100h超えの労働時間を放っておくと「二つ」の法律違反になる

残業時間や有給休暇についての改正は多く取り上げられていますが、実は働き方改革関連法に基づいて改正されているのはそれだけにとどまりません。今回の無料メルマガ『新米社労士ドタバタ日記 奮闘編』では、こちらも改正となった労働安全衛生法の項目を詳しく紹介しています。

健康情報の分類

働き方改革関連法に基づき、労働安全衛生法も改正された。法改正の目的は、

  1. 長時間労働やメンタルヘルス不調などにより、健康リスクが高い状況にある労働者を見逃さないため
  2. 産業医による面接指導や健康相談等が確実に実施されるようにし
  3. 産業保健機能を強化するとともに、産業医の独立性や中立性を高めるなどにより
  4. 産業医等が産業医学の専門的な立場から労働者一人ひとりの健康確保のためにより一層効果的な活動を行いやすい環境を整備するため
  5. 産業保健機能の強化を図ることを目的

ということだ。


新米 「今度の働き方改革関連法、労基法だけでなく安全衛生法についても、いくつか対応していかないといけないんですよね?」

大塚 「そうなのよね。安衛法は情報がはいってくるのが、労基法に比べては遅いわよね。私、安全衛生法は、どっちかっていうと、苦手だわー」

新米 「あっ、そうなんですかぁ?鬼トレーナーの弱点発見!って感じです(^^)」

大塚 「何をニヤニヤしながら、ヤッター!みたいに言ってんのよ!もっとも私の苦手レベル以上にあんたの知識はまだまだ及ばないからねっ!」

新米 「あちゃー、それを言われちゃぁ、おしまいです!まだまだトレーナーにはかないませんから」

E子 「はいはい、いつまでも二人でじゃれ合ってないで、仕事に戻ってねぇ。新米くんは、さっさと成長して、得意分野では大塚トレーナーを負かしちゃいな!」

新米 「はいっ、わかりました!と言いたいところですが、うーん、なんとか頑張りますです…」

深田GL 「その安衛法だけど、産業医や産業保健機能の強化が目的で、面接指導の要件や長時間労働者の健康確保などを周知したり、就業規則に盛り込んだりさせていく必要があるんだ」

大塚 「健康診断などの健康情報の取扱いも少し変わるんですよね?」

深田GL 「うん、健康情報は明確に3つに分けて取り扱うことになったんだよ」

新米 「3分類ですかぁ」

困ってる時に助けられるとどう思う?お店のイメージを上げる方法

お客さんに「この接客はワンランク上だな」と思われる対応ができる事は理想的ですが、いったい何がそれを可能にするのでしょうか。接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、自身の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』で、強風で髪が乱れる、雨に濡れる、など「お客さんの急なトラブルをあらかじめ予測したサービスの備え」が好感度アップに繋がるとし、そんなシーンに遭遇した際に取るべき具体的方法を記しています。

予測できる不測

メールマガジンのあとがきで、私はよく「今日は風が強い」的なことを書きます。実際、我が家の近所は風が強い日がやたらと多くて、髪がボサボサになるのです。そのせいで、どこかで鏡を見て、髪を直す必要が出てきます。家を出る段階では、予測していないので不測の事態なわけです。

しかし、例えばこういう、風が強いとか今日は気温が下がるとか、雨が降るとか、そういうことを書いているのは、何も文句が言いたいからではありません。これら、不測の事態を予測しておくためには大切なことだと思っているからです。

お客様は、普段生活をしている中で不測の事態に襲われることがあります。風が強い日は、髪のセットが崩れたり、急な雨の日には、全身濡れてしまったり、夜になって急に気温が下がる時には、ものすごく寒い思いをしたり。お客様自身は、そうなることを想定していないことがほとんどですよね。

しかし、お店側としては、ある程度こういう不測の事態も予測することは可能です。そこに対して、ケアができるフォローができるということは、お客様からすると、とてもありがたいことになります。

急な雨に降られてしまって濡れた時に、お店へ入ったら、「お客様、大丈夫ですかこちらのタオルをお使いくださいね」とタオルを貸してもらえたら、どうでしょうか?とても助かりますよね。それだけで買う買わないを決めるわけではありませんが、少なくとも、そのお店の印象はとても良いものとなるはずです。

不測の事態は、天候ばかりとも限りません。

アパレルショップでは、アイロンやシミ抜きを店舗に持っているところは多いですが、これもお客様の不測の事態をリカバリーすることができます。例えばこれも、買い物に来てくれたお客様のお洋服にシワがあったとしたら、スチームアイロンなどでシワを取ってあげるなんてこともできるでしょう。それだって、お客様からすればとても助かることです。

【書評】なぜ徴用工も慰安婦も「強制ではない」と言い切れるのか

現在の日本史の教科書には「徴用工は強制連行だった」とはっきりと書かれています。しかし、それは「真実」なのでしょうか。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』では編集長の柴田忠男さんが、政治活動家・ジャーナリストである櫻井よしこさんが、徴用工における貴重な証言を書き記している一冊を紹介しています。

偏屈BOOK案内:『問答無用』

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問答無用
櫻井よしこ 著/新潮社

日本はずっと前から、歴史問題で事実と反する非難を中国や韓国から浴びせ続けられている。そして朝日新聞の事例で明らかなように、日本に対する不条理な非難のほとんどは日本人が原因を作ってきた。日本人が日本の歴史を暗黒の侵略の歴史と見做して、捏造を盛大に盛り込んで内外に拡散してきた。

教科書がいまなお異常な暴走状態にある。著者はいま中韓両国が日本糾弾の材料にしている徴用工問題について、各社の教科書の記述をチェックした。どの教科書も、徴用工は強制連行だったと、まったくの虚偽を教えている。

東京書籍は日本史Aで、「大東亜共栄圏」として「約70万人の朝鮮の人々が朝鮮総督府の行政機関や警察の圧力のもと日本本土に強制連行された」と記述している。実教出版は高校日本史Bで、「労働力不足を補うため、1939年からは集団募集で42年からは官斡旋で44年からは国民徴用令によって約80万人の朝鮮人を日本内地や樺太アジア太平洋地域などに強制連行した」とする。

山川出版社は「詳説日本史」「新日本史」「高校日本史」で各々、「数十万人の朝鮮人や占領地域の中国人を日本本土などに強制連行し、鉱山や土木工事現場などで働かせた」「朝鮮人や占領下の中国人も日本に連行されて鉱山や工場などで労働を強制された」としている。三社とも反日プロパガンダに邁進中だ。

これでは、中韓の不条理な歴史非難に反論する正しい知識を身につけることはできない。日本を非難することが真に良心的なのだと考える若者や、日本を貶めることを生き甲斐にする人々が増加し、その負の連鎖に落ちこみかねない。安倍首相以前の日本の首相は、歴史問題で事実を発信してこなかった。むしろ、政府はなあなあで中韓のゴリ押しを受け入れてきた。歯痒いったらなかった。

笑って使って。金運の神に「エコヒイキの対象」にしてもらう方法

「金は天下の回り物」。昔の人は上手い事を言ったものです。現代でも、お金の出入りに人びとは一喜一憂するものですが、少し考え方を変えてみてはいかがでしょう。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では著者の佐藤しょ~おんさんが、ご自身が実践されているという金運上昇のマル秘テクニックを紹介しています。

おカネを出すときにはニッコリと

金運について書くと、途端に精読率が上がるので、久し振りに金運について解説してみます。

金運というと外から自分に入って来るモノだと考える人が多いのですが、ここは視点を逆にすべきなんですよ。おカネってエネルギーを持っているブーメランですから、受け取るためにはまずは自分から外に出さなきゃならないんです。

それがおカネを使うということです。そして金運は、おカネを使ったときのあなたの態度有様で決まるんですよ。

誰しも資本主義の世界でおカネを使うのは躊躇するモノで、出来ればそのおカネは使わずに済ませたいと考えるわけですよね。そうやって支払う機会を少しでも先延ばしにし、支払う金額も少なくしたいと考えるわけです。ここが金運の落とし穴なのです。

先ほど私は、「おカネを使ったときの態度、有様」が重要だと書きました。金運はエネルギーそのものですから、このエネルギーがポジティブになれば、後々ジャンジャン入って来るようになるわけです。この場合のポジティブとは何かといえば、これはおカネに対する態度そのものなんですよ。

みなさんの中にはたぶん、

 ■ おカネを使う→おカネが減ってしまう→だからイヤ

というロジックが存在していて、だからおカネを使う場面で渋い顔や態度をしてしまうんだと思うんです。ところがこれをおカネの側から見たら、

 ■ おカネに触れたときにイヤな態度を取った

と受け取るわけですね。理由はどうあれ、イヤイヤおカネに触ったという履歴がエネルギーに含まれるわけです。この態度があなたの金運を下げるのですよ。

だったらどうしたら良いかは分かりますよね。

おカネを出す場面で、ニッコリと微笑んでおカネに触れるのですよ。

おカネを出すのって気持ちが良いなぁ、おカネに触れるのって気分良いよね~という態度でおカネに接したら、これはプラスの感情つまりエネルギーを付加したことになるわけです。

フツーの人はおカネが入って来るときにはニコニコしますが、出ていくときには仏頂面をするわけです。そこであなたがニコニコしておカネを出したらこれは金運の神様的にはエコヒイキの対象になりますよ。この場面でプラスのエネルギーを出す人なんて珍しいですからね。

だからどんな場面でも、たとえぼったくりバーで不当な請求をされても、おカネを払うその時だけは、金運の神様に印象づけるかのようにニッコリと微笑みつつ、財布からおカネを出すのが正しいのです。そして一言、

 ● 出したおカネが倍になって帰って来てね

と呟けば良いんです。

私はこのワザを使うようになってから、ホントにおカネには困らなくなりましたから。

鋼鉄王カーネギーに学ぶ、通り過ぎようとするチャンスの掴み方

「自分はツイテない、チャンスが巡ってこない…」。そんな風に考えたことがある方は、思考のチェンジが必要のようです。今回の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では著者で現役弁護士の谷原誠さんが、工場の糸巻き係から「鋼鉄王」と称されるほどの大実業家に上り詰めたアンドリュー・カーネギーの、チャンスを逃さずモノにする考え方を紹介しています。

チャンスに変える勇気

こんにちは。弁護士の谷原誠です。

アンドリュー・カーネギーは世界の鋼鉄王と言われた大成功者です。彼は、10代の頃、工場の糸巻き係に就職をしています。その時、まさか自分が工場の糸巻き係から、世界の鉄鋼王にまでなるとは思ってもみなかったでしょう。

その工場で一生懸命働き、糸巻き係から簿記係に昇進し、その後、電信局の電報配達人に転職しました。電報配達人として働いている時も、まさか自分が世界の鉄鋼王になるとは思ってもみなかったでしょう。

その際も一生懸命働き、その仕事ぶりが認められ、ペンシルベニア鉄道会社に引き抜かれます。そして、その後、自らの会社を設立して鋼鉄王にまでなったのです。

彼は言っています。

チャンスに出会わない人間は、一人もいない。それをチャンスにできなかっただけである。

実際、彼が、電信局に就職した際のエピソードにこのようなものがあります。面接で採用が決まり、面接官から「いつから勤められますか?」との質問されたカーネギーはこう答えたそうです。

できることなら、今すぐ働きたい。

彼は、なぜこんなことを言ったのでしょうか?職を確実に自分のものにするためです。1日でもスタートを先に延ばせば、翌日にはもっと能力があり会社にとって望ましい人が来るかもしれない。そうなれば自分が働く機会を喪失してしまうと考えたからでした。また、こうも言っています。

一番確実な方法は、エネルギーのすべてを、特定の分野に注ぎこむやり方だ。

今、私たちがどんな小さな仕事をしていたとしても、カーネギーのように鋼鉄王になる可能性はあるのだと思います。

目の前の仕事にエネルギーを全力で注ぎ込み目の前を通り過ぎようとするチャンスを確実にものにしている努力をすることが大切なのだと思います。

今回は、ここまでです。

日本が沈む。教員の子すら教師になりたがらない、教育現場の惨状

現在「教員」という職が「志願者の減少」という危機にあることは広く知られていますが、「教員になりたがらない」という悪循環はどこからきているのでしょうか。今回の無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』では、著者で漫画『ドラゴン桜』の指南役としても知られる親野智可等さんが志願者減の原因を分析するとともに、教育現場の改革を強く訴えています。

日本の教育改革は、なぜ失敗するのか?

報道によると、2019年度(2018年度に実施した)の公立学校教員採用試験の倍率は4.0倍とのことで、6年連続で低下を続けています。特に顕著なのが東京都における小学校教員の倍率で、なんと2.7倍です。これは、もはや危機的状況と言わざるを得ません。倍率が下がると質が担保できなくなるからです。

大学の教育学部を志願する学生も減り続けています。教育学部以外で教職課程を履修していた学生も途中で放棄するケースも増えているようです。

なぜ、こんなことになってしまったのでしょうか?いろいろな理由がありますが、一番大きいのは教員の仕事があまりにも多忙で超過重労働によってブラック化しているからです。2017年度に、精神疾患になって休職した教員は5,077人にも上ります。

給料も下がり続けています

以前は、親が教員である場合その子どもも教師になることが多かったです。でも、今それも減っています。教員である親を見ていれば、子どもも「これは大変だ。自分はやめておこう」となりますよ。以前は教師である親が、わが子に「先生はいいぞ。やりがいがあって給料も高い。お前も先生になれ」と言っていました。でも、今は「やめとけ」と言います。

では、どうしたらいいのでしょうか?

絶対に必要なのは、教育予算を増やして教員を増やすことです。1人の先生が最大40人まで受け持つ(40人学級)などという状態は、先進国で唯一、日本だけです。ヨーロッパもアメリカも、先進各国はどこもかしこも30人以下です。しかも、複数担任制が常識化しています。1人の教員ではなく2人以上の教員が受け持つのです。

同じ空間に複数の大人がいるので、教員による暴言や体罰も防げます。セクシャルハラスメントや性犯罪も防げます。それぞれの子どものニーズに合わせた対応も可能になります。子どもの学力に応じた指導も、心のケアも、よりきめ細かくできるようになります。いじめの発見率も高まります。学力にしても、いじめの問題にしても、1人の教員が見る人数を減らさないことには、どうしようもありません。

東京・恵比寿の路上にミツバチ「1万匹」情報。SNSに動画や画像も

東京・渋谷区恵比寿1丁目の路上で18日午前、ミツバチが大量に飛んでいるとの情報が渋谷区役所に寄せられたと、朝日新聞などが報じた。けが人などは出ていないが職員が見回りに当たっているという。

渋谷区の養蜂家が巣箱を置いて回収にあたっているとのことだが、ミツバチの数は「1万匹」との情報も。

現在、この近くを偶然通りかかった人たちによって、画像や動画などがSNS上に投稿されている。

ツイッターユーザーの、めんたい(@apphunu)さんは、商店街の旗に群がるミツバチを撮影した画像と動画をツイッターにアップ。いかに大量のミツバチが飛んでいたかが分かる画像と動画で衝撃的だ。



そのほかTwitter上にアップされた「恵比寿ミツバチ」の投稿



朝日新聞の報道によると、渋谷区の養蜂家・長島房子さんが同日午前8時半ごろ近くの住人から連絡を受けて駆けつけて、ミツバチの回収にあたっているという。

現場近くには体長1cmのミツバチが1万匹ほどいるとし、いまの時期のミツバチは新しい女王蜂が誕生し、かつての女王蜂が新たな巣を見つけるため、ほかの蜂を連れて集団で飛ぶことがあるとのこと。今回のミツバチ大量飛来も、その可能性がありそうだ。

最近では、4月3日にも鹿児島市でも大量のミツバチが発生し、養蜂家が巣箱に戻す事案が発生していた。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

image by: めんたい(@apphunu)さんTwitter

あいみょんインタビュー「息子が生まれたら“しんのすけ“って名付けたい」

昨年末はNHK紅白歌合戦にも初出場を果たすなど、米津玄師と並び、いま最も勢いに乗っていると言われる女性シンガーソングライター・あいみょん。そんな彼女が『映画クレヨンしんちゃん新婚旅行ハリケーン〜失われたひろし〜』の主題歌「ハルノヒ」をリリースするということでMAG2 NEWSが早速直撃取材してきました。独特の世界観を持つあいみょんがなぜ「クレヨンしんちゃん」?と思ったのもつかの間、実は彼女、インタビュー中も想像を超える『クレヨンしんちゃん』愛…いや、オタクっぷりを惜しげもなく発揮、周りが軽く引くぐらいのマニアックなネタに取材陣もタジタジに!?

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彼女の楽曲が一日中、脳内から離れないという方もいるぐらいだ。メロディアスなサウンドに乗せられた独特な歌詞が耳に残り、曲を聞いていないふとした時でも、一度自分の中で「脳内再生」がかかるとしばらくずっと曲がグルグルとかけまわる。これがとてつもなくエモく、そして心地よい。10代20代のみならず幅広い層から「まるで自分のことを歌っている」と共感させる彼女の才能はまたたく間に日本に浸透していった。

そんな彼女が新曲として書き下ろしたのが、4月19日より公開となる『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜』の主題歌「ハルノヒ」。今作がしんちゃんの両親である野原ひろしとみさえの“いまさらの新婚旅行”を描いていることから、原作の中で描かれたひろしのみさえへのプロポーズに着想を得て、主題歌は“ひろし目線”で制作したという。子どもの頃から『クレヨンしんちゃん』の大ファンだというあいみょんに、楽曲制作の舞台裏を聞いてきました。

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弟に紅白に出るよりすごいと言われた(笑)

──オファーを受けたときの感想は?

「純粋に嬉しかったです。私の家族が喜ぶなって思ったので、やらないってことはまずないなって思いました」

──小さい頃からずっと『クレヨンしんちゃん』が好きなんですよね。

「物心ついたときから好きです。しんちゃんの映画に自分が携われるなんてすごいことだって思いました」

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──どういうところが好きですか?

「しんちゃんは映画だとはちゃめちゃで面白いところもありつつ、家族愛とかカスカベ防衛隊の絆だったり、非現実な世界なんですけど、現実をすごく描いていて、普段、自分が日常の生活をしている中でもリンクするようなシーンがあります。ふとした瞬間、共感できるところでもあり、グッとくるところでもあって、そういうところがいいなって思います。絶対ないやんっていうところと、あるあるっていうところの絶妙なバランスがあるんでしょうね。35年ローンを抱えているところなんて、すごくリアルですよね(笑)」

──映画もかなりご覧になっているんですか?

「そうですね。妹と弟もすごく好きで一緒に観たりします」

──今回の主題歌の件、妹さんと弟さんの反応は?

「めっちゃ喜んでました。弟が特に喜んでましたね。紅白よりもすごいって言っていました(笑)」

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──楽曲に込めた思いを教えてください。

「テーマが家族ということで、今更だけど新婚旅行に行くと聞いたので、野原一家のことを書けたらいいなって思いました。今までにないくらい『クレヨンしんちゃん』に寄り添った主題歌にしたかったですし、私自身がこれだけ好きなんやっていうのもあって、プロポーズを描きたいと思いました。野原一家の始まりの物語ですね」

──ひろし目線ですよね。

「そうですね。台本はもちろん読み込ませていただきましたが、私なりに『クレヨンしんちゃん』を知っている部分があるので、そこを書きました。プロポーズした場所は描かれているんですけど、その後は描かれていなくて、ここは自分の妄想を盛り込みました

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春日部なのに、なぜ「北千住」なのか?

──自分が知っているクレヨンしんちゃんでここは絶対書きたいというところは?

「北千住の駅はテーマでした。でも、チャレンジングでした。クレヨンしんちゃんの舞台は春日部であって、今回の映画はオーストラリアが舞台なので、北千住ってどこからの情報かわからないようなワードを入れることへの不安はあったんですけど、北千住は私の中で絶対的なテーマだったので、それを受け入れてくださったスタッフのみなさんにありがとうございますって」

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──ひろしがみさえにプロポーズしたのが、〈北千住駅〉なんですよね。

「そうなんです。これは絶対コアなファンじゃないと知らない事実であって、映画を観たときに北千住ってなんでやろ?ってひっかかりになってくれたらいいなって」

──北千住にどんなイメージがありますか?

「なんも考えてないです。実は行ったことないんです。ひろしとみさえのプロポーズの場所という認識です。だから、すごくキラキラしていて、木漏れ日って感じなんです。缶とか落ちていたら嫌だなって(笑)。いずれは見に行きたいです」

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──あいみょんさんといえば、物語性がある楽曲が特徴的ですが、今回意識したことは?

「野原家の始まりが北千住の駅で2人は家族になって、最後の歌詞に住み慣れた駅の、って書いて、それは春日部駅なんですけど、そこはあえて春日部とは歌わなかったというのがオチとしてはあって。もちろんクレヨンしんちゃんの主題歌としてリリースされますが、私の曲としてもリリースされますし、野原一家のことを歌っていますが、そこを飛び越えていろんな家族や恋人に聴いてもらえるなったらいいなって。最後の駅だけは指定しないほうが、みなさんも住んでる駅があるので、その駅は人それぞれかなって思いました。ただ私の中ではしんちゃんが好きすぎるので(笑)、タイトルで春日部を少し意識して「ハルノヒ」ってしました」

──今回の映画で楽しみにしているシーンは?

「レコーディング中に映画の資料があったので、ちらっと観たら、本編に出てくるイラストがあって、それを見たら涙が出てしまって。この絵が出てくるシーンがすごい楽しみです。すごくいいイラストなんです。一家のすべてを物語っているなって思います」

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──印象に残っている作品はなんですか?

「2001年公開の『オトナ帝国の逆襲』ですね。これを観て、太陽の塔に出会い、今では岡本太郎の虜です。また、吉田拓郎さんやベッツィ&クリスに出会わせてもらって、ベッツイ&クリスは私が生まれて初めて買ったレコードなんです。あの映画自体に影響をもらっていて、しんちゃんのセリフで「ハロー、ハロー、岡本太郎」っていうのがあるんですけど、それもすごく好きです。それぞれの映画に名シーンがありますし、どれも好きです。『栄光のヤキニクロード』もやばいですもん。みさえが熱海まで泳ぐシーンが好きです。すごいです。この映画でセグウェイを知ったんですよ。しんちゃんはいつもあたしに新しいことを教えてくれる!って。どれも題材が新しいんですよね。今回なんて「失われたひろし」ですからね(笑)。毎回ワクワクさせてくれますね」

もし息子が生まれたら「しんのすけ」と名付けたい(笑)

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──もし、しんちゃんみたいな息子がいたら?

「最高ですね。私、姉と妹がいるんですけど、姉が子ども3人、妹が4人いるんです。妹は女の子3姉妹なんです。4人目妊娠中に男の子だったら絶対「しんのすけ」って名付けるって言っていました。うちの家族、しんちゃんが好きすぎて、次男の子生まれたら「しんのすけ」って言い合うんです(笑)。お姉ちゃんは変なこだわりがあるから、別の名前にしたんですけど、妹は絶対ひらがなで「しんのすけ」って決めていて。結局また女の子だったのでつけられなくて、「しんのすけ」は私にチャンスがあるんです。というぐらい、しんちゃんが大好きだし、こんな息子がいたら絶対いい。楽しいですよね」

──いたずらしても構わない?

「もちろん、いいです。しんちゃんは根っこは優しいですし、妹思いなんです。『嵐を呼ぶジャングル』を観てほしい。しんちゃんがすごいお兄ちゃんというのがわかる映画なんですよね。あと、しんちゃんが涙流すときとか、たまらないですね。涙のシーンは、『嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾!』を観てほしいです。シロが連れていかれるんですけど、そのときしんちゃんが泣くんです。『歌うケツだけ爆弾!』ってタイトルがやばいですけど、泣けるんですよ。5歳児ならではのアホっぽさもありつつ、5歳って大人のことも理解しつつ、感情がしっかりしているなって思います」

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──こういう家族って憧れますか?

「憧れはどうかな(笑)。でも、近所にいてほしいです。横にいてほしい。いや、横の横がいいかな。家とか急にどーんって崩れたりするので(笑)、横の横ですね」

──ひろしとみさえの関係についてどう思いますか?

「アニメではけなしあう感じですけど、映画とかになると家族の愛が描かれるのでいいですよね。ひろしとみさえがいなかったら、野原しんのすけもいないので、いい夫婦だなって。でも、夫婦っぽくないですよね」

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──でも、急に恋人っぽくなることもありますよね。

「特に漫画で恋人っぽくなって、結構、際どいところまで描いているんです」

──ひろしについてはどう思いますか?

「めちゃめちゃいい男ですよ。『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』という映画があるんですけど、これは号泣ものですよ。ひろしがマッサージに行ったら、ロボットに改造されちゃうんです。辛いですよ。『ロボとーちゃん』最高ですよ。もうね、スタンディングオベーション。ひろしを描く映画も多くて、ひろしって大黒柱なんだなって。映画とかでも、たいていお前が先に行けっていうようなシーンはひろしなんです。『オトナ帝国の逆襲』もエレベーターのシーンで行け!って、家族を守る人で人間味あふれる人だなあって」

──ひろしみたいな人と結婚したいなって思いますか?

「うーんと、知り合いの知り合いの旦那ぐらいにいてほしいですね。すごい人がいるなって(笑)」

──しんちゃんとあいみょんさんに共通点はありますか?

「小さい子って無知であるからこそ、すごいことができるじゃないですか。野原しんのすけって好奇心が旺盛かつ可能性に満ちた5歳児で、そういうところは、私も忘れたくないなって感覚ですね。小さい子ってなにもわからないから、砂とか食べるじゃないですか。私が今、それをやっていたらやばいんですけど(笑)、5歳児ならではの可能性を秘めていて、そこは面白いなと思ってみています。自分としんちゃんが似ているというよりかは、私もこういうときがあったんやろうなって。実際、甥っ子とか生まれると、しんちゃんぽいなって思うときがあるし」

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──あいみょんさんが5歳のときはどんな子どもだったんですか?

ピアニカ極めていたかもです(笑)。あと、泥団子作ってました。ピカピカの。一つのことに夢中になっていました。それこそ、5歳のころはしんちゃんを観ていたと思います。当時のアニメの主題歌も覚えていますね。だから、自分が主題歌を歌うってすごいことですよね

──主題歌はカラオケで歌いますか?

「主題歌ではないんですけど、よしだたくろう(現・吉田拓郎)さんの『今日までそして明日から』はすごい好きなので、歌いますね。あと、『ダメダメのうた』とか、いかに噛まないで歌えるかってチャレンジではありますね(笑)。私の先輩方も曲を提供していて、きゃりーちゃん(きゃりーぱみゅぱみゅ)や(高橋)優さんもなんです。優さんには、決まりましたって報告しました。「おっ!」て言ってました(笑)。毎回毎回、主題歌とかほんと、楽しみですよね」

姪っ子が映画館で曲を聞いた時、私の本名を叫ばないか心配(笑)

──『クレヨンしんちゃん』が家族がテーマということで、あいみょんさんの家族の思い出を教えてください。

「うちは兄弟が多いので、家族旅行になかなか行けなかったんです。旅行って田舎に帰るぐらいしかなくて、すごく思い出に残っているのが、ユニバーサルジャパンに行きたいけど、兄弟が多いから行かれへんってなって、ユニバーサルジャパンの門の前で写真を撮って帰ってきました(笑)。切なかったです。今はもう笑い話ですけど(笑)。家族とどこか遠くに行ったことがないので、これから連れていってあげたいですね」

──どこに行きたいですか?

「東京に来てもらいたいです。うちの家族、新幹線にあまり乗ったことがないので、弟を新幹線に乗せたいです。ディズニーランドに行きたいです」

──『クレヨンしんちゃん』を家族みんなで映画館で観るのはいかがですか?

「それいいですね。家族の話ですしね。でも、怖いのが、観に行ったら、曲が流れたとき、姪っ子とかが私の本名を叫ばないかなと思って。すごく怖いんですよ(笑)」

──あいみょんさんの『クレヨンしんちゃん』愛というかオタクっぷりにびっくりしました。

「いやー、もう本当に大好きなんです。「SHIN-MEN(シン-メン)」ってご存知ですか?『クレヨンしんちゃん』内で放送されていたコーナーアニメなんですけど、オープニングの曲が好きすぎて。シリーズ化してほしいぐらい好きなんです。(突然、歌い出し)僕らのシンメン。でも、私の中ではまだ詳しくないと思っています」

──まだ!?

好きになったらとことん極めたいタイプなので、今回をきっかけにしんちゃんをもっともっと極めたいと思いました。しんちゃんはほんと奥深いです」

インタビュー・文/杉嶋未来
撮影/能美潤一郎

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あいみょん

1995年3月6日生まれ、兵庫県西宮市出身。2016年11月にシングル『生きていたんだよな』(ワーナーミュージック・ジャパン)でメジャーデビュー。2017年5月に2ndシングル『愛を伝えたいだとか』、8月に3rdシングル『君はロックを聴かない』を発表し、9月に1stフルアルバム『青春のエキサイトメント』をリリース。2018年8月に発売した『マリーゴールド』が大ヒット、紅白歌合戦への出演も果たした。2019年2月には2ndアルバム『瞬間的シックスセンス』をリリース。5月からは対バンツアー『AIMYON vs TOUR 2019 “ラブ・コール”』、10月からは自身最大規模のワンマンツアー『AIMYON TOUR 2019 -SIXTH SENSE STORY-』を開催する。

Information

映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~

原作:臼井儀人(らくだ社)/「月刊まんがタウン」(双葉社)連載中/テレビ朝日系列で放送中
監督:橋本昌和
脚本:うえのきみこ、水野宗徳
製作:シンエイ動画・テレビ朝日・ADK・双葉社
声の出演:小林由美子、ならはしみき、森川智之、こおろぎさとみ 他
(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2019
ヘアメイク:宮下侑子
スタイリスト:服部昌孝

4月17日(水)CD発売
7thシングル「ハルノヒ」MUSIC VIDEO

※記事内の一部人名に誤りがありましたので修正いたしました。関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。

韓国に黄信号。日米朝の信頼を失った文在寅大統領の早すぎる寿命

先日掲載の記事「詰んだ韓国。サムスン営業利益60%減の衝撃と文大統領の暗い命運」でもお伝えしたとおり、任期3年を残しながらも政権運営に黄信号が灯る韓国の文在寅大統領。日米、そして北朝鮮からも信頼を失い、国内でも猛批判に晒されています。韓国現政権の「寿命」はこのまま尽きてしまうのでしょうか。台湾出身の評論家・黄文雄さんが自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』で分析しています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2019年4月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【韓国】日米から見放され、親北団体に翻弄される文在寅政権の「寿命」

やりたい放題の民労総「釜山の日本領事館前を『抗日通り』に」

4月11日に行われた文在寅大統領とトランプ大統領の米韓首脳会談では、2人だけの会談は2分しかなかったということで、いかにトランプ政権が文在寅政権に不信感を持っているかということが、韓国や日本のニュースなどでもさかんに報じられています。

文在寅大統領は「開城工業団地と金剛山観光の再開」に向けたアメリカ側との協議を求めましたが、トランプ大統領から「今は適当な時期ではないと一蹴されてしまいました。

文在寅を「金正恩のスポークスマン」と批判して物議を醸した韓国の最大野党・自由韓国党の羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)院内代表は「文氏の深刻な『会談中毒』が確認された」と述べ、「4月12日の最高人民会議での施政演説で、金正恩は制裁緩和なしには非核化する意思がないことを示したのに、文在寅氏だけが非核化の意思を表明したと述べている」と痛烈に批判しました。

韓国野党、文大統領は「会談中毒」=南北対話推進を批判

文在寅政権に厳しい態度の朝鮮日報も、社説で「この韓米首脳会談は一体何だったのか」と疑問を投げかけています。

【社説】この韓米首脳会談は一体何だったのか

しかも、米朝の「仲裁者」であることを自負してきた文在寅大統領は、金正恩委員長からも4月12日の施政方針演説で「南朝鮮(韓国)当局は、すう勢を見てためらったり、騒がしい行脚を催促しておせっかいな仲裁者』『促進者』の振る舞いをするのではなく、民族の一員として気を確かに持って自分が言うべきことは堂々と言いながら、民族の利益を擁護する当事者にならなければならない」と批判される始末です。

金正恩氏、文政権に「おせっかいな仲裁者ではなく…」 米韓首脳会談も不調、苦しい立場に