幼稚園入園前までに何ができるようになっていれば困らないのか?

今年も早いものですでに2月。4月にお子さんの幼稚園入園を控えた親御さんにとっては、期待と不安が入り交じる時期でもあります。今、親として我が子に何をしておくべきなのでしょうか。今回のメルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』では著者の柳川由紀さんが読者の質問に答える形で、「子供が一人でできるようにしておいたほうがいいこと」をアドバイスしています。

入園前の準備、気をつけることは?

Question

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今年3歳になるので、幼稚園の年少クラスへ入園を予定しています。幼稚園側では、特に準備は必要ない、と言われていますが、入園前までに出来るようにしておくことはありますか?(2歳半の男児のお母様より)

柳川さんからの回答

入園を控えて、そわそわしたり、わくわくしたりする時期かもしれませんね。お子様が毎日笑顔で登園するための準備をご紹介します。

1.自分の名前を正しく言う

子ども達は自分の「名前」をわかってはいても、「名字」を言えない場合が、意外と多いものです。普段の生活で、子どもに対して名字で呼びかけることはほとんどありません。幼稚園では、同じ名前の子どもや似た名前の子どももいて、区別のためにフルネームで呼ばれることがあります。その際、「自分のこと」と理解できるようにしっかりとフルネームで、自分の名前を言えるようにしましょう。このとき、パパとママの名前も一緒に覚えさせましょう。

2.洋服や靴の着脱

幼稚園では、制服がある場合もあります。ボタンやファスナーがしっかりと留められるように練習をしておきましょう。

入園前の時期は、反抗期と重なり、子どもが着たい服や、好きな服を着せることが多いかもしれません。可愛い(かっこいい)飾りや、フードが付いているものは、幼稚園によっては、禁止されている場合もあります。

服の着脱を上手にするには、まず、着やすいものを選ぶことです。靴の場合も同様に、ひもで縛るものよりもそうでないものの方が着脱が楽でしょう。

3.一人でトイレができる

親の気がかりなこととして「トイレ」があります。まだ、一人でトイレが出来ない場合は、親が焦ってしまい、子どもを叱り、余計に子どものトイレトレーニングが遅れる、と言うこともあります。また、洋式トイレだけではなく、和式トイレも出来るようにしておく方が良いでしょう。洋式トイレが一般的ですが、和式と両方ある場合もあります。公立小学校などは、まだまだ和式が主流ですので、今から両方で出来るように練習しておきましょう。

また、男の子は立ったまますることや、ズボンや下着を下ろさなくても出来るようにすることを練習しておきましょう。

【書評】なぜ人は一目惚れする? 何でもない疑問を超深堀りした本

知っていて当然と思われることや、あまり真剣に考えたこともないような疑問は意外と多いものです。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』では編集長の柴田忠男さんが、人間関係をテーマにした「よく知らない」話を、科学的根拠に基づいて真剣に解明する興味深い一冊を紹介しています。

偏屈BOOK案内:竹内久美子『ウソばっかり! – 人間と遺伝子の本当の話 -』

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ウソばっかり! – 人間と遺伝子の本当の話
竹内久美子 著/ワニブックス

この本では様々な人間関係を軸に「そんなの当然じゃない」「そんなこと、真剣に考えたこともなかった」「なんとなくわかっていたつもりだけど、よくよく考えるとわからない」といった問題を、深掘りし、科学的根拠に基づいて解明、解説する。科学的といっても、難解な理屈は出て来ないからいいね。恋愛10、家族9、印象8、体15、合計42テーマ。

編集プロダクションが企画制作したお手軽な内容でなく、著者は京大理学部の博士課程(専攻は動物行動学)を経て著述業になった竹内久美子。この人の著作はよく読んでいる。いずれのテーマも具体的でわかりやすい。そのなかからいくつかを紹介する。

これは特別な色だと思われる色を挙げよと言われたら、かなり多くの人が赤と応じる。わたしもそうだ。赤が血の色であり、唇や頬などが赤みを帯びていることが血流がよいことを示すからだが、もうひとつ重要な意味があるという。

赤のユニフォームや防具をつけていると、試合に勝ちやすい。ボクシング、テコンドー、レスリングのグレコローマン・スタイルとフリー・スタイル。実力が伯仲しているとき、赤と青では試合結果に多大な影響が出た。4種を平均すると、赤の勝率が62%、青が38%だった。なぜこんな大差が出たのか。赤を見た青はビビる。赤は自分が強くなった気分で自信たっぷり、だといわれている。

「人間の男が赤を身にまとうと、対戦者は相手のテストロステン(男性ホルモン)のレベルがとても高く強そうに見え、ビビってしまう。赤を身につけた方は勘違いして、自分が強くなったような気分になるのでしょう」

さらに、赤は審判の目をごまかしていて、よい採点をしてもらえるから勝ちやすいのではないか。よし、次は赤を着よう。って場面は、わたしにはないんだけど。

経営コンサルが教える、答えれば売上アップに繋がる7つの質問

緊急事態宣言の延長も決まり、さらなる苦戦が予想される実店舗型の小売業。この苦境を乗り切るためには、どのような施策が必要なのでしょうか。今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』では著者で経営コンサルタントの梅本泰則さんが、客数を増やすための戦略を詳しく、そして具体的にレクチャーしています。

客数を増やすための戦略

コロナが落ち着かなくて、お店も大変です。こんな時は、もう一度じっくりとお店の戦略を考えてみましょう。今までに行った作業と同じでも構いません。頭をリセットしてみてはいかがでしょう。

売上が減る原因

戦略をしっかりと進めているつもりでも、「抜け」が生じることもあります。それをなくすには、事柄を分類整理して考えると良いです。

例えば、売上が減ってしまうのには、さまざまな理由があります。コロナ、災害、天候不順、少子化といったこともその理由かもしれません。しかし、これらの問題はあなたのお店でどうすることもできません。

その一方で、こんな理由もあります。

  • 販売商品に魅力がない
  • 売場のレイアウトが悪い
  • お店のことが、お客様に伝わっていない
  • お客様との親密度が下がっている

これらの理由は、お店の方で何とかできることばかりです。何も手を打たなければ、お客様の数が減ってしまいます。ですから、手を打てば客数が増えて売上は増えていくでしょう。

では、どうすればいいのでしょうか。

  • 魅力のある商品を揃える
  • 売場のレイアウトを変える
  • お店のことをお客様に伝える
  • 親密な接客をする

これでも多少の答えにはなっていますが、具体的とはいえません。そこで、この質問にお答えする前に、次の質問にお答えください。

  • 集客のために、どんなことをしていますか
  • 年間の販売促進計画は立てていますか
  • 最近の一年間の売れ筋商品とその売上高は
  • 毎日、毎月の客数は分かっていますか
  • お客様に買いやすい売り場になっていますか
  • 顧客リストの整理、更新をしていますか
  • SNSでの発信や返信を十分に行っていますか

これらの質問に答えていくと、お客様を増やす手立てが見えてきます。そして、あるお店がこの質問に答えてくれました。

新型コロナは「暴走機関車」。日本が五輪を諦めてでもすべきこと

新型コロナウイルスの感染者が国内で初めて確認されて1年あまり。これまでの感染者数の推移グラフを暴走機関車の進路図のようと表現し、先回りしてこの進路を塞ごうとせず、医療崩壊に近い状態を招いた政府の失策を嘆くのは、メルマガ『8人ばなし』著者の山崎勝義さんです。山崎さんはゲームチェンジャーとなりうるワクチン接種が始まるときに、これまでのような後手後手があってはならないと主張。効果が最大となるようなワクチン接種を遂行するために必要なことが何かを述べています。

行く先のこと

映画と「暴走機関車」は実に相性がいい。交通局の電光掲示板上に何らかの事情で暴走する破目になった列車がライトの点滅等で表示され、その行く先には破滅的な終着点(化学工場など)がある。主人公たちはそれを止めるべく粉骨砕身する訳だが、列車の方はこれまた何かの事情で加速したりしてこちらの仕掛けを僅かの差でするりとかわし、そうしてさらにまた加速して行く。よくある話だ。今、指折り数えてみてもハリウッド映画だけで5、6本は軽く挙げられる。

この種の映画が面白いのは列車がレール上を走る物だからである。線条的な軌道上を凄まじい力で突き進む巨大な運命に、非力な存在である人間が抗うからこそドラマたりえるという訳である。

こんなことを考えたのは、2020年2月から右へと延びて現在に至る新型コロナウイルス感染者数のグラフに、甚大な被害を出しながら暴走する機関車の進路図を重ねて見たからである。我々の政府はただの一度もこの暴走機関車に対して先手を打つことをしなかった。その間、科学者の警告は低く見積もられ、財界の提案は高く勘定された。その結果が今のありさまである。映画の主人公のように先回りをすることをせず、事態の悪化を後追い的に見て来たに過ぎない。

今、振り返ってみてもそんなことばかりである。
2月、感染上陸。
春、第1波が来る。
夏、第2波が来る。
秋、第3波が来る。
冬、第3波超波が来る。
コロナウイルスは真っ直ぐ進んで行く。

第1波が来たのは、年度末と年度初め(いわゆる春休み)の人間の移動を放っておいたからである。第2波は夏休み、第3波は「Go To」、第3波超波は年末年始、全て人間の移動が原因である。人が移動すれば、そこには出会い(あるいは再開)や別れの場が生まれる。飲食の機会も当然増えることとなる。これが全国規模になると、感染の波は忽ち大波となるのである。

こう思えば、第2波も第3波も第3波超波も先回りができなかったという一点において全て政府の失策と言える。欧米よりは遙かに好条件で戦えた筈なのにあらゆる局面において後手後手に回ってしまったがために医療は既に崩壊状態である。

フェイクニュースがすぐ作れる今、誰もが認識しておくべき「嘘」のこと

ネット社会が当たり前の世の中になり、さらにSNSが普及することで問題となるのが「フェイクニュース」の存在です。政治に限らず、芸能人の情報から日常の常識まで、どれが嘘でどれが本当かわからない時代になってしまいました。メルマガ『j-fashion journal』の著者で、ファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんは、真実とフェイクが渾然一体となる現代の社会で、フェイクニュースに騙されないように生きるため認識しておくべきことを記しています。

 

真実とフェイクの狭間に生きる

1.曖昧な認識と変化する価値観

我々が物事を認識する時、視覚に依存することが多い。「自分の目で見なければ信じられない」というように。しかし、視覚は意外に曖昧だ。我々は多くの場合、正確な画像データを認識するのではなく、脳が修正した情報を認識している。

たとえば、同じモノを見ていても、同じ色を認識しているかは分からない。木々の葉を見て、「グリーン」だと認識しても、そのグリーンがどのように見えているのかは確かめようがない。色票で色の番号を確認しても、その色票の色そのものをどのように認識しているかは分からない。

また、動画や静止画で伝える場合に、デジタル技術を駆使して自由に修正を加えることができる。アナログの時代には、証拠写真という概念が存在したが、現在は全ての証拠写真に対して修正の確認をしなければならないだろう。同様に音声データに関しても、合成することが可能である。証拠の録音テープも偽造できるのだ。

更に、客観的基準ではなく、主観的な基準の概念は常に変化しており、絶対的な基準が存在しない。

たとえば、美醜の概念や善悪の概念についても時代と共に変化する。

ある時代は「若者の笑顔が美しい」という価値観が主流だが、別の時代には「高齢者の苦悶の表情こそ美しい」とされる。

痩せた女性が高く評価される時代もあれば、豊満な女性が高く評価される時代もある。

現代は「人は平等である」という認識が主流だが、「異教徒は人間ではない」という認識も存在している。

「自死」に関しても、「神が与えた命を勝手に捨てる罪深い行為」とされることもあれば、「自分を犠牲にする崇高な行為」と評価されることもある。

「堕胎」に対しては、現在でも賛成と反対の意見が対立している。

白石麻衣に17歳初体験説!ぶっちゃけ路線で恋愛解禁「男のアレが大好き」トークでアイドルからの脱却なるか

昨年10月28日に行われた卒業コンサートをもって、9年間活動した乃木坂46を離れた白石麻衣(28)。現在はさまざまなバラエティ番組に出演したり、イベントに登場したりと幅広い活躍を見せている。乃木坂46卒業後も変わらぬ人気を誇っている白石だが、実は坂道グループ特有のある大きな壁にぶつかっていた。

グループ卒業で白石麻衣に立ちはだかる壁

卒業後まだ間もないということもあり、多くのメディアで露出が続いている白石麻衣。「かわいい」「きれい」が白石の代名詞でもあるが、ソロとなった今、それだけで勝負していくことは難しい。

大勢の中にいた時はその美貌だけで目立つことができたが、これからは白石ならではの個性やキャラクターで勝負していく必要がある。

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まず決めなくてはならないのが、今後メインとしていく“路線”だ。

過去に出演したバラエティ番組の中で、白石は「女優一本ではなく、歌も音楽もやりたい」と語っている。この発言から読み取れるのは、「事務所側は女優でいきたいが、もともと歌が好きな本人は音楽でやっていきたい」ということだろう。

しかし、坂道グループの元メンバーで卒業後に歌手として成功した者はひとりもいない。唯一気を吐いているのは、演歌歌手に転向した岩佐美咲(26)くらいか。

もちろん事務所は十分それを把握していて、トークが上手いわけでもない白石は女優業に進出するしかない、というのが本音と思われる。

また、路線と同時に、本人のキャラクターも決めていかなければならないが、突然キャラチェンジすることは困難。

乃木坂46の中でビジュアル担当だった白石は、これまでキャラクターが立ってきたとはいえず、残念ながら特筆すべき個性はない。バラエティ番組やトーク番組でポジションを獲得するのは極めて難しい。

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しかし、目立ってこなかったキャラを逆手に取ることで、「白石麻衣は意外とそういう人だったんだ」と面白がってもらえる可能性は十分にある。どのラインを狙うかその見極めはとても難しいが、卒業後間もない今はまさに大事な時期。

「乃木坂46の白石麻衣」イメージで呼んでもらえる番組で、少しずつ新たな一面を見せていくことが今後の活躍のカギを握っているのだ。

ファンたちがささやく「白石麻衣17歳で初体験」

そんな白石が殻を破ろうとしている姿を垣間見ることができたシーンがある。

1月27日に放送された『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)に出演した白石は、占い師に「17歳でいろいろ刺激されて、愛を感じたというのが出ています」と指摘された。

グループ在籍時であれば、アイドルとして「どういう意味ですか?わからない~い」とでも答えただろうが、白石は「はい」と明言。恋愛絡みの話題で、わずかではあるが過去をにおわす発言をしたのだ。

これに番組を見ていたファンは色めき立ち、「え?まいやん17歳の時に何があったの?」「17歳って妙にリアル」「まさか初体験が17歳ってこと?」などネットは騒然。ファンからは悲鳴が上がった。

白石ほどの美貌であれば、17歳で彼氏がいても何らおかしくはない。しかし、白石は過去に「彼氏がいたことはない」と発言。これまでは恋愛のにおいすらさせてこなかった。

だが、ソロになり、こうしたトークが求められるような場できちんと答えるようになったのだ。これは明らかに白石が路線やキャラを徐々に変更させていることを物語っている。

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白石は現在28歳。今年8月で29歳となるアラサー女性だ。にもかかわらず、「恋愛ネタはNGです」ではどこの番組からも声が掛からない。

今後、白石麻衣がどこまで恋愛系を解禁するかは不明だが、将来を見据えてアイドルからの脱却を目指していることだけは明白だ。

夢で良かった…。悪夢が私たちの心にもたらす「重要な役割」

以前掲載の「現役精神科医が『悪夢は脳を健康にする』と言い切るエビデンス」では、「悪夢の有用性」についてレクチャーしてくださった精神科医のゆうきゆうさん。今回ゆうきさんは無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』の中で、そんな悪夢が持つもう一つの重要な役割を専門家目線で紹介するとともに、普段の生活でうまくいかないことは決して「損」ではないという理由を記しています。

心を健康にする「逆保証夢」とは? 失敗を糧に成功する考え方

こんにちは、ゆうきゆうです。先日、悪夢についてお話しました。

【関連】現役精神科医が「悪夢は脳を健康にする」と言い切るエビデンス

疲労の本質は「脳の疲労」であり、そして脳の疲労は「退屈」によって起こります。同じことをずっとやったりして新しい刺激がないと、脳は疲労してしまうのですね。

そして悪夢は強い刺激があるため、脳をリセットする効果があります。悪夢と聞くと悪いものに思えますが、実は悪夢を見ることには大切な意味があるのですね。

そして今回、実は悪夢が持っている、もう一つの重要な役割をご紹介しましょう。

悪夢が持っているもう一つの役割とは

心理学には「逆保証夢」というものがあります。逆は「逆さ・反対」の意味、保証は、ものごとに対してに責任を持つことですね。

逆保証夢というのはネガティブな内容で、目覚めたときに「現実は素晴らしいものだ」と再認識させてくれる夢を指します。

悪夢を見たとき、誰しも目覚めて「ああ、夢でよかった」と思いますよね。

このように良い効果をもたらしてくれるのが「逆保証夢」だと言われています。個人的に、この考え方は非常に面白いと考えています。

人は、もともと何も感じていなかったものでも、ネガティブなものと比較するとポジティブ・良いものに見えてきます。つまり、「落差」に反応するようになっているのです。

例えば、テストでずっと10点を取っていた人が突然3点をとってしまったとします。するとその人はつらい気持ちになるでしょう。そして、次のテストのときにまた10点をとれば、「ああ、よかった!」と幸せな気持ちになるはずですね。

もし、この人がずっと10点しか取り続けていなかったとしたら、「よかった」と感じる瞬間はなかったでしょう。

結局人間は「心外」と心外による「逆転」。このドラマの繰り返しによって生きているのではないでしょうか。

東京五輪中止の尻拭いに国民の血税?保険金500億円“焼け石に水”の土壇場

国民から中止や再延期の声が叫ばれている東京オリンピック・パラリンピック。その判断をする期日が刻々と迫る中、昨年開催が1年延期されたことで、500億円の保険金が公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(以下、大会組織委員会)に支払われていたことがわかったSmart FLASHが報じた。しかし、中止や再延期となればその負担を国民が負担することになり、大きな波紋を呼びそうだ。

500億円の保険金受け取るも結局は国民負担

大会組織委員会が契約していた保険会社は東京海上日動。同社は東京五輪のゴールドパートナーにもなっている。

記事によると、500億円の支払いはすでに完了していて、この金額は契約した保険の上限になるという。したがって、さらに中止や延期が決定したとしても、これ以上の保険金が支払われないことを意味している。

延期にともなう追加費用は1030億円にのぼるとみられ、この時点で500億円では半分にも満たない。中止や再延期となれば費用はさらに膨らむため、最終的にいくらになるのか見当もつかない状況だ。

【関連】「4月に頓死」説浮上。菅政権のコロナ対策を失敗へと導いた4つの大間違い

保険金でカバーできないとなれば、そのしわ寄せは当然税金で補填することになる。国民はただただ振り回されただけで、後手に回った判断のしりぬぐいをさせられることになるのだ。

では、新たに保険に加入すれば良いのではと考えてしまうが、中止や再延期の可能性も高い東京オリンピックに今から入れる保険があるわけもない。大会組織委員会が開催にこだわる理由はこうしたことが影響しているのかもしれない。

「必ずやる」強気の森会長の余計なリップサービス

大会組織委員長の森喜朗会長は2日、自民党本部で開かれた党のスポーツ立国調査会などの合同会議に出席し、「新型コロナウイルスがどうであろうと、必ずやり抜く」と述べ、大会開催に向けた決意を示した。読売新聞などが報じた。

森会長はやるかやらないかの議論ではなく、「どうやってやるか」を議論するべきだと、あくまでも東京オリンピックは開催する前提である考えを示した。その上で、「一番大きな問題は世論」だとし、国民に理解を求めた。

また、森会長は3月25日にスタートする聖火リレーについても言及。沿道に一般の人たちが殺到してしまうのではとの声が上がる中、「有名人は田んぼを走ったらいいんじゃないか」と発言。

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本人はお得意の“笑えない”リップサービスのつもりだろうが、そんな悠長なことは言っていられないはずだ。

元国税が暴く“売国”の犯人。世界一の金持ち国家・日本が貧しくなった訳

1月にNHKが行なった調査では、およそ80%が「中止」か「再延期」と回答した東京オリンピック・パラリンピック。しかし政府はあくまで今夏の開催にこだわり続けています。なぜ彼らはここまで頑ななのでしょうか。今回のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』では元国税調査官で作家の大村大次郎さんが、東京オリンピックの必要性を検証するとともに、日本は世界一の金持ち国家であるという事実と、そのカネを喘ぎ苦しむ国民に循環させることができない、政治家や財界人を強く非難しています。

※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』2021年2月1日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール大村大次郎おおむらおおじろう
大阪府出身。10年間の国税局勤務の後、経理事務所などを経て経営コンサルタント、フリーライターに。主な著書に「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)がある。

 

「実は豊か」な日本経済の闇。なぜ金が国民に回らない?

東京オリンピックの開催について、政府はあくまで決行するようですね。ワクチンの普及や今後の感染なども不透明なので今の状況では、なんとも言い難いのですが、去年と同じ過ちをすることだけはしてほしくないものです。

去年、日本政府が、新型コロナ感染の現状を無視して、ギリギリの段階まで東京オリンピックを予定通りに開催しようとしていたことはご存じのとおりです。

世界中に被害が広がり、その深刻さが知れ渡るようになった3月に入っても、政府や東京都は「オリンピックは予定通り開催する」と言い続けてきました。

日本でPCR検査があまりされなかったことに関して、「感染者の数を少なく見せかけて、東京オリンピックを開催にこぎつけようとした」という疑いも持たれています。

明確にその意図はなかったとしても、東京オリンピック開催のために、あまり感染者数は増やしたくないという思惑は、政府にも東京都にも少なからずあったはずです。

【関連】竹中平蔵という弊害。日本をダメにした男の経済政策がポンコツな訳

東京都の試算によると、東京オリンピックの経済効果は、誘致決定の2013年からオリンピック10年後の2030年ごろにまで及び、その総額は30兆円を超えるとう超巨額なものです。

競技施設の建設など直接の経済効果は2兆円程度ですが、都市の再開発、宿泊施設など観光業への投資、選手村に使用するマンションの事後販売など多岐にわたります。

もちろん、もし中止になれば大変なことになるはずです。

30兆円の経済効果がふっ飛ぶどころか、下手をすれば費用回収ができないことにより、大きな負債を抱え込むことになりかねません。

安倍前首相にとっても、東京オリンピックは自分の政治生命にかかわるものだったはずです。東京オリンピック誘致計画は安倍前首相が首相に再就任する前から計画されたものでした。

が、安倍前首相は首相に再就任して以降、東京オリンピック誘致に全力を傾けました。安倍前首相にとって、莫大な経済効果が見込めれる東京オリンピックは、アベノミクスの切り札とも考えていたはずです。

また安倍前首相は、日本の「観光立国」を精力的に推し進めてきました。実際に安倍前首相の就任時から、外国人観光客は激増しています。

安倍前首相の就任の年の2012年には800万人だった外国人観光客は翌2013年には1,000万人を超え、2016年には2,400万人、2019年には3,190万人に達していました。

外国人観光客が落とすお金、いわゆるインバウンド需要も3兆円にまで増加していました。

安倍前首相は、2016年に「明日の日本を支える観光ビジョン」と題した中長期の観光施策の指針を発表し、2020年までに達成すべき目標として訪日外国人旅行者数4,000万人などが掲げられました。

この目標達成には、当然のことながら東京オリンピックの開催は不可欠でした。

東京オリンピック延期の発表をするまで、政府は「新型コロナは大したことはない」というようなアピールを繰り返してきました。

中国であれほど新型コロナの猛威が吹き荒れていたというのに、2020年2月いっぱいまで中国人は普通に日本に観光に訪れていたのです。

3月5日になってようやく、中国、韓国、イランからの事実上の入国拒否にしました。しかし、それ以外の国々からはまだ普通に日本に入国できました。

3月14日の時点で、安倍前首相はまだ「オリンピックは予定通りを行なう」と発言しています。が、世界中から非難されはじめたため、3月の終わりにようやくオリンピックの延期を決めたのです。

そして東京オリンピックの延期が決まってからようやく本腰を入れて対策に乗り出したのです。

日本政府がアメリカ、ヨーロッパなどからの入国拒否を決定したのは、3月末のことでした。3月まではアメリカやヨーロッパからの観光客がたくさん日本を訪れていたのです。

イタリアではすでに2月の時点で感染爆発がおき、3月にはそれがヨーロッパ全土におよび、数千人単位の死亡者がでていたにもかかわらずです。

【関連】竹中平蔵よ大罪を償え。元国税が暴く賃下げと非正規、一億総貧困化のカラクリ

日本が、入国拒否をだらだらと引き伸ばしたのも、東京オリンピックやインバウンド需要への配慮があったのです。

総額30兆円のオリンピックの経済効果、毎年3兆円にも達するインバウンド需要と、国民の命を天秤にかけ、オリンピックの方を選んで入国拒否をだらだらと遅れさせました。

このことは、現政権と現都知事の大きな失政として、子々孫々まで語り継ぐ必要があると思われます。

そして、菅首相も安倍政権と同じ過ちを繰り返そうとしています。菅首相は、安倍政権でも観光事業の旗振り役でした。去年の秋、GoTo事業を菅首相が強引に行ったことは、記憶に新しいところです。

 

トランプはなぜ支持者を洗脳できたのか?その分断と煽りの手口、米国民の4割は今も現実歪曲空間にいる

トランプ氏がアメリカにもたらした深刻な「分断」は、新政権の対中政策までをも困難なものにするようです。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では、著者で「Windows 95を設計した日本人」として知られ、新世代プレゼンツール『mmhmm(ンーフー)』の開発にも参加している世界的エンジニアの中島聡さんが、トランプ氏が取り続けてきた「分断の手口」を改めて詳細に振り返るとともに、米国人の実に4割が、トランプ大統領が作り出した「現実歪曲空間」の中にいまだにすっぽりと包み込まれていると指摘。その上で、分断の続くアメリカが一枚岩である中国と対峙するのは容易ではないとの見解を示しています。

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

トランプ氏の現実歪曲空間

これまで、私はスティーブ・ジョブズの現実歪曲空間と呼ばれる力についてなんどか触れてきましたが、今回はドナルド・トランプ氏もそれと似たような力を持っているという話です。

スティーブ・ジョブズはたぐい稀なプレゼン力・説得力を持ち、その力を最大限に利用して優秀な人物を集め、協力者を集め、投資家から資金を集め、Appleを成功に導きました。彼が話すと不可能なことが可能に思えてしまい、それを信じて彼に協力する人がいるからこそ、それが可能になる、ということが何度も起こったのです。

私は、こんな力こそ起業家には必須だと考えています。会社のビジョンを熱く語れるリーダーがいてこそ、優秀な人が集まって必死になって働き、不可能を可能にしてしまうのです。

政治家にもそんな力を持った人がたまに現れます。日本で言えば、田中角栄が良い例です。

日本列島改造論という壮大なビジョンを掲げ、国を一つにまとめて、日本列島全体に高速道路や新幹線を張り巡らせるという大計画を進めることに成功しました。私も子供のころに彼のスピーチを聞いたことがありますが、力強く明確で、説得力に溢れるスピーチだったことを覚えています。

しかし、そんな力が悪用される場合もあります。典型的な例が、ドイツのアドルフ・ヒトラーです。

ヒトラーは、全世界を第二次世界大戦へと導き、ユダヤ人の大虐殺を引き起こした「極悪の独裁者」として知られていますが、彼を首相に選んだのはドイツ国民なのです。

ヒトラーは、第一次大戦後の不景気に困窮するドイツ国民の心を熱いスピーチで捉えて選挙に勝ち続けましたが、そこには綿密な計画があったことが、ヒトラー自身が著した『我が闘争』に書かれています。

彼は「大学教授に与える印象によってではなく、民衆に及ぼす効果によって演説の価値が量られる」と考えていたそうです。小難しいことを言うよりも、分かりやすく、人を熱くする言葉を繰り返す方が、はるかに効果があるのです。

ドナルド・トランプ氏のスピーチは、ヒトラーのスピーチに通じるところがたくさんあります。

「メキシコとの間に壁を作る」「移民を排除する」「中国は泥棒だ」「地球温暖化は嘘だ」「石炭の採掘を再開する」と行ったり、新型コロナウィルスのことを「チャイナ・ウィルス」と呼んだりという発言です。

これらの発言は、ある程度教養のある人たちにとっては「短絡的で稚拙ででたらめな」発言でしかありませんが、一部の人々にとっては、スティーブ・ジョブズの現実歪曲空間以上の影響力を持つのです。