ユニクロ、ウイグル問題に無言の卑怯。中国「新疆綿」禁輸の前に日本がすべきこと

欧米諸国が中国共産党によるウイグル人へのジェノサイドを認定し抗議の声を上げ、名だたるアパレル関連企業が新疆(しんきょう)綿の使用停止を決めています。しかし日本は、政府もユニクロを展開するファーストリテイリングなども懸念を示すか無言を貫くばかりです。メルマガ『j-fashion journal』著者で、ファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんは、こうした態度に対し、まずは政府が中国共産党による人権弾圧への反対と抗議の姿勢を示すべきと主張。そのうえで国益的に困難な新疆綿製品の禁輸については、中国を追い詰めることの危険性を国際社会に訴えることで回避すべきと持論を述べています。

新疆綿問題を考える

1.ウイグル人への人権弾圧

新疆綿の根本的な問題は、ウイグル人への人権弾圧である。トランプ大統領は中国共産党政府がウイグル人を弾圧しているとし、ポンペオ国務長官は「ジェノサイド」だと断定した。ジェノサイドの定義は、1948年に国連総会で採択された「ジェノサイド罪の防止と処罰に関する条約」(通称「ジェノサイド条約」)による。

本条約の第2条によると、ジェノサイドとは「国民的、民族的、人種的または宗教的な集団の全部または一部を集団それ自体として破壊する意図をもって行われる次のいずれかの行為」であるとし、5種類の行為を挙げている。

  1. 集団の構成員を殺すこと
  2. 集団の構成員に重大な肉体的または精神的な危害を加えること
  3. 全部または一部の身体的破壊をもたらすよう企てられた生活条件を故意に集団に課すこと
  4. 集団内の出生を妨げることを意図する措置を課すこと
  5. 集団のこどもを他の集団に強制的に移すこと

欧米で放映されたテレビ番組には、強制的に連行されているウイグル人の様子が紹介され、SNS上には内部告発の動画もアップされている。西側先進国は、次々と米国のジェノサイド認定を支持し、中国との対決姿勢を強めている。現在のところ、日本政府はジェノサイド認定を行っていないし、強い抗議行動も取っていない。

2.新疆綿、新疆綿製品の禁輸

持続可能な綿花栽培を促進する「ベター・コットン・イニシアティブ(BCI)」は、2020年10月、人権への懸念を理由に2020/21年シーズンの新疆綿承認を停止すると表明した。

この判断は至極妥当である。国際認証機関はコンプライアンス(法令遵守)が徹底されており、その中でも人権弾圧は最重要課題である。人権弾圧の可能性があるという段階で、取り扱いを停止するのは当然だ。本来なら、この段階で中国政府は第三者機関の調査を受け入れるなどして、疑いを晴らさなければならない。

池田教授が警戒。コロナ禍で家に引き篭もる高齢者に「要介護」の危険性

新型コロナウイルスの感染を警戒して外出を控え、親族や知り合いと直接会うことも控えるお年寄り。これによって心身の衰えが急激に進み、自立と要介護の中間とされる「フレイル」になる人が増えると心配されています。そうした事態を回避するには、一人でも適度に体を動かせる楽しみを見つけること。今回のメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』では、CX系「ホンマでっか!?TV」でおなじみの池田教授が、コロナ禍の高齢者の健康問題について綴り、自身にとっては野菜を育てる庭仕事が「フレイル」予防になっていると伝えています。

コロナ禍を乗り切る方途は庭仕事

老人は新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすいということなので、家に籠っている人も多いと思う。感染しても症状が出ない不顕性の高齢者も2割程度はいるようなので、重症化する人と不顕性の人では何らかの遺伝的な違いやエピジェネティックな違いがあると思われるが、それが何であるかはよくわかっていない。リスクの多寡が分かれば、それなりに対処の仕方もあると思うが、今のところ、すべての高齢者は重症化するリスクが高いという前提で対応するほかないので、活動を制限せざるを得ない高齢者の中にはフレイルになる人も出てくるということだ。

フレイルとはFrailty(脆弱)の日本語訳で、高齢化社会にとって重要な概念であるとして、2014年に日本老年医学界が提唱したもので、自立と要介護の中間に位置する状態のことだ。生活の質によっては、自立に戻ることも可能だが、要介護になってしまうこともあるというクリティカルな状況のことだ。

重力に逆らって体を動かすことと、他人と会話をしたり一人であっても何らかの生産的なことを考えたりすることは、身心を健康に保つためになくてはならないことである。例えば、体力のある若い人でも重度の骨折をしてベッドで1か月ほど寝たきりになっていると筋力が低下する。宇宙飛行士のような鍛え上げた人でも無重力状態で長いこと暮らしていると、重力のある地球に帰って来た後は、暫くの間苦労する。ましてや体力のない老人であれば、余程頑張ってリハビリしないと寝たきりになりかねない。

そういうことが分かっているので、整形外科では骨折が治るまで待たずに、無理やりにでも動かすことを奨励しているところが多い。コロナ禍で、外出もしないで、家に籠っているとどうしても運動不足になり、そのうち歩くのがおっくうになり、さらに運動不足になって、ロコモティブシンドロームになり、フレイルに落ち込む人が出てくる。出かけなければならない用事があれば、いやでも動かざるを得ず、結果的にフレイルの予防になっているわけだ。

定年になって隠居を決め込んでいる人は、特段の出かける用事もないが、自治体がサービスでやっている体操教室とか、あるいは友達と楽しんでやっているゲートボールとか、散策クラブとか、その気になれば、体を動かす機会はいくらでもある。しかし、新型コロナの蔓延を恐れてこういったイベントは次々に中止になって、体を動かす機会はめっきり減った。もちろん自分一人で、フィットネスに励んだり、ランニングをしたりすることもできるのだが、普通の人は、気の置けない友達とたわいのないおしゃべりをしながら運動もするから続けられるのであって、一人で続けるのは根性がいる。

社労士が解説。企業は従業員にワクチン接種を命令できるか?

日本では、ようやく高齢者に対する新型コロナワクチンの接種が始まりました。ワクチン接種に関してはさまざまな情報が流れていますが、企業が従業員にワクチン接種を強制することはアリなのでしょうか。今回の無料メルマガ『新米社労士ドタバタ日記 奮闘編』では、 今回の新型コロナワクチン接種に関する企業としての立ち位置を分かりやすく説明しています。

コロナワクチン

高齢者に対する、新型コロナウイルスコロナワクチンの接種申込みが始まった。

ワクチンに関しては、家庭で、職場で色んな噂があるようだが、果たしてどうなのか?事業主としては接種に関して、どのように考えると良いのか?迷うところですよねー…。

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新米 「コロナワクチンの接種って先輩は受けるんですかぁ?」

E子 「何よ、いきなり。私は、沢山の人が懸命に研究して、ようやく形にしてくれたものだから、有難く受けるわよ~。新米くんは、どうなの?」

新米 「正直、迷ってるんす。良くない噂では、何が入ってるんだかわからないなんて言っていますし、まだ死にたくないですから、もうちょっと様子を見てからにしたいなーなんて」

大塚T 「あぁ、あれねー。そもそもコロナウイルス自体がつくられた陰謀だ!説もあるし、ワクチンにも何が入っているんだかって思うと確かに怖いわよね」

E子 「何を寝ぼけたこと言ってんのよ。この間、ニュースでも『人減らしのためのまき散らし』なんて変なデマが流れているようですが、そんなことはありません!って言ってたわよ」

新米 「そんなことをニュースで言っているんですか?ますますコワイです…」

大塚T 「ま、心配しないでもあんたの場合、そんな簡単には死なないわよ」

新米 「ひどい言い方しますよねー」

E子 「それはそうと、うちの母に高齢者枠申し込みの案内が来ていて、接種のときついて行きたいから、ボスに年休申請したいのよね。良いよね?」

大塚T 「あ、そうか。もう案内が来ているんですね」

E子 「そう。申し込み開始日にはさすがに電話がつながらなかったんだけど、翌日は午後イチにすぐつながって、2回目の接種まで同時に申し込めたそうよ」

新米 「まとめて申し込みできるんですね」

E子 「そうみたい。1回目は4月27日火曜日の16時半、2回目は5月21日金曜日の同じ時間なの」

大塚T 「それならどちらも半休で大丈夫ですね。E子先輩の顔見ないと、私寂しいので…(^^)」

E子 「そうね。この時間なら確かに1日年休とる必要はなさそうね。午後からの半休にするわ」

深田GL 「ワクチン接種の話かい?」

大塚T 「はい、そうです。E子先輩のお母様のことです」

客が「他のお店と比べたい」と言い出したら一流店員はどう振る舞うか

足を運んだお店にお目当ての商品があったとしても、他店とくらべてみたいと思ってしまうことも多々あるもの。では、自分が接客しているお客様がそう口にしたとしたら、販売員としてどう対応するのが正答なのでしょうか。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、二流以下、一流、超一流の3タイプの振る舞いを具体的に紹介。さらに坂本さん自身が驚いたという接客についても記しています。

どう送り出すか

お客様から「他の店も見てみたい」と言われることがあります。自店の商品を気に入ってくれていて、購入を迷っているけれど、やはり他との比較検討もしたいということでこのように言われることはよくある話です。

「ちょっと考えてきます」「誰々と相談してきても良いですか」などと言われることもあるかもしれませんが、それらも同じ意味合いです。それが体の良い断り文句になっていることも実際にはありますが、きちんと接客をしていてお客様が本当に迷っている時も多々あります。

こういう時、どんな対応になるかで販売員の質がわかるものです。

二流以下の販売員は、お客様から比較検討したい旨を告げられると、途端に興味を失ったかのようになってしまったり、やたらと焦り出します。

「そうですか、わかりました」と、それまで懸命に接客してくれていた人とはまるで別人かのように急に冷たい態度を取る人もいれば(これはもう論外ですけどね)、「何とか買ってもらわないと!」と焦り出して、「今買ってもらえたらポイントが~」とか、「限定品なんですぐ無くなりますよ」のように畳み掛けるようにクロージングをかけるような人もいます。

では、一流の販売員はどうするかというと、「かしこまりました、ぜひご覧になってきてください」と、お客様の心情を察して気持ちよく送り出します。

商品そのものにも、そこまでの接客にも自信があり、お客様が落ち着いて考えても、購入してくれるだろうと捉えられているため、急に焦ってみたり、冷たい態度を取るようなこともなく、お客様の不安を煽るようなこともしません。「遠慮なくいくらでも考えてもらって大丈夫」と送り出すことができるわけです。

お客様からしても、そうしてもらうことができると、悪い印象を持つこともなく冷静に考えられますから実際に購入に繋がることは少なくありません。

こうした接客は素晴らしいなと思いますが、これを超えてくるさらに超一流の人も存在します。

超一流の販売員はお客様から考えたいと言われてどう送り出すかというと、「他に検討すべきことを伝える」のです。

接客で提案していた商品について、「考えたい」と言われれば、普通は「どうぞ落ち着いて決めてください」と送り出すまででも十分です。しかし超一流の人たちは、「それならこの店を見ると良いですよ」「こういう商品がこのブランドにあるので、比較しやすいと思いますよ」など、他店や他メーカーの商品についても事細かに教えてくれたりします。

自店(自分)の売り上げが無くなるかもしれないのに、他の店舗のことをお客様に伝えて、比較見当をしやすくしてくれるのです。

これはなかなかできることではありません。

実は真逆。若い世代が誤用しがちな「話が煮詰まる」本来の意味は

言葉は時代とともに変わると言われますが、今まさに「過渡期」を迎えている言い回しもあるようです。今回の無料メルマガ『親も子供も一緒に伸びていく』では著者の高久手はるかさんが、世代によって「煮詰まる」の意味の捉え方が違うという調査結果を紹介。表されるのは「全く逆の状態」だけに、口にする際には注意が必要としています。

そんなつもりで言ったんじゃないのに

今日はちょっと大人向けです。特に40代~60代の方に感想を伺いたいんです。

会議で議論百出、既に開始から3時間!そろそろ出席者の顔にも疲労の色が。そんな時に会議の進行担当者から「煮詰まりましたね」の一言が出ます。

さて、この時の状態はどちらでしょう?

  1. 議論や意見が十分に出尽くして、結論の出る状態になること
  2. 議論が行き詰ってしまい、結論が出せない状態になること

ちょっと前の調査(平成19年度)ですが、驚くことに、当時の30代以下と50代以上でどちらの意味を選択するかが違っていたんです。

30代以下は2.を、50代以上は1.を選ぶ人が多く、丁度40代が境目になっていました。

どちらが正しいの?

元々は「1.議論や意見が十分に出尽くして、結論の出る状態になること」でした。少なくとも今から20年くらい前に発行された広辞苑(第5版)では、そうなっています(もちろん、「煮えて水分が無くなる」が最初に出ています)。

ところが、平成20年に発行された広辞苑(第6版)では、「2.議論が行き詰ってしまい、結論が出せない状態になること」も載っているんです。

つまり、今は年代によって同じ言葉(煮詰まる)が違った意味で受け取られる可能性があるということです!!怖~っ!

例えば、30代の社員が、50代の部長から「例の案件の進捗は?」と問われて、「煮詰まっておりまして…」と返答したら、部長はもうすぐ結論がまとまると考え、言った本人は、まだまだ結論どころか、収拾がつかないと伝えたかった。なんていう笑うに笑えない話になりかねないんです。

言葉は生き物という例ですね。仕事での会議、打ち合わせでよく使われる「話が煮詰まる」をお使いの際は、お気を付けくださいね。

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「はやぶさ2」のリーダーはいかにして600人の集団をまとめたのか

小惑星「リュウグウ」からサンプルを届け、次なるミッションのため再び宇宙の彼方へと向かった「はやぶさ2」。その快挙の裏には、プロジェクトを率いたリーダーのチームに対する思いと確たる信念がありました。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』ではプロジェクトリーダーの津田雄一さん自身が、組織をまとめていく上で必要な2つの要素について語っています。

600人のプロ集団を束ねる上で心掛けたこと

小惑星探査機「はやぶさ2」。地球から約3億キロメートル彼方に位置する小惑星「リュウグウ」でのサンプルリターンミッションを果たし、昨年12月6日に地球へ帰還しました。

約600人の多国籍のスペシャリストで構成される一大プロジェクトを5年半にわたり牽引し、世界初となる偉業を7つも成し遂げたのが津田雄一氏です。

39歳の若さでプロジェクトリーダーに抜擢された津田流のチームマネジメント手法やリーダーとしての心得から、成功の扉をひらく要諦を学びます。


津田 「いろんな数え方があって、メーカーの下請けや大学の研究者の助手の人たちを入れると数千人になると思うんですけど、私から直接連絡することができる範囲で600人と申し上げています。

もちろん私より年齢もキャリアも上の人たちが数多くいますし、JAXAの職員以外にも企業や大学などに様々な分野の専門家がいます。加えて、日本人だけではなく、アメリカやドイツ、フランス、オーストラリアの研究者もいます。ですから、国籍も年齢も所属も専門分野も違う600人のスペシャリスト集団なんです」

── そういう人たちを束ねていくのは並大抵でないと思いますが、津田さんは日々どういったことを心掛けてこられましたか?

津田 「すごく専門性の高い研究者や技術者ばかりなので、まぁ私の言うことを聞かないんですよ(笑)。若いゆえにそれは無理もないなと思いました。

私の場合、皆をグイグイと引っ張っていくような君臨するタイプのリーダーではありません。じゃあ自分でもやれるマネジメントの仕方って何だろうと考えた時に、600人のチーム全体が一人の人間のように同じ意志を持っていて、だけど頭脳は一人の人間ではなく600人の頭脳があるわけだから、それが有機的に結びつくことでいろんな難題に取り組める。

たくさんの人がいるけれども、最後までバラバラになることなく、問題が生じたら解決に向けて皆で頭を捻って答えが出せる。そういうチームにしたいと思ったんです。

なので、それぞれのメンバーがどういうバックグラウンドを持っているのか、『はやぶさ2』にどういう思いで携わっているのかということをまず知る。そこを理解した上で、「じゃあこういう役回りでやってくれないか」と。そうやって一人ひとりと個別にコミュニケーションを取り、丹念に調整していきました」

── 一人ひとりのメンバーと誠実に向き合ってこられたと。

広瀬すずは橋本環奈が“大嫌い”。ドラマ『ネメシス』で初共演も仲良しアピールは見せかけ、不仲の驚くべき原因とは

広瀬すず(22)と櫻井翔(39)のダブル主演となる連続ドラマ『ネメシス』(日本テレビ系)の第1話が11日に放送され、平均視聴率が11.4%を記録して2桁スタートを切った。まずは上々の滑り出しとなった同ドラマだが、最も注目されているのは主演を務める2人ではない。実はそれ以上に、同い年である広瀬と橋本環奈(22)の初共演が話題となっている。

ずっと“避けていた”同い年女優の共演

ドラマは広瀬演じる天才助手・美神アンナと櫻井演じるポンコツ探偵・風真尚希の凸凹バディが、コミカルなやり取りで難事件を解決していくミステリーエンターテインメント。

広瀬は2019年4月期に放送された連続テレビ小説『なつぞら』以来、櫻井は嵐の活動休止後、初の連ドラ出演となる。

共演者には江口洋介(53)や仲村トオル(55)、真木よう子(38)などビックネームが並ぶ中、注目されているのは橋本環奈。1998年6月生まれの広瀬すずと1999年2月生まれの橋本環奈は同学年なのだ。

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広瀬すず&橋本環奈_比較表

しかし、10代の頃から女優として活躍したきた2人だが、これまで共演したことは一度もなかった。一体それはなぜなのか?

学園ドラマで同じ生徒役として共演してもおかしくはないはずだが、2人の売れ方がまったく違うため共演が実現しなかったのである。

広瀬は「Seventeen」の専属モデルをきっかけにデビューしたものの、早い段階からドラマや映画などに出演。

2015年に出演した映画『海街diary』ではその演技力が高く評価され、数多くの映画賞で新人賞を総なめにした。広瀬は若手女優の中でも本格派として地位を築いてきたのだ。

一方、橋本は周知の通り奇跡の一枚をきっかけに、「1000年に1人の美少女」として注目されて以来、バラエティ番組を中心に活動。ドラマや映画に出演しても、演技というよりはそのかわいらしいルックスに需要があった。

共通点は同い年ということだけで、芸能界に入ってからはそれぞれ異なる道を歩んできたといえる。

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広瀬すず&橋本環奈「不仲説」の真相

とはいえ、1998年生まれ世代を代表する2人であることに間違いはない。だが、あまりにも接点がないため、いつしか広瀬と橋本には“不仲説”がささやかれ、共演NGともいわれるようになった。

芸能事情に詳しい週刊誌の記者は次のように語る。

「過去に一部のメディアが広瀬さんが橋本さんを嫌っていて、橋本さんの名前が出ると『環奈じゃ相手にならないよ』と言うのが口癖になっていると報じたことがあります。実際にそこまではっきり言っていたかどうかはわかりませんが、お互いに意識していたことは事実のようです」

2人と同い年の女性芸能人といえば、「まいんちゃん」として知られる福原遥や平祐奈くらい。それぞれの存在を意識するのは当然かもしれない。

「ただ、不仲だったから今まで共演がなかったというのは違うと思います。活躍してきたフィールドが違うため、共演しても“お互いに得はしない”と事務所が避けてきたとみられます。でも、最近は橋本さんが本格的に女優業への進出を狙っているようなので、“ライバル”関係に発展していくかもしれません」(前出・芸能記者)

今回のドラマ『ネメシス』の番宣のため、2人は櫻井とともにいくつかの番組に出演しているが、傍から見てもぎこちなさがわかってしまう。

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また、それぞれTwitterで共演についてツイートしたり、写真を投稿したりしているが、こちらも打ち解けていない感が明らか。むしろ、“不仲説を打ち消すのに必死”ということが伝わってしまっているようだ。

東京五輪「今さらバイト大募集」は日本の恥。森喜朗の“やりがい搾取”にボランティア大激怒

東京オリンピック・パラリンピックで活動する大会ボランティアに向けた研修が10日から始まった。約8万人が対象で、70の分野ごとに7月まで実施される。NHKなどが報じた。ボランティアをめぐっては、東京五輪組織委の森喜朗前会長の女性蔑視発言を受けて辞退者が相次ぐなど混迷を極めた。その一方、求人サイトでは五輪関連のアルバイト募集が急増するなど、開幕直前になって大会運営を行う方針の見直しが行われているようだ。

東京五輪で“今さら”アルバイト大量募集

東京五輪の開催まで約3カ月。水泳では池江璃花子がリレーでの五輪出場を決めるなど、選手選考が進んでいく中、大会運営側は大慌てで準備を進めている。

オリンピックやパラリンピックの運営には、大会ボランティアや都市ボランティアなどが携わることが通例で、東京五輪でも当初は約11万人の無償ボランティアが動員される予定だった。

しかし、今ネットの求人サイトには、五輪関連のアルバイトとみられる募集が急激に増えているのだ。

【関連】国民の命より聖火リレー優先。菅政権「政治プロパガンダ」の本末転倒

テレビCMを頻繁に放送している大手求人サイトを実際に覗いてみると、はっきり東京五輪とは記されていないものの、「国際的スポーツイベントSTAFF」となっており、明らかに五輪関連のアルバイトだと思われる。

五輪バイト(モザあり)

時給 1,400 ~ 1,600円で、仕事内容は「国際的スポーツイベントの運営補助」「会場内外誘導」「入場列の整理」「座席の案内」「車両の誘導、整理」「スタッフのパス確認」などとなっている。

これだけ見ると東京五輪とは決めつけられないものの、アピールポイントには「この夏だけの激レアバイト」とあり、さらに勤務地は「オリンピックスタジアムなど」と書かれていた。

求人募集のタイトルには東京五輪のアルバイトだと明らかにできないものの、中身を読めば五輪の仕事だと暗にわかるようにしているのかもしれない。

また、別の求人サイトでは、飲食売店やラウンジのアルバイト、英語案内などの派遣社員の募集なども目にすることができた。

ボランティアの“やりがい”を搾取した森氏の発言

大会組織委員会は当初、無償ボランティアだけで運営していこうとしていたものの、森喜朗前会長の女性蔑視発言などで辞退者が激増。予定していたより、約3万人のボランティアが足りなくなったとみられる。

募集されているアルバイトや派遣社員の職種と、もともとボランティアとして募集していた職種は重なるものが多い。

人が足りなくなり、仕方なくアルバイトなどに切り替えたと推測できるが、同じ内容で報酬が発生する人としない人が出てしまうのは、明らかに不公平で、“やりがいの搾取”といえそうだ。

こうした疑問に対し、大会組織委員会はITmediaビジネスオンラインの取材で、「役割や活動にたいする責任の有無なと、スタッフとしての性質が大きく異なり、代替の関係にない」と回答している。

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はっきりとした違いがあるように思われないが、複数の求人サイトでアルバイトを募集しているところを見ると、報酬ありでも苦労しているとみられる。

7月23日の開幕まで3カ月。東京五輪開催に向けたハードルはさまざまある。

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厚労省の宴会叩いて得意顔。モーニングショー玉川徹氏の異常性と「まん防」報道の問題点

新型コロナウイルス感染症の再拡大で、政府は9日、すでに大阪・兵庫・宮城で適用されている「まん延防止等重点措置」(まん防)を東京都にも適用する方針を固めました。自粛生活の終わりが見えない状況が続く日本ですが、経済活動を抑える以外の得策はないのでしょうか。メルマガ『テレビでもラジオでも言えないわたしの本音』の著者で精神科医・映画監督の和田秀樹さんは、「まん防」によって経済活動を抑えることよりも優先すべきことを挙げながら、セレブ集団のマスコミには理解できない「本当に優先すべきこと」を記しています。

「まん防」で経済を抑えるより、さっさと「医療ひっ迫」を抑えよ

厚労省の役人が深夜まで宴会をやってボロクソに叩かれている。

人々に自粛を強要している役所が、自分たちは深夜まで宴会をしてなんだというのはわからない話ではない。しかしながら、こういう取材をする人とかコメンテーターの取材や知識の底の浅さも露呈された。

今回の宴会は、どうも老健局老人保健課の送別会だったようだ。

そしてコロナ対策を行い、自粛を呼び掛けているのは健康局結核感染症課(「いまだに結核ですか」というようなネーミングだが)である。厚労省が自粛を訴えているというが、それは厚労省一丸のものではなく、厚労省の一部の役人が突っ走っているという側面もある。

長年、介護予防やフレイルやロコモ対策を訴えてきた老健局からすると、こんな自粛の強要で、これから要介護高齢者が増えるし、そうでなくても足りない施設がもっと足りなくなるし、また介護財政もパンクすると苦々しく思っていたはずだ。

そういう愚痴をこぼす会をマスコミは叩き潰したわけだが、2、3年後に急増する要介護高齢者については、マスコミはどうせ責任を問わないだろう。

中長期的に見れば、コロナより高齢者介護のほうが重要なはずなのに、そこの主力スタッフが、こんなことで士気が落ちないかと心配だ。
33000人も職員を抱え、また旧労働省も包含した巨大組織が一枚岩のはずがない(こんなに大事な組織の副大臣が三原じゅん子というのも驚きだが)。

卑怯な中国とロシア。国民虐殺のミャンマー国軍に恩を売る真の狙い

2月1日に発生した軍事クーデター以来、600人を超える市民が国軍の犠牲となったミャンマー。事態はまさに泥沼化の様相を呈しており、解決の糸口すら見えない状況が続いています。その原因として国軍とアウン・ミン・フライン総司令官の計画の杜撰さを上げるのは、元国連紛争調停官の島田久仁彦さん。島田さんはメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』で今回、彼らの見込みがいかに甘いものだったかを詳細に解説するとともに、ミャンマーへの制裁に反対する中ロの思惑を推測。さらにミャンマー問題が起点となりアジアの安定が損なわれた場合、日本にも悪しき影響が及ぶことになると警告しています。

 

袋小路に陥ったミャンマー情勢-混乱と漂流、そして暴力の連鎖

2月1日に国軍によって強行されたクーデターと、民主派勢力の排除。国家的英雄のアウンサンスーチー女史を含むNLDの幹部が逮捕・拘束されてから、国内の混乱が収まりません。

国際社会からの批判をできるだけ避けたいと考えた国軍トップのフライン総司令官は、しばらくは武力行使を慎み、中国やタイなどに、体制の後ろ盾となってほしいと外交活動を行ってきました。そのような中、不安と混乱はあっても、ビジネスには大きな支障はないと考えた企業はしばらく様子見を行っていました。

とはいえ、国軍によるクーデターと、その後の民主化デモの制圧は明らかな人権侵害ではないのかとの懸念から、ミャンマーに進出していた外資、特に欧州企業は、プロジェクトの停止と撤退を始め、連名でクーデターと弾圧に対して抗議を行いました。

雰囲気とモードが一気に転換したのが、軍の記念日にあたる3月27日。この日を境に、アウン・ミン・フライン総司令官率いる国軍と政府は、武力を行使して民主化運動の制圧と弾圧にギアを変えました。

7歳の女児が銃殺され、放たれた火を消しに行った男性が銃撃され、その他、多くの人が流れ弾を受けて殺されました。中には、ただごみを捨てに行っただけの女性や、普段通りに自宅で食事をしていた子供と家族が惨殺されるなど、軍の行動はエスカレートの一途をたどっています。

通常、軍隊の暗黙の了解として、民間人には決して銃口を向けず、ましてや実弾使用はありえないというルールがあるのですが、今回はことごとくミャンマー国軍は、その国際的なプロトコールと暗黙の了解を無視する蛮行に出ています。

その結果、各国の制服組のトップ(統合参謀本部議長)が連名でミャンマー国軍とフライン総司令官を非難するという、異例の事態にまで発展しました。

残念ながら、その甲斐もなく、自国民に対する軍の愚行と蛮行は収まるどころか、エスカレートしています。

軍による民家の捜索と略奪。
女性への性的暴行の横行。
メディアの統制とSNSの禁止。
インターネットアクセスの停止。

そして、ついには自国民に対して機関銃と手りゅう弾を用いるという、尋常ではない状況になっています。

まさに制御が一切機能せず、軍としての統制が喪失された危険な状況に見えます。

どうしてこんなことになったのでしょうか?

最大の理由は、国軍とアウン・ミン・フライン総司令官自身、2月1日のクーデター決行に至る前に、明確な出口戦略と将来ビジョンを描けていなかったことにあると考えます。

恐らく「クーデターによって民主派を排除しても、さほど国際社会は関心を示さないだろう」「きっと中国はもちろん、タイ、カンボジア、ラオスなどの近隣諸国がサポートしてくれるだろう」と考え、「何とかなる」くらいに思っていたのかもしれません。

もしくは、かつて軍事独裁から、NLDによる民政への移行にあたり、大統領として民主化されたミャンマーの基盤を作り上げたティン・セイン氏のイメージを借りてくることで、現状打破のイメージを国民にアピールし、支持を得ることができると考えたような節もあります。