加藤茶は「本当にイイ女」をどう見抜いたのか?妻・綾菜が「財産目当て」の汚名返上、芸能界一の良妻になれたワケ

世間を驚かせたタレント・加藤茶(77)と綾菜(32)の45歳年の差婚。紆余曲折がありながらも、2人は今年で結婚10周年を迎える。結婚当初は「財産目当て」「加トちゃんは騙されている」など激しいバッシングを受けたが、今では妻・綾菜の評価が一変。夫を支える献身的な妻として称えられるようになった。この10年で加藤夫妻に何があり、綾菜はなぜ180度もイメージを変えることができたのだろうか。

保険金目当ての“毒妻”と言われて

2人が2011年に結婚をした時、綾菜はまだ23歳だったのに対し、加藤はすでに68歳。父と娘というより、下手したらおじいちゃんと孫というほどの年齢差があった。

当時の綾菜は濃いめのメイクに派手な服装が特徴の完全な“ギャル系”。そのパリピ的な見た目から、“金目当ての毒妻”と非難された。

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綾菜がブログにとんかつの画像を載せれば、「嫁が加トちゃんを殺そうとしてる」「どうせ加トちゃんに高い生命保険をかけてんだろ」と激しい誹謗中傷。

引っ越すたびに自宅は即バレし、自転車を木につるされたり、いたずら電話が鳴りやまないなど、さまざまな嫌がらせを受けてきた。そのたびに家を転々とし、引っ越した回数は数知れない。

しかし、綾菜はこうしたバッシングに対して、メディアやSNS等で反論することを一切せず耐え続けた。いくらでも抗議しようと思えばできたはずだが、綾菜は口をつぐんだのだ。それもこれもすべては夫である加藤茶のため。

綾菜は当時のことを振り返り、自身のことを未熟だったとした上で、加藤茶と生きていく覚悟が足りなかったと、自責の念に駆られていたことを明かしている。

普通の妻なら、なかなかここまで自分を責めるようなことはできないだろう。

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加藤茶を襲った大病で強固になった「夫婦の絆」

綾菜は夫・加藤茶のために生きているといっても過言ではない。何をするにもすべてが夫中心。それが自分の喜びにもつながっているのだ。

加藤は2014年、足が震え筋肉の動きが悪くなる症状を起こす「パーキンソン症候群」という病気を患っている。

当時ある番組に出演したところ、れつが回らず反応が遅かったことで発覚。視聴者からも多くの指摘があり、「加藤茶は重病なのではないか」という説が駆け巡った。

加藤は2006年に大動脈解離の手術を受けており、複数の薬を服用していたが、そのうちのひとつが合わなかったことが原因だと判明。

体調は回復せず、のどの筋肉も衰えて食事も飲み込むことができなくなり、一時は体重が38kgまで激減したという。

この時も相変わらず誹謗中傷は収まっておらず、「綾菜がついに毒を持った」「いよいよ綾菜がとどめを刺しにきた」「多額の保険金がいよいよ綾菜の手に」などのコメントでネットは炎上した。

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しかし、綾菜は「加藤を絶対に死なせてはいけない」という強い思いで、夫の入院はもちろん、筋肉を動かすつらいリハビリ生活も献身的に支え、つきっきりで寄り添った。

その結果、加藤の体調は安定し、今ではすっかり元気を取り戻している。

夫が大病を患うということは家族にとってかなり大きな出来事。結婚3年目で訪れた夫婦の危機だった。だが、この病気は「加藤を支えていく」という綾菜の覚悟をより強めるきっかけになったことは間違いない。

クレカ情報強者がアメックスグリーンを選ぶ3大理由「高ステータス」「永遠の憧れ」あと1つは?

マイルやポイントを貯めたり、優待サービスを受けられたりと、さまざまなメリットがあるクレジットカード。しかし、あまりにも数が多すぎて、何を選んだらよいかよくわからないというのが多くの声です。そんな時、やはり参考になるのがプロの意見。そこで、クレジット業界のオピニオンリーダーで、消費生活ジャーナリストの岩田昭男氏が最強のクレジットカードを選出。本当に“使える”1枚を紹介していきます。

プロフィール:岩田昭男(いわたあきお)

消費生活評論家。1952年生まれ。早稲田大学卒業。月刊誌記者などを経て独立。クレジットカード研究歴30年。電子マネー、デビットカード、共通ポイントなどにも詳しい。著書に「Suica一人勝ちの秘密」「信用力格差社会」「O2Oの衝撃」など。

世間もクレカ比較サイトも「アメックス」を誤解している

いまクレジットカードの比較サイトが人気で、私はその監修をすることが多い。個々のクレジットカードの点数はたいていそれぞれのサイトの編集部の担当者がつけるのだが、先日こんなことがあった。

アメリカン・エキスプレスのクレジットカードは何種類もあって、その一つにSPG(スターウッド・プリファード・ゲスト)カードというのがある。これは世界の最上級ホテル企業との提携カードで、高級ホテルを利用する富裕層にとっては使い勝手がよく、マイルを貯めることもできる。私としては評価が高いほうのカードだ。

ところが、ある比較サイトの編集部のこのカードに対する評価はびっくりするほど低かった。合格ラインの点数が2.0くらいだとすれば1.8くらいの採点だった。

そこで私は、「この点数は低すぎるのではないか」と担当者に質したのだが、「ポイント還元率や年会費などのいろいろな要素から総合的に判断したもので妥当な評価だと考えています」という返事だった。そこで私は「それは少し考え方が間違っているのはないか」と言い返すことになった。

決済だけではないクレジットカードの別の顔

このやりとりを通して私が痛感したのは、多くの人がクレジットカードを一括りで見ているということだ。しかし、実はクレジットカードは大きく分けて二つある。このことをまず頭に入れておく必要がある。

ではその二つとは何かというと、一つは楽天カードに代表されるようなVISAやマスターカードがついた決済に使われるためのカードだ。このタイプのカードは、先ほどいったポイント還元率などのベンチマークをつけて評価される。

この決済カードとは別にもう一つ、出張や接待などの大人のビジネス、それから旅行で大きな威力を発揮するクレジットカードがある。それがT&Eカード(トラベル&エンターテインメントカード)だ。

クレジットカードにはこの大きな二つのかたまりがあって、基本的にT&Eカードに点数づけなどをしてもあまり意味がない。決済カードと違って、買い物をすればポイントがたまるということにウエートがおかれたものではないからだ。

旅行に行ったときに至れり尽くせりのサービスを受けられる。贅を尽くし、趣向を凝らしたさまざまなイベントに参加できる。そうした付加価値の高いカードであり、そこから得られる満足度は点数ではなかなか計れない。

その代表が、ここで紹介するアメリカン・エキスプレス・カード=アメックスカードだ。

「最良のサービス」を提供するのがアメックス

決済メインのカードと、アメックスやダイナースに代表されるようなカードはそもそも出自が違う。それを知れば両者の違いがよく理解できる。

決済カードの代表的な国際ブランドはVISA、マスターは母体の銀行だ。たとえばVISAのルーツは1958年にクレジットカードの発行を開始したバンク・オブ・アメリカだ。いかに大きなネットワークを築いて、いかに正確に速くお金のやりとりをするかが主たる目的で、ユーザーがカードを何に使うかにはさして関心がない。

一方、アメックスのルーツは何かというと、アメリカ大陸横断の駅馬車。アメリカン・エキスプレスだから、いわば日本通運のようなものだ。1850年代にアメリカ東部から西部に旅行客や荷物、それからお金を運ぶ物流会社だった。

アメックス自身は「当社は旅行会社だ」といっている。つまり、決済インフラである前に、カスタマーサービスを提供する会社であり、旅行者や出張するビジネスマンをどうケアするかに主眼がおかれていて、いかにホテルや食事などで最良のサービスを提供するかが大事で、決済サービスはおまけにすぎない。

ダイナースについても少しだけ触れておくと、ダイナースはアメリカ東海岸の富裕層がレストランを加盟店にして発足したクラブ組織が始まりで、ダイナースは「食事をする人」という意味だ。

このように、ひと口にクレジットカード会社といっても、アメックス、ダイナースとVISAやマスターとは誕生の背景がまったく異なる。

アメックスの会員だけが味わえる「感動体験」

クレジットカード・ライフの初期のころは決済カードを持つことができれば、多くの人はそれだけで満足していた。しかし、現在のようにクレジットカードが普及してくると、決済カードだけでは満足できず、ワンランク上のカードがほしいというユーザーが増えてくる。

数年前、アメックスが「世界中の人が認めた観光都市」と高く評価する京都で行われた、醍醐寺の花見や花火、清水寺の夜間観覧などの会員向けのイベントに私も参加したことがある。

私たちはアメックスならではの洗練された演出で眼前に繰り広げられる非日常的な異空間を、時間を忘れて堪能した。醍醐寺にしても清水寺にしても普段は公開されていない庭を、一般客とは別に貸し切りで特別に見ることができるなど、少し大げさにいえば、一生の思い出に残るような「感動体験」だった。

アメックスなら最高級ブランドと出会える

もう一つ忘れられないのは、2016年に会員として招待されたセントレジスホテル大阪の体験だ。

アメックスのSPGカードはいまはマリオットヴォンボイという世界的なホテル企業とアメックスが提携して発行しているが、その名前からもわかる通り、少し前までスターウッドとアメックスが発行していたものだ。

スターウッド、正式にはスターウッド・ホテルズ&リゾーツ・ワールドワイドは世界中でたくさんのホテルを運営する大手ホテルチェーングループで、ウエスティン、シェラトンなど日本でもよく知られたホテルブランドを傘下に擁しており、セントレジスはそのなかの最高級ブランドの超豪華ホテルだ。

余談だが、2018年6月、アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長がシンガポールで首脳会談を行ったときに、金委員長が泊ったのがセントレジスホテルだった。

そのセントレジスが2010年に日本で初めてオープシンしたのが、セントレジスホテル大阪。一泊6~7万円のラグジュアリーホテルを利用する機会などほとんどないが、なかに入って驚いたのはホテル全体が美術館のようになっており、いたるところに日本画が飾ってあることだった。

洛中洛外図のような絵が目を引いた。ところがよく見てみると京都ではなく戦国時代の大坂の街並みを描いたもののようだった。しかも、端のほうには通天閣やなんとセントレジスホテルも見える。

あとでわかったことだが、そこにあったものはすべて大家が描いた既存の絵などではなく、新進気鋭の画家が描いた新作だった。現代の新たな息吹が感じられ、それがホテル全体の雰囲気を活性化させていた。ホテルが独自の主張を持っているのだ。

世界の一流アーティストと芸術談義

実はその日のメインは、ジェイミー・カラムというジャズ・シンガーのディナーショーだった。日本ではあまり知られていないかもしれないが、当時はまだ30代のイギリス人で、歌だけでなくピアノも弾き、文学にも造詣が深いマルチな才能の持ち主で、たくさんの女性ファンが詰めかけていた。

私は幸運にも彼とワインを飲みながらゆっくり話す機会を得たのだが、大学時代に学んだ溝口健二が好きだといっていたのが印象に残っている。とても謙虚な人柄で、日本の歌手や芸能人とは一味違う印象を受けた。ちなみに、溝口は「雨月物語」などで知られる、黒澤明や小津安二郎と並ぶ日本映画の巨匠だ。

こういう経験ができるのが、アメックスカードのすごいところだ。残念ながらVISAやマスターカードではこうはいかない。

年会費の元がすぐ取れるアメックスグリーン

これまで述べてきたような得難い経験を可能にしてくれるのが、ラグジュアリーカードのいわば入門カードとして最適なのが、アメリカン・エキスプレス・カード、すなわちグリーンカードだ。

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グリーンカードの基本スペックは以下のようなもので、会員になると至れり尽くせりのサービスおもてなしを受けられる。

  1. スーツケース1個を無料で配送<手荷物無料宅配サービス>
  2. 出発までの間を同伴者とゆっくり空港ラウンジで過ごせる
  3. 国内外の1200か所以上の空港VIPラウンジが無料で利用できる<プライオリティ・パス>
  4. 海外用レンタル携帯電話の優待
  5. 海外旅行先でも、24時間サポートを受けられる<グローバル・ホットライン>
  6. 最高5,000万円まで補償<海外旅行傷害保険>

もちろんカードを利用すれば還元率1%でポイントが貯まり(メンバーシップ・リワード)、貯まったポイントは各種の支払いに利用できるほか、商品や体験イベントとの交換も可能だ。さらにマイルや提携ポイントとの交換もできる。

気になる年会費は1万3200円(家族カードは6600円)だが、その上級カードのアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは3万1900円(家族カードは1枚目は無料)にくらべると格安だ。しかも、スペック的にはゴールドとくらべてもそれほど遜色はない

グリーンカードはゴールドカードへの手掛かりにも

決算手段という視点で見ると、決済カードに比べてアメックスのカードの年会費は高いと感じる人が多いかもしれない。しかし、付帯するサービスの内容を考えると決して割高とはいえず、総合的な満足度はアメックスのカードのほうが格段に高いはずだ

上級のゴールド会員になれば、先ほど述べたような豪華イベントに招待されるチャンスも増えるし、さまざまな面でより優遇されるようになる。一流の文化や芸術、アミューズメントに触れ、日常生活では味わうことのできない感動をえられる。それがアメックスカードのほかのカードにはない魅力なのだ。

そして、そういう高みに登り詰める手掛かりになるのがグリーンカードだ。ゴールドカードへのレールは敷かれている。まずはグリーンカードの会員になる、つまりファミリーになってアメックスの階段を上がってみてはどうだろうか。

 

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ジャニーズJr.卒業制度のウラ事情とJr.の本音。関係者が明かした真相

1月16日に突然発表された、ジャニーズ事務所による「ジャニーズJr.制度改定に関するご報告」という発表。満22歳到達後の最初の3月31日までに事務所と合意に至らなければ活動終了というもので、ファンや各メディアは「リストラだ」と騒然となりましたが、真の意図は何なのでしょうか? 有名芸能リポーターの井上公造さんが11月に新創刊したメルマガ『井上公造の「とっておき芸能情報+LIVE」』では、ジャニーズ取材歴30年の芸能リポーター・駒井千佳子さんが、今回の発表に関する個人的な見解と、ジャニーズの関係者から聞いたという真相を明かしています。

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駒井千佳子の「イケメン倶楽部」:「人生の選択を考える」制度改定でジャニーズJr.の今後は…

今月16日の夕方、ジャニーズ事務所のホームページに「ジャニーズJr.制度改定に関するご報告」との文書がアップされた。

「満22歳到達後の最初の3月31日までに、ジャニーズJr.としての活動継続についてジャニーズ事務所との合意に至らない場合は、ジャニーズJr.の活動としては同日をもちまして終了とさせていただくことといたします」という“卒業制度”だ。

ファン騒然

この文書が発表されると、Jr.のファンが騒然となった。ツイッターのトレンドに「ジャニーズJr.」が上がり、ツイートを見ると、推しメンは大丈夫だろうかと、戸惑う声が多く見受けられた。

文書で読むと厳しく感じられるこの制度の意図について、ジャニーズ事務所の関係者に聞いたところ、「大学卒業に当たる22歳で、人生の選択を考えてもらうということ」と返ってきた。

「みんなアイドルとしてデビューすることを夢見て、オーディションを受けて入所してくるけれど、全員が夢をかなえられるわけではない」と同関係者。

芸能界でアイドルとして生き抜くには、大衆の心をつかむタレント性と、時代の流れに乗れる運の強さが必要だろう。それを見極めるための制度だという。

とはいえ、ジャニーズ事務所を辞めた後、他の事務所で芸能活動をすることはもちろん可能だ。一昨年、公正取引委員会がジャニーズ事務所に対して、独占禁止法違反に当たらないか調査を行った。行政処分や警告を受けたわけではないが、注意されたことは事実。このことも少なからず、今回の制度改定に影響しているだろう。

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“戒め”も!?

ジャニーズ事務所には現在、東西合わせて200人のJr.が在籍している。以前は、700人以上いるとも言われ、事務所のスタッフですら全員を把握できなかったと聞いた。マネジャーの数も限られ、全てに目を配るのは、なかなか難しい。

さらに、他の関係者は、「Jr.とはいえ、そこそこお金を持っているから、女性にモテるし、カネ目当ての輩(やから)も寄ってくる」とも。

ジャニーズ事務所は、Jr.にも歩合制で報酬を支払っている。テレビなどメディアの出演料、先輩のコンサートや舞台の出演料のほか、コンサートのグッズ、ジャニーズのショップで売られている写真などにロイヤリティーが発生する。人気の高いJr.が、ブランドものを身につけているのも納得なのである。

それゆえか、ここ数年はJr.の熱愛、不祥事といったスキャンダルが、週刊誌やネットニュースの記事になることも多い。「今一度、Jr.みんなに戒(いまし)めてもらいたい」と前出の関係者は話していた。

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Jr.の本音

同制度は、2年後の3月に適用されるとのことだが、現在、Jr.のグループに所属しているメンバーは、今後も活動を続けていくことを確認しているという。

このニュースを扱った大阪・朝日放送「おはよう朝日です」では、レギュラー出演している福本大晴くん(関西Jr.の「Aぇ!group」に所属)が、「僕も活動継続することを合意しているので、22歳到達後もジャニーズ事務所で活動させていただきます」と報告。彼の言葉にホッと胸をなで下ろしたファンも多いのではないだろうか。

福本くんは、「きょうまでデビューしてスターになるという夢を持って活動させていただいたんですけど、卒業制度があることを聞いて、改めて身が引き締まりました」ともコメントしていた。

芸能界を見渡しても、これだけ大所帯のプロダクションは他にない。質の高いエンターテインメントを送り続けることができるよう、ジャニーズJr.が切磋琢磨し、輝いていくことを期待したい。(駒井千佳子)

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危険性も隠蔽か?菅政権下でコロナワクチン接種という大きな不安

我が国でも2月下旬から開始される予定の新型コロナワクチンの接種。菅政権にその安全性や有効性にかかわる確たる情報を公開する意思はあるのでしょうか。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では元全国紙社会部記者の新 恭さんが、首相はワクチン接種の成功に政治生命をかけてはいるものの、これまでの答弁等を振り返る限りにおいては、透明性の高い情報開示は期待できないと結論づけています。

新型コロナワクチン接種には安全情報の完全公開が必要だ

同じ国会議員でも、羽田雄一郎議員は発症してすぐにPCR検査が受けられず、コロナで死んだ。石原伸晃議員は無症状でも検査を受け、すぐに入院できた。

同じ世論調査でも、朝日新聞の内閣支持率は33%、産経・FNNのそれは52.3%…。どちらを信用すればいいのやら。永田町界隈は解せないことだらけである。

今年度中、すなわち今年3月までに使う予定の第三次補正予算案に、1兆円をこえるGoToトラベル事業を盛り込んだまま通常国会がスタートし、菅首相は、野党の要求する予算組み替えを拒否した。3月までにGoToを再開できると思うのだろうか。これも、謎だ。

代表質問が始まると、まず問題視されたのは菅首相の答弁の短かさだ。誰に対しても平等に素っ気ないが、たとえば、21日の参院本会議、立憲民主党の水岡俊一議員は新型コロナウイルスのワクチン接種などについて約30分質問したが、菅首相の答弁は、わずか10分弱。あまりにも短すぎるので、野党の議院運営委員会理事たちが本会議場の壇上に詰めかけるほどだった。

別にいいのである。答弁時間が短くても。関係ない話をダラダラと続けて野党議員の質問時間を奪った前首相よりマシかもしれない。ただし、簡明にして、中身があれば、の話だ。

菅首相のそれは短いだけで、ほとんど質問とかみ合うことがない。水岡議員は接種を受ける国民の不安や疑念を代弁した。菅政権がワクチンで成果をあげ、沈み続ける内閣支持率を浮上させたいと考えているのであれば、十分に時間をかけて答えるべきである。

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さて、そのワクチン接種。2月下旬から始め、まずは医療従事者、そして次は高齢者だという。71歳の筆者も高齢者の部類なので、順番が早いのはありがたいが正直、打つべきかどうか迷っている。

副反応も怖いし、どれほど効果があるのかも疑わしい。政治的な思惑もからんで世界的なワクチン開発競争が起き、まだ長期的な安全性が十分確認されていない段階で世に出るというイメージが強いのだ。

国内の専門家がテレビで発言しているのを聞くと、これから日本で接種されることになるワクチンはどれも、かなりの優れものらしい。しかし、あくまで従来型の新型コロナウイルスに対応できるということであって、いま世界のあちこちで発見されている変異株に対する効能のほどは定かではない。

だからこそ、接種開始にあたっては、国のリーダーの説得力が何より肝心である。そのためには透明性の高い情報を国民に提供する仕組みが必要だ。

ところが、菅首相は「感染対策の決め手となるワクチンについては、2月下旬までには接種を開始できるよう準備いたします。私も、率先して接種します」(施政方針演説)とスケジュールを語るだけ。何はともあれ首相たる自分が接種するのが安全の証拠、といわんばかりなのだ。

水岡議員は、ワクチンについて「副反応や変異株にも効果があるかなど、最新情報やデータを公開する手立てをどう考えるか」と質問した。

世界中でワクチン接種が広がるにつれ、副反応の実例や、変異株に対する効果など、さまざまなデータが出てくるだろう。当然、メディアも報じるだろうが、政府としてどのような情報公開の手立てを講じるつもりなのかというのが、水岡委員の質問の趣旨である。これに対する菅首相の答弁。

「副反応や効果を含めワクチンに関する正しい理解を広げるべく科学的知見にもとづいた正確な情報を発信してまいります」

正確な情報を発信。もちろん、そうしてもらわなくては困る。ただし、これでは水岡議員の質問に答えたことにはならない。国民は、アベ・スガ政権で継続している情報隠蔽、説明拒否の体質を不安に感じている。刻々と変化する情報を、いかに迅速、的確に国民に公開していくのか。その仕組みをつくるつもりがあるのか、ということを聞きたいのだ。

バイデン新政権は口だけで何もせず?対中国「戦略的忍耐」の弱腰

トランプ政権下でまさに一触触発、史上最悪となった米中関係。バイデン大統領は習近平政権に対し、どのような政策をもって臨むのでしょうか。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では著者で台湾出身の評論家・黄文雄さんが、25日に明らかとなったアメリカの対中政策と新政権の思惑を分析。さらに、中国当局によるウイグル人弾圧を「ジェノサイド」と認定した米国新旧政権とは逆の立場を表明するなど、中国に甘い姿勢を取り続ける日本政府に対して苦言を呈しています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2021年1月27日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄こう・ぶんゆう
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【米中】バイデン政権が表明「戦略的忍耐」と日本の覚悟

アメリカ・バイデン政権のサキ報道官は、25日、中国に対して「戦略的忍耐で取り組みたい」と発言しました。この「戦略的忍耐」とは、オバマ政権において北朝鮮の核開発への圧力をかけながら変化を待つ、言い換えれば「口だけで何もしない」というニュアンスに近いものです。

バイデン政権、中国には「戦略的忍耐」で対応 企業規制解除は慎重

その結果、北朝鮮の核開発を許してしまった経緯があります。それと同じ轍を踏むのかどうか、注視するところです。

先週のメルマガでも取り上げましたが、バイデン大統領の就任式に台湾の駐米代表が1979年の米台断交後、初めて招待され、中国が反発する一幕がありました。ただし、台湾情報筋によると、この駐米代表・蕭美琴氏の招待については、バイデン大統領サイドが決定したのではなく、議会であるとも言われています。

【関連】中国狼狽。駐米台湾代表の大統領就任式「正式招待」に動揺する習近平

一方、サキ報道官は、中国の産業スパイや知的財産の盗難への懸念が続いており、ファーウェイをはじめ中国企業への規制解除には慎重な姿勢を示しました。加えて、オバマ政権時代に国家安全保障問題担当の副補佐官だったアントニー・ブリンケン氏の国務長官就任が上院で承認されました。

米上院、国務長官にブリンケン氏承認 同盟修復、対中強硬姿勢

日本のメディアではあまり取り上げられていませんが、ブリンケン氏は上院の公聴会では台湾について、自衛能力の確保を約束し、中国の武力行使を「重大な誤り」だと発言、さらには台湾が国際機関に加盟すべきだと述べています。

致力助台防衛! 美參院通過布林肯國務卿人事案

ただし、バイデン大統領には息子のハンター氏による「中国スキャンダル」があり、バイデン自身も習近平政権との密接な関係が噂されています。対して、アメリカは議会において共和党も民主党も反中国色が強く、民衆も中国に対する不信感が強いため、あまり弱腰だと国内批判が高まります。

本心は中国とはあまり事を構えたくないものの、強気な姿勢を見せざるをえない、しかし本心は…というところで、サキ報道官の「戦略的忍耐」という言葉が出てしまったように思えるのです。

つまり、バイデン政権の対中政策については、議会の目があるから強気を見せかけているものの、基本的には協調路線ではないかと思います。まだまだ不透明かつ不安な部分がありますが、おそらく、国内状況を見たうえで態度を決めるのだと思います。

そうなると、これからの台湾は、政治・経済・外交まですべて自力で行わなければならなくなります。バイデン政権に対して大きな信頼を寄せることができないからです。

なお、バイデン政権で懸念される点、日本にとってのメリット・デメリット、今後の中国による対米・対日攻勢などについては、近著『バイデン政権がもたらす新たな米中危機』という本にまとめました。

地方の子供の教育環境は今後どうなる?人気コンサルに聞いてみた

子供の可能性に蓋をすることなく、多くの選択肢を与えたい。多くの親御さんが持つ思いではないでしょうか。読者からのどんな悩みにもズバリ回答するメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』の元に、地方の小都市で小学生の子を育てる親御さんから、子供の将来のために何を意識すべきか助言を求めるメールが届きました。永江さんは、少子化が急速に進む日本の地方都市で生きる道はごく限られると前置きし、都会や海外に出ることを見据えて身につけさせたいことがあるとアドバイスしています。

地方在住の子供の教育環境の方向性

Question

shitumon

前回は石油会社の10年後の生き残り戦略について目から鱗の回答を頂きありがとうございました。(ご指摘いただいた通り苦労して作っているガソリンは税金を除くとミネラルウォーターの半額以下です( ノД`)シクシク……)。今回は子供の職業、生き方の選択についてご意見を頂ければと思います。前回も記した通り当方はとある地方(人口数万人程度の地方都市)に家族(小学生の子供有)で居住しています。

自分は生まれ&育ちも本当の地方(田舎)出身で大学進学を機に初めて都会(百万人都市)に出ました。大学に進学して初めてこんな職業もあるのか、こんな考え方の人もいるのかなど刺激や勉強になったことがあり、地方にいれば一生知らなかったことが多くあったことを痛感しています。

地方での暮らし=子供の将来に悪いとは思いませんが、世界の多様性や職業、生き方があるのを知る上で不利であることも事実です。子供には色んな職業、生き方があることを知って(勉強して)これからの人生を歩んで欲しいと思っています。今回も漠然とした質問ですいませんが永江様が思う地方の子供の職業(生き方)の選択を広げさせる方法についてご意見頂けると幸いです。

以下は質問ではありませんが永江様にお伝えしたこととして記しています。永江様は特にコロナに関してファクトを基に日本を救う提案を発信し続けて頂き同じ日本人として感謝しています。出来ればこの国の若い人を見捨てず、これからも日本を救うべく情報発信を続けて頂きたくお願いします。

永江さんからの回答

厳しい話ですが、今後よほど国が力を入れた対策を取らない限りは地方の衰退が進んで田舎にいても不利益しかなくなるので、選択肢を広げる云々ではなく、生きるために都会や海外に出ざるを得ないと思います。

先日も書きましたが、コロナ騒動で人口減少速度が早まり40年後には約8,000万人まで減り、その半数近くが高齢者になる見込みです。地方では人口が半分になって消費は激減し、都会からの消費・還元(観光や地方交付税)も減り、地場の一番の働き口だった役所の仕事も減ります。急激に経済と雇用、行政が縮小し、生活保護や健康保険・通信やエネルギー供給・教育・医療・市政などの社会インフラを維持できなくなるでしょう。
【改訂永江プラン】日本にとって本当のラストチャンス。少子化対策にコロナの数分の1の資金を投入せよ

ですので、選択肢を広げて選ぶ余裕なんてなく、生きるために都会に出なければならない状況になるはずです。まだ第一次産業(農業や漁業など)をやるなら既存事業者の高齢化・廃業が進む一方で、国産品への需要は継続するので食べていける道はあるかもしれませんが、地方の工場やサービス・建築業などでのんびり働いている人達は生きていけなくなります。

子供の選択肢を広げるという観点では、都会に出るのはもちろん、海外に出る選択もできるように英語やプログラミングの能力を身に付けさせてあげることも重要だと思います。

上述のブログに記載したように、国がコロナに使うお金の何割かでも少子化対策に向け、本腰を入れた対策を取ることを願って発信を続けたいと思っています。

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中国「海警法」成立で尖閣危機。毎日以外が報じない日本の突破口

1月22日、中国が「海警法」を成立させ、国内法を盾に尖閣諸島周辺海域での活動を活発化させる可能性が高まったと、マスコミ各社が伝えています。しかし、毎日新聞を除けば踏み込みの足りない報道ばかりと嘆くのは、軍事アナリストでメルマガ『NEWSを疑え!』を主宰する小川和久さんです。小川さんは過去にも「なぜ日本は尖閣領海に侵入する中国公船を取り締れないのか?」などで領海法改正を訴えていますが、今回の海警法成立は、日本が対抗するための突破口になりうると指摘。マスコミの正しい認識と世論形成への尽力を求めています。

海警法に滲み出た中国の本音

中国が尖閣諸島にも影響の及ぶ海警法を成立させました。

「中国の全国人民代表大会常務委員会会議は22日、中国海警局に武器の使用を認める海警法草案を可決、同法は成立した。中国メディアが報じた。海洋権益維持を目的に発足した海警の法整備が完了し、体制や装備も強化される。中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島の周辺海域や南シナ海で海警の活動が活発化し、緊張が高まる恐れがある。施行は2月1日」(1月22日付共同通信)

この動きは早くから報じられていましたから、これまで述べてきたとおり、海上保安庁の増強、陸海空自衛隊の即応態勢の強化、日米同盟の深化によって手出しを躊躇わせる抑止力を一層高めるとともに、領海法の改正と日中漁業協定の決着を図り、鉄壁の領域防衛を実現しなければならないのは言うまでもありません。

そのためには、政府と与野党が危機意識を持ち、コロナ対策があろうと何があろうと、迅速に行動する必要があります。しかし、世論を形成し、政治を動かしていく役割を担っているはずのマスコミの認識が気になるのです。

日本の新聞で今回の海警法問題の内容に踏み込んで報道したのは1月23日付の毎日新聞だけでした。毎日新聞は見出しに「海洋進出に独自解釈中国海警法、『管轄海域』あいまい」と掲げているように、中国の本音が滲み出た「管轄海域」という表現に着目し、次のように伝えています。

「中国海警局の船は機関砲を備えるなど既に重装備化が進み、軍とも一体的に活動する。22日に成立した『海警法』は、これまでブラックボックス状態だった武器使用規定や具体的な権限の法的な根拠を明らかにしたと言える。そこから透けて見えるのは、独自の基準を国内外に示し、新たな国際秩序を生み出そうとする戦略だ。

 

中国は近年、他国との権益争いで『法律を武器』とする姿勢を鮮明にする。習近平国家主席は2020年11月の演説で『対外問題に関わる法整備を加速し、立法、法執行、司法の手段で闘争し、国家主権や核心的利益を守る』と述べた。(中略)

 

権限の範囲を『管轄海域』と特異な表現にしたのも、南シナ海での一方的な主張を正当化するためとみられる。中国は南シナ海の大半を占める『九段線』内の権益を主張するが、オランダ・ハーグ仲裁裁判所は16年に『法的根拠がない』とこれを否定した。もし海警法が権限の範囲を『領海』などと国際ルールに則して明記すれば、九段線の範囲で活動できなくなる。そこで『管轄海域』という言葉を持ち出したとみられる。(後略)」

なぜ日本人男性はリタイア後に家に閉じこもってしまうか?解決策

現代のビジネス社会で人は時間に追われ、休む間もなく働き続けています。そして定年がやってくると、今度は時間を持て余すようになり、まるで抜け殻になってしまう─。そんな老後を送らないようにするため、そして時間に追われる生活から脱却するための「スローライフ」を指南するのが、メルマガ『j-fashion journal』の著者で、ファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さん。坂口さんは、日本人がこれから実践すべき新しいライフスタイルについて論じています。

日本式スローライフを考える

1.現代ビジネスは時間との戦い

現代ビジネスは時間との戦いだ。時間と共に金利が発生するので、何もしないことはゼロではなくマイナスになる。コロナ禍で世界中の往来が止まり、ビジネスが止まった。それだけで大きな損失である。

企業が素早く成長するにはM&Aが有効だ。ビジネスに必要な技術開発、人材育成には時間が掛かる。しかし、企業買収すれば、時間が短縮できる。つまり、時間を金で買うということ。正に「時は金なり」だ。

ビジネスは投資だと考える人もいる。株や為替をデジタル取引するようになり、秒単位、分単位で利益が確定するようになった。短時間で莫大な利益を上げることもあるし、莫大な損失を被ることもある。

ビジネスでは、常に時間に追われる。予定通りに仕事が終わっても、次は更に短い時間が設定される。そして仕事の量も増える。量が増えても「早くやれ」と命令される。この繰り返しが続く。

ストレスが溜まると、酒、タバコ、ギャンブルに走る人も出てくる。健康を害し、金を失い、失った金を稼ぐためにまた働く。その繰り返しだ。

仕事の時間に追われ、食事の時間が減る。睡眠の時間が減る。恋愛をする時間、趣味を楽しむ時間、読書する時間、思索する時間も減る。全ての時間は仕事のために使われていく。

時間に追われる暮らしは、突然終了する。「定年」だ。時間に追われる生活から、時間を持て余す生活に追い込まれる。なぜ、人生は極端なんだろう。

「心配は全くない」あの松下幸之助が終戦翌日に語った名スピーチ

パナソニックの創業者にして「経営の神様」と呼ばれる松下幸之助。多くの名言を残していることでも知られますが、終戦翌日の社員に向けたスピーチは、聞く者の魂を揺さぶるものだったと言います。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では松下幸之助の素顔を知る上甲晃氏と中博氏が、対談形式で「伝説のスピーチ」の内容を紹介しています。

心震える伝説のスピーチ

丁稚奉公から身を起こし、一代で世界的企業をつくり上げた松下幸之助氏。戦後は予期せぬ財閥指定や公職追放などの逆境に見舞われるも、それを見事に乗り越えていきますが、終戦のまさに翌日、驚くべき内容のスピーチを社員に向けて行っていました。

直に幸之助氏の薫陶を受けたお二人は、「経営の神様」から何を学んだのか。ウィズコロナ時代への示唆となる松下幸之助の終戦スピーチをご紹介します。


上甲 「先ほど中さんもお話しされていた敗戦翌日のスピーチ。これには本当に感動しました。

『ついに大東亜戦争もその目的を達成し得ずして、ここに残念な形において幕を閉じることとなった。ここに至っては、如何(いかん)とも致し方がない。

(略)

ここ当分、次々と予想もできない困難な事態に逢着(ほうちゃく)もしよう。しかしこれを快刀乱麻を断つ如く捌(さば)いて、結末を与えていく基礎は、やはり真の日本精神である。しからば日本精神とはいかなるものか。日本精神とは畢竟(ひっきょう)至誠、誠を全うする心である。

(略)

日本精神を体得すればいかなる難問題に直面しようともこれを打開する方途(ほうと)が生まれ、万事が自ずから成就し、成功するものである。この精神の消長は国家の隆替に密接な関係を有し、日本精神が国民に保持されている時は必ず繁栄したのである』

そして最後にこう締め括っているんです。

『我が社に関する限り、今後絶対に懸念することは要らない。仕事がなくなっても人を会社から離さず、積極的に仕事を見出してむしろ仕事を与えていきたい。いかなる困難に立つとも最善の努力を尽くすつもりである。ゆえに松下電器に関する限り、心配は全くないのであって、安心して業務に当たってもらいたい』」

 「いや、もう痺(しび)れますよね」

上甲 「敗戦の翌日によくこんなことを社員に向けて熱く語りかけた人がおったなと」

※ 本記事は『致知』2020年10月号 特集「人生は常にこれから」より一部を抜粋・編集したものです


メルマガが本になりました!新刊のご紹介 

cc20201202-s1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書
(致知出版社 刊)
致知出版社の「人間力メルマガ」』が一冊の本になりました。
日本が誇る超一流の方々の名言集、好評発売中!

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例えば「佐藤様だけご招待」。特別扱いでお客様を増やすテクニック

いつの世の経営者も等しく頭を悩ますのが、集客。新規の常連さんを獲得するとなると、さらにハードルは高くなります。お金をかけずに効果の上がる「裏ワザ」のような集客法、ないものでしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、DMやメールを送るよりもさらに強い誘引パワーが期待できる、ユニークなアイディアを提案しています。

佐藤様だけのご招待会

顧客カードを作っているお店では、お客さまの誕生日や結婚記念日などに、DMやメールをお送りして、「○○割引き」「プレゼント進呈」といったサービスを実施しています。

セールのチラシを打つより、余程効果のある方法ですが、もう少し、お客さまを誘引するパワーが欲しいところです。

そこで、ひと工夫。

「佐藤様だけのご招待会」を実施するのです。

通常営業しながらも、誕生日や記念日のお客さまだけをご招待し、おもてなしします。そのお客さまだけが、「全品30%OFF」や「小さなお誕生会&プレゼント」などの特典を受け取ることができます。

お店で、お祝いをして差し上げるのです。お得意さまだけの“特別扱い”です。

それを見た他のお客さまも、そんな“VIP待遇”に興味を持ち、私もあんな風におもてなしして欲しいと考えるようになります。

「佐藤様ご招待会」というパネルを店頭に掲示しても良いかもしれません。

趣味の教室

閉店したスーパーの空き店舗を利用して、“産直市場”を開店した、主婦グループがあります。

近くの農家や漁師が商品を持ってきて、自分で値つけをし、その13~20%を場所代として、お店に納める仕組みになっています。その他の加工品は、地元商店の委託販売です。近所の主婦100人が、ボランティアで運営し、お年寄りたちに人気です。

この市場は、集客のために、ある方法を取っています。ショッピングセンターなどでは、昔から使われていた方法なのですが、なぜか、スーパーではあまりやっていませんでした。

実は、お店の横に空いたスペースを「趣味の教室」として、安く開放しているのです。習い事のために、たくさんのおばさまたちが利用しています。これによって、教室に来た人たちが、お買い物をして帰るというわけです。

この手は、商店街などにも使えますよね。さまざまな教室ができれば、集客効果は抜群です。

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