真夏の怪奇?窓ガラスが割れるほど暑い!猛暑で『熱割れ』が頻発

連日、日本列島を襲う猛暑。各地で35℃を超える、うだるような暑さが続いている。そんな夏の定番といえば怪談話だが、稲川淳二もビックリするような、奇妙な怪奇現象が起こっていると、SNS上で話題となっているのだ。それは、いつの間にか勝手に窓ガラスが割れている…というもの。

勝手に窓ガラスが割れるポスターガイスト現象か?

誰かがいたずらして割ったものでも、事故や事件でもない。では、やはり怪奇現象か? …もちろんそんなことはなく、実はこれ『熱割れ』という現象。

ガラスはとても硬いため、まさか突然割れるというような現象は信じられない人が多いだろう。しかし、実は夏はガラスが割れやすい時期なのだ。

この『熱割れ』という現象、日本を代表するガラスメーカーである日本板硝子のサイトには、以下のような説明が書かれている。

窓ガラスに直射日光を受けると、日光の照射された部分は暖まり膨張します。一方、周辺のサッシに飲み込まれた部分や日陰になった部分はあまり暖まらず低温のままとなります。

日光の当たった部分と当たらなかった部分の温度差、すなわちガラス面内(板内)温度差に比例し、ガラスのエッジ強度を越える「熱応力」が発生すると「熱割れ」が起こります。(日本板硝子HPより引用)

簡単にいうと、外は直射日光があたって暑いのに、室内でエアコンつけて涼しくしていると、大きな温度差が生まれて、ガラスが割れてしまうことがあるのだ。

中にワイヤーが入った網ガラスは要注意

この熱割れというもの、特別新しい現象ということではない。ガラスメーカーなどでは周知の現象だが、一般的にはあまり知られていなかった。初耳だという人も多いだろう。しかし、ここ数年、夏の暑さが激しくなり、一般家庭でも熱割りが起こるようになり、SNSでも上がってくるようになった。

ちなみに、この熱割れは、マンションでよく見られる、窓ガラスの中に網目のワイヤーが入っているタイプのサッシ窓で起きやすいという。一見すると、強度が高そうに見える網ガラスだが、意外にも割れやすいという。

というのも、網ガラスは割れにくいのではなく、火災が起きた時に、ガラスがまわりに飛び散らないようにワイヤーを入れたもの。破片は飛散しにくいが、決して割れにくいというガラスではないのだ。

修理交換の目安は3万円

では、もし熱割れによってガラスが割れてしまったり、ヒビが入ってしまったら、どうしたらよいのか? 残念ながら、この熱割れが必ずしも保険の対象とはなっていないようだ。その場合は自費での修理となってしまう。

窓ガラスの大きさにもよるが、修理交換の目安は3万円程度。意外とおおきな出費になってしまうので、いくら外が暑いとはいえ、室内を18℃とか冷やし過ぎないように注意したい。

もし、熱割れが起きてしまったら慌てずに、まずは大家さんや管理会社に報告してご相談を!

日本と核兵器のベストな距離感。核の傘と核禁止条約の矛盾はこう解決せよ

唯一の被爆国でありながら、3年前に国連が採択した核兵器禁止条約に今なお加盟する姿勢を見せない日本政府。今年の広島・長崎での式典でも同条約に言及することのなかった安倍首相に対する批判が高まりを見せていますが、そもそもなぜ日本政府は核禁条約への不参加を貫いているのでしょうか。米国在住作家の冷泉彰彦さんは今回、自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』でその理由を3点指摘するとともに、今後我が国は核とどう向き合うかについて考察しています。

戦後75年に考える「被爆国日本」の本音と建て前

2017年7月7日に国連は核兵器禁止条約(核禁条約)を採択しました。これを受けて、核保有国である米英仏各国は、条約に加盟しない方針を発表、日本も政府もこれ以来、同様の姿勢を取ってきています。

一方で日本は、1960年代から70年代にかけて、佐藤栄作政権が国際社会に働きかけて「核不拡散条約(NPT)」を各国が調印するように尽力、自国も批准することでNPT体制の実現に貢献しました。また日本は、過去長い間ずっと国連の本会議に対して「核兵器廃絶決議案」を提出し続けていますし、非核三原則を国是として堅持していることは、内外に強く主張し続けています。

にもかかわらず、この核禁条約に関しては、これまで日本は「反対」で一貫して来ました。そのために、日本国内ではまるで現在の政府が核廃絶に消極的であるかのような印象が広がり、そうした政府の姿勢を批判する動きも続いています。

例えば、今回の広島、長崎における原爆慰霊式典に参加した安倍総理の演説が「コピペ」であるなどということも含めて、漠然とですが、現在の日本政府、つまり自民党の安倍政権は核廃絶に不熱心だという批判があります。その批判の中核には、核禁条約「不参加」という問題があるようです。では、そもそもどうして日本政府は核禁止条約に反対しているのでしょうか?

日本だけがバカ正直。核の傘と核禁条約は矛盾しない

これまでの政府の言動からは、3つの理由が指摘できます。まず1つ目には、核禁止条約は「現実を無視している」、つまり事実上は相互の核抑止力や核の傘がこの世界の安全を守っているという安全保障の現実を踏まえていないから反対ということのようです。

2点目として、日本は「核保有国と、非保有国の双方が協力して取り組めるものしか参加しない」というのを基本方針にしているそうです。従って、あらゆる核の使用を非合法化して、現在の保有国に廃棄を迫る核禁止条約には参加できないということのようです。

3点目としては、北朝鮮危機のような現在進行形で発生している核拡散問題については、核禁条約はこうした具体的な拡散防止策には役に立たないという理由です。

以上の3つがいわば外交のタテマエであるならば、その奥のホンネの部分には、現在の日本は、核の傘に入っているのだから、報復核攻撃を合法化しておかないと、核の傘は有効にならないというロジックがあると考えられます。

そんなわけで、核禁止条約には入らないというのですが、どうも、この姿勢はバカ正直というもので、そんな論理的整合性に意味があるのかどうか疑わしいように思います。

元マイクロソフト社員だから分かる、TikTok電撃買収の真の狙い

様々な憶測が飛び交っている、マイクロソフトによるTikTokの買収。そもそもなぜマイクロソフトは、中国の企業が開発し運営する動画共有サービスの買い取りに乗り出したのでしょうか。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では世界的エンジニアで元マイクロソフトの社員でもある中島聡さんが、改めて一連の動きを振り返るとともに、同社の狙いを予測・解説しています。

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

MicrosoftによるTikTok買収、本当の狙いとは

ここ2週間ほど、TikTokがメディアを賑わせています。TikTokは中国初の動画共有サービスです。音楽に合わせてダンスを踊る映像などを共有するアプリで、全世界に8億人のアクティブ・ユーザーがいると言われています。私自身も、2000年代の終わり頃にPhotoShareという写真共有サービスを提供していたことがあるので、とても親近感を感じるサービスです。

米国にも8,000万人のアクティブ・ユーザーがいるそうですが、最近、やたらと中国を目の敵にしているトランプ大統領が、「TikTokのような中国企業が運営するサービスを米国で運営されると、個人情報が中国共産党に筒抜けになる」という発言が発端となって、一連のイベントが起こりました。

最初は、「MicrosoftがTikTokとの買収交渉をしているらしい」という報道でしたが、この時点では「噂」でしかありませんでした。私から見れば、せっかくエンタープライズ・ビジネス向けのSaaSビジネスへの転換に成功しつつあるMicrosoftにとって、TikTokの買収は、戦略的に意味がないし、やるべきではないと感じていました。

しかし、8月1日にReutersが「TikTok’s Chinese owner offers to forego stake to clinch U.S. deal」というスッパ抜き記事を書き、ここで一気に信憑性が増しました。この報道は、まずはMicrosoftが米国内のTikTokユーザーのデータ管理をすることにより、米国政府の懸念を払拭し、その後に売却先を探すというトーンで書かれています。

Under ByteDance’s new proposal, Microsoft, which also owns professional social media network LinkedIn, will be in charge of protecting all of TikTok’s U.S. user data, the sources said. The plan allows for a U.S. company other than Microsoft to take over TikTok in the United States, the sources added.

翌日(8月2日)には、Microsoftから公式ブログを使って「Microsoft to continue discussions on potential TikTok purchase in the United States」との発表があり、そこにはMicrosoftが(TikTokの親会社である)ByteDanceとだけでなく、米国政府ともこの件を話あっていると書かれています。

Reutersの記事とは異なり、Microsoft自身がTikTokを買収するとブログには書いてありますが、「外部からも投資家を募る可能性がある(Microsoft may invite other American investors to participate on a minority basis in this purchase.)」と書いてあるので、Microsoft本体に取り込むというよりは、別会社として運営する計画のようです。

東京人は「飢え」に備えよ。コロナ下の日本、食料問題の行き着く先は

新型コロナウイルスの感染拡大のニュースが連日報道されていますが、そんな中、農林水産省が5日、2020年度の食料自給率・食料自給力指標を公表しました。過去最低だった前年度より1ポイント上がったとはいうものの、この食料自給率に異議を唱えるのは、メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』の著者であるジャーナリストの高野孟さん。高野さんはそもそも国の自給率の定義がデタラメで、かつ自給率・国産率を高めて貰うよう、国の施策に何かを期待するのは間違っていると指摘します。

「食料自給率1%上昇」の欺瞞。6割以上は輸入頼み

コロナ禍を通じて、全世界のマスクの8割までが中国産であるというグローバル化の裏側の現実を初めて知った我々は、マスクくらいならまだ「アベノミクスのお粗末」という出来の悪いオチを見て苦笑いして済ませられるけれども、こういう事態がもう一歩、二歩と進んで本当に「いざ」という場合が来た時に、食料とか石油とか、生活の根幹をなす物資の確保は本当に大丈夫なのか? と考え込んでしまう。

折しも農水省は8月5日、2019年度の日本の「食料自給率」は過去最低だった前年度より1ポイント上がって38%となったと発表した。1ポイントでも上がったのは結構なことではあるが、それでも食生活の6割以上、3分の2近くを輸入に頼っているという深刻さには何ら変わりはない。

食という生命維持の根幹にこのような脆弱さを抱えていて、どうして安心して暮らしていくことができるのかと、誰もが心配になって当たり前である。

ところがこの問題はそう単純ではない。

第1に、「自給率」という概念自体が極めてあいまい、かつ多義的なので、そこを整理しないで論じるわけにはいかない。

第2に、いずれにせよそこで言われているのは国全体としての自給率の問題で、都道府県別の自給率はまた全然別の心配事を惹起する。

第3に、そこで本当の自給率ということを追い求めて行くと、結局は地産地消、自給自足に行き着くのではないか。

「反日はやめろ」命懸けで説く韓国人YouTuber・キムチわさび氏の覚悟

大雨による被害が頻発している日本ですが、お隣韓国でも深刻な状況となっているようです。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、自然災害や文在寅政権の独裁ぶり、さらには反日がいかに間違っているかを命懸けで説くユーチューバーの存在等々、日本ではあまり報じられない「韓国の今」を紹介しています。

韓国YouTuberのキムチわさび氏に「同胞」から殺害予告

キムチパワー#275号で、「韓国で、日本のことが好きだと言ったらどうなるだろうか」と題してお送りした6月15日号がある(「真実を調べたら日本好きになった韓国人ユーチューバー達の告白」)。この中で、韓国人でありながら日本が好きと大声で言っている若者らのユーチューブをいくつかご紹介した。今回さらにおもしろいものを見つけたのでご紹介したい。

キムチわさび」というニックネームの人でれっきとした韓国人だ。殺すぞという脅迫をうけながらも、韓国から「真実を知ろう、反日教育の非を認識しよう」という観点に立って、新聞記事など客観的な資料をもって反日がいかに間違っているかを地道に説いている。彼の願いはただ一つ。日本と韓国が友好関係をもってお互いに切磋琢磨してやっていこうじゃないかというただこの一点。

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こういう人が韓国の中に実在するということ自体、奇跡のように筆者には思われる。日本人がいかに「韓国と仲よくしよう」と韓国人に言ってもなかなか響かない。でも、韓国人が「いや、そうじゃないんだよ、こうなんだよ。真実を知ってもっと日本と仲よくしよう」といえば、韓国人に響かないわけがない。副作用としては「殺すぞ」といった身の危険さえあるということ。

でも「キムチわさび」さんは、恐れている気配はない。脅迫した人間に「いつでもわたしのうちに来てください。いっしょに話しましょう」と堂々と言っている。こういう人がだんだんこちら韓国国内に増えてきているように思える。

以前だったら絶対に言えないし、言ったらそれこそ「殺される」かもしれなかった。けど今、インターネット、ユーチューブの時代になって、「真実」を言おうと声をあげる人がたくさん出てきている。日本人としてはこれくらいうれしいことはない。

韓国人なんて、つばもひっかけてやらない、なんていう日本の方もたくさんいらっしゃるけど、それじゃ何も進んでいかない。命をかけて真をしゃべろうとしているこちらの人たちのように、引っ越しのできない国と国との関係を一ミリでもよくしてゆこうと考える日本の方が一人でも増えていくことを切に願いながら…。

なぜ日本は尖閣領海に侵入する中国公船を取り締れないのか?

尖閣諸島周辺で不穏な動きを続ける中国。今月16日の休漁期間明けには、漁船と公船が領海に大挙侵入する恐れがあると産経新聞が報じていますが、日本に対抗手段はないのでしょうか。軍事アナリストの小川和久さんは、主宰するメルマガ『NEWSを疑え!』で、マスコミが伝えない中国漁船の活動根拠を解説。さらに公船取り締まりのための法律がないことも指摘し、中国の国内法と同等の「領海法」制定の必要性を説いています。

日本も領海法を制定しよう

ただでさえ鬱陶しいコロナの夏だというのに、尖閣諸島周辺に中国漁船が大挙してやってくるとの報道がありました。

「中国政府が日本政府に対し、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での多数の漁船による領海侵入を予告するような主張とともに、日本側に航行制止を『要求する資格はない』と伝えてきていたことが2日、分かった。16日に尖閣周辺で中国が設定する休漁期間が終わり、漁船と公船が領海に大挙して侵入する恐れがある。日本の実効支配の切り崩しに向け、挑発をエスカレートさせる可能性もあるとみて日本政府内では危機感が高まっている。(半沢尚久)」(8月2日付産経新聞)

この情報については、政府関係者にも否定する向きがありますが、本当なら日本国内は大騒ぎになるでしょう。このような事態に対して、どのように向き合えばよいのでしょうか。マスコミが取り上げないのですが、中国側には尖閣諸島周辺で操業するうえで一定の根拠があるのです。まず、そのことを押さえておく必要があります。

1997年11月に署名された日中漁業協定(2000年6月発効)は「EEZ(排他的経済水域)漁業法適用特例対象海域では、相手国の漁船に対して自国の漁業関係法令は適用されず、」として、北緯27度以南の日本の排他的経済水域について決着を棚上げしているからです。

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地図の赤い部分がEEZ漁業法適用特例対象海域で、尖閣諸島の領海部分は対象外として水色になっている(海上保安レポート2020)

従って、この海域では日中両国の漁船は自国の法律に従って行動することができますし、政府の船も自国の漁船を取り締まる名目で行動することができるのです。ただし、主権に関わるということもあって、尖閣諸島と領海は適用から除外されており、それを取り囲むように「棚上げ海域」が広がっているのです。中国の公船が日本漁船を追い回したのは、尖閣諸島寄りの「棚上げ」から外れた海域で、中国側は自国の領海だと主張していたことになります。

漁業だけでなく、日本政府が領海やEEZを決めている根拠の国連海洋法条約は、「国が所有または運航する船舶で政府の非商業的役務にのみ使用されるもの」に軍艦なみの治外法権を与えています。この種の「公船」が領海内の無害通航に関する規則に違反しても、沿岸国は退去を要求し、損害があったとき船の所属国に賠償を求めることしかできません。

職場での昇進から世界征服まで!?「逆算思考」で夢や目標が叶う理由

人は誰しも叶えたい夢や目標を持っているものですが、明らかに無駄だと思われる努力は避けたいもの。効率的なアプローチ法はないものでしょうか。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、遠回りせずに済む「逆算」という考え方を紹介しています。

目標を達成する人の習慣「逆算思考」とは?

夢や目標と呼ばれるようなものがある人とまったくそんなものが無いという人。どちらなのかは人それぞれです。

例えば、職場で昇進したいとか、例えば、このくらい売れるようになって販売員としての地位を確立したいとか、例えば、夢だったこういう仕事に就きたいとか、こうした目標や夢がある人もいれば、いやいや、私はそんなもの考えてなくて、今を精一杯生きていればいいんだよという人もいることでしょう。

個人の生き方なのですから、別にどちらが良いとか悪いとかの話ではありません。

ただ、もし夢や目標があるとか、なんとなく漠然とだけれども「こうしたい」と思っているようなことがあるのだとしたら、やるべきことはとてもシンプルです。逆算で物事を考えていくことで、その夢や目標に近づける確率は高まります。

そんなに大それた話でなくともそうです。例えば、自店で店長職をやってみたいと思っていたとします。そのショップの店長をやって、マネジメントを経験してみたいとか、店の運営をしてみていろんなことを知りたいという人も中にはいるかもしれません。

本当にそれがやりたいことならば、この場合も、逆算して考えていきます。

まず店長になりたいということであれば、店長に必要な能力や経験というものを考えます。店長になるためには、サブを経験する必要があるかもしれないし、売上がこのくらいは取れていないといけない、人を育てる能力がないといけないということが見えてくるはずです。

それがわかったら、ここからは逆算です。今の自分と照らし合わせます。

売上の面で言えば、店長候補になるための売上と照らし合わせてみて、あとどのくらい足りていないかが分かります。そうすれば、「あと〇〇円売れるようになる努力」が必要だと分かります。

人材育成の能力についても、今の自分が一度も人を育てることに関わっていないとしたら、まずは後輩を育てる役目を担うとか、新人教育のためのマニュアルを考えとか、やれそうなことが見えてきます。

目指したい目標や夢があるなら、それと今の自分を照らし合わせることで、足りないことがわかり、やるべきことも見えてくるということです。

昭和を駆け抜けた日本一の営業マン「パチンコ玉のヤス」が教えてくれたこと

「営業で悩む人を無くす!」という目標を掲げ、営業実務コンサルタントとして活躍中の島田基延さんですが、新人時代は思い悩むことも数多くあったと言います。そんな島田さんが「大きなヒントとなった」と振り返るのが、とある営業先で耳にした「パチンコ玉のヤス」という伝説の営業マンの話題。島田さんは無料メルマガ『売れる営業マンの常識は売れない営業マンの非常識!』で今回、そのエピソードを紹介しています。

「切り返しのマサ」そして「パチンコ玉のヤス」

今考えると、ドラマの中に出てくるような話です。たまたま、飛び込んだ先の社長の言葉に、私の営業に関して、多大な影響を与えるヒントがあったわけです。人生というのは、小説よりも奇なりと言いますが、本当に面白いものですね…。

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話は少し変わりますが、人間の「脳」に関しての話なんですが、何かを求めるというか、必死で活動をしていると、いろんなヒントを集めるようにできています。たぶん、私と同じ経験をしても、とにかく売れるために必死になっていなければ、この社長の言葉は、右から左に消えて終わっていたでしょう。たまたま、私が必死に「売るため」に行動していたから、脳が、ここにヒントがあるって、教えてくれて、その後の営業活動の役に立ったわけです。斎藤一人さんに言うと、私の脳が、この社長を引き寄せた!脳が、引き寄せてその話を私にさせたんだ。ということになりそうです。

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話を戻します。営業を始めて2ヵ月目にこの社長に会いました。飛び込んだら、「チョットいいか?」と言って、私を下にある喫茶店に連れて行きました。「うちの社員にならないか?」とイキナリ勧誘されました。まあ、入社2カ月で辞めるつもりもなく、断りました。

すると、営業に関していろいろ話し始めました。町内会がどうのと言っていたように記憶していますが、あまり覚えていません。記憶に残っているのが、日本一の営業マンの話です。

「切り返しのマサ、知ってるか?」って、知るか!って思いましたが、この人は、お客さんが何をどう言っても切り返して、理論武装して気が付くと、契約しか残らないようなトーク達者な営業マンらしいです。「島田君はこのタイプじゃないな」って、余計なお世話!だ!!

「パチンコ玉のヤス、知ってるか?」って、まあ、知らないでしょう、そんなに有名なのか?って、感じですが、この話に、私の脳は反応したわけです。

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朝出る時に、パチンコ玉を5個だか6個だか右のポッケに入れて出て、1回完プレしたら、左に1個玉を移動する。「完プレ」とは、やるやらない抜きで、アプローチから料金提示してクロージングまで行くことを言います。

そして、全部のパチンコ玉が左に移動したら帰るそうです。午前中だろうが、関係ないそうです。逆に、夜遅くなっても、1個でも残っていたら、回り続けたそうです。

この話が、私の脳に大きく響きました!

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どういうことなの?って言うと、私は、飛び込み営業を毎日、毎日、100件200件と件数を重ねていましたが、「何をすればいいのか?」が不明確だったんです。どうすれば、契約って取れるのか?それが、この話で、明確になりました。訪問件数ではなく、決裁者に対する完プレ数なんです!これは、凄くヒントになりました。「これだぁ~!」って感じです。

それからは、単に訪問件数ではなく、対象物件が付いているところで、決裁者をどうやって捕まえるのか?それを考えて回るように変わったんです。営業の大切なヒントを得ることが出来ました。

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女子中学生の小さなSOS。教師も見ぬふりの「いじめ」から子を守れ

自殺原因の一つとして多く報道されているにもかかわらず、思春期の子供たちの精神を壊していく「いじめ問題」は、いまだに無くなる気配がありません。いじめのシグナルを見逃さないよう努力している学校もあるようですが、本人が「いじめを受けている」と言わない場合の対処がうまく行かないようです。今回の無料メルマガ『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』ではスクールソーシャルワーカーの堀田利恵さんが、いじめを受けているのは明らかだが、不登校にもならず、いじめを受けているとも言わない生徒の救済を体験事例を用いて紹介しています。

教師も親も「いじめに気づかない」どこにでもある悲劇

「子どもたちのシグナルを見過ごすな!」というフレーズは、イジメ撲滅のための社会啓発のキャンペーンで使われることが多くあります。しかし、実際には、これができる教師、学校は少なく、しばしば子どものイジメ自殺という悲しい事件が起きたりします。

日本の場合、意識の高い学校や、有意義な研修会もあったりしますが、どのように子どもたちの発信するシグナルをキャッチするのか、どのようなプロセスで解決したか、という部分に関しては、個人のスキルに負うことが多く、そのノウハウが学校現場で共有されることは少ないのです。

シグナルを見過ごさないためには、日ごろから子どもたちとの会話や交流、行動観察、人間関係の把握、家庭状況を知ることが重要です。しかし、それだけでは足りず、他に、「深い洞察力」というものが必要です。深い洞察力は、その状況を正確に把握する力、原因を分析する力、どんな結果に至るであろうかを推察する力、そして良い解決に導くための先見力、そして何より、子供たちの心を理解する力、思考をはかる力が必要となります。

女子中学生の不可解な行動。もしや――

ある秋の日、私は、大規模校A中学校から相談があり支援を依頼されました。それは、ある中2の女の子が、教室で落ち着いて授業を受けることができない、授業中、トイレに行くと言い席を立ち、そのまま廊下をふらふらとしてしまう、どうもメンタルに問題があるのではないか、といったものでした。依頼を受けてスクールカウンセラーとともに訪問しました。まずは本人に意識させず、周囲にも悟られないよう、学校見学という自然な形で校長先生に誘導していただいて、授業参観及び校内巡回のスタイルで彼女を観察することにしました。その子は、ふらふらといった悠長な表現ではおさまらない状態でした。教室に入れなくて半泣きで廊下にたたずんでいたり、時に、窓から顔を出し、もしかしたら、その窓から飛び降りてしまうのではないかと危惧される状況もありました。

教務主任さんによると、どうも家庭では彼女に対して切迫感を持っていらっしゃらないということでした。メンタルが心配なので、母親に精神科で受診するよう勧めたところ、母親は仕事で忙しく受診が難しいと何度も断られたとのこと。とうとう業を煮やした先生は、母親の同意のもと土曜日に生徒を連れ出して、近隣のメンタルクリニックで受診させたところ、医師から「特に問題なし」と診断されて、頭にきていることを話してくださいました。学校にいる間、その子は、廊下で泣いたり、うずくまったり、情緒不安定なので、先生としては自殺でもされるのではないか、と心配だったのです。ですが、医師の前では、ニコニコと笑顔で話ができ、あっけにとられたというのです。

そのあと保健室の女性の養護教諭さんからもお話を聞くことができました。「彼女はランチルームを利用していない。お弁当を持ってくるがどこにいるか誰も知らない。昼休み時間が終わり、午後の授業が始まる前に姿を見せるので、トイレで食べているのではないか」といったものです。

脳天気な性格は自分で作れる。怒りを感じたときに試したい2つのこと

人は誰だって生きていれば、大小はあるにせよ、何かしらの悩みを抱えているはず。でも、悩んでいるばかりでは人生楽しくありません。問題が解決した後にどんな広がりや楽しみが待ち受けているかを考えることで、悩みや問題自体を前向きにとらえることができるのです。そこで今回は、無料メルマガ『人生を変えるキッカケコトバ 『バラエティ人生論』』の著者で、問題解決が趣味と話す作家の前沢しんじさんが、人生に役立つ、問題解決のヒントを紹介しています。

イライラだらけの人生で、僕が「脳天気」でいられるワケ

だれの人生においてでも、家庭でも職場でも、何らかの問題を抱えているものです。それがその人を成長させるわけですが、ま、めんどくさいもんですよね。心が疲れるっていうか、できれば問題などない人生を送りたいもんだ。

でも、問題なしの人生なんてあり得ない。早い話が「今日の昼めしなに食う?」からしていわゆる「問題」なんですからね。でもけっこう深刻な悩みだってある。けっこう多い。

そこで、問題解決が趣味(?)な僕の話を聞いてくださいな。少しヒントになると思いますよ。妻には「あんたはまったくストレスなしでなんでも苦にしない」とよく言われるのですが、それはまず最初から、問題の見方が少々違うのです。

僕は本業が販売促進の企画で「どうしたらたくさん売れるようになるかを考える」ことが仕事です。それはつまり「どうしたら物事がうまくいくか」を考えることと同じです。そのいわゆる「企画力」はどんなことにも応用できます。

さて僕は、問題と、その問題の解決を考える時、ふたつのシーンを考えるようにしています。問題解決のふたつのシーンとは…。

1.今の問題を乗り越えるために、現状を分析してその原因や出どころを知り、それに対して、どういう手を、いつ打つかを考える

2.それと同時に、その問題の先にある「楽しみ」を探す、または作る。それを強く意識してそこを目指す

1.はふつうだれでも考えることです。でもそこには「楽しみ」がない。問題解決をして、よかったよかったで終わる。ぼくの解決手法は問題解決の先に重点を置きます。