なぜ、3歳の女の子は亡くなってしまったのか?韓国全土を騒然とさせた事件

大学病院の転院拒否の末、死亡してしまった3歳の女の子。この事件が韓国で大きな衝撃を与えています。無料メルマガ『キムチパワー』の著者で韓国在住歴30年を超え教育関係の仕事に従事している日本人著者が、その詳しい内容とこの事件で見えてきた市民と医療界の視点の「乖離」について語っています。

転院拒否の末に死亡した3歳の女児事件

忠清北道報恩で溝に落ちて心停止状態で救助されたが、大学病院の転院拒否の末に死亡した3歳の女児事件と関連し、当時子供のそばを守っていた救急室の当直医師の録音記録が公開された。録音記録には、該当医師が「やるところまではやってみなければならないのではないか」と119状況室に助けを要請する内容が盛り込まれた。

報恩漢陽病院の救急救命室の当直医師A氏が事件当日の先月30日、119状況室と通話した録音記録を9日、朝鮮日報が公開した。報道によると、当時A氏は大学病院の度重なる全員拒否に「このように(生命が)消えるのを見ることはできないのではないか」とし、「助けなければならないのでなんとか助けてほしい」と119状況室要員に訴えた。

当時、緊迫した状況は録音記録を通じてそのまま伝えられた。心肺蘇生法(CPR)で子供の呼吸が戻ってきたが、近くの大学病院で全て「小児集中治療病床がない」などの理由で子供の移送を拒否すると、A氏が結局119状況室に助けを求めたのだ。当時、A氏は直接、あるいは119状況室を通じて忠清・京畿地域の大学病院9か所全てに救助を要請したが、全て断られた。

この日、生後33か月になるBちゃんは報恩郡報恩邑のある住宅の近くにあった縦、横、深さ1.5mの水たまりに落ちて、午後5時ごろAさんが勤務する病院に運ばれた。Bちゃんは移送当時、心停止状態だったが、Aさんと医療スタッフの応急処置のおかげで、午後5時33分ごろ脈拍がしばらく戻ってきた。病院側はこれと関連し、「薬物による(一時的な)心臓の鼓動信号と見えたが、それでも助けようと医療スタッフが大型病院に転院を試みた」と朝鮮日報に明らかにした。 Bちゃんは午後7時ごろ、再び心停止に陥り、約40分後に死亡判定を受けた。

高校球児たちにも役立つ驚くべき効果。「人間学」は何を強くするのか?

「人間学」を学ぶ月刊誌である「致知」をテキストにした学校現場での勉強会が大きな広がりを見せているそうです。今回のメルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、実際に導入した学校とその成果を紹介しています。

学校現場でも急増する勉強会

『致知』をテキストにした人間学の勉強会「木鶏会」が学校現場でも導入され、「学内木鶏会」として若者の間に大きな広がりを見せています。

東洋大学ラグビー部を率いる福永昇三監督、札幌日大高校野球部を率いる森本琢朗監督も、学内木鶏会を導入して選手たちの目覚ましい成長を目の当たりにしているといいます。

お二人はなぜ学内木鶏会を導入したのか、そしてどのような成果を得たのか。

『致知』5月号で、各々の足跡を交えて、現代の寺子屋・学内木鶏会の魅力を語り合っていただきました。

その一部をご紹介いたします。

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[森本]うちのチームはまだ夏の甲子園出場こそ果たしていないのですが、私が2020年に『致知』と出逢い、そこに書かれている内容を題材にして毎朝ミーティングをし始めたら、翌2021年の春季北海道大会で初優勝して、北海道ナンバーワンになることができました。

それで木鶏会を導入して、毎月1回、全部員70名がグループに分かれて『致知』の読後感を分かち合い、グループごとに代表を選んで発表しています。

最初は高校生には難しいかもしれないと思ったのですが、彼らなりの感性でいい学びをしてくれているんです。

ありがたいことに高校野球というのはとても発信力がありまして、私どもが木鶏会を実施していることをメディアでお話ししましたら、『致知』を愛読なさっている親御さん、中学校やクラブチームの指導者の方々がそれをご覧になって、そういうチームならぜひにと、お子さんや選手を送ってくださるようにもなってきています。

[福永]それは素晴らしいですね。

[森本] 
今年は経営者の方が、いろんな高校から声がかかっているご子息をうちへ預けてくださいました。

野球だけでみると本校よりも力を発揮しているチームはたくさんありますが、長い人生を考えた時に、うちへ3年間預けたほうが我が子にとってプラスになると感じていただいたようなんです。

脳の体積は「生まれた年代によって変化している」という研究結果

人間の脳は、時代を経るにつれて大きくなっているのでしょうか? 実は、脳の大きさが生まれた年代によって変わってきているという海外の研究結果を今回、もりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』が紹介しています。

脳の増大傾向

◎要約:『生まれる年代が遅くなるつれて、徐々に高齢者の脳体積は増大している可能性がある』

今回は、人口全体の脳の体積が生まれた年代ごとで異なる傾向があるのではないかという内容の研究をご紹介します。

Trends in Intracranial and Cerebral Volumes of Framingham Heart Study Participants Born 1930 to 1970

フラミンガム・ハート・スタディにおける1930から1970年にかけての頭蓋内・脳体積の傾向

フラミンガム・ハート・スタディという大規模な虚血性心疾患の研究を元にしており、1930~1970年代に生まれた認知能力低下のない3,226人(平均57.7歳、53%が女性)が対象となりました。

結果として、以下の内容が示されました。

・1930年代生まれから、1970年代生まれまで、頭蓋内体積、脳の各所の体積を調べてみると、後の年代ほど体積が増大する傾向があった。

・例として、頭蓋内体積で示すと1930年代生まれに比べて1970代生では6.6%(1237mL)の増大があった。

・同様に、1940年代生まれと1950年代生まれを比較しても、増大傾向が認められた。

論文中では生まれた年代による生育環境の違いの影響が指摘されていますが、認知症に対しては発症を抑制する方向に作用することが期待される内容でした。

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断水下 仰げばブルーインパルス 岸田は訪米 バイデンに「ワン!」…飼い犬首相がアメリカから持ち帰る最悪の手土産とは?

能登半島地震から100日、航空自衛隊のブルーインパルスが上空を飛行し「住民たちから歓声が上がった」と報じられてから3週間余りが経過した。だが被災地では今なお断水が続き、自民党の“棄民政策”によるゴーストタウン化が進んでいる。被災者の人々が「復興のスタート地点にも立てていない」と嘆く中、この国の政府は何をしていたのか。1月29日の国会質疑で「追加策を検討する」としていた岸田首相は自分自身の言葉を忘れ、国内問題のすべてを放り出して米国に旅立った。日本がアメリカの忠犬であることをバイデン大統領の前で誓うためだ。『きっこのメルマガ』著者で人気ブロガーのきっこ氏が詳しく解説する。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:岸田首相の卒業旅行

見捨てられた被災地。続く断水、復興のメド立たず

能登半島地震は、発災から3カ月が過ぎた3月末の時点でも、珠洲市など3市2町の7860戸で断水が続いており、復旧の見通しは立っていない状況です。そうした地域の被災者は「まだ復興のスタート地点にも立てていない」と口々に言っています。

しかし、国会は自民党内部の裏金問題でてんやわんや、岸田文雄首相の都合だけで決めた一貫性のない不公平な処分に、党内からは不満が噴出しています。

また、厚生労働省が8日に発表した2月の毎月勤労統計調査によると、物価上昇に賃金の伸びが追いつかない「実質賃金のマイナス」は23カ月連続となり、リーマンショック時の過去最長タイとなりました。3月も改善の見込みは望めないので、このまま行けば過去最長を更新するでしょう。

さらには同日、東京商工リサーチが、2023年度の全国の負債額1000万円以上の倒産件数が9年ぶりに9000件を超えて9053件となり、前年度比で31%も増加したと発表しました。これは、新型コロナ禍での「ゼロゼロ融資」の返済が本格化したことが主な原因と見られています。

せっかく大学を卒業したのに、奨学金の返済で生活に困窮し、家賃も払えなくなってアパートを追い出され、ネットカフェに寝泊まりしているような話ですね。

【関連】日本国民が知るべき「山本太郎は岸田総理に何を質問したか?」被災者切り捨て国会「対策を検討」の醒めぬ悪夢

国内問題をすべて放置。岸田首相は“バイデン詣”へ

そして、そんな発表があった4月8日、これらの問題すべての責任者であるはずの岸田首相は、アメリカのバイデン大統領から国賓待遇で招かれていた「卒業旅行」へと、手土産の「桜の苗木」を携えて、浮かれ気分で旅立ちました。

バイデン大統領は2021年1月の就任以来、フランス、韓国、インド、オーストラリアの首脳を国賓待遇で招いており、日本の岸田首相は5人目の国賓待遇となるそうです。

日本の首脳が国賓待遇で招かれるのは、2015年に当時のオバマ大統領から招かれた安倍晋三首相以来で、その前は2006年の小泉純一郎首相、1999年の小渕恵三首相の例があります。

当時のブッシュ大統領(息子のほう)に招かれてエルビス・プレスリーの邸宅を訪問した小泉首相が、遺品のサングラスを掛けてプレスリーのモノマネをして大ハシャギし、ブッシュ大統領夫妻をドン引きさせるという、日本中を赤面させた出来事は忘れられません。

アメリカに“忠犬メガネ”ぶりアピール

で、今回の岸田首相ですが、国内に山積する問題をすべて放り出してまで何をしに行ったのかと言うと、改めて日本がアメリカの忠犬であることをバイデン大統領の前で誓うためなのです。

2021年10月4日、第100代という記念すべき節目の内閣総理大臣に就任した岸田首相は、「新しい資本主義」「成長と分配による好循環」というお題目を唱えながら、現在まで「23カ月連続の実質賃金マイナス」という真逆の実績を積み重ねてきました。

そして、その裏では、バイデン大統領からの「お座り!」「お手!」「待て!」などの命令に、従順に従ってきたのです。

ここからは時系列で書いて行きますが、2022年12月16日、岸田首相は「安保関連3文書」の改定を閣議決定しました。当時、このコーナーでも大きく取り上げましたが、これまで憲法に基づいて専守防衛に徹してきた日本が「今後は自衛隊も米軍とともに戦う」という骨子の改定です。

かつて安倍晋三首相は「集団的自衛権の行使」という解釈改憲を閣議決定だけで強行しましたが、「反撃能力」という詭弁で「敵基地攻撃能力」を盛り込んだ改定を閣議決定だけで強行した岸田首相も、安倍首相に負けず劣らずのイカサマ野郎だと思います。

そして、米軍と一緒に戦争をするために、2023年度から5年間の防衛費をGDP比2%に当たる「43兆円」へと大幅に増額するという具体的な金額まで盛り込まれたのです。

この記事の著者・きっこさんのメルマガ

満開の桜が呼び覚ましてくれる数々の“思い出”。元お天気お姉さんが「桜と日本人」の関係を考察する

古より日本人の目を楽しませ、心を癒やし続けてきた桜。今年も各地で満開の桜を楽しむ人々の姿が各メディアにより伝えられています。そんな「桜」を取り上げているのは、「ニュースステーション」などに出演していた気象予報士で健康社会学者の河合薫さん。河合さんはメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』で今回、花見の起源やソメイヨシノをめぐる最新の研究結果を紹介するとともに、「桜と日本人の関係」を考察しています。

※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです

プロフィール河合薫かわいかおる
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

桜と富士山と日本人

桜前線が一気に北上し、各地から「桜満開」の便りが届いています。桜って、本当に可愛い。「私を見て!」と言わんばかりに下向きに花を開く。東日本大震災の時には多くの人たちが「開いた桜」に癒され、元日に大震災に見舞われた石川県珠洲市でも、国道249号沿いの「谷崎(たんざき)の桜」が色づき始め、多くの人たちを勇気づけているそうです。

お花見の起源は諸説がありますが、奈良時代説が有力です。とはいえ当時は梅の花が主流で、桜を愛でるようになったのは平安時代に入ってからです。『源氏物語』にも貴族たちが桜の下で宴を開催している様子は記されていていますし、『古今和歌集』には桜を詠んだ歌がとても多く残されています。当時は貴族の遊びだったお花見が、庶民の行事になったのは江戸時代以降です。結構、最近なんですよね。

さて、そんな桜の代表格「ソメイヨシノ」が誕生したのは、江戸時代後期です。オオシマザクラとエドヒガンの園芸種との交配種で、種がないために「接ぎ木」で全国各地に広まりました。

最新の研究結果によると、全国のソメイヨシノは4つのグループ(4つの塩基配列)に分類され、祖先である「最初の一本」の枝に4つのグループの特徴の痕跡があると考えられているとのこと。つまり、4つの塩基配列を持つソメイヨシノを探し出せば、その木こそが“ソメイヨシノの祖先”=最初の一本かもしれない、のです。…ロマンを感じさせる研究成果です。

ただし、ソメイヨシノの寿命はあまり長くないともされているので(否定する説もあり)早いこと見つけないと、たどり着く前に“消されてしまう”かもしれません。

実は私のマンションの南側は桜に囲まれているのですが、倒木のリスクありとのことで数本が今季の満開を最後に伐採されてしまったのです。代わりに植えられるのが寿命が長いコマツオトメとジンダイアケボノです。同様の植え替えは全国各地で進められていて、『さくら名所100選』にもなっている、茨城県日立市の桜並木でも、植え替え計画が進められています。

さらには、特定外来生物の「クビアカツヤカミキリ(クビアカ)」による被害も報じられています。中国や朝鮮半島などに生息していたクビアカは、桜や梅、桃、柿などに産卵する習性があり、幼虫は数年かけて幹の中を食い荒らし、木を枯らします。

2012年に名古屋で被害が確認され、現在は13都府県に広がっているそうです。

この記事の著者・河合薫さんのメルマガ

伝統芸能の新たな道を切り開く。フリーランス狂言師が語る日本の強さ

従来の枠にとらわれない「フリーランス狂言師」の茂山千三郎さん。伝統芸能を引き継ぎながら新たな道を切り開く茂山さんのインタビューを今回のメルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』で紹介しています。

狂言が教える日本人の強さの源

江戸時代から続く名門に生まれながら、「フリーランス狂言師」として従来の枠に囚われない活動で狂言の新たな可能性をひらいている茂山千三郎さん。

3歳の初舞台から50年以上狂言の一道を倦まず弛まず歩んできた千三郎さんに、狂言が秘める力、そこから見えてくる古来日本人が大事にしてきた生き方についてお話しいただきました。

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──(師匠である)お父様との稽古で印象に残っている教えなどはありますか。

<茂山> 
先程、口伝の話をしましたけれども、狂言は言葉や頭で理解するものではないんです。特に父は自分の背中を見て覚えろというタイプで、例えば、「目線は明後日の方向を見ろ!」「シュッと歩け!」で終わりです(笑)。論理的に何も説明してくれない。

あとは父の背中を見ながら、こうじゃないか、ああじゃないか、「倦まず弛まず」稽古を重ね、自分自身で気づいて体で覚えていくんです。

──芸の世界は、頭ではなく体で覚える。

<茂山> 
なぜ体で覚えるのかというと、頭で理解したことは忘れますし、舞台上でいちいち頭で考えて動いていては遅いんですよ。

一方、体で覚えたことは一生忘れませんし、舞台でも阿吽の呼吸で対応してぱっと動けます。江戸時代の寺子屋教育で、「四書五経」を大声で素読させていたのもそうだと思いますが、伝統芸能でも武道でも学問でも仕事でも、日本人は全部体で覚えてきた。それがまさに日本人の強さの源泉だったんです。

ただ、体で覚える教育も、特に戦後、頭で理解させる西洋式の教育に全部塗り替えられていきました。

ですから、伝統芸能の伝承を通じて、いま一度体で覚える教育のあり方を見直し復活させていくことが必要なのだと思います。

──とても大事なことですね。

<茂山> 
また、日本人の感性も同様です。能や狂言の作品には、自然の動植物がいっぱい出てきます。動植物を擬人化して、その気持ちを謡い表現していくわけです。ですから、かつての日本人は花や虫と会話ができたのでしょうね。

──ああ、動植物と会話が。

<茂山> 
実際「風の便り」とか「虫の知らせ」という日本語があるように、日本人は……

※続きは最新号をご覧ください!茂山さんのインタビューには、

・フリーランス狂言師として新たな道を切りひらく

・「和儀」の普及で元気な日本を取り戻す

・芸は頭ではなく、体で覚えるもの

・見えないものにこそ人生の幸福がある

など、伝統芸能に伝わる生きる知恵が満載です。詳細はこちら

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糖質制限とグルテンフリーはまったく別の概念。糖尿病専門医が解説する糖質制限食とグルテンフリー、カゼインフリーの関係

今やすっかりポピュラーとなり、多くの方が実践する糖質制限生活。それに比するかのように流通する情報量も多量となり、取捨選択に迷う方が多いのも事実のようです。今回のメルマガ『糖尿病・ダイエットに!ドクター江部の糖質オフ!健康ライフ』では糖尿病専門医の江部康二さんが、読者から寄せられた「糖質制限とグルテンフリー、カゼインフリーとの関係」についての質問に分かりやすく回答。グルテンフリーの実践者として知られるテニスのジョコビッチ選手が、朝昼食に糖質を摂っている理由についても解説しています。

※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです

グルテンフリー、カゼインフリーと糖質制限食について

Question

shitumon

血糖コントロールのため、高タンパク・低糖質を心がけ、チーズをよく摂取しています。

最近、「カゼインフリー」をすすめる記事に、乳製品に含まれるカゼインによって、

  • 腸内環境が乱れ、腸が炎症を起こす
  • 副腎疲労にもなる
  • ホルモンにも影響する

という理由で、チーズは避けるべきだとの専門的な記事を目にしました。

私は十二指腸潰瘍で入院したこともあり、除菌療法を行いましたが、今後の腸内環境と糖質制限の進め方を心配してしまいます。

また、糖質制限するには「グルテンフリー」を心がけることが必要との記事を目にします。

カゼインフリー、グルテンフリーの考え方についてどう考えればよいでしょうか?

ドクター江部からの回答

グルテンフリー、カゼインフリーと糖質制限食について考えてみます。

グルテンフリー

グルテンは小麦、大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質ですが、市販の小麦グルテンには、あるていど糖質も含まれています。

従って、糖質制限食では、小麦グルテンの使用は少量にとどめる必要があります。

糖質制限食OKのパンにおいてもグルテンを使わないとパンになりませんので、少量の小麦グルテンを使用しています。

欧米人に結構多い、「グルテンアレルギー」の人達には、グルテンフリーが必要です。

食べると、胃痛、吐き気、腹部のけいれん、胃部膨満、下痢、便秘、皮疹、浮腫み、集中力低下、気分の落ち込み、易疲労感などが生じます。

例えばテニスのジョコビッチ選手が小麦グルテンアレルギーであり、グルテンフリーにしてから、パフォーマンスが向上してナンバー1になりましたね。

グルテンフリーということは、小麦製品摂取を止めるということです。

注意しなくてはいけないのは、糖質制限0Kパンもグルテンアレルギーの人には、NGということです。

少量のグルテンでも、グルテンアレルギーの人が摂取するとアレルギー症状が出ます。

日本人には、グルテンアレルギーは少ないです。

グルテンアレルギーのない人は、普通に糖質制限食実践でグルテンフリーは必要ありませんので、糖質制限食OKのパン(少量のグルテンを含む)も食べても大丈夫です。

この記事の著者・江部康二さんのメルマガ

仕事ができる人は「解像度」が高い。じゃあどうやって上げるの?

仕事ができる人になりたいけれど、どうすればいいのかわからない。そんな人には「解像度をあげる」トレーニングはいかがでしょうか?無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の著者である土井英司さんがぴったりの一冊を紹介しています。

【これでバッチリ。】⇒『「解像度が高い人」がすべてを手に入れる』

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「解像度が高い人」がすべてを手に入れる

権藤悠・著 SBクリエイティブ

こんにちは、土井英司です。

結果を出そうともがいていた20代の頃、「売上=単価x数量」という式を見て、大きなヒントを得たことがあります。

漠然とやろうと思っていることを分解し、解像度を上げることでアイデアが湧いてきたり、実現可能性が高まる。

そういう意味でおすすめなのが本日ご紹介する一冊、『「解像度が高い人」がすべてを手に入れる』です。

著者は、元デロイトトーマツのコンサルタントで、株式会社キーメッセージ代表取締役社長の権藤悠さんです。

本書では、読者が「解像度が高い人」の3つの特徴、「物事が細かく見えている」「ユニークで鋭い洞察を得ている」「物事をわかりやすく伝えられる」を実現できるよう、理論と演習で学習をサポートしています。

それぞれに必要な能力を、「具体化思考力」「抽象化思考力」「具体⇔抽象思考力」と定義し、その磨き方を指南しており、丁寧に演習も用意しています。

・「モノを作らない業界」を5つ、具体的に挙げよ

・「人と人をつなぐ職業」を5つ、具体的に挙げよ

・「空港の書店」と「繁華街の書店」の違いを5つ挙げよ

・「売上1億円」を達成できなかった原因を5段階に分解せよ

などの問題を解いて行くうちに、ビジネスに必要な「解像度」が身につくようにできています。

既に「解像度」を扱った本が出ており、装丁も似ているのですが、新人が読むならわかりやすくていいと思います。

問題の中には、解説がやや主観的なものもありますが、解像度を上げる、要素分解する癖づけ、という意味では役立つと思います。

AIは正しい?スペースワンの小型ロケット「カイロス」はなぜ自爆を選択したのか

3月13日、日本の民間ロケットで初めて人工衛星を軌道に乗せるべく打ち上げられた宇宙事業会社スペースワンの「カイロス」初号機は、上昇から約5秒後に爆発しました。爆発の理由は、搭載されたコンピューターの判断と伝えられています。この出来事について、その後の報道量が少なく詳細がわからないことに「憤っている」と語るのは、施術家の吉田正幸さん。今回のメルマガ『施術家・吉田正幸の「ストレス・スルー術」』では、そもそも爆発を判断したのが人間ではなかったことに注目。Googleの生成AI「Gemini」が炎上した件などにも触れ、AIへの過信に疑問を投げかけています。

小型ロケット「カイロス」の爆発とAI

宇宙開発ベンチャー企業「スペースワン」の小型ロケット「カイロス」初号機が先月13日、同社の発射場「スペースポート紀伊」(和歌山県串本町)から打ち上げられたが、直後に爆発し失敗した。ここから日本の新しい宇宙開発の未来が広がるはずだったのに、もっと報道されてもいい事故だと思い憤りを感じた。

飛行中断処置が行われたといい、搭載した政府の小型実証衛星は失われた。同社によると負傷者はいない。原因は不明で、飛行データなどを基に今後、解明を進める。

日本の民間宇宙利用の“先兵”の一つとして期待されたが、技術の壁を認識する事態となった。イーロン・マスク氏も「ロケットは難しい」とXエックスに投稿した。

世間ではそんなに注目されていないが、自分は憤りを感じた。民間会社から初の打ち上げだったというのに期待があった。ロケット開発に失敗はつきもので、専門家は「めげることなく開発を進めるべきだ」と指摘したというが…。

カイロス(Kyi-based Advanced & Instant Rocket System)の名前の由来は、ギリシア神話に登場する時間神カイロスらしい。

ところで、爆破原因は何だったのだろう?それがなんと「自爆」。ロケットはおよそ5秒間上昇したのち、自爆している。自爆の判断は一体誰がしたのか?その判断は人間ではなく、AIだ。異常を感知したAIが自ら自爆したというのだ。つまりAIが勝手に判断して自爆したといわれている。

AIが判断したら、それは仕方のないことなのだろうか?AIの導き出した答えを当たり前に正しいと受け入れていないだろうか?そんなことをつい考えてしまう。

ChatGPTの普及でますます私たちの日常に浸透してきたAI。昭和生まれにとっては唯一の連絡手段は電話か伝言板。ガラケーが出て驚いて、気が付くとスマホに変わって、一人一台を所持するようになった。ただ厄介なのはその個人の情報は限りなく吸い上げられているとも考えられる。ちょっと行き過ぎた懸念かもしれないが、もしかしたらAIを装って外国からの侵攻が始まっている可能性だってある。

この記事の著者・吉田正幸さんのメルマガ

明治生まれのパン「シベリア」を100年変わらず作り続けるパン屋さんに人が集まる理由

カステラで羊羹を挟み込んだ三角形の菓子パン「シベリア」をご存じですか?今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、明治生まれのシベリアを100年変わらぬ味で提供し続けるパン屋さんを取り上げています。

100年変わらぬ菓子パン、明治生まれの「シベリア」を知っているか?

カステラで羊羹を挟み込んだ「シベリア」をご存知でしょうか。

明治時代後半に誕生し、冷蔵庫の普及していない、大正・昭和初期に、ひんやりとした食感と涼しげな名前で好まれていました。

大正時代には、どこのパン屋さんでも作っていたそうです。

昭和初期には、子どもたちが食べたいお菓子No. 1とも言われていました。

カステラと羊羹なのに、和菓子屋さんではなく、パン屋さんが作っていたのは、パン窯の余熱を利用してカステラを焼き、あんぱん用のあんを流用できたからです。

では、なぜ「シベリア」なのでしょうか。

由来は、「羊羹部分が大雪原を走るシベリア鉄道に見える」や「日露戦争に従軍した菓子職人が考案した」、「シベリアのツンドラを表現した」など、さまざまな説がありますが、真実は謎のままとなっています。

この「シベリア」を製造販売する、最古のお店だと言われるのが、横浜市にある「コテイベーカリー」。

1916年(大正5年)創業。100年超えの老舗パン屋さんです。

レシピは100年変わらず、当時のままの製法で作られています。

この「シベリア」は恐ろしく手間が掛かる商品で、1日に96個作るのに、6時間を要しています。

午前9時の開店に間に合わせるため、店主と奥さんが毎日午前0時に起きて、作業に取り掛かっています。

そんな苦労をするのも、老舗の伝統を守るため。100年の歴史を人に伝えるため。