日本がUFO対処を決意。我らが航空宇宙自衛隊は何と遭遇するか?

世界各地で目撃情報が絶えない未確認飛行物体=UFO。河野太郎防衛相は8日、自衛隊機がUFOに遭遇した場合の対処方針を近く決定することを明らかにしました。具体的にはUFOの撮影や報告の手順に関することだといいますが、まさか自衛隊のUFOマニュアルを作成する日がくるとは…。メルマガ「浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』」の著者で国際政治経済学者の浜田和幸さんは、河野氏が防衛大臣になり自衛隊が変わってきたと指摘。今後の宇宙戦略にも期待を寄せています。

自衛隊もUFOとの遭遇に備え、宇宙人大臣の下、マニュアル作りに着手

ぶっちゃけ、河野太郎防衛大臣になってから自衛隊の様子が変わってきた。内外共にビックリしたのは「イージス・アショア」配備計画の白紙撤回であろう。安倍首相がトランプ大統領から「バイ・アメリカン」の一環で買わされた陸上配備型の迎撃ミサイルシステムである。

最初は1基800億円と言われていたが、あれよあれよという間に2基で4500億円に膨れ上がった「未完の盾」に他ならない。何しろ、システムの要(かなめ)になる高性能のレーダーはまだ設計段階で影も形もない。

北朝鮮のミサイルがいつ飛来するかも分からないとはいえ、実験も試作もできていないミサイル防御システムを言い値で買うのは税金の無駄使いであろう。しかも、ミサイルの推進補助装置「ブースター」が住宅地に落下するのを回避できないというのでは、話にならない。

これまでの防衛大臣は“アメリカ様”の言う通りであったが、さすが「やんちゃ坊主」大臣、バッサリと切り捨ててしまった。実は、この「やんちゃ坊主」大臣は他にも新たな防衛戦略を打ち出している。

それが「UFO戦略」である。

このところ、日本各地で未確認飛行物体の目撃情報が急増している。同じ現象はアメリカはじめ世界中でも確認されるようになってきた。そのため、アメリカの国防総省では海軍のパイロットが撮影したUFOの映像を相次いで公開し始めた。

以前は「UFOなど信じない」とバカにしていたトランプ大統領だが、このところ考えが変わったようだ。

最近も「詳しいことは明かせないが、ロズウェルではとても興味深い研究が進んでいる。皆も知りたいだろう」と、捕獲されたUFOや宇宙人から人類の知らない情報を入手していることを自慢げに話すようになった。いずれにせよ、宇宙軍を創設したばかりのアメリカである。

そのアメリカと歩調を合わせるかのように、河野大臣はUFO対応策を打ち出した。

曰く「わが自衛隊のパイロットはUFOとはいまだ遭遇していないが、その可能性は否定できない。いつUFOと出会ってもいいように、緊急対応策の準備に入った」。

具体的には、UFOとのコンタクト方法、記録の収集、基地との連絡手段などを明確にし、パイロットが取り乱さないようにしようというわけだ。

既にこの5月には「宇宙作戦隊(改称予定:航空宇宙自衛隊)」を発足させた河野大臣である。

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イージス・アショアなど、効果のほどが怪しいアメリカ製の兵器を高額で購入するより、宇宙人の持つ矛や盾の導入により大きな関心があるに違いない。

ぶっちゃけ、「宇宙人大臣」の活躍に期待したいものだ。

ディズニーではなく中国に怒れ!映画『ムーラン』を襲った2つの不幸

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、予定より4ヶ月以上遅れ、しかも配信サービスのみでようやく公開されたディズニー映画『ムーラン』ですが、さらなるトラブルに見舞われているようです。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、ボイコット運動に発展した主演女優の政治的発言と、その運動を加速させることとなった「不都合な撮影場所」を紹介。さらに、「すべてが政治」である中国と絡むことによりもたらされる結果と、それを予測できなかった製作者側の落ち度を指摘しています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2020年9月9日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄こう・ぶんゆう
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【中国】中国と絡むと映像作品も政治化する怖さ

ディズニー映画「ムーラン」、民主活動家がボイコット呼び掛け

コロナ禍で何度も延期になってきたディズニー映画『実写版ムーラン』がついに公開されました。日本では、ディズニープラスという配信サービスのみでの公開です。本来ならば、4月17日公開予定だった映画ですが、何度も延期された上に、劇場ではなく配信サービスでの公開となったようです。

2億ドル(約212億円)という膨大な製作費は、ディズニー映画の実写版の中でも最も多い額だと言われています。そして、ムーランという物語の舞台は中国であることから、すべてのキャストは中国人。主演は中国の人気女優の劉亦菲(リウ・イーフェイ)。彼女は、1,000人を超える応募者の中からオーディションで選ばれ、撮影開始の半年前から役作りのためのトレーニングを積んでいたそうです。

そのほか、ジェット・リー、ドニー・イェン、コン・リーといったスター俳優も名を連ねています。日本向けの予告動画は以下のサイトから見ることができます。

ムーラン/予告編|9月4日よりプレミアアクセスで独占公開 Disney+(ディズニープラス)

ボイコットの引き金となった主演女優の発言とは

ディズニー映画であることから、ヒットは確実と見られていましたが、コロナ禍により延期が繰り返され、やっと公開されても配信のみで劇場公開はできずじまい。この時点ですでに大きなケチが付いてしまった大作映画ですが、さらにこの映画にケチがつく出来事が起こりました。主演の劉亦菲の政治的発言により、映画鑑賞ボイコット運動が起こったのです。何を言ったかについては、以下、報道を一部引用します。

発端は、同作に主演するリウ・イーフェイ(劉亦菲)が2019年、香港の民主化デモを暴力で抑え込もうとする同地の警察が批判されるなかで、警察を支持する考えを表明したこと。彼女は、中国版ツイッターと呼ばれるウェイボー(微博)に「私は香港警察を支持します。誰に批判されても構いません。香港は、なんて残念なことなのでしょう」と投稿していた。

出典:ディズニー実写版『ムーラン』にボイコットの動き、その理由とは?

これに反応したのは、王丹をはじめとする香港警察に虐げられている香港人たちでした。理不尽な香港警察に対して支持を表明するこの女優は中国共産党のイヌだ、『ムーラン』を見て彼女を支持するのはやめて下さい、といった運動が起こりました。

劉亦菲挺港警「往死裡打」 王丹:拜託台灣人抵制花木蘭!

安倍殿の敵を菅家老が討つ?三文芝居に騙される日本国民の忘れ癖

第99代内閣総理大臣の座をほぼ手中に収めたと言っても過言ではない、菅義偉官房長官。シナリオを描いたのは二階俊博自民党幹事長とも囁かれていますが、その見立ては正しいのでしょうか。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では元全国紙社会部記者の新 恭さんが、「仕掛け人は菅官房長官自身」という驚きの説を紹介。さらに「菅氏は一度手中に収めた権力を簡単には手放さないだろう」との予測を記しています。

安倍殿と菅家老の人情劇が大当たりで支持率急上昇

いまでも日本人は昔風の人情劇を好むようだ。主君である安倍首相が志半ばで病に倒れ、後を託された家老、菅義偉官房長官が、総裁選出馬会見で次のように語る。

「総理の無念な思いを推察…この国難にあって、政治の空白は決して許されません。…雪深い秋田の農家の長男に生まれ、地元で高校まで卒業をいたしました。…就職のために東京に出て、町工場で働き始めましたが、すぐに厳しい現実に直面し、紆余曲折を経て、2年遅れて法政大学に…」

失意の殿を思い、忠臣が「殿のお志、しかと私が継がせていただきます」と決意を語る。そして、自らの生い立ち、苦労話を吐露し、庶民の共感に訴える。

安倍首相も菅長官も意図しない、誰かが演出したわけでもない古典的な芝居が、テレビという装置を通じて演じられたのである。

それにしても、この物語が世論調査へ及ぼす効果のほどは、驚くべきものだった。

朝日新聞による9月2日、3日の調査。安倍首相の後継に誰がふさわしいかを聞いたところ、菅官房長官が38%でトップに躍り出たのだ。6月の同紙の調査では石破氏がトップで31%。菅氏はわずか3%に過ぎなかった。

そしてなんと、第2次安倍政権の7年8カ月の実績についても、「大いに」「ある程度」を合わせて、71%が「評価する」と答えたのである。少し前までの内閣支持率の低迷は何だったのかと思わせる結果だ。

もっとも、この物語は、ひとときの幻影に過ぎない。菅義偉という人物からは、場合によっては殿の寝首をかきかねない凄みを感じる。あの鋭い眼光の奥には、いまにも飛びかかりそうな野心が潜んでいるように思える。

時として、人が美談めいたものに酔いたがるのは仕方がない。ナレーションつきの映像の断片から、事実を冷静にとらえるのは難しい。

だが、振り返ってみたい。菅義偉氏が、実務家として優れているとしても、官僚コントロールが上手いとしても、独自の世界観、国家観が、この人の口から発信されたことが、かつてあっただろうか。

たとえば、外交について聞かれると、トランプ大統領と安倍首相の電話会談に同席したとか、訪米してペンス副大統領らと会談したことがあるといったたぐいの話しか出てこない。

経済はアベノミクスの継承だし、なにより驚いたのは総裁選への立候補を表明する記者会見で、菅政権は独自色を出せるのか、と問われた時、次のように答えたことだ。

「私はこのコロナ対策を全力でやりあげる。それと同時に、自らの考えを示しながらそこは実現をしていきたいというふうに思いますし、それは必ずできるというふうに思います」

なんという中身のない答えだろう。コロナ対策は独自色とは関係がない。だれが首相になろうとも取り組まねばならないことではないか。どうしてそんな話しかできないのだろう。ふつうなら大風呂敷を広げてでも、なんらかのビジョンをぶち上げるところだ。

ひょっとして、と筆者は思った。あえてその政策を、安倍政権の継承と目の前の課題克服に絞ることが、菅氏にとって、なにか大きな意味があるのではないか。

仕事ができる人は「英語脳モードで日本語を話せる」どういうこと?

言語の特性で、本当に伝えたいことが最初に出てこない、私たちの話す「日本語」。しかし、ビジネスの世界では、「英語」や「中国語」のように、はじめにアクションや伝えたいことを配置する方が良い、と話すのは無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者、佐藤しょ~おんさん。日本語脳と英語脳の違いを解説しながら、ビジネスに使える「モノを伝えるコツ」について伝授しています。

日本語脳と英語脳

少し前に、日本語は語尾で意味が確定する言語だから、同じ意味の文章でも語尾に伝えたいことを配置するのが良いよという話を書きました。

ところが英語とか中国語って、主語のすぐ後に動詞が来るという語順ですよね。そうすると曖昧な表現になりにくいんですよ。私が英語や中国語を話す時には、常に動詞の時制とか、態(能動態か受動態か)とか、肯定、否定、疑問形の違いを意識しながら文を作りますから。つまり、文章を作る時に、アクション(動詞)を時制、肯定・否定・疑問で考えるから、これから何をしたいのか、するべきなのか、どう感じたのかがダイレクトに脳に刻まれるんです。

これは英語や中国語ができる人なら、あるあるなんですけど、どの言語で話すかで、思考と行動のパターンに違いが出るんですよ。日本語で考えると、アクションがワンテンポ遅れるというか、意味が通るまでに微妙なタイムラグを感じるというか、常に文章にオブラートが被さっているような感じがするんです。これは日本語しか話さない人には体感できませんよ。日本語以外に、英語か中国語ができると、言語を切り替えた時にそんな感覚が立ち上がるということです。

ところが人の感情に寄り添って、話を聞く時には、日本語の方がやりやすいんです。言葉や表現を選ぶ時間的余裕が、英語や中国語に比べてあるような気がしたり、同じ意味の文章をもっとソフトに、遠回しに伝えたりすることが簡単にできたりするんです。

もちろんこれは、行動にも影響を及ぼすと思います。英語や中国語の方が、採るべきアクションがスッと入って来る感じがしますから。

で、これらの言語を勉強し、習得したいと思ったら、単語や文法だけではなく、言語が持つスピード感とか、曖昧さを省いた思考プロセスとかをマネするのが良いんですよ。例えば日本語から英語に直す時には、元の日本語をできるだけハッキリ、幾分断定的に表現する文章に変えるんです。

仰ることは、分かると言えば分かるんですが、弊社としては今すぐ結論を出すのは非常に難しい問題でして、もう少しお時間を頂きたいということでございます。

みたいな日本語をそのまま英語に直訳しようとするから伝わらないんですよ。まずは元の日本語を、

今日はここで結論を出せません。我々はそちらの言っている事は理解しました。ですからもう少し時間を掛けて検討します。

という感じに修正するんです。この日本語の変換が、日本語脳と英語脳の違いなんですよ。上と下の文章では、意味としては同じですよ。でも上が日本語的な思考で作られた文章。下が英語的な思考で作られた文章なんです。

そして下の文章の方が、遥かに英語に翻訳しやすいですし、相手にも伝わり易いんです。このような日本語の変換をクセにしておくと、英語での会話がスムーズに行くんです。英語ができる人は無意識でこの切り替えをやっているんです。

私は中国に行って、数ヶ月(4月から授業を受けて7月の終わりには)で日常会話に不自由しなくなったのですが、これは中国語の思考パターンが英語とほぼ一緒だと気付いたからです。中国語に直す元の日本語を、英語的に変換してからそれを中国語にしたら、授業で習った言い回しで表現できるじゃんと気付いたんですね。モノゴトを英語的に思考していた方が、中国語にしやすいということに気付いてから、あっという間に中国語に馴染みました。

そもそも言語って、これを習得したら、必然的にその国の人の思考パターンが遷(うつ)らなきゃおかしいんです。だったら最初からそこを意識して、思考パターンを先に変えておいたら、もっとラクにその言語を理解できるよねという話なんです。

そして英語的な思考プロセスって、ビジネスでの判断に非常に向いているんですよね。だから仕事をしている時には、私は意識して英語脳を立ち上げます。そうすると合理的で誤りの少ない判断ができるんですね。

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【書評】なぜスポーツ選手は「居心地の悪い言葉」をよく発するのか

最近「SNS疲れ」という言葉もありますが、読みたくないものを読まなければならないことに対するストレスは、人間にとって大きな負担です。そんな身の回りの「気に食わないこと」をズバッと斬ってくれる本がありました。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』で編集長の柴田忠男さんがレビューしているのは、自身を「偏屈人」と称する作家・林望氏の熱くて切れ味の良い一冊です。

偏屈BOOK案内:林望『おこりんぼう ―ひと言申し上げたい』

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おこりんぼう ―ひと言申し上げたい

林 望 著/春陽堂書店

この本はある法人の機関誌に連載した「わからずや漫筆」を加筆しまとめたものである。「わからずや」いいねえ。偏屈とかへそ曲がりとか言われるわたしだが、気むずかしいところはない、怒りん坊でもない(と思う)。粗忽ではある。冷淡といわれることもある。長年「変な人」と言われ続けたのは事実だ。

リンボー先生は嫌なことは嫌なので、結果として金儲け的には損ばかりしてきた。「坊ちゃん」みたいな人かも。テレビの世界が嫌いだからコミットしない。そこには子供時代から一貫した信念があるからだ。まさに自らの「偏屈」を体現する人。だから世界は狭くなるかもしれないが、そのぶん自分の好きなことについての知見は広く深くなる。現代社会との繋がりが希薄になっても平気。

日々そういうふうに偏屈に構えて、ゴルフもテニスも水泳も自転車もなにもやらない。ただただ真面目に一日一万歩は欠かさない。「好きなことは好きだから一生懸命やる。嫌いなことは一切やらない。そのメリハリが大切だし、またそういう人が増えれば、却って世の中は円滑にまわっていくのではあるまいかと考えている」。経済的裏付けがあるから、お気楽にそう言えるんだと思うが。

「居心地の悪い言葉」というのがある。スポーツ選手などが発する「元気を与えたい」というような言葉を聞くと「ずいぶん傲慢な言い方をするなあ」と思わずにはいられないという。まったく同感である。「与える」とは目上の者から目下の者に対してなにかを取らせることであって、その逆には使えないのである。選手も上の者も多分知らないからこうなるのだろう。スポーツ馬鹿が。

現役医師が危険視。新型コロナのPCR検査「事前確率」の落とし穴

日本国内で第2波とも言われた新型コロナウイルスの感染拡大は、ようやくそのスピードが鈍ってきたようです。沖縄在住の現役医師、徳田先生は、検査適応の改善が要因の1つと考えています。そして前回の記事で、「特異度(コロナに感染していない人の検体を正しく陰性と出す割合)99.997%と99%では大きな違いがあり、99%と言うのはデマ」と断じた先生は、今回のメルマガ『ドクター徳田安春の最新健康医学』で、「事前確率(検査を受ける段階で予想される陽性率のこと)が低い」という表現が正確ではないと、その理由を解説。パンデミックにおける「事前確率」の正しい認識と正しい表現の必要性を訴えています。

PCR検査の検査前確率が低いとは言えない理由

これまでSARS-CoV-2に対するリアルタイムRT-PCR検査の感度と特異度について詳細に考察した。今回は、この検査を行うべき対象者について考える。7月に発表された政府分科会での対象者別の検査適応分類は下記だ。

(1)有症状者
(2)無症状者+事前確率が高い
(3)無症状者+事前確率が低い

このうち、(1)については、もともと政府や感染症関連学会は「軽症の人は検査必要なし」としていた。我々が4月4日に出した最初の提言に従い、今は有症状者は全員検査を受けるべきと政府も述べている。おかげで、現在は検査適応は改善しているのだ。

事前確率を低いとの決めつけはいけない

世界の専門家も最初は日本政府と同じ間違いを犯していた。しかし、封じ込めを目指すべきことを理解し、我々と同じ意見に転換したときには、方針転換についての説明をした。米NIHのファウチー先生は正直に誤りを認めた。謙遜の徳を持つリーダーは信頼できる。

では、(2)無症状者+事前確率が高い、はどうか。これは明らかな濃厚接触歴のある人を指す。これについても、当初政府は、無症状の人は検査は必要なしとの方針であった。今はこれらの人も検査を受けるべきと政府も述べている。これもあり、現在は検査適応は改善しているのだ。

さて、今回の議論は(3)だ。この表現での、「事前確率が低い」は正確ではない。正確には、(3)無症状者+事前確率が不明、とすべきだ。なぜなら、検査対象は一人一人の人間だ。パンデミックの中、国内での市中流行中では我々はどこで感染してもおかしくない。

パンデミックでは事前確率はわからない

例えば、岩手県はこれまで陽性者ゼロだから、岩手県内にいる人は事前確率が低いとはいえない。宮城県での抗体検査での抗体陽性率は低いから宮城県内にいる人は事前確率が低いとはいえない。

東京から飛行機や新幹線を使えば、その日でどこにでも行ける。夜、歌舞伎町の接客を受け、翌朝に新幹線で岩手県や宮城県に移動した人の事前確率は低くない。移動自由な日本では、感染の事前確率は一人一人異なるのであり、事前確率は低いと決め付けることはできない。

これは、人々の行動歴を完全に聞き出さないとわからないのだ。問診で濃厚接触歴があれば、無症状の人の事前確率は高いとはいえる。しかし、聞き出しても正直に答えるとは限らない。本人が気がつかない間に感染者と濃厚接触していることもあり得る。今回の新型コロナのようなパンデミックの場合、事前確率が低いとは言えない。それがパンデミックなのだ。

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人気コンサルが太鼓判。成功するデリバリー店の差別化メニューとは

新型コロナウイルスの影響により大きなダメージを受けた外食産業。それと反比例するようにテイクアウトやデリバリーが需要を伸ばしました。そして、需要の高まりは競争の激しさも生むようになり、成功するには戦略が必要になります。メルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』著者で人気コンサルの永江一石さんは、デリバリー専門店出店時の価格設定の相談にも、価格より前に考えるべきことがあると、ズバリ回答しています。

デリバリー専門カレー店の価格設定について

Question

shitumon

いつも有益なメルマガ配信ありがとうございます。この度、出前館やウーバーイーツを利用したデリバリー専門のカレー屋を始めようと検討しています。イートインは一切やりません。出店地域は住居もオフィスも混在するエリアのため、オフィス通いの方のランチ需要も見込めます。ウリは味ももちろんですが、スパイスを使ったインドカレーのため、グルテンフリーでハラル対応になっています。ルーは野菜とスパイスのみで作るため、サラダを食べずとも栄養が充分摂取できます。

今悩んでいるのが、価格設定です。こだわり抜いて高価格帯で行くか、なるべく安い食材を使い地域最安値で勝負するのか。正直、安い食材でも味はそこまで落ちません。今回の場合は、どちらが良いと思われますでしょうか?それとも、どちらも提供するのが良いでしょうか?ご回答よろしくお願いします。

永江さんからの回答

ぶっちゃけ価格設定よりもユーザーを絞って差別化した価値のあるカレーにした方が儲かると思います。例えば筋トレしている人向けの高たんぱく低脂肪を徹底した「ブロッコリー・チキン山盛りカレー」とか。

価格設定の前提として、カレーって既に競合が非常に多い市場環境です。わたしの近所のUber Eatsでもインド人がやっている本格カレーを謳う店舗が多数あり「本格カレー」くらいのキャッチでは誰も振り向きません。コンビニや通販で売っているレトルトカレーも本格的なものから低価格帯まで幅広くあり、一つ100円前後のカレーであってもまずいものはないので、低価格で勝負するのはほぼ不可能でしょう。

つまり、まず「誰に使ってもらうか」と「その人達に価値のある他店にはないメニューを考えられるか」が重要です。例えばわたしならですが、筋トレしている人向けに「油を使わず野菜とスパイスだけで作ったヘルシーな本格インドカレー/山盛りの鶏むね肉とブロッコリー付き(玄米サービス)」のような、高タンパク・低脂肪なメニューを売りにします。現在のUber Eatsもコンビニも筋トレ勢に魅力ある食事が極端に少ないので、トレーニングしている人向けに差別化でき、価格を気にせず買ってもらえます。こういうメニューを一品くわえて反応を見てください。

今って在宅ワーク太りで多くの人が筋トレやダイエットに関心が高い時期です。住宅街のジムは非常に盛況なのに、このニーズに向けたサービスはまだありません。カレーを食べるだけならどの人も多くて週に千円かけるかどうかの市場ですが、本気の筋トレ勢なら月に4~5万円もジムや栄養摂取(サプリなど)にお金をかけている人も少なくないので、この人達が高頻度で意識的に食べる他店にない商品を作れたらすごく良いビジネスになるでしょう。

長くなりましたが、価格設定よりもまず先に「誰に・どんな・差別化された価値あるメニューにするか」を考える方が重要だと思います。

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文筆家を支える「アイデア管理」の技術。アナログは不便が便利だ!

ふと思い浮かぶことをメモする。デジタルツールを使うことでアイデアの断片は無限に増やせますが、そのことでかえって効率の悪さを感じることもあるようです。メルマガ『Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~』ではブロガーで文筆家、Evernote活用術等の著書を多く持つ倉下忠憲さんが、こうしたデジタルツール活用における悩み解決のヒントを、先人たちがアナログ時代に培った情報整理法に求めます。そして気づいたのは、デジタルデータの扱いでは忘れがちな「捨てること」の大切さでした。

「断片的な思いつきに押しつぶされる」 #知的生産の技術

以前、メモ用紙と小瓶を使った「アイデア管理術」を見かけたことがあります。思いついたことをメモ用紙に書き留め、それをちぎり取ってくしゃくしゃに丸め、小瓶に入れておく。折を見て、その瓶からメモ用紙をいくつか取り出して、それを並べて発想につなげる。そういうやり方です。

綺麗な小瓶を使えば、デスクを飾ることにもなり、なかなかクールな方法だと思ったのですが、ちぎり取ったメモ用紙の数が多すぎると、瓶には入らなくなるなとも同時に思いました。一日に思いつくアイデア数の平均がnとして、それを消化するスピードがm/日なら、n > m のとき、時間が経てばかならず小瓶は溢れることになります。

そうです。逆に言えば、アナログツールを使っている限り、必ず上限が示されるのです。しかも、その上限は、万や億という巨大な数ではなく、数百からせいぜい千というところでしょう。ある程度大きくはあるが、人間のスペックで扱えるだけの量。それがツールの設置と共に、上限として設定されます。

アナログノートでも、ページを書ききれば新しいノートを新調しなければなりません。ルーズリーフでも、バインダーが一杯になれば、新しく差し込むために古いものを取り外す必要があります。情報カードもまた、それを保存している箱から溢れるなら、その分をどこかに移動します。絶対に、あるレベル以上に(物理的というよりむしろ心理的に)「重く」ならない有限化装置がそこにはあるのです。

たとえば、外山滋比古さんの『思考の整理学』では、「メタ・ノート」という手法が紹介されています。まず、手帳やノートなどに、思いついたことをひたすら書き残しておく。その後、時間が経ってからそのノートを読み返し、「これいけるな」と思うものがあれば別のノートに書き写す。そのような手法です。

そのようにして書き抜かれた、言い換えればアイデア選抜を勝ち抜いたものだけが集まる場所がメタ・ノートなのですが、逆に言えば、書き写されなかった思いつきは、間接的に「捨てられた」ことになります。つまり、メタ・ノートは、拾い上げるための方法であり、また捨てるための方法でもあるのです。

また、最近紹介したライダー・キャロルさんの「バレットジャーナル」という手法でも、似たようなコンセプトが垣間見えます。ノートを代替えするときに、引き続き注視したい対象(コレクション)だけを書き写して、その他は放置しておく。つまり、間接的に捨ててしまう。そうすることで、現在の自分にとって大切なものだけが、ノートに残り続けることになります。

どちらも、やっていることは同じです。「大切なものだけをピックアップし、その他は流れるにまかせる」。これが肝です。

ピーチ航空、明日は我が身?マスク未着用のお客様にはこう対処して

9月7日、釧路空港発関西空港行きのピーチ・アビエーション機が、乗客の男性がマスクの着用を拒み大声で騒いだとして、新潟空港に臨時着陸するというトラブルが発生しました。ここまでの大問題に発展することも稀ではありますが、もしも自分が勤務するお店や営業所にマスク未着用のお客様が来られたとしたら、どう対処するのが正解なのでしょうか。接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、自身の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』で考察しています。

マスクをつけていないお客様

昨日打ち合わせをしていた時に、「マスクをつけていないお客様にどう声をかけるべきか?」という話になりました。ある商業施設のテナントスタッフさんから、そういう場合にどう声をかけて良いかがわからないからと、質問を受けたのです。以前にも同じようなことを聞かれたことがあり、昨日改めてそんな機会があったことで、しばらく考えていました。

今、マスクをつけるかどうかという話は、かなりセンシティブな問題になっています。スタッフ側がつけるのは一般化していますが、お客様の中には、マスクをしないまま行動している人もいます。

マスクをするというのは、このコロナ騒動のためですが、コロナウイルス自体の捉え方も人によって捉え方がまちまちです。「非常に危険だからマスクをするのは当然」という人もいれば、「風邪と同じなんだからマスクなんてしない」という人だっています。今は特に熱中症の危険などもあって、マスクをしないという人も増えていますよね。

マスクをつけること自体は、あくまでもマナー的な話であって、ルールになっているわけではありませんから、強制力があるものでもありません。だから、どう言えば良いのかという点では、そこに答えなど存在はしないわけです。

ただ、お店側からすれば、やはり怖いということもわかりますし、他のお客様にも、マスクをしていない人が怖いという人もいるでしょう。ですから、マスクをつけてもらいたい気持ちもよくわかります。

では、マスクをしていないお客様に対して、どうすべきなのか。

まず入店の時点でどうするかという問題があります。1つは、入店をお断りするということ。今、商業施設を始め、それぞれのお店には、「マスクを着用した上での入店」というルールを設けているところが多いです。これは裏を返せば、マスクをしていないなら、入店お断りということでもあります。店や会社としてその前提をルール化しているというのであれば、マスクをされていないお客様に対してはお断りをするという場合もあるでしょう。

また他には、マスクをその場でつけてもらうという場合もあります。お客様がマスクをお持ちであれば、その場で着用を促す。もしお持ちでなければ、準備していたマスクをお渡し(もしくは販売)して、その場でつけていただくというようなパターンです。ビックカメラさんなんかでは、マスクを準備していて、入店時にお持ちでないお客様には、一枚数十円で販売しています。多少コストや手間がかかってしまうことですが、そういう方法もあります。

その後、入店という流れを作れるのがベターですが、状況によっては、入店されてからマスクをしていないことに気づくという場合もあります。そのいずれにしても、お客様にどう伝えるかがポイントになってきます。

なぜ世界のクロサワは真夏のシーンを真冬に撮ったか?黒澤明の仕事術

去る9月6日は、日本が誇る映画監督・黒澤明氏の命日。数多くの逸話を残した「世界のクロサワ」ですが、代表作のひとつ『天国と地獄』の真夏のシーンを敢えて真冬に撮影した理由をご存知でしょうか。常人ではとても思いつかないようなその訳を、無料メルマガ『毎朝1分! 天才のヒント』著者の倉橋竜哉さんが紹介しています。

才能の引き出し方

個人的には「天国と地獄」が好きな倉橋竜哉です^^;

「でも夏に撮影したら誰も工夫しないだろう」と言っていたのは、世界のクロサワでして、9月6日は、映画監督の黒澤明さんの命日でした。言わずと知れた「世界のクロサワ」ですね。9月6日…つまりク(9)ロ(6)の日が命日なので、毎年この日が来ると思い出してしまいます。1998年に88歳で亡くなられました。

クロサワ映画の代表作といえば…ありすぎてどれを挙げたら、いいのかわからないですね。あえて言うなら『七人の侍』『隠し砦の三悪人』『悪い奴ほどよく眠る』などでしょうか?

世界の映画関係者に影響を与えたと言われ、『スターウォーズ』『レイダース』『未知との遭遇』『ゴッドファーザー』…etc. いろいろな有名映画にもその片鱗が見られると言われています。

私もクロサワ映画をいろいろ観ましたが、印象的なものに『天国と地獄』があります。身代金目的の誘拐事件がテーマであります。モノクロ映画なのですが、劇中である場面だけカラーの所があり、そこが鮮烈に記憶に残っています。

この『天国と地獄』の撮影には有名なエピソードがありまして。舞台設定は「真夏」なのですが、実際の撮影は「真冬」に行なわれたそうです。そのため出演者は、演技に大変苦労されたとのこと。たとえば、寒さで吐く息が白くならないように、口の中に氷を入れて撮影に臨んだこともあったそうです。

ある出演者が黒澤監督に「なぜ夏に撮影しないのですか?」と聞いたところ、監督はこう答えたそうです。

「寒い冬に夏のシーンを撮影すれば、どうやって暑く見せようか頭を使って工夫するだろう。でも夏に撮影したら誰も工夫しないだろう」

暑く見せるという演技を引き出したくて、あえて真冬に撮影を行なったとのこと。

このエピソードを聞いたとき「これが世界のクロサワと言われる所以か」と驚いたのを覚えています。ここまで徹底してやるからこそ、役者さん、演出家その他関係者の才能を引き出すことができるわけです。

確かに、何も問題なく過ごせていれば、日常の中で頭を使うことは少なくて済むでしょう。でも、目の前に大きな困難や課題があるときは、頭の中はフル回転しますよね。

頭は使えば使うほど、その能力が引き出されます。聡明な方、頭の回転が速い方というのは、生まれつき頭が良いということではなくて、普段から頭を使うことが多い、つまりいろんな課題にチャレンジしている証しなのではないでしょうか。

黒澤監督は、役者や演出家、あるいは関係者の才能を引き出す「天才」だったわけですが、もしあなたが、あなた自身の才能を引き出す「天才」だとしたら…一体どのように自分と接しますか?

★まず私からあなたにこの言葉をお届けします

「どうすれば才能は引き出されますか?」

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