日本からの心ない連絡も。新型肺炎に揺れる上海で今起きている事

とうとう死者数が1,000人を超えてしまった新型肺炎ですが、現在の中国国内はどのような状況なのでしょうか。今回の無料メルマガ『上海からお届け! 簡単3分、写真で覚える生活中国語』では日本人著者のジンダオさんが、ご自身が住んでいる上海の様子を詳しく紹介してくださっています。

続報。新型コロナウイルスを気にしつつ日常生活を送る上海の様子

上海8日曇り。前回の上海の状況から数日が経過しましたが、少しばかり変化があったので中国状況をご紹介したいと思います。医療関係の延長、予防を促す新しい動きなど市民生活に影響を与えています。

医療機関は三度目の延長

週明け10日から上海では仕事が開始となっています。三度目の延長はなし。

ただし医療関係は三度目の延期が発生しています。日系クリニックは3月2日からの開始、歯医者は2月22日から開始とバラツキがあるのですが、延長となっています。

5月の日本旅行もキャンセルしたスタッフ

今年の5月に家族旅行を計画していた会社スタッフとマスク騒ぎに遭遇した友人。偶然にも同じ時期に日本訪問を予定していました。

今の状況ではビザ申請に時間が掛かりそうなのと、純粋に楽しめないという事でキャンセルしたようです。賢明な判断だと思います。日本人からどんな目で見られるかも分かりませんからね。

発注マスクは正式に延長通達

広東省も仕事始めが10日だったのですが、広東省から配送予定のマスクについてはサイト上で配送が遅延する正式に通知が表示されました。

10日から順次配送になるでしょうが、スタッフが集まるのか、膨れ上がった配送作業が混乱しないか少々心配です。

定期的に送られるショートメール

毎日一度、上海市政府からショートメールが届きます。外出は少なめ、地区事務はネット処理、急ぎではない項目は遅らせて、もし急ぎは先に確認して訪問処理。という案内が。

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当然ですが基本的に出歩くことは推奨しておらず、当たり前に聞こえますが緊急対応が必要な場合は訪問してあれこれ質問するのではなく、先に電話などで連絡して確認してから処理を促しています。

そんな私も運悪くビザ更新の季節…。本当運が悪いとしかいいようがありません。春節前の食事会の席で「春節明けから処理しないとねー」と話をしていたのですが、処理が10日以上遅れるのは想定外。

上海で発症した場所情報や地図アプリ登場

上海でも多少の発症者が確認されているのですが、発症者が何処を移動したのか?がWeChat内の記事で公開されていました。

ニアミスした場合の警戒を促すのが狙いと思いますが、記事を見るとカラオケ屋の名前もあり、こんな時期にカラオケで遊んでいたようです。※普通のカラオケです。

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また地図アプリも登場、自分の位置と発症者が見つかった場所がマッピングされていて、近所に発生していないかが分かるアプリ。個人情報保護がある日本では少々無理なアプリのように感じますが、こんな緊急時は有り難いアプリとなっています。

近所のレストランは閑古鳥、コンビニは通知を貼り付け

飲み水の買い出しに少しばかり外出した帰りにレストランに足を運んだのですが、当たり前ですがレストランは閑古鳥。昼時なのに数組ほどの客のみ。

人が集まる場所へは足を運びたくないですよね。私はテイクアウト注文して後にしたのですが、スタッフは当然マスク。テイクアウトがメインの業務となっていました。

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コンビニは「マスクを付けて入場を。協力感謝」張り紙が。ローカルコンビニ以外にファミリーマートでも同じ処置が。

この時期でもマスクなしで歩いている中国人をたまに見かけます。マスクで予防が難しいかも知れませんが、何も予防していな状態で店舗内に入られるのは困りもの。

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当たり前ですが人が集中するショッピングモールやレストランは人気が無いようです。できる限り近寄りたくはありません。しかし生活に密着しているスーパーや市場は最低限滞在して買い物を済ませている感じ。

私もこの2週間で出歩いたのは食料品の買いだめのみ。来週から仕事が始まるのですが、もう少しこのような状況が続きそうです。

東京で唯一の世界遺産、国立西洋美術館の階段に二段ベッドの追憶

JR上野駅から徒歩1分、東京で唯一の世界遺産「国立西洋美術館」の建物があります。ここを訪れたのは、メルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』著者の引地達也さん。引地さんは、建築家ル・コルビュジエとは縁があり、都内のコミュニティカフェに「コルビュジエの階段」を展示した経験とそのときに得た教訓を披露。階段への思い入れが幼少期から続いていると打ち明けています。

国立西洋美術館の階段にコルビュジエと二段ベッドの追憶

先日、東京・上野にある国立西洋美術館を訪れ、絵画の音声ガイドとともに中世から近代までの絵画をじっくりと味わったが、そこで気になったのは館内の階段である。

この建物は建築家、ル・コルビュジエの作品で、2016年にコルビュジエの作品群の1つとして世界遺産にも登録されている建物である。外観も特徴的なコルビュジエの建築の様式に魅了されつつ、私は中の展示スペースにところどころににあった床と高い場所を結ぶ階段に心を惹かれた。

柱がなく、地点Aと地点Bを規則正しい「階段」で結んだだけのシンプルな通路は、展示スペースのアーティスティックな雰囲気を演出しており、少々「多すぎる」と感じた展示作品群とは一線を画した存在で、これもコルビュジエの不思議な魔力であろう。こんな感慨に浸るのは私自身が「コルビュジエの階段」には少々個人的な思い出があるからで、想起されたイメージも個人的な感覚ではある。

数年前にある事業家の方から海外のオークションで入手した「コルビュジエの階段」を、置く場所がないとして一時私が預かることになった。

コルビュジエの作品中、公共住宅の中で使用される木製のステップに鉄製の手すりがついた階段で、上と下を結べばそのまま使えるような設計である。東京都内でオープンしたばかりのコミュニティカフェに設置しようという話になり、そのお店の目玉として「コルビュジエの階段」を展示した。

カフェの中に階段を展示することは、私にとっては、ワクワクする体験で、多くのお客さんを待ったが、一部のマニアが来ていただいたが、階段は見向きもされなかった。カフェには行き場のない機能的ではない階段は無用だったようである。自分が「素敵」と思っていることが、見向きもされないというこの経験は、感性の押し付けは自分を切なくするという教訓となった。

こうして書いていると、私自身が階段に関心があるのだとあらためて気づく。平屋で生まれた私は階段のある家に憧れていた。小学校1年生ごろのある日、どこからかのおさがりで二段ベッドが家に持ち運ばれた時には舞い上がるような気持ちになった。

座敷に布団を敷いていた生活から天井に近いところに寝ることは人生の大転換である。4歳上の兄は下で寝て、私は上、登るには梯子がある。初めて自宅で「登れる」興奮を授かった瞬間である。用もないのに梯子を上り下りし、その日から就寝時間が楽しくなった。

しかし、その夢の日々は束の間だった。規格外に体の大きい私の兄はベッドにその体が収まらず、数日後、学校から家に戻ったらベッドは消えていた。その日、再び座敷に布団を敷いた時の悔しさは、心の中に封印をしている思い出の一つだった。

だから、私にとって階段はロマンに近い響きがある。現在の自宅の階段も特徴的で、これはまた別の機会に説明したい。

何かを射止めたいなら目標はライフルのように近遠2つ必要なワケ

目先の目標やノルマに追われて、大きな目標、思い描いていた将来の姿などをつい忘れてしまってはいませんか?反対に、大きな目標だけを見て、目先の課題は何もクリアできていないなんてことになってはいませんか?メルマガ『8人ばなし』著者の山崎勝義さんは今回、人生の目標について考察。遠くの標的に狙いを定めると、自ずと近くにもう1つ照準が合うというライフル射撃の話に示唆を求めています。

目標のこと

誰にだって目標はある。たぶん。問題はそれをどう設定するかである。よく、どう実現するかが問題である、といった物言いがなされるがそれも適切な設定あってこその話である。偏差値40台の者がいきなり東大理3は誰が聞いても無茶な話である。

そもそも目標とは完全に個人の内より出て来る、言ってみればわがまま勝手なものである。対してその実現にはさまざまなやり方(メソッド)が存在する。予備校や進学塾の類が調法がられるのもこれ故である。ただ受験のように、ある意味高次に定型化してしまっているメソッドは時に個人のわがまま領域にまで踏み込んできたりすることもある。例えば、先の話で言えば「どうしても東大なら、一年の浪人を計算に入れて文3くらいにしたらどうか」というような現実的に実現可能なところを理詰めで説かれたりなどするのである。

結局、無茶な目標もがっかりなアドバイスも、ともに残念であることには変わりない。これを是正するには無茶を下方修正し、がっかりを上方修正する他ないが、40台と理3の妥協点が存在するとはおよそ思えない。それを無理矢理に求めるなら面的に恐ろしく広い妥協領域となってしまい、目標とするにはあまりに漠とし過ぎている。妥協的統合は不可能なのである。という訳で、どうあっても目標は2ついるのである。

全く話は変わってしまうが、ライフルなどで狙撃する際に起こるちょっと面白い現象を紹介したいと思う。狙撃の時、射手は照準器を通し眼で、つまりは光学的に目標物(ターゲット)に狙いをつける。地上では原則的に光は直進するからこれは当然と言えば当然である。ただ放たれた弾丸はそうはいかない。地球の重力の影響で放物線を描いて飛翔することになるからである。この直線と放物線が交わらなければ弾丸はターゲットには命中しない。そのため調整作業が必要となる。これをゼロイング(zeroing)と言う。

例えば「I zeroed in my rifle at 100 yards」と言われれば、100ヤードに照準を合わせているということである。しかしよくよく考えてみれば、一方が直線でもう一方が放物線なのだから照準は近遠で2度合う筈なのである。実際、丁寧な人は「このライフルは遠くでは300m、近くでは40mに照準が合わせてある」と説明してくれる。もっともライフルは長距離狙撃に使用するのが本来だから提示された距離が一つならそれは当然ながら遠くの方を意味することになる。

実際、海外で行われた銃器のデモンストレーションか何かの映像で、ライフルから放たれた弾丸が近くの紙のターゲットのど真ん中を射抜いた直後、射手からは見えない筈の遠くのターゲットのこれまたど真ん中に命中するのを見たことがある。

心理のプロ直伝、電話応対を「得意技」にするための3ポイント

様々なコミュニケーションツールが普及する中、リアルタイムに声でやり取りできる電話は相変わらず重宝され、ビジネスシーンでその応対は必須のスキルとも言われます。今回の無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』では心理カウンセラーの吉田こうじさんが、相手の顔が見えない電話応対で失敗しないための3つのポイントを紹介しています。

電話応対で失敗しない心理ポイント

今回は電話でのコミュニケーションについてです。

一人一台と言われるほど携帯やスマホが浸透していながら、新人研修をしていると、「電話で会話することがとても苦手です」という人がすごく多いことに驚かされます。理由を聞いてみると、相手とのコミュニケーションは会話ではなく、テキスト文字や絵文字でやっているというからということのようです。

僕が若い頃は、個人電話を持っているのは、いわゆるヤクザ屋さんくらいなものでした。なので、デートの誘いとかで相手に電話するときには、もれなく相手の「宅電」に架けるしかありません。で、勇気を出して相手に電話すると、大抵は最初に相手の親が出るので、必然的に電話のマナーみたいなものを身につける必要があったし、ときには「マナーがなってない!」と相手の親に叱られたりもするので、自然と電話での受け答えの練習もできたように思います。

でも、今は最初から「個人対個人」で通話が可能なので、電話のマナーについて気を配るなんて必要がないワケで…なので、新人研修で電話応対の練習をすると、成人を超えた大人にもかかわらず、まあビックリするくらい「しどろもどろ」なんですΣ(゚д゚lll)

僕が以前、コールセンターで電話応対などの教育の責任者をしていたからってこともあって、電話応対には敏感に反応してしまうっていうのもあるのかもしれませんが、それでも「しどろもどろさ加減」は、年々、深刻になっているように思います。

とは言え単純に経験不足なだけなので、練習を積めば普通に上手になるものですが、電話の場合は相手の表情が見えないので、対面コミュニケーション以上に気をつけておくポイントがいくつかあります。ということで、今回は電話でコミュニケーションする際に、ここだけは絶対に気をつけたいポイントについてお話ししたいと思います。

ポイント1:リアクションを言葉にする

電話の相手が「ずっと無言でいること」は、経験したことがある人ならかなり不安になることはわかるかと思います。対面であれば、たとえ「無言」だとしても頷くとか、表情を変えるなどのアクションが見えるるのでコミュニケーションが分断されることを最小限防ぐことができますが、電話の場合は相手の姿が見えないため簡単にコミュニケーションは分断されます。かといって、毎回、「はい」とか「ええ」だけだと機械的で冷たく聞こえてしまいます。

想像してください。お互いに目隠しをされた状態で、相手に何かを伝えなければならないとき、その相手からどんな言葉がけをもらえれば「よし!伝わっているな!」って実感できますか?その答えは、「リアクションをいちいち言葉で表現すること」です。

たとえば、「なるほど」「つまり、こういうことですか?」「驚きました!」「嬉しいですね!」など、本当に一言二言でいいので、「ちゃんと聞いているし、理解しようとしてますよ」ということを、細やかに相手に伝える努力が必要なんです。これを一言でいえば「相槌を打つ」ってことなんでしょうけど、ここで伝えたいことは、【対面であれば表情や動作で伝えられるようなことだったとして、あえて細かく言葉に出そう】ということです。

ポイント2:名前を挟み込む

対面であれば、これだけでも心理的な親密度は上がりますが、電話の場合は表情も仕草も何も見えません。聞こえてくるのは声だけです。そんな状況の中でも相手とのコミュニケーションで親密度を高めるには、相手の名前をなるべく多く言うことです。

  • 「なるほどですね」
    →「なるほど。○○さんはそう考えているのですね?」
  • 「さすがですね」
    →「さすが、○○さんですね」
  • 「面白いな~」
    →「○○さんの話は面白いな~」

こんな具合です。相手の名前(苗字)を入れ込むだけで、グッと親密さが増すように感じませんか?これはカクテルパーティー効果(選択的聴取)と呼ばれる心理効果の働きも作用するので、相手の関心を電話の相手であるあなたに向け続けることにも役立ちます。

カクテルパーティー効果とは、たくさんの人がそれぞれに雑談しているなかでも自分に必要な事柄だけを選択して聞き取ったり、見たりする脳の働きのこと。

受け取りが先か、死が先か。終身年金の「年間支給」減額が可能に

高齢化の影響で企業年金の負担が増加していることから、平均寿命が伸びたら終身保険の年間支給額を減らせる仕組みを2021年にも導入すると厚生労働省が発表した。日本経済新聞が報じている。


「企業年金」とは?

企業年金は、公的年金を補完する位置づけのもの。日本の年金制度は、すべての人が対象となる「国民年金(基礎年金)」と会社員が加入する「厚生年金」、任意に加入する個人型確定拠出年金などの「私的年金」の3つに分かれている。

企業年金はこの中で、個人型確定拠出年金と同じ「私的年金」にあたる。企業年金は、「確定給付」と「確定拠出」に分けられており、どちらも企業が掛け金を拠出する。「確定給付」は企業が、「確定拠出」は従業員がリスクを負うが、2019年3月末の時点では、「確定給付」が940万人、「確定拠出」が688万人だった。

Twitterの声






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source:日本経済新聞

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未だ行方わからず…消えた崎陽軒「シウマイ弁当」4000食の謎

崎陽軒が「ダイヤモンド・プリンセス号」に「シウマイ弁当」を寄付したが、乗員・乗客には届かなかったとまぐまぐニュースで報じた。Yahoo!ニュースは14日、食品ロス問題ジャーナリストの井出留美さんが執筆した、消えた「シウマイ弁当」の行方を追った記事を掲載した。


検疫はしていない

横浜税関は「船への荷物の積み下ろしの際の確認は行なうが、検疫は横浜検疫所が担当」、横浜検疫所は「日本の輸入の検疫を担当している。今回の件は、港湾局ではないか」、横浜港湾局は「危険物のチェックはしているが、虫が入っているかどうかや、疫病に関することは管轄外」と回答。さらに、港湾局は「検疫の判断は検疫所の判断になる」ことから、検疫所が「輸入の検疫のみ行なっている」と回答したのであれば、「シウマイ弁当は国内のものだから、検疫対象ではない」という判断したのではないかという見解を述べた。

船会社「検疫に時間がかかった」

記事内では乗船中のだぁさんのツイートも紹介。船会社に電話した方によると、横浜税関での検疫に時間がかかり、船に積み込む前に水の精製のために船が沖に出る時間が来てしまったとのこと。戻ってくるまでには賞味期限が持たず、差し入れられることはなかったようだ。しかしだぁさんは、12日は「沖に出ていない」とし、理解できないと述べている。実際に、横浜市港湾局の客船事業推進課も12日は沖に出ていないと回答している。

「ダイヤモンド・プリンセス号」にシウマイ弁当を積み込んだ代理店は、12日の午前11時までに積み込んだとのこと。船会社の回答は、これらの証言と矛盾しているという。

WHO顧問「世界の3分の2感染する」立民議員コロナ冗句に爆笑の愚

世界保健機関の非常勤顧問を務め、フロリダ大学で感染病統計研究所の所長も務めているアイラ・ロンジーニ氏は、「感染拡大を半分に抑えたとしても、世界のおよそ3分の2が感染することになる」と警告したと、Bloombergが報じている。最終的な感染者数は、数十億人に達する可能性があるという。

世界の3分の2の人口が感染

ロンジーニ氏は1人の感染者が2人、または3人に新型コロナウイルスを感染させると想定し、計算。世界で3分の2の人々が新型コロナウイルスに感染する可能性があるという見解を示した。感染力を半減させても、世界で3分の1の人々が感染するという。

一方、日本では…「不適切」を判断できない立民議員

一方、立憲民主党の杉尾秀哉議員は、身内で開かれた会合と思われる冒頭で「ちょっと風邪引いてまして咳が止まらなくてですね。新型コロナじゃないのでご安心いただいて…」と、笑いながら新型コロナウイルスを枕詞として使用し、ネット上で批判の声があがっている。

世界でも大勢の死者が出ており、現在も苦しんでいる患者、そのご家族、必死に看護している医療従事者や、物資を生産している人々も大勢いる。そんな中、なぜ「冗談」として使用できるのだろうか。その神経を疑ってしまう。

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source:Bloomberg

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新型肺炎で国内初の死者。医師や20代男性も感染にネット動揺の声

新型コロナウイルスに感染した神奈川県に住む80代の女性が13日、死亡したことがわかったとNHK産経新聞などが報じた。新型コロナウイルスの感染者が死亡するのは国内で初めて、中国以外の国で3人目となる。


渡航歴、外国人との接触なし

厚生労働省によると、女性は先月22日に体調不良になり、今月1日に肺炎と診断され、入院。しかしこのとき新型コロナウイルスによる肺炎と診断されていなかった。そして12日に症状が悪化し、13日に死亡。新型コロナウイルスに感染しているという検査結果が出たのは、女性が亡くなった後だった。

死亡した女性に渡航歴はなく、感染経路を調査中とのこと。また、この女性の義理の息子で、東京都内に住む70代のタクシー運転手の男性も感染が確認された。男性が発熱したのは先月29日。女性同様、発症する前の14日以内で中国・湖北省と浙江省への渡航歴がなく、「外国人の客を乗せたこともない」と話している。ふだんからマスクを着用して常務しており、発熱以降は自宅で療養し、勤務はしていなかったという。男性は妻と2人暮らしだった。

千葉県20代会社員の男性も感染

千葉県内に住む20代の会社員の男性も新型コロナウイルスに感染。男性は今月2日、発熱。熱が上がったため6日にかけて千葉県内の2つの医療機関を受診したという。今月10日に別の医療機関を受診し、肺炎を起こしていると判明。13日にコロナウイルスの検査が行なわれ、感染が確認されたとしている。この男性も海外への渡航歴はなく、肺炎患者との明確な接触も確認されていないとのこと。現時点では、男性の妻や子ども、同僚に症状は出ていないという。

習近平の誤算。新型肺炎の大流行で決定的になった世界の中国離れ

WHOにより「COVID-19」と名付けられた新型コロナウイルス感染症。その蔓延速度は衰えを見せず、中国だけでも患者数は6万人にも上っています。すでにサプライチェーンにも影響が出始めていますが、この先どのような推移を辿るのでしょうか。台湾出身の評論家・黄文雄さんは今回、自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』で、中国と貿易関係を強めるリスクを強調するとともに、「世界の中国離れは加速する」と断言しています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2020年2月12日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄こう・ぶんゆう
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【台湾・中国】次々現れる「中国との関係を見直すべき」のサイン

10年を迎えるECFAの行方

台湾は馬英九政権時代の2010年6月に、中国との間で「海峡両岸経済協力枠組協定(ECFA)」という経済協定を結びましたが、これが今年で10年を迎え、終了するかどうかという議論が台湾で起こっています。

このECFAは二国間の関税引き下げと自由貿易を目的とする自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)に相当する、台湾と中国のあいだの協定です。すでに「アーリーハーベスト」(本妥結に至る前段階で、先行して限られた物品について関税の低減)対象品目」として、台湾側は267品目、中国側539品目の関税がゼロとなっています。

サービス貿易についても自由化を目指して、台湾は研究開発や銀行など9業種、中国は病院、銀行、保険などのサービス11業種が開放されています。同時に2012年8月には、投資の保護や利便性の向上を目指した「両岸投資保障および促進協定」や、知的財産権や金融、電子商取引などの分野での経済協力をうたう「両岸税関協力関係」を結んでします。

ただし、両国でサービス分野での市場開放を進めようという「両岸サービス貿易協定」については、2013年6月に締結したものの、台湾の市場が奪われることに危惧を抱いた台湾学生たちが猛反発して立法院を占拠、協定締結は白紙に戻ったことは、記憶に新しいところでしょう。こうした馬英九および国民党の中国接近姿勢に批判が集まり、2016年には民進党への政権交代が起こったわけです。

さて、この中国とのECFAですが、「海峡両岸物品貿易協定」の交渉が中断していることから、優遇を享受できる範囲はアーリーハーベスト品目のみに限られており、ジェトロによれば、2018年の台湾の中国からの輸入額は、538億ドルですが、うちアーリーハーベスト品目の輸入額は59億ドル、減免された関税額は9,100万ドルしかありません。

また、中国からの輸入額に占めるアーリーハーベスト品目の構成比は11.0%にとどまるとのことです。

台湾にとって中国は最大の輸出先(構成比:28.8%、2018年実績)、輸入先(18.8%、同)という数字に比べて、貿易全体への影響は限定的です。

問題は、今回の新型肺炎の流行で実際に起っていることですが、中国に拠点を置いたり、中国からの輸入に頼っていると、部品の確保が難しくなり、製品を作成することができなくなる可能性があります。

安倍官邸が「禁じ手」を使ってまで検事総長にしたがる男の正体

1月31日に政府が閣議決定した、黒川弘務検事長の半年の定年延長を巡り、与野党が対立しています。なぜ官邸は、違法性まで指摘されたこのような禁じ手を使うに至ったのでしょうか。元全国紙社会部記者の新 恭さんは自身のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』で今回、黒川氏の過去の「功績」を紹介するとともに、政府の魂胆を白日の下に晒しています。

官邸はなぜ黒川弘務氏を検事総長にしたいのか

安倍首相はいつごろ、このアイデアを思いついたのだろうか。誰かに吹き込まれたとしても、悪知恵が過ぎる。

検察のナンバー2、黒川弘務・東京高検検事長を、半年だけの定年延長で、ちょうどそのころ退任時期を迎える稲田伸夫・検事総長の後釜に据えようという魂胆。

「桜を見る会」の問題点が国会で指摘され、ジャーナリストや弁護士ら約50人が昨年11月20日、東京地検に告発状を提出したこと、他の弁護士グループも告発の準備を進めていること、なにより、安倍首相自身が違法性を自覚していることが、少なくともこの人事になにがしかの影響を与えているように思える。

7年にもわたり、幹部官僚人事を思うがままに動かした安倍官邸は、あたかも霞が関全体を掌中に収めたかのごとくふるまっている。だが、安倍首相に気がかりな点がないとはいえない。“忖度”とやらの横行とともに、人事権の乱用への反発心もまた、各府省の中にはくすぶっている。“裸の王様”と揶揄される安倍首相でも、そのくらいのことを察するのは容易だろう。

とりわけ検察は、建前上、政治からの独立性が求められる。検察が本気になって腐敗を暴き出せば、いかに政権側に指揮権発動という伝家の宝刀があろうとも、メディアを味方につけて政権を転覆させることも可能である。

このところの問題は、その検察が安倍政権の中枢部から数々の腐敗ネタがこぼれ落ちているのを知りながら、厄介な内部力学が働いて拾おうとしなかったことであるが、それゆえにこそ現場の検事たちには、不満のマグマがたまりにたまっている。

官邸への忖度の中心にいたのが、まさに、今回の異常人事で検事総長の座が目の前にちらついているであろう黒川弘務・東京高検検事長なのである。

黒川氏といえば、検察というより、法務省官僚の印象が強い。若いころは地方検察庁で検事の仕事をしたが、その後の大半は、法務省の大臣官房か、刑事局に在籍し、大臣官房長を経て2016年9月、法務事務次官となり、19年1月に東京高検検事長に就任している。

実は黒川氏の法務事務次官就任は、官邸のごり押しによるもので、当時、法務・検察内部に立った波風はかなりのものだったらしい。法務事務次官には黒川氏と同期の林眞琴氏が就くというのが既定路線だったのだが、官邸はこの人事案を拒否し、官房長だった黒川氏を充てるよう要求した。

なぜ官邸は黒川氏なのかというと、さかのぼれば長い話になる。小沢一郎氏を陥れようとした陸山会事件にまで触れなければならないからだ。つまるところ、黒川氏は小沢潰しを画策した麻生政権時代から、検察と政治の間を小器用に立ち回ってきたといえるだろう。

後援会観劇ツアーで有権者を買収した小渕優子・元経産大臣、URへの口利きで現金を受け取った甘利明・元経済再生担当大臣。明白な証拠がそろっているこの二人の事件を潰したのは、当時の黒川官房長だったといわれる。

東京地検特捜部が政界の捜査に入ろうとするさい、法務省に、なぜかお伺いを立てることになっている。表向きは特捜が暴走することがないよう、ということだが、実際には政権の怒りを買うような捜査を避けたがる法務省幹部の保身に起因している。

特捜がお伺いを立てる窓口が官房長というわけで、意外に官房長は威張りやすい。一説によると、小渕、甘利の両事件ともに、黒川氏が突き返したらしい。もちろん、黒川氏はぬかりなく菅官房長官あたりに“手柄”を報告しただろう。

特捜の検事たちはたいそう悔しがったというが、官邸にしてみれば、黒川氏を法務・検察の中枢に置いておくメリットは計り知れないわけである。官房長から事務次官に黒川氏が昇格したのは、甘利氏の不起訴が決まって数か月後のことだった。