【動画】蠢く巨大生物…あなたはこの川で泳ぐ覚悟がありますか?

気温も高くなってきて、夏ももうすぐそこまで来ている。

日照りが続くと川に入って遊びたくなることもあるだろう。

しかし、川にも危険がたくさんあることを忘れてはいけない。

 

 

何の変哲も無い川に見える。

ワクワクした様子の男性が川に何か餌のようなものをばら撒くと・・・。

川の中にうごめいていた「何か」が、水面に跳ね上がっているよう。

魚にしてはデカすぎる。濁った水のせいでその姿は確認できない。

その様子はまるで「ジョーズ」などのパニック映画を彷彿とさせる。

日本にはそんな大きな危険生物はいないだろうと思うが、この動画を見たら不用意に川に入るのを躊躇ってしまうだろう。

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(ViralHog)(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

記事提供ViRATES

桓武天皇が平安京への遷都を決めた、ひとりの人間の「怨念」とは

784年に奈良の平城京から都が移され、それからたった10年で平安京に都の座を譲った長岡京。なぜこんなに短期間で遷都がなされたのでしょうか。今回の無料メルマガ『おもしろい京都案内』では著者の英学(はなぶさ がく)さんが、桓武天皇が平安京への遷都を決心した、ちょっとゾッとする理由を紹介しています。

怨霊都市京都の始まり

今日は京の都・平安京は「怨霊」によって造営された場所だったという話です。京都は「怨霊都市」だと言われる所以を探ってみましょう。

恨みを残して非業の死を遂げた人の怨霊を鎮めるためにされていたこととはいったい何だったのか? 今回はその辺りに触れてみたいと思います。

桓武天皇はなぜ平安京へ遷都したのか?

桓武天皇は、奈良時代まで続いた天武天皇の血統を絶って即位した革命的な天皇です。天武天皇の子孫たちが築いてきた奈良の平城京から飛び出し、新しい都を造ろうとしたのはこのためです。桓武天皇は何から何までこれまでのしがらみを断ち切り一度リセットさせたかったのです。

奈良時代後半は、ある意味政治が仏教に振り回された時代でした。聖武天皇による東大寺の大仏建立の詔を発端に始まった大仏建立事業で民衆はよりいっそう貧困に苦しむことになりました。

称徳(しょうとく)天皇の時代には僧・道鏡(どうきょう)が天皇の位に就くことを企てるなど政局が大きく乱れました。このような状況を目の当たりにしながら育った桓武天皇は、政治の世界から仏教を排除しようと考えるようになるのです。しかし、奈良の平城京は仏教都市です。同じ場所にいる限り政教分離はできません。これが遷都を決断した大きな理由だったのです。

桓武天皇が即位してから3年後の784年に遷都を決定します。この時に築かれた都は長岡京です。しかし、長岡京の建設はすぐに頓挫してしまいます。785年、造営の責任者だった藤原種継たねつぐが暗殺されてしまう事件が起きました。平城京では遷都に対する反対意見が強く、その不満が種継暗殺を引き起こしたとされています。犯人とされたのは大伴継人(つぐひと)で、真の首謀者はこの時既に亡くなっていた大伴家持やかもち)だと言われています。

大伴家持は、多くの歌を万葉集に残した有名人で、容姿も端麗で有能官僚だったようです。彼は、平城京の旧勢力の有力な1人で最後まで桓武天皇に抵抗を続けていたと言われています。家持はまた、かつての東宮大夫(とうぐうだゆう)でした。東宮大夫とは、皇太子の世話役の中の最高責任者です。この時の皇太子は桓武天皇が次期天皇に指名していた弟の早良(さわら)親王でした。そのため桓武天皇は自分の弟・早良親王に疑いの目を向けたのです。

年金の「支給開始年齢の引き上げ」は国民へのイジ悪なのか?

いろいろと批判的な意見も多い年金制度ですが、近年は「年金支給開始年齢の引き上げ」が大きく取り沙汰されています。今後、ますます進む少子高齢化に年金制度は対応できるのでしょうか。今回の無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』では著者で年金アドバイザーのhirokiさんが、支給年齢引き上げの開始時期などについて詳しく解説しています。

年金の支給開始年齢は上げるな! 年金額は上げろ! …という前に知っておきたい話

いつからだったか年金の支給開始年齢が65歳から67~68歳とか70歳に上げられるとかで話題になりました。まだ決まってはないですが、まあいずれ上がるでしょうね。いつになるかはわかりませんが…。他の国も早くから67歳あたりに決めてますし。日本はこれだけ長寿国になり、少子高齢化が進んで、今後もそれが進んでいく中で支給開始年齢の引き上げをやらないというのが逆に不自然な話です。

こんな事いうと、ちゃんと年金貰えるの!? 年金制度大丈夫なの!? という心配の声も多いですが、定められた年金加入期間とか貰える年齢の条件等を満たせばそりゃ貰えます。こんな長生きの時代になったからいくら貯蓄でやろうっていってもそれより長生きしたらどうするんだって話です。ただ、昔みたいに年金は上がりにくくはなったので公的年金以外の自助努力も大切になってきます。

長生きというのは見た目は良い事なんですが、逆にリスクでもあるんです。当然、老齢という事態になれば体力的にも衰えてしまうので、労働により所得を得る事は困難になってきます。ちなみにリスクというのは危険とかいう意味じゃありません。予測不可能な事態を指します。不確実性ともいわれます。

誰にもわかんないんですよ。いつまで生きるかなんて。誰にもわかんないから、年金保険料払って長生きというリスクに備えて保険かけてるんです。なんか、保険料ちゃんと支払った分将来年金貰えるのかとか元が取れるかどうかの話も盛んにはなりましたが、なんとなく勘違いされてるのだろうな…って思います。

ちなみに、他のリスクである自分が死んだ時に残された家族の生活保障の為の遺族年金や、自分が傷病により労働して所得を得るのが困難になった時の障害年金もあるので、公的年金は人生における三大リスクに備えた保険であるといえます。よって公的年金は高齢者だけに関するものじゃない。

【書評】なぜ若手社員は全員「使えない」ように見えるのか?

「最近の若いもんは……」という台詞は昔からありますが、いつの世も若手社員と上司の関係はギャップだらけ。しかし、ぼやいてばかりでは道は開けません。今回の無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の著者・土井英司さんが紹介しているのは、中立な立場から両者にアドバイスを送り、そのギャップを解消しようという一冊。これであなたの会社も快適になるかもしれませんね。

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なぜ若手社員は「指示待ち」を選ぶのか?
豊田義博・著 PHP研究所

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、若手社員と上司の働く意識のギャップを埋めるためのとっておきの一冊。

以前にも、『ゆとり社員の処方せん』なんて本がありましたが、いつの時代もジェネレーションギャップは存在するもの。

対話だけですべてが解決できればいいですが、そもそもの認識違いがあったら、なかなかうまくいかないものです。

そこで、管理職に読んでいただきたいのが、この『なぜ若手社員は「指示待ち」を選ぶのか?』。

著者は、「就職ジャーナル」「リクルートブック」「Works」の編集長を経て、現在リクルートワークス研究所主幹研究員を務める豊田義博さんです。

現在の若手と管理職では、働く意識のどこに違いがあるのかなぜその違いが発生したのか、どうすればギャップが埋められるのか、彼らが受けた教育、育った時代背景、職場で求められる資質の変化などをベースにまとめています。

キャリア理論や歴史的視点も織り込まれており、若手社員にも上司にも迎合しない中立的な主張が目を引きました。

上司に対しては「上下関係をやめろ」と言い、若手社員には「適職探し天職探しをやめろ」という。しかもそこにきちんと根拠があるのが面白い。

この手の本は、極端な若手批判になったり、上司批判になったりすることが多いのですが、この本はバランスの取れた本だと思います。

話題になった「レーシック手術」は、本当にリスクがないのか?

裸眼での生活を可能にする「レーシック手術」。

普段、コンタクトレンズや眼鏡にわずらわしさを感じる人にとっては、魅力的な選択肢に見えるかもしれません。

一方で、目を手術することに恐怖心を持っている方もいることでしょう。

そこで今回は、レーシック手術について、リスクも含めて説明します。

レーシック手術ってどんな目的で行うの?

レーシック手術は、「屈折矯正手術」の1つです。

屈折矯正手術は、目に屈折異常が起こっているときに行われる手術方法です。屈折異常とは、角膜や水晶体を通して入った光が網膜で焦点が合わずに、物をはっきりとらえることができない状態をいいます。

屈折異常には、遠視、近視、乱視があります。

屈折矯正手術は、この屈折異常を矯正し、裸眼での視力を良くする手術です。

屈折矯正手術にもいくつかの方法がありますが、レーシック手術は、レーザーを使って角膜の屈折を矯正する方法です。

なお、老視(老眼)は加齢によるピント調節機能の衰えが原因である(調節異常)ため、今のところ、レーシック手術によって改善することは難しいといわれています。

レーシック手術を受けられる人

レーシック手術を受けるためには次のような条件があります。

手術を行う前には、このような条件に当てはまっているかの問診や検査が行われます。
 
・18歳以上(未成年者は、親権者の同意が必要)

・軽~中等度の近視であること(近視の強さを表す屈折値が-6D以内。ただし、場合によっては-10Dまで可能)

・遠視、乱視は6D以内

・近視の度数が少なくとも1年以上安定している(1年半以上の安定が望ましい)

・角膜の厚みが十分にあり、術後に十分な角膜の厚みを残せる

・角膜の形が正常である

・白内障、緑内障、糖尿病網膜症、ブドウ膜炎など、ほかの目の病気にかかっていない

・傷の治りに影響するような重大な疾患(糖尿病、アトピー性疾患など)がない

・妊娠中・授乳中ではない

・過度に神経質ではない、精神的に安定している
 
参考:日本白内障屈折矯正手術学会

レーシック手術の方法

レーシック手術は、次の順番で行われます。

(1)消毒を行い、点眼薬を使って麻酔をかけます。

(2)角膜の表面をけずって「角膜フラップ(角膜表面の薄いフタ)」を作ります。角膜フラップをめくり、角膜実質にレーザーを当てて加工し、屈折を矯正していきます。

(3)フラップを戻し、洗浄を行います。位置や接着を確認して手術が終了となります。

手術後は、感染や炎症を防ぐために、目薬が処方されることが多いようです。

また、定期的な経過観察が必要になるので、医師の指示に従ってきちんと受診する必要があります。

レーシック手術が成功すると、裸眼で物がクリアに見えるようになるわけですから、普段から眼鏡やコンタクトレンズを使っている人にとっては夢のような話に思えるかもしれません。

しかし一方で、リスクがあるのもまた現実です。

では、どんなリスクがあるのでしょうか?

レーシック手術のリスク

レーシック手術のリスクとして、術後合併症があります。

代表的な術後合併症は以下です。

ハロー・グレア

術後、光がまぶしくなり見えづらくなる、あるいは光に輪のようなものが見えるなど、光の感じ方に異常をきたす後遺症。

不正乱視

眼鏡で矯正できない乱視のこと。レーシック手術後に角膜拡張症などを発症した場合に起こる。

ステロイド緑内障

術後に炎症を抑えるために使われたステロイドによって緑内障を発症することがある。

ドライアイ

手術中、角膜の神経の一部が切断されることが原因で発症するといわれている。

また、手術後の視力についても問題となっています。

消費者庁が行った調査(※1)によると、およそ74%の人が「希望した視力になった」と答えている一方で、「希望した視力に届かなかった」という人は13%、「いったん希望した視力になったが、戻ってしまった」という人は5%いることがわかりました。

反対に、「矯正され過ぎてしまった」という人も5%いて、過矯正もまた問題となっています。

過矯正は、手術前の視力の設定が1.2や1.5と高いことが原因といわれていて、眼精疲労や、近くのものが見えにくい近見障害などを起こす可能性があります。

また、1度の手術で適当な視力にならず、再手術が必要となるケースも報告されています。

レーシック手術は安易に受けてはいけない

このような事態を受け、2013年、消費者庁と国民消費生活センターは、レーシック手術に関する注意喚起を発表しました。

その中では、事前にリスクについて充分な説明を受けていないケースもあり、それがトラブルの一因になっていると指摘されています。

このようなトラブルを防ぐためには、レーシック手術にはリスクがあることを知り、自分が本当に手術を必要としているのか、信頼できる医師に相談する必要があります。

病院を選ぶ際も、レーシック手術の良い面ばかり謳っていないか、あるいはリスクに対する説明をきちんと行ってくれるか、慎重に確認しましょう。

必要に応じて、セカンド・オピニオンを行うと、よりいっそう安心できますね。

【参考】※1:消費者庁 独立行政法人国民生活センター『レーシック手術を安易に受けることは避け、リスクの説明を十分受けましょう!

執筆:吉村 佑奈(助産師・保健師・看護師)

医療監修:株式会社とらうべ

 

<執筆者プロフィール>
吉村 佑奈(よしむら・ゆうな)
助産師・保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。某病院での看護業務を経て、現在は産業保健(働く人の健康管理)を担当

<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

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【関連リンク】

【英語ジョーク】「僕の役は主役級だもん」男の子が獲得した役は?

毎週英語ジョークを紹介している爆笑メルマガ『笑える英語 無料版』。今回のジョークのテーマは「What part did you get?」です。クスッと笑ってしまう、ジョークをお楽しみください!

■今週のジョーク「主役級だもん」(What part did you get?)

This one little boy in about 4th or 5th grade was trying out for a school play. He earned a part and went home to tell his father.

学校の演劇選抜競争に参加していた、小学4、5年生くらいの小さな男の子がいました。その子はある役を得たので、父親にそのことを報告するため、家に帰りました。

His father was really proud of him. So his father asks what part did you get?

父親は息子を誇りに思いました。そして、何の役になったのかを尋ねました。

He replies I got the part of a man who has been married for 25 years.

男の子は、「25年間結婚している男の役をもらった」と父親に報告しました。

His father congratulated him. And then he said “That’s good son, maybe next time you’ll get a talking role!”

父親は息子を祝い、そして、こう言いました。「息子よ、よかったね!もしかしたら今度は、話す役をもらえるだろう!」

                 (サイト『The-Jokes.com』より出典)

 

“a man who has been married for 25 years”の役にセリフなんかあるわけありませんね

あったところで「ウーン..」くらいなものでしょう。それだって口答えしたことになって、奥さんに怒られてしまうかも知れません。

 

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【米国小学6年クイズ】ミルクやバターを作る農家を英語で?ほか全5問

アメリカの小学生・シャーロットちゃんが英語問題を出題する人気シリーズ。ついに、シリーズ最高学年、小学6年生です。シャーロットちゃんがさりげなくくれるヒントをたよりに、卒業までがんばってみましょう。

出題は農業の種類や、多角形の辺についてなどなど。アメリカの小学生が学校で習っている問題、君はいくつ解けるかな?レッツ・チャレンジ!

クイズが表示されない方はこちらから>>

いかがでしたか? 知らない単語があった人は、ぜひこの機会に覚えておきましょう。次回も、乞うご期待!

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小学6年生問題の復習はこちら

第1回【米国小学6年クイズ】「暗黒の火曜日」って、何があった?ほか全5問
第2回【米国小学6年クイズ】生態系の「食べられ役」は何という?
第3回【米国小学6年クイズ】あの制度の名前、覚えてる?ほか全5問
第4回【米国小学6年クイズ】火山でできた湖はなんて呼ぶ?ほか全5問

小学5年生問題の復習はこちら

第1回【米国小学5年クイズ】金属はすべて液体になる?ほか全5問
第2回【米国小学5年クイズ】北アメリカが接している海は?ほか全5問
第3回【米国小学5年クイズ】地球からもっとも遠い惑星は?ほか全5問
第4回【米国小学5年クイズ】軍隊式の時計の読み方知ってる?ほか全5問
第5回【米国小学5年クイズ】地球の自転は何時間?ほか全5問
第6回【米国小学5年クイズ】花のおしべは何をするところ?ほか全5問

 

このシリーズの問題一覧はこちらから

人通りが減った商店街で、なぜ「昔ながらの電器屋」が復活したのか

日本の地方都市にある商店街は、跡継ぎがいない、街の過疎化、不動産などが主な収入源になり商売を辞める店が増えるなど、様々な事情によってシャッター通りになりつつあるのが現状です。メルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』の著者で中部大学教授・武田邦彦先生は、自身のメルマガで廃れた商店街を活性化させるための画期的な試みで成功している企業を紹介しています。

廃れた商店街の電器屋が活気を取り戻した理由

かつて日本の社会というのは、都会では「民家と商店街」でできていました。地方でも基本的には同じで、「民家と商店街の外に田畑が広く拡がっていました。

しかし、郊外に大きな量販店やスーパーができ、家には大型冷蔵庫が備えられるようになって、みんなが車で買いに行くようになり、その時代の変化について行けずに駐車場も作れなかった家の近くの商店街は寂れ、いわゆるシャッター通りとなってしまい、あんなに活気があって明るい街だったのに、それが暗いところに変貌してしまったのです。

このような流れはもう変わらないと考えられていました。家にある冷蔵庫はさらに大きくなり、400リットル、500リットルは普通になり、冷凍庫の容積も大きくなりました。ほとんどの家が車を持ち、誰もが免許証をとって、車を運転できるようになっています。今さら付近の商店街に買いに行く社会には戻らないし、第一、値段は高い品物は少ないのですから、一度、大型スーパーや量販店の味を知った日本人が商店街に戻ることはないと考えられていました。

ところが、人間の知恵とは素晴らしいものです。それが根本的にひっくり返る可能性が出てきたのです。

疑惑の新文書がまたも…加計問題「萩生田メモ」を各紙はどう報じたか

NHK「クローズアップ現代+」が報じたスクープをきっかけに、20日、文科省が公表した加計学園を巡る新文書。安倍首相の側近中の側近と言われる萩生田光一官房副長官の発言を記録したものとされますが、当の萩生田氏はこの内容を全否定しています。ジャーナリストの内田誠さんは自身のメルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』で、この文書を新聞各紙がどのようなスタンスで伝えているのかを詳細に分析するとともに、安倍首相の「説明責任」の履行を強く求めています。

ついに総理最側近、萩生田官房副長官の具体的な関与が明らかに? 加計学園問題で新たに浮上した文書について、各紙はどう報じたか

ラインナップ

◆1面トップの見出しから……。

《朝日》…「『総理は18年開学』と期限」
《読売》…「豊洲移転 築地は再整備」
《毎日》…「加計ありき鮮明」
《東京》…「首相最側近 関与は?」

◆解説面の見出しから……。

《朝日》…「また文書 政権防戦」
《読売》…「都議選にらみ 折衷案」
《毎日》…「『加計』苦しさ増す政権」
《東京》…「市場『併存』 懸念先送り」

ハドル

小池知事による「豊洲移転」「築地再整備」も大きいですが、文科省から新たに出てきた加計学園関係の文書かなりインパクトが大きいようです。安倍政権がはたしてこれで「投了」となるのか。都議選の告示まであと2日。話はかなり煮詰まってきたようです。《朝日》《毎日》《東京》は1面トップ他、《読売》も2面で大きく扱っていますので、こちらを取り上げます。今日のテーマは…ついに総理最側近、萩生田官房副長官の具体的な関与が明らかに!? 加計学園問題で新たに浮上した文書について、各紙はどう報じたか、です。

基本的な報道内容

学校法人加計学園の獣医学部新設を巡り、文科省は、萩生田光一官房副長官が昨年10月に文科省幹部と会い、加計学園の名前も出したうえで、「首相の意向」として2018年4月の開学を求めていたことを記した文書を公開した。

萩生田氏は同省幹部との面会の事実は認めたが内容は否定した。

逃げ惑う安倍政権

【朝日】は1面トップに2面の解説記事「時時刻刻」、4面に萩生田氏コメント要旨、12面社説、30面社会面にも。かなり大きな扱い。まずは見出しから。

1面

  • 「総理は18年開学」と期限
  • 「萩生田氏発言」文科省記録
  • 萩生田氏は否定
  • 新たな疑念 答えぬ官邸
  • 閉会中の審議 自民拒否

2面

  • また文書 政権防戦
  • 加計問題 都議選控え危機感
  • 既出文書と事実符合も
  • 「18年4月開学」■和泉補佐官の名

12面

  • 加計、森友問題
  • 首相の約束どうなった(社説)
  • 疑惑の全容を解明せよ(社説)

30面

  • 加計新文書公表「正確性欠く」強調
  • 政府弁明 苦しさも
  • 「ご注進」の職員 実は連絡役

uttiiの眼

1面記事には、いわば「資料批判」(史料批判?に通ずる詳細が書き込まれている。文書の標題は「10/21萩生田副長官御発言概要」。昨年10月21日に文科省の高等教育局長が萩生田氏に獣医学部新設について説明した際に出た萩生田氏の発言を、担当の専門教育課課長補佐が局長から聞き取り、自身の知る情報を加えて作成したメモ。そうすると、萩生田氏の生のコメントという線からはちょっと距離があり、文書作成の経緯という点からはやや追及材料として「力不足の感。萩生田氏は抽象的な言い方ながら、完全否定(文書コメント)しているので、形式的には、それを覆すインパクトがあるかどうか、微妙なところ。

しかし、問題は内容。中身が非常に生々しい。《朝日》は他の文書類の記載内容とシンクロするところが多い点を重要視しているが、それだけではない。

ポイントは4つほどあり、和泉補佐官が「農水省は了解しているのに、文科省だけが怖じ気づいている」と言っていること。「総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた」と書かれていること。手続きの遅れは何が問題なのか書き出して欲しいとして、その後に「渡邉加計学園事務局長を浅野課長のところにいかせる」と書いていることなど。この具体性は、細部で萩生田氏が言ったことと齟齬があるかも知れないが、事柄の方向性、ニュアンスは間違えていないだろう。中央省庁の官僚が政治家の発言のニュアンスを誤読するなどほとんど考えられない。しかも、この時点ならば、こうした文書を、例えば萩生田氏を陥れるために作る、つまりでっち上げる必要はなかったはず。萩生田氏は完全否定だが、ではどんなニュアンスで、どんな話をしたのか、どこが正確でどこが不正確なのか、具体的な反論を全くしていない。内容の生々しさを勘案すれば、萩生田氏に説明責任が生じていると考えるべきだ。

《朝日》は1面記事最後のブロックで、野党4党が要求する予算委員会の閉会中審査や前川前文科次官証人喚問を自民党は拒否し、政権も「指摘があればその都度、真摯に説明責任を果たしていく」(安倍氏)という言葉とは裏腹に、官邸が主導して疑念に答える様子は窺えないと批判している。

2面記事は新文書の明らかになった経緯をさらに詳しく説明していて、発端は19日のNHK「クローズアップ現代+」。官邸幹部はまたしても「怪文書に近い類いのもの」と難癖を付けたが、文科相は公表に追い込まれ、存在を認めることに。安倍政権は前川前文科次官が明らかにした一連の資料の時と同様、またしても、実在するホンモノの書類を調べもせずに怪文書扱いするという、許されざる不誠実を犯したことになる。

北ミサイル報道でかき消された、金正男氏の「死」にまつわる謎

北朝鮮の朝鮮中央通信が「日本もミサイル圏内にある」と報じて以降、日本のマスコミは、今すぐにでもミサイルが飛んでくるかのような論調で連日報道がなされています。これに対し、メルマガ『宮塚利雄の朝鮮半島ゼミ「中朝国境から朝鮮半島を管見する!」』の著者で北朝鮮の内情に精通している宮塚先生は、北朝鮮がVXガスを所持していること、殺害された金正男氏が最後に会っていた人物など、もっとほかにも気になる点が明らかにされていないことを指摘しています。

ミサイル発射報道もいいが…

北朝鮮は4週続けてミサイルを発射し、世界(といっても日本と韓国が主だが)を震撼させ続けているが、相次ぐミサイル発射に韓国政府や韓国民は半ばあきれ顔状況だとのこと。

これに対し日本は政府とマスコミが右往左往し、明日にでも日本本土にミサイルが飛んで来るかのように恐怖感を煽っている。これは北朝鮮の朝鮮中央通信が5月20日に「日本もわが方の打撃圏内にある」と題した論評で「実戦配備された核兵器を含むわれわれの全ての軍事的攻撃手段は、米本土と在日米軍基地に精密に照準を合わせ、せん滅的な発射の瞬間だけを待っている」という日米を恫喝した。さらに、「今からでも災いを招く愚かな振る舞いを止め、自粛したほうがいい」という警告し、5月14日の中距離弾道ミサイル「苛政2」の発射実験の成功後、「日本が慌てふためいている」とほざくほどである。

日本国民がはたして本当に慌てふためいているのかどうか、連日のマスコミ報道に辟易としている人や、最初からこのようなマスコミ報道には関心がない、聞こうとしない(見ようとしない)人たちには関係のない話であるが、要するに北朝鮮がミサイルを発射するのは、ICBМの開発のために、

1. 米本土に到達するミサイルの飛行距離

2. 弾頭部を保護する熱遮断技術

3. 核弾頭の小型化を実現させるために、発射を続けているのである。

マスコミ1社が代表してミサイル発射報道をすればいいのでは、という声が聞こえてきそうである。