「下見客」の接客順位を落とす店は最終的に得をするか損をするか?

たとえばネットショップで気になった商品を実店舗に確認に来るといった、いわゆる「下見のお客様」は一定数存在しています。そんな、その日その時モノを買う気がないお客様に対して、販売員としてどのように接するのが正解なのでしょうか。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、「ビジネスの全ての原則」としてその対応法をレクチャーしています。

下見を楽しんでもらう

お客様の購買心理でいうところの、「興味・関心」や「比較検討」の段階でよく起こること。それは、「下見」です。お客様が「これってどんなものかなー」と興味を持った商品を見に来てくれたり、「何か良いものないかなー」と、新しい入荷商品を見に来てくれたり。この10年ほどは、以前以上に下見に来られるお客様が増えたようにも思います。それだけ、お金を使うことに慎重になっていたり、WEBの発達で、ネットで買いたいけれども店で商品を見てみたいと思われるお客様が増えたのかもしれません。

私も物によっては下見をすることもあるのですが、こうした時の販売員の対応はかなり分かれます。下見だと分かった瞬間も対応が変わらない人と、対応が悪くなる人とがいるのです。皆さんもそんな経験はありませんか?

確かに下見という段階は、その日、その場で売り上げにつながらない場合も多くあります。ですが、その状況はお客様の心理的には、「欲しいな、どうしようかな」という状態になっているとも言えます。つまり、例え今日売れなくても、後に購入してもらえる可能性は大いにあるのです。

当たり前のことなのですが、これがわからない人は本当に多い。今売れないとわかると途端に、フイと別のお客様へ向かってしまったり、作業を始めてみたり、表情が変わったり、そのお客様に興味が無くなったかのような対応をする人がいるんですね。

お客様からすれば、その時点で、興味を持っていた気持ちに水を差され、買う気を失います。それどころか、不快感を覚えられてしまい、その店やブランドのことを嫌いになってしまうかもしれません。これこそ、未来のお客様をみすみす逃す行為なのです。

だからこそ、下見の段階であればあるほど、楽しんでもらう意識が必要です。「今日は下見なんです」ともし言われても、「そうでしたか、じゃあ色々検討してみて下さいね」と気兼ねなく商品やサービスを体験できる雰囲気を作れるか。そこから、「やっぱりこの店が良いな」「この人から買いたいな」と思ってもらえるかどうか。それこそが販売員の力です。

幸か不幸か、人というものは、良くしてくれた人には何かしたいなという気持ちが芽生えます。下見で恐縮しているようなお客様に素晴らしい対応を見せてくれる販売員がいれば、お客様も少しでもその販売員に何かを返したい気持ちになってくれます。逆に悪くされた時には、同じような対応をしてしまいたくもなるものです。

例えその場で売れる可能性の低い下見でも、素晴らしい対応を心がける。ビジネスの全ての原則と言えるでしょう。

今日の質問です。

  • 下見で来られたお客様に対して、どんな対応をするべきだと思いますか?
  • 自分だけでなく、店の全員がその意識を持つには、どんな工夫が必要ですか?

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褒めれば褒めるほど部下イライラ!?「ホメハラ」上司に足りない事

部下やアルバイトを褒めるよう心掛けているのに、ちっとも響いていないようだとお嘆きの指導者の方、どうやらそれはご自身にも問題があるようです。今回の無料メルマガ『飲食店経営塾』では飲食店コンサルタントの中西敏弘さんが、相手の心に届く褒め方をするために意識すべきことをレクチャーするとともに、しいてはそれが、お客様満足度の向上や社員の成長にもつながると記しています。

外とのお付き合いも大事ですが、自社の社員や現場の方がもっと大事!

部下やアルバイトのモチベーションを上げるためには、「褒める」ということはすごく大切なことですね!「褒められる」ことで、部下やアルバイトは自信を持ったり、自分も役に立っていると貢献感を感じられたり、「褒める」ということのメリットは誰もが理解している事だと思います。

では、部下やアルバイトを“褒める”ために大切なことは何か?それは、相手をよく見てあげることです。

実は、すごく単純で、相手を「よく見てあげる」ことがすごく大切で、「よく見てあげ」ないと相手を具体的に褒めることができず、仮に「褒められた」としても、その「褒める」がより具体的でないと、相手の心には響かないものです。だからこそ、部下やアルバイトを常日頃から、よく観察しておくことが大切なのです。

当社では、評価表(社員、アルバイトととも)をご支援先と一緒に構築する機会が多いのですが、この評価表を作った後に、色々と議論することがあります。それは、「だれが評価するべきか?」ということ。

ここでよく出る話が、社長や幹部社員は、「普段見ていないから、評価することは難しい」という話。確かに、普段の仕事をより細かく観察することは事実上無理でしょう。ただ、社員人数が30人、50人を超えると観察は難しいかもしれませんが、もし、10名前後の社員数なら、社長や幹部は社員の評価はできるようになってもらいたいなあ、って思っています。

評価ができない(難しい)という経営幹部は、それだけ、現場、現場のスタッフをみてないということ!つまり、現場に足を運ぶ回数が少ないということ。

まだまだ店舗数、社員人数が少ない時は、足繁く現場に顔をだし、現場の状況を確認して欲しいものです。

なぜなら、店舗数、社員数が少ない時というのは、まだまだ、店舗のあるべき状態が正確に確立されていなかったり、そのあるべき姿を遵守できていないということが多々あるからです。だからこそ、定期的に訪問し、店舗の状態をチェック(クレンリネスだけでなく、営業状態も)し、修正していくことが大切になるのです。

楽天モバイル、首都東京で圏外の真相。ユーザーから怒りと困惑の声

11月に入り、東京都内の楽天モバイルユーザーから「圏外になった」との声がネット上にあがり始め、怒りと困惑が広がっています。この件について、楽天モバイルの山田社長に直接質問したケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんが、KDDIとのローミング契約終了の真相をメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』で伝えています。KDDIとの契約によれば、今後も突然圏外になることは大いにあり得るようで、石川さんは、いくら安価なプランを提供してもユーザーはなびかないし離れていくと厳しい見方を示しています。

楽天モバイルとKDDIのローミング契約、東京都内は来春終了――「圏外で不満」の声にはMVNO端末を貸与

10月下旬、KDDIは楽天モバイルに対して一部地域においてローミングを終了すると発表した。すでにSNS上では「楽天モバイルが圏外になった」というユーザーの声が相次いでいる。

今週、楽天モバイルはプレスカンファレンスを行っており、その際に質問をしたところ、山田善久社長は「ご迷惑をおかけしたユーザーには大変、申し訳ない。早急な基地局建設や個別のMVNO端末を配るなどして対応する」と語った。実際に申し出があったユーザーにはドコモ回線のWiFiルーターが貸し出されている模様だ。

地下鉄や地下街などに関しては、比較的、速いタイミングで自社回線エリアに切り替わるとしている。そもそも、地下鉄などでは3キャリアが共同で敷設していることもあり、楽天モバイルも仲間入りすればいい話だ(ただし、共用しているのはアンテナ部分のみであり、基地局設備自体は自前で用意が必要)。一方、ビルなどでは楽天モバイルが自前で交渉し、工事を進めていく必要がある(ただ、新規に建てられた施設などではJTOWERが共同設備を入れていることも多い)。

そもそも、KDDIと楽天モバイルのローミング契約は「楽天モバイルが都道府県単位で人口カバー率で70%を超えた段階で、契約を打ち切る交渉を始めることができる」としている。つまり、それまで99.99%以上の人口カバー率で使えていたネットワークがある日、突然、70%程度に落ちる可能性があるというわけだ。

KDDIの高橋誠社長は「東京、大阪、名古屋は70%に達したとのことで、東京都でのローミング提供は原則、2021年3月末で終了することになった。ただし、山間部や地下鉄でのエリアは引き続き受け入れる。これはもともとの計画通り」と語っている。

楽天モバイルのタレック・アミンCTOは「屋内外の人、建物の奥深くにいる人、すべてをカバーしていく。基地局建設の計画を加速させる」と語る。楽天モバイルでは他社に比べて30~40%広いカバレッジとなる基地局を使っているというが、やはり4Gは1.7GHzのみ、計画数でも3キャリアに見劣りする数字だけに不安が残る。

確かに、KDDIに対して1GBあたり500円程度のローミング料金を支払い続けるのは相当な負担となるはずだ。とはいえ、すぐにローミングを終了していくという判断はいささか早急過ぎはしないか。

日本のユーザーは安い料金よりもネットワーク品質を重視する傾向が強いだけに、どんなに2980円で使い放題をアピールしても「つながらない」と一度、レッテルを貼られると、取り返しのつかないことになりかねない。楽天モバイルはもうちょっと慎重な判断をした方が身のためのような気がしていならない。

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なぜ日本人はロングブーツ姿の太ったニューヨーカーに驚くのか?

日本人には、自分の意思や好みより他人の目が気になるという面があります。日本にいると普通の感覚でも、日本を飛び出て長く海外にいる人から見ると「そこまで気にしなくても…」と思うことが多くあるようです。メルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』著者でニューヨークの邦字紙『NEW YORK ビズ!』CEOの高橋克明さんは、日本からニューヨークを訪れたお客さんが、「ロングブーツ姿の太ったニューヨーカーに驚いていた」ことに驚いたと、そのやりとりをユニークな筆致で紹介しています。

人目を気にしなくていい街

日本でもそうかもしれません。NY州では、いつでもどこでも公共の場所での「授乳」が許可されています。普通の場所で、おっぱいを結構、見ることになります。意外と珍しい光景ではないので、特別な感情も沸きたちません(笑)。

今日も服屋さんで若いお母さんが普通におっぱいを赤ちゃんにあげていました。何年か前、クイーンズの図書館で授乳していたお母さんが館内の職員に「トイレに行ってやれ!」と注意され、新聞社に投稿。結局、職員が謝罪するという事件(?)が起きました。あんまり、ニューヨーカーは人目を気にしません。日本人にくらべると、一切しない!と言ってもいい。

ちょっと極端な例ですが、路上で、立ちしょんべんならず、女性の座りしょんべんをこの20年で三度ほど見かけました。(もちろん、これはさすがに異常な光景です。例として出すには間違えてるw)日本ほど人目を気にしなきゃいけない社会も窮屈だけど、人目を気にしなさ過ぎる、この街も結構、問題アリ、だと思います。

日本で「ロングブーツ」は限られた人の特権?

でも、ひとつだけ。

前回、ニューヨークに来られたお客さんを案内していた時のこと。僕と同世代のその女性は、街を歩きながら「こっちって、太ってる人もフツーにロングブーツ履きますよね」とつぶやきました。

最初は彼女の言ってる意味がわからず、聞き返しました。

「あ、いや、日本だと、ロングブーツ履きたくても、スタイルよくないと履けない空気があるというか……痩せてから履こうっていう人もいたり、あたしは足が短いから生涯ロングブーツは履けないっていう友達がいたり……」

でも、欧米人に比べたら、モンゴロイド、基本、短足でしょう?

「そうなんです、だから、日本だと、ロングブーツはホント、限られた人しか履けないというか……」

僕はここで吹き出してしまいました。それ、本当?ちょっと大袈裟に言ってない?

「でも、こっちは丸太のような体型でも、普通に履いてますよね。好きに、自由に、ファッションを楽しんでいるというか……」

こっちの人が楽しんでいるというより、日本の社会が気にしすぎなんじゃないかなと思います。

「もちろん、気にする必要はないと思うんです。私は、ファッションくらい好きなモノを好きに着たいし、後ろ指さす奴は指せばいい。そう思ってはいるんです。関係ないし、誰にどう言われようが、好きなファッションを着る権利はあるし、周りの目なんて気にしないし、そんなの気にする方がおかしいし、気にしない自分でいたいし、気には結局していないんですけど……」

……すっごく、気にされてますよね?

「……はい…………でも、周りがそういう空気になるし…………」

でも、今回の短期間ながらのニューヨーク観光で、帰国後、好きなファッションを好きに楽しめるようになれたらいいですね。そう微笑むと、彼女はとびっきりの笑顔で「はい!」と答えてくれました。

あ、ところで、新宿あたりにいる、全員同じ髪型と全員同じ体型と全員同じファッションのホストくん軍団は、気にならないの?

ついつい口が滑った僕の質問に、彼女はこれ以上ないほどのキョトン顔で、こう答えました。

「……?…………ぜんぜん」

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2年後から年金額が毎年10月に変更?在職定時改定前に現制度を復習

65歳以降も厚生年金に加入して働く人が増えたことで、令和4年からは毎年10月に年金額が変更されることになりました。今回の無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』では著者のhirokiさんが、この「在職定時改定」について詳しく紹介するとともに、具体的な事例を用いて詳しく解説しています。

年金受給中の在職者の年金額を再計算して増額させるのはいつなのか?

65歳以降も厚生年金に加入して働く人が増加傾向ですが、それに伴って令和4年4月以降は毎年10月に年金額を変更する事が決まりました。これを在職定時改定といいます。

今現在は65歳以降に老齢の年金を貰いながら厚生年金に加入して働いてる人が、65歳以降働いた期間分を年金額に加えるためには退職して1ヵ月経つのを待つか、70歳誕生日を迎えるかのどちらかでした。

たとえば現在は68歳だとして、65歳以降も老齢厚生年金200万円貰いながら働いてるけど、この3年間働いた分はいつ年金に反映されるかというと退職(つまり厚生年金から外れるという事ですね)して1ヵ月経過しないと年金額を再計算しませんという制度なんですね。3年間働いた分が年金20万円になるのであれば、68歳の時に退職すれば220万円になるけども、退職しなければ200万円のまま貰い続けるという事です。

もし、退職しないとしても70歳になればそこで一旦再計算する(65歳から70歳までの60ヵ月で再計算)。(ちなみに70歳以降に働き続けても70歳以降は厚年には加入できないので、70歳以降の働いた期間で年金が増える事は無い。)それが、わざわざ退職しなくても令和4年4月以降の65歳以上の在職者は毎年10月に年金額を変更します。

なお、この令和4年4月からの在職定時改定の詳細事例は12月2日の有料メルマガで配信します。

事例と仕組みから学ぶ公的年金講座(月額770円税込み毎週水曜日20時にメルマガ発行)登録初月無料。途中で登録されてもその月の発行分はすべてお読みいただけます。

なので今回の無料メルマガ記事では在職者の年金を再計算する退職改定の現在の仕組みを復習してみましょう。ちなみに退職してから1ヵ月経過した月に老齢の年金額を再計算するというのは、65歳前の受給者も同じ仕組みです。65歳まで退職してない人は65歳時点で再計算します。

人気YouTuberてんちむ「豊胸詐欺」の代償。破産寸前 ホステス墜ちの転落人生

タレントでユーチューバーのてんちむ(26)が9日、自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿。「破産寸前になりました」と題された動画の中で、金銭事情が苦しいことから、ユーチューバーとしての活動と並行に、銀座のクラブで働くことを報告した。

てんちむが破産寸前で銀座のクラブホステスに

てんちむはバストアップ商品のプロデュースをしていたが、その後自身が豊胸手術を受けていたことが判明。事実を認めて謝罪し、自腹で返金対応することを明らかにした。

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今回の動画の中で、てんちむは経緯を説明すると同時に、自身の現状について「破産寸前の状態です」とコメント。メーカーに大金を支払ったことを告白し、今後さらに損害賠償金が発生することもある語った。

最終的に自分がいくら払うことになるかは未定としたが、もはや「完全に支払えない状態になった」と打ち明け、来年1月から住むために購入していたマンションも「キャンセルになった」という。

【関連】岡村隆史の予言的中に「悔しい…」性を売る貧困シンママ 日本は三流国に墜ちたのか

自身の今後については、朝から夕方まではユーチューバーとして動画撮影に臨み、平日夜は銀座のクラブ、土日の夜は六本木にある『バーレスク東京』で働くことを明らかにした。

ユーチューバー、ホステス、ダンサーの3足のわらじを履くことになったてんちむ。家族やYouTubeスタッフにも迷惑を掛けているといい、神妙な面持ちで謝罪した。

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Twitterの反応

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日経平均株価が29年ぶり2万5,000円台回復 急騰の理由と今後の注意点は?

昨晩9日のNYダウは取引時間中の最高値を更新し、大台3万ドル目前の水準に。これを受けて今朝10日の日経平均株価も、1991年以来29年ぶりとなる2万5,000円台を回復して寄り付き、バブル崩壊後の最高値圏で堅調に推移していますが、はたして今回の株高は「本物」なのでしょうか?今後の注意点と見通しについて、ツイキャスやYouTubeでも人気の「投資家k.k氏」が配信する投資家k.kメルマガ「勝ち続ける投資家の思考」より、最新の展望をご紹介します。

株価“大暴騰”の理由は?

おはようございます。2020/11/10(月)朝のマーケット解説を配信させて頂きます。

さて、今朝はとんでも無い事になっております。11/10 4:31現在、NYダウ29,516+1191(+4.37%)、日経CFD25,517+617、ドル円105.416(前日比2.2円ほど円安ドル高)原油WTI40.28(+7.9%)ととてつもないリスクオンモードが加速しました。

何と言っても主因は、米ファイザーが開発中の新型コロナのワクチンの有効性が90%を超えたとの報道があった事でしょう。

同社は、11月中に米食品医薬品局(FDA)にワクチンの承認を申請すると見られています。

ファイザーは規制当局の承認が得られれば、年内に世界で最大5000万回分、21年末までには最大13億回分のワクチンを製造する計画との事。

日本政府は既にファイザーから1億2000万回分のワクチンの供給を受ける事で基本合意しています。 私は目先の市場リスクで最も不安視していた事が、欧米で急拡大する新型コロナ新規感染者数でした。 今回のワクチンの件でその不安も解消される事になり、昨晩のNYや、欧州の株価大幅上昇に繋がったのだと思います。

株高の一方で気になる点も

ただし、日本株の投資戦略には注意も必要です!昨日のNY市場でしっかり見なければならない点は、ダウ・S&P500の上昇に対してナスダックや半導体指数が殆ど上がっていないという点です。

個別株で見てみても、巣ごもり特需を受けていた動画配信大手のネットフリックスやロクなどが大幅安、宅配大手のアマゾンが売られたり、半導体関連もエヌビディアなどを中心に下げが目立ちました。

一方で、アバクロを始めアパレル系や百貨店などは大きく買われ、エクスペディア・トリップアドバイザーなどの観光関連も大幅高、WTIの上昇でエネルギー株も大きく上昇しました。

ワクチン開発成功で人の流れが大きく戻る事への買い戻しが急激に発生した形です。この資金の変化は勿論、日本にも同様に現れると思います。

笑う中国。往生際の悪いトランプ煽動で「第二次南北戦争」勃発か?

未だ混乱は続いているとはいえ、バイデン氏の当選がほぼ確実となったアメリカ大統領選。しかしながらトランプ大統領に煽られた支持者たちによる暴動の可能性も囁かれており、予断を許さぬ状況となっています。この先アメリカ社会は、そして世界はどのような方向に進んでゆくのでしょうか。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では著者で日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、バイデン大統領就任後の米国や世界をさまざまな側面から分析・予測するとともに、日本が世界に対して果たすべき役割についても考察しています。

米バイデン政権の展望

11月3日の米国大統領選挙は混とんとしている。バイデン氏の当選が確定しても、トランプ大統領は法廷闘争に持ち込み抵抗するという。今後を検討しよう。

米国および世界の状況

NYダウは、週間で1,822ドルも上昇した。大統領選挙混乱で10年国債の金利が上昇していたが低下し、金価格も上昇している。一部の投資家はリスクオフに動いているが、多勢はリスクオンを維持しているようである。

トルプル・ブルーとして当初上げ、その後、上院でも民主党勝利がなくなり、「ねじれ」になると増税ができなくなったと好感して株価を上げている。楽観的な見通しでリスクオンの上げになった。

しかし、まだ、ねじれになるかどうかの判断は早い。ジョージア州の上院選挙2名で50%以上の得票の候補者がいないために、1月に再選挙になっている。50対50になる可能性もある。

そして、投票の開票中、トランプ支持者の集会や開票中止や民主党支持者の最後まで開票しろとのデモで、多くの人が集団で行動している。このため、コロナ感染者数が、1日で12万人を超えてきている。

前回コラムの見通しと違い、11月3日には大統領は決まらなかったが、株価は上昇している。11月7日現在、バイデン氏の勝ちになっているが、法廷闘争になり、大統領の決定が遅れると、迅速な財政出動もできなく、株価は下落の方向にシフトする。事実、6日に下落したが、米雇用統計が良かったので、小幅になっている。

トランプ氏が法廷闘争しても、最終的にはバイデン政権になるとみる。しかし、コロナ感染拡大で、欧州のようなロックダウンをバイデン次期大統領が行うと、景気は後退する危険もあり、上院が共和党になると、財政出動の量が制限されてしまうリスクも出てくる。

このリスクを多勢が織り込むのがいつか、難しい局面に来ている。 

米大統領選挙の混乱で

トランプ大統領は自分が勝っているのに、民主党が不正をしてバイデン候補を当選させたのであり、不正な選挙として法廷闘争をすると言っている。

トランプ氏には、熱烈な支持者がいる。米国は、銃砲を個人が持っているので、この熱烈な支持者たちが、トランプ大統領の嗾(けしか)けで、何が起きるかわからない状況が、長く続くことになる。既に、トランプ支持者たちが、ホイットニー州知事拉致未遂事件を起こしている。

米国の分断は、両陣営の支持者たちによる法廷闘争と並列に武装闘争になる危険性があるからだ。「ANTIFA」(アンティーファ)などの極左の武装勢力と、白人至上主義のプラウド・ボーイズやクー・クラックス・クランなどが武装闘争に出る可能性もあるので、南北戦争V2になる可能性もある。米国内内戦という状況になってしまう可能性も感じる。

このため、ニューヨークなどの繁華街で、11月3日の両陣営のデモ略奪行動を警戒して、店舗の周りをべニア板で囲い、被害を免れようとしているが、その状態の長期化が起きている。店の営業ができないことになっている。コロナ感染と大統領選挙の混乱という2つの事態で、米国の経済は大きな痛手を受けることになる。

習近平の国賓来日が試金石。菅首相「米中バランス外交」の傾き具合

「安倍政権の継承」を明言し発足してからおよそ2ヶ月が経過した菅義偉首相率いる新政権ですが、外交面における菅氏の言動に「右寄り勢力」のいら立ちが募っているようです。ジャーナリストの高野孟さんはメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で今回、日経新聞に踊ったある奇妙な見出しの記事等を引きつつ、その「苛立ち」が菅首相の「親中傾斜への懸念」に起因するものであることを解説。さらに首相が中国寄り外交に踏み出すのか否かは、延期されている習近平国家主席の国賓来日の扱いが試金石になると記しています。

 

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2020年11月9日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

菅政権の「米中バランス外交」を警戒する右寄り陣営

安倍晋三前首相を支えてきた親米反中的な勢力の中で、菅義偉首相が中国との融和に傾くのではないかという“警戒感”が広がり始めている。それも当然で、菅は9月12日に日本記者クラブで行われた総裁選ディベートで、石破茂の持論である「アジア版NATO」について、

▼アジアで敵味方をつくってしまい、反中包囲網にならざるを得ない。日本外交の目指す戦略的な外交の在り方や国益に資するとの観点から正しくない。

▼ASEAN諸国も参加できないのではないか。

▼中国は隣国であり経済的にもわが国と関係が深い。世界で米国と競う大国でもある。

と述べ、明確に「中国包囲網」への加担を否定した。それに対して石破は、「中国やロシアを排しているわけではなく、自由や法の支配など価値観を共有する国々のネットワークだ」と説明したが、その口ぶりは弁解調で説得力に乏しかった。

「アジア版NATO」という幻覚

石破の言い方が不明瞭になる根本原因は、彼が安全保障問題の専門家だと自認していながら、冷戦的な軍事同盟と冷戦後的な集団安全保障機構との原理的な違いをよく分かっていないことにあるのではないか。

NATOや日米安保などは、冷戦時代の遺物である「敵対的軍事同盟」であり、すでに歴史的使命を終えてゴミ箱入りにすべき代物である。その本質は、予め誰かを仮想敵と設定し、その侵略の脅威に対抗するために出来るだけ多くの味方を結集して身構えることにあり、「集団的自衛権」はこの旧タイプの同盟の属性である。

それに対して国連理念や欧州安保協力機構(OSCE)やアセアン地域フォーラム(ARF)などは、誰が誰を敵とするのでなく、該当地域に存在するすべての国が参加してラウンドテーブルの席に着いて紛争を予防し、もし起きてもとことん話し合いで解決しようとする、これから創出すべき21世紀的な新タイプの安保で、これを普遍的安全保障、共通安全保障、集団安全保障などと呼ぶ。

端的に言うと、前者は国際紛争を解決する手段として「国権の発動としての戦争と武力による威嚇または武力の行使」を用いるのは当たり前という立場であり、後者はそれを当たり前としない立場である。この致命的な原理の違いを理解しないと、すべての安保論議は茶番となってしまう。

今更アジアに、NATO型の、その本質において敵対的な性格の軍事同盟を作るなど愚の骨頂どころか狂気の沙汰であって、上記ARFをベースに、まずは東南アジアと北東アジアを複眼として(台湾や北朝鮮を含む)すべての国・地域が参加する「東アジア安保共同体」を作り上げ、さらにそれに域外の豪州・ニュージーランドやインドなども加えた包括的な地域集団安全保障機構を構想するのでなければならない。この冷戦終結の前と後の2つの安保原理の違いを混濁したま「アジア版NATO」などと口走るのは、まことによろしくない。

 

「半沢直樹」と「島耕作」はどちらが出世しやすいか?心理学のプロが解説

サラリーマンである主人公が出世の階段を上り詰めていく作品は数多くありますが、その中でも特に有名なのが『島耕作』シリーズではないでしょうか。また、今年放送された続編も大ヒットとなった『半沢直樹』も頭取になるならないの出世の側面がありますよね。今回の無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では、著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が、この作品の主人公二人を比較して、より成功するためにはどちらをお手本にすべきなのかを論じています。

半沢直樹は島耕作に勝てない!? 

こんにちは。ゆうきゆうです。

皆さんは「社会的に成功する」ためにはどんな能力が一番大切だと思いますか?

例えば体力、知力、運、野望…様々な能力値がありますね。しかし心理学的には「コミュニケーション力」「人間関係調整力」が一番重要だと考えられます。

具体的に言えば、人に自分の意思を伝えたり、人をうまく動かしたり、もしくは人に愛されたりすることですね。社会生活の中でうまく自分の居場所をポジショニングし、どんな人にも問題なく接して、人間関係を作れる。

これらができる能力が高い人ほど、より成功しやすいというのです。

結局、一人の力には限度があります。

ものすごく頭がいい、マッチョでパワフル、など優れた点を持っていたとしても、その人が成功できるとは限りません。経営者で言うなら、能力があってもワンマン経営はうまくいかないということですね。

部下や同僚・顧客との関係が調整できるからこそ、より成功できるというわけです。

課長 島耕作について

この成功についてよく表現されている漫画に『課長 島耕作』があります。主人公の島耕作が、新入社員の時期から出世して社長になり、最終的に会長まで行くという長編シリーズです。

マンガを読んだことのある方はわかると思いますが、彼は特別頭がいいとか、体力がある、という人間ではありません。しかし、先ほどお話した人間関係の調整・コミュニケーションが大変上手です。

もちろん言うべきときは言うのですが、基本的にはどんな人ともうまくやっていきます。彼が出世していくという流れは当然と言えるでしょう。