心理専門家直伝、被害者意識から抜け出すためのトレーニング法

怒りや恨みつらみに支配される人生などできる限り避けたいものですが、なかなか容易なことではありません。今回の無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』では、著者で心理カウンセラーの吉田こうじさんが、怒りから嫉妬へとつながる悪循環を断ち切る練習方法を紹介しています。

怒りや恨みつらみを抱えた先にある不幸とは?

私たちが許容範囲を超えて怒りや恨みつらみを抱えてしまうと、大きく3つの方向性に反応するようです。

1つ目は身体的な不調。例えば、偏頭痛、腰痛、肩こり胃痛、不眠etc…。これは怒りや恨みのエネルギーが自分自身に対して向けられている状態といってもいいでしょうし、「いい加減、今の考え方や行動や環境を改めてくれ!!」と、体が悲鳴をあげてサインを発している状態とも言えるでしょう。

2つ目は他者への攻撃。これは怒りや恨みのエネルギーを、その当事者あるいは関係のない人などとにかく外部に放出している状態ですね。怒りや恨みの原因となる相手にぶつけているなら因果応報ですが、全然関係のない八つ当たりをされたらたまったもんじゃありませんね。

で、これら2つとも悩ましいですが、3つ目はさらに悩ましいものです。それは何かというと、「憐れみ惨めさなどストレートに言えば被害者意識を売りにするという反応です。自分に対してなんらかの不愉快なことをしてきた人たちに対して、「ふざけるな!」と表現するのではなく、「私はなんてかわいそう…と周りに同情や共感を要求する。

怒りや恨みを「同情」に歪めてしまっていると、自分の中にどれくらいどろっとしたマグマが眠っているのかに自分で気づけなくなります。なので、何かと怒りのスイッチが入りやすくなります。

特に3番目のタイプの人は、嫉妬とか妬みにも人一倍反応してしまうのが特徴です。「私はこんなにも悲惨なんだ」と主張するのと同時に「私のように悲惨じゃないあなたが羨ましい、妬ましい」と主張もしているんです。

で、そうやって同情や共感を要求されてばかりいる身近な人は、不必要に罪悪感を感じさせられるのでそう主張する人から離れていく…。逆に離れていかない人は、惨めさを主張し続ける人の被害者意識を巧みに利用して甘い汁を吸おうと企む悪人ばかり…。

何かと他人が羨ましくて嫉妬しては自分の惨めさを感じる…、何かと他人のいい部分と自分のダメな部分ばかりを比較しては自分の惨めさを感じる…、そういう人は、誰にどんな怒りを心の奥深くにずーっと隠し持っているのかを1回明らかにしておきましょう^_^。じゃないと、ふと気付いた時にはとんでもない人間関係とか厄介な事件とかに巻き込まれているかもしれませんよ~。

それと、何かと他人が羨ましくて嫉妬しては自分の惨めさを感じる…、何かと他人のいい部分と自分のダメな部分ばかりを比較しては自分の惨めさを感じる…、そういう人が被害者意識から抜け出すために地味に練習するといいことがあります。それは何かというと、「一定期間自分の惨めさを周りに語らないこと」です。

どうしても周りに自分の惨めさを主張したくなったら、「ああ、自分はただ周りの注目を浴びたいがために自分の惨めさを利用しているだけなんだな~、同情してもらう以外に注目を浴びる手段を学んでこなかったんだな~」と、しみじみ自分のことを受け止め、同情を集めるのを我慢しましょう。

あるいは、「ああ、自分はこうやって自分と向き合うことなくストレスから逃げているんだな~」と、しみじみ自分のことを見つめ直しながら、「ああ、自分はこんなにも心の奥底に怒りとか憎しみを隠し持っているんだな~」と、自分の中にある怒りや憎しみの存在を認めましょう

テロリストは見抜いている。わが国のテロ対策にひそむ深刻な弱点

日本のテロ対策の不十分さについて、自身のメルマガ『NEWSを疑え!』でさまざまな角度から提言を行なう軍事アナリストの小川和久さん。今回は、東京2020に向けてテロへの備えが万全かのような印象を受ける記事に反応。日本の警察の対テロ作戦の足枷となっている「警察比例の原則」の問題について言及し、その最大の弱点は「テロリストに見破られている」と警告しています。

対テロ作戦と警察比例の原則

読売新聞は7月30日、[プロジェクト TOKYO2020]<7>技術結集 テロ抑止という特集記事を掲載しました。一見したところ、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、万全の備えがとられているような印象です。

なにしろ、顔認証、サイバーセキュリティときて、装備品もラストマイルカメラなどが勢揃いしているからです。ラストマイルカメラとは、競技会場と最寄り駅を結ぶ道に、ドーム型で360度撮影できる最新型の防犯カメラを計約200台設置しようというものです。

映像は瞬時に警視庁本部のモニターに映し出され、不審者や爆発物、観客が殺到して雑踏事故が起きそうな場所があれば、近くの警察官や機動隊員が駆けつけるというもので、基本的にはテロを未然に防ぐことが狙いです。人工知能(AI)を組み合わせ、不審物や不審者を自動で検知したり、雑踏の動きを先回りして予測したりするシステムの構築も検討中とのことです。

これを見て、国民が安心感を抱くことは重要ですが、備えなければならない相手はテロリストであり、場合によってはどこかの国の特殊部隊かもしれないのです。そのようなプロたちは、見た目のテロ対策に誤魔化されたりはしません。最近でいえば、大阪で開催されたG20サミットなど大規模イベントへの日本の警察の取り組み全体や、現場で警備に当たる警察官の動作を通じて、日本のテロ対策の弱点を探っているのです。

今回は、日本のテロ対策のおおもとにひそむ深刻な問題について考えてみたいと思います。それは、警察比例の原則です。

なぜ茨城は「いじめが解決しにくい県」の烙印を押されているのか

2015年に茨城県取手市で発生したいじめ自殺事件に関して、7月25日、関係者に対する処分が発表されました。しかし、この処分内容に異を唱えるのは、無料メルマガ『いじめから子どもを守ろう!ネットワーク』の井澤一明さん。井澤さんは今回、万人が納得するその理由を記事内に記しています。

管理職は、一段と重い厳罰に処すべき

いきなりの猛暑になって、身体が驚いているようにも感じます。お祭りや花火大会を楽しむのにはいいのかもしれませんが。

夏休みに入った7月31日に、4月に行われた全国学力テスト(全国学力・学習状況調査)の結果が公表されました。都道府県別の平均正答率では、秋田や福井、石川などが上位を占めましたが、英語においては、東京、神奈川などの首都圏が上位に入っています。英語のテストは、今回が初めて実施され、中3生に「読む・聞く・書く・話す」についてテストが行われました。英語正答率は「読む」が56.2%、「聞く」が68.3%、「書く」が46.4%、「話す」が30.8%となったとのこと。報道によると「話す」では2人の会話を聞き、即興で質問する問題の正答率が10.5%と低かったことや「書く」においては学校を示すピクトグラムを見て、どちらが良いか25語以上で自分の考えを書く問題の正答率は1.9%だったとされています。

今後の課題も出てきましたが、子供たちが、学力を伸ばすためには、安心して学べる環境が必要です。いじめられるとそれまで頑張っていた勉強への意欲が失われ、進学にも影響することになります。子供たちがどのような学校生活を送ることができるのか、その要は「先生との出会い」にあると思っています。

2015年、茨城県取手市の中3女子生徒が「いじめられたくない」と書き残したいじめ自殺事件で、当時の学校や市の教育委員会の対応に問題があったとして、7月25日に関係者9人の処分が発表されました。処分内容については以下のように報道されています。

自殺を誘発する不適切な指導を行ったなどとして、担任を停職1か月、校長に対しては自殺後の対応に問題があったとして、給与の10分の1を12か月減給。市教委の教育参事と指導課長を給与の10分の1を12か月減給。部長を給与の10分の1を6か月減給。辞任した矢作元教育長は、在職時の給与の10分の1、12か月分を自主返納。

この事件では、取手市教委は、学校がいじめによる自殺の疑いがある重大事態としていたのに市教委でいじめによる重大事態ではないと決議ししかもそのことを遺族に伝えてもいなかったと言います。また、ご遺族の意向を受けて第三者委員会を設置しましたが、その委員会でも「いじめはなかったの前提でなにもしないまま時間だけが過ぎてゆく中で、ご遺族が文科省に「取手市の第三者委員会による調査の中止」を要請されました。文科省は、取手市教委の担当者を呼び、聞き取り調査を行い、その結果、取手市教委は調査の見直しを検討しご遺族に謝罪したのです。

担任に対して、「停職1か月」という懲戒処分は、いじめ事件としては大きな決断だと思います。しかし、事件の流れを見る限り、組織としてのあり方に大きな問題を抱えているように思います。この事件の対応は、明らかに「意図した隠蔽」です。したがって、「担任より更に重い処分を管理職教育委員会に課すべきです。自分たちで、「自分に甘い処分」をするとはなんとも情けない組織であろうかと感じます。

特別感が人気の秘密?アメリカの若者の間でやりとり増の手紙事情

日本では手紙の宛名の書き方を知らない子どもが増えているそうです。そんなNHKのニュースに触れたNY在住のりばてぃさんが、『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』で、アメリカの若者の間で増加傾向にあるという手紙事情を紹介してくれます。もともと様々な機会に手紙を贈りあう習慣があるアメリカですが、手軽なSNSの普及の影響で、贈るならより特別感のあるものをというニーズが高まっているようです。ビジネスチャンスが見つかるかも?

アメリカでは若者が手紙を出す傾向に!?

直近のNHKの報道で、「手紙が書けない子ども増加 SNS普及が背景に」というものがあった。

ご参考:手紙が書けない子ども増加 SNS普及が背景に

詳細を読むまでは、SNSで短文投稿が多いため長い文章が書けない子どもたちが増えているという問題なのかと思ったらまったく違った。手紙の宛名(住所や名前)を正しく書けない子どもたちが増えているという話だった。

宛名を書く前に検索したら良いのではないのか?などと言った声が案の定このニュースに対する反響として出ているが、百歩譲って宛名の書き方を知っていたとしたら便利なのは、検索する時間がかからないことだろうか?

そうだとしても、大した問題ではないし、これが中学校の全国学力テストに含まれているのはちょっとよくわからない。それよりも気になったのは、ニュース動画で紹介されている不正解例として、宛先住所の横にEメールアドレスが書いてあったものがあるが、これは逆に気が利いていて良いと思うがどうだろうか。もし宛先の住所がわかりにくく迷った際に電話番号やEメールアドレスがあるのは便利だと思う。

郵便局が使う住所読み取り機械の認識に支障が出るなど問題あれば、封筒の裏に明記するでも良い。Eメールアドレスを書くこと自体は、万が一を考えた対策と考えると、不正解にすることで自由な発想を否定してしまうように思う。

このニュースについては、いろいろもやっとする想いが残るが、SNSの普及で手紙を書かない人が増えているという点がちょっと気になったので、アメリカの場合を調べてみたところ、なんと、若い世代の利用増により手紙(英語ではGreeting Card)の利用が増えているという。

具体的には、米国小売業協会によるバレンタインデーの手紙に関する収益調査で、2018年は8億9,400万ドル(約970億円)だったのが2019年は9億3,300万ドル(約1,015億円)に増加したとのこと。

ご参考:Fewer consumers celebrating Valentine’s Day but those who do are spending more

この調査を引用し報じているNPRによると、いわゆるSNSをもっとも利用する若い世代が特に手紙を利用しており、特徴としては特別なデザインとか、その手紙を贈ることで印象つけられる、パーソナルであるなど特別な体験ができるものの売れ行きが良いという。

また、オリジナル写真を使った特別な手紙のニーズも増えており、例えば、ShutterflyやVistaprintといった写真などを印刷する会社でのオーダーも増えているという。

ご参考:ShutterflyVistaprint

平均点の釣り上げスキルを教師が磨くだけ。全国学力テストの実態

実施後に県別の平均点が公開される仕組みの「全国学力・学習状況調査」は、今や害悪しか生み出さないようです。今回の無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』では現役教師の松尾英明さんが、同調査がいかに教育現場を疲弊させているかを紹介するとともに、「教育の崩壊」さえ引き起こしかねない状況を記しています。

全国学力・学習状況調査の平均点は当てになるか

先日結果が公表された全国学力学習状況調査について。県別の平均点が公表された。教育委員会の側は、当然学校別の結果も把握している。これが、不幸の始まりである。

ところで、結果を見る世間の側が本当に「平均点の仕組みをきちんと把握しているかというと、かなり怪しい。「学級のみんなができるようになると平均点が上がるという誤った概念をもっていないか。誤った認識は誤解を生み、いじめの温床になり得る。

平均点というのは、例えるなら砂場の凸凹をならして平坦にして、その高さを測定する作業である。「ならす前の状態」がどうであるかが、この平均点の妥当性に関わる。他の高さと異なる「穴」や「尖り」のような部分が少ない、山の状態であれば、「大体真ん中がこれぐらい」というその数値の妥当性は高い。

一方「グランドキャニオン」のような深い谷がある状態の場合この平均値の妥当性はほぼない。グランドキャニオンの山を崩して谷を埋めて均等にならし、海抜の高さを測って「これぐらい」ということの意味があるかどうかである。差が激しすぎる上に本物の中央の数値が不在である。「平均点付近の子どもはほとんど存在しない」ということもあり得る。

各県内の子どものテストの数値はどうか。これは、明らかに「グランドキャニオン」状態である。0点もいれば、当然100点もいる。最も多い層の他に、極端に離れた数値の集団がいくつか存在する。点数がかなり分散している。この場合、平らにならすことにほぼ全く意味はない

平均化というのは、言うなれば「個を殺し無視する作業である。社会が求め、文科省が出している方針と真逆のはずである。

平均点の上下動の仕組みについては、学級担任や塾講師をしている者なら嫌というほど知っている。90点が100点になるのはものすごいことなのだが、そこは平均点には表れない。100点がどんなにたくさんいても10点や20点の子どもが数人いたら、「チャラ」どころか「マイナス」なのである。

手っ取り早く学力テストの平均点を上げる方法がある。過去問をやらせることである。「事前練習」と呼ばれる方法である。年間を通して毎日、時間を決めてやらせ続ける学校もあるという。ひどい場合行政の側が過去問を実施したかどうかの調査をして、学校現場に圧力をかける。これで、確実に平均点は上がる。

次の記事も参考になる。

全国学力テスト 事前練習に追われる学校現場 授業が進まない」内田良

これによって学校教育が失うものの大きさは、言わずもがなである。残念ながら、全国各地でこれがなされているのが現状である。「事前練習」をしないと当然平均点が下がるのだから、どこもやっている以上やらない訳にはいかないというのが実情である。「目的と手段の入れ替わり」「手段の目的化」である。

さらにもっとひどい方法があるという。先に述べたように、平均点というのは「凹み」が最もインパクトが強い。つまり、点数が低い層を排除」することが、最も平均点アップに効果がある(進学塾等ではよくある方法である。数値的な実績が大切なのである)。

子育てに悩むお母さんへ。ネットの「ネガティブ情報」は見ないで

インターネット上で炎上した「親ペナルティ」という言葉をご存知でしょうか。「子を持つ親と持たない親とが感じる幸福度は、持つ親の方が下」とするものなのだそうですが…、今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、この言葉の「本来の定義」を紹介。さらに「子育てに関するネット上のネガティブな情報を信用しすぎないでほしい」として、その理由を記しています。

親reward

さて、本日は怪しいネットのお話。

こういうメルマガを発行しているため、ネットでも情報収集を欠かさないようにしています。ツイッターやFacebookなどでもたくさんの方が家事や子育てについて情報を発信していますからね。

そんな中、最近炎上気味のようなのが

  • 親ペナルティ

です。この言葉、ご存じでしょうか。もともとは社会学の用語だそうで、子供を持つ親と持たない親とが感じる幸福度のギャップを指し、残念なことに子供を持つ親の方が幸福度が下がるというのです。

日本では子育てに関連して

  • 重労働で孤独で責任重大でお金がかかる

というようなネガティブなイメージが定着しつつあるため、この親ペナルティという言葉がなんだかピッタリきてしまったんでしょう。

この言葉にネットで出逢って、子供を持つことを躊躇ったりあるいは幸せな気持ちに水をさされた感じの方もいるかもしれません。

……ところがね。

どうもこの言葉は、フェイク…とまでは言えないけど

  • ムリのある言葉

みたいですね。過大な定義づけをされてしまっていて、言葉がひとり歩きしているようです。

たしかにちょっと調べてみると、「Motherhood penalty(母親ペナルティ)」という言葉は英語版のウィキに乗っていて、社会学の用語だとあります。しかし、「Parent(hoodも入れてもみました) penalty(親ペナルティ)」はありませんでした。

しかも、母親ペナルティの定義は

  • 子供を持つ母親の方が子供を持たない母親より「賃金が低いこと

です。幸福度と賃金じゃなんだかずいぶん違いますよね

この話、ちょっと調べてみたんですが、研究成果や統計などからリライトされるたびに少しずつ少しずつ話がズレていっているようです。ちなみに元ネタと思われる論文にあったのは

経済的負担を除けば子供を持つことは親の幸福度を上昇させる

でした( ̄∇ ̄)。なんだ、つまり

  • 子供を持つと幸せだよ
  • お金はかかるけどね

ってことですよね。思いっきり逆じゃないさ

現在私たちは、あらゆる情報をネットから得ています。子育てで困ったことがあれば、すぐさまスマホで検索するのがフツーですよね。逆に言えば、ネットの情報は信じやすく拡散しやすいということでもあると思うんです。

そういう時代の中で、日本では、ことさら子育ての大変さが喧伝されています。というか、なにか過激になっていて、大変さとかいうレベルじゃなく

  • 子育ての過酷さ愚痴大会

がツイッター上で行われているようにさえ思えます。

いや、家事しないオット許せん大会も義理親信じられない大会もママ友メンドクサ大会も同時開催中みたいですが(*゚∀゚*)

ここで強調したいのは、子育てや家事に関するネット上の

ネガティブなイメージや情報を信用しすぎないでほしい

というです。ネガティブな言論の方が過激で、注目を集めやすいものだからで、それが真実とは限らないですから。親ペナルティという言葉が言い過ぎているのと同じように。

家事もそうですが、子育ては特に子供のいない時期には知らなかった幸せがあるはずだと思います。いや、子供がいないのでホントのところは分からないけど。きっと人生の味わいを増すものなんでしょう。

大変さや過酷さにフォーカスし過ぎるより、少しでも幸せなことにフォーカスした方が

  • 幸せ(*^ー゚)

だと思うんですよね。

親ペナルティなんて、気にしないで。親リウォードに注目して下さいね。

image by: Shutterstock.com

味もメニューも外観も普通なのに古い中華料理店が潰れない理由

わざわざ遠くから客が押し寄せる行列店がある一方で、「なぜ、この店は潰れないのか?」と誰もが訝る店も存在します。繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、独身時代に立ち寄っていた中華料理店、いわゆる「町中華」もそのひとつと言います。そんな佐藤さんは今回、自身のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』で、味も普通、変わり種もイチオシメニューもなく、外観も内装も特徴のないそのお店が潰れない「5つの理由」を記しています。

住宅街の古ぼけた中華料理店が潰れない「5つの理由」

「なぜ、このお店は潰れないのか?」と、誰もが不思議に思うお店はたくさん存在します。私が独身時代に、たまに寄っていた中華料理店もそのひとつ。外観には特徴も無く、汚くはないものの古ぼけた感じで、“わざわざ行くようなお店ではありません。マズくはない程度で、特に美味しいわけでもなく、いち押しメニューも無し。変わったメニューも無し。しかし、夜はお客さまが結構入っていて、長年営業を続けていました。

このお店が潰れない理由は「5つ」あるのではないか、と私は推察します。1つめは、場所駅から住宅街に入るまでの中間にあり、仕事帰りの独身が寄りやすい場所にありました。「もうすぐ家」という“ホッとする位置”で、食べた後すぐに帰ることができる、という安心感があったのではないでしょうか。

2つめは、ライバルの存在。お店のまわりをはじめ、駅周辺にも中華のお店はありませんでした。ライバルがいなければ、中華が食べたい時には、このお店を利用することになります。

3つめは、特徴の無いごく普通の味。すごく美味しい料理は、印象には残りますが、毎日食べると飽きてしまいます。しかし、このお店の料理にはまったく特徴がありません。まるで、家庭料理のような味のレベル。さりとて、家庭料理を毎日食べているからといって、飽きるようなことはありません。食べていて、「安心できる味」とでも言うのでしょうか。飽きないから、毎日でも立ち寄ることができるのです。

4つめは、テレビ。古い飲食店ならよく見掛ける光景ですが、テレビがあって、野球中継がよく流れていました。独身の中年男性がビールと餃子を頼んで、テレビを見ながら、しばしホッとする時間を過ごすのです。ビールが無くなると、ご飯と一品もしくは炒飯を頼んで、夕食とします。このパターンは、かなり多く見掛けました。

5つめは、漫画本。汚れてきてはいるものの、かなり多くの漫画本が揃っていました。こちらは、若い男性がよく読んでいました。ご飯を食べながら、漫画を読む。1冊読み終えると、帰って行く。また次の日、続きを読みに来る。1冊読むと、続きを読みたくなるのでしばらくはお店に通うことになります。

このように、男性ばかりではありますが、“つい足が向いてしまう”お店なのです。男たちにとって、ここはダイニングのような存在です。自宅の居間でくつろぐ前に、台所横のテーブルで食事をしているようなもの。家に帰ったような安心感があり、ホッとできる場所なのです。このお店は、そんな“時間”を提供しているのです。“時間”が、このお店の売りになっているのです。

ここに、潰れない理由があるのではないでしょうか。

image by: slyellow / Shutterstock.com

寵愛と、心変わりと。清盛に運命を翻弄された美女を京都に訪ねる

平家の棟梁である平清盛に寵愛を受けた、二人の「白拍子」と呼ばれる男装の舞妓。そんな美しい彼女たちの悲しき運命を感じさせるお寺が、今も京都に残ります。今回の無料メルマガ『おもしろい京都案内』では著者で京都通の英学(はなぶさ がく)さんが、悲恋の寺として京都にひっそりと佇む「祇王寺」のゆかりについて紹介しています。

祇王寺 白拍子と平清盛の物語

京都の歴史には時を経て語り継がれる女性たちがいます。今回は日本史上初めて武家政権を築いた平清盛の目に留まり波乱万丈の人生を生きた白拍子(しらびょうし)の話です。芸に秀で絶世の美女だったがゆえに悲運の人生となってしまった祇王・祇女と仏御前が過ごした祇王寺をご案内します。

京都奥嵯峨にある祇王寺は悲恋の寺として知られています。祇王とは平家物語にゆかりの白拍子の1人です。白拍子は平安朝末から始まった男装の舞妓です。祇王の他に祇女、仏御前、静御前等が有名でした。祇王寺は祇王が母と妹・祇女と共に庵を結んだことからそう呼ばれるようになりました。

祇王寺の境内は楓に囲まれたひっそりとした古刹で、平家物語にも登場します。

平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王は清盛の心変わりにより都を去り、この場合に移ってきました。母と妹・祇女とともに出家入寺した悲恋の尼寺なのです。
祇王寺は平安時代に法然の弟子・良鎮(りょうちん)が開創した往生院の境内にあったと伝えられています。広い寺域を占めていた往生院もやがて荒廃し、ささやかな尼寺・祇王寺だけが残ったようです。

平清盛と後白河法皇

平清盛は「源平合戦」の平家のリーダーです。当時の天皇から権力を奪い、武士がはじめて政権を握り武家政治を始めた武将としてその名を歴史に刻みます。清盛は後白河法皇を幽閉し院政を終了させ、「平家にあらずんば人にあらず」と、平家一門の栄華を極めました。

清盛に幽閉された後白河天皇は子供の頃から生涯を通じて今様を愛しました。今様に傾倒する様子に「天皇の器ではない」と思われた人物だったようです。今様の宴を行い才能のある者を庇護したと言われています。

祇王・祇女

さて平清盛が権力を握り、この世の春を謳歌していた時、都では白拍子の姉妹・祇王・祇女が人気を博していました。特に祇王はとても美しさが際立っていたので、清盛の目に止まりました。清盛は祇王を寵愛し、妹の祇女と母・刀自(とじ)を立派な邸宅に住まわせ、裕福な暮らしを与えました。清盛は3年くらい経ったある時、祇王よりも年が若い白拍子に心変わりします。祇王は寵愛を奪われ、邸宅を追われ、母と妹と共に21歳の若さで出家することになります。

白拍子は平安時代後期に流行した男装をして舞う歌舞の一つで当世風の今様です。今様というのはまさに今流行りの流行歌といったものです。当時流行りの歌を歌い舞うことを職業とし、物腰柔らかい舞いをみせる女性も白拍子と呼ばれるようになっていったようです。

イメージとしては平安時代の芸舞妓さん。流行りの歌を歌い踊るわけなので当時のアイドルでしょうね。ちなみに源義経の寵愛を受けた静御前も白拍子です。当時の権力者の愛人は白拍子が多かったのでしょう。

「否」は打たないし「実もふた」でもない。間違いやすい漢字たち

国「破れて」山河あり?それとも国「敗れて」山河あり?「特徴」と「特長」の違いは?よく使う慣用句や漢字の使い分け、パソコンやスマホの変換任せにしていると恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。今回の無料メルマガ『神垣あゆみメールマガジン』では、意外と間違いやすい慣用句や漢字の正しい使い方を詳しく解説しています。

変換ミスにご用心 意味の違いを知る

果たしてどちらを使っていいのか迷う言葉があります。

例えば「とくちょう」。文字としては「特徴特長がありますが、この違いは?

  • 「特徴」は特に目立つ点を指します。 例)特徴のある建物
  • 「特長」は特に優れた点のことです。 例)部下の特長を生かす

ものづくりで使われる「せいけい」はどうでしょう。成形成型整形とありますが、その違いは?

  • 「成形」は形を作ることです。    例)プラスチックの成形加工
  • 「成型」は型にはめて作ることです。 例)金型成型
  • 「整形」は形を整えることです。   例)整形外科

いずれも漢字の意味に即していることが分かります。

では、「ときの使い分けは?

  • 「時」は文字通り、時期・時間・時刻そのものを示すときに使います。 例)買い時 引け時 時と場合による 
  • 「とき」は「~の場合と言い換えられます
      例)いざというとき 社員を採用するときは 困ったときの神頼み

「時」も「とき」も頻繁に使う言葉ですが、書き分けに迷った場合は「とき」と平仮名書きにするとよいでしょう。

変換ミスにご用心 慣用句の間違い

仕事には直接関係ありませんが、慣用句なども文字を取り違えている場合が多くあります。例えば…

  • 国敗れて山河あり

ご存じ、杜甫の詩の一節ですが、正しくは「国破れて山河あり」なんですね。国が戦いに敗れたのではなく国家自体が崩壊してしまった状態が「破れて」です。

そのほか一般的なところでは…

  • 効を奏す  功を奏す

この場合、効能の「効」ではなく、成功の「功」です

  • 歯に絹着せぬ  歯に衣着せぬ

衣と書いて「きぬ」。衣服の意味です

  • 実もふたもない  身もふたもない

ふたのあるいれものの中身という意味合いから「身」

混同しやすいのが次の二つです。

  • 是か否か  是か非か 

是(正しいと認められていること)の対になる言葉は、不正を意味する「非」。打ち消しの「否」ではありません。

  • 否の打ちどころがない  非の打ちどころがない

この場合も、不正や欠点がないという意味から「非」

いずれも漢字クイズみたいですが、覚えていて損はありません。

image by: Shutterstock.com

ボディメイクのプロがズバリ回答。EAAとBCAAはいつ、どう摂る?

メルマガ『届け!ボディメイクのプロ「桑原塾」からの熱きメッセージ』の読者から、「EAAとBCAAの使い方を知りたい」という質問が届きました。桑原弘樹塾長は、使い分けを教えてほしいという要望は普段から多いそうで、今回、それぞれの特長や機能、摂取すべきタイミングを解説した上で、より効果的な摂取方法をズバリ教えてくれます。

トレーニング中にはBCAAも飲んだ方がいいの?

Question

shitumon

EAAとBCAAの使い方を教えてください。最近はEAAをトレーニング中に飲むようにしているのですが、BCAAも飲んだ方がいいと言われていて、どちらも飲むべきなのかEAAだけでいいのか悩んでいます。(32歳、男性)

桑原塾長からの回答

最近、私宛の質問でも、EAAとBCAAの違いであったり、使い分けみたいなものがとても多いですね。やはり、これはEAAが人気だからでしょう。

前号でも少し触れましたが、血中のアミノ酸濃度を高くしておくことは体タンパクの合成にとってとてもいい環境と言えます。プロテインは栄養の価値しかありませんが、うまく使うと筋肥大が起きるのは血中のアミノ酸濃度を上手に維持できるからでもあります。

プロテイン以上に確実にまた無駄なくアミノ酸濃度を高められるのがEAA(必須アミノ酸)です。仮に9種類のEAAが理想的な評点パターンで配合されていたとすれば、これは理論上は体タンパクの合成に向けて無駄が無い栄養状態とも言えます。

ホエイプロテインが分解されてEAAが出てきたとしても、それはアミノ酸スコア100ではあるものの、無駄がゼロという訳ではありません。恐らくこの世の中で理想の評点パターンのタンパク質(つまり無駄ゼロの状態)は、計算されて配合されたEAAサプリメント以外にはないかもしれません。

そういう理由においては、トレーニング中にEAAを摂取するのはバルクアップにかなり効果的と言えます。プロテインの場合は液体であっても消化や吸収に2時間ほどかかりますから、よほど計算して事前に摂取をしておかないとこの状況は作りにくいですから、やはりEAAならではの特長といってもいいでしょう。