トランプ大統領なら米国終了。ソ連を崩壊させたゴルバチョフとの共通点

今や世界中の注目の的となっている米大統領選共和党のトランプ候補。相変わらず過激な発言を繰り返していますが、無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者・北野幸伯さんは、トランプ氏は「経営者」の考え方しか持っておらず、アメリカの未来を左右する重要なことに気付いていないと指摘、もしも彼が大統領になるような事になればアメリカは没落すると断言しています。

トランプが大統領になれば、アメリカの没落は加速する

アメリカ大統領選が盛り上がっていますね。皆さんご存知のように、共和党はトランプさん民主党はヒラリーさんがリードしています。

今回の大統領選を盛り上げているのは、トランプさんでしょう。彼は、大統領候補の中で唯一、「プーチンと協力していく方針を示している。それで、ロシアメディアは、「トランプ支持一色」になっています。

私は、「面白いおじさんだな」ぐらいの認識だったのですが。トランプさん、最近驚くべき発言をしています。

トランプ氏「在日米軍撤退も」=安保改定、日本の核保有容認─米大統領選

時事通信 3月27日(日)5時43分配信

 

【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補指名争いで首位を走る不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は、大統領に就任した場合、日本が駐留経費の負担を大幅に増額しなければ、在日米軍を撤退させる考えを明らかにした。

 

日本による核兵器の保有を容認する意向も示した。

2つの驚くべき情報が出ています。

  • 日本が駐留経費の負担を大幅に増額しなければ、在日米軍を撤退させる
  • 日本による核兵器の保有を容認する

見えてきたトランプの本質

人を判断するためには、「何を考えているか」知る必要があります。しかし、普通「何を考えているか」はわかりません。それで、「言葉」と「行動」で判断するしかない。

トランプさんの場合、大統領ではないので、大統領としての行動で判断することはできません。だから、「言葉で判断するしかない。いろいろ問題発言をされていますが、最近本質が見えるようになってきました。

AFP3月27日から。

トランプ氏は、自身は孤立主義者ではないと語る一方、米国は貧しい債務国なのに北大西洋条約機構(NATO)や国連(UN)といった国際機関への資金分担は不相応に多いとの認識を示した。

 

日本や韓国、サウジアラビアといった同盟諸国との関係についても、同じように不公平だと述べた。

 

トランプ氏は「われわれは、知恵が回り抜け目がない手ごわい人たちから、長年見下され、笑われ、搾取されてきた」と述べた。「従って、米国を第一に考えてこれ以上搾取されない形にする。友好関係はあらゆる方面と結ぶが、利用されるのはごめんだ」と強調した。

ポイントはここでしょう。

米国は貧しい債務国なのに北大西洋条約機構(NATO)や国連(UN)といった国際機関への資金分担は不相応に多い

つまり、彼の中でアメリカは、「貧しい債務国」なわけです。もちろん、世界最大の対外債務国ですから、正しい認識です。それなのに、NATO、国連、米軍駐留費用など、「負担は多すぎる」というのです。だから、「アメリカの負担を減らし」「他国の負担を増やす」と。

私が見るに、トランプさんは、真性の「経営者」なのでしょう。経営者の立場で見ると、アメリカとNATO、アメリカと日本、アメリカと韓国の関係などは、「目に見える利益を生んでいない」「アメリカが損をしている」。だから、「アメリカ会社の経営を建てなおすために、相手の負担増を要求し拒否すればリストラ』しよう!」と。

中国経済の失速がついに飛び火。日本でもチャイナリスク倒産が急増中

世界中から不安視されている中国経済。しかしそれは言い換えれば、この国の経済動向が世界経済の重要なカギを握っているということでもあります。もちろん日本も例外ではなく、事実、昨年度よりチャイナリスク関連倒産は急増しています。無料メルマガ『ジャーナリスト嶌信彦「時代を読む」』では、先日開かれた全人代で公表された様々な政策に焦点をあて、今後の中国経済について分析しています。

中国経済の実態と今後

中国の経済は本当に大丈夫なのか? 一党独裁で市場経済に参入している国なので、謎が多く、本当のところがよくわかりにくい。しかし今や中国の経済動向が世界経済を左右しているのも現実なのだ。そこで今回は、さまざまな数字や証言から今の中国経済にできる限り迫ってみたい。そこで、一番参考になるのは3月5日から開かれた全人代(全国人民代表大会=中国の国会)で公表された数字や議論だ。

今年の全人代は第13次5カ年計画(2016~2020年)、つまり今後5年間の経済目標や安保・外交・社会政策を決めたことに大きな特色がある。はたして今後、全人代の目標通り中国が動いていくのか、あるいは破綻などが出て来るのか──世界の動向も中国の行方に左右されるだけに、全人代の内容と雰囲気に世界中が注目したのである。

小康社会を目指す習一強体制

まず、今年の全人代の大きな特色は「リコノミックスからシコノミックス」へということだろう。これまで経済は李克強首相が指揮をとっていたが、今後、習近平主席の一強体制」になり、目標は「小康ややゆとりのある社会」の実現を目指す、としていることだろう。いまや第11次計画(2006~2010年)までの2ケタ成長時代は終わり、第12次の7%成長の目標も降ろして第13次5カ年計画では、6.5~7%という安定成長路線を明確にした。第2次では、少なくとも7%成長が維持できなければ失業者が増え、社会不安が起こる、とされていたが、今後5年間は安定成長の軌道を固め小康社会を実現するというのだ。

2020年に所得倍増計画も

しかし、国民に夢も必要と考えたのか、2020年のGDPは2010年の2倍にするとうたい、2020年の1人当たり収入を2010年の2倍にするという「所得倍増政策も打ち出している。また、貧困者を1,000万人以上脱却させるとし、インフラ投資では鉄道で8,000億元(1元=17~18円)、道路には1兆6,500億元を注ぎ込むと表明した。

とくに習主席肝いりの「一帯一路(新シルクロード)」構想に向けてはインフラ関連で17兆円を投資してカザフスタン、ワルシャワ、マドリード、ハンブルグ、アムステルダムなどに向けた鉄道投資で8,000億元以上、道路投資には1兆6,500億元を投入したいと表明している。一方、海のシルクロードでは西アフリカから西アジア、南アジア、東南アジアの港湾などに投資したいとし、民間の沿岸投資に1.6兆円、政府系金融機関からは500件、5.1兆円を見込むとしている。アジアインフラ投資銀行の設立はこの計画の中から出てきたものだろう。

安倍政権は倒れるのか。共産党の英断で自公過半数割れの悪夢

現実味を帯びてきたこの夏の衆参ダブル選挙。安倍政権は必勝を期すために消費増税を先延ばしにしたのではとも囁かれますが、その動きに対抗すべく、野党内にも共闘の機運が高まっています。メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では共産党の「大英断」が自公の過半数割れを招く可能性を、自らがまとめた資料を元に詳細に分析しています。

安倍政権に迫る「過半数割れ?」の悪夢

消費税の10%への増税を再延期してそれを口実に衆参ダブル選挙という国民攪乱戦術に打って出られないかと模索する安倍晋三首相だが、共産党の全1人区で出馬見送りも辞さずという大英断」に促されて野党の統一候補擁立の動きは予想以上の広がりを見せており、4月24日投票の北海道5区と京都3区の衆院補選でこの方式で野党が勝利するようなことになれば、一気に政局は雪崩を打ち、ダブル選挙などとんでもない、参院選で自公過半数割れを起こさないためにどうしたらいいかというてんやわんやに追い込まれていきかねない。

民維合流による「民進党」の誕生など政治的にも政局的にもほとんど何のインパクトもないのは自明で、恐らく今週行われるであろう世論調査では、これまでの民主・維新両党の支持率合計を少し上回る程度の期待感しか集められないのではないか。本誌が何度も述べてきたように、こういう切羽詰まった局面では、毛沢東『矛盾論』風に言えば、どこに「主要矛盾」があって、まず誰に主要打撃を集中して敵の包囲網を突破して、とって返して「副次矛盾」を解決するのかという戦略的な大局観とそれに基づく緻密な戦術や手順の設定が求められるが、岡田克也代表は残念ながら将の器でなく、戦略も戦術もフラフラで、とうてい野党第一党として指導性を発揮するのは無理である。

オランダにある認知症患者のための「街」に、世界中が注目する理由

Hogewey(ホフヴェイ)は、アルツハイマー症・認知症の重症患者のみを収容する介護施設である。首都アムステルダムから約25キロの場所にある、Weesp(ヴェースプ)と呼ばれるのどかな街に、2009年に開設された。オランダのごく普通の介護施設(老人ホーム)は、静寂と美しい自然に囲まれた緑豊かな郊外にあることが多いが、ホフヴェイも同様である。

ここは開設当時から、アルツハイマー症及び認知症患者のみを収容するユニークな介護施設として、国内はもちろん、アメリカや日本など海外のメディアから注目されてきた。現在、152人のアルツハイマー及び認知症患者たちが、23練の建物の中で暮らしており、彼らにとって「我が家」である施設は総面積が約1ヘクタール(12,000㎡)で、敷地内はひとつの「街」として設計され、またそのように機能している。たとえば、患者がくつろぐためのカフェやレストラン、スーパーマーケット、理髪店、そして映画館兼コンサートホールもあるほどの充実ぶりだ。

それぞれのライフスタイルに合わせて

ここの最大の特徴は、入所患者が(過去の)ライフスタイルに合わせて生活を営めるよう、7つのコンセプトに則って作られていることだろう。各自の宗教的背景や、趣味などから推し測り、好みにもっともぴったりするカテゴリーの部屋を選んで入居することが出来るのである。患者がこの施設を「自分の家」として親しみを感じ、安心して快適に暮らせるような工夫といえよう。ちなみに、7つのコンセプトというのは、以下のようなものだ。

1.クラシック(オランダの文化・伝統を重んずる人向け)
2.カトリック(キリスト教の信仰深い人たち向け)
3.アート(芸術、音楽、芸能などに興味を持つ人向け)
4.セレブ(富裕層向け)
5.アットホーム(家庭第一の生活を送ってきた人向け)
6.インドネシア(旧蘭領・インドネシアで生活を送っていた人、もしくはインドネシア系の人びと向け)
7.シティ(都会的な生活を好む人向け)

以前と変わらぬ生活が治療に効果的

コンセプトのみならず、介護士によるケアも患者の家族らから好評を博しているという。お仕着せではなく、各患者にとって最適なケアが施されているからだ。

この施設の発案者は、一般老人ホームに勤務していた介護士、イヴォンヌ・ファン・アルメロンヘン女史とその同僚の2人である。双方とも、認知症やアルツハイマー症の両親を持っていたが、不幸にも適切なケアを得られないまま彼らを亡くした苦い経験を持っている。それを元に、自ら培った老人ホームでの経験と知識を生かし研究やリサーチを重ねた彼女たちは、認知症・アルツハイマー患者らに対し、過去同様のライフスタイルを送らせることが、もっとも効果的な治療にも通じると結論づけた経由を持つ。

この施設を訪問した人に尋ねてみると、異口同音に誰もが、「まるでごく当たり前の“街”のようだ」「老人ホームという感じがしない」、と驚く。実際、患者たちは付き添いのあるなしにかかわらず、施設内の公園や広場、スーパーマーケット、映画館、そしてレストラン、カフェなどへ自由に出入りし、思い思いの時間を楽しんでいるように見えるからだろう。「街」としての機能をも果たす施設の設立には意図があるが、これは患者たちに、自立とまではいかずとも、患者ではなく、「ごく普通の人」と同じ生活が出来るのだ、という意識を持たせるためなのだという。

社会にアピールする意図

アルツハイマー症及び認知症患者のみを収容する施設というと、患者をある意味で「特別扱い」し、社会から隔離することに通じるのではないか?と疑問を持つ方もいるかもしれない。しかし、このホフヴェイでは患者たちが過去同様の「普通の」生活が送れるようサポートし、決して特別視せず、彼らをリスペクトしながら接することをモットーとしている。そして、この施設で施される最適な介護がメディアを通じて公表されれば、アルツハイマーや認知症患者にスポットが当たり、人びとの関心を喚起できるかもしれない。そういった意味でも、この施設の存在は大きく、決して社会から患者たちを隔離する目的で設立されたわけではないことがわかる。

2010年、オランダ国内に於ける介護施設賞の金賞を獲得したというホフヴェイ。自宅で介護を受けていたときよりも、この施設内で別の表情を見せるようになった患者に会うことが、とても嬉しい!と感激する見舞い客たちの表情を見ていると、ここと同様の施設がさらに増えて行くことを願わざるを得ない。

(カオル イナバ)

 

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腰痛を治すには、「ヨガ」のほうが効果的だったー米最新研究結果

これまで腰痛に悩まされてきた人たちに朗報です。アメリカで、このほど腰痛の治療に関する新しい研究結果が発表されました。

腰痛は精神面でのケアが効果大

アメリカ疾病管理予防センターは、慢性的な腰痛に対して、メディテーション瞑想)や認知行動療法が、身体療法よりも効果的であるという研究結果を発表しました。

アメリカにおける腰痛の発生率は全人口の15~20%で、45歳以下の就業不能原因の第一位であると言われるほど身近な疾患であり、今回の研究結果について3月、複数の海外メディアが報じています。

米国医師会雑誌「JAMA」に掲載された論文によると、今回の研究では過去数年間、腰痛に悩まされている342人の患者を対象に調査が行われ、瞑想プログラム、認知行動療法、あるいは今まで通りの対応を行った場合の3パターンを比較しました。

認知行動療法とは、通常、うつ病、不眠症、パニック障害などの症状に対して行われる心理療法の一種ですが、痛みがストレスなどの精神的な問題が原因であった場合に効果を発揮すると言われています。

3パターンのプログラムを継続した結果、CDを使ったメディテーションやヨガを含む瞑想プログラムを行ったケースでは26週間以内に43.6%の人が、認知行動療法を行った患者のうち44.9%の人が痛みの改善を報告しました。

一方で、特別なプログラムを受けなかった患者は、26.6%しか回復しなかったという結果が出たそうです。

つまり今回の研究によって、身体的なケアに特化した医学療法よりも、精神面もカバーした処置を行う方が、効果があると証明されたことになります。

日本でも、腰痛に悩む人の数は1000万~3000万人で推移しており、4~10人に1人は腰痛持ち」ということになります。

腰痛に悩まされている方は、これを機にヨガやカウンセリングなどを取り入れた治療を行ってみると効果があるかもしれません。

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source by NRP , 『腰の痛み』全解説 , JAMA

文/長塚香織

住宅ローン、借り換えたほうがお得? お店で専門家が教えます。

住宅ローンファイナンス& アナリティクスのプロフェッショナル集団である、FinTech企業『MFS』が、4月1日より東京都・京橋に実店舗をかまえ、専門家による住宅ローン乗り換えのコンサルティングサービス「モーゲージ・ネクスト」を開始すると発表しました。FinTechとは、Finance(金融)× Technology(技術)のこと。MFSによると、マイナス金利時代のいま、住宅ローン利用者の半数以上が「100万円超」の損をしているそうです。住宅ローン比較アプリ「モゲチェック」を提供しているMFSが実店舗でのコンサルティングサービスを開始した理由とは? MAG2NEWSの兄弟メディアMONEY VOICEでは、「モーゲージ・ネクスト」について詳しく紹介しています。

>>詳しくはMONEY VOICEにて

 

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ホラッチョと呼ばれるだけでは済まない。会社に学歴詐称がバレたら?

大きな話題となった、経営コンサルタント・ショーンK氏の学歴詐称問題。彼の場合は全メディア活動の停止という大きな代償を払うこととなりましたが、そもそも学歴や経歴の詐称、例えば私たちが企業に採用されたいがために履歴書に嘘の記載をした事が発覚した場合、どのような罪に問われ処分を受ける可能性があるのでしょうか。無料メルマガ『知らなきゃ損する面白法律講座』で法律のプロに聞きました。

学歴・経歴詐称をするとどうなるの?

人気コメンテーターとして活躍する経営コンサルタントの男性が「学歴詐称」を行っていたと報じられて、話題となっています。男性は所属事務所のサイトで謝罪を行い、4月から出演予定だった番組への出演自粛を発表しています。

今回は、学歴や経歴を詐称してしまった場合どうなるのかについて見てみたいと思います。

学歴や職歴の犯罪等について規定がある法律としては、まず「軽犯罪法」があります。軽犯罪法は、「官公職、位階勲等、学位その他法令により定められた称号若しくは外国におけるこれらに準ずるものを詐称し、又は資格がないのにかかわらず、法令により定められた制服若しくは勲章、記章その他の標章若しくはこれらに似せて作つた物を用いた者」について、拘留又は科料に処する、としています(軽犯罪法1条15号)。

大学などを卒業した場合は、卒業大学名が書かれた学位が授与されますので、大学や大学院を卒業していないのに卒業したと偽る場合、自分が卒業していた大学とは異なる大学を卒業したと偽る場合は、軽犯罪法のこの条文によって罰せられる可能性があります。資格を持っていないのに持っていると偽る場合も該当します。

また、「公職選挙法」にも、当選を得るための目的で、「身分、職業若しくは経歴、その者の政党その他の団体への所属」等に関して虚偽の事項を公にした者は、2年以下の禁錮又は30万円以下の罰金に処する、としています(公職選挙法235条)。

成立する可能性はかなり低いですが、刑法の詐欺罪や私文書偽造罪に該当する場合もあります。刑法の詐欺罪については、財物の交付を受けるための欺罔(ぎもう。人を欺く行為をいいます)でなければなりません。学歴や経歴そのもので、金銭等の財物を受けるということはあまり考えられませんので、詐欺罪が成立する可能性は低いと考えられています。

今回の男性については、公職選挙法や刑法には該当せず、軽犯罪法には該当しますが、軽犯罪法によって処罰される可能性は低いと思われます。

ミュージカル「Trip of Love」 で60年代のアメリカを楽しむ

出川最一氏が世界最高峰のクリエイティブスタッフと作り上げるブロードウェイミュージカル

新作ミュージカル「Trip of Love」の公演が、2015年1018日よりブロードウェイにてスタートしました。

この作品は、なんと日本人プロデューサー出口最一氏が手掛けたミュージカル。

出口氏といえば、世界でロングランヒットを巻き起こしているオフ・ブロードウェイ「ブルーマン・グルーブ」を制作し、日本人で初めて「ニューヨーク商業演劇協会賞」を個人として受賞した凄腕プロデューサー。

そんな出口氏がトニー賞受賞の演出家や振付師、衣装デザイナーとタックを組み作り上げたのが、この「Trip of Love」です。

ブロードウェイ史上初!日本の大阪から、トライアウト公演がスタート

実は「Trip of Love」のトライアウト公演は、大阪からスタートしました。

トライアウト公演というのは、ニューヨークのブロードウェイで上演する前に、観客の反応を見る為に行う「地方公演」のこと。

その反応を見ながら、本番のブロードウェイ公演前に最終修正をしていくのです。

大阪は宝塚などショービジネスも盛んで目が肥え辛口な観客が多いことから、トライアウトの地として選ばれたそうですが、通常はシカゴなどアメリカ地方都市で行う為、日本で開催するというのは史上初。

そんなブロードウェイの歴史に残る初の大阪公演は大好評に終わったそうです。

であれば、この日本人プロデューサーによる日本発のミュージカルが、本場ニューヨークではどのような反応を受けるのか気になる所。

ということで、この目で確かめるべく観に行ってまいりました!

1960年代アメリカを舞台にした、新感覚ミュージカル

Trip of Love」は観客席にいた女の子が舞台に吸い込まれ、1960年代アメリカをテーマにした不思議な世界で様々な経験をするというストーリー。

それをセリフなしで、ノンストップの歌とダンスのみで表現していきます。

今までにない新感覚のミュージカル、且つ色々な魅力が散りばめられた作品だったので、いくつか見所をご紹介していきます。

(1)お洒落な1960年代ファッションが、250着以上

衣装には特に力を入れたそうで、キャスト達は250着以上の衣装、6080個のカツラ、100足以上の靴を次々と着こなしていきます。

シーンごとにカラフルでキュートなお洋服だったり、クールなロックテイストだったりと1960年代のお洒落なファッションがコロコロ変わるので、見ているだけで楽しめます。

(2)みんなが知っている定番ヒットソングが28

映画「ティファニーで朝食を」のサントラでも使用された「ムーン・リバー」や、ビートルズのナンバー、ボサノバの定番ソング「イパネマの娘」などなど。

誰しもが一度は聞いたことがある1960年代のヒットソングが28曲かかるので、中には体を揺らしながらノリノリで観劇していたお客さんもいたほど。英語が聞き取れなくても十分に楽しめます。

音楽は世界共通ですね。

(3)やはりブロードウェイ、ダンスと歌は超一流

ダンサーがキレキレでとにかくカッコイイ!

彼らのピタっと揃ったしなやかな動きは一見の価値アリです。

当時流行ったスイングやモンキーダンスなどの動きも一部取り入れているので、その辺りもお見逃しなく。

またどの歌手の歌も素晴らしかったけれど、私が特に注目したのが黒人歌手Anika Ellisさん。

彼女の力強くソウルフルな歌声は鳥肌モノでした。

(4)歴史やカルチャーを学べるストーリー

劇中では当時まだまだ差別があった黒人女性が夢を叶え成功を勝ちとるシーンや、ヒロインの恋人がベトナム戦争で戦い命を落とすシーンなどもありました。

このように歴史や当時流行った音楽、ファッションなどの文化をベースにストーリーが展開されていくので、1960年代アメリカの時代背景を学ぶことができます。

もし時間があれば事前に勉強してから鑑賞すると、ひと味もふた味も理解が深まるかもしれませんね。

クールジャパン、世界へ

以前、本紙「New York・ビズ」の取材にて「クールジャパンという言葉を、ソフトという知的産業でも確立させる挑戦がしたい」と話していた出口氏。

世界の中心で日本の作品を認められた時に、日本は「ハード」だけでなく「ソフト」でも勝負できるのだということを証明できる。

それをミュージカルで実現させたい。

彼のこのような姿勢は同じ日本人として、とても誇りに思いました。

そんな世界で挑戦している日本人がいるという事、そしてこの素晴らしいミュージカルを、もっと多くの人々に知ってもらいたい。

この原稿でそれが少しでも伝わるといいなぁと願いつつ、出口氏の今後のご活躍と「Trip of Love」の成功を心より応援しています。

【ライター・プロフィール】さめこ 青山学院大学フランス文学科を卒業後、IT企業にてWEB広告制作・メディア編集者として7年間勤務。プライベートではマクロビオティックやローフード、オーガニック料理ソムリエなどの資格を取得し料理教室を主宰していました。現在はニューヨークにてライターをしています。個人ブログ「さめこのニューヨーク通信」やinstagramでもNY情報を発信中。ブログはこちらから

 記事提供:ニューヨークビズ

 

『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』 

著者/高橋克明
全米No.1邦字紙「WEEKLY Biz」「ニューヨーク ビズ」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ400人のインタビュー記事「ガチ!」を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる
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真の自由を謳歌したい人に必要なのは金でもスキルでも語学力でもない

私たちは毎日の生活の中で仕事、人間関係、家族など様々な制約を受けながら生きています。でも、しがらみのない自分らしい人生を歩みたいのが本音ですよね。自身の「個」の力で人生を満喫している高城剛さん。メルマガ『高城未来研究所「Future Report」』には、人生に行き詰まったという30代前半の男性読者からの声が届きました。高城さんのような制約を受けない人生を楽しみたい、という男性に対して、圧倒的な「個」の力で生きる高城さんの出した答えとは?

他者の制約を受けない人生を歩みたい、どうすれば?

shitumon (1)某音楽会社の関連会社に勤務する、都内在住30代前半の独身男です。

先輩後輩、仲間、体育会系、ヤンキーたたき上げの昭和的文化が色濃く残るこの業界で、それなりに耐え、踏ん張ってきたつもりでしたが、いよいよ疲れてしまいました

常に上の顔色を見てビクビクし、同調圧力による愛想笑いの連続、上からの投げかけには年中昼夜関係なく即レスが当たり前、会食後の下品な飲み会では盛り上げ役を演じ、早朝近くまで、歌いたくもない歌を歌わされ、ハードリカーをあおる鍛錬の日々に疲弊しております。

もう、こんな毎日から脱却したいです。

高城様のように、圧倒的な「個」の力で、他の何からも制約を受けず、ご自分の人生を本気で楽しみ、海外を飛び回る生き方に強く憧れておりますが、現状、そのような自分の武器(海外で通用する仕事のスキル、語学力、資金など)がありません。

どうにかしたいです!アドバイスをいただけませんでしょうか!

「どうにかしたい」が現実逃避ではダメ。大切なのは「未来」を計画する力

自分が納得できることだけをするような人生は、実は社会から逃避しているだけで、自立もできてなければ、どこかで大きな痛手を必ず食うものです。

しかし、納得できないことばかりの日々を生き抜いてきた者は、その世界をかいくぐれば、本当の自由を謳歌できる力を備えています。

いまのご質問者は、まさにその「鍛錬」の日々そのもので、「鍛錬」であれば楽なはずはなく、ですが、その後の成果も必ずあるはずです。

ただし、健康であることと、時間をキチンと管理できていることが絶対条件となります。お金でもスキルでも語学力でもありません。大切なのは、「計画する力」です。

思い起こせば7年前のご自身は、これほど自分を取り巻く状況が悲惨になるとは思わなかったのではないでしょうか。しかし、7年前も先輩後輩、仲間、体育会系、ヤンキーたたき上げの業界風潮はあったように思います。ということは、変わったのはご自身であり(まるで夢から覚めたように、そして実際に「良い夢」を見たこともあったはずです)、だから、これから7年後の計画をしっかりたてる必要があります。

いま」は、常に「過去」からできており、それを理解できた者は、良い未来へと進めるのです。そこで、ご質問にあります「どうにかしたい」のは、「いま」なのか「未来」なのか、しっかり考える必要があります。

もし、「どうにかしたい」のは、「いま」なのであれば、それは社会から逃避しているだけで、自立もできてなければ、どこかで大きな痛手を必ず食うものです。

しかし、「どうにかしたい」のが、「未来」なのであれば、時間はかかっても本当の自由を謳歌できるでしょう。

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takashiro 『高城未来研究所「Future Report」』
著者:高城 剛
1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
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