岸田首相の大誤算。「統一教会に国を売った政治家」の“国葬”が総理の首を締める

安倍元首相銃撃事件を機に、次々と暴かれることとなった自民党議員と旧統一教会との浅からぬ関係。多くの国民が自民党に対しその関係性について説明不足を感じており、内閣支持率も急落しているのが現状です。まさに危機的状況に立たされた岸田政権に、この先どのような命運が待ち受けているのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、政局は当面旧統一教会問題を軸に動くとして今後の展開を予測。さらに「安倍流改憲」も尻すぼみに終わるとの見方を示しています。

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※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2022年8月22日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

《講演録》23年統一地方選に向かう政局の流れ/「安倍国葬」が大きな躓きで「黄金の3年間」どころではなくなった

8月19日に地方議員の集まりである「平和立憲会議静岡県」でズームを通じて講演したので、その前半部分を要約・補充しつつ紹介する。


内閣支持率が急落

8月に入って内閣支持率が急落した。8月8日発表のNHK調査では、「内閣支持」は前月比13p減の46%/「不支持」は7p増の28%だった。「安倍国葬を評価せず」が12p増の50%/「評価する」が13p減の36%と、完全に並行した数字になっているので、国葬決定が支持率急落の主な理由となっていると推測できる。「統一教会と政治の関係が説明不足」が82%に達している。

同日発表の読売調査でも「内閣支持」は52%(8p減)/「不支持」32%(8p増)。国葬については「評価せず」46%/「評価する」49%と評価するがやや多いが、「統一教会と政治の関係が説明不足」は87%と9割近くで、今後マスコミなどの追及が深まっていくと国葬評価にもネガティブな影響が出てくると予想される。

これは岸田文雄首相にとって大きな誤算で、統一教会疑惑を早く忘れさせようとして、当初は8月末か9月に予定していた党・内閣人事の改造を繰り上げたのだが、閣僚も副大臣・政務官も同教会と関わりのある者がかえって多くなってしまうほどで、共産党の小池晃書記局長が10日の記者会見で皮肉たっぷりに述べたように「もはや、自民党は、統一教会と関係を持たない議員では、組閣ができないというところまで、深刻な、ズブズブの関係、抜き差しならない関係があるんだということが、逆に証明された」形となった。

「反日団体」という認識

しかも、先週から今週にかけて、統一教会を「反日団体」と正しく捉える認識が広がってきた。私は、8月11日付の『日刊ゲンダイ』コラムで、統一教会を「反社会的団体」と呼ぶのでは不足で「反日団体」と規定すべきだと述べた(先週FLASH欄参照)ところ、期せずしてあちこちから同様の声が湧き始めた(今週FLASH欄参照)。小林よしのりは安倍が「反日・反社カルトに国民を売ってもかまわないという『売国力』を発揮した」とまで言う辛辣さである。

その通りで、反日団体、反日カルトと呼んでもまだ不足で「反日謀略工作機関」と言うのが本当のところで、それを安倍が日本政界の中に浸透させる手引きをしたのはまさしく売国行為であって、その人物を国葬に付すというなら岸田は国民を納得させるきちんとした説明をしなければならない。

これはとんでもない泥沼に嵌まったと、岸田は今頃自分でも唇を噛んでいるのではあるまいか。

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追い詰められたプーチン。懸念される“核の前に化学兵器使用”の「禁じ手」

ロシアによるウクライナへの侵攻開始から6カ月。西側諸国から大量の兵器供与を受けるウクライナ軍の攻勢が伝えられますが、この先戦況はどう変化してゆくのでしょうか。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、各地で窮地に立たされているロシア軍の厳しい現実を詳しく紹介。さらに今後の戦争の行方を読むとともに、戦後の世界秩序をどう構築していくべきかについて考察しています。

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ウクライナ戦争の推移

ウクライナ戦争はウ軍がロシア後方の補給基地、空軍基地を叩き、総反撃の準備が整ってきた。ロ軍はウ軍総反撃の対応策を取る段階になってきた。今後を検討しよう。

ウクライナでの戦闘では、ウ軍が、300km程度の射程も持つ弾道ミサイルかロケット弾を持ったことで、大きく変化した。ロ軍の弾薬庫や兵站拠点、司令部、空軍基地などを撃破して、ロ軍の攻撃力を大幅に減少させている。

特にクリミア半島の鉄道拠点でもあるアゾフスコイエの兵站拠点、サキ海軍航空隊基地、ベルベク海軍航空隊基地、フバルディアの発電所、マイスコイの軍用貯蔵庫などを次々に攻撃している。

2つの海軍航空隊基地の爆発で同部隊の戦闘能力が半減したようである。退避行動が遅れた代償は大きい。

このため、遅まきながら、クリミアから少なくとも航空機24機とヘリコプター14機をロシア本土などに退避させた。クリミアが戦場になってきたことで、航空機を置くことができないとやっと判断したようだ。

クリミア橋(ケルチ橋)に対してもミサイル等で攻撃したが、最新鋭のS350を大量配備して、防空体制を固くしていたので、迎撃できたようである。1機のUAVまたは1発のミサイルでは迎撃されることがウ軍もわかり、次回はミサイル攻撃では飽和攻撃になるはずだ。UAVでも複数機での攻撃になりそうで、ケルチ橋も長くはもたないと思われる。

そのほか、UAVでセバストポリの黒海艦隊司令部が攻撃され爆発があったが、迎撃に成功したともいわれている。それにしても、防空システムが黒海艦隊司令部にはないのであろうか。もしUAVとすると、制空権をロシアが持っていないことになる。

対空ミサイルで対処できずに、対空機関砲を撃つような状態である。対空レーダーを事前に破壊され、かつ早期警戒機を退避したことで、早期警戒ができなくなったようである。

逆にウ軍は、多様な手段でクリミアのロ軍を攻撃できるようになったということになる。

このように、クリミアのウ軍攻撃で大被害が出たことで、ロシア黒海艦隊司令長官のイーゴリ・オシポフ氏が解任され、ビクトル・ソコロフ氏が就任した。

宇ゼレンスキー大統領も「ロシア軍施設に近づくな」とクリミアの住民に注意をしている。ロシア系住民もクリミアの住宅を売りに出し、ロシア本土に退避しているようであり、住宅の売り出し広告が多数出ているという。

そのほか、ロシア本土のベルゴロド州のスタールイ・オスコル飛行場やティモノヴォの弾薬庫、リシチャンスクのロ軍司令部、ポパスナのワグナーの基地、メルトポリの司令部などをHIMARSや長距離ミサイルで叩いている。ワグナーの基地では100名以上が死亡して、200名程度まで拡大する可能性があると言われている。

この長距離ミサイルを大量にウ軍が持てるということは、ATACMSしかないと思うが、米国の見解によると、クリミア攻撃手段は、米国提供の兵器ではないと否定している。しかし、西側兵器の使用はOKであり、米国以外供与のATACMSである可能性は、否定していない。

ウクライナ製ミサイルとも最初、思ったが、これほど大量には作れないので、それはないはず。秘密裏にATACMS供与というのは、正しかったようだ。

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プーチンが習近平に激怒。二次的制裁を恐れ対ロシア輸出を絞る中国の狡猾

プーチン大統領のウクライナ侵攻により、欧州の平和が破られてから半年。これまでたびたび停戦の取り組みがなされてきましたが、いずれも実を結ぶことなく現在に至っています。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では著者で国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、この戦争の現状と、和解を巡りウクライナとロシアとの間に大きな温度差がある理由を解説。さらに、プーチン大統領が習近平中国国家主席に対して激怒しているという情報を紹介しています。

ウクライナ戦争の現状と大局

ロシアがウクライナに侵攻して、もうすぐ半年になります。現状はどうなっているのでしょうか。

まず戦局を見てみましょう。

約半年が経過し、現状ロシア軍は、ルガンスク州、ドネツク州、ザポリージャ州、ヘルソン州を支配しています。ただ、ドネツク州、ザポリージャ州は、州全域を支配できているわけではありません。

ウクライナ軍は現在、クリミアのすぐ北にあるヘルソン州を奪還しようとしています。そして、最近クリミアで、爆発が相次いでいます。これは、クリミア→ヘルソンの補給をたつためのウクライナ軍の攻撃と見られています。

プーチンは当初、FSB第5局からの情報を基に、「3日で首都キーウを落とせる」と考えていたそうです。しかし、現実は、かなり厳しいことがわかってきました。

停戦へのウクライナとロシアの立場 ←h3タイトル

停戦について、ウクライナとロシアは、現状どのような立場なのでしょうか?

ロシア側は、積極的に停戦交渉したいと考えています。ただ条件は、「ロシア軍が占領した土地は、ロシアのもの」。つまり、ルガンスク、ドネツク、ザポリージャ、ヘルソンは、ルガンスク、ドネツクのように独立するか、あるいは、ロシア領になる。

なぜ、こういう話になるのでしょうか?

ロシア国民は、ウクライナ侵攻前から、ルガンスク人民共和国、ドネツク人民共和国は、「ロシアの属国」であることを理解していました。ですから、「ルガンスク、ドネツクの独立を勝ち取った」だけでは、数万人のロシア兵が死んだ意味がわかりません。だから、ザポリージャ、ヘルソンも必要なのです。

ただ、ロシアがザポリージャ、ヘルソンを編入すると、世界中のロシア擁護派が困ることになります。なぜでしょうか?ロシア擁護派は、「プーチンがウクライナに侵攻した理由は、ルガンスク、ドネツクのロシア系住民をジェノサイドから守りたいだけだ。プーチンに領土的野心はない!」などと主張していたからです。彼らは、ロシアがザポリージャ、ヘルソンを併合したら、今度はどうやってプーチンを擁護するのでしょうか?

一方、ウクライナは、停戦交渉を拒否しています。なぜでしょうか?

ゼレンスキーは、大統領として、

  • クリミアはロシア領
  • ルガンスク、ドネツクは、独立国
  • ザポリージャ、ヘルソンはロシア領

といったロシア側の条件を受け入れることは、決してできません。いえ、もしロシア軍が各地で圧勝していて、ウクライナ軍は手も足もでずボロボロであれば、受け入れるかもしれません。しかし、ウクライナ軍は、欧米からの軍事支援で、ロシア軍と互角に戦っている。「勝ち目がある。クリミアも取り戻すことができる!」と多くのウクライナ人が考えているので、停戦交渉の必要性を感じないのです。

ウクライナもロシアも、「勝ち目がある」と考えている。それで、ウクライナ戦争は長期化しています。

オイシイ話なのにナゼ?実は「年金繰り下げ制度」を使えない人たち

令和4年4月から、年金の繰り下げ制度が新しくなりました。ぱっと見た感じだと「繰り下げ制度」はとてもオイシイもののようなのですが、実は必ずしも全員が繰り下げ制度を使えるわけでもないようです。今回のメルマガ『事例と仕組みから学ぶ公的年金講座 』では、著者で年金アドバイザーのhirokiさんが、その制度について3つの事例を用いて詳しく解説しています。

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更に複雑化した年金繰下げ制度と事例3つ

こんばんは!年金アドバイザーのhirokiです。

1.従来からほとんど利用者が居なかった年金の繰下げ制度

令和4年4月から新しくなった繰り下げ制度が始まり、75歳まで年金を貰わないようにして、年金を増額する事が出来るようになりました。

繰り下げ制度というのを簡単に再度説明しますと、65歳から受給する事になる老齢基礎年金と老齢厚生年金をしばらくの間貰わずに放っておくと、1ヶ月ごとに0.7%ずつ年金が増加していきます。

それが今まではずっと65歳から70歳までの5年間が繰下げの限度であり、その5年間(60ヶ月)貰わなかったら70歳から0.7%×60ヶ月=42%年金が増加するという事になっていました。

しかしながら貰ってない間に、やっぱり65歳から本来の年金額で貰いたいとか、もしくは貰ってない間に亡くなってしまうという事もあります。

そういう時はどうなるのかというと、65歳に遡って年金が一時金で支払われます。

例えば69歳になった時に「やっぱり増額した年金は要らないや…」とか、亡くなってしまった場合は65歳時に遡って何も増額しない年金を一時金で貰うという事です。

65歳時の年金が100万円だったなら、4年間貰ってないので400万円を遡って受給する事ですね。

途中で亡くなった場合はその400万円は一定の遺族に未支給年金として支払います(未支給年金は一時所得になるので50万円を超える場合は申告が必要)。

なお、パッと見るとそんなオイシイ制度があるなら自分もやりたいと思うかもしれませんが(僕も将来は繰り下げしたいです(笑)、必ずしも上手くいかない事も多いのが繰下げ制度です。

それは、老齢の年金以外の他の年金の受給権を持ってる人は、そもそも繰り下げ制度が使えないのであります。それも一つの要因なのか、利用者は2%にも届きません。

70歳までが限度だった時でさえその程度だったので、75歳までとなるとさらにごくわずかの人になるでしょう。

例えば高齢になるともちろん亡くなる人が増えてきますが、それと同時に遺族年金の受給者も増えてきます。

もし65歳時点ですでに遺族年金の受給権があるなら、全く繰下げ制度は使えません。

なので、65歳前に障害年金や遺族年金などの老齢以外の年金受給権が発生してる人は、老齢の年金を65歳から貰わずに増加させる…というのは無理だったりします。
こういう他の年金の受給権を持ってる人は、繰下げを期待しない方がいいですね。

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卵子凍結と精子バンク利用は「普通」の衝撃。NYシングルマザー出産ウラ事情

海を渡ってニューヨークでキャリアを積み、パートナーと別れて10年以上。気づけば43歳になった日本人女性が自身の凍結卵子を用いて人工授精での出産を決断したそうです。この知人女性にインタビューしたのは、ニューヨークの邦字紙『NEW YORK ビズ!』CEOの高橋克明さん。今回のメルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』で高橋さんは、サイトでの精子のドナー選びなど知られていない裏側を紹介。妊娠を知った日米の知人友人の反応の違いなどから、本当の意味で「多様性」を受け容れるとはどういうことか問題提起もしています。(この記事は音声でもお聞きいただけます。

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ニューヨーク・シングル・マザー出産事情

今年6月、連邦最高裁判所は約50年ぶりに「女性の人工妊娠中絶を認めない」という判断をしました。それにより北米各州で「中絶は犯罪」という州法ができ、特に中西部、南部エリアでは10以上の州が法律で中絶を禁止と定めました。2022年、現代の話です。

これ日本でももっと大々的に取り上げられるべき衝撃的ニュースです。こちらでは「民主主義は終わった」と報道するメディアも出たほど。

クラブハウスとかでよく見る、何者でもないにも関わらず「人の命の大切さ」とかを唄う人権派(?)の方々には一見「素晴らしい法律」に思えるかもしれません。「中絶は殺人と一緒!お腹の中でもすでに小さな命です!(涙目)」と、とりあえずその場だけ陶酔されている方にとっては、このニュースのどこが衝撃なのかピンと来ないかもしれない。「あたりまえのことでしょ」くらいで片付けるかもしれません。「中絶は殺人と一緒!お腹の中でもすでに小さな命です!(涙目)」は、ほとんどの常識ある人間がそう思っているはずです。僕もそうです。

ただ、世界のリアル、はそう簡単には進まない。例えば、連続殺人犯に暴行を受けて身篭ったとしたなら。例えば、近親相姦で身篭ってしまったとしたなら。例えば、出産することによって母体が命の危険にさらされる可能性のある場合は。今回の法決定は、それすら除外対象にならないということです。

もちろん「それでも産むべきだ!」と主張する人もいるでしょう。と同時に「それならば中絶するべきだ」と主張する権利も保障されるべきなのです。事実、欧米各国の著名な政治家の多くは、今回の法案を「時代に逆行している」「まるで独裁国家の復活だ」と非難しています。

国民、特にリベラルな州の人たちは当然「中絶は女性の権利」と考えています。最高裁の決定はその民意を無視したということになる。そこには最高裁判事のメンバーのほとんどがカトリックだからという理由もあるみたいですが、今回のメルマガではそこまで考察しません。

今回、僕が書きたいのは、その一方で、そんな国でも「母になりたい!」、たとえシングルマザーでも「赤ちゃんが欲しい!」と人工授精し、身篭った友人、かなこさん(仮名)43歳のお話です。

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日本企業の会議が「時間ばかりかかって実りがない」当然すぎる理由

日本の会議は時間がかかる割に実がないと海外でも揶揄されることが多いですが、オンライン会議に切り替わった今でも無駄な会議の時間は流れ続けているようです。そこで、今回のメルマガ『尾原のアフターデジタル時代の成長論』では、著者で、Google、マッキンゼー、リクルート、楽天の執行役員などを経て、現在はIT批評家として活躍されている尾原和啓さんが、テレビ朝日のエグゼクティブアナウンサーである平石直之氏との対談から得た学びを共有しています。

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会議での対話をなめらかで実りあるものにするために、やるべきことたった2つのルールを解説

先日、ひろゆきから政治家まで実りある議論を培うアベプラ平石さんと対談をさせていただいたのですが、平石さんの「超ファシリテーション力」、これが本当にやばかった。

今日は尾原が「超ファシリテーション力」から学んだ、会議(特に3人以上集まった会議)での対話をなめらかで実りあるものにするために、やるべきことたった2つという話をしていきたいと思います。

会議での対話を実りあるものにするたった2つの方法

簡単に言うと、1つ目は「全員が話す機会を提供する・リスペクトすることを言葉と態度で示す」です。そして2つ目は「限られた時間の中でみんなで結果を出していくために、ある程度の議論の介入をしていくこと・介入・加速する役割がファシリテーターであることを共通のゲームルールとして認識する」です。

・全員で意見を出す、リスペクトを持って話すという宣言
・「ファシリテーターが、時間の中で有意義な回答をどう出していくかをやっていく」というゲームルールをちゃんと提示する

この2つですね。これをちゃんとやることが大事なんです。

人間って特に5人以上の会議とかだと、「話さなくても聞いているだけで大丈夫」ってなったり「前の人と同じ感じです」みたいに受け流したりする。そうなると自分の頭で考えないんですよね。

それが事前に「今日の会議では一人ひとりの意見を聞いていきますのでよろしくお願いしますね」とか「○○はこうでしたけど、○○はどうですか?」みたいなことを言われると、「自分ならではの意見は何だろう?」って考え始める。アウトプットが多様な方向から出るので、議論が立体的になって新しい結論が出てくるんです。

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韓国は警戒。台湾との蜜月を演出する米国が「アジアから奪いたいもの」

8月2日のペロシ下院議長に続き14日には5名の議員団が訪台するなど、急接近を見せるアメリカと台湾。中国への牽制との見方が大勢を占めますが、米国サイドにはしたたかな狙いもあるようです。今回のメルマガ『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』では、著者で多くの中国関連書籍を執筆している拓殖大学教授の富坂聰さんが、台湾への接近によりアメリカが得ようとしている「実利」について解説。「現状では頭の体操」とした上で、台湾に訪れる可能性のある「皮肉な未来」を記しています。

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激しさを増す中台対立 ペロシ訪台後の米中台三つ巴の攻防は誰が優勢なのか

ナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問後の中国の動きを見ていると、習近平指導部が決してアメリカの対応に幻想を抱いていなかったことが見て取れる。

とくに「台湾問題と新時代中国統一事業」(台湾統一白書)の発表のタイミングだ。アメリカのサラミ戦略的対中攻勢──内容は実は複雑だが──がそう簡単に収まることはなく、民進党の自制にも期待できないことを前提に用意されていたことがよく解る。

バイデン政権は台湾と正式な通商交渉を「初秋」にも開始すると発表した。今年6月に明らかにされた「21世紀の貿易に関する米台イニシアチブ」について、双方が「交渉が必須との相互理解に至った」という内容だ。

中国の目には米台の正式な交流が始まる一歩と映る。秋に向けて再び台湾海峡の波が高まることは避けられそうにない。

これを報じたアメリカなどのテレビ番組では、「中国が軍事演習で圧力をかけてもバイデン政権はやることはやるというメッセージ」との解説が聞かれたが、アメリカの狙いは「台湾を使った中国けん制」だけではない。

半導体サプライヤーとしての圧倒的な地位を取り戻そうという実利を狙っているのだ。

7月20日、公共放送サービス(PBS)に出演したバイデン政権のジナ・レモンド商務長官は、国内半導体産業向けの補助金を含む「CHIPSおよび科学(CHIPSプラス)法案」について訊かれ、こう答えている。

「高性能の半導体のほぼすべてを台湾から買っているアメリカは、半導体の供給網で驚くほどアジア諸国に依存している。米軍の装備すべてに必要な半導体もアジアに依存している。その点でアメリカはリスクを抱えており、国内で生産する必要がある」

レモンド長官はさらに、「520億ドルの多額の補助金は奨学金対策などほかの問題に回すべきではないかと批判もある」とのキャスター指摘に対し、「国家安全保障には値段はつけられない」と、こう続けた。

「目下、アメリカはロシア向け半導体輸出を制限し、ロシアは衛星や軍用機器を作動できなくなっている。これと同じように台湾や中国がアメリカに半導体を供給しなくなったらどうでしょう。国を守れなくなる」

アメリカの強い危機感が伝わる言葉だが、注目すべきはサプライチェーンの寸断という危機を語るなかで、中国と台湾を同列に並べている点だ。

日本人からすれば「台湾なら寸断はない」と考えるかもしれないが、アメリカはそんなに甘い国ではないのだ。

実際、台湾を「永遠の友」と呼んで安心していられるわけではない。

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なぜ、転職を繰り返すビジネスマンは「これからの時代の勝ち組」なのか?

今までは、転職を繰り返す人を「ジョブホッパー」などと呼んで蔑視することが多かった日本社会ですが、これからは3年程度での転職が当たり前の時代になると言われているのをご存知でしょうか? メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんは、変わっていくビジネスライフにどう対応していけばいいか、そして「風の時代」にビジネスマンとしてどう生きるかについて持論を展開しています。

風の時代の今、新しいモノを受け入れる

風の時代って、物事が固定化されるよりも、風に乗って流れていく、同じところにいないで、頻繁に変化する、そうやって移動し続けた方が良いことがあるということなんです。

だからサラリーマンも、同じ会社にいて、同じ仕事を20年続けるより、風の動きに合わせて変化した方が良かったりするわけです。その意味では、これからは職人さんも変化が求められるのかも知れません。

そんな時代に対応するための心構えは、とにかく新しいモノを拒否せずに受け入れるということなんです。少なくとも手を出してみる、試してみる、舐めてみるという態度が求められるんです。逆に言えば、拘りという概念は捨てた方が良いということです。

オトナって年を重ねるにつれて、新しいモノを拒絶するようになるんです。いつもの場所、いつものお店、いつものメンツで、いつもの時間を過ごす、それが心地良く感じるわけですが、風の時代はそれじゃダメなんです。微妙に居心地が悪くても、知らない場所、新しいお店、初めてのメンツと、やったことの無い何かに手を出してみる。幸運はそこに潜んでいます。

ですから今までの人生を棚卸しして、自分が今まで頻繁にやって来たこと、「いつもの○○」は何かを洗い出して、それとは全く方向が違う何かを決めて手を出してみるのです。それが今までに一度もやったことのないモノならなお良しです。

こういうのは習慣ですから、例えば

 ● 今週のランチは毎日初めての店を探して行くぞ

と決めてしまうのです。都会ならランチをする場所はたくさんあるはずなので、月曜から金曜まで毎日初めてのお店に行くのです。

自民・生稲晃子議員「同性婚反対」は、統一教会の影響か。地方議会にも暗躍、マスコミに「関係バラす」と脅迫の何サマ

連日の報道で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との親密な関係が露呈している自民党・萩生田光一政調会長(58)。その萩生田氏から「猛サポート」を受けて初当選した同じく自民の生稲晃子参院議員(54)は、公示前に萩生田氏とともに教団の関連施設を訪れていたことを認めた。そこで思い返されるのが、先の参院選前におこなわれたマスコミのアンケートだ。生稲氏は「誰もが働きやすく、自分らしく生きられる国へ」というスローガンを掲げながら、同性婚には「反対」と回答していたことで、統一教会の思想に対する「忖度」がうかがえる。

【関連】生稲晃子、矛盾だらけの政策で大炎上。パクリ疑惑に適当回答&推薦者に故人の名

しかし、このような事例は、一連の「自民と統一教会」の蜜月を示す証拠の“氷山の一角”に過ぎない。統一教会は、全国の地方議会に接近し、日本の政策をコントロールしようとしている事態が明らかになってきているのだ。我々が思っている以上に、日本の政治は「統一教会の影響下」にあるようだ。

統一教会の暗躍により、全国の都道府県で制定されている「家庭教育支援条例」の謎

去る20日に放送されたTBS系「報道特集」では、統一教会が地方の議会にまで暗躍し、教義である「異性婚=同性婚反対」を推し進めている実態が報じられた。

同番組では、北海道の旭川市議会議員である野村パターソン和孝氏(37)の衝撃的な発言が紹介され、ネット上で話題を呼んでいる。野村氏によると、「旭川家庭教育を支援する会」の一員を名乗る人物が近づいてきて、選挙票を交換条件に「家庭教育支援条例」という条例制定への協力を要請してきたという。やがて、その人物は統一教会の信者であることが分かったとしている。その後に判明したのは、その団体の代表を、ある自民党衆院議員A氏が務めていることだったという。

同様の手法を使って、統一教会は日本全国の地方議会の議員を抱き込み、「家庭教育支援条例」や、名称は多少異なるもののほぼ同じ内容の条例を制定してきたという。その「家庭教育支援条例」は、一般財団法人 地方自治研究機構のHPによると、2022年3月22日時点で熊本や鹿児島、群馬などの都道府県が10団体、市町村は6団体が制定しているとしている。岡山県に至っては、県の弁護士会が「国家権力の家庭への介入だ」として反対署名を提出したものの、今年4月に可決されている。

その「家庭教育支援条例」の内容は、「青少年の健全育成」を掲げ、一見、子供の権利を守る至極まっとうな理念のように見えるのだが、その実、統一教会の「家父長的家庭観」を押しつけるものであり、統一教会の関連団体が掲げている理念に瓜二つなのである。

高知県南国市で2006年6月16日におこなわれた第320回市議会定例会の議事録によると、日本共産党の土居篤男議員が、同議会に提出された『「青少年の健全育成に関する基本法」の早期制定を求める意見書』に関する質疑において、「(統一教会の関連団体である)世界平和連合の主張の文章とほとんどそっくり」と指摘し、「議会の名誉にかけてもまずいんじゃないか」と発言している。すでに16年も前から、日本全国の地方議会において、統一教会は浸透工作をはじめていたことが窺える。

そして、この条例は昨今のジェンダーフリーやLGBTなど、多様性を尊重する風潮に真っ向から対立するものだ。それはナゼなのだろうか?

統一教会の理にかなった「同性婚反対」や「家庭への縛りつけ」

統一教会のシンボル的儀式に、「合同結婚式」というものがある。彼らが信者を「家庭」というものに縛りつけることができれば、その後の二世、三世信者はネズミ算式に増えてゆく。むしろ「家庭」という縛りがあるからこそ、安倍晋三元首相(享年67歳)を銃撃した山上徹容疑者(41)のように、洗脳された家族が教団に貢ぐために親族の金を持ち出しても、簡単には訴えることができないケースが多い。旧来の「家庭」という形が壊れてしまえば、統一教会のビジネスモデルは成り立たなくなるため「同性婚への反対」は、彼ら統一教会にとっては“理にかなっている”思想信条だと言えるだろう。

大阪地裁は6月20日、「同性婚を認めていない制度は憲法違反」だとする裁判において、憲法違反を認めず賠償責任も認めなかった。同性婚を認める流れのはずだった司法が、政府に判断を委ね、時代の流れに逆行するような判決を下している。これもまた、統一教会とズブズブである日本政府への「忖度」でなければ良いのだが……。

プーチンの狂気を呼び覚ます、ウクライナ「クリミア攻撃」の最悪シナリオ

ウクライナの独立記念日でもある8月24日に、奇しくも開戦から半年を迎えることとなるウクライナ紛争。現在、欧州最大級のザポリージャ原発を巡る攻防戦が続いており、国際社会はロシアへの非難をより一層強めていますが、その責任を問われるのはロシアのみなのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田さんが、ウクライナが当紛争において、露軍に劣らないレベルの市民への残虐行為を行っているという事実を紹介するとともに、ロシアばかりが批判される現状を疑問視。さらに今ウクライナで起きていることは、台湾有事の際に日本でもそのまま起きる可能性があるとして、早急な原発攻撃対策の検討・実施を訴えています。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

 

大きな悪の影に隠れる小さな悪の存在?!

「嘘が世界に流れ出し、情報の真偽が分からなくなる前に、“真実”を表に出すことが大事だ」

これは長い間、さまざまな紛争のケースや情報戦でご一緒してきた仲間の言葉です。

過去には旧ユーゴスラビア紛争、コソボ、イラクなど、多くの紛争がこの情報の混乱に苦しめられ、紛争を描写し、評価する際にAll or Nothingの善悪、言い換えると100%の悪と100%の犠牲者という“偽の”事実を植え付けられました。

サダム・フセインは大量破壊兵器を製造・保持していなかったし、クロアチアは、セルビアに劣ることなく、残虐な行為をセルビア系住民やムスリム住民に対して繰り返していましたが、ミロシェビッチ大統領があまりにも強烈なキャラクターでかつ優秀だったこともあり(そしてロシア正教系でスラビックであったこともあり)、英国の情報機関によって悪者に作り上げられました。もちろん、友人とはいえ、ミロシェビッチ大統領がコソボやボスニア・ヘルツェゴビナで行ったことを正当化することは決してできませんが。

よく似たことが、今回のロシアによるウクライナ侵攻でも言えると考えます。

2月24日に大方の予想を上回る規模と範囲でウクライナ全土に侵攻する決定を下したプーチン大統領とロシアがこれまでに行っている様々な行為は決して正当化できません。

ブチャでの虐殺“疑惑”、アゾフスターリ製鉄所を取り囲んで行った攻撃、市民への無差別攻撃、化学・生物兵器を使用した確信に近い可能性などは、言語道断です。

間違いなくロシアが行っている内容は“大きな悪”を構成していますし、その報いは必ず遠からず受けなくてはならないと考えます。

第2次世界大戦後の欧州において、そして恐らく世界全体において、最大の武力衝突を引き起こした事実は、今後、しっかりと検証されるべきでしょう。

しかし、100対0でロシアが全面的に悪いかと言われたら、そこには何とも言えない疑問が出てきます。

米国からハイマースが本格的に投入されてから、ウクライナ側からの反攻が強化され、ロシア軍が東部・南部の支配地域から押し戻されているとの報道をよく耳にしますが、その過程において、ロシア軍の蛮行に劣らないレベルでの残虐な攻撃がウクライナ軍からロシア人に対して行われているという情報をどの程度、目にされているでしょうか?

どこまで信じるかはお任せしますが、2月24日以前は、ロシア側が主張するようにウクライナ東部のドンバス地方に住むロシア系住民への、ウクライナ側、特に“あの”アゾフ連隊からの迫害が存在したと言われていますし、ウクライナでの戦争が始まって以降、ロシアからの侵攻に抵抗するためにウクライナ軍とその友人たちによって行われる“抗戦”の矛先は、ロシア系住民に向けられ、こちらでも残虐な殺戮が起きているという情報も入ってきています。

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