ほぼ正反対。日本人が知らない「もはや戦後ではない」の真の意味

自分の発言や文章が、意図したものとは違った意味合いで受け取られ伝わってしまったというエピソード、しばしば耳にするものです。我々がよく知るフレーズにも、そのような形で広まり記憶されている言葉があることをご存知でしょうか。今回のメルマガ『歴史時代作家 早見俊の無料メルマガ」』では時代小説の名手として知られる作家の早見俊さんが、そんな「独り歩きをしてしまった発言」を紹介。さらにその言葉を発した本人が、「本来言い表したかったこと」を解説しています。

歴史的人物によくある「発言の独り歩き」という功罪

本人の意図とは違う意味に伝わる発言や文章があります。

「もはや戦後ではない」というフレーズはその典型です。昭和31(1956)年の経済白書に登場するこのフレーズは、敗戦で打ちひしがれた日本が復興を遂げ、これからは大いなる発展を伴う新時代を迎えるであろうという希望を象徴するものだ、と受け止められてきました。

終戦から11年が経過、日本はGHQの占領下から独立し、朝鮮戦争が特需となって経済成長を遂げていました。この経済白書が発表されて後、日本は高度経済成長を遂げ、GNP(国民総生産)でアメリカに次ぐ世界2位の経済大国に躍進します。こうした事実もあって、「もはや戦後ではない」は日本の輝かしい未来を予告するフレーズ、と独り歩きをしてきたのです。

ところが、「もはや戦後ではない」が記された経済白書の内容は大きく意味が異なっていました。経済白書は、戦後11年が経って日本は復興需要が落ち着いた、これからは復興需要による経済成長は望めない厳しい時代を迎える、というものでした。

まるで正反対ですね。

実際、この時期、日本は経済成長するのかどうかを巡って経済学者の意見は分かれました。復興需要がなくなり、日本は経済成長などしない、という学者と、復興を遂げて、これから大きく経済成長に向かう、と考える経済学者で論争が繰り広げられたのです。経済成長肯定派の代表が下村治です。下村は池田内閣の所得倍増計画立案に中心的役割を果たすことになります。

池田内閣の経済優先策により日本は経済大国への道を歩みました。

本人の意図とは違う意味に受け取られた発言が独り歩きをしてしまう、ということで言えば所得倍増計画を推進した池田隼人もでした。池田を象徴する発言として、「貧乏人は麦を食え」があります。貧しい人々への差別的な言葉、貧困に苦しむ人々を見捨てる発言だと受け止められ、池田の人間性が批難されてきました。

これも事実は大きく異なります。

池田がこの発言をしたのは昭和25(1950)年12月の参議院予算委員会でした。吉田茂内閣の大蔵大臣であった池田は米価高騰を受け、「所得の少ない人は麦を多く食う、所得の多い人はコメを食う、というような経済の原則にそった方へ持ってゆきたい」と述べたのを、「貧乏人は麦を食え」と伝えられたのでした。

先進国で自給率最低。ニッポンの食料安保を脆弱にした主犯は経産省か農水省か?

世界最大の食料輸入国であり、カロリーベースの自給率が38%と先進国最低水準の日本。当然ながら国としての食料安全保障は脆弱と言わざるを得ない状況となっています。何がこの惨状を招いたのでしょうか。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では著者で元全国紙社会部記者の新 恭さんが、二人の専門家の言を引きつつその原因を分析。さらにここまで日本の食料安保を危ういものにした「主犯」のあぶり出しを試みています。

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高い飢餓リスク。世界で最も食料安全保障が脆弱な国家ニッポン

2月6日の衆議院予算委員会で、立憲民主党の野間健議員は岸田首相の施政方針演説について、このように指摘した。

「岸田総理が施政方針演説で農業に言及した箇所は、1万1,494字のうち121文字しかなく、過去20年間の施政方針演説で最も少ない」

輸入肥料や飼料の高騰などで農家・酪農家が悲鳴をあげているというのに、岸田総理は農業に関心がないのではないか、というのが野間議員の疑念であろう。

カロリーベースの食料自給率が38%にすぎず、食べ物はおろか種や肥料、牛や豚のエサさえも他国からの輸入に依存するこの国で、アベノミクスの末路ともいえる円安が進み、高値で爆買いする中国に買い負ける傾向が強くなっている。

ただでさえ、世界はしばしば異常気象に見舞われているうえ、新型コロナウイルスの蔓延もあって、食料の生産、流通が打撃を受けている。そこに、世界の小麦輸出の30%を占めるロシアとウクライナの戦争が起こり、穀物相場を押し上げたため、他の食料生産国に輸出を渋る動きが出始めた。まさに、世界で食料の争奪戦が起きているのだ。

岸田首相は巨額の防衛費を用意して米国から兵器を輸入する安全保障政策には熱心だが、人間の生命の源である食料をどんな国際状況においても確保する防衛手段の構築については、ほとんど何のビジョンもないように見える。

施政方針演説では「肥料・飼料・主要穀物の国産化推進など、食料安全保障の強化を図りつつ…」とほんの一瞬、この問題に言及はしたものの、具体的方策は示されず、熱量は全く感じられなかった。

能天気な岸田首相の姿勢とは裏腹に、日本の食料安全保障の現況は、かなり危ういようである。二人の専門家の意見を聞こう。

元農水官僚ながら現在は経産省所管の独立行政法人「経済産業研究所」の上席研究員をつとめる山下一仁氏は、ウクライナ侵攻や中国の爆食などで、国際的な食料品価格が上昇しても、所得が高い日本では、買えなくなって食料危機が起こることはないと指摘する。ただし、台湾有事が起きたときは別だといい、その深刻度について、こう述べる。

「台湾有事などで日本周辺のシーレーンが破壊されると、小麦も牛肉も輸入できない。輸入穀物に依存する畜産も壊滅する。この時は、国内にある食料しか食べられないので、ほとんど米とイモだけの終戦時の生活に戻るしかない。しかし、終戦時の1人1日当たり米配給量(成人で2合3勺、年間126キロ)を今の国民に供給するだけで1,400万トン以上必要なのに、農林水産省が示した今年の米生産上限値は675万トンである。これでは半分以上の国民が餓死する」(経済産業研究所のサイトより、以下同じ)

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トルコ地震被災者にヤラセ要求の中国。フェイクニュース捏造体質が治らぬ隣国

2月6日にシリアとの国境付近で発生し、これまでに4万人以上の死亡が確認されているトルコ大地震。各国が救援隊や援助物資を送る中、中国メディアの常軌を逸した行動が大きな話題となっています。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、現地入りした中国人記者が被災者に「やらせ」を要求した事実を伝えるニュースを紹介するとともに、過去にも同様の手口で人命まで奪った中国を強く批判。その上で、彼らがこうした「人道にもとる行為」を平然と取ることが出来る理由を解説しています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2023年2月15日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

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【中国】トルコ大震災でフェイクニュース作りに奔走する中国の火事場泥棒

土耳其災民控中國官媒圖賄賂 要求按指示受訪(トルコ被災民が、中国メディアによるヤラセ取材のための買収工作を告発)

トルコ・シリアで起こった大地震の死者は4万人を超え、世界各国から救助隊派遣や支援の輪が広がっていますが、そんななか、中国官製メディアの記者が被災者に対して、金を渡す代わりにトルコ政府の災害対応の非効率性を批判したり、中国の救助隊を賞賛するよう求めたということが、現地メディアや台湾などの華字メディアで話題になっています。

被災者はこの中国記者の要求を拒否しましたが、記者がスマートフォンで実況中継を強行しようとしたため、怒った被災者に止められ、殴られそうになったそうです。結局、記者は被災者が通報した警察官によって現場から追い出されました。

これらの事件の映像は、2月9日に「MutluAile Sirlari」というトルコ人アカウントのインスタグラムにアップロードされ、100万人以上に視聴されました。アカウント主は、「彼らはトルコ人の団結を壊そうとしている。今は我々トルコ人は政治的な駆け引きをする時ではなく、共に苦しみを乗り越えていく時だ」と述べています。

土耳其災民控中國官媒試圖賄賂 要求按指示讚揚中國救援隊

その後、この映像はユーチューブやツイッターなどのSNSでも拡散され、多くの注目を集めていますが、「自分の国でフェイクニュースをやっているのに、まだ海外でやりたいのか」「トルコ人は中国人のように簡単には騙されない」といった批判的なコメントも少なくありません。

このように、大きな事件事故を利用して火事場泥棒的にフェイクニュースを拡散しようとするのが中国の手法でもあります。とくに災害ではフェイクニュースが人びとに誤った行動を促しかねず、大変危険な事態を招く可能性が高くなります。

そのため、台湾では2019年5月に、災害時にフェイクニュースを拡散する行為を罰するための「災害防救法」の改正案を可決し、違反者には最高で無期懲役を科すこととしたのです。この法改正も、中国のSNSでデマが拡散されたことがきっかけでした。

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東日本大震災13回忌を前に考える、被災地と他の土地の埋まらぬギャップ

数多の尊い命が奪われた東日本大震災から12年。多くの被災地に、その被害や教訓を伝える施設が設けられています。そんな伝承施設を訪れた際に考えさせられたことを綴るのは、自身も高校卒業までを宮城県で過ごし、震災直後から被災地の支援に関わってきたという、要支援者への学びの場を提供する「みんなの大学校」学長の引地達也さん。引地さんはメルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』で今回、気仙沼市と南三陸町の伝承館の展示内容等を紹介するとともに、これらの施設を活かすため必要不可欠なものについて考察しています。

この記事の著者・引地達也さんのメルマガ

日本大震災-13回忌から考える2つの伝承施設

2023年3月11日で東日本大震災から12年になる。

仏教の考え方では干支が1巡したことにちなむ13回忌にあたる。

この13回忌は7回忌とともに区切りとされ、法要は7回忌や13回忌をもって終了することも多い。

その13回忌で東日本大震災がどう語られるか、またこれをさかいに忘れられていくのか、大きな節目かもしれない。

先日、来訪した被災地ではいまだに困難な日常や死者への悲しみや行方不明者への哀れみが日常的に存在しているから、忘れるわけはないのだろう。

被災地とそのほかの土地とのギャップは必然であろうが、それは大きくなるばかり。

先日、「忘れてはならない」地域の思いを形にした2つの施設、宮城県気仙沼市の「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」と宮城県南三陸町の「南三陸町東日本大震災伝承館・南三陸311メモリアル」を訪れ、距離を超えて震災の教訓を共有し、そこから得た叡智を形にする難しさを考えさせられた。

やはり距離を埋めるのは「対話」しかない、のだと。

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館は2019年3月にオープンしたもので、気仙沼市の海岸に近い気仙沼向洋高校の校舎を被災したそのままの姿を残して展示している。

来訪者はその生々しい展示を見る前にシアターで3月11日当日の津波が気仙沼を破壊する様子を生々しい映像で視聴する手順となっている。

市民が撮影した動画の迫力は今も衝撃的だ。

私は震災発生後のテレビニュースを見て、すぐに現地に向かおうと考えたと同時にメディアからの映像の衝撃を避け、離れたため、あまり目にしていないし、これまでも避けてきたように思う。

それが、伝承館では否応なしに見せられてしまった。

その映像の衝撃のまま、遺構と化した校舎をめぐる。

廊下、階段、校長室、教室―。

誰もが親しんだ学校は、答案用紙も何かで表彰されたトロフィーも、パソコンも、あの日のままで動かない。

当たり前の日常が破壊される悲劇を感じることは、やはり「忘れないこと」になる。

この記事の著者・引地達也さんのメルマガ

文章チェックのプロが伝授。仕事がどんどん舞い込む「プロフィール文」の書き方

起業や副業で新たな仕事を始めるときに必要になるのが「自分を説明しアピールする」プロフィール文の作成です。単なる自己紹介や経歴の説明では、なかなか仕事にはつながらず、どう書いていいか悩む人も多いようです。今回のメルマガ『前田安正の「マジ文アカデミー」』では、朝日新聞の校閲センター長を長く務めた前田さんが、「プロフィール文」と「履歴書」の違いを確認することで見えてくる“魅力的な”プロフィール文に必要な要素を説明。何年か先をイメージしていまの自分を語る「バックキャスティング」の手法を教えてくれます。

この記事の著者・前田安正さんのメルマガ

プロフィール文と履歴書の違いはストーリーの有無にある

最近よく相談を受けるのが、プロフィール文の書き方についてです。起業や副業などで、ブログやホームページをつくるのだが、そこでアピールしたい自分自身のプロフィールをどう書いたらいいのかわからない、というのです。

一生懸命勉強をして資格を取ったり経験を積んだりしても、それだけでは集客できません。それは僕自身、とてもよくわかります。大きな組織を離れて独立したけれど、僕個人を知っている人は、まずいないからです。SNSを使って集客する方法などの本や講座がたくさんあるのも、こうした状況を踏まえたうえでのことだろうと思うのです。

同じ資格を持っている人は何万人といます。そのなかで、自らの強みをどうアピールして他の人との違いを出すのかは、なかなかの難問です。こうした状況も踏まえ、今回はプロフィール文について、考えてみます。

プロフィールと履歴は何が違うのか

まず、「プロフィール」と「履歴」は何が違うのかを確認しましょう。

履歴:現在までに経てきた学業・職業など、経歴。

プロフィール:(1)横側から見た時の顔の輪郭。横顔。横顔を描いた肖像画や写真。(2)普通とは異なった角度から見た人物評。(3)人物の紹介。

辞書には、こう書かれています。僕たちは通常、プロフィールと履歴をほとんど同じ意味で使っています。しかし、あえて履歴ということばを使わず、プロフィールということばを使う意味を押さえておきたいと思うのです。

履歴の「履」には、「(靴などを)はく」とか「ふむ」「実行する」「経験する」といった意味があります。「歴」は「時を経る」「通り過ぎる」という意味です。つまり、「履歴」は辞書にもあるように、過去から現在までに実行したこと、経験をいうのです。

一方、プロフィールは、正面の顔ではなく横顔、普通とは異なった角度からの人物評のことです。過去の履歴も含みつつ、単なる経歴を並べるのと少し趣が違います。

この記事の著者・前田安正さんのメルマガ

なぜ「ルフィ」グループの指示役たちは詐欺から強盗に転じたのか?特殊詐欺に詳しいジャーナリストが解説

「ルフィ」を名乗る人物によって引き起こされた数々の強盗事件は、犯罪の凶悪化を意識させられ、日本中を震撼させました。特殊詐欺の犯罪グループが指示役との報道への当初の違和感が、指示役たちの居場所を知ることで解消したと語るのは、特殊詐欺に詳しいジャーナリストの多田文明さんです。今回のメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』では、特殊詐欺が手間のかかる犯罪であることを解説。強盗に変化したのは犯人側の事情ではあったものの、今後も模倣犯を警戒すべきで、警察も国をまたいだ犯罪への対応がますます必要になると訴えています。

この記事の著者・多田文明さんのメルマガ

ルフィ強盗グループ指示役4人強制送還。なぜ彼らは詐欺から強盗に転じたのか?

2022年の特殊詐欺の被害額は8年ぶりに増加傾向へ転じました。いまだ詐欺の被害は深刻です。この事実からも明らかなように「詐欺が社会的に難しくなったから、犯罪組織が、強盗に転じた訳ではない」ことがわかります。

ある意味、詐欺は順調に推移しています。組織的犯行グループは効率的にお金をとることを考えますので、わざわざうまく行っている詐欺から強盗に変える必要はないからです。

最初に特殊詐欺から派生したと思われる、強盗事件を耳にした時に「なぜ、今?」という違和感がぬぐえませんでした。では、どうして詐欺から強盗に手口を移したのでしょうか。

週刊文春から、国内への強盗の指示がフィリピンの収容所からなされているということが最初に伝えられて、とても納得しました。今回の強盗は、全体的、社会的事情による手口の変容ではなく、あくまでも組織的犯罪グループの指示役側の事情によるものだったことがみえてきたからです。

電話での詐欺は、指示役の側での手間がかかる。ようやく指示役4人が強制送還されるが…今後の課題も露呈した形になった

電話で詐欺を行う場合には、電話をかける人(かけ子)や名簿を多く集めて、指示役の側で手間をかけて下準備をしてから、詐欺を行います。そうしたことが、自分たち指示役が収容所に入ることで、できなくなったから手口を変えたとみています。

強盗自体は2020年頃から出始めたといいますが、その背景とも一致しています。19年フィリピンで渡邉容疑者らが指示役として運営していた詐欺組織のメンバー36人が摘発されました。そして収容所に入りました。前回のメルマガでもお伝えしたように、収容所からも、詐欺の電話はかけられたといいます。

収容所では、Sという人物を中心に特殊詐欺の電話がかけられていたようですが、20年には徐々に詐欺犯らは強制送還されて、逮捕されていきます。

しかも、コロナ禍で日本から、かけ子を呼び寄せづらくなり、特殊詐欺自体がしづらい状況となります。その結果、指示役は悪知恵を回して、犯行と人集めの指示だけをスマホですればいいという形で、国内で強盗事件が頻発したと考えています。

この記事の著者・多田文明さんのメルマガ

高畑充希が酒に酔ってフラフラ…成田凌との関係も噂される美人女優が歌舞伎町で見せた“魅惑の千鳥足”

1月から新作舞台『宝飾時計』に出演している女優の高畑充希さん(31)。その舞台終わりの私服姿が週刊誌にキャッチされ「芸能界屈指のセンス」と話題になっています。もっとも、実のところ芸能マスコミは、高畑さんのファッション以上に、舞台で共演中の成田凌さんとの関係を追いかけているとの見方も。新宿・歌舞伎町で目撃された高畑さんの“酒豪”エピソードをまじえつつ、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

“共演者キラー”成田凌と高畑充希に熱愛の可能性!?

『NEWSポストセブン』が高畑充希の、その個性的な私服を【芸能界屈指のセンス】として紹介しています。

黒のムートンコートの下は右下半身はビビッドブルー、左下半身はオレンジ色というロングワンピース、楽屋出口を遠方から張り込んでいたとしてもすぐに彼女と認識できるファッションで、取材する側にとっては有難いアイテムです。

この近影は舞台『宝飾時計』東京公演が行われていた『東京芸術劇場』でのカットのようです。

舞台演者の出入り取材は、記者はその演者が何処の入り口から入って何処の出口から帰るのかというルート確認はもちろん、移動車輛が決まって停まる駐車場所や位置を、記者自身も何度も通って入念に確定させるものです。

車輛ナンバーや運転手の顔を把握していれば、最低で演者の近影…運が良ければ帰宅途中の“寄り道”を取材できるからです。

西池袋にある『東京芸術劇場』稽古場は地下鉄と直結した劇場地下にありますから、取材対象が決まっていない時でも時間に余裕があれば時々見に行ったりもしていた事を思い出します。もちろん今でも時々…。

さて、高畑の近況に戻りましょう。

芸能記者たちの間で高畑は、この舞台の公演前からある共演者との距離がちょっとした話題になっていました。

“ある共演者”とは、舞台3作目となる成田凌です。

年齢は成田の方が2歳下になりますが、“共演者キラー”として名を馳せている成田と高畑の距離感が、記者たちの間では話題になっていたのです。

舞台に懸ける情熱は半端ない高畑の懐に奥深く入り込んでしまうのでは…と、想像たくましい記者たちは妄想するわけです。

何といっても自宅マンションの洗面所に何十本の女性用歯ブラシを常時キープしていると暴露された成田ですから、舞台に全身全霊を注ぐ高畑の心の隙間に入り込むのもお手の物だと…。

この記事は、もしかしたら狙いは高畑のファッションではなかったかもしれません。

成田の事には一切触れていませんが、運が良ければ別々に劇場を出たふたりが帰宅途中にどこかで合流・密会する…ことを狙っていたのはほぼほぼ間違いないでしょうね。

高畑充希のすごい飲みっぷりと女優魂

高畑といえば、私の脳裏にはすぐに浮かんでくるワンシーンがあります。

それは6年前、舞台『わたしは真悟』の打ち上げを取材した時でした。

パーティは劇場近くの居酒屋を貸し切って行われたのですが、2次会は新宿・歌舞伎町の有名中華レストランに移動して行われました。

この中華レストランのエントランスから出てきた高畑の何とも表現するのが難しい表情が、いまだに私の頭の中からは消えないでいるのです。

以前あるトーク番組で“お酒を飲んで酔っぱらうとダメになってしまう。そんなダメになった私をみんなが楽しんでくれるのを見て、それでいいんだって思った。そこからは崩れる一方で…”と結構お酒も飲むことを告白していた高畑ですが、この日もおそらく紹興酒あたりをかなり飲んだのでしょう、赤い顔をして視線もうつろな、まるで昇天したかのような表情が、私の夢にはいまだに出てくるほどです。

そして顔を隠すこともなく、千鳥足で西武新宿駅方面へと歩いて行ったその小さな後ろ姿は、今でも彼女を見るたびに私の頭の中にフラッシュバックするのです。

“心が震えっぱなしの一年でした。
心臓をぐっと握られて、
そして優しく撫でられるような、
そんな大切で忘れられない瞬間が幾度もありました。”

これは自らのインスタグラムで昨年の自分の事を語った文章です。

ちっちゃくて、女優として意外は自分の存在を誇示しない印象の高畑は、ひとたび舞台など“女優・高畑充希”になった時は人が変わったように輝くタイプだと思われます。

女優に全身全霊を注いでしまうぶん、ホッと力が抜けた瞬間に見せたあのシュールな表情が、いいのか悪いのか私には、強烈に今でも残像として忘れられないのです。

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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by : 高畑充希オフィシャルサイト

スキーヤーの間で「使ってる?」と話題になるほどの小さなパーツ

ウインタースポーツを楽しむ上で重要な道具の数々。今回は、MBAホルダーで無料メルマガ『MBAが教える企業分析』の著者である青山烈士さんが、スキーヤーの間で話題となっているある小さなパーツを分析しています。

道具の重要性。スキーヤー向け独自技術「ステルステック」を分析する

今号は、アルペンスキーヤーのブーツのフットベッド(中敷き)に付ける小さなパーツを分析します。

● 国立大学法人北見工業大学とブレイン株式会社の共同研究により生まれた「ステルステック

上達したいスキーヤーをターゲットに「独自技術」に支えられた「スキーが上達する」「滑りが変わる」「スキーが楽しくなる」等の強みで差別化しています。

スキーヤーの間で「ステルステック使ってる?」という形で、話題となり注目を集めています。

■分析のポイント

初めて「ステルステック」を見た時、そのサイズの小ささに驚きました。

スキーブーツのパーツということで、ある程度の大きさのものを想像していたので、ギターのピックほどの大きさのものとは思いもしませんでした。

ギターのピックのようなものをスキーブーツの中敷きに着けたとして、スキーが上達すると想像できますでしょうか。

少なくとも、スキーの素人である私には、想像を超える世界の話です。

ちなみに、ギターのピックも、厚さや硬さによって、音に影響があるようですが、それも、素人にはわからない世界ですね。

小さなパーツである「ステルステック」によって、スキーヤーのパフォーマンス向上につながるという結果を見て、改めて思うのは道具の重要性です。

様々なスポーツに共通することだと思いますが、トップ選手ともなれば、技術面や体力面で大きな差はつきにくいでしょうから、非常にわずかな差で勝敗が決まるはずです。

そのわずかな差を生み出すために、小さなパーツが役立つのであれば多くの選手は必要とするはずです。

そして、使用する選手が増えてきて、使用する選手が勝つようになれば使用していない選手も使用せざるを得ない状況になるでしょう。

マラソンや駅伝で話題になった「厚底シューズ」も同じような事象が起こっていたように感じます。『厚底シューズ』を履いたランナーが結果を出すことで、周りの使用率もどんどん上がっていきました。

「厚底シューズ」の場合は、外から見てわかりますが、「ステルステック」は、外からはわかりません。なので、スキーヤーの間で「ステルステック使ってる?」という話題が増えていったのでしょう。

今後、外からは見えない「ステルステック」がどのように拡がっていくのか注目していきます。

 

世界の人助けランキング、日本は「ほぼビリ」先進国とは言い難い我が国の現状

欧米諸国に比して、寄付文化がほとんど浸透していないとも言われる日本。その事実は数字にもはっきりと現れているようです。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では健康社会学者の河合薫さんが、「世界寄付指数」をはじめとする各種調査において、日本が最下位グループ常連であるという現実を紹介するとともに、「とても先進国とはいえない」と批判。その上で、「日本らしい支援」の進化の必要性を訴えています。

プロフィール河合薫かわい・かおる
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

この記事の著者・河合薫さんのメルマガ

これでも先進国?「日本らしさ」とは何か

トルコ南部を震源とする大地震の発生から、1週間が過ぎました。隣国のシリアを含めて、死者は計3万6,000人を超え、今もがれきの下に取り残された人たちの捜索活動は続いています。

一般的に、人命救助は「72時間がタイムリミット」とされていますが、今回の地震ではがれきの下に呼吸できる空間ができたことで、発生から182時間が経過しても生存者がいるとのこと。11日には赤ちゃんが、13日には10代の少年が建物のがれきの中から救出されました。一人でも多くの命が助かってほしいと心から願います。

一方、国内では、トルコ政府宗務庁が管理する「東京ジャーミイ・ディヤーナトトルコ文化センター」や日本ユニセフ協会をはじめ、多くの団体が募金などの協力を呼び掛けています。

今回の惨事は、規模が大きい上にシリアが内戦下にあることで、息の長い支援が必要です。シリアは極寒で食料や洋服などの物資も限られています。私も微力ながら募金をさせていただきました。どうかみなさんも、できる人が、できる時に、できることをお願いいたします。

日本はさまざな分野で、世界からおいてけぼりをくらっているのですが、寄付などの人助けもその一つです。

世界寄付指数、別名「人助けランキング」は英国に本拠を置くCAF(Charity Aid Foundation)が毎年行う世界調査で、日本はビリグループの常連なのです。

「世界寄付指数」は、過去1カ月間に「見知らぬ人、もしくは助けを必要としている人を手助けしたか(人助け)」「慈善団体に寄付をしたか(寄付)」「ボランティア活動に参加したか(ボランティア)」などの質問を設けていて、2022年は世界119カ国を対象に行われました。

その結果、1位は5年連続でインドネシア、アメリカは3位、中国は49位で、日本は119カ国中118位です。

同様の結果はGallup社が2015年に実施した調査でも確認されています。「過去1カ月の間に、助けを必要としている見知らぬ人を助けましたか?」という質問に「はい」と答えた比率は、日本は25%で、調査対象国140カ国中139位でした。

これでは…先進国とはいえません。

また、2022年2月にロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって1年になりますが、ミュンヘン安全保障会議が昨年11月に実施した意識調査で、日本ではウクライナ危機を「世界政治の転換点」と捉える回答が、主要7カ国G7や中国、インドを含む主要国で、最低だったことわかっています。

なぜ、こんなにも「世界」が遠いのでしょうか。

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「退職勧奨を断れば給与を減額するぞ」と言われた社員が会社を訴えた結果

日本社会では、社員の解雇=法律違反というイメージがありますが、条件をつけて退職を勧める「退職勧奨」は違法になるのでしょうか? 今回の無料メルマガ『「黒い会社を白くする!」ゼッピン労務管理』では、著者で特定社会保険労務士の小林一石さんが紹介する過去の判例から、その答えが明らかとなっています。会社経営者のみならず、社員の方も必見です。

退職勧奨は違法か、合法か

私がお客様からよくご質問いただくのが「退職勧奨は違法か」です。「解雇=法律違反」というイメージからか退職勧奨自体を違法と考えている社長や人事担当の人が非常に多いように感じます。

結論からお話すると退職勧奨自体が法律で禁止されているわけではありません(さらに言うと解雇も法律で禁止されているわけではありません)。

例えば、決して良いお話ではありませんが経営が非常に厳しい状況でしたらある程度の人件費削減が必要な場合もあるかも知れません。

また、これも決しておすすめするわけではありませんが、充分な実績をあげていない社員がいるのあればなんらかの検討をせざるを得ない場合もあるでしょう。

これらの場合に退職勧奨を行うことは決して全否定されるものではありません(そのようにならないようにするのが一番良いのは間違いありませんが)。

そこで問題になるのが「退職勧奨の仕方」です。その仕方によって「正当(合法)な退職勧奨」か「不当(違法)な退職勧奨」かに分かれるのです。

では、その違いとは何か?それについて裁判があります。

ある電機メーカー会社で、違法な退職勧奨を受け、断ったら降格されたとして社員が会社を訴えました。その社員は、「キャリア・チャレンジ研修」という社内研修で退職勧奨を受け、それに抗議したところ、その後の人事考課で管理職を外され、給与も大幅に下げられたというのです。「退職勧奨を断ったら給与を減額」という非常に厳しい会社の対応ですがではこの裁判はどうなったか?

会社が勝ちました。

裁判所は次のように判断し「違法性は無し」としたのです。

  • 退職勧奨自体は、労働者に退職を勧める用者の行為に過ぎず、このような勧奨行為を行うこと自体は自由である
  • 研修は「転職に活路を見出して欲しい」と参加者に精神的衝撃を与える内容とも言えるが、会社の参加者に対する評価を記載したものにすぎず、参加者の名誉感情を不当に害する表現も用いられていなかった
  • 就業規則により、昇格や降格が定められており、等級や職種の変更により給与の額が変動する仕組みも規定されている
  • (この社員は)3半期連続で賞与の最低評価が続いており、降格前の直近半期前の面談では上長より売上目標を達成できなかったら降格を予定している旨を告げられていた(にもかかわらず全く売上を上げることができなかった)

さて、みなさんはどう考えるでしょうか。