根強い『御朱印』ブームの裏に神社側の見事なマーケティング力

昨今大ブームとなっている御朱印集めですが、是非は別としてその「流行」は立派なビジネスたりうるようです。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、マニア心を刺激し注目を集めている、とある神社を紹介しています。

神社仏閣の「御朱印」は、新たなビジネスモデルなのか?

いま、神社仏閣の“御朱印集め”がブームとなっています。

「御朱印」とは、神社仏閣を参拝した証として頂くもので、「御朱印帳」という帳面に、「御宝印」という判子を押し、本尊の名前や日付などを墨で書き記しています。参拝の記念としてだけではなく、神や仏の分身と言われ有り難いものとされています。

本来は、寺への参拝者が写経を納めた際に頂く印だったのですが、いつの頃からか、納経をしなくても頂けるようになり、その後、神社にも広がったようです。神職や僧侶にお願いすれば、書いてもらえますが、「初穂料」や「御布施」として、500~1,000円程度が必要となります。

この「御朱印」が、なぜか若い女性に注目され、“御朱印ガール”と呼ばれています。「御朱印」の魅力に気づき始めたのです。

墨文字と印の朱色のコントラストの美しさ。個性ある筆づかいと印影のデザイン性。どこか厳かな佇まいがあり、見る者を静寂の世界へと誘います。私も以前から“カッコいい”とは思っており、収集したい気持ちもありましたが、まさかブームになるとは……。

元々、神社仏閣を訪れる女性は増えていました。その目的は、「さまざまな願いごと特別な場所での癒し」だったのです。そしていま、“御朱印集め”が加わったのです。

そんな“御朱印ガール”向けに、お洒落で可愛い「御朱印帳」もたくさん販売されています。ブームを見越しブームを盛り上げる商売が、すでに登場しているのです。

そこで、注目したい神社があります。栃木県鹿沼市の古峯ふるみね神社」。「御朱印」マニアの間では有名な神社で、この神社の「神使(しんし)」、すなわち神の使いである天狗の絵付き御朱印を頂けます。絵付きの「御朱印」は少ないので、人気が高いのです。

神職8人が、それぞれオリジナルの天狗イラストを描き、全部で16種類もあります。しかも、参拝する日によって神職は違い、必ずしも欲しい「御朱印」が頂けるわけではありません。欲しい「御朱印」があるなら、作者である神職がいる日に訪れる必要があります。神職のいる日は教えてもらえますが、何度か足を運ばなければならないのです。

また、コレクターとしては16種類すべてを集めたいもの。当然、1度や2度では集まりません。つまり、リピートしなければならないのです。初穂料も500円×16種類となります。16種類もあるのは、神社のサービス精神でしょうが、ビジネスモデルとしてもお手本となります。

願いごとができる癒しの時間を得られるコレクター心をくすぐられる」。そして、行くまでは「旅行気分」を味わえます。“客”が十二分に満たされる要素が詰まっているのです。それが、この「古峯神社」なのです。

“戦略”なのかどうかはわかりませんが、“マーケティングの基本”を押さえたビジネスモデルだと言えます。「天狗の絵付き」で注目させ、「16種類の品揃え」で、選ぶ楽しさ、集める楽しさを提供する。「提供できない日」で付加価値が高まる。

見事なマーケティング戦略です。

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習近平の「国賓招待」で、日本が世界に発信する誤ったメッセージ

日本政府の強い抗議で、中国当局に拘束されていた北大教授が無事解放されましたが、この一件を日中関係好転の足がかりになると日本側が期待することは「危険」なようです。情報戦略アナリストの山岡鉄秀さんは今回、無料メルマガ『日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信』にその理由を記すとともに、人権侵害を続ける中国に日本政府が取るべき対応策を提示しています。

北大教授の解放は問題の解決を意味しない。日本政府が犯そうとしている致命的なミス

全世界のアメ通読者の皆様、山岡鉄秀です。

中国で拘束されていた岩谷將(いわたに のぶ)北海道大学教授が解放されてほっとしました。個人的に岩谷先生の講義を聞いて、ご挨拶したことがあるので、とても心配していました。

報道によると、今回は日本政府も即時解放がなければ習近平主席の国賓待遇が困難になると抗議したとのこと。

産経新聞(11月15日)によれば、10月に今回の拘束が発覚してから、安倍首相は「即位礼正殿の儀」に参列するために来日した王岐山国家副主席や、タイ・バンコク郊外で談した李克強首相に強く開放を求めた。

それが功を奏したのは良かったけれども、まだ少なくとも9人も原因不明のまま拘束されている日本人がいるそうですから、問題解決には程遠いと言わざるを得ません。この点は自民党の議員からも指摘があると報じられています。

しかし、安倍首相と日本政府には絶対に忘れて欲しくないことがあります。

今回、岩谷教授を無事に帰国させることができたから、これで習近平主席を国賓として招くことへの障害が無くなったと考えていたら大間違いです。

このままでは日本政府は世界にどんなメッセージを送ることになるでしょうか?

「日本政府は日本人学者の救出には努力したが、香港やウィグルのことはどうでもいい。弾圧している側の最高責任者を平気で笑顔で国賓待遇する。やはり、日本は人権問題に疎い自己中心的な国だ

こういう印象を全世界にばら撒くことになります。

アメリカもかつて習近平を国賓待遇しましたが、当時と今とでは情勢が全然違います。今やアメリカは明確に中国を敵認定しています。

国賓を呼んでから冷遇する、というような芸当が日本政府にできるとも思えません。

まさかとは思いますが、アメリカだけに頼ると危ないから、保険の為に中国とも適当にうまくやっておこう、と考えているのなら、おめでたいにも程があります

中国は(中国だけではありませんが)弱い相手とは交渉しません。即時属国にすることしか興味ありません。アメリカとの同盟を恐れているだけなので、もしアメリカが覇権戦争に敗れることがあったら、日本は即終了です。すぐに今の香港のような状態になります。もっとも、日本人にはあのように戦うガッツはもう残されていないかもしれませんが。

ちょっと前の話ですが、映画監督の井筒和幸氏が「個別的自衛権だって必要ない。万が一他国が攻めてきたら国民は無抵抗で降伏し、すぐに首相や政治家が和平交渉に出るんです。九条が為政者にそう命じているんです。その方が被害は少ない」と言ったことが話題になりましたね(中日新聞2015年10月29日)。

だから、武力侵攻してくる国は弱者と交渉する気なんてさらさらないんですよ。在日韓国人の苛烈な生き方を描く監督がこの平和ボケですから、日本は最終的に憲法9条に殺されるのでしょうか。

香港ではいつ天安門事件が再現されるかわかりませんウイグル人弾圧の残酷さも日々明らかになっています。

まだ拘束されている日本人が大勢いるのであれば、

「国民感情に鑑みれば、日本人拘束の問題が短期間に解決されずまた香港の情勢も不透明であることから来日はしばらく延期した方がよい」と申し入れた方がいいと思います。

このタイミングで習近平を国賓として招くような外交センスでは、命綱のアメリカにも愛想をつかされ、取り返しのつかない失敗になってしまう可能性があります。

子孫のためにこの国を残したければ、国民の側から危機感をどんどん政府に伝える必要があります。

( 山岡 鉄秀 :Twitter:https://twitter.com/jcn92977110

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敏腕コンサルが社員時代、日報を書くことを自己判断でやめた理由

みなさんの職場では、「目的と手段」の逆転現象が起きてはいないでしょうか。やることだけが目的になっている業務、目を通してもらっていることすら怪しい提出物…日々そんなことを求められているとしたら、社員のモチベーションが上がるはずもありません。今回の無料メルマガ『飲食店経営塾』では飲食店コンサルタントの中西敏弘さんが、「ゴールをはっきりさせる」ことの重要さについて、自身の経験を交えながら解説しています。

やらせることが、ゴールになってませんか?

昔、会社員でコンサルをやっていたころ、なんの目的だったのか忘れましたが、毎日日報を書くよう指示されました。その日報は、時間帯ごとに、何をしたかを事細かに書かなければならないもので、正直すごく面倒くさい業務でありました。

でも、この日報、だいたい1ヶ月ぐらいでやらなくなりました。というか、勝手に辞めてしまったというのが正直なところです。

なぜ、勝手に辞めたかというと、一つは目的が分からなかったから。指示を出した側には目的があったと思うのですが、僕にはそれが伝わりませんでした。

もう一つは、日報を毎日社長に提出していたのですが、書いた日報を明らかにみていないことがわかったからです。ただ、判子が押してあるだけで、日報の内容について何か聞かれることもなく、何かコメントを記入されることもなく…。

だから、1週間ぐらいは、真面目に書いていたのですが、面倒だし、意味がないと思ってしまって、適当に書いていても何も言われず。だったら、やってても意味ないし日報を書く時間があったら早く帰るか別の仕事をした方がいいと思い勝手に辞めてしまったのです。

この経験が今の仕事にも生かされています。

僕がご支援先の社長さんやスタッフに何か指示をだしたり、宿題をだしたら、提出されたものは必ず目を通し必ずコメントを返したりまたは次の打ち合わせでその話題を必ず話すようにしています。

もし、僕が出した宿題に関して何も触れないでいたら、きっと、ご支援先の社長さんやスタッフは、次から僕の言うことを聞いてくれなくなるでしょう。そうすると、僕のコンサルティングの成果は半減してしまうでしょう。なぜなら、相手がやってらくれないのですから。

普段、ご支援先の社長さんでも、たまにこんな人がいます。

「あーあ、やらせることだけがゴールになってるなあ」

って。毎月、営業計画的なものを作成しても、何もフィードバックしなかったり、何か指示をだしても、期限も決めないでいるので、やったかどうかも確認をしなかったり、店の改善も何かやらさるだけで、何もアドバイスもしなかったり。

なので、やる側(スタッフ)も、ただ、「やることだけがゴールになってしまい何かすることはするけれど成果に結びつかないのです。

行動させることは悪い事ではありません。でも、しっかりとチェックし、内容に対してフィードバックし、さらに行動させて、またチェックし、とこの「チェックフィードバックがないと相手が成果を出す確率は低いでしょう。

例えば、朝礼を現場に確実に実行させたければ、毎日、やっていることころを動画撮影させたりして、内容をチェックし、きちんとコメントをしてあげましょう。毎月の営業計画を立てさせるなら、しっかりと中身を精査し、フィードバックして、少しでも高い確率で成果がでそうなプランニングにしてあげましょう。

さて、あなたは部下に対して「やらせることがゴール」になっていませんか?

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香港デモを早く終わらせるために日本人ができる「一つの選択肢」

連日のように報道されている、香港の大規模デモに関するニュース。デモのきっかけとなった「逃亡犯条例」の改正について香港政府が撤回するも、抗議活動が終息する様子はありません。それどころか、学校に立て籠る大学生と現地警察との闘いは「デモ」という範囲を超え、もはや「戦争」状態で、現場は「戦場」と化しています。17日には観光で香港を訪れていた日本人の大学生が、デモ現場付近で逮捕されるという事件も発生しています。日を追うごとに泥沼化する香港を、再び「平和な姿」に戻すため、私たち日本人にできることはないのでしょうか。実は、「一つの選択肢」があります。それが以下のページへの署名です。
【署名ページ】● 常設仲裁裁判所へ香港警察の違法行為に関する調査のお願い(英語)

常設仲裁裁判所(じょうせつちゅうさいさいばんしょ)とは、1899年の第1回ハーグ平和会議で設立された常設の国際仲裁法廷で、オランダのハーグに設置されています。これは国家・私人・国際機関の間の紛争における仲裁・調停・国際審査を行うために常設されたもので、業務は国際法と国際私法の両領域を含みます。

この署名の起案者は「Reform Hong Kong Police(香港警察改革)」。彼らは常設仲裁裁判所へ2019年6月9日より香港警察が犯した「3つの大罪」の実態について調査してほしい」と訴えています。その3つの大罪とは、

  1. Crime of aggression(侵略
  2. Conventional War Crimes(戦争
  3. Crimes against Humanities(非人道的行為

のことです。現在も続いているデモは、すでに開始から5ヶ月以上が経過しています。起案者が示した、今回の香港デモに関する「数字」を見てみましょう。

  • 休まず続いたデモの日数163日(2019年11月19日現在)
  • デモに関する逮捕者の数4,491件以上
  • 自殺と報告された案件450件以上
  • 使われた催涙ガスの数10,000個以上
  • 警察によって発射されたとされる弾銃弾18発以上、ゴム弾2,000発以上、foam bullets700発以上、ビーンバッグ弾500発以上

これらの数字だけ見ても、今回の香港デモに関する香港政府や香港警察の「横暴」が伝わってきます。署名の起案者は、「常設仲裁裁判所が、警察による事件の数々を真摯に調査することを願っている」としています。署名ページに寄せられた寄付金は、この署名活動のPR活動に充てられるということです。

香港デモの発生当初から香港市民による5つの要求」は変わりません。新ためて、その要求を振り返ってみましょう。

  1. 「逃亡犯条例」を全面撤回すること

  2. 平和に行われたデモを「暴動」と定義しないこと

  3. 逮捕されたデモ隊の「罪を撤回」すること

  4. 職権を乱用した警察の暴行を追及すること

  5. 林鄭月娥行政長官は責任をとって辞任すること

1の全面撤回こそ実現したものの、2から5まではいまだに実行されていないのが現状です。「常設仲裁裁判所のような国際組織を経由しない限り、平和と秩序が我々の香港に戻ってくることはない」と起案者は訴えています。

この署名ページは多くの香港人らによって拡散されています。

学生や市民と、香港政府との「我慢くらべ」の様相を呈してきた香港デモ。国際的な第三者機関の力を借りれば、もしかするとあの平和な香港を早く取り戻すことができるかもしれません。あなたはこの署名に賛同しますか? 

【署名ページ】● 常設仲裁裁判所へ香港警察の違法行為に関する調査のお願い(英語)

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

text: kouikusen & MAG2 NEWS編集部(日本語テキスト)

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気づかないとマズい「部長なりのご意見をお願いします」の間違い

普段の会話ではよく使っていたとしても、ビジネスシーンで使用するにはふさわしくない言葉というものは数多く存在します。今回の無料メルマガ『神垣あゆみメールマガジン』では、社会人ならば覚えておくべき、使い方に注意が必要な3つの言葉を紹介しています。 

気をつけたい言葉 「いまいち」

すっかり定着している省略語が「いまいち」です。ご存じの通り「いまひとつ」の省略形ですが、会話でも抵抗なく普通に使っていることが多い気がします。

会話で使う調子で書き言葉にも使ってしまいがちですが、ビジネスメールでは「いまひとつ」とするのが無難。その際、「いまひとつの後に具体的な内容を述べるようにすると、文としても収まりがよくなります。例えば

「いまひとつ反応がないので、再度、告知していただけますか」
「今回のプランは、いまひとつ決め手に欠けるようです」

といった具合です。

「いまひとつ」以外の言い回しとしては、「期待していたほど~ない」「あまり~ない~が少し足りない」「あと一息」が挙げられます。

上記の例文は

「期待していたほど反応がないので、再度、告知していただけますか」
「今回のプランは、決め手になるものが足りないようです」

と言い換えることができます。

気をつけたい言葉 「はなむけ」

」と書いて「はなむけ」と読みます(表記としてはひらがなで書くのが一般的)。「餞別」と意味は同じで、別れる人の旅立ちや門出を祝い、贈る金品や言葉を指します。卒業シーズンには、「卒業生に贈るはなむけの言葉」というふうに、よく使われる表現です。

門出を祝う言葉という意味から、祝いの席で使う言葉と誤解し「新入社員へのはなむけの言葉のように使うのは間違い。「はなむけ」は旅立つ別れる人への言葉であり、新たに人を迎える場合は、「新入社員へのあいさつ」「新入社員への(祝いの)言葉」とするのが適切です。

「はなむけ」は、「馬の鼻向けに由来します。かつて、遠方に旅立つ人の前途の安全を祈り、旅立つ先の方向へ馬の鼻先を向ける習慣を「馬の鼻向け」と言い、それを略して「はなむけ」という言葉が生まれたようです。

気をつけたい言葉 「なり」

「私なりに考えてみたのですが…」
「彼なりの判断でしたことだと思います」

このように「~なりに」「~なりのは、名詞や形容詞の後に付いてそれ相応のそれにふさわしい状態を意味します。

注意しなければならないのは、目上の相手には使えない表現であるということ。たとえば

「部長なりのご意見をお聞かせください」

は、相手を見くだした感じを与えてしまい、目上の相手に対して使う表現としては不適切です。この場合は

「部長はどのようなご意見をお持ちでしょうか」
「部長はどのようにお考えですか」
「部長のご意見はいかがでしょうか」

のように言い換えます。自分より目上の相手、敬意を示す相手には「~なりに」「~なりの」を使うと失礼になることを覚えておきましょう。

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桜を見る会だけじゃない。安倍首相の地元で公共事業が激増の衝撃

直近で言えば「桜を見る会」、遡れば「モリカケ問題」等々、その真偽のほどは別として「脇が甘い」と言わざるを得ない安倍首相ですが、またしても捨て置けない「疑惑」が明るみになりました。元国税調査官で作家の大村大次郎さんは今回、自身のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』で、首相の再就任以来、地元である山口県の公共事業が激増している事実を白日の下に晒しています。※情報提供・武田知弘

※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』2019年11月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール大村大次郎おおむらおおじろう
大阪府出身。10年間の国税局勤務の後、経理事務所などを経て経営コンサルタント、フリーライターに。主な著書に「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)がある。

「桜を見る会」だけじゃない!安倍首相の地元で公共事業が激増! 

昨今、「桜を見る会」について話題になっていますが、「桜を見る会」に限らず安倍首相というのはかなりわきが甘い政治家です。「森友問題」や「加計学園問題」も一時期、話題になりましたが、それよりももっとわかりやすく身内優遇をしていることがあります。それは、「安倍首相の地元の公共事業」です。

あまり話題になることはありませんが、実は安倍首相が首相に再就任して以来、安倍首相のおひざ元である山口県の公共事業費は激増しているのです。

国土交通省のサイトから都道府県別の国の公共事業の支出額を見てみましょう。安倍首相が首相に再就任したのは2012年の12月です。だから、安倍内閣は、2013年分から予算策定しているわけです。で、2013年から山口県の公共事業がうなぎ上りに増加しているのです。

安倍首相が再就任する前の2013年では、山口県の公共事業費は500億円ちょっとしかありませんでした。が、2013年から激増し、2016年は1,600億円もの公共事業を受注しているのです。なんと2012年の3倍以上です。2017年には下がっていますが、このときは森友問題などが発覚しており、さすがにまずいと思って下げたのでしょう。それでも、2017年の県民一人当たりの公共事業費は全国平均の2倍以上となっているのです。

山口県の公共事業受注額(国の予算)

 

2011年          681億円
2012年          532億円
2013年(安倍内閣予算策定)829億円
2014年(安倍内閣予算策定)927億円
2015年(安倍内閣予算策定)1,367億円
2016年(安倍内閣予算策定)1,620億円
2017年(安倍内閣予算策定)987億円

国体開催年よりも安倍首相就任以降の方が巨額

安倍首相の就任前も山口県は公共事業が少ない県ではありませんでした。なぜなら山口県では2011年に国体が開かれているからです。国体というのは、各都道府県が持ち回りとなっており、国体が開催される県は国からそれなりの公共事業費が投じられるためインフラ整備としての役割があります。47年に一回、国体が開催されることで、各都道府県はインフラを大きく整備できることになっているのです。だから、2011年の681億円というのは、国としては山口県に大盤振る舞いをしたわけです。実際、2011年の山口県の県民一人当たりの公共事業受注額は、全国平均の2倍を超えています。

しかし、その国体があった2011年よりも、安倍首相が再就任してからの方が、はるかに巨額の公共事業を受注しているのです。2015年、2016年にいたっては、都道府県民一人当たりの公共事業受注額は、全国平均の約3倍なのです。これは、沖縄、北海道や復興事業が行われている東北地方を除けば、異常に高い数値です。

山口県民一人あたりの公共事業費

 

  • 2012年(安倍首相再就任前)
    山口県・約3万9,000円  全国平均・約2万9,000円
  • 2013年(安倍首相再就任初年)
    山口県・約6万1,000円  全国平均・約4万円
  • 2016年(安倍首相再就任3年目)
    山口県・約11万8,000円 全国平均・約3万5,000円

GSOMIA破棄目前。文在寅の反日政策が「日本に有利」という皮肉

米国の再三の「再考要求」にもかかわらず、GSOMIAの破棄に向けてひた走る文在寅大統領。その先には「脱日米、北朝鮮主導の朝鮮半島統一」があるとされていますが、隣国がもたらす混乱は日本にどのような影響を与えるのでしょうか。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では著者の津田慶治さんが、マイナス要素が強調される一連の動きを「日本の大チャンス」としその判断理由を記すとともに、日本が今すぐ取り組むべき「課題」を列挙しています。

韓国問題を考える

韓国の文政権は、23日に迫るGSOMIA破棄撤回をしないと米国防長官に表明した。韓国は米国の反対を押し切り、北朝鮮主導の朝鮮統一に向かう。何が起きるのか、今後を検討しよう。

米国株価

NYダウは、とうとう11月15日に222ドル高で史上最高値28,004ドルと28,000ドル台に乗せた。PERは18倍台に乗せて、非常に割高な水準になっている。

その理由は、1つに10月アメリカ小売売上高は、前月比+0.3%と好調な消費者性向があるし、もう1つが、トランプ大統領は、弾劾調査で不利な状況になっているので、株高を進めて不利な状況を覆したいようで、このため、米中通商協議が、うまくいっているとクドローNEC議長に言わせている。

しかし、トランプ大統領が中国に求めていた500億ドルの農産物購入の取引条件として、すべての関税の撤廃を中国が求めたが、トランプ大統領は拒否したので、中国が200億ドルの購入と国営企業への補助金停止の代わりに9/17分の関税を止める方向で進んでいるかどうかですね。中国は金融市場開放と知的財産権保護については実施すると言っている。しかし、詳細は不明。

現時点の株価上昇は行き過ぎであるが、その市場の熱狂を盛り上げるような発言をして、株価をより一層上昇させている。今は、バブル絶頂期で、悪いニュースを見ずに良いニュースだけを見て、株価は猛然と上がり、熱狂の中にいるので、その相場に巻き込まれてしまうことになる。

農林中金や日本の地銀は日銀と金融庁からの注意を受けて新規にCLO債を買わないことでCLO価格が急落している。CLOの元であるジャンク債が売れずに、それを発行するシェールオイル会社の資金繰りができずに倒産が増えている。

これと並行して、WeworkのIPO失敗でIPO人気が急落している。大企業の自社株買いも社債発行量の限界にきて一段落した状態である。米企業利益はそこそこであるが、ウーバーやリフトなどでは、労働争議になり、利益が減る方向であり、株価は下がっている。

その上に、ウーバーでは、決算発表前後のロックアップ解除後、創業者カラニック氏が、同社株21%を売却している。このように、多くの経営者は、自社株を売り、暴落に備え始めている

ここは、米国株投資をしている人は、利益確定をして当分お休みが一番良いような気がする。現金ポジションを多くしておけば、暴落時に割安株を買えることになる。ジム・ロジャーズ氏も同じことを言っている。

しかし、今が一番、上昇する可能性も高いので、相場に巻き込まれる人が多いのも事実である。

日本の株価

日経平均株価は、2018年10月2日24,448円になったが、以後低調で、12月26日18,948円と暴落し、その後はレンジ相場になり、10月から売り残の買戻しや海外投資家の大幅な買い越しで、連日の年初来高値になっている。たぶん、海外の買いの半分以上は投機筋の先物買いで、24,000円に向けて上昇している。

11月15日23,303円となり、11月11日23,520円から落ちたが、NYダウ上昇で割高になり、日本株が割安に見えることで、海外投資家が押し寄せている。このため、当分、上昇する可能性があるが、熱狂相場が日本にも来たことになる。このため、日経平均もPERも14倍台になり、そろそろ割高な水準になってきた。

2019年1月当初、19,650円で始まったので、4,000円も上昇したことになる。しかし、自動車業界の売上高、利益が大幅な減額修正になっている。このため、1株当たりの利益としては、10月始めは1,750円であったが、企業業績の下方修正と株価上昇で、現在1,665円と100円も下がっている。

今後、景気上昇が見込めるかというと当分は無理である。しかし半導体産業は、5G関連で期待できるようであるが、工作機械などでは、当分無理のようで、米中貿易戦争が解決しないと中国の投資が増えないと見ているようだ。

悲観論はここまでだ。衰退途上国ニッポンを再興させる一筋の光明」でも書いたが、日銀の金融政策の方針を転換する必要がある。バブル抑止に替えることだ。最低でも、当分、株価が下がってもETF買いはしないことである。米国のバブル崩壊、経済崩壊に巻き込まれてはいけない。

「習近平国家主席の国賓来日に反対」遂に声を上げた自民議員の名

北海道大学教授の解放こそ叶ったものの、未だ複数の日本人が拘束中、加えて尖閣問題や激しさが増すばかりの香港デモ等々、日中間にはまだまだ「障壁」が存在していると言わざるを得ません。そんな中、安倍政権が先日打ち出した「習近平国家主席の国賓待遇での来日」について、与党内から反対意見が上がり話題となっています。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では著者で国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、習氏の国賓待遇を憂慮すべき理由について改めて持論を展開しています。

習近平の国賓来日に反対する自民党議員が現れた

皆さんご存知のように、安倍総理は6月、大阪で習近平と会談し、「来年の桜の咲く頃、習主席を国賓として日本に迎えたい」といいました。すると習近平は、「来春の訪問は極めていいアイディアだ。外交部門で具体的な時期について調整して欲しい」と応じました。

米中覇権戦争の行方』(3章)を読まれた方はご存知ですが、私はこれ国賓訪日にずっと反対しています(理由は、後述します)。

そして、なんと自民党の議員さんで習近平の国賓訪日に反対する人が出てきました

まず、佐藤正久前外務副大臣。佐藤先生は元陸上自衛官。イラクに派遣され、復興支援隊長を務められました。いつも国益のために戦っておられる佐藤先生は、習近平の国賓来日に反対しています。先生は、日中間には現在「4つのトゲ」があるとおっしゃっています。

  1. 香港問題
  2. 北大の教授が拘束されている問題
  3. 尖閣問題
  4. 日本食品の輸入規制問題

「4つのトゲを抜かないと、国賓というわけにはいかない」と断言されました。

佐藤先生が習の国賓訪日に反対する映像はこちらでごらんになれます。

課題解決しないまま習主席を国賓に…異議

そして、青山繁晴先生を中心とする日本の尊厳と国益を護る会」も、習の国賓訪日に反対しています。議員数40人。立派ですね。

自民有志、中国主席の国賓来日反対決議へ 尖閣や邦人拘束改善条件

産経新聞 11/12(火)22:46配信

 

自民党の保守系議員約40人でつくる「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」(代表幹事・青山繁晴参院議員)が、中国の習近平国家主席の来春の国賓来日に反対する決議を準備していることが12日、分かった。北海道大教授ら邦人の不当な拘束や尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺海域での中国公船の侵入行為などの状況が改善されない限り国賓での来日に反対する内容で、13日にまとめた後、安倍晋三首相に提出する方針だ。

「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」は、なぜ国賓訪日に反対なのでしょうか?

一方、護る会は、中国で十数人の邦人が理由不明のまま拘束されていることや中国軍機による領空侵犯、尖閣諸島周辺での中国公船の挑発行為を踏まえ、日中関係は「正常な軌道」にないとの認識に立っている。香港市民に対する中国当局の弾圧姿勢も問題視しており、これらの懸案が改善されない場合、習氏の国賓来日に反対していく考えだ。
(同上)

  • 十数人の邦人が理由不明のまま拘束されている
  • 中国軍機による領空侵犯
  • 尖閣諸島周辺での中国公船の挑発行為
  • 香港市民に対する弾圧

が反対理由だそうです。もっともですね。

大谷翔平の育ての親が語る、「夢や目標」を確実に実現させる方法

夢や目標を実現するためにはどうすればいいのか…。その方法がわからずに伸び悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんな人たちにとって、自分を導いてくれるメンターとの出会いは大きな転機となるはずです。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、大谷翔平・菊池雄星両選手を指導した、花巻高等学校野球部監督の佐々木洋さんが、目標達成の秘訣を語っています。

大谷翔平選手に伝授した目標達成術

低迷していた花巻高等学校野球部を甲子園の常連校へと育て上げ、大谷翔平選手や菊池雄星選手などメジャーで活躍する一流選手育てた佐々木洋さん

『致知』12月号では、これまでの指導経験を踏まえて、目標達成の秘訣を語ってくださいました。


岩手の田舎に育ちましたから、遊びも野球くらいしかなくて、周りに導かれるように自然に始めました。甲子園に出場してプロか社会人で活躍したいと思っていましたが、結局選手として花を咲かせることはできなくて、大学の時に練習が嫌になって寮を出されました

初めての一人暮らしに最初は心を躍らせていたんですが、家具を揃え、テレビのスイッチを入れた途端、急に虚しくなったんです。悩んだ挙げ句に、それまで活字を見るのも嫌だったんですが、答えを求めて初めて本屋に行きましてね。

そこで目に留まったのがナポレオン・ヒルの思考は現実化する』という本でした。そんなわけないだろうと思いながら手に取ったんですが(笑)、ページをめくるうちに、自分はそれまで大切なことを教わっていなかったことを痛感したんです。

それまで「夢を持て」「目標を持て」と散々言われてきたんですが、ではどうやって夢や目標を立てたらよいのかということについては何も教わっていなかったんです。類書を片っ端から読んだら書かれていることは同じで、

  • 数値で具体的に表すこと
  • 期限を決めること
  • ワクワクする内容であること
  • 紙に書き出すこと

などが大事だと分かってきました。それで、野球選手としてはダメだったけれども指導者として成功したいと思って、「28歳で最年少監督として甲子園に出ると書いたんです。そうしたらいろんな巡り合わせの中で花巻東の監督に就任することができて、本当に28歳で甲子園に出場することができたんです。

ですから生徒にも、夢は必ず叶うとハッキリ言うんです。具体的に立てて具体的に行動していけば必ず夢に近づくんだと。

大谷翔平が入部してきた時は、「先輩の雄星さんみたいになりたい」と言っていました。私は、夢というのは掲げたところより少し下で実現するような感覚があるので、「それでは菊池以下になってしまう。菊池を越えると言え」と指導しました。当時、菊池の投げる球は155キロくらい出ていましたから、絶対に160キロ出せると暗示をかけましてね。

ただ、実際に目標を書く時に、160キロと書いたら158キロになってしまうと心配していたのですが、大谷はもう目標の立て方を心得てくれていて163キロと書いてありました。

菊池も大谷も、入部してきた時から間違いなくプロに行ける選手でした。そんな逸材が名もない私の所へ来てくれたわけですから、私も生半可な指導をするわけにはいきません。自分自身にプレッシャーをかけるために、ドラフト1位で送り出せなければ監督を辞めると宣言したんです。それを確実にするために、その上のメジャーへ送り出すという目標を掲げて二人と共有していました。

不思議なことに、その夢もどんどん近づいて、いまでは二人とも海を渡っています。彼らはたまたま海を渡ったのではなくて高校の時に自ら思い描き自らの脚で海を渡ったと思うんです。