科学者が解説「天然=なんでも体に良い」が大ウソな客観的証拠

油成分の流動パラフィン・石油系界面活性剤・防腐剤のパラベン、こうした化学成分はこれまで「自然派」から散々非難の的とされてきました。今回の無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』では著者で科学者のくられさんが、「天然由来の化粧品は無条件に素晴らしい」というまやかしを科学的に検証し、あくまで自身の体との相性で決めるべきだと強調しています。

安全性の低い天然成分と安全性の高い合成成分

未だに「天然成分だから体に良い」「合成品を使っていません」「無添加!何が無添加なのか不明なんてうたい文句は化粧品をはじめ、謎に寿司までいろいろなところでこうした言葉が使われています。

さも合成品が悪といわんばかりですが、天然由来の成分のほうが安心できるという心情もわかります。天然の植物ホホバ科(シモンジア科)の実からとったホホバオイルと石油から精製して得られた流動パラフィンでは同じ無色透明な油で触った感じも同じです。

しかしどちらが入っている化粧品がいいか?と言われたらなんとなくホホバオイルを選んでしまうのは、文系だろうが理系だろうが分子構造までイチイチ考えてなければ天然素材をとってしまいそうな気はしますねw

実際、ホホバオイルのほうが角質への浸透は多少高いらしいですが、そもそも角質が油脂不足になっている状況、乳液をつけないといけない状況というのは肌のバランスが崩れているので、皮膚科にいって適切な薬をもらって改善した方がよいというのは以前から何度も話をしているところです。

分子構造的にみれば、完全に精製された流動パラフィンはグレードによってはベビーオイルとして赤ちゃんの肌に使っても安心なぐらい精製されています。また保湿剤として使われるカルボマーやワセリンも同じ石油由来です。

では天然物は、例えばホホバオイルもオリーブオイルも二重結合を多く持つので、日光などでそこから分子構造が変わったりちぎれて変な脂肪酸が出来上がったりと、必ずしも安定した素材ではないと言え、肌にめっちゃ合う人もいるし、めっちゃ合わない人もいます。

また複雑な成分になると、天然由来の抽出工程で余分な成分を含有してしまったり、アレルゲンを排除しきれないことなどもあり、天然=なんでも体に良いというのはやはり信じるべき言葉ではありません

【動画】「編集でこの写真の自転車消せる?」→予想外の結果が!

いまや様々なSNSで写真加工が当たり前になった時代。その分プロによる画像編集なども以前より身近に感じるようになった。

こちらの動画では、とあるコラージュ職人に画像編集の依頼が舞い込んできて・・・?

 

 

依頼を受けたのはジェームズさん。Twitterで依頼を受けた画像を面白おかしく編集してくれるコラ職人だ。

そんな彼に「この写真の自転車を消せるかしら?」と依頼が入る。

しかし依頼の文面は「Can you please take it away?」ではなく

「Come you please take it away?」であった。よくやりがちなスペルミスだ。

これをわざと真に受けたジェームズさんは、写真から撮影場所を特定、現地に向かった。

すると自らが撮っている動画と画像を重ね、画像の中にジェームズさんが侵入!

文字通り「来て」自転車を消し去ってしまった。

完全に予想外の出来事に本人はもちろん彼のファンたちもびっくり。

「どうなってるの!?」「彼って実はすごかったんだな」と、いつもはふざけるジェームズさんのことを見直したという人が多かったようだ。

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(fjamie013)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

臥薪嘗胆。三国干渉に激怒の日本が立てた日露戦争に負けない算段

1904年2月8日、日本海軍の駆逐艦がロシア艦隊を旅順港で攻撃、いわゆる「日露戦争」が勃発します。しかし日本は、「無謀」な状況で戦争に突入したわけではありませんでした。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では作家で政治史研究家の瀧澤中氏が、アヘン戦争から日露戦争に至るまでの歴史の変遷と、開戦に当たって日本が張り巡らしてきた深謀遠慮をわかりやすく解説しています。

日本が立てた「負けない算段」

かつてアジアの小国と、その10倍の力を持った大国とが激突した日露戦争。小国・日本の勝利は世界を驚かせましたが、そこには周到な準備がなされていました。本日は、日露戦争が起こったいきさつについて、振り返ってみたいと思います。

特集「国家百年の計」 瀧澤中(作家/政治史研究家)

そもそもなぜ、日本はロシアとの開戦を決意したのか。その経緯を簡潔に説明したいと思います。

日露戦争から遡ること半世紀、黒船来航の13年前。1840年にイギリスと清国との間でアヘン戦争が勃発しました。清国は敗北して不平等条約を締結させられ、香港を割譲。これに乗じて欧米列強が利権を求めアジアに続々と進出してきます。そういう最中に起こったのが明治維新です。

明治政府が樹立すると、当時の指導者たちは、「清国の次は日本が狙われるという当然の危機感から、「富国強兵」や「殖産興業」というスローガンのもと、一所懸命に国家の近代化を急ぎました。

その後、清国が朝鮮半島の覇権を握ろうと進出してきます。清国が李氏朝鮮を支配下に置けば、日本は脅威に晒されます。こうして朝鮮半島を巡って日清戦争が勃発。勝利した日本は、清国に李氏朝鮮の独立を承認させると共に、台湾や遼東半島を獲得しました。

ところが、これに対して露独仏の三国が、「遼東半島を清国に返還しろと干渉してきます。理不尽な話ですが、当時の日本の国力では三国に逆らえませんでした。しかし呆れたことに、日本が返還するや否や、三国は次々に清国の領土を横取りしたのです。

この時に味わった屈辱が「臥薪嘗胆」の合言葉を醸成します。

ロシアは不凍港の確保を求めて、満洲や朝鮮半島に進出してくる。日本はロシアに引き揚げるよう求める。しかしロシアはどんどん南下してくる。こうした状況下、日露開戦賛成派と反対派の間で、侃々諤々の議論がなされました。

シリア拘束から解放された安田純平はメルマガで何を語るのか?

3年4カ月もの長きに渡ってシリアで武装勢力に拘束、2018年10月に解放され帰国したジャーナリストの安田純平さんが、1月4日にメルマガ『安田純平の死んでも書きたい話』を創刊しました。拘束中に書き残した日記などを元に綴られる、その過酷な生活や知られざる裏話を配信していくとのこと。その創刊号において、多くの人々の関心を惹いた「身代金が払われた可能性」について、当事者である安田さんが自身の言葉で「思うところ」を初めて明かしました。その内容を一部抜粋してご紹介します。

“デマ”から始まったシリア人質事件

「こんなことやっても日本は絶対に金払わないぞ」

「日本は払う。お前はイラクで拘束されたのに解放されただろ」

「俺がイラクで捕まっていたのはたったの3日間だけだぞ」

「えっ。そうなの」

2016年5月23日、シリア北西部イドリブ県のどこかと思われる民家に監禁されていた私の部屋に、黒い覆面をした二人組が写真を撮影しに来た際の彼らとの会話である。拘束から11カ月もたっているのに拘束者たちがこの程度の認識であることは、私にとって衝撃だった。

2015年6月22日の深夜にシリアに入った私は、正体不明の武装組織に拘束されていた。同年2月、イスラム国(IS)に人質にされた日本人の後藤健二さん、湯川遥菜さんが殺害されており、日本政府が身代金を払わないことが明白であったにも関わらず、彼らは私を人質にした。

拘束当初、スパイ容疑をかけられていた私は、過去の仕事内容を説明する必要があり、その中で私が2004年にイラクで拘束された件を知った彼らは、「日本政府は拘束された人間によっては、もしくは、拘束した組織によっては金を払う」と考えた。私が2004年当時、「人質」と報道されたからだ。

2004年4月、イラクの首都バグダッドの西方約60 キロのファルージャを米軍が包囲攻撃を行い、数百人規模の死者が出ていた。その周辺部分を探ろうとしていた私は同14日、バグダッドの西20キロのアブグレイブで拘束された。

拘束場所には近所から子どもたちが見物に来たほか、当初は布で顔を覆っていた一部の拘束者たちも最終的には全員が素顔をさらすなど、「武装組織」というよりは地元の自警団という印象だった。暴行や虐待といったものはなく、同17 日の朝に解放された。

この件は、拘束翌日には日本メディアによって「人質」として報じられた。「どのような要求があったかは不明」という表現がされていたが、「要求があった」という根拠は何も示されていなかった。

このころ、ファルージャで日本人3人が人質にされ、「3日以内に自衛隊をイラクから撤退させなければ焼き殺す」と脅す動画が報道されて、日本国内は大騒ぎになっていた。私と一緒に拘束されたがすぐに解放された通訳から私が拘束されたと聞いた日本メディアは、同様の事件と判断し、事実関係が何も分からないまま「人質」と報道したわけだ。

2004年当時にイラクで拘束された安田さんが、先に人質となっていた3人の日本人と同様の事件と判断されて日本のマスコミに「人質」と報道されたことを知ったシリアの武装勢力は、日本政府から身代金を取れると踏んで「人質」にした、安田さんはそう見ています。

さらに、2004年のイラク拘束が「人質」では無かった根拠について、安田さんは以下のように綴っています。

拘束直後、座っている私の後ろに彼らが立ち、私のビデオカメラで動画を撮られたが、この映像は公開されていない。覆面をしていない彼らの顔を私が拘束前に撮影しており、彼らは「テープはカメラごと破壊した」と言っていた。

私の身柄と身代金など対価を交換するために絶対的に必要となる生存証明も、拘束されている間に一度も取られていない。生存証明がなければ、生きているかどうかも分からないまま一か八か金を払うことになってしまう。

生存証明で重要なのは、いつの時点まで生きていたか、である。単に動画や写真を撮ったり、個人情報を書かせたりしただけでは、いつの時点にそれが行われたのか証明できない。

例えば、私しか答えられないような質問を家族に書かせて拘束者に送り、返ってきた私からの回答が正しいと家族が認めれば生存証明になる。拘束者がいつ受信し、いつ私が回答したかは証明できなくても、少なくとも質問を送った時点では生きていたことは分かる。また、直近の新聞を持たせて写真を撮れば、その発行の日付までは生きていたことになるし、最近報道された事件の内容などを私に言わせて動画を撮れば、その事件発生までは生存していたことになる。

しかし、イラクで拘束されていた間にそうした類のものは一切取られていない。

先に人質になっていた日本人やその家族への激しい批判が巻き起こっていた最中に、身代金を払ってでも私を救出すると決定し、相手側と金額などの交渉をして、生存証明がないにも関わらず金を渡して身柄を引き取る、といったことが3日後に解放されるまでの間に行われたとは考えられない。

自国民がISに拘束されたフランスやスペインなど欧州諸国は身代金を払ったと報じられており、人質自身もそれを否定していない。これらの国々は、身代金を払わなければ殺害するIS相手にでも何カ月も値引き交渉を重ね、その間に生存証明を何度も取ったうえで解放させている。日本政府が、生存証明も取らずにたった3日で金を払っていたとは思えない。(中略)

私は10年後の2014年4月、アブグレイブ出身の高齢のイスラム教スンニ派法学者にインタビューを行い、「日本人をスパイ容疑で拘束したが、スパイでないと分かったので丁重にもてなして解放した、と報告を受けていた」との証言を得ている。

イラクでの拘束は「人質」では無かったという根拠を、自らの手で突き止めようと動いていた安田さん。しかし、当時のマスコミが流した人質という「誤報(デマ)」は、その後も訂正されることはありませんでした。

当事者そのものに会うことができなかったのは大きな心残りだったが、10年間ずっと心の中に引っかかっていた事件の事実の一端に触れることはでき、自分なりに納得はできた。しかしこれをメディアで発表する機会は得られず、「人質」報道を覆すリポートはできなかった。日本メディアは事件後、次第に「人質」ではなく「拘束」と表現するようになっていたが、「人質だった」という“デマ”は消えることはなくネット上に残ったままだ。

2015年6月にシリアで拘束された際、彼らに対しこれらの説明をしたが、「大金が入る」と思い込む彼らには通じなかったようだ。「俺たちはISと違ってよい組織だから日本は払うに違いない」という彼らに、「世界中の人間がお前らをISと同じだと考えている。人間を人質に取って金を要求するという行為が同じだからだ。ISに払わない日本政府がお前らに払うわけがない」と何度も言ったが、食い物を前によだれを垂らす飢えた野良犬のような状態の彼らに何を言っても無駄だった。

拡散された事実上の“デマ”が、シリアで本当の人質にされる大きな要因の一つだったことは間違いない。

ネットに残り続けた「デマ」によって、シリアで本当の「人質」になったと分析する安田さん。

そして、たびたび日本で報じられた、あの「オレンジ服」による写真の撮影についても、その裏話を明かしています。

2016年5月23日、撮影に来た2人組のうち英語のできる男にも同様の説明をしたが、初めて私の前に来たこの男は「イラクで人質だった日本人」ということしか知らされていなかった。「たった3日だった」と私が言うと驚いてしばらく無言だったが、気を取り直したのか、オレンジ色の服を出して「すぐにこれを着ろ」と言った。

オレンジ服といえば、武装組織アルカイダやイスラム国に人質に取られた人々が着せられて脅迫ビデオを公開される、中東報道ではおなじみである。そうした動画を公開された人質はほとんど殺害されている。

その服は子ども用のTシャツで、前面に大きな絵柄のプリントがされており、フードまでついていた。彼らがフードを切り取ったところ、襟元が大きく広がってしまった。そのため、Tシャツを裏返したうえで前後逆に着せられた。子ども服は、運動不足で痩せた私の体にも小さかった。

紙とペンを渡され、「助けてください。これが最後のチャンスです」と日本語で書くよう命じられた。「そんなのは恥だから嫌だ」と訴えたが、「強制されただけだということくらい誰でも分かるだろ」と言われただけだった。

抵抗しすぎると拷問や殺害の恐れがある。文章の中に暗号を入れることも考えたが、写真がネットなどに公開されるとしたら、それを見た日本人が暗号の意味をツイッターなどに書き込み、奴らにバレてしまうかもしれない。それは極めて危険だ。

日本側に送るためとしてこれ以前に書かされた文書に「放置しろ」という内容の暗号をすでに入れており、今回はおとなしく従うことにした。拘束から11カ月たっても身代金を払う動きを見せない日本政府が、今さらこの写真に反応することはないだろう。子ども用のTシャツを使うなんて、ただのパロディだと思われるに違いない。無理をして抵抗する場面ではないと判断した。

男は、書いた文字を見て「これが漢字か?」と言った。私が書いた内容を確認するためにわざわざ日本語を勉強したのだ。暗号を入れられる可能性を彼らも想定している。やはり無理は禁物だ。とにかく生きて帰らなければならない。

忘れた頃にたびたび報道された、あのオレンジ服姿の安田さんの写真にも、このような裏があったのかと驚かされます。

以上、創刊号よりほんの一部を抜粋してご紹介しましたが、次号以降も続くシリア拘束の「身代金支払い」に関する自己分析、そして、あの記者会見では語られなかった拘束生活の意外な真実の数々を、今後メルマガ『安田純平の死んでも書きたい話』で明かしていくとのことです。

40カ月もの間シリアの武装勢力に拘束されながら、無事に生還を果たした安田純平さんの記憶と記録を綴る奇跡のメルマガにどうぞご期待下さい。

Photo by: MAG2 NEWS

問題社員はすぐクビに。予告なく即日解雇が可能な雇用契約は?

人手不足がますます激しくなる昨今、とくに中小企業における人材確保は藁にも縋る想いでしょう。しかし本当に藁をつかんだら、当然ながら溺れてしまいます。いくら人手がなくともモンスター社員は抱えたくないものです。社労士の飯田弘和さんは今回、自身の無料メルマガ『採用から退社まで! 正しい労務管理で、運命の出会いを引き寄せろ』で、モンスター社員や問題社員の雇い入れを水際で防ぐ、採用時の対策について紹介しています。

御社では、問題社員を雇入れない対策ができていますか?

人手不足が深刻です。特に、中小企業にとっては深刻な問題です。だからといって、安易に雇入れれば、その従業員がとんでもない問題社員あるいはモンスター社員である場合があります。そのような問題社員やモンスター社員を間違っても雇入れることがないよう、採用時には注意が必要です。

問題社員といっても、いろいろなタイプがあります。

  1. 欠勤や遅刻が多く、出勤態度に問題がある社員
  2. 業務指示に反抗的であったり、勤務態度が悪い社員
  3. 能力不足、成績不良の社員
  4. 周囲との協調性に欠け、コミュニケーション能力に問題のある社員

いろいろなタイプの問題社員がいますが、多くの問題社員に共通しているのが

  • 転職を多く繰り返している
  • 一社あたりの勤続年数が短い

といった特徴があります。

ただし、彼らは履歴書にその事実をそのまま書いたりはしません。途中を端折ったりして、見栄えの良い履歴書を提出してきます。それを見てウソを見破れる時もありますが、簡単には見破れない時もあります。大企業のように、採用までに何段階も選考を重ねられればウソも見抜けるでしょうが、中小企業が採用にそこまで労力をかけることはなかなかできません。

そこで対策です。まず、採用内定者には、御社の就業規則をしっかり読み込んでもらうことです。しかも、その就業規則には、服務規定や懲戒規定がかなり厳格に事細かに書かれている必要があります。それを見ても、御社で働きたいという人材であれば期待が持てます。

さらに、採用時の提出書類の中に「年金事務所で交付してもらう被保険者記録照会回答票身元保証書を含めておくことです。被保険者記録照会回答票があれば、履歴書に書かれた職歴にウソがあれば一目瞭然です。身元保証書があれば、会社とのトラブルについての抑止力になります。

中国の嘘がバレた2018年。「中華復興」はまたも悲劇で終わるのか

2018年の中国事情を「中国の嘘がばれた1年」だったと総括するのは、メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』の著者で台湾出身の評論家・黄文雄さん。黄さんは昨年末のメルマガで、「中華復興」がことごとく失敗に終わった歴史から中国の本質を指摘し、その本質ゆえにアメリカから貿易戦争を仕掛けられたと解説しています。窮地に陥いる中国の2019年はどうなっていくのでしょうか?

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2018年12月30日年末特別号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう) 1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

次々と明るみに出た中国の野心

2018年の中国事情を総括すると、「中国の嘘」がばれた1年だったと言えるでしょう。

これまで、中国は外貨準備高世界一という説がありましたが、これは海外からの外貨の借金によって支えられていることが明らかになっています。中国では私企業でも債務借入金が3兆ドル以上あり、しかも実数は「天文学的数字」とされています。中国が債務国なのは間違いありません

外貨準備増は中国自滅のシグナル 習近平氏の野望、外部からの借金なしに進められず

「一帯一路」も大風呂敷を広げて発表しましたが、各地で資金不足や現地住民の反対によって頓挫しているプロジェクトも多く、加えて、他国を借金漬けにして支配するという新植民地主義の狙いがあることがバレてしまい、パキスタンやミャンマーといった友邦からでさえ敬遠されるようになっています。そのことは、このメルマガでお伝えしてきました。

中国の「一帯一路」、不信感広がり巨大事業が相次いでキャンセル

中国の被害者が激増。カネで他国の港を騙し取る手口に世界が辟易

今年4月には、北京に駐在するEU28カ国の大使のうち、27人が連名で一帯一路を「中国政府による補助金を受けた中国企業だけが利益を独占するシステムだ」と批判、ユーラシア大陸全域の投資政策再構築を迫られています。

EU27カ国の大使、中国主導の経済圏構想「一帯一路」に連名で反対―米華字メディア

海洋進出への意欲もますます露骨になってきており、2016年にオランダ・ハーグの国際仲裁裁判所から「中国の南シナ海の領有権主張は根拠なし」と宣告されたにもかかわらず、南シナ海の軍事基地化が進み、今年には人工島に街まで作られていることが明らかになりました。

焦点:南シナ海人工島に中国の「街」、軍事拠点化へ整備着々

南洋のパラオなどは、台湾との国交があるということで、中国から断交を迫られ、それを断ると中国政府は自国民に対してパラオ観光禁止令を出し、中国企業を撤退させました。

中国怒らせた南洋の小国パラオの苦悩 チャイナマネー捨て台湾と国交続けられるか

米で日本の「Nintendo Switch」が絶好調、19年も注目すべき理由

日本の「Nintendo Switch」が2018年のホリデー・ショッピングの期間に、アメリカ国内で過去もっとも売れたゲーム機の記録を塗り替え話題になっています。伝えてくれたのは、『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』の著者でNY在住のりばてぃさん。マーケティングのプロでもあるりばてぃさんは、この好調は、2019年も持続しそうと見ているようです。その理由とは?

Nintendo Switchが売れている!

(1)米国での売上好調

最近のゲーム機は様々だ。スマホでもいつでもどこでもゲームができるし、本格的なゲームをしたい方には、X boxや、プレイステーションなどなど様々なゲーム機がある。パソコンでゲームをするという方もいるだろう。20~30年前と比べてもかなりゲーム業界は変わってきている。

そんな中、任天堂のゲームが米国でバカ売れというニュースが出ている。特に、Nintendo Switchがめっちゃ売れているという。

調査会社NPDグループによると、2017年3月に発売開始から2018年11月までの21ヶ月間で米国内で870万台超売れたとのこと。これは、 マイクロソフトのXbox OneやソニーのPS4(プレイステーション4)よりも販売数が上回っており、ニュースになっている。

さらに、このメルマガでもお伝えしたように、米国の年末商戦は11月の感謝祭を皮切りにスタート。特に、1年に1度の大セールとなる感謝祭翌日のブラック・フライデーと翌週月曜日のサイバー・マンデーはかなりの売上を上げるため、その年の売上を左右するほど影響を持つ。

その大セールの期間5日間で(感謝祭からサイバー・マンデーまで)米国史上もっとも売れたゲーム機となった。

ご参考:
NINTENDO SWITCH BECOMES FASTEST-SELLING SYSTEM OF THIS GENERATION

The Nintendo Switch Became The Best-Selling Nintendo Console In US History For Thanksgiving Weekend

Nintendo Switchだけでも売れゆきは好調だが、任天堂の他の商品と合わせて2億5,000万ドル(1ドル110円換算で約280億円を記録したと報じられている。

ご参考:
Nintendo Hits Big Milestones from Thanksgiving to Cyber Monday

めっちゃ好調!しかも、これ、12月7日に世界同時発売された「大乱闘スマッシュブラザーズ」(Super Smash Bros. Ultimate )は含まれていない。

おせちでは、先を見通す縁起物。風邪や疲労に良いレンコンの効能

例年以上に寒暖差が激しい今年の冬。体調不良を起こしていませんか? メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者・のぶ先生は、この時期の風邪によって負担がかかる呼吸器や腸などの粘膜系統の機能を高めてくれる食材として、「レンコン」を紹介しています。おせちでは「先を見通す」縁起物として使われますが、冬のカラダにとって実際にうれしい効果がたくさんあるようです。

冬の風邪予防は、体内のバリヤー強化

【体内のバリヤーは粘膜系統】

風邪が体内に侵入して、最初に負担をかけるのは、呼吸器や腸などの粘膜系統。呼吸器の粘膜冷たい風や、ひんぱんに侵入するバイ菌にさらされ続けると、抵抗力を失いバリヤー機能が弱まります

過食や寝不足、生活の不摂生による血流障害は、腸の粘膜系統に負担をかけ、やはり体内でのバイ菌に対する免疫力が弱るきっかけになります。

【バリヤーを丈夫にするおススメ食材】

呼吸器や腸のバリヤーを強化するには、レンコンがおすすめ。お正月のおせち料理では「先を見通す」縁起物として用いられますし、一年で一番風邪が流行り始める12月から2月までが、体内のバリヤーを強化してくれるレンコンの食べ時です。

【レンコンの効能】

食物繊維が豊富で、腸内の運動を高めてカラダの内側から体温を高めてくれる効果があります。便通をうながすだけでなく、腸内細菌のバランスも整えてくれるオリゴ糖などの甘み成分を含み、消化器の気力を高めて便臭を予防する効果などもあります。

ほのかに含まれるえぐみの性質は、粘膜や肌をひきしめる効果があり、風邪対策やカラダの冷え対策にも有効です。

アブラとの相性がよいので、キンピラや素揚げして、手軽に食べることもできるので、煮つけばかりでなく、さまざまな調理法にトライしながら、冬場の風邪対策と疲労の予防に役立てましょう。

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