米大統領選をめぐる「陰謀論」が世界の人々を熱狂させる3つの理由

バイデン氏の勝利が確実と報じられてから約1カ月が経過するも、いまだ波乱が続いているアメリカ大統領選挙。話は、トランプ陣営の主張する「不正投票疑惑」からさらに拡大し、オバマ&クリントン元大統領やCIA、そして中国共産党も絡む一大「事件」へと発展しつつあります。……と、まるでTVドラマのような展開が全て「真実」であれば世界的な大問題ですが、メルマガ『富田隆のお気楽心理学』の著者で心理学者の富田隆さんは、米大統領選をめぐる裏情報は「陰謀論」である可能性が高いとしながらも、つい世界中の人々が熱狂してしまう「3つの理由」をあげ、その背景にある「世界の転換点」とも言えるパワーバランスの変化を指摘しています。

まるでドラマ『24』のような米大統領選挙と世界の転換点

テレビドラマのような展開になってきた米国の大統領選挙の様子を、きわめて無責任に楽しんでおります。

日本のニュースでは見事なくらいに全く報道しない不正選挙の手口が、日を追って次々に暴露され、そのあまりの多彩ぶりに、「やはりこれはドラマじゃないだろうか?」と、時々、「現実感喪失」状態に陥ったりしております。

今回、得票を自由に遠隔操作できることが明らかになったドミニオン社の集票計算システムですが、同社の背後にCIAだけでなく、ジョージ・ソロスや中国共産党の影が見え隠れし始め、事態はいよいよ国際的な謀略事件へと発展しつつあるようです。

これではまるで、ジャック・バウアーが大活躍するTVシリーズ『24』のようではありませんか。

私も、最初の内こそ、次から次へとネットに上がる不正疑惑にも半信半疑でしたが、「こんなの、まさかね~。ガセじゃない?」と思っていたネタに意外な証拠が出てきたりするので、次第に当方の「デマセンサー」のガードが低くなり、ますます騙され易くなり、「陰謀論者」への道をまっしぐらといった感じです。

アブナイ、危ない。

とは言うものの、このドラマ(?)、オバマ前大統領、ヒラリー・クリントン元国務長官、ベネズエラのチャベス元大統領など、登場人物も増える一方で、米国の憲法や選挙制度などにも詳しくなり、サスペンスも盛りだくさんなので、かなりハマってしまいます。

だって、フランクフルトのサーバーをめぐって、CIAと米陸軍デルタフォースが銃撃戦になり6人が死亡なんてとんでもない話を、退役した将軍がインタビューに答えて公共の電波に乗せちゃうんですから、これはもう『24』とかよりも話が大きくなりつつあります。

一部でささやかれているように、ドミニオンを使って中国共産党とCIAが選挙に介入していたなんてことが明らかになったら、内乱や戦争になりかねません。

私が「まさか」と疑う一方で、「もしかして……」と情報を集めてしまう気持ちもお分かりいただけるのではないでしょうか。

今日(12月7日)現在、どんな展開になっているかというと、トランプ弁護団のカリスマ的指導者であるルドルフ・ジュリアーニ弁護士が、新型コロナウイルスに感染したというニュースが日本の新聞にも発表されています。

トランプ大統領に不利な情報なら、かなりのガセネタでも報道するというのが日本の新聞の基本姿勢であることを考慮すれば、これは明らかにトランプ大統領のピンチです。

つい先ごろ、ジョージア州選管の不正行為を録った防犯カメラの映像が証拠として提出され、さすがのケンプ州知事も郵便投票の署名などを「初めて」検査するように指示を出しました。これで、不正な投票が取り除かれれば、ジョージア州ではトランプ大統領が逆転勝利する確率が高くなります。

トランプ陣営に追い風が吹き始めた矢先のジュリアーニ氏感染でした。

案の定、ケンプ州知事は、またまた態度を翻し、不正隠蔽の側に舵を切ったようです。

ますます、事態は混迷の度を深め、サスペンスは盛り上がり、ハラハラドキドキの連続です。

親から「山」を相続、生活にどう活用?人気コンサルからの提案は

もしあなたが親から山を相続したら、どのように活用しますか? ただでさえ地方の過疎化が進み、高齢化も著しい日本で山を活用するアイデアはなかなか浮かばないのではないでしょうか。『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』著者で人気コンサルの永江さんの元に今回、読者から「山を相続したが活用法を教えて欲しい」という相談が寄せられました。永江さんは、過去に「無料開放」で失敗した事例をあげ、ある「有料施設」に活用することを提案。その施設とは何でしょうか?

相続した地方の山に活用法はあるか

Question

shitumon

最近、四国の西側の山を相続することになりました。ただ現在何か山を活用することはなく、固定資産税を毎年払っています。昔は木を売って生活費の足しにしていたみたいですが、特に今はそういったことはしていません。

現在、関東に住んでいるため何もしていませんが、できれば山を活用できればと思うも案が思い浮かびません。永江さんであれば、山をどのように活用しますか?

永江さんからの回答

山の相続については今後日本中で出てくる難しい問題だと思うのですが……

よく「開放して入山自由にしたらどうか」という人がいるのですがわたしはおすすめしません。だって誰でも好き勝手に入れたら焚き火で山火事が起きたり大型家電などのゴミ捨て場になったり若者の遊び場になったり、無法地帯化するのが目に見えているから。

以前ブログに詳しく書きましたが、一言で言うと無料サービスは顧客層がDQNになるんです。かつて美濃部都知事が神代植物園を無料にしたところ、植物は持ち去られ、落書きだらけになり荒れ果てました。また多摩川河川敷のバーベキュー場も有料化したところキレイになり、無料エリアは悲惨なことになったそう。

わたしなら手間がかかるだけなので山なんて相続しませんが、もしアクセスしやすい立地ならキャンプ場にするのは良いかもしれません。ただ管理人を置かないといけませんし、掃除や集客などの初期投資も必要です。

もし関東在住で定期的に管理出来ないなら、思い切って自治体に寄付するのも一つの手だと思います(なかなか受けてくれないとは思いますが……)。

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石原さとみ“結婚こじらせ”は創価学会が原因?いまだ入籍日が未定の謎

今年10月に一般男性との電撃結婚を発表した女優の石原さとみ(33)。発表直後はさまざまな報道が過熱し、将来の旦那様の情報が駆け巡ったが、2人はいまだに入籍をしていない。果たしていつ正式に結婚をするのだろうか?石原は熱心な創価学会信者だと言われており、創価学会の記念日に入籍日を合わせるのではないかとの見方が強いようだ。

石原さとみの“入籍日”は創価学会の記念日合わせ

世の多くの男性を落胆させた、石原の突然の結婚発表。所属事務所は入籍日について、「良き日を選んで年内に」とコメントしていたことから、当初は創価学会の創立記念日で90周年の節目にあたる11月18日が有力視されていた。

しかし、石原からの入籍発表はないまま、年内も残すところあとわずかとなっている。

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事務所のコメント通り、年内に限ってみていくと、創価学会にまつわる大きな関連行事はない。だが、年が明けた1月2日には池田大作名誉会長の誕生日が控えている。学会員にとっては大切な日となるだけに、石原が入籍日として選ぶ可能性は十分にありそうだ。

次に大きな記念日となるのが、池田氏が学会の会長に就任した5月3日。この日は故戸田城聖氏が第2代会長に就いた日でもあることから、「創価学会の日」としてとても大切にされている。

そうした理由から5月3日も入籍の候補日となりそうだが、さすがに少し先すぎる。結婚発表から入籍が半年以上も後では2人の間に何かあったと疑われかねず、事務所としてもそれは避けたいところ。

一方、創価学会の記念日ではないが、12月には大切な日があった。それは石原さとみの誕生日。12月24日のクリスマスイブに石原は34歳になる。熱心な学会員とはいえ石原も一人の女性。誕生日とクリスマスイブに入籍したいと考えるのは必然だろう。

石原が12月上旬、銀座の高級宝飾店やヨーロッパ発祥の有名家具チェーン店で買い物をしていた姿を女性自身が報じている。左手薬指には真新しい指輪がきらりと輝いていたといい、入籍に向けて着々と準備を進めていると思われる。

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1月4日に放送される新春ドラマスペシャル「人生最高の贈りもの」(テレビ東京系)で主演を務める石原は、「家族の美しさや尊さが表現できたらいいなと」とコメント。

結婚するお相手は外資系金融機関に勤める年収5000万円超のハイスペック男性。石原はどんな「美しさと尊さ」を自身の新しい家族で作り出していくのだろうか。

image by : iamge by : 石原さとみ ホリプロ 公式サイト

日本で「ワクチン報道」ほぼ無しの異常。否定派の閣僚級人物が影響か

新型コロナの感染拡大が止まらない日本ですが、海の向こうのイギリスではワクチンを緊急承認し、7日から大規模な接種が開始されました。また、現時点で感染者数が世界一となっているアメリカでも承認が秒読み段階となっており、容認派と懐疑派による議論が盛んにおこなわれているようです。しかし、日本ではワクチン報道は冷ややかで、大きな議論も巻き起こっていないようです。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では著者で米国在住作家の冷泉彰彦さんが米国での現状を紹介しつつ、21年に五輪開催国となる日本でワクチンの議論が盛り上がらない現状を問題視。閣僚級の人物がワクチンに否定的との報道もあり、日本人のワクチン接種率の低下に不安が残るとしています。

極めて心配な、日本のワクチン問題

12月に入って、まず英国が「ファイザー・ビオンテック連合」による新型コロナのワクチンについて緊急承認を行い、現地時間の7日から大規模な接種が開始されました。ワクチンはベルギーで製造され、英国へは陸路と空路で輸送されたようです。

英国の国民保健サービス(NHS)によれば、最初に接種を受けるグループは、80歳以上の高齢者と医療従事者、介護従事者だそうで、全国にはワクチン接種センターが開設され、このセンターは今後全英で1000箇所まで拡大されるということです。

アメリカの場合も承認は秒読みであり、この「ファイザー・ビオンテック連合」のワクチンと、「モデルナ」のものが一週間前後で緊急承認されると、全米で接種が開始されます。

アメリカは、ワクチン接種の詳細な実務はそれぞれの州が担当することとなっていますが、例えばテキサス州などでは「接種の予行演習」が本格的に実施されています。大きな駐車場にレーンを作って、ドライブスルー方式で順番に「個人情報の確認」「検温と消毒」「接種」を流れ作業で行う訓練です。

各州には今後、この2つのワクチンについては、承認を見込んでどんどん輸送がされていき、承認と同時に接種がスタートする見込みです。

それとともに、ワクチンの治験を行った人の体験談などが報じられるようになってきました。例えば、接種は1ヶ月の間隔を開けて2回行うわけですが、1回目は何もなくても、2回めには倦怠感が出たという例があるそうですし、また発熱という反応が出たケースも数パーセントはあるようです。いずれについても、製薬会社も国の保健当局も想定内としています。

それでも、アメリカの場合は「バクサー」と呼ばれる「ワクチン懐疑派」の世論はかなりあります。その多くが高学歴で、東海岸やカリフォルニアなど民主党カルチャーの強い地域に多いと言われています。環境問題を気にする心理とどこか通じているという説があります。

ですから、仮に大統領選の前にワクチンを承認すると、トランプが選挙に勝つために強引に承認したという印象が広まって、大規模なワクチンへの不信とか嫌悪・拒否という現象が起きる危険があったわけです。正式には誰も認めていませんが、結果的に選挙後に承認となったのには、そうした要因もあったようです。

もっと言えば、民主党カルチャーの中には「最先端の技術を理解した上で信じる」グループと、「まず自然を大事にして人為的な技術は疑う」というグループがあるわけです。一方で、共和党カルチャーの中には「マスク無しの日常に戻るために一刻も早くワクチンを」という声と、同時に「何もかも信じやすい」グループ、そして「何もかも疑うグループ」などがあります。

また共和党の場合は「開拓精神による自主独立」というカルチャーを引きずっているために、強制接種(あるいはそれに近い動き)には、反対の声が出てしまうという傾向もあります。

クリントン、ブッシュ、オバマという歴代大統領3名が、承認と同時に接種をして、その光景をTV中継すると申し出ているのは、両党支持者の中にあるネガティブな反応を抑え込むためのようです。

問題は、副反応の可能性ですが、大手のメディアは「ある程度身体が反応するのは、ワクチンが効いている証拠」だから「心配ない」という報道を繰り返しています。また、テキサスでの予行演習では、接種後には全員が15分間駐車場で待機して、健康に異状が見られたらムリに運転をしないで看護師を呼ぶという運用の訓練もされていました。

また、接種後に副反応が起きた場合に「適切な処置を行う」と同時に「パニックになってネガティブな情報を拡散しない」ように、健康状態を追跡するアプリへの登録を義務付けることになっています。

とにかく、ワクチン接種というのは、個々の接種者を守るだけでなく、社会全体に免疫の壁を作り上げて、ウイルスの伝染を徹底的に囲い込んで、最終的には収束させるのが目的です。そのためには、70%(諸説あります)という接種率を実現しなくてはなりません。ですから、政府もメディアも必死になっているのです。

常連と肉体関係も。元キャバ嬢タクシー運転手が暴露する赤裸々な日常

メルマガ『ジャンクハンター吉田の疑問だらけの道路交通法』に届いた相談をきっかけに、そのメールの送り主で都内在住の女性タクシードライバーにインタビューする機会を得た交通ジャーナリストの吉田武さん。前回に続き、今度は女性ドライバーが前職のキャバ嬢時代やタクシー会社への勤務理由、そしてシングルマザーになった経緯から常連客との「関係」など、知られざる実態を赤裸々に告白しています。

※本記事は有料メルマガ『ジャンクハンター吉田の疑問だらけの道路交通法』2020年10月16日、23日、30日、11月6日号の一部を抜粋したものです。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

元キャバ嬢でシングルマザー。38歳の女性タクシードライバーが語る苦悩とは?

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吉田:ところで僕のメルマガの読者になった切っ掛けからまずお話を伺っていきたいと思いますが……。

Fさん:「パーキングメーターは59分まで料金未納で利用できる」というのがネットで拡散されていたのを知り、これを拡散した張本人って一体誰なんだろうとネットで調べていったら吉田さんだったと知ったのです。そこでメルマガ発行していることを知り購読を始めました。

吉田:ありがとうございます!

Fさん:最初ネットで「59分までお金払わずに大丈夫」と拡散されていたのは各所で話題になっていて、でも吉田さんの名前が一切出ていなくて出どころ不明だったんですよね。ウチのタクシー会社でもドライバー全員でその情報を共有するようになり、このおかげで路上のパーキングメーターへ駐車して、公園やデパートなどの施設へ行ってトイレに入ることが可能になったんですよ。それまではトイレ行く回数も極力減らさねばならなかったり、ドライバーたちは悪戦苦闘してました。トイレ行くにもわざわざ300円料金払っていましたからね。

吉田:そうだったんですね。僕の親父も生前タクシードライバーだったので確かに用を足すのも大変って言ってましたが、亡くなって25年以上経っていますからトイレ問題はその頃の方が今よりも遥かにラクだったとは思いますけど(笑)。

Fさん:お父様もタクシードライバーだったからこそ、吉田さんが道路交通法へ物申したい気持ちも凄く強く伝わってきます。ウチの会社では吉田さんは神みたいなもんですけどね(笑)。トイレだけじゃなく今まで食事するのもタクシー車内で食べていたのが59分まで料金未納で止められますので休憩で外食もお店で可能になりました。おかげでタクシー車内でコンビニ弁当を食べる日々からの解放はそれはそれは素晴らしい功績で(笑)。

吉田:なるほどね。そういうタクシードライバーの方しかわかり得ない情報を丁度聞きたかったんですよ。

Fさん:改めて吉田さんにお伺いしたいことがあるんですけど……路上にあるパーキングチケットの駐車エリアでは59分まで駐車はできない認識でいいんですよね?パーキングメーターと違ってあの裏技は使えないという?

吉田:はい。パーキングチケット制になっているエリアはスグに券売機でご自身の車両ナンバーを登録してフロントガラスに貼るステッカーみたいなチケットを発行しないと即座に駐車違反となります。勘違いしてパーキングメーターと同じこと繰り返していたドライバーの方から以前「駐禁切られたじゃねえか。責任取ってくれよ」など難癖付けられたこともありますが、59分までというのはパーキングメーターのみと文脈理解できていない方からのクレームもありましたけどね(苦笑)。

Fさん:なるほど、勉強になります。59分までパーキングメーターを無料で使われたくなかったら全てパーキングチケット方式にすれば一網打尽に公安委員会が頭悩ます問題も解決すると思うんですけど、いまだに時代遅れなパーキングメーターのままにして、法改正せずにしているのが理解に苦しみます。

吉田:それは警察関係者の天下り先、というか定年退職後にパーキングメーターから100円玉を回収する徴収員がいるんですが、彼らに仕事を与えるのが目的らしいです。80年代からその座組で30年以上パーキングメーターは稼働されてきましたが、100円玉回収オジサンたちは元々警察関係者が中心で揃っていて定年退職後の仕事としてウォーキングがてらコイン集めをしているってわけなんです。まさに歩くスーパーマリオみたいな(笑)。

Fさん:なんて生産性のない現実なんでしょうか。59分まで路上に無料で駐車されたくなければ全部パーキングチケットに改良すれば解決できてしまうのに腹立ちますねぇ。徴収員は2人ペアで稼働していることが多いですからマリオブラザーズですね(爆笑)。

 

やってる感だけの政治家が曰う「国民目線」の「国民」とは誰なのか?

首相や大臣をはじめとする政治家が好んで使う「国民目線」という言葉。しかし、そこで語られる「国民」とは具体的に誰を指しているのでしょうか。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では著者で健康社会学者の河合薫さんが、「国民目線」とは属性によって大きく変わるものとした上で、現在、政権与党の政治家たちが使うこの言葉にまったく意味がない理由を冷静な筆致で記しています。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

「国民目線」とは、どの「国民」なのか?

今回は「国民目線」についてあれこれ考えてみます。

国民目線――。

この言葉を政治家が好んで使うようになったのは、いったいいつからなのでしょうか。

先週の金曜日(4日)に行われた記者会見でも、「菅内閣において重要なのは、変化に対応するスピードと国民目線の改革」と菅首相は訴えました。

菅首相だけではありません。多くの政治家か、多くのメディアが「国民目線」という言葉を滅多矢鱈に使っています。

そして、「国民目線」という美しい言葉を使うことで、「ちゃんとやってます!」「国民のために働いてます!」「決して私利私欲で働いてるわけじゃないんです!」と政治家は自らの政策の正当性を主張し、その言葉を聞いた人たちも「国民目線」という言葉が醸し出す“空気”に安堵するのです。

でも、その「国民」って、いったいどの「国民」を指しているのでしょうか?

「自分を支持する人たち」=「国民目線」。こう解釈してるのではないか?そう思えてなりません。

日本には約1億3,000万人の人たちがいるのですから、その人の数だけ「国民目線」はあります。

ある人が喜ぶことをすると、逆に悲しむ人もいるでしょう。同じ人でも、そのとき自分が置かれた状況で「国民目線」もかわるでしょう。どんな場所に住んでいるのか?どんな仕事についているのか?どんな雇用形態で働いているか?年齢は?性別は?などなど、属性によっても「国民目線」は大きく変わるはずです。

この“当たり前”を考えれば、「国民目線」という言葉を、伝家の宝刀のごとく使えるはずがない。

国民の代表である政治家が、どうしても「国民目線」という言葉を使いたいなら「自分を支持しない人の目線」をもっと大切にすべきだし、「自分が進めている政策」からこぼれ落ちている人の目線の側に立つべきです。

大きな声の国民より、むしろ小さな声を拾い上げる。その手間のかかる作業を徹底して、はじめて「国民目線」を感じ取ることができるのではないでしょうか。

そして、今。コロナ感染拡大は、多くの人たちから日常を奪いました。しかし、その影響は決して平等ではなかった。

「これまでも申し上げていますように、国民の命と暮らしを守る、それが政府としての最大の責務です」――。

菅首相は記者会見でこう述べましたが、「暮らしが守れず、命を断つ国民が急増しているじゃないか!」と、私の脳内の猿が暴れるのです。「医療現場の人たちが疲れきってるじゃないか!」と、脳内のウサギが叫び続けるのです。

政府が進める政策や対応からは、弱い立場の人を最優先で救済するという人間倫理の根幹が見えない。…こう思うのは私だけなんでしょうか?

ASKAを襲う「わんわんお作戦」の幻覚。電波ツイート連発、薬物の影響か?

ミュージシャンのASKAが自身のツイッターで謎めいたツイートを連投している。ハッキングや監視、盗聴、盗撮などの被害を訴え、まるで誰かと戦っているようなASKA。意味不明な投稿を繰り返すASKAにネットでは心配する声が多数上がっている。

ASKAが発信し続ける“妄想”ツイート

最近のASKAのツイッターでよく目にするのが、監視や盗聴に関するもの。11月28日には「先日、うちに『元ホワイトハッカー』が来られた。 目の前で証拠を見て帰られた。 逆監視中です」とツイート。

2014年に覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕されたASKAは、執行猶予中の2016年に再逮捕。11月28日はその2度目の逮捕の日にあたる。

感慨にふける気持ちはわかるが、「元ホワイトハッカーが来た」「逆監視中」はどういうことなのだろうか。

また、12月1日には「すでに『わんわんお』作戦に突入しています」と、さらに意味不明なワードが登場。「わんわんお」とはネット上で絵文字の(U^ω^)を表す言葉として知られているものの、ASKAの作戦がこれを指しているかどうかははっきりしない。

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もしかしたら、これ以外のものを表しているのかもしれないし、そもそも「わんわんお作戦」の意味が全くわからない。

さらに、12月3日は「位置情報 マイクロ波 赤外線 体温これを組み合わせて人型ができるんだ。写真や映像のようには見えていないので一般人の方は安心していい」と理解不能な投稿をしている。

一体、ASKAは自身のツイッターを通して、誰に何を訴えようとしているのか?謎は深まるばかりだ。

謎ツイートのきっかけは米大統領選挙か

ASKAが不思議なツイートをするようになったのは、アメリカ大統領選挙が行われたあたりから。選挙の不正にまつわるツイートや陰謀論などを投稿するようになった。

ASKAの過去のツイッターを遡っていくと、仕事の話や日常の出来事、食べたものについての話など、特におかしなつぶやきはない。投稿数も1日に数回程度と、至って普通のツイッターだ。

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ところが、11月3日のツイッターから雲行きが怪しくなってくる。

「日本のメディアは『CNN』に振り回されてる」とつぶやいたことをきっかけに、そこからASKAのツイッターはアメリカ大統領選挙一色になっていく。

ツイートの内容を見ていると、今回の選挙でASKAはトランプ支持とみられ、バイデンに対して否定的なコメントをしていることが多い。

そして、11月5日にはアメリカが分断されるようなことが起き、「アメリカ連邦共和国になる日が来るかもしれない」と投稿。ハッシュタグに「#何かが動きはじめてる」「#不正選挙」「#共産主義」を添えていた。

ここからしばらくは大統領選挙についてのツイートを1日に複数回投稿。しかし、先述した11月28日を皮切りに、「『アニメ』『ゲーマー』『プログラマ』からのフォローが一気に増えてる。 あまりにも不自然だろ」とツイートし、一般人ユーザーにもからみ始め、「#逆監視中」というハッシュタグも登場し始めた。

PCR検査の“価格破壊”が始まった。今度は1980円で受けられる施設が登場

先日、東京・新橋駅前に新型コロナウイルスのPCR検査を2900円で受けられる民間の検査センターが開業して話題となったが、それよりもさらに1000円安い、1980円で受診できる施設が10日オープンすることがわかった。これまで2万円が相場とされていたPCR検査に、一気に価格破壊が起きている。

「安い、早い、安全」PCR検査

1980円という破格の値段でPCR検査を受けることができるのは、東京駅八重洲南口から徒歩4分の場所に誕生する「SmartAmp Station“駅前検査”」。資料によると、国立研究開発法人理化学研究所と神奈川県衛生研究所 が共同で開発した、新型コロナウイルス次世代 PCR 検査法、PCR/SmartAmp法(スマートアンプ法)を使用し、安く、早く、安全に検査できる環境を提供するという。

唾液から新型コロナウイルスを検出する形となり、唾液採取に必要な時間はわずか30秒で、ウイルスの検出時間は約40分で済むとしている。

検査結果は翌日に通知されるが、追加費用を払えば当日に検査結果を受けとることも可能。急いで結果を知りたい人にとっては嬉しいサービスだ。

検査が手軽で、結果が出ることも早いことから、読売巨人軍や日本柔道連盟、日本サッカー協会などのスポーツ団体ですでに利用が始まっている。

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PCR検査の値段はどこまで下がっていくのか

高額なイメージがあったPCR検査だが、ここへきて費用が10分の1ほどに下がるなど、大きな価格破壊の波がきている。

なぜ、これほどまで安価な値段で提供できるようになったのか。

PCR検査は医療に直結するとはいえ、提供する側からすれば販売するものやサービスと同じ。最初は開発や確保に投資が必要なものの、大量生産やコスト削減することによって価格を下げることができる。

特にPCR検査のようなものは、現時点で明らかに需要が多くあり、提供すればリターンが返ってくることは明らかだ。

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先日2980円で提供を始めた木下グループも、今回1980円で挑む株式会社ダナフォームも、民間企業であることから、きちんと利益を生んでくれるという目算がある。

新型コロナウイルスによる重症者が全国で555人を記録し、過去最多を更新する中、格安PCR検査の需要は今後も増加していくとみられる。すでに多くの企業や個人から問い合わせがあるといい、PCR検査をめぐる価格競争はこれからも加速していきそうだ。

客殺到で大混乱も。ユニクロのコラボ商品はなぜ売れるのか?

今年11月、ユニクロが世界的なファッションデザイナーのジル・サンダー氏とのコラボ商品を9年ぶりに復活させると、一部の店舗では客が殺到するなど大きな話題となりました。今回のメルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』では、これまでも様々なコラボ商品をヒットさせてきたユニクロの売れる仕組みの創り方をビジネスモデルとターゲット設定から探ります。著者の理央周さんがたどり着いたユニクロのコラボが当たる最大の理由とはなんなのでしょうか。

ユニクロのコラボ商品は、なぜ当たるのか?売れる仕組みの創り方

先日発売になった、ユニクロのコラボ商品、行列ができたり、ニュースで取り上げられたりと、大きな話題になりました。今号では、ユニクロとデザイナーのジル・サンダー氏による、コラボコレクション「+J」について、そのマーケティング的な意味、について、考えていきましょう。

ユニクロのコラボ商品

今回の、ジル・サンダーとのコラボ商品は、世界各国の店舗とオンラインストアで発売されたとのことです。このコラボは、2009から2011年間にも、5シーズン継続して、コレクションを発表していました。今回、実に9年ぶりの販売となったので、久しぶりに買いたいと思う人が多かったようで、かなり大きな話題になりました。

アイテムは、メンズだとジャケットやチノパン、レディースだと、短い丈のダウンジャケットや、シャツなどの商品が出たそうです。私も、新宿のビックロに立ち寄って、売り場を見てきましたが、いつもより、少しクールな感じのディスプレイで、20代前半くらいをターゲットにしている、といったイメージです。

デザイナーのジルサンダー氏は、ドイツ出身の方で、1968年に自分のブランドを出したそうですから、もう50年以上のデザイナーとしてのキャリアがあります。WWDジャパンによると、ジル・サンダー氏の服の特徴は、色使いシルエットが、かなりシンプルでスッキリした感じのデザインとのこと。

ここのところ、できる限りいらないものを省いていく、「ミニマリスト」というライフスタイルが流行っていますが、そのようなイメージのデザインが多いようです。

ユニクロのビジネスモデル~ZARAとの比較

なぜ、ユニクロのコラボ商品がヒットしたかを考える前に、ユニクロのビジネスモデルについて、おさらいをしておきましょう。ユニクロは、大量に生産して、業界の標準よりも低い価格で販売する、「コストリーダーシップ」という戦略をとっています。

たくさん仕入れるので、原材料をはじめとして、一つ一つにかかるコストを抑えることができます。対照的に、差別化戦略をとっているZARAは、デパートのクオリティのデザイン性高い商品を、手が届く価格で販売しています。

なので、ユニクロをZARAと比べてみると、多く生産する分、デザインはシンプルで、色使いもオーソドックスなものが多いのが特徴です。なので、着回しがきいたりします。また、手に届く価格なのに、服の品質はとても良いと言えます。肌触りもよいし、長持ちもするものが多いですよね。

この辺りは、購買層にも影響を与えます。たとえば、同じ2~30代の女性でも、ユニクロファンは、堅実派で賢い消費をするタイプ、一方のZARAファンは、ファッションやメイクに、興味を持つタイプが多いとのことです。どちらも、戦略が明快なので、お客様から見ても、分かりやすく、「自分が買うならこっちだ」と、買う理由になります。

【書評】街中に監視カメラ、ネット検閲…それでも中国人が幸福な訳

街中のいたるところに設置された監視カメラ、ネット上の出来事はすべて政府が把握していると言われている、中国。想像するだけで息苦しさを感じそうですが、なぜ中国人はそれを文句も言わずに受け入れているのでしょうか? 今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』では編集長の柴田忠男さんが、中国の「幸福な監視社会」の謎を解き明かそうとする注目の一冊を紹介しています。

偏屈BOOK案内:梶谷懐・高口康太『幸福な監視国家・中国』

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幸福な監視国家・中国

梶谷懐・高口康太 著/NHK出版

「中国を訪問すると、その監視社会ぶりに驚かされます。地下鉄駅ではX線による荷物検査など空港並みのセキュリティチェックを実施。日本の新幹線に相当する高速鉄道では身分証の提示が必須です。さらに街中いたるところに監視カメラが林立しており、全国でその数は約2億台。2020年には6億台に迫るといわれています」とイントロからびびらせてくれる。これが現実世界……。

一方、インターネット上でもすべてが政府につつ抜けである。ところが、中国人のほとんどがそれに不満を抱いていない。それどころか、現状を肯定的に見ている。中国人はプライバシーに無頓着だから、専制政治によって洗脳されているから、と思いたいがそんな単純な理由からではないらしい。この本は、この「幸福な監視社会」の謎を解き明かすことを課題にしている。

第1章では、数々の事実誤認と誤解、時には歪曲であふれている、中国の監視社会に関する議論。第2章では、アリババやテンセントといった民間企業によるテクノロジーの開発および、その「実装」がいかに中国社会をより便利に、より快適にしてきたかに注目。第3章では、政府主導で進められている「社会信用システム」に注目、管理社会、監視社会について具体的に考える。

第4章では、政府による言論統制が、情報通信技術(ICT)の進歩によっていかに洗練化し、巧妙になっているかを現地での体験を踏まえて紹介する。第5章では、「テクノロジーを通じた統治と市民社会」という観点から、「管理社会」「監視社会」化の進展による「市民的公共性」の基盤の揺らぎを考えていく。

第6章では、中国の大都市の「行儀が良くて予測可能な社会」が中国のような権威主義国家で進行していることの意味を考える。第7章では、ジョージ・オーウェル「一九八四年」的監視の最前線、深刻な民族問題を抱える新疆ウイグル自治区で起きていることに焦点を当てて論じている。みごとな構成である。