オバマの失敗を取り戻す。バイデン当選で高まる軍事衝突の緊張

11月3日に迫った米大統領選。バイデン候補の優位が伝えられていますが、どちらが当選しても世界は激変必至のようです。元国連紛争調停官の島田久仁彦さんさんはメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』で今回、米大統領戦後の世界を様々な情報を駆使して予測分析。さらに日本に対しては、国際秩序作りの中心を担う役割を目指すべきと期待を込めて記しています。

 

米大統領選挙の結果は“世界を変える”のか

現地時間11月3日に行われるアメリカ大統領選挙まであと2週間を切りました。アメリカ国内がコロナ禍に苛まれる中、合衆国憲法の規定に則り、大統領選挙は予定通りに開催されます。しかし、コロナ禍でより郵送投票の割合が上がることになり、それは開票の遅れと“勝者”の決定まで時間を要することを意味します。結果がどうであれ、恐らくすんなりとは済まないでしょうから、もしかしたら1月20日の新大統領就任式まで間に合わないのではないかというシナリオも真剣に議論されるようになりました。

投票日まであと10日ほどになった現在、メディアの調査ではバイデン候補が10ポイントほどの差を保っており、優勢と伝えられますが、実際の結果は、2016年がそうであったように、空けてみないと分からないというのが実情でしょう。アメリカ大統領選挙そのものについては、専門家の方に議論をお任せしたいと思いますが、世界各国はその結果を固唾を飲んで眺め、トランプ大統領の再選のパターンでの対応策と、バイデン新大統領の登場のパターンの対応策を必死で練っているところです。

今回は、10月22日に私がBBCの番組などでお話しした内容に基づいて、「アメリカ大統領選挙の結果によって、国際情勢はどのような影響を受けるのか」についてお話しいたします。

一つ目は、【米中対立の行方はどうなるのか】についてです。

本件については、対中脅威論と強硬論はすでに議会超党派での一貫した方向性ですので、貿易戦争、南シナ海問題、香港国家安全維持法関連、そして台湾問題などについては、さほど大きな転換は見られないと思われます。アメリカの新政権は、かつてのソビエト連邦以上に中国共産党を警戒し、すでに様々な分野でアメリカに次ぐ規模に達している中国対決姿勢を強めるものと思われます。

ビジネス界からの要望もあり、もしかしたらHuaweiなどを中心とするIT関連への制裁は緩和されるかもしれませんが、南シナ海や台湾海峡で強まる中国の強硬姿勢に対しては、党派に関係なく、「アジア太平洋地域における同盟国の利益を守る」という名目と、「アジア太平洋地域における覇権の維持」という観点から、軍事的な緊張を高めることになるでしょう。

特に、ペンダゴンの最新の報告書の内容を見ても、海軍力については中国は数の上ではアメリカ海軍をすでに超えており、今後それほど遠くない未来には、他の戦力でもアメリカをしのぐ可能性に言及していることもあり、軍事的な面では緊張緩和には進まないと考えます。

民主党政権、特にバイデン政権になったアメリカは、オバマ政権時の“失敗”を取り戻すために、恐らく比較的短期間で決着をつけようと意気込んでくるものと考えられ、対話による解決を優先する姿勢は示すものの、圧倒的な軍事力を誇示して対峙する姿勢も取ることになるでしょう。

香港国家安全維持法を巡る問題に絡めて、米国議会が抱く台湾防衛への意識が働き、仮に中国が台湾に対して何かしらの挑発行為や偶発的な衝突を起こした場合には、規模の大小は分かりませんが、米中間の軍事的な衝突が起こる可能性が高まります。

そして、民主党政権の場合、共和党政権に比べて、「原理原則に則った対応を取ること」が傾向としてあり、中国が侵す人権や同盟国の安全保障に対して、主義として妥協できないということになります。恐らく、バイデン政権になった場合は、中国との対立は、貿易戦争という経済面のみならず、軍事面、人権問題、知財などのエリアにも広がり、緊張がより高まるものと予想できます。

では、トランプ大統領が再選された場合はどうでしょうか。トランプ大統領がこれまでの“通常の”リーダーであれば、第1期目の政策と方針を継続し、中国との対立(主に貿易面)はこのままいくのでしょうが、再選を気にしなくていい第2期目においては、トランプ・マジックとでも呼びましょうか、ある日突然、北京を訪問して、習近平国家主席と固く握手し、仲直りしちゃうかもしれません。利益にならないことを忌み嫌うタイプと分析できるため、直接的な利害に繋がらないと判断し、和解したほうが諸々ベターと考えて行動するかもしれません。

ただ、2期目とはいえ、トランプ大統領としては矢継ぎ早に成果を出し続けることを最も望むはずですから、いろいろな国際問題に対して、半ば強引に解決を迫るような対応を取るのではないかと考えられます。

例えば、台湾問題については、すでに議会もコミットしていますので、急に台湾を見捨てることはしませんが、昨今、イスラエルを使って、アラブ諸国と和解を演出しているように、突如、北京と台湾に対して“アメリカの仲介の下”、和解を迫るかもしれません。

ただ“負ける”のは大嫌いなようですので、逆に全面的な対峙に陥り、本当に今度こそ武力衝突を仕掛ける可能性も考えられます(ゆえに、習近平国家主席は、各軍に対し、戦時臨戦態勢を取ることを命じています)。

何か米中関係に動きが出るとしたら、トランプ大統領の再選のパターンではないかと私は考えます。

 

まねしたでんき、まねくろそふと。パクリ+αで世界を制する企業戦略

安倍政権から菅内閣へと変わり、日本はデジタル化に本腰を入れて取り組むようですが、現在OECD加盟国で最下位の烙印を押されている我が国は、どうやってステップアップしていけばよいのでしょうか? 世界の金融市場で活躍する投資家の房広治さんは、自身のメルマガ『房広治の「Nothing to lose! 失う物は何も無い。」』の中で、世界のテック企業の戦略を紹介しています。

アップル=ソニー。マイクロソフト=パナソニック 

菅内閣は、日本のデジタル化を本気で進めようとしているようだ。

なんせ、1989年までは世界のテック企業のトップテンの過半数を日経企業が占め、世界ナンバーワンのテック大国だったのが、いまではOECD加盟国でデジタル化最下位という結果になったのだから、当然である。よくも30年間でここまで落ちぶれてしまったものだとびっくりしてしまう。なので、「日本の常識、世界の非常識」という、1990年代に流行ったフレーズのような話はテック業界にいっぱいある。

そこで、今回はいずれハーバードビジネススクールのケーススタディになるようなケースをいくつか紹介しよう。

まずは、マイクロソフト。マイクロソフトとアップルの関係は、以前のパナソニックとソニーの関係に似ている。ソニーが松下電産(パナソニック)とのビデオ戦争で負けたのは、1980年代のビジネススクールでの典型的なマーケティングの重要性を示すケーススタディになっていた。

当時、ソニーのベータの方が松下電産のVHSよりも、画質・音質ともに良いと言われていたのに、VHSが凌駕してしまった。当時の松下電産の社長は日本一の経営者の松下幸之助さんで、松下氏は2番手戦略をとっていた。

すなわち、ソニーがいろいろな製品のR&Dで大量の資金を投入するのに対して、松下はこれは消費者に受けると確信が持てた時点で、ソニーの製品の真似をした商品を大量生産し、安く売るという戦略だ。松下氏がそのことを公に認めていたため、「まねしたでんき」と揶揄された。

中学生の時に最初に買わせてもらった株がソニーと松下電産であった私からすれば、両社ともに株価がどんどん上がっていたので、どちらの戦略に対しても、理解を示すことができた。

なので、私としてはマイクロソフトがアップルのマッキントッシュを完全に真似をして、Windowsを発売したときには、これはマイクロソフトが松下電産でアップルに勝つという予想がついた。

最初のラウンドでは私の予想以上にマイクロソフトが大勝、アップルがつぶれそうになった。ゲイツが当時のアップルのマッキントッシュの真似をしたのは、マウスとエクセルが有名である。

マウスは元々ゼロックスの研究所で使っていたのを、ジョブスが少額ででもグローバルライセンス料として払っていれば、他社は真似できなかったのだが、ジョブスもまだ経営者としては甘かったのだ。

エクセルはスプレッドシートの中で当時抜きんでて早く、対抗するロータス123というのは処理時間にマッキントッシュの数倍時間がかかっていた。

これらマッキントッシュ用に使われていたソフトを全てマイクロソフトは真似をしてWindowsを開発したのだ。「まねしたでんき」と同様、「まね・くろそふと」で世界でナンバーワンのテック会社になった。

日本は「沖縄への遠慮」をやめよ。過度の贖罪意識が現実を泥沼化する

日本政府が公式に先住民と認めているのはアイヌ民族だけですが、政策的には、沖縄に対する振興策は、アイヌに対するものに通底するものがあるという認識を示すのは、メルマガ『NEWSを疑え!』を主宰する軍事アナリストの小川和久さんです。小川さんは、基地問題をはじめとする沖縄の問題に率直な意見を述べると、耳をふさぐような沖縄の人が少なからずいることを指摘。自身の著書とも絡め、問題複雑化の原因の1つについて論じています。

沖縄との「普通の会話」

先日、ニュース番組でアイヌ文化の伝承の取り組みが紹介され、それを眺めながら沖縄の問題に思いを馳せることになりました。アイヌ民族への扱いは、「北海道旧土人保護法」が1997年まで存続していたことでもわかるように、米国の原住民ネイティブ・アメリカン(以前はインディアンと呼称)がいまだに居留地で暮らしているのと比べても、「土人」の呼称を法律に残すなど、先進民主主義国家として恥ずべき状態が続き、ようやく前進が見られたといった段階ではないでしょうか。

北海道旧土人保護法に代わって制定されたのは、アイヌ文化振興法(アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律)です。沖縄についても、アイヌの場合のような「保護法」があった訳ではありませんが、いまだに「沖縄振興特別措置法」があることでもわかるように、「大和民族」とは違う民族との関係という点では、アイヌと似たような関わりが続いてきたことは否定できません。いくら「同じ日本人だ」と言っても、民族の違いという意識は明らかに存在しているからです。

沖縄の場合、そこに輪をかけてきたのが「本土」側の贖罪意識であり、遠慮や忖度でした。戦前、沖縄を差別的に扱い、悪いことをした、戦後も占領に続く米軍基地問題で迷惑をかけている──ということで、本土側の腰が引けてしまい、言うべきこともはっきり口にすることなく来てしまった面があります。そういうなかでは、悪くすると本土側の負い目を逆手にとって利用しようとするケースも出てきます。

私は今年3月、普天間基地返還合意からの当事者としての関わりを単行本『フテンマ戦記 基地返還が迷走した本当の理由』(文藝春秋)として出版しましたが、普天間基地移設問題ひとつをとっても、膠着状態が続いてきた根底には、本土側の負い目とそれに便乗しようとする地元の利権の構造があることを、押さえておきたいと思います。

アイヌと沖縄については、特に明治以降の日本政府との関わりの歴史を正しく教え、その文化や価値観を尊重することは言うまでもありません。しかし、そのことと普通に進めていくべき問題を切り離さないと、諸課題が泥沼にはまってしまうのです。

特に沖縄の人との間は、「普通の日本人同士」としての会話が成り立たない傾向が続いてきました。沖縄側も、普通に扱われることに慣れていないせいもあり、私のようにストレートに問題解決の処方箋を出すと、「小川さんはわれわれが聞きたくないことをずけずけ言う」と、耳をふさぐマスコミ人さえいたほどです。

もちろん、沖縄側でも私の考え方を支持してくれる少なからぬ皆さんは、私が口にする「普通の会話」を当然のこととして受け止めてくれました。だから、沖縄との関わりを続けることができています。

私が普天間基地問題を通じてどのように沖縄と関わってきたかは、拙著『フテンマ戦記』を読んでいただきたいと思いますが、いま一度、「普通の会話」で進めるべき問題が贖罪意識や遠慮、忖度にまみれていないか、それが混乱を生み出す原因になっていないか、見つめ直してみる必要があるのではないかと思います。(小川和久)

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ニューヨーカーにとって「住まい」とは?終の棲家の考えなしの衝撃

長引く新型コロナウイルスパンデミックの影響で、上がり続けていたニューヨークマンハッタンの不動産価格にも変化が生じてきているようです。メルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』著者でニューヨークの邦字紙『NEW YORK ビズ!』CEOの高橋克明さんが、同じアパートメントの住人たちの様子とともに、日本人とは違うニューヨーカーの「住まい」に対する感覚について伝えています。

最新ニューヨーク事情「ニューヨークの物件価格」

ここ最近、我が家、コーアップ(Co-op)のメンバー、つまり同じビルの住人に、エレベーターやロビーで会う度にする会話は、「投資」のことばかり。

日本ではそう馴染みがないと思いますが、12年前に無理して購入したニューヨークのど真ん中に建つアパートメントは、住居人が株を所有するというコーアップ方式。コーアップビルの管理他メンテナンスに関することすべてはボードメンバーと呼ばれる住居人の役員が開く会合で協議して決まります。つまりは全員が物件に対するストックホルダー(株主)のようなもの。

結局、ニューヨーカーは住まいを完全に「投資」と割り切っているということです。ある程度の年齢までは、マンハッタンの真ん中に住み、老後はその家を売る、もしくは貸すなどして、そのお金で空気の綺麗な郊外に住む。多くのニューヨーカーがそう割り切っています。死ぬまでの終の住処として、一軒家のローンを組む日本とは根本から違う。彼らは常に、ネット上の自分の家の物件価格とにらめっこして、売り時には、躊躇せず、売る。住居を転々とします。

その背景は、マンハッタンの不動産価格は常に右肩上がり、という事実があります。確かに20年前のあの同時多発テロの時ですら、一瞬下がったけれど、すぐにまた上がり始めた。結局、この街は腐ってもニューヨーク。世界のどこかしらから、人はいつの時代でも集まってきます。80年代、日本人がこの街の不動産を買い漁ったように。2000年代以降、中国人が押し寄せてきたように。そんなニューヨークでも、さすがに今回のコロナ禍以降、物件価格が下がり始めてきました。

しかも、今日エレベーターで同乗した白人のおばさんによると、「あなた、きいた!? 2ブロック先に、ホームレスのシェルターが新たにできるそうよ!ここ、マリーヒルなのに!!」彼女はそう言ったあと、ぐったりした顔で、エレベーターの壁にもたれかかりました。

マリーヒルとはこの辺り一帯、エリアの総称。いちおう高級住宅地、の代名詞です。時代も移り変わり、とうとう路上生活者を保護するシェルターが、近所に新しく出来るという情報です。当然、地価は下がります。このあたりに住みたい人が減り、コーアップの価格も下がる。

でも、まぁ、助かる路上生活者もいるしなぁ…僕はといえば、正直、もう、そのあたりまでは気にしていません。キリがない。努力ではどうしようもない領域だからです。極端にいえば、明日第三次世界大戦が始まり、マンハッタンがその舞台にならないとは限らない。そうなったら、地価が上がるとか下がるとかの問題ですらなくなる。少し極端な考え方だけど。あとは、ニューヨーカーほど、住居を投資の対象と見ていないのかもしれません。

それに、零細企業の外国人経営者としては、自宅のローンより、掛け捨てのオフィスのレントの方がよっぽど痛い。地価が上がるとか下がるとか、もういちいち考える余裕がないのが本音です。そんなことより、近所のコーヒーショップでアイスコーヒー2つにクロワッサン2つ買ったら20ドル(日本円で約2100円)、の方がよっぽどムカつくよ。これ、ニューヨークの相場なんです(笑)アホみたいっしょw

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いじめ被害側の知らぬ間に「第三者委員会」を設置した京都府の異常

京都府の公立学校で2017年、生徒が複数の怪我を負う「いじめ事件」が発生しました。当初は被害者家族に電話で報告していた学校側は一転、「同じ部位をたまたま帰宅中にケガをした」と言い始めたのです。さらに府教育委員会は、被害者家族の承諾なしに「第三者委員会」を設置しました。数々のいじめ問題を解決に導いてきた現役探偵の阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんは自身のメルマガ『伝説の探偵』で、この京都のいじめ問題を取り上げながら、教育現場周辺で起きている異常事態を白日の下に晒しています。

 

瑕疵あるいじめ第三者委員会の氾濫

コロナ禍の中、いじめ問題は収まらず、文科大臣からの「コロナを原因としたいじめをしないように」という注意喚起があったように、新型コロナ感染リスクやこれまでの一斉詰込み型の教育制度が破綻しつつあることで、先行き不透明な状況などによって児童生徒は大きなストレス環境の中にあり、今後いじめ問題は激増すると言われている。

そして、現状は各地域で「第三者委員会」が立ち上がるようないじめ問題が頻発しているのだが、まるでマニュアルでもあるかのように、いじめ防止対策推進法を無視した第三者委員会が立ち上がっているのだ。

こうした瑕疵ある委員会は再調査もしくは中途の解散要求が今後も続くであろう。

京都府公立校で起きた「いじめ問題」

平成29年10月16日、京都府の公立学校において、生徒によるいじめ問題が発生した。

被害生徒Aが昼休みに、加害生徒Bによって無理矢理教室から連れ出されるという事案で、これにより被害生徒Aは「右手関節捻挫」「右肘関節捻挫」「右肩関節挫傷」の怪我を負ったのだ。

同教室には、担任教諭がおり、その異常性から教室から飛び出して制止したという。

怪我を負うほどの連れ出し行為と考えれば、暴行行為があったということになろう。

これをいじめ防止対策推進法でみると、第2条いじめの定義の通り、「一定の関係性」「何らの行為」「被害側の心身の苦痛」は認められるから、いじめがあったとみなすことができる。

しかし、この教員を含め関係した教職員証言は二転三転し、後に友人同士によくある廊下に遊びに出たようなものだという状態だったとされている。

学校はいじめを事後に否定

当初、被害生徒Aさんの保護者は、学校からの電話報告を受け、帰宅したAさんに確認して、怪我をしていることから病院に治療を受けに行った。その後、学校に対し、相手の保護者に被害状況を通告することや、話し合いの場を設けてほしいと要望した。

ここまでの経緯は一般的に想定できる常識的なことであろう。

しかし、学校は一転して、Aさんがけがをした状況説明を翻し、「怪我をするほどのことではなく、単に連れ出しに来ただけで、怪我は連れ出しによって負ったものにも感じるが、きっと同じ部位をたまたま帰宅中にケガしたのではないでしょうか」というような主旨で、一切の対応を拒絶したのだ。

菅首相「イヤホンの付け方」に世界が失笑も、全く笑えぬ危険な兆候とは?

ベトナムとインドネシアを訪れていた菅首相は初の外遊を終え、21日夜に帰国した。今回訪問した2カ国はいずれも大きな懸案がなかったことから、無事にこなしたという印象が強い。しかし、ネット上では、菅首相がある大切な場面で大きな失敗をしてしまったと話題になっている。

【関連】為政者の資質なし。学術会議問題が国内外に示した菅首相の人格

外遊先のインドネシアで菅首相を襲ったハプニング

21日、訪問先のインドネシアの首都ジャカルタで記者会見を行った菅首相。海洋進出を強める中国を念頭に「南シナ海の緊張を高めるいかなる行為にも反対する」とけん制すると共に、「ベトナムとインドネシアの両首脳と、具体的な協力を進めていくことで一致した」と述べ、初の外国訪問の成果を強調した。

しかし、国内外に向けたこの記者会見で驚くようなハプニングが起きた。

外国プレスからの質問を受ける際、菅首相はイヤホンを自らつけ始めたが、その付け方がわからなかったようで勘違い。耳の上に乗せるべきイヤホンコードを口元に持ってきてしまい、まるで人工呼吸器をつけているかのような姿になってしまったのだ。

この菅首相の姿にネットが即座に反応。「菅さん斬新すぎる!」「めっちゃ笑う」「おちゃめやな」「菅首相、イヤホンの付け方もわからんの?」「あれ?日本はデジタル化を進めるんじゃ…」などの声が上がっている。

【関連】「学術会議を悪党に」暴かれた菅首相とその仲間たちの7大デマゴギー

この反応は日本だけではない。

海外からも、「前例打破を目指す菅首相は、インドネシアで新しいイヤホンの装着方法をみつけた」「そっか、髪型を崩さないようにしないとね」「新しいスタイルだ!」などの書き込みがあった。

日本国民としては迂闊に笑えない“危険な兆候”

外遊先で迷惑をかけたわけでもないし、日本に不利益をもたらしたわけでもない。言ってみれば「微笑ましい失敗」ともいえる。菅首相も71歳。イヤホンの付け方がわからなくても仕方がないかもしれない。

しかし、この問題、笑い話では済まされない。私たちにある大きな懸念を抱かせてしまったのだ。

なぜなら、イヤホンの付け方など誰かそばにいる人が教えてあげれば良いだけのこと。難しくもなんともない。目の前にいる人が、例え会社の先輩であれ上司であれ、「●●さん、それおかしいですよ!その付け方間違ってます!」と耳打ちでもしてあげれば良いのだ。なぜ今回、それを言う人がいなかったのだろうか?

裏を返せば、誰も菅首相に注意してあげられる人がいないということを表している。

そう、この問題の本質はそこある。

【関連】学術会議問題で判った日本の学問軽視、識者の声を黙殺してきた前科

もしかしたら菅首相の周りには既にイエスマンしかおらず、誰も何も言えなくなっているのかもしれない。あるいは菅首相に触れるのが怖くて、誰も近寄ることができないのかもしれない。菅首相は既に裸の王様になってしまったのだろうか?

外遊先のちょっとしたハプニングから読み取れる、菅政権の知られざる内幕。総理大臣になって初めての外遊を成功させたのに、余計な心配をすることになってしまった。
船出したばかりの菅政権。これが決して考えすぎではないことを祈りたい。

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Twitterの反応

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テレビ制作者が解説「ワイドショーで芸人がコメントをする」深い理由

「しくじり先生」などを担当するフリーのテレビディレクター宮本大輔さんが、具体的なテレビ制作のノウハウや手法を毎週解説するメルマガ『テレビ解体新書』。今回は、ワイドショー番組で増加している「芸人コメンテーター」に対する視聴者側の意識変化と、芸人が「鬼嫁自虐ネタ」を封印しはじめた背景について、2号分を丸ごとご紹介します。テレビ業界を志す人はもちろん、企画やマーケティングで悩むすべての方に役立つ『テレビ解体新書』、お試し定期購読は初月無料です。

なぜワイドショーに芸人さんがコメンテーターとして座るようになったのか(メルマガ第194号)

「リアル←→フィクション」の狭間を浮遊するワイドショー番組

ここ2、3年でしょうか。ワイドショーのコメンテーターの席に芸人さんが座り始めたのは。

コメントの中でチョクチョク「笑い」を入れ込んでいる人はいるものの、基本はまともなコメントを求められる場です。その場にここ数年芸人さんが座るようになりました。テレビに出る人に真っ当な人間像が求められている世間の風潮も一つの要因です。

「見ている人を楽しませる事」が芸人さんですから、この状況はワイドショーのバラエティ化ともいえます。それと同時にバラエティがワイドショー化しているともいえます。

どういう事なのか、少し掘り下げたいと思います。

テレビ番組の一つの座軸として、リアル←→フィクションというのがあります。

リアルのテレビ番組のジャンルは、報道、スポーツ。逆にフィクションのジャンルは、ドラマ、アニメ。そして、この座軸の中央を浮遊しているのが、バラエティとワイドショーです。

バラエティいうと、コントのようなフィクションからドキュメンタルバラエティのようなリアルなものまで様々。そしてワイドショー、芸能、情報を扱うこともあれば、報道の側面も併せ持ちます。いわば「ごった煮」です。

ワイドショーに芸人さんがコメンテーターとして出演しはじめた要因として、ワイドショーとバラエティが共に侵食しあい、クロスフェードを始めたとボクは考えています。

【関連】松本人志にYouTuberが勝てぬワケ。「笑ってはいけない」企画の本質とは?

若い世代の視聴者は「芸人さんの真面目なコメント」に違和感を抱かない

バラエティの会議ではこんなことをよく耳にします。「最近の若い人はリアルか非リアルか気にしない。なので現象で分かりやすいようにしよう」これがバラエティをやっている人の大枠の考察。

ボクはこの考察は少しズレていると思っています。

リアルか非リアルかを気にしないのではなくて、リアルと非リアルを使い分ける事が世間一般的になったのだと考えています。芸人さんとはいわゆる人に笑われてナンボのピエロですから、オンとオフがはっきりしている人は多いです。

カメラの前では全くの無口。だけどカメラが回ると別人格になる。これがテレビで活躍する人の特徴であったのは昔の話。今の若い世代はみんな、オンとオフを使い分けている。

では、テレビカメラが回っていないオンの時の人格はどこで生息しているのか?それはSNSです。バイプレイヤーのように何種類ものオンを使い分けてもいます。それは裏アカです。

今の若い世代はリアルが非リアルでないかを気にしなくなったのではなくて、リアルと非リアルの人格を使い分ける事が日常化したのだと考えています。

なので、ワイドショーに芸人さんがコメンテーターとして出演していることに、SNS成熟世代は違和感を感じないのだと思います。

日本の家事は修行か苦行か?「丁寧なくらし」なんて辞めてイイのに

毎日のようにやらなければならない家事。ある意味、義務のようなこととはいえ、食事に掃除、洗濯…家事がつらいなあと感じる方も多いのではないでしょうか? 実は日本の家事には海外に比べて辛くなる要素が多いのだそう。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、日本の家事の問題を指摘し、それを改善する策を講じています。

日本における家事問題の元凶

日本で家事の範囲は、とても広いですよね。むしろ仕事の方が責任も業務も時間も金額も明確で、家事はそれ以外の不明確で無償な行為すべて、っていうイメージです。人生全体でみれば、

・人生全体-仕事=家事

みたいなかんじ。仕事でだって大変なことはたくさんあるけど、範囲の広さと無償性のもたらす報われなさが家事にはあってその厳しさは仕事に劣らないと思います。

そして、その家事が

・とてもツラい

んですよ、日本では。いや、そうなんだと思うんですよ。時短とか家事の効率とか家事サービスとか、要するになんとか家事に関わる時間を短くしたいってことですから。それって、フツーに考えて、家事を

・とてもツラい

と思っているからでしょう。好きなものに関わる時間を短くしたいとは思わないもんね。

この家事の辛さ、こここそが日本における家事の問題の元凶です。家事を辛くしているもの、それは日本の家事が

・丁寧すぎる

ということです。海外の家事の有り様をそれほど知らないのにこんなことを言うのもどうかと思うんですが、仄聞するところによれば

・食事は外食かテイクアウト
・掃除は、週イチ
・お弁当はバナナとジャムを塗ったパン
・ナニー文化が根付いている

とかいう話がありますね。うーん、これを全部満たす国があるわけでもないし、あるいはこれは極端なのかもしれませんが、日本の家事のレベルからすると、多数派とは言いがたい感じがしますよね( ̄∇ ̄)。いや、良い悪いじゃなくて、一般的かどうかって話ですよ。

しかも、丁寧さは、必然的に工程数を増大させるので

・タスク自体が増える

んですよ。ひとつひとつに手数がかかる。当然だけど時間もかかる。集中力も要る。つまり、難しくなる。丁寧って、ガサツとは違って難しいもんなんですよね。

丁寧さが日本の社会的な文化でもあるので、丁寧さをあっさり捨てて粗雑に暮らすっていうのは、かなり難しいものがあります。まあ、日本じゃなくなろう!みたいなもんですから。

でも、粗雑ではなくても

・大ざっぱくらいのやり方でも

問題はないと思うんですよね。

東京五輪「開催断念」報道の真偽は?2032年に延期説まで浮上

開催延期が決定していた東京オリンピックについて「中止決定」という、まことしやかな情報が21日頃からSNS上に拡散され話題となっている。正式な発表がない中で、ネット上に流布する「中止決定」情報に、日本国民も動揺を隠しきれないようだ。

ソースは「日刊ゲンダイ」だが……

政府・与党に厳しい姿勢の報道内容で知られるタブロイド紙『日刊ゲンダイ』は23日、「来年1月に東京オリンピック開催を断念、同時に2032年大会の招致を表明という衝撃プランが浮上」という内容の記事を掲載。同紙記者が以下のようなツイートを投稿した。

どこまで信用できるソースに基づいた情報なのかは不明だが、来年の開催断念はおろか「2032年大会の招致表明」という内容には驚きを禁じ得ない。もしこれが事実だとすれば、招致できるかどうかもわからない東京五輪に莫大な血税を投入してしまったことになる。これが日刊ゲンダイの妄想であることを祈りたいが、どうやら21日頃よりSNS上で「中止決定」情報なるものが出回っているようなのだ。

作家がツイートした「中止決定」に騒然

作家の本間龍氏は21日、自身のツイッターで、「IOCが東京五輪の開催中止を決定」と内々に日本政府、組織委、電通に伝達したという「内部情報」なるものをツイートした。

23日17時の時点で6000以上の「いいね」と5000以上リツイートされている上記のツイートを元に、ネットニュースサイト「ITメディアNEWS」が東京大会組織委員会に取材したところ、

「お問い合わせをいただきましたような事実は一切ありません」

と明確に否定したとしている。果たして真相はどうなのだろうか?