ヒラリーもトランプも「なかったこと」にしたい15年続く米の愚行

15年前、アメリカ同時多発テロをきっかけに「対テロ戦争」という名目で勃発したアフガニスタン戦争。しかし、ヒラリーもトランプも選挙戦では不自然なほどこの話題には触れません。その意図はどこにあるのでしょうか。無料メルマガ『日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信』の著者で戦略学者の奥山真司さんが読み解きます。

なかったことになったあの戦争

今回の大統領選のキャンペーンを通じて全く話題になっておらず、むしろ避けられているトピックがあります。それは、もうすぐ開始から15年を迎えるアフガニスタンでの戦争です。

NYタイムズ紙の記事によれば、民主党のヒラリーも共和党のトランプ両候補が全く触れない理由は、どちらが触れても損するだけだから、というもの。

15 Years Into Afghan War, Americans Would Rather Not Talk About It

たしかにアフガニスタンでの戦争というのは、開始したのはブッシュ政権時代の共和党でしたが、それを継続させたのは民主党のオバマ政権。少し前に起こったNYでの爆弾事件で捕まった犯人がアフガニスタン出身のイスラム系の人間であったことを考えれば、彼らがその話題にほとんど触れなかったのは実に奇妙です。

この記事では、それほどまでにアフガニスタンでの「失敗」が、アメリカのリーダー層に重い影を落としているという、その暗い雰囲気が伝わってきますし、それをあえて見ないようにしているアメリカのトップの人間たちの哀しさが伝わってきます。

「じゃあアメリカはアフガニスタンからあっさり撤退すればいいじゃないか」とお感じになられる方もいるでしょう。たしかにその通りです。ところがアメリカのような大国の、とくにエリート層の人間というのは、自分たちの戦略が完全に破綻しているということを知りながら、それでもやめられない事情があるわけです。

その核心にあるのが、「信頼性」(クレディビリティ)の問題。

戦略系やリアリスト系の文献などで以前から指摘されていることですが、アメリカのような大国のリーダーたちは、すでに自分たちの戦略が破綻していても、「それ以上失敗したら、アメリカの評判や信頼性に傷がつく」と言って、その解決する望みのないプロジェクトをダラダラと続けてしまうということです。

これに似たような前例はいくらでもあります。たとえば朝鮮戦争が勃発した時(1950年)ですが、この時には中央情報局(CIA)が当時のアイゼンハワー政権の政権幹部たちに対して、

「アジアで共産主義(北朝鮮)の南下を許してしまったら、ソ連に対峙している欧州のNATOの同盟国たちにも動揺が起こる」
「だからこそアメリカはここで踏みとどまり、同盟国の信頼を維持しなければならない」

という内容のメモを送り、ダレス国務長官は朝鮮介入を決心しております。要するにここで決定的な動機になったのが、アメリカの評判信頼性」というもの。

ところが実際にアメリカが朝鮮戦争を開始していたときに、当の「アメリカの信頼性」を感じていたはずの欧州側の人間がどう思っていたのかというと、

アメリカはアホか、極東の変なところで戦争してないで、欧州正面のソ連の脅威にしっかり対抗してくれ!」

と感じていたということが、当時の政府高官のメモなどから明らかになっております。つまり欧州側はアメリカが極東で共産主義の南下を防いで信頼性や評判を保つかどうかは全く意に介しておらず、ひたすら自分たちの安全だけを考えていた、ということなのです。

秋は特に「めまい」が増える季節、いったいなぜ?

「季節の変わり目は体調を崩しやすい」と昔から言われています。

猛暑の夏から急に涼しくなる秋にかけて、特に増える症状が「めまい」です。しかし一体それはどうしてなのでしょうか。

秋にめまいが重くなる原因や、その対処法をまとめてみましょう!

秋にめまいが増える原因は?

めまいの原因には、姿勢のバランスを保つ三半規管(さんはんきかん)や耳、脳、血圧などの異常によるものが挙げられます。これらの異常は病院で検査することで原因を特定していくことが可能ですが、検査ではわからないのが「自律神経失調症」によるものです。

秋に出現するめまいの多くは、自律神経のバランスが崩れるために起こるもの。秋は、急激な気温や気圧の変化に加え、日内の気温差が大きいことから自律神経のバランスを乱しやすいのです。

また近年では「秋バテ」という言葉が生まれる程、様々な症状で苦しんでいる人が増えています。

これらの症状が現れる背景には、真夏の猛暑で最高気温が年々上がっていることや、冷房の使い過ぎにより体が冷えてしまっていることなどがあるようです。

また、めまいの他にも火照りや発汗、頭痛、疲れやすさ、精神面の不安定さなどの症状が重なっているときは、自律神経の障害を疑って間違いないでしょう。

自律神経の乱れからくる「めまい」対策は?

しっかり体を休めること、そして温めることが大切です。

季節は秋に変わっています。なのに夏のような生活を続けていませんか?

日中は気温が高い日も多いので、冷房を使ったり、薄着で過ごしたり、ついつい夏とじように過ごしてしまいがち。でも待ってくください、こうした「体の冷え」が自律神経のバランスを崩す1番の鍵なのです。

また、夏にこういった生活を続けていた人程、秋バテの症状が出やすいと言われています。

体を温めるためには、毎日の入浴をしっかり湯船に浸かるようにしましょう。肌の露出を避け、特に足首を温めると良いです。

めまいを感じたら、しっかり休息をとるようにしてください。季節の変化に体がついていけず自律神経のバランスが乱れてしまうのは、体からのサインです。ここで無理をしてしまうと、慢性的な自律神経失調症に発展してしまう恐れがあります。

適度な運動とバランスの良い食事、そして心地良い安眠が自律神経のバランスを整えます。

これらは、ひとつひとつが別々のものではなく、「体を動かすからお腹がすいて食事が摂れ、ぐっすり眠ることが出来る」というように全てが巡っていくものです。

気候の変化でバテてしまいがちな心身を上手に循環させてあげられるよう、意識を向けていれば改善していくことでしょう!

秋になると現れるめまい症状には他の病気の可能性もあります。

症状が改善しない場合は病院を受診してみてください。

執筆:松本 たお(正看護師・新生児蘇生法NCPR専門コース終了認定者)
 
<執筆者プロフィール>
松本 たお(まつもと・たお)
正看護師・新生児蘇生法NCPR専門コース終了認定者   
精神科・産婦人科・助産院での臨床経験を持つ正看護師。現在は育児に奮闘中の2児の母。

 

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映画「君の名は。」実はエロスを象徴?心理学者が裏から読み解く

巷で話題の映画「君の名は。」ですが、感想以外に自分なりの“分析”を書き込んでいる人も少なくありません。無料メルマガ『あとがきのあとがき 心理学者/中西康介』の著者で、数多くのカウンセリングを手掛けてきた心理学者の中西康介さんも、軽い気持ちで観に行ったこの映画に衝撃を受けた一人です。さて、心理学のプロである中西さんは「君の名は。」にどのような感想を抱いたのでしょうか?

『君の名は。』論

周りの人に強く勧められて「君の名は。」を観てきました。

保育園の年長ぐらいの子どもから50~60代ぐらいの方まで幅広い年代の人が2回3回と観に行っているという話を聞き、先日自分も観に行ってきました。

元々、アニメ映画自体あまり好きではなくここ数年は専らヤクザ映画を中心にマークしてきた自分としてはあまり多くを期待をしていませんでした。

感想を端的に言えば

特別泣けるような感動モノではないだけどなぜか何度も思い出し考えてしまう

そんな不思議な余韻が続く映画でした。

それもそのはず。

この映画のジャンルがオフィシャルにどう位置づけられているか分からないのですが、これは「シンボリック・エロス」というかつてないジャンルを開拓したからです。

いや過去に「シンボリック・エロス」にカテゴライズされる作品も存在したかもしれません。

しかしこの作品が他を凌駕するのは観ている人にさえ「シンボリック・エロス」というジャンルであることを気付かせない点ではないだろうか。

試しに「君の名は。」を観たという人に「それってどんなジャンルの作品?」と聞いてみるといい。

「恋愛もの?」

「青春エンターテイメント?」

「せつない系?」

どれも的を得ているようで核心を貫いた括りとは言い難い

なぜか。

何度でも繰り返すしますが、観ている人にすら察知されないよう象徴的なエロスを追求しているからだ。

時間が足りないと嘆く人は、まず最初に「行動の断捨離」をせよ

時間が足りないから「時間管理術」の本を読んでみたものの、それでも上手くタイムマネジメントができないという方、自分が日々行っている行動の取捨選択を考えたことはありますか? 無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では、谷原さんご自身が無意識的にしているという、時間管理の前にすべき「行動の断捨離」について詳しく解説しています。

行動の断捨離はできない?

こんにちは。

弁護士の谷原誠です。

ビジネス誌や自己啓発書の定番のテーマの一つに「時間管理」があります。「時間管理」という言葉の定義ははっきりとしていませんが、すべき仕事の優先順位を決めて効率的に配分することでタスクを遂行しかつ高いパフォーマンスを挙げる方法といえます。

そのような方法論が巷に溢れているのは、多くの人が、

「仕事が多すぎる」
「時間が足りない」
「もっとよい時間の使い方があるはずだ」

と考えているからといえるでしょう。

私自身も、当メルマガや自著で、この時間管理に類することを書いたことが何度かあります。しかし、実は、時間管理の前にすべきことがあると考えています。というより、自分自身が時間管理の前に無意識的にやっていることに気づいたといった方が近いかもしれません。

私が時間管理の前にすることとは、「行動の取捨選択」です。何をして、何をしないか、を決めることですね。

「なんだ、当たり前じゃないか」と思うかもしれません。しかし、「●●をしよう!」と決断した人が、「行動の取捨選択」をしたならば、「時間がなくてできなかった」などとは言えないはずです。時間がないという人は、時間管理を検討するより先に、今までの行動を捨てる決断を意識的に行うことの方が大切なのだと思います。

中国「人民元」が円を抜いた。IMFのSDR入りで世界第3の国際通貨に

10月1日、念願だった人民元のSDR(特別引き出し権)入りを成就させた中国。「経済破綻間近」とも囁かれる国家の通貨を、名目上とは言え「国際通貨」とすることに危険はないのでしょうか。そして今後の世界経済の行方は? メルマガ『高城未来研究所「Future Report」』の著者・高城剛さんが「私見たっぷり」に占います。

10年前には考えられない中国の大躍進

今週は、10月1日付でIMF(国際通貨基金)が、加盟国189カ国に配分する仮想通貨「特別引き出し権(通称SDR)」に中国の通貨、人民元を加えることにつきまして、私見たっぷりにお話したいと思います。

現在、IMFのSDRは、米ドルユーロ英ポンド日本円で構成されている、世界最大規模の仮想通貨です。SDRは、国際交流動性の不足に備え、金や米ドルの資産を補完する目的で1969年に創出されまして、簡単に言えばIMFによる準備金」ということになります。

基本的に出資額に応じて加盟国に配分され、国際収支の悪化などで外貨準備不足をきたした国は、自分の国に配分されたSDRを渡すことによって、渡した相手加盟国から外貨を引き出すことが可能。当初は金(ゴールド)を基準としてましたが、1974年のニクソンショック以降、主要16カ国の通貨の加重平均によるバスケット方式」に改められ、1981年から米ドル、旧西ドイツマルク、仏フラン、円、英ポンドの5通貨を内容とする「バスケット方式」に変更されました。そして、リーマンショック以降、米ドルに代わる基軸通貨構想として浮上してきたのが、このSDRで、「通貨バスケット方式基軸通貨」の可能性が討議されていました。

ブックオフは、いかにしてクレーマーを常連客にしたのか?

苦情を言ってくるお客さんは、店側にとって怖い存在であり、正直やっかいでもあります。しかし、無料メルマガ『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』の著者で店舗経営コンサルタントの佐藤昌司さんは、「何よりも怖いのは『無関心』な顧客であり、苦情を寄せてくる顧客はやり方次第でリピーターにもなってくれる大切な存在であると認識すべき」と説き、客の不満をビジネスチャンスとして捉え成功を収めたブックオフの取り組みについて紹介しています。

ブックオフが顧客の不満に注目したワケ

愛の反対は憎しみではない無関心だ」という言葉があります。相手に対して関心をもつことが大事であることを示す言葉です。この言葉にある教訓は店舗経営にも当てはまります。「顧客満足の反対は顧客不満足ではない無関心だ」となります。

人は自身が抱く不満を相手に聞いて欲しいと思うものです。仮にその不満が完全に解消しなくても、自身が抱いていた不満を相手に伝えることができれば、ある程度はその不満は解消されます。伝えることができなければ不満は解消されません。

グッドマンの法則があります。グッドマンの法則とは、「苦情を申し立てた顧客の再利用率は、苦情を申し立てない顧客のそれより非常に高い」というものです。

苦情を言う顧客は大事な顧客です。苦情を言うということはまだ関心がある証左となります。苦情を言わないということは、「もういいやと諦めているということです。その店にはもう二度と行かないだけです。

まず考えなければならないのは、不満を発生させないように事前対策をしっかり行っておくことです。しかし、事前対策をしっかり行っていても、不満を全く発生させないということは現実的には難しいことです。顧客は何かしらの不満を抱くものです。重要なのは、その不満に耳を傾ける姿勢とシステムが構築されているかにあります。

まずは、顧客の不満に耳を傾けることの重要性を全従業員が理解する必要があります。そして、不満を吸い上げる苦情を言ってもらうシステムを構築することが重要です。システムといっても難しく考えることはありません。アンケートを収集するといった単純なことでいいのです。アンケートに不満を表明してもらうのです。

顧客の不満を店内に張りだし、その不満に対する回答を張りだしている店もあります。その店は顧客の不満を吸い上げることの重要性を深く理解しているといえます。不満に対して具体的なアクションをとることができます。顧客のロイヤルティは高まりリピーターとなります

高級マンションの工事現場から見つかった「200年前のモノ」とは?

建設現場では世界中で様々な物が発見されるが、時には予想もつかない物が見つかることがあるようだ。

イギリス・マンチェスターのグレート・アンコースト通りとポート通りの角では現在、13階建てアパートを高級マンションに建て替える工事が行われている。

そこでは発見されたのは・・・。

画像出典:thesun.co.uk

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発見されたのは、およそ200年前の酒瓶!

 
画像出典:thesun.co.uk

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考古学者が調査した結果、この地はかつて「the Astley Arms」と呼ばれていた市民憩いのパブだったことが判明した。

パブは1928年まで営業していたようだ。
 

画像出典:thesun.co.uk

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画像出典:thesun.co.uk

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見つかったのは酒瓶だけではなく、ミルクの瓶もあった。

かつてその場所に何があったのかは、地元の歴史を丹念に調べないとわからないことがほとんどだが、時にはこのような偶然から判明することもある。

今度新しく建つ高級マンションには富裕層が入居するだろうが、そこはかつて厳しい労働を終えた労働者たちが集まるパブだったわけだ。

そして200年の時を経て、そこはアッパークラスが暮らす住居となるのだから、時代の流れを感じずにはいられない。

あなたの住んでいる場所には昔、何があったのだろう。

ちなみに筆者がかつて住んでいた場所の目の前は有名な処刑場であった。

だからおかしな夢ばかり見るのだろうか・・・。

 

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:thesun.co.uk/ANTIQUE TIPPLE Ruins of an ancient 200-year-old pub discovered under a Manchester street – complete with bottles of old booze
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

記事提供:ViRATES

 

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ダイエットは減量にあらず。リバウンド王が己を犠牲にし得た極意

「ダイエットを始めたけど、続かないで結局リバウンドしてしまった」という苦い経験、あなたにはありますか? 豪華執筆陣による興味深い記事を1本から購入できて読める、まぐまぐの新サービス「mine」で無料公開中の、ダイエットアカデミー代表・上野啓樹さんの記事では、上野さん自身が幾度もダイエットとリバウンドを繰り返した実体験から発見した「真のダイエット」を伝授。ただ痩せるのではなく、健康的に痩せることの重要性を説いています。

ダイエットとリバウンドを繰り返していた

mineをご覧のみなさん、初めまして。ダイエットアカデミー代表の上野 啓樹です。

今日からmineを通して心も体も健康になるためのお話をしていきますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。

最初に、簡単に僕の経歴をお話します。大学卒業後、民間企業を経て公務員として役場に勤務。日頃の不摂生と、太りやすい体質から29歳のときに今の65キロより15キロオーバーの80キロとなり人生史上最高に太っていました

しかも、太っただけでなく、体調不良になることが多く、年に2回は風邪を引き、便秘、腰痛、慢性的な疲労に悩まされていました。それを改善したくて、ダイエットを始めました。

当時、ダイエットについて何も知らなかったので、「痩せるなら運動でしょ」ということで、“仕事が終わったら毎日4キロ走る”を続けました。最初の1週間で2キロくらい痩せて良い感じで進んでいたのですが、そんな矢先に右の足首を捻挫して走れなくなりました。

仕方なく足首が治るまで安静にしていて久しぶりに体重を計ったら見事にリバウンド!それでもめげずに足首が治ったらまた走りだしたのですが、今度は左の足首を捻挫!そして同じようにリバウンドしました。

【豆知識】「神無月」に出雲大社へ行かない神様もいるって本当?

10月の異称、神無月。「出雲大社に全国の神様が集まるため、他の地域には神様がいなくなる」ことが由来ともされていますが、どうやらその説には矛盾点もあるようで…。無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』では、『古事記』や『日本書紀』を紐解きつつ、神無月の豆知識を記しています。

神様はお出かけ中?

10月は「神無月かんなづき)」と言われますね。全国の神様が出雲大社に集まって縁結びの相談をされるから、各地元の神様がいないので「神さまのいない月=神無し月」から来たと一般に良く言われます。一方、全国から神様の集まる出雲は神在月と言う、とも聞きます。

ですが、『古事記』などを読んだ方ならすぐに気になると思いますが、日本の神様にも色々な「流れ(系統)」があります。

かつて出雲地方は、大国主大神(オオクニヌシ)という神様が治めていました。その様子をご覧になっていた天照大神(アマテラス)が「あの地域は私の子孫が治めるべきだ」と考え、使者を遣わします。

紆余曲折はあるのですが、最終的にタケノミカヅチの活躍により、出雲は譲られることになります。『古事記』『日本書紀』で有名な「国譲り」のくだりです。

ここから、神様には大きく「伊勢系天照大神の系統)」と「出雲系大国主命の系統)」があると言われていますが、そのことを考えると、「神様がみんな出雲に集まっている」という話について、「では伊勢系統の神様は?」と気になりますね。

どうやら「神無月=全国の神様が集まる」というお話は、中世以降に出雲の方から出てきたお話のようです。ですから、伊勢系統の神様はもともと無関係な話…と言えますが、一方で「伊勢系の神様もお出かけになる」という話もあります。

また、出雲系統の神様の方でも、ホントにみんなが出払ったらその地を守る神様がいなくなって「手薄」になるので、「留守番の神様もいらっしゃるようです。

また、「国譲り」で活躍したタケノミカヅチを祭神としているといわれている鹿島神宮は、地震を起こすとされる大ナマズを鎮めていると言われています。ナマズの動きを封じるとされる「要石」が境内にあります。かつて10月に起きた大地震は、鹿島の神様が出雲に出かけている間に起こってしまったものだ…と言われています。そうすると、伊勢系の神様も出雲にお出かけになるという説もありそうです。

神様の世界も色々あるようですが、とりあえず出雲で「全国縁結び会議」が行われているのであれば、ぜひとも色んな素晴らしいご縁が生まれますように…と思います。

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