若くして、あるいは幼くしてベルウッドのファンだったという佐野史郎や森山直太朗も歌ったが、高田漣の父親の渡や加川亮、そして大滝詠一はこの世にもういない。

かつて三浦に聞いた歌で忘れられないのが、友部正人が「浅間山荘事件」をテーマにした『乾杯』である。

今だにクリスマスのような新宿の夜
一日中誰かさんの小便の音でも
聞かされているようなやりきれない毎日

 

電気屋の前に30人ぐらいの人だかり
割り込んで、ぼくもその中に
「連合赤軍5人逮捕、泰子さんは無事救出されました」
金メダルでもとったかのようなアナウンサー
かわいそうにと誰かが言い
殺してしまえ、とまた誰か
やり場のなかったヒューマニズムが
今やっと電気屋の店先で花開く

この詩を思い出したのは、法政大学教授の山口二郎が、立憲民主党の野田佳彦の安倍(晋三)追悼演説を絶賛し、これに「悪罵」を投げつける野党支持者を「嘆息するばかり」とツイートしたことを知ったからである。

山口によれば、「野田さんの追悼演説は、今後の政治勢力の分水嶺になる」のだとか。この演説をやりたくて、国葬に参加した時も、野田は「元首相が元首相の葬儀に出ないというのは私の人生観から外れる」などと言い、その安っぽさに山口はまんまとハマってしまったわけである。

山口は国葬に反対のはずではなかったのか?安倍と同じ自民党体質の野田を手放しで礼賛するところに山口の知的な弱さ、頽廃が表れている。

友部の詩はそれに鋭いナイフを突きつけたが、あがた森魚のヒット曲『赤色エレジー』は「お涙頂戴物語」と歌って、そうした安易さを痛烈に皮肉る。

野田が相田みつをが好きなことは知られているが、いわゆる「いい人」がそれにイカれる。すべては心が決めるんだなどというココロイズムは、少なくとも政治家が口にしていい言葉ではない。トイレによく掲げてある相田の教えを嘲笑して、小田嶋隆は相田を「トイレの神様」と呼んだ。

相田に引っかかるような程度の野田の演説に感心しては、山口の大学教授の肩書が泣くだろう。小選挙区の推進にしても、山口はよく間違う男だ。

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デキる上司は、部下が苦しんでいるときに「あえて」手を差し伸べない

部下が苦しい時、上司としてどういう行動をとれば良いか、悩む方も多いのではないでしょうか。メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんは、「あからさまな応援はすべきではない」として、それでも上司としてやるべきことを語っています。

部下を見るとはこういうこと 苦しい時のことを見てくれる人

人間、苦しい時って周りの人間全てが敵であるかのように感じてしまうんですね。またそういう時に限って、自分に手を差し延べてくれる人がいなかったりしてね。ま、これは非常に切なくて、孤立無援みたいなことになるわけですけど、そういう状況を見守ってくれて、冷静にこちらのしていることを評価してくれる人ってたまにいるんですよ。

で、ほとぼりが冷めた頃に、

 ● 君はあの時には良く頑張ったね

って言われると、全然味方をしてくれたわけじゃないのに、助けてくれたわけじゃないのに、非常に嬉しく、ありがたく感じてしまうモノです。

これが管理職がやるべきことなんです。

部下が辛い状況、苦しい立場になった時に安直に手を出したり、助け船を出したりしたらダメなの。それはその部下の成長を阻害することになるんです。

ビジネスの場面に於ける辛い状況、苦しい状況というのは、そのままその人の成長の機会なんですから。次のステージに上がるための試金石であり、登竜門なんです。

だから部下がこうなったら、温かい目で見守ることが必要なんです。あからさまな応援はしないけど、何が起こっていて、部下がどういうことをしようとして、その結果どうなったのかを、詳らかに観察するのです。

もちろんそれで、二進も三進も行かなくなったら、それは助けてあげないと火の粉が自分のところに来ちゃいますからね。そうでなければ、手を出さず、自分でケツを拭かせるんです。

で、無事というか七転八倒の結果、どうにか事を収拾したということを見届けてから、

 ● 君はあの状況で良く踏ん張ったね

と言ってあげれば良いんです。

だいたいこういう時にはテンパっていますから、

 ■ なんで助けてくれなかったんですか!?

みたいなことを部下は言っちゃうモノですが、そこで冷静に部下を諭してあげられたら、上司としては花丸が付く合格点ですよ。

カラオケによく行く人は全く行かない人よりも心が強いって本当?

 みなさんは「カラオケ」行っていますか?コロナ禍で自粛することも多いようですが、感染の危険がない「ヒトカラ」専用のブースなどもできて、人間の「歌うことへの欲求」を感じさせますよね。今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では、 著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が、歌うことで人間は心が健康になるとして、その根拠となる論文を示しています。

「カラオケ」が心を強くする。心理学者ウィリアム・ジェームズの話

こんにちは、ゆうきゆうです。今日も元気でお過ごしでしょうか。

さて「カラオケ」は多くの人に知られているアクティビティの一つでしょう。

名前の語源は「からっぽのオーケストラ」と言って、歌なしの音楽が流れる中、歌手のようにマイクを持って歌うスタイルが親しまれてきました。

しかしコロナ禍では、密接する空間で歌うことが感染の危険があるということで、休業が続きました。

そして緊急事態宣言が明けたと同時に、営業再開で驚くほど満員になったお店もありました。

この現象からも、多くの人に「歌いたい」という欲求があることが分かります。

今回は、歌うことが心理学的にどのような効果があるのか、お話していきましょう。

心を強くする!「歌」が持つパワー

心理学者のウィリアム・ジェームズは、「心の健康のためには歌うことが重要だ」と述べています。

彼は「幸せだから歌うんじゃない、歌うから幸せになれるのだ」とまで言っているんです。

確かに歌は、メロディーに心を通わせてリズムを取りながら、大きな声を出して発散することができます。

人間にとって気持ちを発散させるのは重要なことです。

つまり歌には気持ちを発散させ、より楽しい気持ちにさせたり、心をスッキリさせるという効果があるのです。

よってカラオケに行くことも手ですし、生活の中に歌を入れてみるというのも一つの手でしょう。

暗示も強くなる?歌うことの効果

例えば、オリジナルの適当な歌を歌いながら、自己暗示をかけるのもアリです。

適当なメロディーでも良いですし、好きな曲に「自分天才~自分天才~」などのように、自分で言葉を考えて歌うのでも良いでしょう。

そうすると気持ちがラクになったり、自己暗示をより効かせることができます。

このとき、メロディーや歌詞はなるべくポジティブなものを選んでいただくのが良いでしょう。

鼻歌を心がけてみるのもオススメです。

本当に適当な歌で良いので、是非やってみてくださいね。

何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

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外国人が、大仏を「Dai-butsu」と訳してしまう日本にクールさを感じない訳

「クールジャパン」と銘打ち、外国人がクールだと捉える日本の魅力を伝えようとしている我が国ですが、実はやっていることが外国人から見るとまったく「クール」ではないのだとか。今回、メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で土井英司さんが紹介するのは、観光や飲食などにおいての外国人が「クール」だと思えない日本を語った一冊です。

現実を直視せよ⇒『日本はクール!? 間違いだらけの日本の魅力発信』

 

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日本はクール!?間違いだらけの日本の文化発信

ベンジャミン・ボアズ・著 クロスメディア・パブリッシング

こんにちは、土井英司です。

ビジネスの世界では、「お客様を知る」ことは必須の作業ですが、なぜか日本人は「良いものを作れば売れる」という考え方をしがちです。

だから、モノ作りではアップルやサムスンの後塵を拝することになりましたし、ロンドンでは、本格博多ラーメンのお店にお客さんがいなくてガラガラなのに、Wagamamaラーメン(日本人にはまずく感じる)が大人気なのです。

本日ご紹介する一冊は、この日本人の「クール」と外国人客の「クール」のズレを正すべく書かれた一冊。

著者は、アメリカ・ニューヨーク州生まれの国際コミュニケーション・コンサルタントで、2016年から内閣府公認のクールジャパン・アンバサダーを務めているベンジャミン・ボアズ氏です(2022年10月より名称が変わり、クールジャパン・プロデューサー)。

そもそも「クールジャパン」という名称自体が自画自賛で違和感がある、“Made in Japan”のブランディングは不要、外国人観光客はゆるキャラには興味がないなど、歯に衣着せずに厳しい指摘をしており、関係者は、ぜひ読むべき本だと思います。

反対に、今後どうすればいいのかのヒントもあり、3章の「ビジネスにおけるクールジャパンの成功例」や、4章にまとめられた外国人向けの翻訳のヒントは参考になります。

大仏は、「Dai-butsu」ではなく「Big Buddha」と訳すべき、「重要文化財」を「Important Cultural Property」と訳すだけでは不十分、QRコードに馴染みのない外国人に対しては、「Point your smartphone camera here for more information」のようなメッセージが必要など、かゆいところに手が届く指摘がいくつもあり、観光ビジネスに関わる方は、必読の内容です。

死亡リスク高め命を縮める。超加工食品の食べ過ぎが招く健康被害

リーズナブルな価格や手軽さから、ついつい選んでしまうきらいがある超加工食品。しかしその過剰摂取は深刻な健康被害を招いてしまうようです。今回のメルマガ『ドクター徳田安春の最新健康医学』では現役医師の徳田安春先生が、清涼飲料水や炭酸飲料、スナック菓子や菓子パンといった超加工食品の食べ過ぎが人体に与える悪影響について解説。さらにその被害を予防するために、タバコ対策と同様の公共政策が必要との考えを示しています。

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超加工食品の健康影響

超加工食品を食べ過ぎると、さまざまな病気にかかりやすくなる。肥満、2型糖尿病、高血圧、心血管・脳血管疾患、うつ病、脂質異常症、高尿酸血症、腎機能低下、非アルコール性脂肪肝、クローン病、乳がんなどだ。結果として、死亡のリスクを高め、寿命を縮めてしまう。

超加工食品の多くは、エネルギー密度が高く、脂肪、砂糖、塩分が多い。一方で、食物繊維や微量栄養素に乏しい。超加工食品を多く摂ると栄養バランスが崩れ、1日のカロリー摂取量を大幅に増やし(約500kcal)、体脂肪の蓄積を引き起こす。米国の大規模な調査では、超加工食品を多く摂る男性では、大腸がん死亡率が高くなることが示された。

超加工食品の悪影響は、添加物や保存用物質など、非栄養成分により引き起こされている可能性もある。ある添加物は、腸内細菌群を乱し、大腸発がんを促進することが示されているのだ。超加工食品は、植物性食品に含まれる保護作用のある植物栄養成分が欠落している。中には、依存性がある超加工食品もあるので要注意だ。

超加工食品を減らす政策

超加工食品による健康被害を予防するための合理的な方策は何か?まず、超加工食品の生産と消費を減らすこと。その宣伝を制限すること。回避を勧告する公的な公共政策も必要だ。これらはタバコ対策に似ている。国際的なうねりが必要だ。

しかし、最近英国では、政府が提案したこのような政策が議会で却下されている。経済的に困難な時代には英国の国民は安い食品を必要とする、という理由だった。近年の英国では、保守党が多数派なので、英国の健康政策は進展していない。

だが、病気の原因となる食品を望む人々はいないだろう。政治がすべきことは、手頃な価格の新鮮で最小限に処理された食品の供給を確実に行うことだ。栄養疫学の専門家は、新鮮な食品で作られた出来立ての食事を促進し支援する国家的イニシアチブを広げるべきとしている。これは、公衆衛生に良いだけでなく、家族、社会、環境にも良い効果を与えることになるのだ。

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木村拓哉がついに動く?滝沢秀明&キンプリ連続退所、ジャニーズ崩壊危機にもキムタク流「だんまり」のウラ事情…妻・工藤静香の深謀遠慮か

副社長を務めていたタッキーこと滝沢秀明(40)の独立に加え、「King&Prince」の平野紫耀(25)、岸優太(27)、神宮寺勇太(25)が退所するなど、最大のピンチを迎えているジャニーズ事務所。藤島ジュリー景子社長は週刊文春の報道に対して法的措置を匂わせていますが、そのジャニーズの大看板、木村拓哉(50)の声が聞こえてこないのはなぜでしょうか?いまや元SMAPメンバーで唯一の生き残りとなったキムタクも、かねて「退所・独立」のウワサが囁かれてきた一人。「何が起きても決して不思議ではない」と分析するのは、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんです。

ジャニーズ最大危機にキムタク「だんまり」の違和感

ジャニーズ事務所が『週刊文春』の“キンプリ、滝沢秀明を壊したジュリー社長“冷血支配””の記事を受け、“事実と全く異なる虚偽の内容を多々含む記事”だとして法的措置を検討中だそうです。

滝沢秀明氏、『King & Prince』メンバー等の一連の騒動を傍観している私が最も注目しているのは、同事務所の“大看板”木村拓哉がこの事にどんな肉声を発するのかです。

年齢で9歳、事務所への入所8年先輩のキムタクが滝沢氏にどんな言葉を発するのか…今日か明日かと胸をワクワクさせて待っているのですが…。

“世話になってきたジュリー社長を悲しませるようなことはやめろって…言ったんッスけど…”

入所から35年の大ベテランにはこれ位のコメントをして欲しかったのですが、いまのところ芸能マスコミを賑わせているのは『ぎふ信長まつり』に46万人を集めたとか、来年4月期の“月9”で『教場0』放送決定のニュースのみ。

“触れなければ時が解決してくれる”…とでも考えているのでしょうか。

事務所周辺からは、今回の騒動の責任を取ってジュリー社長が会長職に退き、新社長に東山紀之…副社長に『嵐』のメンバーが…なんて噂もまことしやかに囁かれています。

ジャニーさんやメリーさんが現役バリバリのその昔の近藤真彦が事務所に在籍していた頃、事務所にとってマッチが“長男”でヒガシが“次男”と称されていたこともありました。

しかし仕事が出来て人望があれば、滝沢氏が退所後の『ジャニーズアイランド』新社長は井ノ原快彦ではなくヒガシだったはず…。

もちろん本人の意思もあるでしょうが、なぜヒガシではなかったのか…気になるところです。

仕事に精を出す木村拓哉の本心は――

大揺れの『ジャニーズ事務所』ですが、背負って立つキムタクのスケジュールは多忙を極めています。

役者としてはまず、2022年世界同時放送&配信とされている“世界を舞台にした規格外の超大型国際ドラマ『THE SWARM』”が近々に公開される予定ですし、年明け早々には東映が社運を賭けた記念作『THE LEGEND & BUTTERFLY』が公開、そして4月期には『風間公親 教場0』がスタートします。

『教場』に関しては公開日未定ながら、本編(映画)に発展するという噂も。

また、歌手としては今年1月にリリースされ好評だった『Next Destination』に続く第3弾のアルバム製作も話が進んでいるようです。