懐かしさが逆に新しい!昔よく飲んだ昭和平成の缶ジュース大集合

今年いっぱいで販売を終了してしまうミネラルウォーター『ボルヴィック』をきっかけに、懐かしのドリンクを振り返っていく今回の企画。第1弾はパッケージデザインがかっこいいコカ・コーラ系のドリンクからをご紹介していきました。

今回は第2弾としてコカ・コーラ社以外の商品をピックアップ。30~50代の皆さんたちの少年心をさらにくすぐっていきます!

昔懐かしい昭和のドリンクたちが勢ぞろい

懐かし2弾①_06-kirin chasse

女優・観月ありさ(43)さんを起用したCMが話題となったキリン『シャッセ』。「伝説の少女に~♪」という、観月ありさのデビューシングル『伝説の少女』のBGMが流れるCMを、よく覚えている人は多いのではないでしょうか?

「ちょっぴり炭酸、たっぷり果汁」のシャッセは、まるでシャンパンでも飲んでいるような気持ちになり、当時の子どもたちは少し大人になったような気分を味わいました。同業他社からも類似商品が多数発売されるほど人気となりましたが、1995年に販売を終了しています。

02-bobocha

ジャッキー・チェン製作ということで話題になった『暴暴茶』。前年に『十六茶』の登場でブレンド茶がブームになった94年、ジャッキー本人もCMで「毎日飲んでます」と言いながら登場したのがこれ、『暴暴茶』です。覚えてますか、アラフォーのみなさま。

05-kirin post water

キリン『Post Water』(ポストウォーター)、懐かしいですね。ポカリやアクエリの3番煎じ、、いや、、後を追うようにして1991年に発売されたスポーツドリンク。この人間のシルエットが印象に残っています。

懐かし2弾⑧_06-kirin tennensodachi

先ほどの『シャッセ』の後継商品として誕生した、同じくキリン『天然育ち』。こちらは缶のパッケージにも描かれている通り、イメージキャラクターとしてパフィーの2人を使用。デビュー曲『アジアの純真』がCMソングとなり、曲も商品もヒットしました。戦略としては、『シャッセ』の時と同じですね。しかし、売上の減少に伴い、こちらも姿を消していくことになりました。

15-suntory Ade

サントリーのオレンジジュースといえば「なっちゃん」、ではなく、昭和世代的には『サントリーエード』ですよね。前回の記事でも書きましたが、この花柄のリターナル瓶、よくお店に持って行って返却代をもらってました。しかし、こんな瓶をよく保存してましたね。

懐かし2弾②_17-suntory ade tropical punch

鮮やかな色合いが特徴的だった、同じくサントリーエードの『トロピカルパンチ』(1991年)。オレンジやグレープなど定番の味もありましたが、そのネーミングのインパクトから人気となりました。味は、、、覚えてないですね。

11-pepsi02

同じく、日本ではサントリーフーズが製造・販売元になっている『ペプシコーラ』ですが、こんな古い缶もありました。水前寺清子さんがCMしていた70年代頃の缶でしょうか?カタカナがいい感じですね。

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こちらのペプシコーラは「アリガト・ボトル」定価60円(1993年)。これは、代金のうち「1円」がマイケルジャクソン設立の恵まれない子供達のための基金「ヒール・ザ・ワールド基金」に寄附されるというもの。そのお隣は、同じボトルサイズ(200ml)の『ダイエットペプシ』ですね。

08-mirinda

やはりペプシが世界中で発売していた、ファンタのライバル『ミリンダ』。90年代終わり頃までは瓶入りが販売されていた記憶があったのですが、98年には「なっちゃん」に切り替わったようです。『ミリンダ』を知ってたら年齢がバレそうですね。

懐かし2弾③_07-life guard

1986年に発売された、チェリオ『ライフガード』。一口飲んだらくせになる炭酸控えめなその味わいから、若い世代を中心に大ヒットに!

今やおなじみとなった迷彩柄のデザインも、当時としては斬新で話題となりました。パッケージは変わったものの、ライフガードは現在も販売されています。

懐かし2弾④_16-tsubutsubu

みかんの粒が入った明治乳業の『つぶつぶオレンジ』。飲み物にフルーツが入っているというその驚きのアイデアは当時衝撃的でした。最後のつぶつぶまで飲み干そうと、子どもたちが一生懸命缶を上に向けて、トントン叩いていましたね。

つぶつぶ系は時代を問わず、子どもに人気があるようで、現在も別のメーカーから類似商品が販売されているようです。

09-nata de coco

同じツブツブ系でも、こちらは大きくて噛みごたえのあった、ナタデココ飲料各種。1993年に日本で大ブームを巻き起こした当時の缶です。たしかに飲んだことあるような、ないような。

23-umejintan C

あの森下仁丹から発売されていた『梅ジンタンCドリンク』(1992年)って知ってますか? 私は知りませんでした。。梅ジンタンの味は人気あるけど、このドリンクの味はどうだったんでしょうね? なんとなく『オロナミンC』を意識したようなサイズと瓶ですね。

最も高額な有給休暇。国会はなぜこの非常時に閉じているのか?

予定を早めて実施された「Go Toキャンペーン」は、実施直前に東京発着や団体旅行を対象外にすると発表。変更に伴うキャンセル料も補償しないとしていたのが一転補填が決定。迷走するコロナ対策と経済施策に一度ならず二度「大丈夫か!」と声を上げるのは、メルマガ『8人ばなし』の著者、山崎勝義さんです。山崎さんは「新型コロナ特措法」を臨機応変に改正し運用するという国会議員の仕事を放棄し、「有給休暇」を決め込む政府・与党に苦言を呈しています。

コロナと国会のこと

国が迷走している。「Go To キャンペーン」なるものをわざわざ前倒ししてまで全国一斉に強行するかと思ったら、一転東京除外である。除外されたため、結果生じることになるキャンセル料はこれを補償しないと強調していた筈だが、またまた一転補償するである。大丈夫か!

また、エピセンター化している所謂「夜の街」も風営法でもって取り締まると言う。誰が見ても法令本来の目的とは異なる運用の仕方だ。しかも当該法令の性質上、実際の立ち入りはおそらく警察が行うことになるであろうから、ある意味公権力の濫用とも言える。本当に、大丈夫か!

そもそも「新型コロナ特措法(新型インフルエンザ等対策特別措置法)」はどうなった。これを臨機応変に改正しつつ、時々刻々と変化する感染状況に後れを取らぬようにして行くというのが本来のあり方であろう。然るに政府発表によれば、そういった法改正はコロナ収束後にやると言う。相手は(ほぼ未知の)ウイルスである。呑気にもほどがあろう。火が収まってから火事場に消防を派遣しても何の意味もない。

「新型コロナ特措法」は動く法でなければならないのだ。しかも柔軟に迅速に、である。それができないのは何故か。国会が閉じているからである。できる訳がないのである。「今は平時ではない」と口々に言いながらも、閉会中審査だけでやり過ごそうとしている。この未曾有の国難を国会抜きでどうにかしようと考えているなら、政府も与党もそれこそどうかしているとしか思えない。

個人的に私は国会議員の給料(歳費)が必ずしも高過ぎるとは思っていない。正当な選挙で国民に選ばれ、国のあり方を決定するという重要な職責を担っているからだ。これは生半な覚悟では務まらない(筈だ)。そう考えれば、然るべき報酬があって当たり前である。ただそれは国民のために働いてこその話である。この非常時に、国民の生命と財産がまさしく危機にさらされている今この時に、益体もなくただ閉じこもっているだけならとんだ税金泥棒ではないか。少なくともこの日本で今、最も安全に最も高額の有給休暇を得ている人たちは国会議員であろう。

今こそ休むな!国会はすぐさま召集されるべきなのである。ウイルスは待ってはくれないし、容赦もしてくれない。対策が後手に回れば患者数は増大し、決定を先延ばしにすれば経済損失は拡大するばかりである。実際、何の対策も講じなかったから全国的に患者数が増加することとなった。スケジュールに固執し決定を先延ばしにしたために本来支援する筈の観光業者に余計な負担を掛けることになった。

ボルヴィック販売終了で思い出す、昭和平成の懐かしき缶ジュース

キリンビバレッジが輸入ミネラルウオーター『ボルヴィック』の販売を今年の12月末で終了すると6日に発表しましたが、このニュースに驚いた人は多いのではないでしょうか? これは輸入元であるフランスのソシエテ・デ・ゾー・ド・ボルヴィック社との製造委託契約が満了するためで、近年は販売量も減少していたといいます。お馴染みのあの「青いペットボトル」はもう見られなくなってしまうことになりそうです。

『ボルヴィック』以外にもあった、あの懐かしきドリンクたちは今

今年いっぱいで販売を終了してしまうボルヴィックは、1986年から日本での輸入が始まり(キリンビバレッジは2002年から参加)、日本人に愛されてきたミネラルウォーターだけに、今回のニュースは非常に残念です。

ボルヴィック②

そんなボルヴィックのように、惜しまれつつも、いつの間にか私たちの前から姿を消してしまったジュースやコーヒーなどのドリンク、結構ありますよね。

そこで、今回は60年代から90年代までの、懐かしい飲み物たちの貴重な現物を、編集部gyouza氏の弟である飲料コレクター「harumaki」さんからお借りして、その画像を一挙にご紹介します。すでに販売中止になってしまったものから、まだ販売はされているけど、全く見なくなったオールドデザインのものまで、すべて現物の画像で振り返りたいと思います。

まずはアメリカンなパッケージがかっこいい「日本コカ・コーラ」関係の会社が販売していたドリンクから。 30~50代の皆さんたちの少年心をくすぐっていきます!

第2弾の記事はこちらから!

コカ・コーラ系から販売された、懐かしいドリンクたち

懐かし①_07-fanta02

コカ・コーラ社の人気炭酸飲料で、1994年に発売されたのが『スカッシュパンチ』でした。ピンクのカラーが特徴的でしたが、売れ行きが悪く、いつの間にか販売終了してしまいました。意外と美味しかったですけどね。

グレープやオレンジが人気のファンタシリーズですが、実はこれまでに物凄い種類のフレーバーが販売されています。90年代の懐かしいファンタシリーズの缶がこちら!

懐かし②_06-fanta

確かに青りんご、マスカットなんてありましたね。こうやって見ると、やはり色々なファンタがあったことがわかります。今でもたまに期間限定の復刻版として再販されるフレーバーもありますよね。

懐かし③_12-HI-C01

こちらもコカ・コーラ社の人気飲料『HI-C』シリーズ(1993年発売時の缶)。子供の頃によく飲んでいたという人は多いのではないでしょうか? オレンジとアップルがHI-Cの定番商品でしたが、他にも数種類のフレーバーがありました。下は1991年頃の缶ですね。

懐かし④_13-HI-C02

80年代にはよく見かけたHI-Cですが、1990年代に入ってからは少しずつ売り場から姿を消していくことに…。果汁入り飲料としては、1999年に『Qoo』が発売されたことで、一部製品を除き販売終了となりました。『HI-C』シリーズも復刻版として期間限定販売されることがあります。

アルコール消毒した手で花火は絶対NG。引火の可能性大の危険行為

各地で大きな被害をもたらした集中豪雨。2020年は例年以上に雨の多い梅雨だったといえます。梅雨明けは7月下旬から8月にかけてとみられ、本格的な夏の到来はもう少し先となりそうです。まだ曇り空が続く毎日ですが、スーパーやコンビニ、ホームセンターでは夏の風物詩ともいえる商品を目にするようになってきました。それは花火。しかし、コロナ禍の今年はある注意をしなければならないといいます。

手指のアルコール除菌をした後の花火は危険

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、私たちは手の消毒やアルコール除菌といった行為を当たり前のようにするようになりました。もちろんこれはコロナ防疫のためにとても大切なことです。ただし、花火を楽しもうとする人たちは、少し気をつけなければなりません。

実は手に使用する消毒液にはアルコール成分が含まれているため、引火性が非常に高いのです。どういうことかというと、ファミリーや友達同士で手持ち花火をやったりする際に、手に消毒液のアルコール成分が残っていると、もし花火の火が接近してきた場合、引火する可能性があるのです。

CNNは全米安全協議会(NSC)の話として、「手指消毒液の60~70%が可燃性のアルコール」であるとし、「アルコールと火を一緒にするべきではない」と警告しています。

実はアルコール濃度が高い消毒液

また、日本でも東京消防庁が今年4月に発表した資料の中で、「消毒用アルコールは、アルコールの濃度が60%以上(重量%)の製品が危険物に該当します」としていて、流通している手指消毒液の中に、危険物にあたる製品があることを示唆。

その上で、「消毒用アルコールは火気により引火しやすく、また、消毒用アルコールから発生する可燃性蒸気は空気より重く低所に滞留しやすいため、取り扱う場合には十分な注意が必要です」と消毒用アルコールの取扱いに注意を促している。

首都圏を中心に新型コロナウイルスの感染が、再び広がっています。マスクの着用はもちろん、手洗いや消毒がさらに重要となってきますが、度数の高い可燃性のアルコールを使用していることを改めて認識する必要がありそうです。

夏を楽しむためにやった花火が大きな事故につながってしまったら大変です。花火をはじめ火の取り扱いには十分気をつけましょう。

source : CNN東京消防庁

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ビジネスマンなら経験すべき。ぶかぶかの衣装がぴったり合う感覚

ビジネスにおいて、成長した人が出世するという考えは至極当然。しかし、実は順番が逆の場合もあるそうなのですが、それは一体どういうことなのでしょうか。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ』では著者の佐藤しょ~おんさんが、自身の経験も踏まえ、「出世することで成長する」成功例について紹介しています。

立場が人を作る

人間の成長って、さまざまな形で現れるわけです。そしてそうやって成長した人が、出世の階段を登るモノだと考えられています。これはこれで一理はあるんですが、一理しかないところもあるんです。

成長したから出世するという方向とは真逆に、出世することで成長するという側面もあるんですよ。

現時点では、そのポストにちょっと何かが足りないという人でも、そのポストに就けることで、そのポストから何かを学んで、段々とそのポストにふさわしい人になっていくということが社会にはあります。

ま、私なんて典型的なそれでして、厳密に検証したら、私が部長のポストに就くなんてことは、平時ではあり得ない話だったわけです。というか、あれこれ理由を考え出したら、私以外にもっとふさわしい人はいくらでもいたはずなんですよ。

そこにどんな理由があったのかは分かりませんが、誰かが「あいつにやらせてみようじゃないか」って言ってくれたから、そのポストに座ることができたんですね。その時には、明確にポストのサイズの方が大きくて、ニュアンスでいうと小学生が父親のスーツを着ているような、そんな感じだったんです。

ところがそういう立場になってしまったら、否応なくその立場が要求する仕事が落ちてくるわけです。まだ私にはその案件はオーバーサイズで対応できませんとは言えません。だってそこに座っちゃってるんですから。

7割が反対。それでも安倍政権が今「GoTo」を強行する呆れた理由

官民双方大混乱の中、22日にスタートした「GoToトラベルキャンペーン」。新型コロナウイルス感染者が激増中というこのタイミングでの強行に対しては、多方面から疑問の声が上がっていますが、なぜ安倍政権は「コロナ収束後」という当初の予定を無視してまで敢行したのでしょうか。メルマガ『きっこのメルマガ』を発行する人気ブロガーのきっこさんが今回、その真相追求を試みています。

てんやわんやの Go To トラブル

今、日本政府が何よりも優先して対応すべき最重要問題は、歯止めが掛からずに拡大し続ける新型コロナウイルスへの抜本的な対策と、九州や中部を中心に甚大な被害が出てしまった令和2年7月豪雨災害の被災者の救済です。しかし、7月22日から、安倍晋三首相が「緊急経済対策の目玉」と胸を張る「Go To トラベル」のキャンペーンがスタートしてしまいました。

国会も開かず、1カ月以上も会見さえ行なわず、まるで警察の目を恐れて逃亡を続ける犯罪者のように雲隠れしている安倍首相が、新型コロナも豪雨災害も二の次で、今、何よりも力を入れているのが、この、生活に余裕のある人たちに旅行を薦める「Go To トラベル」のキャンペーンなのです。皆さん、これって、順序が違うと思いませんか?

もちろん、経済は大切です。今年5月のゴールデンウィークは、安倍首相が「緊急事態宣言」を発令して「不要不急の外出」の自粛を呼び掛けたため、旅行業界も大打撃を受けました。国内旅行の総取扱額は前年同月比3.4%、なんと「96.6%減」です。これでは、旅行業界の人たちは生活できません。でも、これは旅行業界に限ったことではありません。

終わりの見えない新型コロナによって、倒産してしまった中小企業、閉店を余儀なくされた飲食店やカラオケ店やライブハウス、そして、解雇されてしまった従業員たち、数えきれないほどの人たちが生活に困窮しています。あたしの本職はブライダル専門のヘアメイクですが、4月、5月、6月に入っていた披露宴の仕事がすべてキャンセルになった上、7月以降の仕事も1本もありません。

あたしがコンビを組んでいるブライダル専門のスタイリストも同様で、マンションの家賃が払えなくなり、先月、部屋を引き払って実家に戻りました。ブライダル専門の花屋さん、ブライダル専門のケーキ屋さん、ブライダル専門の司会者さんも同様です。そして、何よりも大打撃を受けているのが、各地の式場やホテルです。どこも民間の金融機関の緊急融資で何とか凌いでいますが、これも時間の問題です。

しかし、こうした多くの人たちの努力と苦労を水泡に帰してしまうのが「Go To トラベル」なのです。東京都の小池百合子知事は「冷房と暖房を同時につけるようなもの」と批判し、他にも複数の県知事や市長から「Go To トラベル」の前倒しを危惧する声が相次ぎました。青森県むつ市の宮下宗一郎市長に至っては「このキャンペーンによって感染拡大に歯止めが掛からなくなれば、これこそ政府による人災だ」と厳しく批判しました。

すると、安倍政権は「Go To トラベル」から東京を除外すると言い出しました。あたしは「はぁ?」と思いました。だって、このキャンペーンの原資は国民の税金なのですから、全国民にメリットがなければおかしいからです。そこで、あたしは17日、次のツイートをしました。

このツイートは3,500以上リツイートされ、1万以上の「いいね」をいただきました。そして、日経新聞の英字媒体「Nikkei Asian Review」の女性記者から、このツイートの一部を「一国民の声」として記事で取り上げさせてほしいという依頼メールが届きました。もちろん、あたしが断るわけはありません。あたしは「とても旅行どころではない」という自分の状況などを伝えた上で、ツイートの使用を快諾しました。

すべては再選のため。トランプ「対中強硬策」で板挟みのニッポン

11月の大統領選に向けて、米トランプ大統領が、ついに中国との対決姿勢を全面的に演出し始めています。大統領再選の目論みもあってのことですが、今後、米国と中国という大国の争いに挟まれた日本は、どう対応していくべきなのでしょうか? 今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、米中対立の構造を解説するとともに、日本の置かれた現状と取るべき行動について記しています。

米中対立の行方

香港への国家安全維持法の適用範囲が拡大して、民主勢力の行動を全て押さえ込む方向で、とうとう、米国は本気に中国との対決を決意した。今後を検討しよう。

トランプ大統領は再選するために対中強硬策へ

バイデン候補の経済政策は、トランプ大統領の経済政策より、強力であり、インフラ投資に、トランプ大統領は1兆ドルで、バイデン氏は2兆ドルと言う。特別給付もトランプ大統領は8月以降止めて雇用を増やすために雇用奨励金としたが、バイデン氏は8月以降も今の特別給付を続けるとした。このことで、世論調査すると、経済政策でもバイデン氏が優勢となっている。

今までは、米国民は、バイデン氏よりトランプ大統領の方が経済政策だけは上と見ていたが、これらにより逆転されたことになる。他の項目はすべて、バイデン氏優勢で、経済だけがトランプ氏大統領優位であったので、これで、すべての項目でバイデン氏優位となってしまった。

特にコロナ再拡大で、南部州でもバイデン氏が優位になり、トランプ大統領は、何か想定外の国民が歓喜する政策をする必要になっていた。

その上、前回述べた黒人ラップ歌手のカニエ・ウェスト氏は、大統領選挙出馬を諦めたようであり、バイデン氏の黒人票を減らすこともできないことになった。

バイデン氏の政策公約を見ると、対中政策が記載されていないし、容中派のスーザン・ライス氏を副大統領にする方向と言うことで、この中国政策を大統領選挙の最大争点化できると、トランプ大統領は見て、これしか逆転できないと見たようだ。

この政策を「米国の中国に対する戦略的アプローチ(United States Strategic Approach to The People’s Republic of China)」という報告書で5月20日議会に提出した。これ以後、米国はまるで中国へ宣戦布告をするかのように、ほぼ全領域にわたって中国への攻撃を開始した。

一方、中国は、香港に対しての締め付けを強化して、民主派の予備選は、国家安全維持法違反であり、民主派候補の立法会議員選挙への立候補を認めないという。

これに対して、香港の自治を阻害する中国当局者に制裁を加える「香港自治法」を米議会が下院6月30日、上院7月1日に通したが、トランプ大統領が署名するかどうかと前回に述べたが、対中政策を最大争点化する必要から7月14日に署名した。しかし、これを推進する中国政治家への制裁を当面しないとしたが、代わりに中国共産党員や技術を盗む中国留学生の米国入国を認めない方向のようである。

「香港自治法」「香港人権法」に寄り、香港への優遇処置は停止して、香港へのドル・ペッグ制を阻止する可能性も出てきた。クドローNEC議長が7月8日、ペッグ制阻止を検討すると言ったが、直ぐにホワイトハウスは否定した。この時、並行してトウモロコシの契約交渉が進んでいたことで、否定したようである。

その後、中国へ輸出するトウモロコシの契約も終わり、米中貿易交渉の第1弾合意の80%程度が実行されることになった。トランプ大統領は、米中貿易交渉の第2弾交渉はないと言って、これ以上の中国容認政策を続けないとした。

「虐待しないと誓って」と文科省HPに書く萩生田大臣の想像力欠如

今月7日、3歳の娘を自宅に放置し餓死させたとして、24歳の母親が逮捕されました。なぜこのような悲劇は繰り返されるのでしょうか。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では健康社会学者の河合薫さんが、その原因に「機会格差」を挙げるとともに、文科省のHPで「虐待はしないと誓ってください」と訴える萩生田大臣の想像力の欠如を批判的に記しています。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

「虐待をしない」と誓ってください?

またもや痛ましい事件が起きてしまいました。今月7日、3歳の長女に十分な食事を与えることもなく自宅に置き去りにして、餓死させたとして逮捕されていた24歳の母親が、本日(22日)、書類送検される見通しであることがわかりました。

母親は6月13日までの8日間、自宅マンションに長女を残したまま、交際相手が住む鹿児島に滞在。帰宅したときには、すでに死後数日経っていたとみられ、脱水症状と飢餓状態で死亡させた疑いがもたれています。

報道によると、母親は2016年に長女を出産し、当時交際していた男性と入籍するもすぐに離婚。その後は、居酒屋で働きながらシングルマザーとして子育てをしてましたが、子供がいることは周囲には知らせていませんでした。

捜査関係者の話では、身体的虐待があったかはいまだ不明とのこと。一方、放置は常態化していたようで、これまでも長女を家に残したまま留守にすることが多く、5月にも鹿児島を訪れていたようです。

これまでも虐待などで子供が亡くなる事件や、シングルマザー問題は何度も取り上げてきました。そして、こういった悲しい事件は「社会問題」として考える必要があると一貫して訴えてきました。

もちろん、罪は罪として償うべきです。しかし、3歳になるまで大切に育て上げた子供を、なぜ、若いシングルマザーは放置してしまったのか?なぜ、かわいがっていた子供を一人きりにして、交際している男性のところに行ってしまったのか?

いったいなぜ、こういった悲しい事件が繰り返されてしまうのか?

…「子供を育てる資格がない」「身勝手すぎる」などと、自己責任論にしてしまうだけでは解決しないのではないでしょうか。

この事件に関しては、メルマガの読者の方たちからも、ご意見をいただきました(以下に一部掲載)。

  • シングルマザーの子育ては、まさに新刊『コロナショックと昭和おじさん社会』に書いてあった「昭和の家族のカタチ、雇用のカタチ」に当てはまらない母親による、おこるべきして起きた事件といえるのでは?
  • 確かにひどい母親ではあるが、周りに助けを求めることができなかったという点では、社会の分断を痛感した
  • 書著にかかれていた「リソースの欠損」が小さな命を奪ったように思う

どのご意見も全くそのとおりで、今の日本社会は「シングルマザー」が生き抜くには極めて厳しい社会です。子供の貧困問題もかなり前から社会問題になっていますが、依然として子どもの約7人に1人が貧困状態にあり、国際的に高い水準が続いています。

いわゆる格差。そうです。格差は想像以上に広がっていて、おそらく今後はさらに深刻になっていくことが予想されます。

北朝鮮の人民にとって「田植え」とは?ある脱北者が語る辛い記憶

例年この時期に話題に上る北朝鮮の食糧問題ですが、今年は研究者でも情報入手が難しいようです。韓国で農村奉仕活動の経験がある北朝鮮研究の第一人者の宮塚利雄さんは、自身のメルマガ『宮塚利雄の朝鮮半島ゼミ「中朝国境から朝鮮半島を管見する!」』で、脱北者の手記を紹介。農村動員の際の劣悪な環境での「田植え」の実態を伝えています。

例年であればこの時期は過酷で劣悪な…北朝鮮「農村動員」の地獄とは?

最近の北朝鮮問題の関心事は、「金正恩朝鮮労働党委員長の現地指導と健康状況云々」のようだが、金正恩の「現地指導」といっても、何も分からない奴がいかにも「自分は何でも知っている。だからお前たちに指導してやるのだ。だから、きちんとメモを取れ」と言わんばかりに工場や企業所、軍部隊の視察を行っている。

高杉晋作ではないが、「どのように高遠な識見も、それが現実に根をおろして実行されないのであれば一椀の汁にも劣る」(山岡荘八の小説『高杉晋作』講談社)と言うが、傲慢で厚顔無恥の金正恩が「高遠な識見」などあるはずもない。

ただ皆が「うわの空で、何言っているんだ、この白豚野郎は、早く終われ」と思いながらも、「御説ごもっともです」といかにも分かったようなふりをして聞いているだけである。

聞いている者が質問でもしようものなら大変なことになるので、金正恩の一方的な演説で終わるのがオチだ。

ところで、北朝鮮ウォッチャーとして例年ならば、北朝鮮の田植えと食糧問題などに言及しなければならないのに、同業他者や異業他者も北朝鮮の田植えや食糧問題にはほとんど触れていない。

北朝鮮の人民にとって「田植え」がどのようなものであるのかを、『統一日報』の「ノースコリアンナイト──ある脱北者の物語33」から紹介する。

6月、今もそのときのことを思い出すととても辛い。農村動員は多くの危険が潜んでいた。しかし、学校から配られた農村動員準備品等のマニュアルには、その危険については何も書いていなかった。準備品目の1番目は、宿泊する家と食堂になる家の金日成と金正日の肖像画を毎朝掃除する「忠誠の掃除道具箱」だ。

 

この箱には白いハンドタオルと赤いビロードで作ったレースなどの決まった物が入っている。毎朝1人ずつ交代で掃除するのではなく、泊まっている全員が起きたら最初に肖像画を掃除してから他のことをする掟になっていた。この掟を守らないと思想闘争の的になるのだ。

 

農村の家庭は、藁でご飯を炊くので埃だらけだ。また土と藁を混ぜて壁に貼っただけの壁紙は何の意味もなく、ドアを開け閉めするわずかな衝撃でも土が落ちてきた。それに朝から晩までの仕事で農場員たちの作業服などは泥まみれで、毎日掃除とお風呂が必要だが、水汲みも少量しかないし、お風呂もないから、とにかく汚い環境だった。(後略)

私も1973年5月に韓国の慶熙大学の大学院に留学したときに、同大学の農村奉仕活動グループの一員として、韓国語がほとんどできないのにもかかわらず参加した。場所は江原道の山間地域の農村であった。風呂などはなく、近くの小川でみな沐浴をしたり洗濯をした。宿舎は小学校の体育館であった。

(宮塚コリア研究所代表 宮塚利雄)

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日米中の関係はなぜ複雑になったのか?アパレルの視点で読み解く

日本とアメリカは同盟国ですが、経済分野においては貿易摩擦の問題があり、それぞれが中国との関係を強化する一因になっていました。中国はそんな日米両国を利用し、経済発展を果たしましたが、日米それぞれが中国に近づくきっかけにもなった日米繊維交渉以来の流れをファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんが、自身のメルマガ『j-fashion journal』で振り返ります。そしていま、中国による香港国家安全維持法の制定施行や海洋進出の動きにより、変化の見える3ヶ国の関係を紐解きます。

日・米・中の複雑な関係

1.日本企業は中国と付き合うべからず

米中貿易戦争が始まり、コロナ禍とマスク問題があり、中国の人権問題が明るみに出て、香港国家安全維持法による民主化デモ弾圧が起きた。米国は中国への経済制裁や金融制裁を強めている。一方、台湾はコロナウイルス防疫でも見事な対応を見せ、日本に対する支援も行った。中国で提唱する一国二制度を拒否し、独立の姿勢を示し、米国も台湾をバックアップしている。

日本にとって米国は同盟国、中国は反日教育を行い、尖閣諸島の海域で挑発行動を繰り返す反日国、台湾は親日国というレッテルが貼られた。こうなると、なぜ、日本企業は中国と離れないのだ。中国に依存することは悪だという論調が目立つようになった。しかし、実際にはもっと複雑な状況である。親日・反日二元論の前に歴史を振り返ってみたい。

2.日米繊維交渉と日中国交正常化

1971年、日米繊維交渉が決裂し、日本政府は米国政府の圧力に屈した形で繊維製品の対米輸出の自主規制を受け入れた。この背景には沖縄返還問題があった。ニクソン政権は、沖縄返還の代わりに繊維規制に同意するように求めたのである。この時、交渉の最前線で通産大臣として奮闘したのが田中角栄氏であり、翌72年には総理大臣に就任した。

1972年9月25日に、田中角栄首相が現職総理大臣として北京を初めて訪問し、周恩来総理と首脳会談を行い、「日中共同声明」に調印した。同時に、国交のあった台湾に断交を通告した。日中国交正常化のシンボルとしてパンダが上の動物園にやってきて、日本中が日中友好ブーム、パンダブームに沸き返った。

しかし、この日中国交回復は、米国の頭越しに行われたとして、アメリカ政府は激怒した。そのせいかどうかは明らかになっていないが、1976年ロッキード事件が発覚し、田中角栄首相が逮捕され、田中角栄は失脚した。

3.米中パートナーシップによる対日政策

戦後日本の高度経済成長に伴い、日本と米国は様々な分野で貿易問題を抱えていた。日本と経済対立を強める米国政府は、一方で中国との関係を強化していった。73年キッシンジャー大統領補佐官は「イギリスを除き、中国は国際認識で我々に最も近いのではないか」と大統領に語り、74年には中国を「暗黙の同盟国」と称するまでになった。

75年には、フォード大統領がベトナム戦争後のアジア太平洋政策を発表した。この中で、米国は太平洋国家であり、この地域における米中の「対日パートナーシップがアメリカの戦略の柱である」と語った。日米は経済的に対立し、両国とも中国と友好関係を結んだ。そして、中国は巧みに日米両国をコントロールし、両国から様々な支援を引き出した。