大谷翔平と「世界の歌姫」が熱愛?ロサンゼルスのパパラッチに聞くと”意外な返答”が…

女性誌が、歌姫・テイラー・スウィフトの恋人候補にあの大谷翔平が浮上したと報じました。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは記事を読んだ上で思ったこと、そして、実際にロサンゼルス在住のパパラッチにコンタクトを取り、今回の報道について話を聞いたと言います。報道は本当なの!?

“大谷翔平、テイラー・スウィフトの恋人候補に浮上”

いや~…こんな愉快なタイトルの『女性セブン』が毎日の酷暑の疲れを倍増、腰が砕けそうになってしまいました。

“えぇ~まさか…どこでいつ接点が…”と真剣に考えた私が情けないです…。

テイラーは来年2月、約5年3ヶ月ぶりに来日、海外女性アーティストとしては初めて東京ドーム4日連続公演を行う予定で、特に今のところ最終日になる土曜日のチケットの倍率は26倍!とも言われています。

最初は私、このライブのプロモーションに大谷の名前が担ぎ出されたのかと思いましたが、記事をよく読んでみると大谷との接点はこじつけ程度で、ライブに関しても何のプロモーションにもならない、全く別の内容だったことがわかりました。

記事には、なんでもアメリカのブックメーカーの間で、今年4月に6年の交際に終止符を打った“恋多き”テイラーの新恋人候補…相手探しが話題になっているとありました。

そしてブラッド・ピットや『Twitter』社の買収等で知られる起業家、イーロン・マスクといったビッグ・ネームの候補者の中に“Shohei Ohtani”の名前があった、と。

今の大谷の活躍ぶりを見れば世界の歌姫の食指が動くのも無きにしも非ずでしょうね。

『女性セブン』には、経営破綻した暗号資産の大手交換会社『FTXトレーディング』のアンバサダーを2人が務めていたという共通点があると書いてあり、エージェントやクライアント経由で知り合うパターンも十分あると含みを持たせてありました。

この記事を読み、私は早速ロサンゼルス在住のパパラッチのひとりにコンタクトを取ってみました。

すると…

「今の恋人は『The 1975』のマット・ヒーリーだョ。ジョー・アルウィンと4月に別れた時は“まだ次の恋愛に進む準備が出来ていない”とか言ってたけど、ボクたちの“あのテイラーだもん、すぐに現れるサ”という読みの通り、5月に入ってすぐに彼女のナッシュビルにあるコンドミニアムでパパラッチされたんだ」と返ってきました。

6年交際した彼と別れたの心の傷も癒えないうちに、もう新恋人とラブラブというのです。

しかし…

「テイラーのジョーとの6年は長かった。とうとう年貢を納めるのかと思っていた程だよ。これまでの『ワン・ダイレクション』ハリー・スタイルズやエディ・レッドメイン、コナー・ケネディとの恋愛はどれも長続きしなかったからね。マットとは10年前にやっぱり短い間交際して今回は焼け木杭に火が付いた感じ。でもいつまで続くかな…」とも。

テイラーの今までの恋愛事情を調べていて私が気になったのは、彼女の相手は“カラード”はひとりもいず、全て“イケメン白人”だということでした。

パパラッチにこの疑問をぶつけてみると、「ショーヘイは背が高く、スポーティーな女性がタイプなんだろ? テイラーの身長は180㎝前後だし、あのパフォーマンスは運動神経が無ければ絶対に出来ないもの。行儀のいいショーヘイはテイラーが好む紳士的なエスコートをしてくれそうだし、何より日本が大好きな彼女がショーヘイに興味を持っても全然不思議じゃないと思うョ」と答えてくれました。

同じ竹中でも平蔵とはずいぶん違う。竹中彰元という立派な僧侶がいた

戦争へと突き進んだ昭和初期の日本では、多くの宗教団体が軍部に追随し、戦争を肯定しました。真宗大谷派も宗祖である親鸞の天皇批判をなかったことにするなど、軍国主義に呑み込まれていきました。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』では、著者で評論家の佐高さんが、そんな時代にあっても「戦争は罪悪である」と説き続けて逮捕され、東本願寺本山からも厳しい処分を受けた真宗大谷派の竹中彰元僧侶を紹介。逮捕から70年経ってようやく本山による処分が撤回されるまでの経緯を記しています。

「戦争は罪悪である」と説いた僧侶

『丸出だめ夫』等のギャグ漫画で知られる森田拳次が描いた『がんこな坊さん』(クリエイティブ21)という本がある。「竹中彰元に学ぶ会」が文を書き、森田が漫画を描いた。副題が「戦争は罪悪である」。大日本帝国が戦争をしている最中に竹中彰元はこう説きつづけた。

竹中は岐阜県不破郡岩手村(現垂井町)の明泉寺の住職だった。明泉寺は豊臣秀吉の参謀として活躍した竹中半兵衛ゆかりの浄土真宗大谷派の名刹で、400年以上の歴史をもつ。勉強熱心な僧侶だった竹中は、宗祖・親鸞の「不殺生」や「兵戈無用」(兵隊も武器もいらない)という教えを学び、それに共鳴して、戦争に協力的な本山の姿勢に疑問を抱くようになる。

真宗大谷派だけでなく宗教界全体が勇ましい軍部に追随していたのだが、竹中の疑問は大谷派が親鸞の伝記である『御伝鈔』の中の天皇批判文を削除したことで頂点に達した。親鸞が、浄土宗の宗祖の法然や親鸞を弾圧した天皇やその部下を「教えに背く人たちだ」と厳しく批判した箇所は「天皇陛下万歳」の軍国主義の世の中では都合が悪かったのである。

1937(昭和12)年の日中戦争に、竹中がかわいがっていた門徒総代の息子が召集されるのを見て、遂に竹中は「戦争は罪悪である」と断言する。正義の「聖戦」だと教え込まれていた村人たちは驚き、警察にも知られるところとなって、竹中は造語飛語罪で逮捕されてしまった。

岐阜地裁は禁固4月の有罪判決を下す。自分は間違っていないと確信する竹中は控訴し、名古屋控訴院では禁固4カ月は変わらなかったが、執行猶予3年となった。当時70歳になっていた竹中に更に真宗大谷派が処分を下す。「軽停班3年」に「免布教師」である。前者は僧侶の位を3年間最下位に落とす処分で、後者は布教師の免許を取り上げることによって収入の道を断つものだった。

そして7年、竹中は病床で敗戦の日を迎える。孫の照子に、おじいちゃんは戦争に反対していたから今に表彰されるよ、と言われながら、2カ月後の1945年10月21日に亡くなった。享年77。

それから、新興仏教青年同盟に属し、やはり戦争に反対して投獄されたこともある林霊法という浄土宗養林寺の住職が訪ねてきたり、のちに大谷派の寺の住職となる大学生が卒業論文のために調べに来たりして、大谷派でも竹中を復権させなければという動きが強くなっていく。

そして、2005年に「岐阜県宗教者平和の会」が大谷派の本山の東本願寺に竹中への処分を取り消すように求める署名活動を始め、2007年9月25日にそれは正式に撤回された。

竹中の曽孫の第7代住職、竹中真明は「立派な人がいるな」で終わらせるのではなく、「戦争は罪悪である」という言葉は私たちに何を語りかけているかを考えなければならないのではないか、と訴えている。竹中平蔵とはずいぶん違う竹中彰元である。

この記事の著者・佐高信さんのメルマガ

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作家のような天賦の才がなくてもつかめる「うまい文章」を書くコツ

文章を読むのは好きでも、書くのは苦手という人は多くいます。中には、「うますぎる文章」に触れたために、自分には無理だと書くことを諦めてしまう人もいるかもしれません。しかし、諦めなければ自分なりの文章を書ける日はくるようです。今回のメルマガ『前田安正の「マジ文アカデミー」』では、朝日新聞の校閲センター長を長く務め、ライティングセミナーを主宰する前田さんが、コンプレックスを抱くほど衝撃を受けた「うますぎる」作家と作品を紹介。新聞コラムを担当するにあたって、才能がないなりに気をつけていた書くコツを伝えています。

下手は下手なりに、文章の感覚をつかめた瞬間

文章がうまくなりたい。これは、僕がいつも思っていることです。でも「うまい文章」って何だろうと自問すると、それこそ、うまい答えが出てきません。でも、あるとき文章を書く時にまとっていた殻がスルッと取れた感覚を味わったことがあります。きょうは、その時のことを書こうと思います。

中一のときに、三島由紀夫の『仮面の告白』を読みました。三島作品はそれが初めてでした。ところが、数ページ読んで息苦しくなって本を閉じたのです。血管の中に得体の知れない「毒」が入り込んだように、神経がぞわぞわして読み進めることができませんでした。それでいて、妙に引き込まれる。本の世界に引きずり込まれてしまいそうな恐怖と興味が表裏一体となったような感覚にもなったのです。それからしばらくは、三島作品を読むことができませんでした。再度手に取ったのは、二十歳のときだったと思います。

「うまい」と思いました。裏付けされた教養の厚みと言えばいいのか、ことばの一つ一つに圧倒された感がありました。同時に、これは絶対真似できない、いや、真似をしてはいけないと思いました。「触れてはならない」と言った方が、正確かもしれません。

「行間」を読ませる『枕草子』

春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

高校の時に『枕草子』を読んだときの衝撃は、忘れられません。「春はあけぼの」しか書いていない。「いとをかし」が省略されているだろうことはわかる。それにしても、あっさりし過ぎている。難しいことばもない。にもかかわらず、情景が広がる。古典なのに、僕にもわかる。これは、どういうことなんだろう。

この行間だらけの文章に、意表を突かれたのです。

劇作家で詩人の寺山修司にも、惹かれました。それまで僕が持っていた(とおぼしき)常識を片っ端からひっくり返されました。終盤まで優勢だったのに、最終版で一気に裏返されるオセロのような感覚です。あれよあれよという間に、価値観が崩れていく。それを寺山は、ことばで表現しました。大ぼらを吹いている方が、実は真実を物語っているという感覚を、自虐的にたたみかけるつかこうへいの芝居にも引き込まれました。

これらの作家が紡ぐ文章には、ことがば粒だって躍っていたように感じました。まさしく作家としての文章だったのだと思うのです。

この記事の著者・前田安正さんのメルマガ

ススキノ“首切断”事件に思う警察の怠慢。「レイプの捜査は面倒くさい」

ススキノで62歳の男性が殺害され、首が切断された事件。この事件では、容疑者家族についてさまざまな報道がされています。これに、メルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』の著者で精神科医の和田秀樹さんは、容疑者一家が「マスコミの餌食になっている」とし、一部報道にある被害者の「レイプ疑惑」について、警察の本音に言及をしています。

警察が市民を守らない国の悲劇

札幌の首無し遺体殺人事件で、若い娘とその一家(父親と母親)が逮捕されて、マスコミの餌食になっている。

恨みをどんどんエスカレートさせてコントロールできなかったと、心の病やパーソナリティに問題を持つ人をいつものようにコテンパンに叩く本を出し売れ続けている、精神科医がコメントする。

私はこんな冷たい人の治療を受けたいと思わないことだけは確かだ

その後の報道によると、被害者の男性は、この若い娘に性加害を加えていたようだし、また、加害者宅に押し掛けるようなこともかなりあって、毎日玄関の前で父親が見張りをしているという証言もある。

ちゃんと警察に訴えたらいいのにという声が強い。

「甘すぎる」

というのが、精神科医としての私の率直な感情だ。そして、おそらくこの医師も精神科医であったから、日本の警察が何もやってくれないこと、性犯罪を軽くあしらうことを痛いほどわかっていることが、今回の悲劇の元凶だと私は考えている。

この事件は精神科医なのに起こした事件というより、精神科医だから起こした事件だと精神科医の私は考える。

このメルマガでも何度も書いたが、警察は、性犯罪をひどく軽く見ている。

法務省の検察統計によると2018年のレイプ事件の起訴率はわずか34.3%。97年は7割を超えていたことを思うと、それが半減している。

とある法律事務所の広告には、刑事事件化しなかったものも含めると25%とされる。

警察に訴えたらよかったのになんて能天気なことを言っているのは、この事実を知らない人なのだろう。

そして、金持ちが加害者だった場合は、示談を警察のほうから示唆され、100万円も出せば恩の口のように言われる。

警察にとってはレイプは高級売春なのだ。

それを拒むと証拠不十分で起訴はできませんと脅されたりもするという。

レイプの捜査は面倒くさい。そんなのに人を割くくらいなら、一時停止のところに警官を3人立たせておいて金儲けをするほうがよほどおいしい。これが日本の警察だ。

ところが、レイプのPTSD患者は一生苦しむ。

精神科医をやっていると患者になぜ被害届を出さなかったのかを聞くこともあれば、こういう警察のひどい扱いを聞かされることもある。

自分の娘が被害届を出したところでどういう結果になるのがよくわかっていたから、この父親は警察に頼らない断罪を行おうとしたのだろう。

私は、この父親の気持ちはよくわかる。

そして、娘にジュースに溶かしても味がしないで、眠らせたり、抵抗できなくなるような薬をもたせて、その男をホテルに誘って、眠っているか、ぐだぐだになったところで気が済むまでの復讐をさせたところ、結局殺してしまって、それなら首を切ってしまえという話になったと私は想像するが、これはわからない。

私だって、自分の娘がレイプされたら、日本の警察のことをよく知っているので、同じことをしたかもしれないと思うと背筋が寒くなった。私の場合は、多少、警察にまじめにやらせるすべを知っているから(というか、多少のコネがあるから)、そちらのほうを選ぶとは思うが、冷静を保つ自信はない。

※本記事は有料メルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』2023年7月29日号の一部抜粋です。 

この記事の著者・和田秀樹さんのメルマガ

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なぜ、保守系ネットサイトには「工作員」が入り込んでくるのか?

「保守系のネットコミュニティにはときおり工作員が入り込む」。こう語るのは、メルマガ『ねずさんのひとりごとメールマガジン』の著者で作家、国史研究家でもある小名木善行さんです。サイト自体を“イカれた”ものにするネット工作員への対策法とは!?

工作員がコミュニティを潰す方法

保守系のインターネットコミュニティには、ときおり工作員と呼ばれる変な人が入り込みます。

そしてそうした人達が入り込むと場が荒れ、気がつくとコミュニティそのものが当初の目的(たとえば日本を守りたいなど)がどこかに行ってしまい、まともな人達がいることができないおかしな空気が支配するものになります。

コミュニティの運営は、「必ずしも完全に開かれた世界が良いとは限らない」ということを忘れると確実に破綻することになります。コミュニティが目指す目的に応じて、必要なだけ開き、かつ必要なだけ閉じという場所を、どのように設計・運用するかが大事なのです。

従ってコミュニティの管理者は、拙速であっても分かり易い処置を素早く行なう必要があります。そのためには、以下の文にあるようなことを行なう者は、即刻除名の必要があります。

1.一般人を装って、中傷・極論・議論のねじ曲げなどあらゆる方法で煽り、不快でくだらない言い争いを誘発させる。(←これに誘発されてはいけません)

2.ほんの少しでも自分の発言に好意的な人を見付けたら、その尻馬に乗り、さらに煽りをエスカレートさせる。自分の発言に好意的な人を、近い将来味方になってくれる人として(オフ会などで)大事にする。

3.以上をしつこく何度も繰り返す。これによってコミュニティの管理者が悲鳴をあげたり、管理者が警告を発して来るのを待つ。

4.管理者の言葉尻を捕まえて、管理者の信用を失わせる。これが成功した時点で、コミュニティの破壊工作は成功したことになる。場合によっては、破壊工作に成功したことによって、破壊者側にファンがつく場合さえある。

5.ネットの場合なら、コミュニティの管理者が警告を発してきたら「検閲だ」と騒ぐ。特に、人文系のコミュニティの場合は「検閲だ」と騒ぐのが効果的とされる。なぜなら「検閲」という言葉に反応し、賛同するおっちょこちょいが必ず現れるから。

6.管理者が遠回しな言い方で権限を元に警告してきた場合は、「なぜこういう発言が悪いのか?」と疑問を発することも効果的。人文のコミュニティの場合は、「なぜ悪いか」が曖昧であることにいらだちを感じてる人が必ずいるから。実際には、工作員ではない別の方が「なぜ悪いのか?」と管理者に質問してくれる場合も多い。

7.以上とは別に不快な発言は、毎日続ける。なぜなら、それによって「管理者が不快な発言を制御できない」ことをはっきりさせることができるから。

こうして、管理者を四面楚歌の状態に追い込むことができれば成功。管理者は、一方からは「検閲だ」「開かれた討論の場という宣伝は嘘だったのか」と非難され、もう片方からは「不快な発言をする人をどうにかしろ」と非難されるようになる。ここまで行けば、管理者は運営が嫌になってコミュニティを閉じてしまうし、そうなる前にコミュニティから退会する人が大量に出る可能性も高い。

全てが終わった後には、潰れたMLの管理者がどれだけダメージを受けたかをじっくり観察することにしよう。その元管理者が、別の誰かから「あなたはMLの管理を失敗しましたよね」と言われ、ヒステリックに反応する場面を観察できれば最高なのだそうです。

もうすこし云うと、たとえばブログやyoutubeのコメント欄で、ある程度科学的な話をしているのに、これにオカルト、ニューエイジ、似非科学、反科学などのコメントや、宇宙人や世界を支配する陰謀論を毎日のように書き立てるのも、工作活動のひとつです。

興味をもった人は、コメント欄も読むものですが、そこにおかしなことが書いてあると、視聴者は「このサイトはそういうちょっとイカレタ(ごめんなさい)人達が集うサイトなのだ」と思って、まともな人達が離れていくのです。

多くの保守系のコミュニティは、基本、言論の自由、自由な発言を許容しています。このため、逆に破壊工作者にとっては実に工作をしやすい環境になっています

しかし(ここが大事なのですが)いかなる団体でもコミュニティでも、そこには基本的な思想や考え方があるわけで、「万人に納得や満足のいく場や意見を提供する」ことは、そもそも不可能です。

そうであればコミュニティの意に添わない投稿や発言者までも許容する必要はさらさらないわけで、そういうごく一握りの人達によって、他の多くの方が不快な思いをするのであれば、問答無用でさっさと排除するのが正しい選択なのです。 

この記事の著者・小名木善行さんのメルマガ

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ススキノ“首切断”事件に「被害者がやっていた手口はよくある」ナンパ師の証言。浮かび上がったLGBT法の光と影

札幌ススキノのホテルで62歳の男性が殺害、頭の部分が持ち去られた事件は、札幌市の職業不詳・田村瑠奈容疑者(29)と、父親で精神科医の修容疑者(59)、母親の浩子容疑者(60)の親子3人が逮捕されるという衝撃の展開となった。事件報道の中には、被害者男性の「トラブル」を報じるメディアもある。今回、MAG2NEWSでは、自称“ナンパ師”の2人の男性に話を聞くことができた。報じられている被害者の“手口”について「界隈ではよくあることだ」と悪びれる様子もなく、まるで武勇伝のように語る。

被害者男性の二面性

全国紙の記者はこう語る。

「被害者男性について、〈親しみやすい〉〈紳士だった〉〈面白い人だった〉と語る人がいる一方で、既に報道にあったようなトラブルを耳にすることもある。女装で女性を安心させて……といった類の話ですね。複数の夜のお店では“出禁”になっていたそうなので、目立つ存在だったのは確かなようです。今回、逮捕された瑠奈容疑者と被害者男性との間にも、何かしらの男女間のトラブルがあり、それが犯行に起因していると考えられます」

同性愛者のフリをすることはよくある

今回の事件を受けて、東京都在住の自称“ナンパ師”の男性(40歳)は「この手口はよくあるんだよ」と話し始める。

「オレは女装をしたことはないけど、いわゆる“ゲイ”のフリをして女性に近づくことで、相手がこっちに抱く警戒心はグッと下がる。〈あんた良い体してるね〉なんて言いながらボディタッチができたら、〈この子は行ける〉となる。後は、恋愛というよりは同性の相談相手として関係を築いていって…という感じで進めるかな。まあ、被害者が何をしていたか、オレは知らないけどね」

バイセクシャルのフリをする方がやりやすい

別の“ナンパ師”(50代・男性)も同様のことを口にする。

「俺はもっぱら、“バイセクシャル”かな。同性愛者だと引いてくる女もいるんだけど、二刀流の場合はどっちの心も理解しているってことで相手も興味を持ってくれやすいんだ。関係を築くのが容易で、〈今度お茶行こうよ〉という名のデートの約束が容易くできる。俺の周りでは、35歳くらいから上の奴はこうした手口をよく使ってるよ。場所はクラブとBarが圧倒的に多いかな」

ススキノ事件の被害者男性の手口については、まだ詳細は不明だが、実際に今回話を聞いた“野獣”のような人間もいるということだ。

6月に成立したLGBT法。銭湯やトイレの利用について、「トラブルがあるのでは?」と不安を口にする人もいる。実際、女装した男性が女性トイレに入りトラブルになったケースもある。いまだに賛否が分かれている法律は今後、本当に大丈夫なのだろうか?

深刻化する実家の空き家問題。放っておくとこんなにかかるコスト

今や10人に1人が空き家所有者といわれ、実家の空き家問題は深刻となっています。今回の無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』では、 実家の空き家を有効的に活用する方法が書かれた一冊を紹介しています。

実家を相続するすべての人に⇒『実家の「空き家」超有効活用術』

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実家の「空き家」超有効活用術

三木章裕・著 フォレスト出版

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、実家の空き家をどう活用するか、プロが指南した注目の一冊。

著者は、収益不動産の経営コンサルタントで、一般社団法人全国古家再生推進協議会顧問の三木章裕(みき・あきひろ)さんです。

空き家は、放置しておくだけで年間コスト50万円以上。

今は、10人に1人が空き家所有者とも言われていますから、この問題、他人事じゃないですよね。

本書では、実家の空き家を、「売る」「使う」「住む」「貸す」の4つに分けて、具体的ノウハウを指南。

著者が実際に関わったケースが詳細に書かれているので、イメージが湧くと思います。

今はまだ関係ないと思っている人も、後からでは対処できないことがあるので、転ばぬ先の杖として読んでおくといいと思います。

本書が面白いのは、単なる相続の話ではなく、空き家を活用して起業をしたり、副業をしたり、面白い活用法を提案している点。

事例も豊富なので、ローカルビジネスのヒントとしても読めると思います。

不動産のプロとして、実感が売却向きなのか、その他活用を考えた方がいいのか、需要予測の視点も提供されているので、興味深く読むことができると思います。

空き家売却に絡む税金問題や、活用を考えた時のリフォーム、マーケティング、その他のノウハウが示されており、思ったよりも踏み込んだ内容でした。

実家の処分は、思い入れや兄弟の干渉、遠隔地を往復することへの煩わしさなどから、後回しにされてしまいがちですが、本書の視点なら、エンターテインメント感覚で楽しむことができると思います。

なでしこジャパンがヒント。お店のコミュニケーションの活性化方法

どのお店でも、 スタッフ同士のコミュニケーションは非常に重要ですよね。しかし、ただコミュニケーションを活発にするだけでは全く違った方向へ進んでしまうこともあるようです。無料メルマガ『飲食店経営塾』の著者で飲食店コンサルタントの中西敏弘さんは、なでしこジャパンのコミュニケーション方法からヒントを得て、店としてのコミュニケーションのあり方について考えています。

「お客様に喜んでいただくため」のスタッフ同士のコミュニケーションを活性化しよう!

先日、ある会社の社員研修を実施してきました。今回の研修のテーマが、「アルバイト指導」ということだったので、参加者に対してアルバイト指導での悩みや感じている課題は何かを、各人に発表してもらう機会を設けました。すると、ある店長がこんな話をしてくれました。

「当店では、あるパートAさんが、Bさんとは一緒に働きたくないと言ってきます。なので、シフトにAさんとBさんを一緒に入れることができず、シフトを組むのに苦心しています。どうやって、仲良く仕事をさせればいいでしょうか?」

という発表でした。今回は、アルバイトさんの指導でも、今と昔ではやり方が変わってきたこと、今のアルバイト指導で気を付けないといけないこと、ということが一番のテーマだったので、この発表が今回のテーマとは大きくズレていることから、「それは自分で考えて」と半分冗談ぽく話しました。

ただ、研修が終わり家に帰ると、「あの質問に何かいいアドバイスできなかったかなあ」と一人で考えていた時に、たまたまテレビで「なでしこジャパンのキャプテン熊谷選手に関しての特集」をやっていました。

先週から、女子サッカーワールドカップが始まったのですが、このワールドカップで12年ぶりの優勝のために、新しいシステムに取り組んでいて、その中でキャプテンとして「コミュニケーション」の量を増やすことを課題にしているというような話でした。

コミュニケーション。

飲食店でもコミュニケーションは大切ですし、多くの飲食店のスタッフの誰もが、「コミュニケーション、コミュニケーション…」と言っているのですが、僕自身、どうもこの「コミュニケーションを活発にすること」に対してイマイチしっくりきていいないことが多々ありました。

去る者追わず。顧客離脱の際に「コレ」ができる店は売れていく

今は懇意にしてくれているお客様でも、いつかは離れていってしまうかもしれない。そんな時、お店としてやってはいけないことがいくつかあるようです。無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、できる店が「顧客離れ」にどう対応しているのかを語っています。

去るものを追わず。「顧客離れ」や「離脱」について

販売業を真っ当にやっていれば、次第に顧客と呼べるような人が少しずつ増えていきます。

その人たちは今現在、あなたの店やあなた自身を懇意にしてくれ、愛してくれているかもしれません。

しかし時が経てば、いつしかそんな人たちも離れていくこともあります。

いわゆる『顧客離れ』や『離脱』というやつです。

これらが起こった時に、必死になって顧客が離れていくことを止めようとする人や企業もあります。

「どうにか残って欲しい」
「こんなサービスをするから、うちから離れていかないでもらいたい」

こうして口に出すことはなくても、やることはまさにこの通りでそれこそどうにかしてお客様が離れていかないようにするわけです。

個人的にはこれはあまり意味がないことだと考えています。

というのも、人はいつか離れていくものだからです。

顧客に限らず人の真理のようなもので、それは友人でも知人でも家族でも、いつか離れていく時は来ます。

その理由はまちまちで、単純に合わなくなったということもあれば、興味の対象が移ったり、タイミング問題もあるかもしれません。

だからそこで必死になって引き止めても、心が離れていればしょうがないのです。

シティ・ポップの再ブームが来たのは「アナログ」だから。漫画家わたせせいぞうが“人間らしさ”を大切にする理由

1983年から1989年まで漫画雑誌『モーニング』(講談社)に毎号カラー4ページで連載され、カリスマ的な人気を誇った漫画「ハートカクテル」。作品に描かれた、まるでアメリカ西海岸やリゾート地を思わせるオシャレな世界観と映画のような男女の恋愛物語は、当時の若者たちの憧れの的となりました。そんな日本中で一大ブームを巻き起こした「ハートカクテル」の作者が漫画家・イラストレーターの、わたせせいぞうさん(78)です。6月28日には来年画業50周年を迎えるわたせさんの「音楽」をテーマにした最新作品集『COLORFUL わたせせいぞうミュージック・コレクション』(玄光社)が発売され、NHK総合では7/31(月)〜8/4(金)までの5日連続でアニメ「ハートカクテル カラフル」夏編(声:亀梨和也、満島ひかり等)が放送されます。『COLORFUL わたせせいぞうミュージック・コレクション』には『ハートカクテル カラフル』の音楽を担当した島健さんとわたせさんとの対談も掲載。そんなわたせさんが、昨今のシティ・ポップブームと「音楽」、そして自身のイラストレーションについて語ったインタビューを一部再録します。

わたせ先生が今でも「手描き」にこだわるワケ

──わたせ先生は、今もイラストを手描きされていらっしゃるのでしょうか?それともすべてデジタルですか?

わたせ:いいえ、手描きです。主線(おもせん)の部分は今も手で描いていますし、服の色、花の色、自然のグリーン、小物、街中の看板の絵、こういったものはマーカーや色鉛筆、パステルを使って手で描いています。それ以外の、車のボンネットやレンガの壁の色なんかはデジタルですね。時代はどんどんデジタルで描く方向になってきていますが、でも、そんな時代にあえてアナログに手描きというところがいいんだと思いますね。

──デジタル全盛期の中で、「今も手描きのイラストレーター」という存在は貴重ですよね。

わたせ:そうなんですよ。今はすべてコンピュータで描くようになってきていますから、作品として残るものが少なくなっていますよね。デジタル作品も出力すれば紙に出せますが、じゃあ「原画はどこですか?」となると機械の中ですよね。ハリウッド映画だってCGが出始めた頃はカッコ良かったけれど、最終的には人間が生でやっていることには敵わない。それはイラストも同じだと思いますね。人間が描いた方が下手じゃないですか(笑)、味があると言いますか。

──手描きならではの趣がある、わたせ先生のイラストレーションはJR東日本のポスター広告などでよくお見かけするのですが、とりわけ印象的だったのが、2009年のJRA「東京シティ競馬(大井競馬場)」の一連のポスター広告でした。あのお仕事はどのようなキッカケで来たのでしょうか。

わたせ:僕が42、3歳の頃だから、まだ「ハートカクテル」を連載しているときですが、電通の人からPanasonicのラジオCMの仕事が来たんです。4ページの「ハートカクテル」のようなラジオCMを作りたいんだと。これは、僕が10分くらいのお話を考えて、流す音楽も選ぶというCMでした。どのような構成のCMかというと、まず僕が水先案内人のように話すナレーションが最初に入って、そのうち男女の声優さんの会話があって、そのバックに音楽が流れるというラジオCM番組だったんです。ところが、サラ・ヴォーンの曲とかボサ・ノヴァなどの洋楽を流すための著作権料に一番お金がかかったそうです(笑)。そんなCMを一緒に作った電通の人から、10数年ぶりにお声がかかったのが、東京シティ競馬の話だったんですよ。

──あの東京シティ競馬のポスターにも「ハートカクテル」が関係していたんですね。

わたせ:東京シティ競馬のポスターは、スポーツライターの二宮清純さんとのコラボレーションだったんですよ。二宮さんが文章を書いて、僕がイラストを描くという。二宮さんの書く文章が好きだったので、このお仕事は楽しかったですね。

──JRの駅構内などでお見かけしましたが、かなり大きなポスターで大作でしたよね。あのポスターから、競馬の雰囲気がおしゃれなものに変わったのではないかと思います。

わたせ:とにかく、おしゃれな競馬にしようというコンセプトでしたから。あのポスターのお仕事は印象に残っていますね。

「シティ・ポップ」ブームと音楽と

──昨今、日本の7、80年代のシティ・ポップという音楽が世界的な流行となっています。わたせ先生もシティ・ポップの特集番組でインタビューにお答えしたり、ポスターでシティ・ポップとコラボするなど、関連企画のお仕事も多いかと思いますが、この世界的なシティ・ポップブームについて思うこと、ご自身が70年代から80年代にかけて印象に残っているレコードなどがありましたら教えてください。

わたせ:当時はさまざまな音楽を聴きながら制作しましたよ。午前中はジャズのインストゥルメンタルやボサ・ノヴァをよく聴いていました。シティ・ポップが流行っていた80年代当時は、常に街の中で音楽が聴こえてくる、僕の絵で言うと「街に音符が流れている」ような時代でしたね。大滝詠一さんや佐野元春さん、山下達郎さん、奥さんの竹内まりやさん、ユーミン(松任谷由実)の音楽なんかがよく流れていて。みんながエネルギーを持っていましたよね、いろいろなものが前へ前へ向いていた時代でした。いまシティ・ポップの再ブームが来たというのは、やはりアナログだからなんでしょうね。

──当時は、録音技術もアナログでしたし、再生するレコードやカセットテープなどのメディアもアナログですから、今の世の中で流れている音楽とはまったく違う音だった記憶があります。

わたせ:今の音楽は、みんなコンピュータの打ち込みでしょう。YMO(イエローマジックオーケストラ)なんか、逆にコンピュータに近づけようと、人間が一生懸命に汗かいてやっていたじゃないですか。途中でデータが飛んでしまったり、演奏中の息づかいとか、ミスタッチとか、あれがいいんですよね。どこか人間らしさ、温かさがありましたから。そういった部分に惹かれるんじゃないでしょうか。

──それは、わたせ先生の作品に通じるものがありますよね。手描きだからこそ感じる温かみや、人間らしさと言いますか。

わたせ:やっぱり、そういうことは大切ですよね。どんなにデジタルで作られた音楽でも、ライブで歌ったり踊ったりする行為はアナログなんですから。(2022年6月収録。於:わたせせいぞうギャラリー白金台  港区白金台5丁目22-11ソフトタウン白金1階)

初出:「ハートカクテル」に酔いしれて。漫画家・わたせせいぞうが今も“手描き”にこだわるワケ

 

【わたせせいぞう 関連情報】

9784768317853

COLORFUL わたせせいぞうミュージック・コレクション

来年画業50周年を迎えるわたせ氏の「音楽」をテーマにした最新作品集。レコード/CDジャケットなど音楽に直接結びついた作品のほか、何かの楽曲からインスピレーションを得て描かれた作品、「音楽が聴こえる」シーンを描いたイラストなどをセレクト。さらに「ハートカクテル」からの2編を含む、音楽にちなんだ単行本未収録のコミック作品数本を掲載。作曲家・島健氏との対談では、わたせ氏の音楽遍歴が披露されている。

定価:3,000円+税
仕様:A4判、160ページ
発売日:2023年6月28日
発行:玄光社
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NHK総合「ハートカクテル カラフル」夏編

ラブストーリーの名手・わたせせいぞうさんが、”現代の多様な恋”を四季の美しい風景と共に描く「ハートカクテル カラフル」。 3月に放送した春編に続き、夏編が放送されます。

放送日:7/31(月)~8/4(金) ※5夜連続放送
放送時間:夜11:45~11:50

別居中の妻に、離婚届を手渡す夏の旅。夏の京都で偶然再会した、幼なじみの2人。亡くなった父親の遺骨を、恋人の家に届ける少年…。わたせせいぞうが得意とする夏の瑞々しい映像が満載。5分間のショートストーリー×5本。

声の出演は春編に引き続き、「ハートカクテル」大ファンという亀梨和也(KAT-TUN)、 実力派俳優の満島ひかり、そして初代ハートカクテルアニメより奥田民義。 サザンオールスターズや浜崎あゆみさんなどの楽曲制作にも関わる島健が音楽を担当 。

● アニメ「ハートカクテル カラフル」(NHK公式サイト)