働いたら負け?「在職老齢年金による年金停止」で大損は本当か

高齢者の労働意欲を削ぐという理由で、「在職老齢年金」の制度の廃止が検討されているようですが、果たしてそれは「正答」なのでしょうか。今回の無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』で著者のhirokiさんが、在職老齢年金の基本的な事例をもとに解説しています。

60歳から65歳までの在職者の年金停止の基本的な流れ

最近のニュースだったか、ビックリしたんですが在職老齢年金を廃止する事を検討みたいな情報を目にしました。在職老齢年金による年金停止が高齢者の働く意欲を削いでいるから高齢者の就労を推し進めるためにも廃止を検討と。

在職老齢年金は60歳以降に厚生年金に加入する(これを年金の世界では在職という)月の給与(標準報酬月額)と直近1年間に貰った賞与を12ヶ月で割った額と厚生年金月額の合計が定められた基準額を超えると停止されるというものです。

平成31年度の基準額は65歳未満は基準額は28万円、65歳以上は47万円基本的に給与が2増えると年金が1停止される仕組みになっている。年金相談の中では非常に多い案件の一つ。停止されて不満という受給者様は非常に多いです^^; 大抵文句言われる(笑)。

なお、在職老齢年金制度は昭和40年改正から始まって、約50年の歴史があります。老齢の年金はもう現役を引退した人に支給されるという意味を持つものですが、せめて税金が投入されてる部分以外は支給しようとなったものが始まりでした。

厚生年金は昔は20%の税金負担がされていたので、在職していてもその税金分を引いた分くらいは支給しようとなってから様々に形を変えてきて、平成16年改正から今のやり方になってます。

東京五輪のためにも駅の表示にハングルは必要ない納得の理由

東京オリンピックを来年に控え着々と準備が進む都内の駅などでは、日本語、ローマ字、ハングルなどさまざまな言語で書かれた看板や電光掲示板を目にするようになりました。そんな「当たり前」と流してしまいがちな状況に待ったをかけるのは、AJCN Inc.代表で公益財団法人モラロジー研究所研究員の山岡鉄秀さん。山岡さんはその理由を自身の無料メルマガ『日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信』に記しています。

駅の電光掲示板の外国語表記を止めるべき本当の理由

顧客との会議に出席するために電車の駅に急ぐサラリーマン。

改札口をくぐって、電車の行先と時刻を確かめようと電光掲示板を見上げる。

と、そこには解読不可能な外国語の文字が溢れ、日本語は一文字もない。唖然としながら、ひたすら日本語が現れるのを待つ

しかし、次に現れるのも理解不能な外国語。為す術もなく立ちつくすサラリーマンが乗るはずだった電車のドアが閉まり、駅を離れていく….。

全世界のアメ通読者の皆様、山岡鉄秀です。

皆さんも、これと似たような経験をされたことがありませんか?日本にいるのに、日本人が全く読めない表示が溢れ、大多数の日本人が不便な思いを強いられていると感じませんか?

困惑した人が思い余って鉄道会社に苦情の電話をかけると、お決まりの答えが返って来ます。

「これからオリンピックを控え、世界中から多くのお客様がお見えになりますので、その方々の便利を考えての処置でございます。どうぞご理解お願い申し上げます」

これって、国交省の行政指導なのでしょうか?

世界広しといえども、こんな間抜けな国はなかなかありません。日本人はおもてなしhospitality)」を完全に履き違えています

自分たちが読めない文字で掲示板を埋める…それでは媚びていると受け止められます。観光客はその国にしかない異国情緒を求めてくるのです。多民族国家のオーストラリアでもこんなことはしません。駅の表示は英語表記だけです。病院やトイレには多言語での注意書きがありますが…。

きっと多くの方が同じように感じていらっしゃるのではないでしょうか?

目には京都の青もみじ。初夏なら人影まばらな嵯峨嵐山で見る新緑

「青もみじ」をご存知でしょうか。秋に紅葉するモミジが色づく前、青々とした葉を茂らせている時期を指す名称です。京都に数多く存在する紅葉の名所は、イコール青もみじの名所でもあります。今回の無料メルマガ『おもしろい京都案内』では著者の英 学(はなぶさ がく)さんが、嵐山・嵯峨野地区に多く点在する「青もみじスポット」をたっぷり紹介しています。

青もみじを堪能する

5月は新緑の季節ですが意外にもオフシーズンです。特に紅葉名所が多い嵐山・嵯峨野地区などは紅葉シーズンほど人はいません。ゆっくり散策できるため庭園を堪能するにはベストシーズンです。そして「青もみじが見事な季節でもあるのです。

まずは渡月橋周辺からご紹介します。最初はやはり世界遺産天龍寺です。亀山を借景とした夢窓疎石作の曹源池庭園は新緑の季節も見応えがあります。

その後は天龍寺の裏手にある塔頭宝厳院は穴場的存在です。通常は非公開ですが、紅葉と青もみじの季節だけ特別公開されます。回遊式庭園「獅子吼(ししく)の庭」はどこから見ても絵になる素晴らしい庭園です。

サスペンスドラマでもよく使われている渡月橋西詰にある法輪寺も青もみじスポットです。石段の参道脇を青々としたもみじが出迎えます。

竹林の小径を入ったところにある野宮神社は源氏物語にも登場する由緒ある神社です。初夏には清らかさ溢れる境内に目を奪われることでしょう。

近くにある二尊院は紅葉の馬場」と呼ばれる参道が有名ですが、紅葉の名所は青もみじの名所でもあることをお忘れなく。

そのまたすぐそばにあるのが常寂光寺です。小倉百人一首が編纂された小倉山荘跡といわれています。その名の由来は常寂光土。仏教用語で理想郷を意味しているのだとか。そんな素晴らしい光景の広がる境内も息を飲むほどの青もみじが待っています。

ひっそりと竹林に佇む祇王寺は新緑から夏にかけて素晴らしい苔の庭園を楽しむことができます。もちろんその頭上は青もみじに覆いつくされた空間が広がっています。

最後は宝筐院(ほうきょういん)の落ち着きのある見事な庭園を散策してみて下さい。青々とした楓のトンネルをくぐると入口の小ささから想像できない程広い境内に青もみじの世界が広がっています。

混雑の少ない新緑の嵯峨・嵐山で青もみじ」を愛でてみてはいかがでしょうか?

image by: 京都フリー写真素材

結局みんなが不幸になる「孫疲れ」を無くすため、家庭ですべき事

「共働き夫婦は子育ても共に協力」とは言うものの、結局は母親の方に重くのしかかるのが現実。そこでついつい実の母親を頼る家庭も多いのですが、問題となるのが「孫疲れ」です。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、母子がもっと割り切って「孫疲れ問題」を解決すべきと提唱しています。

孫疲れ

会社員だったころ、残業しながら家事のハナシをしていたとき女性の先輩が

「あーあ、ウチにもお嫁さん、来てくれないかなあ…」

と溜め息まじりに言っていました。たしかに残業が続くと部屋には脱いだ服が散乱しやっと干した洗濯物はそのまま食事は全部外食…なんてことになっていましたからね。

そんなこんなな事情から起こっているのが

  • 孫疲れ

という言葉です。なんだかもう、説明しなくても理解出来る言葉ですよね。

日本の過酷な労働環境の下で

  • 母の代わりに祖母が

家事育児をこなすわけです。日本の過酷な労働環境の中で、女性が仕事にやりがいを見出し全力投球するには

  • シュフが必要…

ってことなんですよね( ̄∇ ̄) いや、いろんな意味で日本の労働環境もマジ、ありえないわ。

で、娘は実母が相手だと頼みやすいために

  • いつの間にか丸投げ状態

になってしまうんでしょう。いかにもありがちなお話ですよね。

一般論では、育児も家事も

  • 各家庭で

行われることです。もとより外注するのは全く問題ありませんし、それが親族や実親ならいろいろとお願いできて万々歳です。ですが、ここで問題にしているのは孫疲れするほどの労働が実親にのしかかっているケースです。

家族という血のつながりに甘えているカタチという違いはありますが、これでは母親だからツマだからという立場につけ込んで家事や介護を家庭内のオトナ女子に押しつけるやり方と大して変わらないように思えます。

コレを防ぐためには、やはり

  • どこかで線を引くこと

です。根底に血縁ならではの信頼と甘えがあるので、どうしてもどこまでもなにもかもいつまでもいつでも、みたいなことになりがちなんです。

食べたらいいことある?ミスド定番7種が美味しくリニューアル!

甘くて食べ応えのある人気スイーツ、ドーナツ。サクッとした食感がたまらない「オールドファッション」や、しっとりとしたチョコ好きにはたまらない「チョコレートドーナツ」など、たまに無性に食べたくなるんですよね。みなさんは、どんなドーナツが好きですか?MAG2NEWSシュウマイは、あま〜い砂糖のアイシングがかかったミスドの「オールドファッションハニー」が大好きです!

この度、2019年5月10日(金)から、「いいことあるぞ」のCMでおなじみミスタードーナツの定番人気シリーズ「オールドファッション」と「チョコレート」の2シリーズが新しくリニューアル発売されました! ミスドの人気ドーナツ全7種類が新生地になってバージョンアップしたので、さっそくドーナツ好きの私、編集部シュウマイがご紹介いたします。

「オールドファッション」と「チョコレート」シリーズがリニューアル

0219__brashup_B2posterヨコOLCS5

気軽にドーナツを楽しめる人気店ミスタードーナツ。今回は定番の2シリーズをおいしさにこだわってリニューアルしました。

オールドファッションシリーズはドーナツのミルク風味をより感じられるよう甘さのある生地に、そしてサクッとした食べ応えのある食感をより楽しめるようになっています。また、チョコレートシリーズは、生地に使用するチョコレートの割合を多くすることでチョコ感がアップ。しっとりとした食感と濃厚な甘さを堪能できます。

オールドファッション

ミルクの風味とサクッとした食べ応えが特徴的な「オールドファッション」(118円・税込)。定番中の定番のドーナツです。

チョコファッション

オールドファッションにチョコレートをコーティングした「チョコファッション」(140円・税込)。ホイップをトッピングするのがおすすめだそうですよ。

オールドファッションハニー

オールドファッションにアイシングのかかった「オールドファッションハニー」(140円・税込)。シュガーの甘さが甘党にはたまらないですよね。

チョコレート

濃厚なミルクチョコレートを使用した「チョコレート」(118円・税込)。食べ応えバツグンでチョコレート好きに人気の商品です。

ダブルチョコレート

チョコレートとチョコレートクランチをトッピングした「ダブルチョコレート」(140円・税込)。トッピングのサクッとした食感も楽しめるチョコづくしのドーナツ。

ゴールデンチョコレート

しっとりとしたチョコレートドーナツにカリッとしたクリスピーをトッピングした「ゴールデンチョコレート」(140円・税込)。子どもの頃、大好きだった!という方も多いのではないでしょうか。

ココナツチョコレート

チョコレートドーナツにココナツをトッピングした「ココナツチョコレート」(140円・税込)。シャリっとしたトッピングのココナツがクセになるドーナツです。

抹茶スイーツプレミアムの新商品も登場!

main

さらにミスタードナッツでは同じく、本日2019年5月10日(金)からmisdo meets 祇園辻利「抹茶スイーツプレミアム」の新商品も発売されています!シリーズ第2弾となる今回は全3種類の抹茶ドーナツが登場!

オールドファッション宇治抹茶

sub2

サクサク食感のオールドファッション生地に宇治抹茶を練り込んだ「オールドファッション宇治抹茶」(162円・税込)。高級感のある宇治抹茶の味わいを楽しめます。

オールドファッションダブル宇治抹茶

sub1

宇治抹茶を練り込んだオールドファッションに、宇治抹茶チョコをトッピングした「オールドファッションダブル宇治抹茶」(172円・税込)。ミルクの風味と抹茶を楽しめるドーナツです。

オールドファッション宇治抹茶黒蜜きなこ

sub3

オールドファッション生地に宇治抹茶と黒みつを練りこんだ「オールドファッション宇治抹茶黒蜜きなこ」(172円・税込)。ドーナツにたっぷりかかったきなこシュガーがアクセントとなっています。こちらの3種類のドーナツは期間限定なので、ぜひチェックしてみてくださいね。

スイーツの中でもおやつにぴったりな、ドーナツ。コーヒーブレイクのおともにお一ついかがですか?

source: PR TIMES(1), PR TIMES(2)

※ショップにより取り扱い品目や価格が異なる場合があります。
※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。

アメリカ、対中関税25%に引き上げ措置を発動。中国は報復検討

共同通信やNHKなど報道各社によると、トランプ米政権は10日午前0時1分、日本時間の午後1時1分に、中国からの輸入品2千億ドル(約22兆円)分(5700品目)に対する追加関税率を10%から25%に引き上げる措置を発動した、と報じた。中国は報復措置も検討しており、米中間に不穏な空気が立ち込めている。なお、閣僚級会議は継続する模様。(随時更新)



※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

日韓の「国民性」その差はどこに?キリスト教を切り口に考察した

日韓両国の間には今、様々な問題が横たわっています。そんな両国の相違点を「キリスト教」を切り口に調査し明示しようと試みているのは、メルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』の著者で、通信社のソウル特派員経験も持つ引地達也さん。引地さんは今回の記事中、調査を行おうと思うに至ったきっかけや、その結果がもたらすであろう意義を記しています。

キリスト教から見るジャーナリズムの倫理観とケア行動

社会における「ケア」活動は、そのケア活動を生み出すコミュニティがケアの質を高めたり低くしたりする─。そんな当たり前そうな命題を設定し、現在研究を進め、今月は日本と韓国でのアンケート調査を始めた。それは「キリスト教を切り口にし、コミュニティを形作る日韓のメディア行為の差異、結果として発出されるケア行為の違いを浮き彫りにしようという試みだ。

私がソウルで記者活動をしていた時に、考えた日韓の「違い」を実証的に明示できないかと考えての本調査は、どの国においてもケアの質を高めようとする時に重要な示唆を含んでいるとの仮説をもとに進めているが、いざキリスト教会に赴き、面前でアンケート調査を進めていると信者のみなさんから「この質問は難しい」などとの声も聴かれる。「少し頭をひねってでも、お願いします」と平身低頭に協力をお願いする声は、ケアの未来を開くため、との思いが込められている。

日韓には現在、大きな溝がある。戦時中の朝鮮人労働者に対する賃金に関する徴用工問題や北朝鮮をめぐる対応の違い、韓国の「進歩派」大統領と日本の「保守的」首相との根本的な思想と行動様式の違い。近年の交流史を振り返れば、この溝は現在においては外交問題ではあるが、時の為政者が変われば可変するものだから、一時のものでもある。

一方で「国民性という言葉で括られるメンタリティはその社会反応を呼び起こす際の素因でもあるから、その一時の現象を判断するには、国民のメンタリティを考えなければならないのだが、これは歴史や思想史、宗教や倫理性等、多面的に複合的に観察し、それらの関係性の結果として行われるコミュニケーション行為を捉えなければならないから、簡単なことではない。今回の「キリスト教」に関する調査は、日韓の宗教観の先にある国民的な倫理観を分析した上で、メディアの倫理につながるのかどうかの挑戦である。

韓国はキリスト教国に近い様相を持ったアジアでは珍しい国でもある。日本のキリスト教徒は約191万人で1%に対し、韓国は3割以上がキリスト教、仏教が約25%とされる。この割合の多さゆえに政治の動向にも、社会問題にもキリスト教は大きく関わってきた。

80年代後半の民主化運動の際に、ソウル中心部にあるカトリックの明洞聖堂が民主化を後押しした歴史的な行動をとったことは有名である。同時に民主化以降の大統領7人中、金泳三金大中廬武鉉李明博文在寅がキリスト教徒である。

いかがわしい言い訳も。電力各社が原発テロ対策に消極的な理由

原発のテロ対策施設設置の期限延長を求める電力各社に対し、これを認めず、未完成ならば稼働中の原発であっても運転停止を命じるとした原子力規制委員会。そもそも5年もの猶予期間を与えられていながら本腰を入れなかったと言わざるを得ない電力会社サイドに問題があったと言っても過言ではないのですが、「原発停止なら電気料金値上げも止む無し」との開き直りまで見せています。斯様な姿勢を猛批判するのは、元全国紙社会部記者の新 恭さん。今回、新さんは自身のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』で、大手電力各社がテロ対策に消極的かつ急がない理由を考察しています。

テロ対策施設の遅れで原発ストップ、減益分を電気料金に転嫁か

北海道から九州まで海岸沿いに並ぶ50もの原子炉が、日本列島を、巨大な核爆発装置にしてしまっていることを、われわれは福島第一原発の事故で思い知らされた。

冷却水を通すための電源さえ破壊してしまえば、原子炉すべてが核爆弾になる。たとえばテロ集団が9.11のように航空機を突入させたらどうなるのか。戦慄すべき恐怖だ。

ところが、テロ対策への本気度を疑わざるをえない電力会社の姿勢が明らかになった。5年もの猶予をもらったテロ対策施設の建設が大幅に遅れているのを恥じぬばかりか、さらに期限を延ばすよう原子力規制委員会に要求したのだ。

もちろん規制委がこれに応じることはなく、期限に間に合わなければ、運転中の原発は停止せざるを得なくなった。すると、電力会社側は愚劣とも思える“反抗”を始めた。運転停止による利益の減少分を電力料金値上げで補う考えを示したのだ。そこに道理があるだろうか。経過を整理しよう。

原発の再稼働をするには2013年施行の新規制基準を満たさねばならないが、原子炉本体や建屋の設備の安全性強化とともに、航空機などのテロに備えた施設の新設も義務づけられている。お役所言葉で「特定重大事故等対処施設」、略して「特重施設」と呼ばれるものだ。

特重施設は、原子炉本体から100メートルていど離れた所につくり、制御室、電源、水源の装置を備え、緊急時に炉心を冷やし続ける役割を担う。9.11テロをきっかけに米原子力規制委員会(NRC)がつくった対策プランを参考にしたらしい。

国や電力会社が原発再稼働を急ぐなか、規制委員会は新規制基準に合格するための本体施設改良工事を先行させ、特重施設については経過措置として本体工事認可日から5年後までに完成させるようルールを定めた。

現在、九電の川内1、2号機、玄海3、4号機、関電の高浜3、4号機、大飯3、4号機、四電の伊方3号機が再稼働しているが、特重施設について各社とも、今ごろ「建設が期限までに間に合わないので延長してほしい」と言い出したのだ。

4月17日、原子力規制委員会の会合に関西、九州、四国の電力3社と電事連の担当者が出席し、特重施設の建設が遅れている理由について説明した。その内容は、つまるところ「安全性向上につとめたため予想以上に大規模工事となり時間がかかっている」というものだ。「安全向上を言い訳に使っているところがいかがわしい

役者が違う。トランプ突然の「ちゃぶ台返し」に顔面蒼白の習近平

米中間で激化する貿易交渉が大詰めを迎える最中の5月7日、先手を打つ形で中国製品への更なる関税引き上げを公に宣言したトランプ大統領。国際ジャーナリストの北野幸伯さんは自身の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で、株式市場の乱行下や、日本企業を含む世界経済の悪化を加速させると言った「トランプのちゃぶ台返し」の副作用について解説しています。

トランプの「ちゃぶ台返し」で世界は経済危機に突入?

ちゃぶ台返し

 

読み方:ちゃぶだいがえし

別表記:ちゃぶ台がえし、卓袱台返し

 

気に入らないことがあって権力者が激昂するなどして下の者の「お膳立て」を台無しにする、このまま円満に運ぶかと思われた事柄を権力者や上長の独断で御破算にする、といった意味合いで用いられることのある言い回し。

(実用日本語表現辞典)

もっとも話題になっているのは、これでしょう。

世界の二大経済大国である米中間の貿易交渉の最終ラウンドを目前に、トランプは「中国との貿易交渉は続いているが、中国側が再交渉を試みていて進展が遅すぎる。駄目だ!」とツイート。その上で、中国からの2,000億ドル分の輸入品に対する関税を10日に10%から25%に引き上げると表明。さらに現在は関税対象となっていない3,250億ドル分の中国製品についても25%の関税を課す考えを示した。
(ニューズウィーク 日本版 5月7日)

今アメリカは、500億ドル分の輸入品に25%の関税をかけている。2,000億ドル分に10%かけている。トランプは、これを10日に25%に引き上げるとツイートした。さらに、関税対象になっていない3,250億ドル分についても25%の関税を課すと発言した。これを受けて、株が下落しました。

世界の金融市場の反応は予想どおりだった。中国の二大株式市場はそれぞれ5%と7%下落した。米株式市場も500ポイント近く下げて始まったが(その後、部分的には回復)。
(同上)

いったいこの発言、何が問題だったのでしょうか?

このツイートに、中国側の交渉チームは仰天した。何しろ彼らはこのあとワシントンを訪問して大詰めの交渉を行い、10日にも大筋合意を発表したい考えでいたのだ。
(同上)

そう、米中はこの問題を解決すべく交渉をつづけている。そして、合意の一歩手前まできている。それを、トランプは一言でぶち壊した」。

ちゃぶ台返し

 

読み方:ちゃぶだいがえし

別表記:ちゃぶ台がえし、卓袱台返し

 

気に入らないことがあって権力者が激昂するなどして下の者の「お膳立て」を台無しにする、このまま円満に運ぶかと思われた事柄を権力者や上長の独断で御破算にする、といった意味合いで用いられることのある言い回し。

(実用日本語表現辞典)