心理学者が指南。繊細さんを幸せにする「生産者的人格」と快楽主義とは?

新型コロナウイルスの感染拡大で騒がれた1月頃から、スーパーやドラッグストアの店頭からトイレットペーパーが姿を消しました。国民の「不安」がこのような行動を引き起こしてしまったのですが、今後どんなに科学が進歩しても「不安」は私たちを支配し続けることでしょう。心理学者でメルマガ『富田隆のお気楽心理学』の著者である富田隆さんは、「不安は常に人類を悩まし続ける」ものであるとした上で、不安な気持ちを忘れて楽しく生きるためのコツを伝授してくれています。

「不安扇動社会」を生き抜くには?

「不安」と「恐怖」の違いは何でしょう?

ひとつは「対象の存在を認識しているか否か」の違いです。

高所恐怖、動物恐怖、対人恐怖、等々、人は様々な対象に怖れを抱きます。しかし、人は自分が「何を怖れているのか」その「対象」を認識している場合がほとんどです。

例外的に、「得体(えたい)の知れない恐怖」というような、対象がはっきりしない恐怖も存在しますが、その場合でも、何か正体不明の、漠然とした脅威というような、恐怖を引き起こす原因となる匿名性の「対象」は存在しているわけです。

対象がある以上、これと闘うこともできるし、それから逃げることもできます。

恐怖は、それを克服する対策を立案することができるわけです。

これに対して、不安には明確な対象の認識が欠けています。

不安はいつでも「漠然とした」不安なのです。はっきりした原因を特定することができませんから、対策も立てられない。

闘うにしても、逃げるにしても、何と闘えば良いのか分からない。何から逃げれば良いのか分からない。

恐怖も不安も、人々を行動に駆り立てる強力な「動機」として働くわけですが、恐怖により引き起こされた行動が目的志向的であるのに対して、不安により引き起こされた行動は「盲目的」です。

盲目的であるということは、そうした行動が不安を克服するための役に立たない無駄な行動であるということであり、多くの場合、さらに不安を煽るような結果を引き起こすということにつながりかねません。

買い占め

今回のいわゆる「コロナ騒動」でも「買い占め」と呼ばれる現象が起こりました。

正体の分からない未知のウイルスが蔓延したのですから、人々が「不安」を抱えるのは当然でした。不安により行動の動機が高まり、何かをせずにはいられない状態に陥った人々の内、ほんの何パーセントかがトイレットペーパーなどの買い占めに走ったのです。

ところが、最初に、この何パーセントかの人々が買い占めを行った結果、実際にスーパーやドラッグストアなどの店頭でトイレットペーパーが不足するという「現実」が生じました。

この現実が噂となって拡がり、さらに不安を煽られた何十パーセントかの人々が買い占めの第二波を構成し、店頭から完全にトイレットペーパーが消えてしまったのです。

不安により引き起こされた行動は「盲目的」であるため、不安の低減につながらず、さらに不安が煽られる結果となりました。

こうした行動の結果、それまでの、未知のコロナウイルスが蔓延するかもしれないという漠然とした不安に加えて、新たに物不足という不安材料が創り出されたわけです。

そして、不安による行動の特徴は、個人が普段から頻繁にやっているような行動が選ばれやすいということ。また、動機が盲目的で方向性を持たないことから、暗示を与えられることで誘導されやすいということです。

実際、現代の都市生活者における主要な行動のひとつが「購買行動」であるため、不安を抱えた人々がスーパーなどの店舗に殺到したわけです。

いわゆる「買い占め」の行動は、日頃、「お買い得」の格安商品をわれ先にと競って買い求める行動と同じ種類のものです。

不安は人を「習慣的な行動」へと駆り立てる。

これが無能なお役人なら、普段から何かを禁止したり制限したり、というような非生産的な仕事ばかりしていますから、店舗や劇場を閉鎖させたり、電車の終電を前倒しにしたりといったことを熱心にやろうとします。

財務省の官僚なら、経済の先行き不安に備えて「増税」をしようと企むでしょう。

テレビのワイドショーの制作者たちは、日常から視聴者の不安を煽って視聴率を稼ぐ癖が身に付いていますから、新型コロナウイルスの脅威を必要以上に煽り立て、日本国中を集団ヒステリーのような状態にしてしまいました。

不安を煽られた田舎のチンピラや不良少年たちは、東京ナンバーの自動車に10円玉で傷をつけ、石を投げます。

誰もが、自分の行動の結果について考えることなしに、「いつも通り」の習慣的行動に終始しているのです。

先日、財務大臣が、一律給付金の10万円が市場に出回らず、ほとんどが貯金として貯め込まれた、経済効果を発揮しなかったと嘆いていましたが、この不安なご時世で、多くの家庭がひとまず消費を差し控え、臨時収入を貯蓄に回すというのも、「いつも通り」の行動なのです。

それにしても、いくら「大衆消費社会」だからといって、個人の生活の中心になる行動が「買い物」だなんて、あまりにも悲しいと思うのは私だけではないはずです。

五輪メダリスト輩出も経営難。令和に「スキー場」を復興するには?

スノーボードハーフパイプのメダリスト、平野歩夢選手が小学生の頃に練習に励んだ会津高原南郷スキー場が来場者激減で悲鳴をあげています。昨シーズンは暖冬で1か月近く早く営業を終えたこともあり、来場客は全盛期のわずか4%に落ち込んだそうです。読者の質問をきっかけに、メルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』著者で人気コンサルの永江一石さんが、この危機を救う方法を考えます。永江さんは、「閉鎖が無難」としながらも利用料無料やサブスク化というアイデアを提示しています。

スキー場に再興の道はあるか

Question

shitumon

妻の実家がある町なので、この『会津のスキー場が「つぶれそう・助けて」とSOS 全盛時に比べて来場者が96%減』という記事が目につきました。最盛期から来場者が9割減ともなれば、潰れるしかないと思うのですが、ここからどのように新生させるかアイデアお聞かせいただけないでしょうか。

こうなってしまっては通常のスキー場としての役割はもう終えているのではないかと思います。もう町民・近隣住民がスノーボードをストイックに練習する場なんてどうでしょう。スノーボードを極めるならここに移住ぐらいの立ち位置を築けるといいとは思うのですが。

永江さんからの回答

厳しい言い方になり申し訳ありませんが、率直に言って閉めた方が良いと思います。もし続けるとしたらよほど画期的なことをやらないと生き残れません。

スキーをやる高齢者もスノーボードをやる若者も減っている中で、スキー場でお客さんが来て成り立っているのは、雪質が良くインバウンド旅行者が多い長野県の野沢や北海道のニセコ、若者が多い首都圏/都市部から近い苗場や白馬などです。わざわざ遠くの、雪質が特別良いわけではなく、絶品の食材が楽しめるわけでもない福島や東北のスキー場に行く理由がありません。

なので、基本的には損失が拡大しないうちに畳む方が無難で、もしどうしてもスキー場として生き残りたいならば、根本から市場と戦略を考え、画期的な差別化を図らなければなりません。

例えば、都心のスノボ好きの若者に足を延ばしてもらえるようにスキー場の利用料を無料やサブスク型にして、収益は来場者に他の商品/サービスで作るとか。

または長期滞在が基本のインバウンドのお客さんに特化した素泊まりの部屋数が多いコンドミニアムを作ったり(海外は家族みんなが同じ部屋で寝る習慣がないので人数分の部屋があれば長期でも過ごしやすいし、毎日同じ旅館の夕食メニューを出されても飽きるので素泊まりにして地域周辺のお店で食べた方が楽しめる)、お寺の境内で宿泊できて日本文化に触れながら滞在できるようにするとか。

そのままスキー場をやっていても赤字が拡大するだけなので、もし続けるならそもそも「誰に何の理由で来てもらいどうやって収益を作るのか」を根本から考え直すことが必要だと思います。

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【書評】なぜ歴代天皇は「紙幣の肖像画」として描かれないのか

2024年度に刷新される我が国の紙幣ですが、これまで一度も天皇が肖像画として描かれたことはありません。その理由はどこにあるのでしょうか。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』で編集長の柴田忠男さんが取り上げているのは、そんな疑問を含めた歴史上の謎を考察する一冊。柴田さんが「正解」と言う、著者が展開する「天皇が紙幣に登場しない理由」は、確かに納得の内容です。

偏屈BOOK案内:三上喜孝『天皇はなぜ紙幣に描かれないのか 教科書が教えてくれない日本史の謎30』

fc20201029-s天皇はなぜ紙幣に描かれないのか 教科書が教えてくれない日本史の謎30
三上喜孝 著/小学館

この本は小学館が開設している「BOOK PEOPLE」サイトに、31回にわたって連載した「日本史の迷宮」の書籍化だ。日本の歴史を通史的に述べたものではなく、特定の政治史について分析を加えたものでもなく、天下国家を論じたものでもない。「細かいところにこだわることで、歴史の見方が変わってくる」という歴史の考え方を目指したもので、珍しいタイプの歴史読み物である。

第一章・歴史の断片からいにしえ人の暮らしと心を読む
第二章・時空を超えて歴史は再生産される
第三章・災害や自然環境の変化が人びとの意識を変える

ちょっと構えた章題だが、気にしないでパラパラ眺めて面白そうなところだけ読めばいいのだ。いずれも著者がここ10年ほどの間に関わったり考えたりしたことを述べたものであり、著者自身の「体験的歴史学」といえる。

聖徳太子は本当に「万能の政治家」だったのか、手塚治虫はなぜ「火の鳥」で騎馬民族を描いたのか、「源義経=チンギス・ハン」説の誕生と拡大のメカニズム、広開土王碑の謎3題、豊臣秀吉と砂糖の知られざる関係とは、過去の自然現象の歴史記録は何を語りかけているのか、等々バラエティ豊かである。

君はK-POPを聴かない。なぜいま韓国で「演歌ブーム」が社会現象に?

BTSやブラックピンクといった韓国発のK-POPが世界を席巻している今、当の韓国国内では「トロット」なるジャンルの音楽が大流行、子供からお年寄りまでがこぞって聴き、そして歌っているそうです。トロットとは一体どんなもので、その流行の裏には何があるのでしょうか。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、社会現象となっているトロットの全貌を詳しく紹介しています。

なんで今トロット(演歌)なんだ?

9月23日の283号に、今韓国はトロットが社会現象になっている。トロットが熱い、と書いた。なんで今トロット(つまり演歌)なんだ。そういう思いがずっとあった。下は4歳、5歳くらいから上は80歳、90歳まで今韓国はトロット一色なのだ。幼児からご老人まで全てトロット。BTSも、ブラックピンクもあるが、トレンドはトロット。つまり演歌。演歌っていったら、ロートル(年寄り)の音楽っていうイメージが強いし、それは間違ってはいないはず。筆者自身、韓国のトロットはほとんど聞かない。興味がない。歌だったら、バラード調のがいい。

なんで今トロットなんかなあ、と考えていたら偶然、「荒木和博」さんのユーチューブサイトに出会い、ここで、彼が「韓国はロートルも若者もみな疲れてしまっているんじゃないのか」というような話をされていた(ことばはちがうけど意味はこんなこと)。疲れた人がトロットを聞く、というのではないのだけれど、なんとなく筆者にはストンと腑に落ちる感覚があった。韓国の場合、競争社会のど真ん中でずっとやってるから、幼子もロートルも青年も皆疲れている雰囲気はある。しかも現在はコロナ全盛期。国全体が身も心も疲れていることは確かだ。こんな折だから、トロットが流行るんだろうか。

ことの発端は、2019年2月から5月まであった「ミストロット」だ。TVチョソン(TV朝鮮)が仕掛けた番組だった。女性だけが出られるコンテストで、ここでソン・ガインという女性が優勝しその後この子がテレビCFといわず、バラエティ番組といわずテレビに顔の出ない日がないくらい人気を博していた。

なぜこの企画(ミストロット)が持ち上がったのか。誰が仕掛けたのかはわからない。おそらくTVチョソンのPDとか放送作家とかそういう連中だろう。BTSが世界を席巻する中、なんで国内で「トロットでいくべ」となったのか。市場調査をして「今、トロットだ」というデータがあったのか。ビッグデータ解析で、「今、トロットだ」という結果がでてたのか。わからない。「なんでトロット番組」を作ろうと企画したのか、筆者としてはこの部分、一番知りたいのだが…。

そこに2020年1月から3月まであった「ミスタートロット」。決勝戦に残った7人が「トロットセブン」と呼ばれ、今現在、韓国のあらゆるテレビに顔の出ない日がない。そのうちの1人が女性問題でちょっと人気がおちてトロットシックスなどというふれこみで6人が番組に出ている。この中の一番下が3月から中学生になったジョン・ドンヨン君。一番上が44歳のジャン・ミノという人。

文明が続く限り。「健康」と「ダイエット」が必ず集客に成功する理由

長引く不況にコロナ禍も重なり、多くの企業が苦しい経営状況に陥っています。そんな現状にあって、店舗にお客様を呼び戻す妙案はないものでしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、「健康」「ダイエット」という2つのテーマで集客する方法のヒントを記しています。

必ず集客につながる「健康」「ダイエット」

中高年以上は「健康でありたい」。女性は「ダイエットしたい」。

文明が続く限り、このテーマは永遠です。多少、ブームによって波はありますが、人びとの関心が無くなることはありません。

このテーマを使って、集客方法を考えてみましょう。飲食店なら、「雑穀ごはんと有機野菜定食」「ビタミンたっぷり美肌みそ汁」。ファッション関係なら、「元気に歩ける、フィットパンツ」「ポッコリお腹矯正下着」。美容室なら、「健康な笑顔に見せる、とっておきスタイル」「ほっそり顔変身ヘア」。旅館・ホテルなら、「健康スポーツ体験宿」「食べて痩せる、エクササイズプラン」。

アイデアとしては、特に珍しいものではありませんが、これを徹底してやることで、“このお店には、○○がある”と、お客さまに認知していただけます。もちろん、斬新なアイデアなら、なお良いのですが。また、PRも大切です。

健康とダイエットに関心の無い人は少ないので、認知されれば、必ず集客につながります。

なぜ、片付け上手の人ほど「衣替え」などいらないと気づくのか?

暑かった夏も終わり、少し肌寒い長袖の季節になりました。タンスやクローゼットの中の「衣替え」、皆さんはどうしていますか。お片付けを自分でするのも、してあげるのも大好きと語る無料メルマガ 『お片付けの保健室』の著者・RYOKOさんは「衣替えしない派」宣言をしています。はたして、片付け上手が「衣替えしない」という、その理由とは?

衣替えーする派?しない派?

さすがにもう夏服来てる方はおられないかなと思いますが、皆さん衣替えはされましたか?我が家は衣替えしない派です!理由は手間が多く、私は管理がしづらいと感じるからです。ただ、自分がしないからといって否定している訳ではないのでそこは勘違いしないでくださいね。

私が考える衣替えをしない事のメリットは、

・衣替えする時間が不要
・衣服を分けてとっておく場所が不要
・急な気温の変化に対応ができる

以上の3点があげられます。衣替えして秋冬物にしたのに、急に一日暑い日が来た!という経験ありませんか?^^;

逆にデメリットはなんでしょうか?

・数カ月着ない服がいつも目につく

ぐらいしか私にとってはありません。この事も考えようによっては、自分が今持っている服を常に意識・管理出来るというメリットにもなります。あなたの持っている服の数やお家の収納スペースの容量や場所によっても、衣替えした方がいいのかどうかは変わってくると思います。

片付けは自分の生活をより豊かにする手段ですから、人によって最善の方法は違います。衣替えという日本では当たり前の習慣も私にとっては不要なように、どんなに評判の良い片付け方法でも合う合わないがあります。たくさんの片付け方法がありますが、自分の生活が快適になるもの、豊かになるものを取り入れていきましょう。片付け方が全然分からない人は一度自分が良いと思うものを全部真似して、その後生活していく中で不便を感じるところだけ変えていくという方法がいいかなと思います。

今日は衣替えしない派の目線でお伝えしましたが、衣替えする側のメリットなどはまた違ってきますのであくまで参考までに。

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吉岡里帆“丸出し写真集”がHすぎて炎上。女子総スカンでも男ウケ回帰の理由

女優の吉岡里帆(27)が来月5日に2年ぶりとなる写真集『里帆採取 by Asami Kiyokawa』を発売する。自身2度目の写真集となるが、露出が多くかなりのセクシー系だと、発売前から話題になっている。吉岡といえば、もともとグラビアタレントとして活躍していたが、その後女優業へと路線変更。しかし、なぜ今、ここまで体当たりな写真集を出すセクシー系へと戻ってしまったのだろうか?

吉岡里帆がなぜ今セクシー写真集を発売?

これまで数多くのドラマや映画に出演し、2020年には第43回日本アカデミー賞で新人俳優賞も受賞した吉岡。女優として順調に活躍してきたといって良いだろう。

しかし、今年に入ってからはドラマの出演もなく、あまりその姿を見かける機会がなくなってしまった。コンスタントに出演してきただけに、「何かあったのだろうか?」と感じても不思議ではない。

なぜ吉岡の女優業は失速してしまったのだろうか?

そのキュートさから男性ウケは抜群の吉岡里帆。2017年から出演している日清食品『どん兵衛』のCMは、かなり好感度が高い人気シリーズ。キツネ耳をつけた吉岡のかわいさに心を奪われてしまった男性は多いだろう。

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その一方で、実は女性からの支持があまりない。吉岡の評判をSNSで見てみると、「かわいいけど好きじゃない」「近くにいてほしくない」「友達にはなりたくない」「テレビに出ているとチャンネルを変える」など、なかなかの炎上ぶり。その嫌われっぷりはかなりのものだ。

なぜ吉岡里帆はここまで女性に嫌われてしまうのか?そこにはいくつかの理由があるようだ。

吉岡里帆が女性から嫌われるワケ①「ナチュラルな“あざとかわいさ”」

田中みな実(33)やテレビ朝日アナウンサーの弘中綾香(29)の影響で注目されている言葉「あざとかわいい」。文字通り「あざとい」と「かわいい」を掛け合わせた言葉だが、今やモテ系女子のキーワードになっている。吉岡里帆もこのあざとかわいいを持ち合わせた女性と言えるだろう。

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しかし、あざとかわいい女性の代表格でもある田中みな実は、多くの女性たちから支持され、吉岡里帆は多くの女性たちから嫌われている。2人の間にどんな“違い”があるのだろうか?

田中みな実はあざとかわいいを自任し、男性にモテるためのそれこそあざといテクニックを披露している。女性たちから激しいバッシングを受けそうなものだが、むしろ憧れの眼差しで見られている。

支持を集める理由は、女子力を上げるために並々ならぬ努力をし、それをオープンにしているから。自らを追い込むまでストイックに美を追求する姿が共感を得て、多くの女性ファン獲得に成功したのだ。

一方、吉岡里帆は自分のことをあざとかわいい女性だと思っていないかもしれない。しかし、やることなすこと男性から「かわいい」と思わせ、勘違いさせてしまう魔性を持っている。いわば、本人は意識していなくても、“ナチュラル”なあざとかわいさを振りまいてしまっているのだ。

それゆえ、男性ウケが良すぎて、女性たちから炎上するほど嫌われてしまっているのだろう。

俳優・伊藤健太郎(23)をひき逃げ疑いで逮捕。公開直前『アゲ太郎』に影響

警視庁は俳優の伊藤健太郎容疑者(23)をひき逃げの疑いで逮捕したことがわかった。伊藤容疑者は28日、都内で乗用車を運転中、2人乗りのバイクと接触する交通事故を起こした。その際、いったん現場から立ち去ったことで、ひき逃げの疑いがあると調べが進められていた。これから公開を控えている映画も数本あり、関係者は対応に追われている。

俳優の伊藤健太郎容疑者をひき逃げの疑いで逮捕

事故が起きたのは、東京都渋谷区千駄ヶ谷の交差点。乗用車を運転していた伊藤容疑者がUターンしようとしたところ、前からきたバイクと衝突。バイクに乗っていた男女のうち女性が重傷で、男性が軽いけがをした。

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事故を起こした場合、直ちに車を安全な場所へ駐車し、事故の対応をしなければならないが、伊藤容疑者は現場から立ち去ってしまったという。

その後、伊藤容疑者は現場へ戻ってきたものの、警視庁はひき逃げの疑いがあるとして、調べを進めていた。

事故現場は見通しの良い交差点。首都高速4号新宿線・外苑出入口のそば。道路はUターン禁止だとする報道がある。

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伊藤容疑者は30日公開の映画「とんかつDJアゲ太郎」(二宮健監督)に出演。主演の北村匠海演じるとんかつDJを目指すアゲ太郎のライバル役を演じている。

また、主演映画「十二単衣を着た悪魔」(黒木瞳監督)の公開も11月6日に控えており、大きな影響を与えそうだ。

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伊藤容疑者が逮捕されたことで、関係者はその対応に追われている。

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菅政権の無責任。“Go To Hell”で国民を追い込む日本のお寒い現実

コロナ禍の福岡で起きていた、あまりに哀しい事件。その事件の要因となったのは、現代日本の歪みそのものでした。今回のメルマガ『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、この事件の全貌を詳細に記すとともに、本当に支援を必要としている人を救わない日本の政治の責任を追求しています。

GoToキャンペーンの陰で何が起きているか

このコーナーは、ここのところ、菅義偉首相による日本学術会議に対する任命拒否問題を始め、政治の話題を取り上げることが続いていました。しかし、皆さんご存知のように、日本の中央のメディアは、アメリカの大統領選のニュースは連日のように大きく取り上げますが、日本国内のローカルニュースは、よほどのことがない限り報じません。特に、沖縄の米兵の犯罪や貧困が原因の事件など、政権に批判の目が向きそうなニュースは報じません。

そのため、あたしは、インターネットの利点を使って、日本国内の地方紙のウェブ版のニュースを北から南まで、できる限りチェックするようにしています。中央で起こった大きな事件よりも、地方で起こった小さな事件のほうが、今の歪(いびつ)な日本社会の問題的をリアルに映し出している場合が多いからです。そこで今回は、少し方向性を変えて、大半の人が気にも掛けずに素通りしてしまうような小さなローカルニュースを取り上げてみようと思います。

今回、あたしの目に止まったのは、10月22日付で福岡県のローカル紙「西日本新聞」のウェブ版が報じた「恐喝未遂の30歳の女に執行猶予付きの有罪判決が言い渡された」という内容のニュースでした。この女性は今年8月20日、福岡市中央区天神の真珠販売店で、店員にカッターナイフを向けて現金を脅し取ろうとしました。ここまで聞けば、誰もが「逮捕されて当然」「執行猶予など甘い」と思うでしょう。

どのような事情があろうとも、犯罪は犯罪なので、本来なら「女性」でなく「女」と書くべきです。でも、今回の事件は、どうしても「女」と書くことができないので、「女性」と書くことをお許しください。

この女性は、物心がついた時には久留米市の孤児院にいたそうです。中学校を卒業するまでは施設で過ごしましたが、施設にいられるのは義務教育が終わるまで。その後はアパートでひとり暮らしをし、飲食店を転々としながら、女給の仕事などをして暮らして来ました。

母親の顔は覚えていますが、父親の顔は知らないそうで、家族とは絶縁状態。どんなに困っても、頼れる人は誰もいません。それでも、一生懸命に働き続け、これまでひとりで生きて来ました。貯金などする余裕はありませんが、アパートの家賃を払い、何とか暮らして来ました。

しかし、今年2月のこと、仕事先のうどん屋の店長から「辞めてくれないか」と言われてしまったのです。新型コロナの影響で客足が遠のいてしまったため、店長も苦渋の選択でした。女性は次の仕事場を探し回りましたが、中卒で女給の仕事しか経験のない彼女は、同じような店を回ることしかできません。しかし、どの店も新型コロナの影響で経営が厳しく、とても人など雇える状況ではありません。

結局、家賃が払えなくなった彼女は、誰にも相談できないまま、夜逃げ同然でアパートを出ました。そして、とにかく人が多い場所へ行けば何とかなるかもしれないと思い、九州最大の繁華街である福岡市の天神に向かいました。お金のない彼女は、中央区天神の警固公園のベンチや周辺の雨風がしのげる場所で野宿をし、昼間は「食べ物をください」と書いた紙を持って路上に立ち続けました。

あまりにお粗末。「安心の社会保障」詐欺と菅首相の所信表明演説

この国の政治は、今後も「弱者」を切り捨て続けてゆくのでしょうか。少なくとも26日に行われた菅首相の所信表明演説を聞く限り、政府が社会保障に本腰を入れて取り組む姿勢は見えないと言っても過言ではないようです。そんな所信表明演説を「残念が満載」と切って捨てるのは、健康社会学者の河合薫さん。河合さんはメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』で、首相が語った「安心の社会保障」を取り上げ、そのあまりの物足りなさを厳しく批判しています。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

「安心の社会保障」という虚構

26日に召集された臨時国会で、菅首相が所信表明演説を行いました。新型コロナウイルスの対応やデジタル庁の新設など、重点施策をマスク姿で読み上げていましたね。既に、新聞各紙で識者たちのコメントが出ていますので、ここでは私が感じた「残念なことの一部」を書き綴ります。

「一部」としているのは、文字通り一部で、ここでは書ききれない「残念」が満載なのです。具体的な内容のオンバレードだっただけに、脳内のライオンやら猿やらが「おい!あれはどうするんですか!」と大暴れしているのであります。

「わが国の未来を担うのは子どもたちであります。長年の課題である少子化対策に真正面から取り組み、大きく前に進めてまいります」

こう菅首相は「安心の社会保障」についてお話になりました。

…が、その内容はといいますと、どれもこれも聞いたものばかりで、目新しいものといえば、首相就任後に打ち出した「不妊治療への保険適用」だけ。どうにもこうにも物足りません。

もちろん金銭的にも精神的にも負担の大きい不妊治療を、国が全面的にサポートするのは大賛成です。以前、私が参加した不妊に関する調査では、5組に1組の夫婦が不妊に悩んでいました。なので、「子供が欲しい」と思う人たちが安心できる社会を目指すことに異論は全くありません。

しかし、婚外子を認めてない日本では、子供を持つには「結婚」がマストです。フランスなどの国では、婚外子を認めることが出生率上昇の要因の一つになったことは広く知られていますし、「家族のカタチ」を社会全体で考え、議論し、理解を深めることを、なぜ、やらないのか。

そもそも、選択的別姓すら許さないのは「人権」意識の欠如であり、日本が直面しているさまざまな社会問題の解決には、もっと「人権」教育をする必要があります。そのことにも一切触れていません。