プーチンから日本国民を守るのに「憲法改正」が本当に必要なのか?

ウクライナ侵攻というプーチン大統領の蛮行を受け、にわかに大きくなり始めた改憲を唱える人々の声。憲法改正を党是とする自民党も、その実現に向け動きを活発化させています。このような流れに異を唱えるのは、元全国紙社会部記者の新 恭さん。新さんは自身のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』で今回、人の情や恐怖心に訴え改憲の賛同を得ようとする自民のやり口を批判するとともに、彼らが作成した憲法改正草案の内容を疑問視。さらに改憲で全てが解決するかのような議論を強く非難しています。

 

幻想の先に待つ国家の破滅。憲法改正で全てが解決するという妄言

憲法記念日の5月3日。改憲派が憲法改正を叫び、護憲派が改正反対を訴えて、それぞれに集会を開く。毎年、繰り返されてきた風景である。だが、今年は改憲派の熱量がいつにも増して凄まじい。

「ウクライナの問題は即、中国に結びつけて考え、準備しなければわが国の命運はどうなるかわからない」

日本会議系の「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が開いた「公開憲法フォーラム」で、共同代表の櫻井よしこ氏はそう呼びかけた。

そして、憲法改正が進まない現状を嘆き、「なぜ専守防衛を引きずるのか。どうやって国を守るのか。日本男児ならもっとがんばれ」と檄を飛ばした。

この集会には自民、日本維新の会、国民民主の各党代表が出席した。「日本男児なら」と“女教祖”に尻を叩かれた国会議員の面々である。

岸田首相はビデオメッセージを寄せた。「憲法改正に向けた機運をこれまで以上に高めていきたい」。昨年の菅前首相のそれをほぼ踏襲する内容ではある。

安倍元首相が憲法9条に自衛隊の存在を明記する条文を加えるようビデオメッセージで主張したのは2017年のこの集会だった。

もちろんハト派の「宏池会」を率いてきた岸田首相からは、安倍元首相のような意気込みは感じられないのだが、昨秋の衆院選後、岸田首相が麻生太郎副総裁に漏らした次のひと言が、改憲積極姿勢への転換をあらわすものと受け止められている。

「後世に名を残すことに取り組みたい」。

安倍元首相も「リベラルな姿勢を持つ岸田政権だからこそ、改憲の可能性は高まった」と、岸田首相をけしかけている。

たしかに、毎日新聞の直近の世論調査では、岸田首相の在任中に憲法改正を行うことについて、「賛成」の回答は44%で、「反対」の31%を大きく上回っている。ちなみに安倍政権下での憲法改正について、2020年4月の調査では「賛成」が36%で、「反対」の46%をかなり下回っていた。

自民党は自衛隊明記や緊急事態条項創設など4項目の改憲案を掲げて夏の参院選にのぞむかまえだ。参院選に勝利すれば、国民の信任を得たとして、憲法改正の議論を進めやすくなる。衆院を解散しない限り、次の参院選までの3年間は国政選挙がないのも、好都合だ。

それにしても、なぜそこまで憲法改正に躍起になるのだろう。いまの日本国憲法では国民を守れないというが、果たしてそうだろうか。

日本国憲法は、第一次世界大戦への反省から生まれた多国間の「不戦条約」がもとになっている。

ヨーロッパを中心としたこの戦争は、国のもてる力をあげて取り組む初めての総力戦だった。戦車、飛行機、毒ガスなどの新兵器が投入され、それまでの戦争とは比較にならぬほど夥しい犠牲が出て、人々の生活に深刻な影響をもたらした。

 

元国税調査官が解説。中国が絶対に台湾を手放すことができぬ「経済的理由」

「一つの中国」を声高に主張し、台湾を自国の一部と唱え続けている中国。軍事侵攻も辞さない姿勢を取り続ける習近平政権ですが、そこまで台湾にこだわり続ける理由はどこにあるのでしょうか。今回のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』では元国税調査官で作家の大村大次郎さんが、これまであまり語られてこなかった経済面から台湾問題を分析。さらに尖閣や南沙諸島に手を伸ばさざるをえない事情についても解説しています。

※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』の2022年5月1日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール大村大次郎おおむらおおじろう
大阪府出身。10年間の国税局勤務の後、経理事務所などを経て経営コンサルタント、フリーライターに。主な著書に「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)がある。

 

中国が台湾を絶対に手放さない経済的理由

ロシアのウクライナ侵攻をきっかけにして、昨今では中国の台湾侵攻についても論じられるようになっています。「これを機に中国も台湾に侵攻するのではないか?」ということです。

台湾問題については、これまで政治的、軍事的観点からさんざん論じられてきました。なので、筆者は経済面、お金の面から台湾問題を分析したいと思います。

台湾というのは、かつて中国が共産党と国民党が争い、国民党が破れて逃げ込んだ地です。第二次世界大戦後、中国では、これまで政権を握っていた国民党と、新たに勃興していた共産党とが、全土で戦争を繰り広げていたのですが、最終的には共産党が勝利し「中華人民共和国」を建国したのです。が、台湾に逃げ込んだ国民党は、台湾を支配をつづけました。そういう状態が70年以上続いているのです。

アメリカを中心とする西側諸国は、国民党政府を支持していましたので、共産党が「中華人民共和国」を樹立しても、これを認めず、台湾の国民党政府を唯一の中国を代表する政府だと認め続けていたのです。

が、1979年にアメリカと中華人民共和国を国交を樹立し、中国での政権として認めたので、国際的にも中華人民共和国が中国を代表する政府ということになったのです。

しかし台湾の国民党政権は、中国を代表する政府としては認められなくなりましたが、それ以降も事実上「中華人民共和国」とは別の国家として存続してきました。

「台湾と中国は70年間も別々の政府だったのだから、もう分離でいいじゃないか?」

世界ではそう思っている人も多いはずです。

しかし、中国は頑なに台湾の領有を主張し続け、もし台湾が独立を強行するならば一戦も辞さないという態度をとり続けています。

中国が台湾を手放さないのは、もちろん国家としてのメンツもあります。が、それ以上に経済的な事情が絡んでいるのです。

 

「むし豚」「豚足」で大ヒット。京都発祥の居酒屋が東京で大繁盛の訳

都内最古と言われるコリアンタウンを擁する上野の街で、韓国料理の定番メニューを看板に掲げる、京都発祥の大衆居酒屋「マルミヤ亭」が人気となっています。同店の何が東京の居酒屋通を惹きつけているのでしょうか。今回、「マルミヤ亭」大ヒットの秘訣を探るのは、『月刊食堂』『飲食店経営』両誌の編集長を経て、現在フードフォーラム代表を務めるフードサービスジャーナリストの千葉哲幸さん。千葉さんは同店の魅力的なフード・ドリンク両メニューを紹介するとともに、努力が報われる店舗運営法を高く評価しています。

プロフィール千葉哲幸ちばてつゆき
フードサービスジャーナリスト。『月刊食堂』(柴田書店)、『飲食店経営』(商業界、当時)両方の編集長を務めた後、2014年7月に独立。フードサービス業界記者歴三十数年。フードサービス業界の歴史に詳しい。「フードフォーラム」の屋号を掲げて、取材・執筆・書籍プロデュース、セミナー活動を行う。著書に『外食入門』(日本食糧新聞社発行、2017年)。

ニッチな大衆居酒屋を個人事業主が運営する強い飲食店スキームで大ヒット

「豚足」(=チョッパル)、「むし豚」(=ポッサム)は韓国料理の一つ。しかも、手が込んだ料理で、酒のつまみとなると格別である。豚足は美容効果のある「コラーゲン」で注目されていることから、熱烈な女性ファンも多い。

この二つを看板メニューとする店が昨年12月、東京・御徒町にオープンした。店名は「マルミヤ亭」。この上野・御徒町界隈は韓国系の飲食店が多数ある。老舗の焼き肉店から、家庭料理、チェーン系の韓国料理店と、利用動機に合わせてさまざまな“韓国”を楽しむことができる。そんな中にあって「マルミヤ亭」はこのエリアの“韓国料理”を一層奥深いものにした。黄色の背景に黒い文字とよく目立つ看板で、「創業昭和四十六年」「京都発祥」「むし豚」「豚足」を文字が並んでいて、長く庶民に親しまれている飲食店であることが伝わってくる。

「レモンサワー」でブーム巻き起こす

同店を経営するのは株式会社ライト(本社/京都市左京区、代表/岩本俊一)。同社代表の岩本氏は、全国チェーン展開する外食企業で店舗開発を担当していた人物。2017年7月京都・河原町に「酒場エビス」を立ち上げ、飲食業で起業した。同社の店舗運営は個人事業主に運営を委託するという方式を採っていて、この同社1号店からこの仕組みで運営している。個人事業主は、売上と利益の中から決められた比率での報酬を受け取る。そこで、日々の営業で本来の力が発揮される。この仕組みの店舗は現在4店舗となっていて、東京の「マルミヤ亭」を運営するのは株式会社BASE(本社/京都市中京区、代表/定國陽一)。

BASE代表の定國氏は大阪の料亭で修業を積んだ料理人で、岩本氏とは前職であるチェーン化外食企業で知り合った。前述の通り岩本氏は店舗開発担当、定國氏は商品とダイニング事業を担当していた。

ライトの1号店である「酒屋エビス」は定國氏が店舗運営することでたちまち繁盛店となった。フードメニューの看板商品は「近江牛タン刺し」をはじめとする近江牛の肉刺し料理や、「名物肉豆富」といった京都の大衆酒場メニューをラインアップして、大衆的な業態でありながらクオリティの高さをアピールした。

定國氏の持ち味が発揮されたのは「レモンサワー」。定國氏は日ごろ大手メーカーの担当者、日本酒研究家、酒場女子などとレモンサワーの研究にいそしみ、そのアイデアを同店に生かした。レモンの産地を直接訪問するなどブラッシュアップに努めて、京都にレモンサワーブームを巻き起こした。

レジ袋有料化も意味無し?空気中にも漂うマイクロプラスチックの恐怖

海洋生物に蓄積することで知られるマイクロプラスチックですが、我々人類も、日常生活を営んでいるだけで体内に取り込んでしまっている可能性が高いようです。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、飲料水や食塩、空気中にもマイクロプラスチックが存在する証拠を取り上げるとともに、WHOの「マイクロプラスチックは人体に影響なし」という不可解な公式見解を紹介。さらにその元となるプラスチックごみの減量には企業の取り組みが不可欠とし、具体例を上げつつ企業サイドに対して自主的な努力を強く求めています。

 

恐怖のマイクロプラスチック

あたし的には「マジですかーーーー!!」ってレベルの大事件なのに、世の中的には何事もなかったかのようにスルーされ気味なのが、すでに今さら感もある「プラスチックごみ」による海洋汚染の問題だ。日本では3年前に当時の環境大臣だった小泉進次郎が「レジ袋有料化」を推進し、その後は「ストロー廃止」が声高に叫ばれるようになった。この辺の流れは、この問題に興味のない人も覚えてるだろう。

で、この問題がどうなったのかと言うと、この直後に新型コロナが始まったことで、もはや「プラスチックごみ」などどうでも良くなった。それどころか、スーパーの揚げ物コーナーや焼き鳥コーナーなど、自分の買いたいものをお客が自由にトングで取ってパック詰めするバイキング方式だった売場が、新型コロナ対策として、最初からコロッケが1個ずつ、焼き鳥が1本ずつ、個別の容器に入れられて売られるようになった。これは、プラスチックごみの大量増加の一端だ

そもそもの話、日本は毎年800万~850万トンのプラスチックごみを出し続けてるけど、このうちレジ袋が占める割合は全体の2%、ストローに至ってはわずか0.1%、両方を完全にゼロにできたとしても、プラスチックごみの総量は2.1%しか減らないのだ。これほどの「焼け石に水」の政策が他にあるだろうか?そして、日本のプラスチックごみの70%を占めるコンビニ弁当などの「容器類」は、何の規制もかけずに野放し状態だ。そのう上、新型コロナによって使い捨ての個別容器が大量増加したんだから、これじゃプラスチックごみなど増えこそすれ減るわけなどない。

結局のところ「レジ袋有料化」も「ストロー廃止」も、安倍政権が始めた「やってる感だけ政策」の一環だったというわけだ。そして、その後は新型コロナが始まったことで、世の中はプラスチックごみどころじゃなくなり、現在に至るというわけだ。ま、これはこれで大問題だけど、今回、あたしが言いたいのは、こうした政治的な問題じゃなくて、もっと根本的な「プラスチックごみ」の問題、とりわけ「マイクロプラスチック」の問題についてだ。

…そんなわけで、人類が製造し続け、廃棄し続けるプラスチックは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリスチレン、化学繊維など様々で、廃棄されたこれらのプラスチックが、肉眼で見えるか見えないかくらいまで小さくなったものがマイクロプラスチックだ。環境的な視点や科学的な視点などにより、直径5ミリ以下のものをマイクロプラスチックと呼ぶケース、直径1ミリ以下のものをマイクロプラスチックと呼ぶケースなどがあるけど、あたしが最も問題視しているのは、肉眼では見えないほど小さくなったナノレベルのマイクロプラスチックだ。

何故なら、プラスチックはどんなに小さくなっても自然に還ることはないので、原因を作った人類が責任を持って回収するしかない。でも、世界中の海水に混じっている肉眼では見えないマイクロプラスチックをすべて回収するなんて、福島第1原発で増え続ける殺人レベルの高濃度放射能汚染水を欠陥アルプスで完全に無毒化するような話で、正直、逆立ちしたって不可能だ。それに、マイクロプラスチックがあるのは海の中だけじゃない。海流に乗って世界中へと拡散し続けるマイクロプラスチックは、水蒸気と一緒に蒸発し、雨に混じって世界中の野山や田畑、水源地などへ降りそそいでいる。

 

名古屋市が証明した「減税すれば税収が増える」まぎれもない事実

増税で景気が悪化し、財政が苦しくなっては負担が増す負のスパイラルに陥っているわが国。減税こそが打開策で、名古屋市がいい例と説くのは中部大学教授の武田邦彦さんです。今回のメルマガ『武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』』では、名古屋市の河村市長が断行した5%の市民税減税により、その後の10年あまりで他の主要都市と比較して税収が大きく伸びている事実を明かします。武田教授は、会社や個人が稼いだお金の大半を国や自治体が取り上げるのは共産主義のやり方で、経済が発展しないのは歴史が証明していると解説。国民の手元に残したほうが公的機関より有効に使うと主張しています。

 

減税で税収が増加する証拠が出た!名古屋市河村市長の減税政策

減税して得するのは?名古屋市の減税政策からわかった事実

名古屋市の河村市長の政策を著者のように外側から見ていると、1)子供の生存、生活、教育、2)減税、3)名古屋城の建設、が目立つように思う。もちろん、多くの政策を進めておられるが、この3つは中心的なものであろう。その中で、ここでは名古屋市の減税とその結果を紹介したいと思う。

2009年に名古屋市では河村市長の公約に基づいて、議会の抵抗はあったものの約5%の減税がなされた。これは名古屋市としては個人市民税が約80億円、法人市民税が約40億円で、合計1年に120億円程度の減税になる。したがって、減税実施から昨年までで減税額の総額は約1200億円を超えた。

一方、減税によって税収が減ったかというと、減税だから税収が減るかどうかは関係がない。市民が税金を払うのが95%になったというだけで、5%は消失したのではなく、市民の手にあるからだ。だから、問題は、そのお金が「市役所に行った場合に比べて、市民が持っていた方が市の全体(市民+市役所)にとって良かったか悪かったか」という判定になる。

歴史的には、国民が働いて手に入れたお金を全部、国家が吸い上げて計画的に使うというのが共産主義であるが、すでに証明されているように、全然ダメである。ドイツは1945年に西ドイツと東ドイツに分割され、1990年に再統一されるまでの45年間に、西ドイツでは自由主義、東ドイツでは共産主義だったが、再統一された時には国の発展は24年の差があったとされた。つまり、あまり税金を取らない場合に比べて、税金を多く取ると国の発展は約半分のスピードになるということだ。

これは当然でもある。役所というのは、リスクを負って将来性のあることをするには不向きな組織だ。これに対して市民側はどんな仕事でもリスクがあるし、その責任はリスクをとった本人が負担するので将来性のあることをやりやすい。

会社で言えば、役所は「管理部、法務部、人事部」などであり、必要は必要だが利益を生むところではない。営業や場が収益を生む。だから会社はできるだけ管理部的なところを減らして生産や営業を増やすように努力する。これと同じだから、役所は必要だが「必要最小限」であるのが良い。従って、税率は低いほうがその自治体は活性化して、収益も上がり、収益が上がれば税率を低くしても、税額は上がることになる。

日本では1990年付近のバブルの崩壊から増税が続き、国税の税収の減少が続いた。これも当然のことである。

 

マスク氏のTwitter買収理由を「不明」と報じる日本メディアの“節穴”ぶり

イーロン・マスク氏が米Twitterを買収することで合意。その狙いについて、日本の一部メディアで「明確ではない」とのコメントがなされていることに驚くのは、「Windows95を設計した日本人」として知られる世界的エンジニアの中島聡さん。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では、Twitterが他のSNSとは違う点を指摘し、非上場化してマスク氏が守ろうとしているものはただ1つと明言。そのうえで、マスク氏が変えていくTwitterの今後について、懸念と可能性を伝えています。

【関連】5.6兆円は高いか安いか。イーロン・マスクのTwitter買収額を考察

 

Twitterの将来

Elon MuskがTwitterの買収を宣言したことが、大きな注目を集めており、日本のメディアでも報道されているのを見ましたが、「理由がまだ明確ではない」のコメントがされており少々驚いています。

買収の理由に関しては、Elon Musk自身が再三「表現の自由を守るため」と宣言しており、それ以上でも以下でもないのです。

特に問題となっているのは、Twitterによるトランプ氏のアカウントの永久凍結です。2021年の1月6日に起こったトランプ・サポーターたちによるアメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件は、米国の歴史上の最大の汚点の一つだし、それを扇動する発言をしたのがトランプ氏自身であったのも事実です。

あれ以上の混乱を避けるために一時的にアカウントをフリーズすることは必要だったとは思いますが、トランプ氏が大嫌いな私でも、永久凍結が適切な判断だったとは思えないし、Elon Muskも同様に考えているのです。

Twitterと他のSNSの大きな違いは、Twitterがよりインフラに近いコミュニケーション・ツールである点です。Facebook、Instagram、WhatsApp、TikTokなどが流行り廃りに大きく影響される「社交」ツールであるのに対し、Twitterの本質は「公に対するメッセージを発信する」ツールなのです。

その観点からすると、トランプ氏のアカウントの永久凍結は、表現の自由を奪う「検閲行為」であり、そんなことは社会のためにやるべきではないし、同時に、Twitter社の価値を下げる行為だとMusk氏は主張しているのです。

Musk氏は、Twitterが検閲行為に走ったのは、ウォール・ストリートからの圧力の結果であり、上場企業である限りは、そこから逃れることは難しく、買収→非上場化により、Twitterをより公平な、インターネット上のプロトコルに近いような存在にしたいと考えているのです。

ちなみに、非上場化したTwitterのビジネスをElon Musk氏がどう立て直すかもとても重要なトピックです。

Elon Musk氏は、経営陣の給料をゼロにし、不要な「検閲部門」を大幅に縮小することによりコストを減らすと主張していますが、ストックオプションの魅力がない非上場の会社で、優秀な人を雇い続けるためには、魅力的な給料を払うしかなく、トータルでコストが下げられるかどうかに関しては疑問です。

 

どうして?ゼレンスキー大統領の懐が侵攻後も膨らみ続けている謎

世界各国の議会に対して演説を繰り返し、ヒーローのような扱いとなっているウクライナのゼレンスキー大統領。ロシア侵攻前は政治生命の危機だったことで知られていますが、支持率が30%しかなかった彼にはある問題があったようです。そこで今回は国際政治経済学者の浜田和幸さんが自身のメルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』の中で、 ゼレンスキー大統領の“懐”について迫っています。

 

ゼレンスキー大統領のアキレス腱

ぶっちゃけ、ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアによる軍事侵攻によって政治生命を救われ、一躍ヒーローの座を射止めたようです。

アメリカからは「ロシアによる暗殺の恐れ」から「国外脱出」を勧められたとのことですが、自身のSNSを通じて、「ウクライナの自由を守るためにキーウに残る」と宣言。

人気コメディアンとしての巧みな話術やパフォーマンスを武器に、あれよあれよという間に大統領になったゼレンスキー氏です。

しかし、主役を演じたテレビドラマで見せたような腐敗政治の撲滅は「絵に描いた餅」でしかなく、国民の期待に応えることは叶わない状況でした。

それどころか、昨年公表された「パンドラペーパーズ」によって、ゼレンスキー氏は大統領に就任した後の2年間で8億5000万ドルもの蓄財をなしたことが暴露されたのです。

オランダの「民主主義フォーラム」では「なぜ、たった2年間でそれほどの資産を得ることができたのか」と情報公開を求めました。

残念ながら、ゼレンスキー大統領からは何ら回答はありません。

それどころか、ロシアの軍事侵攻が始まって以来、大統領の資産は毎月1億ドルのペースで膨れ上がっているとのこと。

しかも、ゼレンスキー大統領とその家族、そして彼が立ち上げたテレビ番組制作会社は英国領バージン諸島に設立した幽霊会社を通じて、資金運用を繰り返していることがオランダの「組織犯罪汚職報告書」によって明らかにされました。

 

公文と学研、結局どっちがいいのか。両方通わせてみて判ったこと

小学生のお子さんを持つ親御さんの間でしばしば話題となる、公文式と学研教室のどちらを選ぶべきかという問題。それぞれ一長一短あることは判っていても、より「有利」な方に通わせたいと思うのが当然の感情ですよね。そんな方のために、今回のメルマガ『発達障害改善への道』では、元軽度知的障害児で普通級に入学し現在小学校3年生の「トット君」の母であり元小説家の著者が、トット君を公文と学研の両方に通わせてみて判った両者のメリットとデメリットを紹介。極めてユースフルな「お子さんのタイプ別の選択法」をレクチャーしています。

 

公文vs学研 両方通ってみて分かったこと

小2の10月から始めた公文と、小2の2月から始めた学研。

公文と学研どちらに通う!?

なんてよく議論されているけれど、実際どうなのか。

我が子に合うのはどちらなのか。

それとも、トット君みたいに両方通っちゃうっていうのも手なのか!?

どちらも幼児から通える定番の習いごと。

公文と学研のメリットデメリットを私なりに調べて、そして体感したことを書いていくよ!

まずは公文から!!

公文といえば先取り学習。

公文に通えば先取りできて優秀児になれる!と思ったそこのあなた。

違うんだ、ごめん(←なぜ私が謝る)。

先取りできるのは、元々地頭がいい優秀層だけなんだ…。

小さい時から長く通っていたからってトロフィー(3学年先取りすると貰える)で表彰されるわけじゃないんだ…。

このことに関しては、おおたとしまささん著者の『なぜ東大生の3人に1人が公文式なのか』に書いてある。

公文の教材と指導方法は本当に独特で、プリントは同じことを永遠と繰り返すし、制限時間内に終わらせたりミスが少なくならないと先には進めない。

だから、人によって同じ単元でも1ヶ月で終わる子もいれば数ヶ月かかる子もいる。

処理能力やミスが少ない子はどんどん先に進めるけど、ダラダラやっていたりミスが多い子はそれだけ時間がかかる。

「もう理解しているのに、なんで進めないの!?」

なんてトラブルが出てくる。

しかしながら、この制限時間内で終わらせてミスの回数が少なくならないと進めないという鬼畜っぷりは、非常に素晴らしいと個人的には思っています。

低学年って集中力をつけたりミスを減らすことって、実はテストの点数よりも鍛えなければならない重点項目だと思うの。

だから「基礎力徹底」の意味を、「理解力」だけで見てしまうと公文の良さが分からない。

「できる・できない」よりも前に必要な脳トレをしていると思えばいい。

そして公文といえば算数。

算数といえば計算ばっかり、が公文の特徴なんだけれど、これも脳トレの要素が大きいかなと感じる。

暗算力を鍛えるってことはワーキングメモリーの訓練をしているってことだし、公文の先生も「脳を鍛えましょう」って言ってたし。

学校と違って、繰り上がり繰り下がりは書かせないの。

だから頭で記憶して三桁の計算を瞬時にできるように何度も何度も繰り返す。

繰り返していくと、慣れてきてサッとできるようになるんだよね。

お恥ずかしい話、私は算数が大の苦手で、二桁の計算を暗算でやるなんて絶対に無理!紙に書かせて!なんて言ってたんだけど、トット君の公文答え合わせをやってたらできるようになった。

公文、すげーって思った(笑)。

 

韓国の新大統領就任の辞に出てきた「反知性主義」とは何を指すのか?

韓国の尹錫悦新大統領が就任し、その就任の辞が大きく報道されました。そのなかで出てきた「反知性主義」という単語にひっかかる方もいたのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、奇跡の就任を果たした新大統領の就任の辞の内容を詳しく解説しています。

韓国の新大統領が就任。改めて考える「反知性主義」ということ

5月10日、尹錫悦が第20代の韓国大統領に就任し、その就任の辞をお伝えした。不思議なのは1年前の2021年5月の時点でみても彼が大統領になるなどと誰が思っていただろう。

本人をはじめ誰もそんなことを思った人はいなかった。1年後の2022年5月10日、彼は大統領になった。これが奇跡でなくてなんだろうか。

考えてもみてほしい。今のオレがいる。来年の今日、思ってもみない位置についている己の姿を。なかなかそんな奇跡は起きるもんじゃないから想像してみようとしても、たぶん難しい(筆者を筆頭に)。

10日の韓国はさらに奇跡のようなことがあった。いつもpm2.5で汚れている韓国の空がいつになくpm2.5がほぼゼロ。天気もよく日本語でいえばまさに五月晴れ。しかも就任式を執り行っている汝矣島(ヨイド)上空には「虹の雲」がでていた。

韓国の各地でこの虹の雲が確認されており、SNSで写真が出回っていた。天の祝福があるんだと思う。

今の時代、自分だけがよくて周りがダメということでは生きていくことはできない。個人もそうだし国となればもっとそうだ。韓国がうまくいくことは、即日本がまたうまくいくことである。

5年前民主党は「今後100年はわれわれの時代だ」(つまり左派、民主党の権力構造)とのぼせ上って言っていたことを思い出す。

あの傲慢が今のこの奴らの敗北を招来した。筆者は基本的に進歩だ保守だというものがない。

ただ、その時代に合った政治、思想、体制でやっていくべきものが政治だと思っている。

国民の力を応援するというんじゃなくて、尹錫悦という人間が、このもっとも重要な時代になるであろう2022年から2027年までの5年間を担当することになった。

激動の時代になることだけは間違いのないこの20代大統領を、金と傲慢にまみれた人間的な腐敗政治を脱却して、5月10日の汝矣島の空のように、澄み切った、なんのくもりもない堂々たる政治をやっていってほしい。そう思う。

そんな意味で、彼、尹錫悦を筆者は応援したいのである。

教職員23人が給与未払いでストライキ。和歌山南陵高校で授業拒否、補助金私的流用の疑いも?創立者はあの井脇ノブ子氏

和歌山県日高川町にある私立高校で、給料の未払いなどを理由に教職員が11日から3日間のストライキに入り、授業が行われない異例の事態となっている。少子化などの影響で私立高校が厳しい経営に立たされていることが背景にあるが、一方で不明瞭な学校経営が問題だと指摘する声もある。創立者は「やる気・元気・いわき」で知られる、元衆議院議員の井脇ノブ子氏だ。

給料の未払いだけじゃない、南陵高校疑惑の数々

5月11日和歌山県日高川町にある和歌山南陵高校によると、教職員約20人の4月分の給料が未払いとなり、経営側に説明を求めても解答が得られず、校長を除く全教職員23人が11日から3日間のストライキに入ったという。読売新聞などが報じた。

そのため、授業が行うことができず、生徒たちは午前を自習に、午後をクラブ活動に変更せざるをえない異常事態となったが、給料未払いなどについての説明を受けられる確約を経営側から得たとして、12日から授業は再開されているという。

南陵高校は4月にも高校への授業料を国が補助する「就学支援金」を法人側が受け取ったにも関わらず、本来保護者に返すべき授業料計2,000万円を支払っていないことがあきらかになり、和歌山県から指導を受けたばかり。

また、9日にはガス料金が未払いのため、ガスの使用がストップするという、信じがたいことまで起きた。その後、ガス代は支払われ、再び使用できるようになったという。

教職員側はそれぞれの金銭問題に関して、保護者や教職員に向けて説明会を開くように、再三要求したものの、保護者側への説明会の日程を提示しなかったため、やむをえずストに踏み切った。

和歌山南陵高校はかねてから経営難に立たされており、3学年で360人の定員のところ、半分以下の167人しかいない。

静岡県にある姉妹校・菊川南陵高校は2020年の入学者が定員160人に対し、18人だったことが分かり、2021年の生徒募集停止を発表。同年4月1日に休校となり、在籍した生徒は和歌山南陵高校に籍を移している。

私立高校の教職員の給与は、生徒の授業料と生徒数に応じて、各都道府県が出す私学助成金から支給されており、収入に見合う人員配置をすれば、給料の未払いなどのトラブルは起きないはずだと言われている。

南陵高校の経営陣はかねてより補助金の私的流用の疑惑があり、2018年には菊川南陵高校の当時の校長が理事長・学園長の夫婦が経営母体の産業廃棄物会社の預金口座に約2,000万円を振り込んだと告発している。

のちに容疑が不十分であり不起訴となったものの、この告発がきっかけとなり、生徒数が激減したものと思われる。

ちなみに、南陵高校の前身は和歌山国際海洋高等学校で、「やる気・元気・いわき」で知られる、元衆議院議員の井脇ノブ子氏が創立者(2010年に理事長及び校長を退任)。

創立時に住宅金融公庫や日本私立学校振興・共済事業団などから約8億円以上の借り入れがありながら、生徒数の減少を理由に返済不能となり、数々の訴訟事件に発展している。

岐路に立つ私立高校の存在

平成31年度の日本私立学校振興・共済事業団の調査によると、入学定員未充足の私立高校の割合は71.6%で、年々定員割れが増加傾向にある。

南陵高校のように悪評によって極端に定員割れするケースは少ないだろうが、どの私立高校も経営難に陥っても不思議ではない現状がある。

生徒の数が少なくなると教職員の人数も減らさずを得なくなり、その負担は残った教職員にのしかかる。私立高校では教職員への賃金をカットするために、非常勤講師の採用を増やさざるをえなくなる。

しかし、非常勤講師の場合、授業1コマ単位での報酬となるケースが多く、授業の準備、生徒の提出物などのチェックなどコマ以外に使われる時間外労働は支払われない場合も多いとされる。その上、いつ雇い止めにあうか分からないのが実情だ。

少子化になり、生徒の絶対数が少ないのに、昔通りの運営の仕方をすれば、それは教職員の負担となり、果ては保護者や生徒の負担になっている。

高等高校の制度のあり方自体を見直す時期にきており、歪みは全国のあちらこちらで起きている。南陵高校のストライキは氷山の一角で、これからドミノのように各地で起こるかもしれない。