国民が創設を強く望んだという歴史的事実。あなたは国民年金制度の歩みを知っていますか?

メディアが恒例行事のように批判的な記事を掲載するなど、何かと叩かれがちな国民年金制度。しかしその創設は、かつての多くの国民の強い願いだったという事実をご存知でしょうか。そんな国民年金の歴史を振り返っているのは、人気メルマガ『事例と仕組みから学ぶ公的年金講座』の著者で年金アドバイザーのhirokiさん。そのhirokiさんは今回、過去に配信した記事を2023年4月以降の法律に併せて内容を改訂した増補版を配信するメルマガ『事例と仕組みから学ぶ公的年金講座【過去記事改訂版】』を新創刊。その中で、なぜ全国民強制加入の年金制度が作られたのかについて詳しく解説しています。新創刊メルマガは6月末まで初月無料で読めますので、この機会にぜひご登録ください。

どうして国民年金を作って国民を強制的に加入させたのか

1.昭和30年代の日本と国民年金創設まで

僕はよく昭和36年4月1日という年を出しますが、この日は年金にはものすごく大事な日で、国民年金と国民健康保険(国民健康保険は最初は昭和13年に農業や漁業に適用)が国民に同時に達成された日なんです。

ちょっと話が遡りますが、昭和30年の人口は約9,000万人でした。

この9,000万人の内、0~14歳の人口は約3,000万人、65歳以上人口は480万人程度で、出生率は安定の2.4くらいでした(団塊の世代と呼ばれる昭和22~24年生まれの人の時は出生率は4.5ほど)。

で、全人口に対し全就業者が4,200万人くらいでそのうち年金(厚生年金や共済、恩給)に加入出来ていたのは1,200万人程度だったんです。特に自営業や零細企業は年金がありませんでした。

つまり、年金でカバーされてたのは全就業者の3分の1程度だったんですね。また、農林水産業のような第一次産業が全就業者の40%を占めていたような頃でした。今は第一次産業は4%以下になっちゃってます。

だから、雇用者1,200万人の人以外は何の年金もなかったわけです。

昭和17年6月から始まった厚生年金(最初の名称は労働者年金保険でしたが昭和19年10月に厚生年金保険法になりました)も戦争でほぼ壊滅しましたが、昭和26年あたりから生活水準が戦前の水準に戻り、昭和29年に厚生年金大改正で形を変えて再建されて厚生年金が復活しました。

なお、戦争が終わってからの物価上昇はすさまじく、例えば昭和10年あたりの物価を1とすると、昭和25年あたりは200倍で昭和29年の物価は300倍となっていました。

終戦の昭和20年から昭和24年までは70倍の物価上昇。

令和5年現在はロシアのウクライナ侵略のせいで、それ以来は物価が高くなって生活に支障が出ていますが、当時は桁違いだったわけです。

戦争で日本は焦土となり、日本にはモノがないわけですよ。

そんな時に軍人や軍属300万人に退職金を支払いました。さらに日本に戻ってきた引き揚げ者300万人の人が増えたわけです。

軍人さんだった人に退職金を支払い、さらに人が増えたらどうなるでしょうか。

人はモノを求めますし、お金があるならモノを買いたいですよね。つまり莫大な需要が増えたわけです。

しかしながら、日本にはほとんどの需要を満たすもの(供給)が無いとなれば猛烈な物価上昇に見舞われます。

需要があるのに、供給するモノが少ないと簡単に物価は上昇するんですね。

なお、厚生年金の始まりは積立金での始まりましたが、猛烈な物価上昇のお陰でその積立金の価値もみるみる無くなっていき、厚生年金は崩壊の危機に陥りました。

この記事の著者・hirokiさんのメルマガ

心理学者が解説、スマホという「位牌」に自身の魂を込める現代人

我々現代人が今や手放すことができなくなってしまったアイテムの筆頭といえば、スマートフォンが挙げられるのではないでしょうか。そんなスマホを「位牌」に見立てるのは、心理学者の富田隆さん。富田さんはメルマガ『富田隆のお気楽心理学』で今回、スマホと位牌の奇妙なまでの共通点を解説するとともに、自身が人間の全ての創造物に対して抱いている思いを綴っています。

「位牌」を大切にする宗派にも、必要ないとする宗派にも、それぞれ一理あるワケ

椅子の背を倒し、イアフォンでお気に入りのトラディショナルを聴きながら、ボケ─ッと過ごしていた時のことです。机の上に立てかけられている自分のスマホに眼が止まりました。

「あ、あれに似てる」

黒々としたそのスマホは、革製のスタンドに鎮座していました。このスタンドは、何年か前の誕生日に息子がプレゼントしてくれたもので、眼鏡とスマホを並べて立てることができるようになっています。

この、もっともらしく直立している、黒光りした物体は、何かに似ていると、以前から思っていました。

ある時は、スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』に出てくる「モノリス」のようだとも思いました。サイズの点では、実物(見たことは無いけど)よりもかなり小さいのですが、真っ黒でツルツルな外見はよく似ています。

それに、サルがこのモノリスに触れることで智恵を授けられ、賢くなって行く様は、熱心にスマホをいじり回している今日の人類にそっくりではありませんか。

ただ、よ~く考えてみれば、この「ピグミーモノリス」をいじり回すことで、人類が「新たな進化」を遂げることができるとは、とうてい思えません。どう見ても、「賢くなって行く」ようには見えないからです。むしろ、どんどんバカになって行くのではないか、と悲しくなります。まあ、要は使い方次第なんですがね。

今回も、そんな黒光りする板をボケ─ッと見ていたわけです。

この板、どうやら、心理学で使う「ロールシャッハ図版(左右対称なインクの染み)」のようなもので、見る人のその時の心理状態が「投影」され、その都度、違ったものに見えるようです。で?今回は何に見えたのか、というと。

それは、「位牌(いはい)」でした。

仏壇の中に置かれている、あの木の札です。多くの場合、黒い漆(うるし)が塗られていて、大きさも、スマホくらいのものが一般的(偉い人やお金持ちだと大きいサイズになりますが)です。位牌には亡くなった人の戒名(あの世の名前)や命日などが書かれています。これは、故人の霊を祀(まつ)り供養するためのものであり、英語では“Spirit Tablet”と訳されています。

英語で「タブレット」と言われるくらいですから、どことなくスマホに似ていると感じても不思議は無いのかもしれません。

その後も、私の妄想は勝手に暴走しました。

電車の中で位牌を撫で回している女子高生って、どうですか?ちょっと不気味ですよね。位牌相手にゲームを続けているサラリーマンを演じさせる俳優には、阿部サダヲさんが良いのではないかとか。位牌をジーッと見つめているオバサンの役は、もたいまさこさんで決まりだとか。ホラー映画よろしく、皆さんの放心したような顔が、次々に浮かんでは消えたのでした。

この記事の著者・富田隆さんのメルマガ

サウナで喋る若者にベテラン愛好家が苦言。いちいち「汗やべぇ」とか発信するな

数年前から巻き起こっている“サウナブーム”。いわゆる「ととのう」といった状態になれることもあってか、近年は健康意識の高い人々からも注目されており、医師監修のサウナ本も多く出版されているようだ。サウナ活動を略した「サ活」という言葉も生まれている。

しかし、こうしたブームをよく思わないサウナ愛好家も多いという。

「上司がうざい」をなぜサウナ室で言う必要があるのか?

20代の頃から町の銭湯サウナに通い続けている48歳の男性はこう話す。

「ここ数年でマナーの悪い客が増えてしまいましたね。3~4人で来て、狭いサウナ室でべちゃくちゃ話すのは当たり前。〈黙浴〉〈私語禁止〉の張り紙も見えていないようです。今は貸し切りサウナもあるんだから、そっちに行けばいいのにと思います」

男性は「もともと、1日の疲れを癒しにサウナに行き始めました」と語る。そして「今の子は違うんでしょうね」と続ける。

「ブームだからという動機だけで、仲間と来ているんじゃないかな。若い子たちってサウナ室で〈上司がうざい〉〈今の会社は終わってる〉〈学校だるい〉のような話をしていることが多いんですが、それらの“ストレス”を忘れるために、サウナって存在してるんじゃないですか?熱い部屋に入ってジッと我慢して座り汗をかく、そして水風呂に入る。この一連の流れに非日常があり、これがサウナの魅力。どうしてわざわざ、日常の愚痴を吐くのか。それを聞かされる赤の他人の気持ちも考えてほしいなと思います。頼むから居酒屋でやってください」

いちいち「汗やべぇ!」とか発信するんじゃないよ!

同じく銭湯サウナを愛する40代の男性も、サウナ室での若者の言動に怒りの声をあげる。

「数人で来るやつらは、本当にサウナに入りたくて来ているのか疑問だよ。だって〈そろそろ出る?〉とか相談して一緒に出ていくでしょ。あのね、そんなことは自分で決めなさいよと。入りたいだけ入って、出たかったら勝手に出なさいよっていつも思う。後、数人で来る人間はいちいち当たり前の感情を吐き出すのも腹が立つ。〈やべぇ…あっちぃ〉じゃないよと!〈汗やべぇ!〉じゃないのよと!そんなのサウナなんだから当たり前だろと言いたいね」

そう捲し立てる男性だが、「何もすべてのサウナで黙っていろというわけじゃない」と持論を展開する。

「例えば、食事処があるような“スーパー銭湯”のサウナでは、限度を超えない範囲でのお喋りは俺はいいと思うのよ。あそこはレジャー施設としての顔もあるから、仲間内で楽しむのはアリだと思ってる。ただ、銭湯サウナは違う。銭湯は老若男女が公平なところで、そこには“気遣い”の文化がある。そんな当たり前のことが意識できていれば、普通は周りに配慮しない行動は取らないと思うんだけどなぁ」

医師の所見が正しいとは限らない。年1回の健康診断との向き合い方

企業の従業員なら毎年義務付けられている健康診断。正常値から外れていたりぎりぎりだったりで、医師の所見が付与されているケースがあります。しかし、鵜呑みにしてはかえって健康的な食生活を阻害されることがあるのかもしれません。今回のメルマガ『糖尿病・ダイエットに!ドクター江部の糖質オフ!健康ライフ』では、コレステロール値を受けて食事改善の診断を受けた読者の質問に、糖質制限食の提唱者として知られる江部康二医師が回答。年1回の健康診断の意義を説明したうえで、医師任せではなく自己判断する質問者の姿勢を支持しています。

健康診断の意義とは?

Question

先日、市の健康診断を受けました。

BMIは18.5
尿検査は全てクリア
肝機能、腎機能も問題なし
HbA1cは4.9%
空腹時血糖値103
総コレステロール265mg/dl
中性脂肪42mg/dl
HDLコレステロール98mg/dl
LDLコレステロール159mg/dl
動脈硬化指数1.7

という結果でした。

医師の診断は、総コレステロールとLDLコレステロールが高いので、脂質異常症の欄に要注意のチェックが入り、卵、肉、油の摂りすぎ注意と生活習慣の改善が言い渡されました。また、空腹時血糖値がちょっと高いとのことで、糖尿病の欄にも要注意のチェックが入りました。

私は、総コレステロールやLDLコレステロールが多少高くても、HDLコレステロールが高く、小粒子LDLがほとんどなければ、問題ないと理解していたので気にしませんでしたが、もし知らないで医師の言う通りにしていたら、卵、肉、油を減らして、足りない分を糖質で補ったりして、返って病気を招く様な気がします。

そうなったら、折角の健康診断の意味がないですよね?いっそのこと、健康診断を受けない方が幸せなんじゃないかとも考えてしまいます。受ける側の不安をあおってるだけの様な気さえします。

健康維持の為に、健診は定期的に受けて、後は受ける側が、勉強して賢く自己判断というのが正解ですか?先生は、このような健康診断について、どの様な見解をお持ちでしょうか。

江部先生からの回答

この方は、40代の主婦ですが、私のように、「標準の大きさのLDLコレステロールは、高値でも身体に害をなさない」、「危険なのは小粒子LDLコレステロールと酸化LDLコレステロールである」と考えている立場の医師であれば、全く問題ないデータと思います。このまま糖質制限食を続けて頂ければ良いと思います。

空腹時血糖値が、103mg/dlで100mgを超えているので正常高値となりますが、健診で緊張したということであれば、普段は100mg/dl未満の正常値である可能性が高いです。

HDLコレステロールが60mg/dl以上あり、中性脂肪値が60mg/dl以下なので、小粒子LDLコレステロールや酸化LDLコレステロールといった悪玉は皆無です。従ってこの方のLDLコレステロールは基準値より少し高めですが、標準の大きさの肝臓から末梢組織にコレステロールを運んでくれている善玉ばかりであり心配ないです。

血圧も家で、115/75くらいなら問題ないです。高雄病院の外来診察でも、病院で血圧測定するとかなり高値となる人が多いですが、家庭血圧を測定して血圧手帳に書いて持参して貰うとほとんどの人が正常値なので、病院血圧はあまり当てにならないと考えています。

この記事の著者・江部康二さんのメルマガ

Evernoteを「アイデアノート」として使ってみて見えてきたこと

誰もがスマホを持ち、何らかのデジタルツールを利用する時代ですが、自分がしたいこと、望むことを過不足なく実現できるツールを探し出すのは難しいもの。本当に欲しい機能が何か明確になっていなければなおさらです。今回のメルマガ『Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~』では、Evernote活用術等の著書を多く持つ文筆家の倉下忠憲さんが、「アイデアノート」としてEvernoteを使うことにした理由を説明。使いながら感じた違和感や不便さが欲しい機能をキャッチするヒントになり、そのためには、使い慣れたツールの方が効率がいいと伝えています。

慣れたツールで実験する

前回、Evernoteの新しい使い方について書きました。これまでの「何でも山盛りストロングスタイル」ではなく、ごく単純に「アイデアノート」として使っていくやり方です。

うちあわせCastでその話をしたら、Tak.さんに「そのやり方だと、Evernoteの機能をほとんど使っていませんよね」と指摘されたのですが、まさしくその通りです。デジタルノートとしてEvernoteが備えている機能のほとんどを使っていません。だいたい以下の3つだけで成立しています。

  • ノートブック
  • ノートリンク
  • クラウド連携

これでは、わざわざEvernoteを使う意味みたいなものが見出しにくいでしょう。もっとシンプルに似たことができるツールはありますし、極端なことを言えば自分でそうしたツールを作ることもできます。そうした方がよりフィットした使い方ができるでしょう。

にもかかわらず、です。やっぱりEvernoteがいいよな、というポイントがあります。それは「慣れている」ということです。

実験の土台

私が今やっているのは、ある種の「実験」と言えます。未来永劫このやり方でやるのだ、というのではなく、「こんなやり方をしたらどういう感触になるだろうか」を確かめている感じです。

すでに今の段階でも「おそらく、最後の最後はEvernoteではないツールでやることになるのだろうな」という感触があります。自作のTextboxに「アイデアノート」を扱う機能を実装するのが一番好ましい結果になるでしょう。

だったらはじめからTextboxでやった方が効率的じゃん、という(私の心の)声が聞こえてくるわけですが、それは誤った推論なのだとも思います。

第一に、自分が何をやりたいのかが漠然としている状態では、ツールが所与として与えてくる制約が一つの叩き台として機能するからです。

自分でプログラミングする場合、何がやりたいのかがわからなければコードの書きようがありません。一方で、すでに存在しているツールを使っていると、「いや、こうじゃない。別のやり方がしたい」という感覚──違和感──が立ち上がってきます。そうした感覚さえ明確になれば、あとはコーディングにまっしぐらです。

つまり、既存のツールを使うことは、違和感駆動にピッタリなのです。

この記事の著者・倉下忠憲さんのメルマガ

あえて「空気を読まない」という選択がこれからの時代は必要である理由

日本では、周りの和を乱さないといった協調性が重んじられることが多いようです。これは「空気を読む」と言い換えてもいいかもしれません。しかし、本当に大切なのは「空気を読む力をコントロール」することではないだろうか? メルマガ『施術家・吉田正幸の「ストレス・スルー術」』著者の吉田さんはそう考えます。米国で長年研究されてきたテレパシー分野についても触れながら、これからの時代に必要なことを伝えています。

空気読む』のコントロール

「恋の予感」「今夜が山」など複数の意味持つ言葉として「進化遂げた言葉があります。それが、「KY」。

元々は「空気読めない」表現する言葉として広がりました。

会社や学校でも「あいつは空気読めないな」とか「空気読めよ」という会話がされることってよくありますよね。実際にテレビやYouTubeなどでも耳にしたり、もしかしたらそんな会話たりしたことがあるかもしれません。

特に日本では、和乱さない、ということが大切にされているため空気が読めない=協調性がないと認識され、協調性がないのはダメなことだと判断する傾向にあります。

しかし、「空気読む」ということは本当に必要なことなのでしょうか??

空気読む」とは、まず、その場の雰囲気から状況推察するということでしょう。特に、その場で自分が何すべきか、すべきでないか、相手のして欲しいこと、して欲しくないこと憶測して判断するです。

つまり、空気読んで行動する、ということは相手がこうして欲しいと思うような振る舞いする、ということですね。

自分も実際に整体スクールの講義や施術においても、相手がこうしてほしいと望んでいることが何かすばやくキャッチして、それ提供する、というのはとても重要なスキルだと感じます。

例えば営業職であればお客様の欲しているもの提供できるので売り上げUPにつなげることができるでしょうし、事務職であれば上司や同僚の期待通りまたは期待以上のサポートができるので信頼得て重要な仕事任されることにつながります。

しかし、空気読みすぎると途端に弊害が起こる場合もあります。

例えば・・・施術中。

前回の施術時に聞いた話でも、空気読んで、さも、初めて聞くように「そうなんですね」などと聞いていても、話している最中に患者さんが前回話したこと思い出すことがあります。

「あら!先生、私、この前これ話したわよね」

え!!・・・えぇ、はい。なんて・・・気まずいですね(笑)

この施術中の会話はいっときの時間、「空気読んだ」行動=患者さんの同じ発言黙認したことによって後々信頼損ないかねません。

完全なる自分のひとりよがりの意向に沿ってのやりとりとなります

ですから、空気読み過ぎてはいけない場合も多々あります。

こういうことって普段の仕事の中でもよくありませんか?

この記事の著者・吉田正幸さんのメルマガ

「大量生産」は過去の話。カタログに載る商品を生産しないメーカーの事情

前回の記事で、原材料の値上げで窮地に立たされる小売店が「打つべき手」を分析した無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』の著者で経営コンサルタントの梅本泰則さん。今回は、小売店を悩ませる「品切れと納期遅れ」ついて、取るべき対策を解説しています。

小売店の三重苦(品切れ・納期遅れ編)

1.品切れと納期遅れ

前号では、小売店さんの三重苦をとりあげました。

【関連】原材料の値上げで「三重苦」の窮地に立たされる小売店の未来はどうなるのか? https://www.mag2.com/p/news/577368

三重苦とは、「値上げ」「品切れ・納期遅れ」「卸掛率」のことでした。「値上げ編」に続いて、今回は、「品切れ・納期遅れ」がテーマです。

コロナ禍が始まってからというだけではありません。スポーツ用品業界では、メーカーさんも問屋さんも、在庫を積まなくなってしまいました。何が売れるか分からないからでしょう。

そのため、小売店さんが、売れた商品を追加で注文しても、在庫がないので「品切れ」という返事です。小売店さんにしてみれば、販売チャンスを逃すことにもなりかねません。

また、お客様が店頭でメーカーさんのカタログを見て、「これが欲しい」と言われたとします。しかし、メーカーさんにも問屋さんにも在庫がありません。追加生産の予定もありません。お客様は、やむなく別の商品を買うことに。

「そんなことなら、カタログに載せなきゃいいのに」

それが、ここ最近の状況です。

そしてまた、メーカーさんの展示会で注文した商品が、納期通りに入荷してきません。計画通りに生産されないからでしょう。生産はされても、海外からの出荷が遅れているのかもしれません。

小売店さんは、必要な時期に入荷することを信じて、注文しています。それが入荷してこなければ、販売機会を逃すことに。「品切れ」より痛手が大きいです。

2.品切れ、納期遅れが起こる理由

実は、品切れや納期遅れは今に始まったことではありません。もう大量生産、大量販売の時代とは違います。売れるだろうと思われる分量だけの商品を生産する時代です。

メーカーさんは、なるべく在庫に残らないように生産計画を立てています。ですから、メーカーさんは余分な在庫を持ちません。カタログに載っている商品でも、生産しない商品さえもあります。

これは、問屋さんも同じです。なるべく在庫に残らないように、メーカーさんに注文します。そうなると、小売店さんがメーカーさんや問屋さんに、欲しい商品を注文しても、在庫に無いことが多いです。頼みのメーカーさんや問屋さんで「品切れ」では、お客様に商品を提供することができません。どうしたら良いでしょう。

そして、「品切れ」はなんとか我慢が出来ても、「納期遅れ」はなかなか我慢出来るものではありません。納期遅れは、メーカーさんの生産工場の都合で発生します。

いつの頃からか、メーカーさんは、多くの商品を中国や東南アジアで生産するようになりました。国内で生産するより原価が安いからです。

その代わり、現地工場に一定の数量を発注しなければなりません。すると、出来上がりまでに期間がかかります。生産が計画通りに進まないこともあるでしょう。船便で輸入をする時間も必要です。これらが、納期の遅れる原因になります。

このように、海外生産が中心となることで、納期の狂いが起こりやすいのです。ですから、小売店さんとしては、今後も納期遅れが起こるものと考えた方が良いでしょう。

このように、メーカーさんも問屋さんも以前のように潤沢な在庫を持ってはくれませんし、今すぐ海外生産をやめることもないようです。

それでは、この問題に対して、小売店さんはどうしたら良いでしょう。ここでは、5つの方法を考えてみます。

 

キャベツが5個で100円?激安すぎる八百屋の驚愕の内情とは

野菜が高くなったと言われている現代でも、キャベツが5個で100円という驚愕の八百屋さんが大阪にあるそうです。今回のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では、著者の佐藤きよあきさんが、 その驚きの実態と店主のバイタリティを紹介しています。 

キャベツ5個100円の激安八百屋。その秘密は喫茶店!?

大阪市生野区に、“驚愕”と言っても良いほど、激安な八百屋さんがあります。

「キャベツ5個100円」「サニーレタス3つ100円」「オクラ3袋100円」「シメジ5袋100円」「白ネギ2束100円」「スイカ1玉500円」「梨1箱(12個)500円」。

朝9時半の開店と同時に、人、人、人。

たった5坪のお店ですが、次から次へと商品を陳列するものの、昼ごろには完売するほど。

なぜ、ここまで激安で販売できるのでしょうか。

理由を探ると、非常に理に叶ったアイデアが、そこにありました。

このお店を経営するのは、喫茶店に食パンとコーヒー豆を卸す会社です。

大阪府下の約400軒の喫茶店と取り引きがあります。

しかし、ここ10年ぐらいの間に、個人の喫茶店が次々に廃業し、卸先が減っています。

この危機を乗り越えるためにオーナーが考えたのが、廃業する喫茶店を買い取って、再生させることでした。

新規で取引先を探すだけではなく、自ら取引先を創ってしまったのです。

これほど確かなお客さまはいません。

さらに、この喫茶店での食パン消費を増やすため、主力商品をサンドイッチにしました。

しかも、自社の八百屋さんからの仕入れを増やすため、フルーツサンドのバリエーションを多くしています。

また、現在喫茶店は6店舗ですが、当初はそれぞれが必要な食材を近くのスーパーで買っていました。

しかし、それでは“もったいない”と気づき、一括して、しかも自らが買いつけることにしました。

海外で蔓延する性犯罪。異国に行く「日本人女性」に欠けた危機感

日本人の若い女性に人気のワーキングホリデー(ワーホリ)。1年間の期間限定で入国し、海外で農業の仕事をするというのがメインになっているようです。しかし、日本と海外はあまりにも異なる事が多く、危険もつきもの。今回の無料メルマガ『出たっきり邦人【アジア編】』では、オーストラリア・シドニー在住のマイさんが日本人女性へ向けて注意を促しています。

狙われているらしい日本人女性

今回は注意喚起。ちょっとでも多くの人に知ってほしいこと。

日本人女性は狙われているらしい。

なんでも、ファームジョブに行って、そこでオーストラリア人や他の国の男性から性的なことをされるケースが増えているのだそうだ。だから気をつけてくださいねーと大使館から在住者向けにメールがきた。ああ、やっぱり、と、元若い娘だった私は思う。

まずファームジョブ。これは果物や野菜の収穫期に、農家でバイトして収穫のお手伝いをする。オーストラリア全体が人手不足な昨今、第一次産業のそれはとても深刻で、繁忙期前にはよく広告が出ている。どこそこの農場でフルーツピッキング、期間いつ、泊まり込み何人部屋、みたいなもの。その働き手はもちろん若い子が多く、ワーキングホリデービザの外国人が多数を占める。

ワーホリは、1年間の期間限定で入国滞在できて、条件さえ守れば働くこともできる。一箇所でずっと働くことはできず、最長3ヶ月程度というもの。数日から数週間と決まっているファームジョブはピッタリ。豪政府も農業や過疎地の人手不足をワーホリで補うことを期待し、88日農業など第一次産業で働けばビザ延長可能という決まりがある。

日本の若い子、ファームジョブに行くのである。日本人社会の掲示板にもよく募集広告がある。

私、若い頃も行ったことない。なんでかと言うと、私が若い頃はオーストラリアの物価は日本よりも大体安く、生活は今よりも楽だった。そしてファームジョブはちょっと不安だった。知らん人々とドミトリーみたいなところに泊まり込んで衣食住を共にする。シャワートイレ睡眠の無防備なところを共有するには、ちょっとばかり心細い。

良い人に恵まれたら良い経験だけど、運が悪けりゃ暴行されて身包み剥がされてもおかしくない。なんたって、場所が人里離れた田舎なのだから、なんかあってどっかに駆け込もうにも現場脱出がかなり難しいのだ。若い女が行くもんじゃないわねと、妙に警戒心が強かった私は思ったものだ。

だから強い。トヨタの現場にしみついている「なぜ?」の精神

日本が誇る世界的自動車メーカーのトヨタ。有名な「トヨタ生産方式」を始め、彼らの「ものづくり」にはさまざまな秘訣があります。その磨き上げられた強みについて、今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』で紹介しています。

「なぜ?」を5回繰り返せ 張 富士夫(トヨタ自動車元相談役)

日本を代表する自動車メーカー・トヨタ。

そのものづくりの原点、組織に浸透した強さの源泉はどこにあるのでしょうか。

「トヨタ生産方式」をつくりあげた大野耐一氏に薫陶を受けるなど、トヨタ躍進の歴史とともに歩んできた張富士夫氏の講演録から探ります。

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現場では、まず疑問を持てとも教わりました。そのために、「なぜ?」を5回繰り返す訓練を徹底的にさせられました。

大野耐一も鈴村喜久雄も、何かトラブルが発生して報告に行くと、決して「あぁ、そうか」では済ませてくれないんですね。

「昨日は予定の台数を造ることができませんでした」と言うと「なぜだ?」。

「この機械が故障したからです」「なぜだ?」。

「油漏れがしたらしいです」「なぜだ?」。

そのへんからもう分からなくなって口ごもっていると「馬鹿もん!」と雷が落ちるんです。

仕方がないから今度は故障した機械の所へ行って、「なぜボルトが緩んだんだ?」「なぜ油が漏れたんだ?」と、「なぜ?」を5回、6回と繰り返すうちに、「そうか、ここがまずかったのか」と真因に辿り着く。

そこで手を打つと、二度と同じトラブルは起きないわけです。

一番まずいのは、ボルトが緩んでいるのを見つけた時に、ただ締め直しただけで済ませてしまうことです。

「なぜだ?」と追及して真因を解消していないと、後でまた緩んで油漏れを繰り返してしまい、大目玉を食らうわけです。

若い頃に大野や鈴村からうるさく言われ続けたおかげで、最低5回は「なぜ?」を繰り返すのが私の癖になってしまいました。

これは仕事に限らず、例えばお腹が痛い時に「なぜ?」を繰り返して、健康のことをいろいろ考えるようにもなりました。

社長に就任した時も従業員に、各々の職場で「なぜ?」を繰り返して真因を突き止めることの重要性をお話ししました。

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