二階幹事長の陰謀。突然「安倍取り込み議連」を立ち上げた“老兵”の魂胆

政界一の親中派として知られる自民党の二階俊博幹事長が、「自由で開かれたインド太平洋」構想を推進する議員連盟を立ち上げ、その最高顧問に安倍前首相が就任したことがさまざまな憶測を呼んでいます。インド太平洋構想と言えば、中国の「一帯一路」と利害を異にする戦略ですが、二階氏の思惑はどこにあるのでしょうか。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では元全国紙社会部記者の新 恭さんが、二階氏が安倍氏を担ぎ出した魂胆及びその仕掛けにあえて乗った安倍氏の胸中を分析。さらに、コロナ禍にあって「権力闘争」に勤しむかのような両人の姿勢を批判的に記しています。

 

二階氏は「安倍取り込み議連」で何を狙うのか?

唐突かつ意外な感じがする。自民党の二階俊博幹事長が議員連盟を立ち上げたのはいいが、なんと、「自由で開かれたインド太平洋」構想の推進をめざす議連だという。

2016年8月の第6回アフリカ開発会議で当時の安倍首相が提唱した構想だ。当たり前のごとく、議連の最高顧問には安倍氏が祭り上げられた。

だが、親中派として知られる二階幹事長が、よりによって、習近平国家主席の「一帯一路」に対抗する「自由で開かれたインド太平洋」に食らいついたのである。どういう風の吹き回しだろうか。

時節柄、政局がらみの臭いが漂う。安倍氏が菅首相の続投支持を表明し、二階氏とキングメーカーの主導権争いをしている、などと噂されるさなか、二階氏が安倍氏をいきなり政策ごと取り込んだ形なのだ。

もとをただせば、第6回アフリカ開発会議の当時、国家安全保障局長だった谷内正太郎氏が練り上げた外交戦略だ。アジア太平洋からインド洋、そしてアフリカにいたる地域に、自由貿易、航行の自由、法の支配を定着させ、経済連携を強めようというもの。もちろん、「一帯一路」など中国の経済覇権構想や海洋進出を阻止する「対中包囲網」の側面を持つ。

それを承知の上で、二階幹事長は2017年5月、「一帯一路」に関する北京での国際会議に参加した。安倍前首相が「インド太平洋」構想をアフリカ開発会議で表明して9か月後のことだ。

そのおり、二階氏は習近平国家主席に安倍首相からの親書を手渡した。原案は「自由で開かれたインド太平洋」発案者の谷内氏が作成したが、当時の首相秘書官、今井尚哉氏によって書き換えられていた。習近平主席の怒りを買わぬよう、「一帯一路」にも前向きな姿勢を示したのだ。

経産省出身の今井氏は、経産大臣時代の二階氏に出会い、心服していた。原案のまま親書を手渡したのでは二階氏の顔が潰れるということで、ひと肌脱いだのだろう。むろん、対中関係改善をめざす安倍首相の了解をとったうえでのことだ。

二階氏の親中路線と安倍氏の親トランプ路線との間で、絶妙なバランスをとっていたのが“影の総理”今井秘書官だ。中国への「対抗戦略」として出発した「自由で開かれたインド太平洋」は、今井氏によって、日中の民間企業がインフラ開発で協力するといった曖昧性も併せ持つ内容に変質したとみることもできる。

二階幹事長とすれば、そういう意味で、「自由で開かれたインド太平洋」の議連をつくることに、抵抗感がないのだろう。自分が会長として議連に睨みを利かせていれば、米中対立で加速する反中国の流れをコントロールできるという思惑もあるかもしれない。

 

中国で「臓器狩り」横行か。ドナーを数時間で調達する13兆円ビジネスの闇

先日掲載の「ユニクロに米国が激怒。中国ウイグル弾圧にダンマリで加速する輸入禁止」でもお伝えしたとおり、世界中が問題視する中国によるウイグル民族への人権弾圧ですが、さらなる非道な行いが明るみに出たようです。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、中国に拘束されたウイグル民族が臓器摘出の対象となっているとの記事を紹介。さらに中国の「臓器狩り」を告発する報告を列挙した上で、これらの行為が国際的な制裁の対象になる可能性を指摘しています。

【関連】ユニクロに米国が激怒。中国ウイグル弾圧にダンマリで加速する輸入禁止

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2021年6月17日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄こう・ぶんゆう
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

 

【中国】今度は中国の「臓器狩り」が世界的な問題になりつつある

中国少数民族、臓器摘出の対象か 国連人権専門家らが懸念

中国政府によるウイグル人ら少数民族への強制労働問題に対する国際的な批判が高まっていますが、今度は、国連の人権専門家が、中国で拘束されている少数民族が強制的な臓器摘出の対象とされている可能性を示す「信頼できる情報がある」と発表しました。

中国が拘束したウイグル人などの少数民族や、非合法化されている機構集団の法輪功の信者たちから無理やり臓器を取り出して、医療関係者に売りつけているという話は、ずいぶん前からありました。とくにイスラム教徒のウイグル人は酒もタバコも吸わないために内臓が健康であるため、「需要」が多いとされています。

加えてイスラム教徒は豚肉を食べないなど、食事についての制限があるため、ウイグル人たちの臓器は「ハラール臓器」として、中東の金持ちに高額で取引されます。そのため中国政府は2017年に全ウイグル人に対して遺伝子検査を行い、生体臓器データベースに登録し、いつでもドナーとして臓器を提供できるようにしていると、専門家たちは報告しています。

臓器提供者に選ばれたウイグル人は、逮捕状もないままに拘束され、幸運であれば臓器を摘出されるだけで済みますが、必要な臓器によっては裁判もなしに処刑されて、体内から臓器を取り出されることになります。また、麻酔なしに臓器摘出されることもあるといいます。

中国では金さえ払えば、ドナーが数日以内、最短では数時間で見つかります。欧米であれば数ヶ月はかかりますが、中国ではあっという間に調達できます。

もちろん中国は、こうした報告を完全に否定しています。しかし、中国政府の発表する臓器移植の数字は矛盾だらけです。

2016年、カナダやアメリカの検察官やジャーナリストらの調査チームが中国で臓器売買の実態を暴露した『Bloody Harvest/the Slaughter: An Update(血塗られた収穫・虐殺の最新報告=仮訳)』を出版しました。

それによれば、中国の公式発表では2010年の自主的臓器提供者は34人にすぎず、2018年でも公式統計上の自主的臓器提供者は約6,000人にすぎませんでしたが、実際には天津市の第一中心医院だけでも年間6,000件の臓器移植が行われており、臓器提供者の数があまりにも少なすぎると指摘、中国全土で数万件の臓器移植が行われており、臓器の闇売買が行われていると告発しています(「ウォール・ストリート・ジャーナル」2019年2月6日付)。

【寄稿】悪夢:中国の臓器売買の実態

 

菅田将暉と小松菜奈、同棲発覚も「結婚はない」のナゼ?業界屈指の“共演者キラー”ぶりがアダ、浮気警戒で遠のくゴールイン

俳優の菅田将暉(28)がかねてから交際が噂されていた女優の小松菜奈(25)と同棲していることがわかった。17日付の女性セブンが報じた。2019年の秋頃から交際をスタートしたといわれる2人、その先のゴールまで見据えた同棲だとみられている。

菅田将暉が小松菜奈にベタ惚れ?2人の同棲が発覚

菅田と小松は2016年5月に公開された映画『ディストラクション・ベイビーズ』、同年11月公開の映画『溺れるナイフ』で親交を深め、3度目の共演となった2020年4月公開の映画『糸』の撮影中に交際が始まったとみられている。

2人の交際が報じられ当時は大騒ぎとなったが、「映画の宣伝のためでは」との見方もあり、それ以降はあまり報道されることがなくなった。

しかし、コロナ禍の中、菅田と小松はひっそりと愛を育み、順調に交際は続いていたようだ。

記事によると、「小松が住んでいたマンションの別の部屋に菅田が引っ越してきた」といい、いわゆる最近の芸能人の流行りでもある“マンション内同棲”のような形になったとみられる。

過去に交際報道が出た当時から菅田が小松に惚れ込み猛アタックしたとされ、今回の同棲も「とにかくモテる小松が心配でしょうがない」という、驚きの理由からだという。

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小松菜奈が菅田将暉に感じる「おまゆう」なこと

毎週土曜日夜10時から放送されているドラマ『コントが始まる』(日本テレビ系)で主演を務めている菅田将暉。期待値は高かったものの視聴率は低迷し、第9話までの放送を終えた時点で平均視聴率は7.6%と大苦戦。思わぬ結果となってしまった。

映画やドラマ出演が続いていることから、菅田には“出ずっぱり”なイメージがあるが、実は昨年の自粛期間中には一切芝居をせず家に居たことを明かしている。

この時はすでに小松と交際していたとみられ、それまで恋愛に奔放だった菅田の考えに変化が訪れたかもしれない。

スポーツニッポンによると、菅田は周囲に「結婚したい」と明かしていて、今回の小松との同棲はその先にあるゴールを視野に入れたものだという見方が強い。

このまま一気に結婚まで突き進む可能性もあるが心配なこともある。

菅田が小松のモテぶりを懸念しているとの話があったが、これは小松からすれば「あなたの方こそモテるでしょ」となってしまうのだ。

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なぜなら、芸能界でも指折りのモテ男・菅田にはある噂があるからだ。

『ドラゴン桜』指南役が警鐘。褒め言葉を台無しにする親の余計な一言

あなたは、子どもを褒めた後に「余計な一言」を言っていませんか? そのせいで、子どもは素直に「褒められた!」と感じられていないかもしれません。今回の無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』では、著者で漫画『ドラゴン桜』の指南役としても知られる親野智可等さんが、余計な一言を4パターン紹介。せっかくの褒め言葉を台無しにしないよう気をつけてほしいと注意を促しています。

ほめた後で余分なことを言うと台無しになる

親や先生は子どもをほめているつもりでも、子どもの方はそう感じていないということがよくあります。というのも、親も先生もほめた後で余分なことを言ってしまうからです。

余分なこととは例えば次の4つのパターンです。

1.皮肉や嫌みを言う
2.さらに求める
3.親や先生の手柄にする
4.今までできなかったことを叱る

1.の皮肉や嫌みとは、例えば、「今日は自分から宿題ができたね」とほめた後で「めずらしいね」と言ったり、「えらい!自分でお茶碗を洗えたね」とほめた後で、「明日は雨が降るかもね」と言ったりすることです。言われた子どもの方は、初めの言葉はよりも後の皮肉や嫌みの方が心に残ってしまいます。

2.の「さらに求める」とは、「わり算の筆算ができるようになってきたね」とほめた後で「この調子で漢字もがんばらなきゃね」と言ったり、「あなたはサッカーが上手だね」とほめた後で「勉強もがんばってね」と言ったりすることです。

この場合も初めの言葉よりも後の言葉が心に残ってしまい、子どもはほめられた気がしません。「まだまだがんばりが足りない」と言われたように感じるのです。

3.の「親や先生の手柄にする」とは、「すごい!100点取れたね」とほめた後で「先生が言ったようにやったらできたでしょ」と言ったりすることです。

4.の「今までできなかったことを叱る」とは、「ほら、ちゃんとできるでしょ」とほめた後で「なんで今までできなかったのかな?真剣にやってなかったんだよね」と言ったりすることです。

これらの4つのパターンについて親も先生も無自覚です。これからはもっと意識して、ほめた後で余分なことを言わないように気をつけましょう。

ほめるときはほめることに徹することが大事で、そうすれば子どもはほめられたと実感できるようになります。

初出『Smile』(学研エデュケーショナル)

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批判や反論が怖くてSNSが活用できない。上手に対処する方法は?

HPS(Highly Sensitive Person)とは、感受性が強くとても繊細な気質の人たちのこと。ロンブーの田村淳さんが「HPS」であることを公表し、耳にしたという方もいるのではないでしょうか。今回のメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』には、HSP気質のためにさまざまな生きづらさを抱える中でも、異なる意見に対して「否定された」と感じて深く悩んでしまうことについての相談が届きました。人気コンサルの永江さんは、意見を2つに分けて、それぞれの捉え方をアドバイス。誹謗中傷に対しては、自身もホリエモンさんやカマたくさんに学んだという秘策を伝えています。

HSP気質の悩みについて

Question

shitumon

HSP(Highly Sensitive Person)に悩み続ける人間に処世術を伝授頂きたいです。私はフリーランスデザイナーをしている40代の男性でHSPです。※私がHSPであることは関連書籍に掲載された複数のHSP該当テストを行い、全て90%後半だったためそれと確信しました。本来は専門医の診断が必要とは思いますが、このご時世でなかなか診察に行けません。

HSPとは大雑把に言うと「何事も気にしすぎる気質の人」のことです。病気や障害ではないので治療は出来ません。2~3年前からHSPに対する認識が高まり、田村淳さんなど著名人でもHSPを公表する方が出てきました。
心が疲れやすくて生きづらい…それは「HSP」かもしれません | 睡眠・休息・メンタルケア | サワイ健康推進課

自分は子供の頃からHSP気質で、中年になった今でも他者からの何気ない一言に物凄く傷ついたり、何年も悩んだりし続けています。自分でも本当に面倒くさいと思うくらい気にしすぎます(笑)。こんな気質なので集団には到底馴染めず、人混みは大の苦手、公共交通機関も出来るだけ避けています。デザイナーは感受性の豊かなHSPに向いているとされ、自宅を職場としている現在の環境は通勤が必要な会社員に比べれば随分刺激が少なく済んでいます。

しかし、この気質が邪魔すぎると感じることも多々あります。例えばディベートが非常に苦手で、自分と異なる意見をなぜか「(私を)否定されている」と感じてしまうのです(それでも震災後から永江さんのツイートやブログを見て理論的に解釈するよう日頃から心がけて随分改善されたと思っています)。また、たった1つの罵声でもめちゃくちゃ落ち込んでしまいます。Twitterで毎日のように罵声を浴びせてくるコロナ脳と戦う永江さんを見ていると、もはや超人としか思えません。

私はこんな気質なので批判や反論が怖くて各種SNSも大して活用できずに放置気味、そして生きづらさをずっと抱えたままでいることにも疲れています(由良さんのnote、買いました)。永江さんから見た、この気質に対する処世術を伝授頂けませんでしょうか?よろしくお願いいたします。

永江さんからの回答

まず相手のタイプを2種類に分けて対応し、1.いきなり罵声を浴びせてくるような人間性のない相手は無視し、2.ちゃんとした意見交換ができる相手は意見交換を楽しむという考えを持つのが良いと思います。

1の自分を理不尽に攻撃してくるような相手は、これは「カナブン」だと思うことをおすすめしますw。わたしだってTwitterで初対面なのにいきなり罵詈雑言を浴びせられたり、粘着質な嫌がらせを受けたり、Amazonの自著の書評レビューに明らかに読んでもいないのに誹謗中傷されたらムカつきます。

武田教授が痛感。“大失敗”ゆとり教育の犠牲となった若者の思考停止

「生きる力を育む教育」として鳴り物入りで導入されるも、国際学力テストの順位低下が報じられるや国民の間で批判が高まり、追われるように廃止された「ゆとり教育」。理念自体は崇高と言っても過言ではないゆとり教育は、なぜこのような末路を辿る結果となったのでしょうか。今回のメルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』では中部大学教授の武田邦彦さんが、ゆとり教育が失敗に終わった理由を検証するとともに、教育の現場で自身が痛感したある事実を記しています。

 

失敗に終わったゆとり教育が生んだのは〇〇できない日本

1990年に「ゆとりの教育」という話が持ち上がり、政界、学会、産業界はもとより、芸能人に至るまで「全員賛成」で初等教育の大改革が実施された。その時のうたい文句は「今までは生産の拡大だけが日本に必要だったが、これからは頭で考える人材でなければ国際競争には勝てない」ということであり、それを「全員」で賛成した。これも「日本的」である。

「考えさせる教育」だから、それまでの「詰め込み教育」よりも教えるのに時間がかかり、一時的には成績が下がったように見えるのは覚悟の上だ。それに学校の先生が慣れていない。日本は文科省が威張っていて「学習指導要綱」というのを作り、先生は教科書とこの要綱にそって教えるだけだから、まず先生の「ゆとりの教育」が必要だったが、それを省いたので、何を教育すればよいのか先生が自ら考える力がない。

日本中が賛成したので、ゆとりの教育がスタートしたが、もちろん、失敗した。準備なし、能力なしでのスタートだから当然のことだった。でも、それなりに成果を上げ始めたころに「国際テストの結果」がテレビで報道され、「ゆとりの教育の結果、日本の子供は世界のトップクラスから中堅に落下した」とされた。

ビックリした国民は「ゆとりの教育が悪い。あれを止めてしまえ!」という大合唱となった。特に話題となったのは、円周率(π)を従来の3.14という数値から3として教えるということだった。「3.14という数値ぐらい覚えないで勉強と言えるのか?」「むしろ3.141592ぐらい覚えさせても」という声が起こった。

でも、それは大変な誤解だ。

円周率を計算する式は、L=πD(Dは円の直径)で例えば1メートルの直径の場合、円周は3.14メートルというわけだ。だから、日本の子供は、

  1. 3.14を覚え、
  2. L=πDの公式を覚え、
  3. 直径Dを与えられると、円周率と式を思い出して掛け算をして求める、

という順序を踏む。

ところが、この計算の本質はそんなことではなく、「直径がわかればその3倍が円周」というのである。つまり、例えば陸上競技で400メートルのトラックを作ろうとしたら、400メートルを暗算で3で割り「およそ長さが120メートルぐらいの土地があればできるのだな」ということがわかることだ。

つまり、人に使用される場合は言われたことにそって計算すればよいが、自分で仕事をするときには概算で検討をつけることが大切になる。だから3.14と3では「質が違う」のである。

せっかくゆとりの教育で「自分で考えられる人」を作ろうとしているのに、召使の勉強から離れたくないというのであるから実に馬鹿らしい。これでは日本は自立できないのだ。

この問題は実は極めて深く、深刻な課題を示している。

 

死亡事故が多発。地下駐車場「CO2消火設備」命を奪う誤作動の恐怖

二酸化炭素消火設備の誤作動・誤操作による死傷事故が頻発し、恐怖を訴える声が各所で上がっています。このような事態を防止することは可能なのでしょうか。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では著者の廣田信子さんが、今年4月に新宿区のマンションで起きた同設備による死亡事故の大枠を紹介。その上で、人為的原因のみならず自然現象の影響で発生する誤作動をゼロにすることは困難、との見方を記してます。

マンション地下駐車場でのCO2充満による死亡事故から考える住宅の安心・安全

こんにちは!廣田信子です。

知人から、その友人のマンションのことで相談がありまりました。地下駐車場でCO2充満により、人が亡くなった事故のニュースを聞いて以来、地下の駐車場行くのが怖くなって困っている。もともと閉鎖的な空間に長くいるのが苦手なのに、あの事故のニュース以来、突然、誤作動で二酸化炭素が充満してくるのでは…という思いが湧いてきて、パニックになりそうになった…と。

その事故を振り返ると…4月15日に新宿区のマンションの地下駐車場で消火設備から放出された二酸化炭素が充満し、作業中の方が4人亡くなり1人が意識不明の重体になった事故がありました。天井張り替えのために消火設備の一部を取り外すなどしていたという証言から、消火設備が誤作動した可能性が高いと言われています。

駐車場には二酸化炭素を放出するタイプの消火設備が設置され操作盤は1階の駐車場出入り口付近に1か所。通常は、操作盤の扉を開けてボタンを押すと避難を促すアナウンスが流れたあとに、操作盤の近くの大型のボンベからパイプを通って二酸化炭素が地下に放出される仕組みです。それ以外にも、自動火災報知器が火災を感知すると操作盤のボタンを押さなくても自動で二酸化炭素が放出される…と。

住民は、駐車場の1階部分で車をとめて、機械を操作して車を地下に収納するた地下部分に入ることはありません。この日は、地下の天井張り替え作業で、作業員が入っていたのですが、自力で逃げて助かった作業員の方によると、二酸化炭素が放出される前に避難を呼びかけるアナウンスは流れたといいます。

本事故に対する専門家のコメントでは、二酸化炭素を放出するタイプの消火設備は、起動すると1分ほどですべて放出され、それを吸うとすぐに意識を失ってしまう。放置すれば20分から30分ほどで命を落とすこともある。誤って起動した場合は緊急停止用のボタンを押せば二酸化炭素は放出されないが、今回、現場で作業していた人たちはその仕組みを知らなかった可能性がある。危険性を認識していなければ逃げることは難しかっただろう…と。

痛ましい事故です。

同じタイプの消火設備は年々増加地下駐車場などに多く設置されていています。マンションも都心部は地下に駐車場があるのが、当たり前になっていますから、二酸化炭素を放出する消火設備を有しているマンションも少なくないと思われます。

天才ハッカーと有名彫刻家に学ぶ。死ぬまで楽しく成長を続ける方法

誰しも一度は考える、自分にとっての「天職」。しかし一生を捧げる価値ありと思える仕事を見つけるのは、容易なことではありません。先を走る方々は、どのようにして天職と出会い今日まで努力を重ねてきたのでしょうか。今回のメルマガ『久米信行ゼミ「オトナのための学び道楽」』では著者でiU情報経営イノベーション専門職大学教授の久米信行さんが、年齢も分野も異なる2人の「達人」の半生を紹介しつつ、天職、そして成長について考察しています。

 

オトナの放課後相談室「他人から強いられる『成長』が苦手です」

さて、今週の質問。私も社長だったころに社員に強要していたのでは?と反省しながら、お答えさせていただきます。

Question

shitumon

成長とのいい距離感とは?

他人から強いられる「成長」が苦手です。

社会人5年目のサラリーマンで、今いる会社の社長の口ぐせが「みんな、日々成長しているか?」なのですが、私はこのノリが嫌いです。

成長を求めること自体は、自分も必要なことだと思いますが、会社の社長から言われると「会社の役に立つ」という枕詞が含まれていそうで、何だか成長を強制されているような気になります。

もちろん社長もそんなつもりではないのかもしれませんが、頻繁に言われると「成長」って言葉が強制的な意味合いに感じてしまい、居心地が悪い思いをしています。

成長を目指せば、伸び悩むこともあるし、成長の自覚って後から振り返ってみてはじめて分かることあるので、自分には今の会社は合わないのかなぁと悩んでいます。

とはいえ、どこの会社も、似たり寄ったりなのかなと思うと、いっそYouTuberでも目指そうかなと思っているところです。

「成長」って言葉との、いい距離感を知りたいです。(東京都・27歳、男性)

久米さんからの回答

自ら天職を見つけて、会社のためだけでなく、世のため自分のためと合わせた三方良しの成長を志しましょう。

ちょうど、先週、iUと明治大学にゲスト講師としてお呼びした2人の達人(まったく違うジャンル)のお話の中に、ヒントがありそうなのでご紹介いたします。

おひとりめは、日本でトップランクのハッカーで、例のLINE個人情報漏洩事件の調査や、東京オリパラのシステム防衛アドバイスなどにも関わるスペシャリスト上野宣さん。

曰く「好きなこと」「できること」「稼げること」の、3つの円が交わるところが天職だと、学生たちに力説されました。

幼少期から、お父様の経営するパソコンショップ(その名もハッカー)で、遊ぶようにキーボードに触れてきた上野さんにとってセキュリティこそが天職だったそうです。

だから、今もセキュリティの勉強が楽しくて仕方ないそうで、世界中の展示会・研究会を巡っては新しいことを学んでいるとのこと。つまり天職が見つかれば、勝手に楽しく努力して、いつの間にか成長してしまうわけです。

また、自分では気づかない能力や、さらには新しい天職を、他人(特に年上の達人)と交流して見つけてもらうことも大切だとおっしゃいました。

上野さんは、ある日、ある先輩から「君は、むずかしいことをわかりやすく教えるのがうまい」と言われたそうです。どちらかと言えば、理系でコミュ障気味だと自分では思っていたそうですが、そこからセキュリティの解説書を書いたり、人財育成なども行うようになり、1人起業をして成功されます。今では、上司も部下もおらず、満員電車にも乗らなくてよく、天職を好きなようにまっとうできる経営者になられたのです。

同時に、頼まれる仕事はできる仕事と心得、セキュリティ人財を増やす資格制度などの公的な仕事から、地元のお祭りの手伝いまで引き受けて、等身大の社会貢献にも関わり、それさえも楽しみながら暮らされています。

私が特に感動したのは、上野さんの座右の銘です。

「120%の満足。予想は裏切るけれど、期待は裏切らないよ」

ヒトから言われなくても成長する、自分自身で勝手に「他人の予想や期待以上の仕事ができる人間になる」と決めているわけです。

上野宣(Wikipedia)
株式会社トライコーダ

 

馬脚を露わした朝日新聞。「普天間基地企画」から見えた“官尊民卑”

朝日新聞は6月初めに全6回にわたって、合意から25年が過ぎても返還が実現しない普天間問題を取り上げました。その企画で返還合意の当事者のように紹介された6人のうち2人しか当事者ではないと呆れるのは、メルマガ『NEWSを疑え!』を主宰する軍事アナリストの小川和久さん。小川さんは自身がまさに返還交渉に臨んだ一人であり、その詳細な顛末を記した『フテンマ戦記 基地返還が迷走し続ける本当の理由』を昨年3月に上梓しています。企画に際し、少しでも自著に目を通していれば、今回のような誤報にはならないと、朝日新聞の「官尊民卑」を嘆いています。

今度も「小川は朝日の敵だ」と言うのかな(笑)?

ジャーナリズムの在り方とはほど遠い日本のマスコミの劣化を危惧している立場ですが、これは社内的にも説明しにくいだろうという例を朝日新聞で発見しました。これについて、私は次のようにツイートしました。6月9日のことです。

「朝日新聞の普天間企画が終了。さすが自由な社風(皮肉)。てんでバラバラの人選。当事者は2人の稲嶺さんと秋山さんだけ。返還合意時の江田秘書官、田中均さん、守屋さん、それに小川和久がいない(笑)。優秀な記者が辞めて、後続部隊は本も読んでいないらしい。これは反省会ものだな。読者が減るよ」

この企画は6月2日から始まり、9日までの6回、次の顔ぶれが登場しました。稲嶺惠一(元沖縄県知事)、秋山昌広(元防衛事務次官)、東門美津子(元沖縄市長)、黒江哲郎(元防衛事務次官)、稲嶺進(元名護市長)、マイク・モチヅキ(ジョージ・ワシントン大学准教授)。

多くの方がご存じのように、私は普天間基地返還合意を実現する場所に当事者として立ち会い、その後、小渕、小泉、鳩山の各政権で首相から直接、命じられて普天間返還合意に取り組んできました。それに対して、事務次官級の指定職11号(小渕政権)、首相補佐官(小泉、鳩山政権)に就任するよう求められました。その経過を含めて、24年間の関わりを回想録としてまとめ、昨年3月、『フテンマ戦記 基地返還が迷走し続ける本当の理由』(文藝春秋)を出版しました。

だから申し上げることができるのですが、朝日新聞の企画が「普天間はなぜ動かないのか。返還合意や移設計画にかかわってきた元首長や元官僚らに聞きました。朝日新聞デジタルでは、紙面に登場しない方を含めた詳しいインタビューの特集ページを作っています」と謳うような当事者、あるいは当事者に近い人は紙面に登場した6人のうち稲嶺惠一、秋山昌広、稲嶺進の3氏にすぎないのです。「紙面に登場しない方を含めた詳しいインタビューの特集ページを作っています」という部分は、読者にすぐにわかるようにはなっていないようです。私がツイートするまで、「移設計画にかかわってきた」という記述はなかったような、あとから手を加えたような印象すらあります。

さらに、普天間基地はまだ返還が実現していませんから、普天間返還合意に関わった人、あるいは、普天間返還のために努力してきた人、と定義を明らかにしなければなりません。後者であれば、ちょっと接点があれば構わないのかも知れませんが、前者ということになると限られてきます。

東京五輪「強行」は「凶行」となる。医療逼迫で危惧される“戦後最悪の夏”

開幕予定日まで40日を切り、なし崩し的に「どう開催するか」だけが焦点となってきた感のある東京五輪。どうやら政府や組織委員会は、無観客開催すらも考えにはないようです。5千人であれ1万人であれ、観客を入れての開催となれば、「戦後最悪の夏」になる可能性があると警鐘を鳴らすのは、メルマガ『8人ばなし』著者の山崎勝義さんです。山崎さんは五輪開催により全国で各種イベントが可能となることで発生する人の移動が、中年世代の重症者を多く出し、それが最悪期の大阪と同様の医療逼迫を招く危険性を訴えています。

五輪と人流のこと

「オリンピックまであと何日」こんな感じのカウントダウン式の掲示を街中でもよく見かけるようになった。いよいよ来るところまで来てしまったという感じである。やはりもう、どうにもならないのだろうか。

言うまでもなく、オリンピック開催がコロナ対策にとってプラスになるところなど一つもない。それは、狂信的あるいは盲目的なオリンピック推進派であっても分かっていることであろう。しかし自分で言っておいて何だが、狂信的な推進派や盲目的な推進派などがリアルに存在するとはとても思えないのである。

だとするとこの強行(下手をすると凶行)の原動力は、決断できないという惰性の力か、差し引きで考えれば得をするかも、といった私欲の力くらいしか考えられない。いずれにしても恐ろしい話である。

ここで改めて言うが、オリンピックの最大の不安要素は何と言っても人流の増加である。その一次的なものはオリンピックを観戦するために日本全国からお目当ての会場に集まる人々がつくる流れである。二次的なものはパブリックビューイング(日々、各所で中止の報を聞いてはいるが)やスポーツバーなどでの集会型の観戦に参加する人々がつくる流れである。

そして三次的なものは、オリンピック開催に後押しされる恰好で日本中で堰を切ったように開催されるであろう各種イベントに集まる人々がつくる流れである。五輪の開催は、あらゆるイベントの開催許可と同義なのである。これ以外にもオリンピック関係者に感染者が出るという第零次も考えられる。しかも人の流れは水と違って一方通行ではない。集合しては拡散し、拡散してはまた集合する。もしかしたらこの夏は戦後最悪の夏になるかもしれないのである。

一方、政府は攻撃の矛先をかわすかのように連日「ワクチン、ワクチン」である。仮に当初の計画通りに7月末までに高齢者のワクチン接種が完了したとしてもとてものこと安心などできるものではない。コロナに感染した場合、高齢者の重症化率は11%、一方中年は2.4%である(インド株のデータは含まれない)。ただ数字だけを追えば、高齢者の感染がなくなれば随分余裕が出てくるようにも見える。だが実際はそうは行かないのである。