石破総理の「トンデモ政策」で日本人が覚醒するワケ。アジア版NATO、日米地位協定改定がもたらす“気づき”と世界水準の政治リアリズム

石破総理が提案する「アジア版NATO創設」と「日米地位協定改定」。結論から言うと、現時点ではどちらも非現実的なトンデモ政策だ。だが悪い話ばかりではない。石破氏のプランが各国から総ツッコミを浴びることで、多くの日本国民が自分たちの置かれた立場や「絶対的な非対称性」で形づくられた国際政治の現実に気づくかもしれないからだ。米国在住作家の冷泉彰彦氏が詳しく解説する。(メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』より)
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:日本の安全保障は非対称関係

「アジア版NATO創設」「日米地位協定改定」石破総理の2大政策

石破新内閣が発足しました。裏金議員について前言を翻して非公認とか、重複立候補認めずといったやや強めの対応をするなど、政局運営には試行錯誤が伴っているようです。今回、仮に解散があるとして、その結果によっては連立の組み換えや政権交代など様々なバリエーションを想定しておかねばなりません。

さて、そうは言っても、新しい政権が出来たのは事実です。ですから、今の時点では、とりあえず首相になった石破氏の政策について考えてみたいと思います。

今回の所信表明演説では見送っているわけですが、石破氏は日本の安全保障について、2つの提案を行っています。アジア版NATOの創設と、日米地位協定の改定です。

「アジア版NATO」の非現実ぶりに各国から不快感

まず、アジア版のNATOについてですが、アジア諸国からは早速不快感が出ているようです。

何よりも、NATOの場合は「加盟国への攻撃は全体への攻撃とみなす」という文字通りの集団安保体制です。仮に日韓にASEANとインドがアジア版NATOを組んだとすれば、北朝鮮有事にも、印パ紛争にも、中印紛争にも日本が参戦することになります。

石破氏とすれば「だからこそ、各地の紛争を抑止できる」と言いたいのでしょうが、話はそんなに単純ではありません。例えば、インドはパキスタンとは鋭く対立する一方で、ロシアとは是々非々の関係です。中印関係の対立にも独特の経緯があります。そんな中で、インドは多角的な2国間関係で亜大陸の安全を確保している以上、単純な「東西対立」に組み込まれることを善しとはしないわけです。

例えば、アジアNATOが全員参戦するという脅しでパキスタンを黙らせるとか、核の武装解除をするというのは非現実的です。日韓とASEANが攻めてくると脅しても、パキスタンとしては「やれるものならやってみろ」ということになります。

冷静に考えればアジアNATOがインドのために結束してパキスタンと戦うなどという前提が成立するわけがありません。となれば、インドの入ったアジア版NATOというのは全くの非現実です。

プーチンから「お前は馬鹿か」と嘲笑されること必至。石破氏「アジア版NATO」構想で露呈したウクライナ問題の歴史的経緯を知らぬ新首相

かねてから「軍事オタク」として知られてきた石破茂氏。そんな石破氏が首相就任直前、米シンクタンクに寄稿した論文が大きな話題となっています。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』ではジャーナリストの高野孟さんが、石破首相が論文内で主張する「アジア版NATO」構想について、「これが本当に防衛政策に強いと言われた政治家の言説か」と猛批判。その上で、論文内容がいかに誤謬に満ちたものであるかを詳細に解説しています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:石破「アジア版NATO」構想の支離滅裂/それは一体誰を「敵」とし誰を「味方」として結集される軍事同盟なのか?

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

誰が「敵」で誰を「味方」か。支離滅裂にすぎる石破首相の「アジア版NATO」構想

石破茂内閣は発足早々ヨタヨタで、何よりも不味かったのは、臨時国会で所信表明演説とそれに対する各党代表質問だけでなくその後の予算委員会までじっくり議論に応じ(そこまでNHK中継が入る!)、「国民の皆様に充分な判断材料を提供した上で総選挙に訴える」かのようなことを言っていたのに、手の平を返したようにいきなりの9日解散、27日投開票の「戦後最速」とも言われるバタバタ政局を選んだことで、早速その無定見ぶりが批判に晒されることになった。

戯言に満ち満ちている「アジア版NATO」構想のお粗末

批判のしどころは色々あるが、私が一番酷いと思うのは、彼が長年温めてきてそれなりに自信を持っているかに言われている「アジア版NATO」構想である(文末にハドソン研究所への寄稿の和訳全文を掲載し、本稿で取り上げる最初の3パラグラフに〔A〕〔B〕〔C〕とアルファベットを挿入してある)。しかし、私に言わせれば「これが本当に防衛政策に強いと言われた政治家の言説か」と疑わざるを得ない、戯言(たわごと)に満ち満ちている。

第一に、〔A〕は、ウクライナがNATOに入っていなかったために集団的自衛権に基づく米国の参戦を得ることが出来ず、そのためロシアに侵略されたという石破の認識を示している。何のために彼がこれを強調するのかと言えば、「だからアジアにもNATOのようなものが出来て日本がその一員になれば盟主=米国の庇護を受けられるので、侵略に対する抑止力が一層強化される」と、アジア版NATOの必要性を説明するためだろう。

しかし、たったこれだけの短い文章の中にもいくつもの誤りや曖昧さがあり、これだけを見ても彼が「軍事オタク」かもしれないが(いや、そうであるが故に?)「国際政治オンチ」であることが窺い知れる。

この記事の著者・高野孟さんのメルマガ

「月給たった10万円で夜はコンビニバイト」「赤字転落も沖縄旅行、1日7h睡眠」まったく正反対の経営者どちらが成功したのか?

片や火の車でコンビニバイトも掛け持ち、片や赤字転落も沖縄旅行するほどの余裕。まったく真逆の経営者2人を紹介するのは、メルマガ『『倒産危機は自力で乗り越えられる!』 by 吉田猫次郎』の著者の吉田さんです。はたして、この二人はどちらが経営者として優秀なのでしょうか。

対照的な2人の経営者

同世代だけど、あまりにもタイプの違う2人の経営者の話をします。

(1)

製造業。年間売上高は2000万円未満。従業員4名。慢性赤字状態。4名で2000万円ということは、1人あたりの売上高は500万円しかない。

製造原価や販管費を引くと、1人あたりの賃金は250万円/年出せるかどうか。

そのような中、社長はいい人で、従業員に少しでも高い給料をあげたい一心で、役員報酬を年間120万円(月給10万円)しかもらっていない。

小さいお子さんがいるのに・・・

社長は家計の不足を補うために、昼は自社工場、夜はコンビニのアルバイトをしている。私は止めたのだが、どうしてもと言って聞かない。

結果、いつも寝不足気味で、肌の色は不健康になり、本業の改善もできないままでいる。

「このままでは長続きするはずがありません。自滅しますよ!」と諭しても、ただがむしゃらに昼も夜も働くばかりで、経営に対するビジョンとか戦略とかそんなものが見えてこない。

こう言っては失礼だが、「仕事」ではなく「作業」を延々としている様子。

(2)

美容関係のサービス業。5年前にゼロから独立したばかりだが、現在は年商3億円を超えている。

コロナ禍で打撃を受け、一時的に大赤字に転落したが、その時も人並みの役員報酬はしっかり取り、週2回は休暇を取り、市場調査にもよく出かけて、常にアンテナを張り巡らせていた。

睡眠時間は1日7時間。朝は新聞を読み、夜はお付き合いを断らないタイプ。

コロナで巨額の赤字が出ていたある日、私は、社長からこんな相談を受けた。

「次の連休に、沖縄旅行を計画しているんです。こんな私は、経営者失格でしょうか?」と。

いやいやいや。

私は、目先の資金繰りや単純作業に忙殺されて自滅に向かっていく経営者をたくさん見てきたので、それと正反対のタイプである彼には、どこか将来性を感じていた。

「いや、むしろ良いと思いますよ。たっぷりエンジョイしてきてください」と激励した。

このように普段から「遊び心」「ほどよいユルさ」を持ちあわせているせいか、コロナ明けの2023年からは業績が急回復した。日頃から世の中の変化を観察しているので、新たなサービスを展開することができ、これが当たった。

この記事の著者・吉田猫次郎さんのメルマガ

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部下が感情的ですぐ突き上げてきます。他の部下とはうまくできているのですが、こういう面倒くさい部下にはどう対処したらいいのでしょうか?

こればかりは運なのか、仕事と割り切るしかないのか。部下と上司の「相性」というものは、たとえ神様でもコントロールするのは難しいのかもしれません。世界的なコンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんは、今回のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』に送られてきた、読者からの「部下が感情的で突き上げてくる」といった上司からの質問に、真摯に答えています。

部下が感情的ですぐ突き上げてきます

Question

shitumon

新しく配属されてきた部下が感情的で、何かといえばすぐに反発し、不平・不満をいい、チームワークを乱します。私は管理職になって5年でこれまでこういう問題を経験したことがなかったので、大変ストレスです。彼はひとりっ子で、親にも相当不満を持っています。父親は医者で、母親はものすごい教育ママだったようですが、だからどうした、と思います。どうやって彼のような明らかに問題のある部下に対処すればいいのでしょうか。

赤羽さんからの回答

ご相談どうもありがとうございます。お気持ち大変よくわかります。

ただ、5年間、こういった問題のある部下がいなかったというのは非常にラッキーだったと思います。実はよくあるケースです。

彼の元上司にはすぐこれまでの活躍状況と、こういった課題について聞いてください。多分、その方も持て余していたと思います。ただ、どういうフィードバックをして、どういうふうに改善したのか、しないのかは今後の接し方を決める上で必要です。人事部採用チームへの要望のためにも必要です。

もし、元の職場でも同じような状況だったとしたら、採用の問題です。採用時にはどういう評価だったのか、不安がなかったのかどうして見抜けなかったのかを採用チームに遠慮なく聞きます。

彼は自分自身の人生への不満を会社にぶつけ、上司を敵に回すことで溜飲を下げているタイプです。上司や会社からしたらとんでもないです。特に上司が疲弊しますので、本当に困ったものです。

彼へのアプローチは次のステップをお勧めします。

1. まずは百歩譲って、十分アクティブリスニングします。おかしいことを言っても正そうとせず、上から目線で教えようとせず、30分でいいので、聞ききってください。

2. 30分たったら、数日後にもう一度時間を取ります。それも30分でいいです。この手の人は何時間でも文句を言い続けると思いますが、それに付き合ってはいられません。

3. 合計1時間聞いたら、「よく理解できました。さて、こちらの部署ではこういう業務をしていただきたい。必達目標は●●です。何か質問があったらどうぞ」と伝えます。毅然として伝えます。

4. 質問は3つまで、最大10分だけ時間を取って答えます。それが過ぎたら、「いろいろあると思いますが、まずはやってみてください。動いた後質問にお答えします」と言ってミーティングを終わらせます。「どういうエクセルシートを作ってどういうふうに進める」というところまで分解して指示しなければいけないこともあります

5. その後、週次で進捗確認し、できていないところに助言します。

6. 1ヶ月後に業績・成長目標合意書を書いてフィードバックします。成長課題は遠慮なく書きます。
https://www.instagram.com/p/Ce04xSdPOGe/?hl=ja

7. 隔週で15分、成長課題への取り組みをフォローします。

8. 3ヶ月の間、改善してもらいます。課題に対しては遠慮なくフィードバックします。

9. ここまでして、仕事のしかたをつかんでもらえたら素晴らしいです。まだ文句を言うようなら人事部に話して異動してもらうしかないでしょう。

人事部が味方でないと大変面倒なことになるので、上司、上司の上司、人事部との普段からのコミュニケーションとGive, give, give, and give的な姿勢が重要です。(Give & Takeだとあまりスムーズにはいきません)

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「秋篠宮家バッシング」なぜネットで過激化? DNA鑑定、問答無用の廃宮を煽り、日本皇室の破壊を目論む“朝敵”の正体

ネット上の皇室バッシングが先鋭化している。ある署名サイトでは「秋篠宮さまは上皇ご夫妻の子ではない」というデマを前提に「秋篠宮文仁殿下のDNA鑑定を要望する」という署名運動まで出現。本稿では、小林よしのり氏主宰「ゴー宣道場」の寄稿者で作家の泉美木蘭氏が、常軌を逸した陰謀論に溺れながら日本の皇室を愚弄しつづける者の正体に迫る。(メルマガ『小林よしのりライジング』より)
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:秋篠宮バッシングは極左の扇動

過激化する秋篠宮バッシング

竹田恒泰が、SNS上での自分に関する投稿に対して、手当たり次第に削除を要請し、「名誉棄損で提訴します」と訴訟予告を送信しまくっている。

ネット上には、愛子天皇待望論の主張とセットで、秋篠宮バッシングをくり返している集団がいるが、これがどんどん過激化して、現在、「秋篠宮さまは上皇ご夫妻の子ではなく、上皇后陛下の妹夫妻の子だ」というわけのわからないデマをもとに、「秋篠宮文仁殿下のDNA鑑定を要望する」と常軌を逸しているとしか思えない署名運動が展開されている。

この秋篠宮バッシングサイトには、12,000字超におよぶ主張が書き連ねてあり、大部分は「川嶋家による皇統の簒奪」という誇大妄想にもとづいた荒唐無稽なデマだ。

同時に、君塚直隆氏、宍戸常寿氏ら女性・女系天皇を容認する有識者の発言が引用され、国民が声を上げよという内容になっているのだが、この署名活動の発端となったデマが、竹田恒泰の発言だというウワサがあり、SNS上で、竹田の名前と一緒に拡散されているのだ。

「竹田がテレビで言うのを見た」「動画で見た」などの投稿もあるが、実際の映像は見当たらない。 竹田本人は否定しており、あちこちで拡散されている投稿について、「削除しないならすべて名誉棄損で提訴する」ということらしい。

事実でないなら否定しておけばそれでよいのではと思うし、そもそもこんなわけのわからないデマ、ほとんどの人は信じない。名誉棄損されているのは、秋篠宮家であって、竹田は、そもそも自分自身の動画やテレビでの振る舞いから、「発狂・キレ芸の人」とか「あの人ならそういうこと言いそう」とか思われているだけなのではと思うのだが……。

「竹田が言った」と吹聴したのは、篠原常一郎(別名:古是三春)という人物らしい。統一協会で講演を行っていたジャーナリストだが、その後、参政党の結党メンバーになったかと思うと、現在は、YouTubeで30万人のチャンネル登録者を持ち、連日、悠仁さまや三笠宮家のバッシングを行っていた。

行動が支離滅裂でわけがわからないが、YouTubeの画面を見るだけで、「陰謀論が好きで、皇室が嫌い」であることが伝わってくる。

先に紹介した秋篠宮バッシングの署名サイトにしても、一見、女性・女系天皇の誕生を熱烈に望むがゆえの主張のようでいて、よく見ると変なのだ。 「この人、皇室が嫌いなのでは?」と思えるのである。

この記事の著者・小林よしのりさんのメルマガ

南も北も互いに首脳を名指し批判、しかも呼び捨て。一触即発の朝鮮半島

韓国と北朝鮮の両国間は現在、非常に緊迫した状況であり「一触即発」だということをご存知でしょうか。今回のメルマガ『宮塚利雄の朝鮮半島ゼミ「中朝国境から朝鮮半島を管見する!」』では國學院大學栃木短期大学兼任講師の宮塚寿美子さんが、その詳しい状況についてメルマガ内で紹介しています。

南北で首脳を名指しで批判 一触即発!緊迫の朝鮮半島

韓国・北朝鮮の南北でそれぞれの首脳を名指しで批判し、より緊迫な状況になった。

まずは、北朝鮮からである。2024年10月4日の朝鮮中央通信は、金正恩朝鮮労働党総書記が、北朝鮮は核強国の絶対的力を確保したとし、韓米が北朝鮮の主権を侵害しようとするなら「核兵器を含むあらゆる攻撃力を動員する」と威嚇した。また、韓国の「国軍の日」(10月1日)記念式典の演説で北朝鮮の核に対し強い警告を発した尹錫悦大統領を「尹錫悦傀儡(かいらい)」と呼び、「核を保有している国の前で軍事力による圧倒的な対応に言及したが、何かまともでない人ではないかという疑いをかけられざるを得ないありさま」と強く非難した。

金正恩氏が尹大統領を名指しで非難したのは2022年7月の「戦勝節」(朝鮮戦争休戦協定の締結日)の演説以来約2年ぶりのことである。当時の演説では、尹大統領を呼び捨てにして「就任前後のさまざまな機会に吐いた妄言と醜態を正確に記憶している」と罵倒していた。

今回のこの金正恩国務委員長の発言は、同月2日に西部地区にある朝鮮人民軍の特殊作戦部隊訓練基地を訪問した際にされたものである。国軍の日の演説については、傀儡が抱えている安全保障への不安と焦りを表したものとし、「極度の愚鈍さと無謀さに陥った敵が、われわれの度重なる警告を無視して韓米同盟に対する過度な信心にあふれ、ひいては共和国の主権を侵害する武力使用を企めば、容赦なく核兵器を含むあらゆる攻撃力を使用する」と断言した。これまでにない強い警告メッセージである。

一方、この発言を受けて韓国軍合同参謀本部は同日の4日深夜、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が尹錫悦大統領を名指し非難したことに反発し、記者団に「われわれの戦略的、軍事的目標は北の同胞でなく、ただ金正恩一人に全てが合わされている」とするコメントを表明した。軍事作戦を遂行する合同参謀本部が北朝鮮の最高指導者を呼び捨てにし、攻撃目標だと明言するのは異例のことである。

北朝鮮は米韓が金氏の排除を狙う「斬首作戦」を準備していると神経をとがらせてきた経緯があり、南北間の緊張が一層高まってきている。一触即発な状況である。

この記事の著者・宮塚利雄さんのメルマガ

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中国の高級ミニバン市場はトヨタ vs BYDの様相。軍配はどちらに上がる?

中国の高級ミニバン市場では、トヨタとBYDが二大巨頭となっているようです。日刊で中国の自動車業界情報を配信するメルマガ『CHINA CASE』は、現在の中国自動車業界の熾烈な戦いについて紹介しています。

高級ミニバンの他中国超高級市場でもトヨタ vs BYD、現状は?

以前に、中国の高級ミニバン市場において、BYDの騰勢(DENZA)D9が首位を固めており、さらにそこにBYDブランドで「夏」を投入してくる中、トヨタMP HEVの安定性について指摘した。

具体的には広汽トヨタのシエナと一汽トヨタのグランビアで、いずれも中国製造、HEVのみ設定だ。

両者の販売合計はD9を上回っている。ここに「夏」を投入することで、D9とのカニバリを恐れずにトヨタMP HEVの牙城を崩したい思惑がBYDにあるのかもしれない。

BYDとトヨタの対決は、この高級ミニバンだけではなく、100万元(約2000万円)を超える超ラグジュアリー市場でも行われている。

トヨタ・レクサスの輸入車と、BYDの仰望だ。

トヨタ vs BYDの具体

トヨタはいずれもやはりミニバン、トヨタのアルファードとレクサスのLMであり、仰望は最近でこそU9という第二弾、スーパーカーを出してきたが、今の主力はSU PHEVのU8だ。

アルファードは中国での販売価格89.90~90.90万元、LMは119.90~155.00万元、U8は109.80万元。 いずれも現時点で販売価格を下げることは行われておらず、定価販売が続いている。これは現在の中国では稀有なこと。

今もトヨタは追加料金必須

しかも、アルファードもLMも、この定価での入手は極めて困難であり、「加価」と呼ばれる追加料金が必要となる。

最盛期には定価をもう一回払わないといけない、とまでされたトヨタ「加価」だが、現在までに15~20万元程度が相場になっているという。

つまりアルファードも実質的に中国では100万元オーバーだ。現在の市場環境でも「加価」が必要というところに、トヨタ高級車の中国における強さがある。

この超高額なモデルで、三者の売れ行きはどうか。

この記事の著者・CHINA CASEさんのメルマガ

 

横浜流星がダメなのか、NHKが悪いのか?2025年大河ドラマ『べらぼう』に早くも漂う大爆死の予感、TV関係者の見方は

2025年1月5日スタート予定のNHK大河ドラマ第64作『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~(つたじゅうえいがのゆめばなし)』。『TSUTAYA』の名前の由来として知られ、あの写楽を育てた浮世絵の名版元・蔦屋重三郎の生涯を描く意欲作ですが、主演に抜擢された若手俳優の横浜流星(28)にTV関係者から不安の声があがっているようです。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが詳しく解説します。

視聴率ワースト更新も?横浜流星主演の『べらぼう』に広がる不安

『デイリー新潮』が来年度の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』にエール!?を送っています。

“大河「べらぼう」に大抜擢の横浜流星が不安視される理由「生真面目で批判に慣れていない」”という記事タイトルは、放送が始まる前から酷評しているのか、いい役者と褒めているのか…どっちなんでしょうね。

私なりに記事を要約させていただいた感想は“横浜の印象が弱過ぎて、『べらぼう~』は視聴率が期待できない”でしたが、皆さんはどう思われますか?

民放のドラマ制作関係者に聞いてみるとー「『べらぼう』は、2019年の『いだてん~東京オリムピック噺~』と同じか、それ以下のワースト更新もあり得るのでは…」と肩をすぼめてみせました。

脚本家・宮藤官九郎が「NHKさんの制約が多過ぎて…」と不満タラタラだった大河です。

ちなみに『いだてん~』の平均視聴率は8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、今のところワーストNo.1という、ありがたくない冠を授けられたままです。

横浜流星は“爆死役者”が業界内の共通認識

『べらぼう~』の危機感は、主演が決まった頃から、実はテレビドラマ関係者や芸能記者たちに囁かれていました。

中には『いだてん~』をも大きく下回ると予想をする輩も…。

残念ながら横浜は、業界内では“数字(視聴率)を持っていない”という認識の役者です。

例えば昨年4月に公開された『ヴィレッジ』は、名プロデューサー・河村光康氏の遺作となってしまったのにもかかわらず、観客動員数は10万人に届かず、最終興行収入も約1.3憶円で、完全なる赤字になってしまいました。

また、横浜がボクサーという役作りがきっかけで、プロテストに合格するほどヌマってしまったという、8月25日に公開された、佐藤浩市とW主演の『春に散る』も、観客動員数は約18.9万人、最終興収は約2.5億円と、製作サイドが肩を落とす結果となっています。

公開から3~4週目に、私も劇場を探ってみたりしたのですが、上映される場所に向かう観客は、本当に寂しいかぎりだったのを憶えています。

「選挙事務所は盗聴されていますよ」ある警察官が有田芳生氏に明かした“独り言”/「アジア版NATO」創設を主張する“空想的軍事オタク”石破茂首相の無理筋

旧統一教会との浅からぬ関係が指摘され、裏金問題でも党の役職停止処分を受けた萩生田光一氏。そんな萩生田氏の選挙区に乗り込み、次期衆院選を「一騎打ち」状態で戦うと宣言したジャーナリストの有田芳生さんに大きな注目が集まっています。今回有田さんはメルマガ『有田芳生の「酔醒漫録」』で、総選挙に向け余念のない日々の様子を綴った日記を「酔醒漫録」のコーナーで公開。そこで、過去に警察官から聞いた衝撃的な「独り言」を明かしています。さらに石破首相が主張する「アジア版NATO」創設がいかに無理筋なものであるかについても別コーナー「評言独語」にて解説しています。

編集部註:有田芳生さんは10月27日投票の衆院総選挙に出馬予定です。選挙期間中は弊社の規定および公職選挙法によりメルマガを発行することができません。そのため、選挙前と開票後に2回の号外を配信いたします。この機会にぜひご登録をご検討ください。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:石破茂「空想的軍事オタク」路線の蹉跌

「酔醒漫録」──9月27日~10月3日の日記(自民党総裁選の意外な結果、沖縄からの激励、総選挙のための写真撮影など)

9月27日(金)

自民党総裁選の投票日。党員による地方票の結果が入ってきた。八王子での行動を終えて新宿。紀伊国屋書店に行くと高市早苗さん関連の書籍がドーンと積んであった。高市政権になれば研究しなければならないと手に取ってレジに行こうとした。

念のためとネットで確認すると石破茂候補が決選投票で勝利したことを知る。また安倍晋三亜流政権の誕生かと覚悟していたのでホッとした。高市本をもとに戻して石破茂『保守政治家』(講談社)を買った。

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石破茂『保守政治家』(講談社)

小守スポーツマッサージへ。政治家が自民党は自民党、表紙が変わっても自民党とコメントするのは分析ではない。表紙が変われば政治手法も違う。対抗する野党は闘う相手を正確に認識しなければならない。

9月28日(土)

14時から神保町で二木啓孝さんと総選挙や統一教会裁判のHPについて相談。ジムに行って身体を動かす。

9月29日(日)

午前中は西八王子へ。「田舎を知ろう、行ってみよう。オンガタマルシェ」に行った。「オンガタ」とは、東京の南西部にある地域で、4つの小さな集落からなっている。甲州街道の裏街道にあたる陣馬街道が伸びている。穏やかな川。里山が広がっていた。森ヨシヒコ市議の運転で須山たかし都議、菱山南帆子さんと歩く。いろいろな店が出ていて、ビールや八王子ラーメンを楽しむ。八王子駅前の通りでも催しがあり、秋川歌舞伎をしばし見ていた。

都心に出てジムで身体を動かして銀座「ささもと」。沖縄から私を激励に又吉健太郎さん(浦添市議)、普久原朝日さん(那覇市議)が来てくれた。立憲民主党本部の大村一郎さんも交えて懇談。衆議院選挙が10月27日投開票との情報が流れている。「11月10日」を想定していたが、慌ただしい動きだ。

9月30日(月)

午後からZoomで統一教会控訴審判決(11月29日)に向けての弁護団会議。控訴審で一審判決が覆ることはないだろう。統一教会に訴えられて勝訴しても終わりでいいのか。反撃訴訟をするかどうかを検討している。

駅の近くの「AOKI」に行ってスラックスを買う。総選挙に向けた着替え用だ。池袋「東武」で食材を買う。

10月1日(火)

国会へ。総選挙に向けて参議院議員に協力のお願い。ジムに行って身体を動かす。

10月2日(水)

総選挙で話すことになるかも知れない内容をノートに筆記。夕方からジムで身体を動かす。銀座「ささもと」。「東京24区」の予定候補者として本部常任幹事会で承認された。ここ数日メディアからの問い合わせ多数。

2009年に板橋区(東京11区)から立候補して下村博文議員に負けたときのことを〈敗戦記 小沢一郎流「どぶいた選挙」を闘って〉(『闘争記』教育史料出版会、2010年)に書き下ろした。パラパラと見ていたら、当時の民主党都議から嫌がらせを受けていたことを記録していた。のちに民主党を除名になるのだが、私が上田耕一郎さんと親しかったことなどを理由に、実際には自民党を支援していたのだ。

警視庁公安部からある警察署長になった警察官と鶯谷で飲んだことを思い出した。「有田さん。いまから言うことは独り言ですからね」と言って署長が口にした言葉には驚いた。「選挙事務所は盗聴されていますよ」。「独り言ですからね」と2度繰り返したことはいまでも鮮明に覚えている。

結局事務所を調べることはしなかった。隠すことなどなかったからだ。いまなら調べて、もし盗聴器が発見されたなら、「被疑者不詳」で告発しただろう。八王子でもすでに経験しているが、小選挙区の選挙はいろいろなことが起きる。

参議院選挙の全国比例区は自由に思うままに行動できたので、いま思えば牧歌的なものだった。

この記事の著者・有田芳生さんのメルマガ

 

株高で注目の中国経済に垂れ込める暗雲。最高35%超「上乗せ」の中国製EV関税に浮上した“不可解な点”

先日も、中国と対立した場合にEUが被るダメージの深刻さを解説したメルマガ『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』の著者で多くの中国関連書籍を執筆している拓殖大学教授の富坂さん。今回も、株高に沸くお隣の中国経済に大打撃を与えかねない「中国製EV」に懲罰関税を採決・可決した欧州連合(EU)の政策執行機関、欧州委員会の動きを猛批判。この関税をめぐる動きに「不可解な点」があると指摘しています。

再び資金が中国へと向かい始めるなか、欧州の内部で露見した中国製EV関税をめぐる対立

中国で起きた株高が外国メディアの注目を浴びてから一週間、株価上昇の傾向は今週も続いている。

国慶節の連休に合わせて政府が打ち出した多種多様の景気刺激策に海外のマネーが反応したためで、景気刺激策としての規模はコロナ後で最大だ。

シンガポールのテレビ・CNAは、9月30日放送のニュース番組「Asia Tonight」のなかで、過去1週間で上海総合株価指数が8.06ポイント、深セン総合指数は10.67ポイント上昇し、2008年以来の上昇幅だったと伝えた上で、「強気相場に転じる見通し」だと結んだ。

今回の株高をけん引しているのが、不動産関連銘柄だということも、注目を集めているようだ。

コロナ禍明けから低迷を続ける中国経済がいよいよ底を打ったのか。そんな観測が広がる一方で、相変わらず見通しが暗いのが地経学的影響だ。

なかでも焦点は欧州連合(EU)の政策執行機関、欧州委員会が進める中国製電気自動車(EV)に対する懲罰関税の動きだ。本メルマガでも何度も取り上げてきた問題だが、いよいよ10月4日に採決が行われ、賛成多数で可決されたのだ。

【関連】あまりにもバカな選択。中国製EVへの「関税上乗せ」で自らの首を絞めるEUの理解不能

EUが従来設けていた中国製EVに対する関税は10%。これが今月末から補助金のレベルに従って7.8%から35.3%の関税が上乗せされるとあって、貿易摩擦に発展することが懸念されている。

中国側との話し合いは今後も継続されるとされている。中国商務部は早速「EUの不公平でルールに基づかない不合理な保護主義的やり方に断固反対」と強い声明で応じた。

ハンガリーのオルバン・ビクトル首相は「EUは中国との経済的冷戦に向かっている」と警告を発した。