海保のボロボロ船艇で、どうやって尖閣を防衛するつもりなのか?

「海警法」を施行し尖閣諸島周辺での動きを活発化させる中国。その動きへの対応にあたる海上保安庁の巡視船が老朽化により、一時航行不能状態に陥っていたと産経新聞が独自記事で伝えました。この報道に対し、メルマガ『NEWSを疑え!』を主宰する軍事アナリストの小川和久さんは驚き、呆れながらも解決できる問題もあると指摘。以前にも主張している、海上自衛隊と海上保安庁のインターオペラビリティ(共用性、相互運用性)を可能な限り高める必要があると訴えています。

離島防衛なんて、よく言うよ!

3月22日の産経新聞にこんな大見出しが踊りました。

尖閣巡視船、一時航行できず 昭和55年建造…老朽化で故障か

尖閣と聞くとじっとしている訳にはいきません。まずは記事から。

「尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で領海警備に当たっていた海上保安庁の尖閣専従巡視船が1月、任務中に故障し、一時、航行不能状態に陥っていたことが21日、海保関係者への取材で分かった。老朽化が原因とみられる。尖閣では中国海警局の船による領海侵入が相次ぎ、中国は2月、海警局の武器使用を認める海警法を施行するなど日本の有効支配を覆す動きを強めており、装備の刷新も含めた対策が急務といえそうだ。

 

 尖閣周辺の領海警備で、任務中の巡視船が航行できなくなる事態は極めて異例。故障が発生したのは那覇海上保安部所属のヘリコプター搭載型巡視船『うるま』で、老朽化が進んでいる」(中略)

 

「うるまは1月下旬、尖閣諸島周辺で、船内の電力をまかなう発電機の一部が故障し、動作不良になった。発電機を動かしている燃料タンクを確認したところ、大量の海水が混入していることが判明。海水を含んだ燃料をエンジンに使用すれば機関停止につながる恐れもあり、一定時間、エンジンを停止させたままの状態を余儀なくされた」(中略)

 

「耐用年数を過ぎた139隻の内訳は巡視船29隻、巡視艇110隻。巡視艇の老朽化が特に顕著で、超過割合は46%に上る。海保は順次、新造して代替更新を進めているが、尖閣対応巡視船の増強などが優先されてきたため、追い付いていないのが現状だ」(中略)

海保の悩みが深いことがわかりますが、気になったのは次の部分です。

「(前略)耐用年数を過ぎた巡視船艇は故障が増え、エンジンの出力が落ちて速度が低下。さびなどの腐食で船体に穴が開いて修理が必要になるほか、交換部品が製造中止になっているケースもある。海保は対応が手薄にならないよう、古い船艇が1カ所に集中しないようにするなど配置を工夫し、老朽化に対応している」

日本は領海と排他的経済水域を合わせた面積で世界6番目の海洋国家です。その海洋権益を海上保安庁と海上自衛隊で守っています。すぐれた企業経営者に若干の基礎知識を備えてもらえば、返ってくる答えはほぼ同じでしょう。

予算としては防衛省と国土交通省で分かれますし、その中でも海上自衛隊と海上保安庁という組織別に考えなければならないのは当然です。しかし、そこに日本の海洋戦略という視点をかぶせると様々な意味で合理化が実現できるのではないかと思います。

護衛艦と巡視船を共通化しろなどというつもりはありません。ただ、両方の艦船で共通化できる部品類は少なくないと思います。それをできなければ企業は成り立ちません。

また、家庭で使う電化製品ではありませんから、早く買い換えさせる目的で部品をストックしないということがあってはならないのが国家の装備品です。最後は「共食い」で部品を融通するにしても、退役するまで部品を確保するのは国家国民に対する責務でもあります。

部品がないなどというのは国家としての怠慢ですし、責任放棄です。政治家の皆さん、海洋国家とか離島防衛とか口にして、恥ずかしいですよね(笑)。(小川和久)

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なぜ先生やコーチは大勢の子どもにうまく話を聞かせられるのか?

話を聞いてくれない子どもにしっかり話を聞いてもらうようにするポイントについて、前回「話を聞かない子どもがガラリと態度を変える『魔法の姿勢』」で紹介してくださった無料メルマガ『子どもが育つ“父親術”』。今回は、大勢の子どもたちがしっかりと大人の話を聞けるようになる方法を伝授しています。

ちゃんと聞きなさい!~先生・コーチ編~

話を聞かない子どもがガラリと態度を変える『魔法の姿勢』」では、「子どもが大人の話をちゃんと聞かない」との問題を取り上げました。「どうすれば、子どもが大人の話をしっかり聞けるようになるか」のポイントを3つ、

1.聞かせる前に聞く
2.聞いて嬉しい内容で
3.子どもに成功体験を

をお伝えしましたね。「3つのポイントを押さえたコミュニケーションを続けていれば、子どもはやがて、大人の話をしっかり聞けるようになる」とお伝えしたところ、読者の方から「一度に大勢の子どもを相手している時には難しい」とのコメントをいただきました。

私もサッカーのコーチをしているので、よく分かります。10人、20人、30人の子どもを前にして、「大人の話を聞かせる前に、子どもの話を一通り聞く」なんて、事実上不可能ですよね。

そこで今号では、先生やコーチなど、多数の子どもに接する方に、「子どもが大人の話をしっかり聞けるようになる」ための方法をお届けします。

※ 便宜上、サッカーチームのコーチの立場を例に書いています。他の立場でご活用いただく際には、一部の言葉を置き換えてお読みくださいね

1.聞かせる前に聞く→1人1人の行動を見る

1人ずつ「話を聞いて」いては、時間がいくらあっても足りません。「話を聞く」代わりに、「行動(スポーツならプレー)を見て」あげましょう。ただ漠然と・漫然と見るのではなく、

・短時間でも良いので1人ずつに焦点を当てて
・プレーの中に、子どもの意図(あそこにパスを出したかった、ドリブルで右に抜けたかった、など)を見つけること

がとても重要です。言い換えれば、「プレーの中に表れた意図を読み取ること」で、話を聞くことに代えるわけです。

V6の解散発表を悲しむファンに三宅健がラジオで伝えた「最後の一言」

結成時からメンバーが変わることも欠けることもなく、昨年25周年を迎えた「V6」が、今年11月1日のデビュー記念日をもって解散すると発表がありました。有名芸能リポーターの井上公造さんが11月に創刊したメルマガ『井上公造の「とっておき芸能情報+LIVE」』では、ジャニーズ取材歴30年の芸能リポーター・駒井千佳子さんが「美学を貫いた」と、解散の決断について思いを綴ります。駒井さんは、メンバーの三宅健が、解散発表後最初の自身のラジオ番組でファンに伝えたメッセージを紹介。いつもファンに寄り添ってきた三宅を「アイドルの中のアイドル」と評しています。

 

駒井千佳子の「イケメン倶楽部」:美学を貫いた「V6」、最終章はこれから…

「V6」の解散が発表された。メンバーが1人も欠けることなく四半世紀もの間、活動を続けてきたことは奇跡のようなものだと思う。

ジャニーズ事務所から発表された文書の中に、「この6人でなければV6ではない」という言葉がある。これは、メンバー全員の一致した思いだ。だから彼らは、森田剛くんの「ジャニーズ事務所を離れた環境で役者としてチャレンジしたい」という申し出を受け入れた時、「解散」という選択をした。V6の美学を貫いたのだ。

プロ集団

V6は、それぞれが違う分野の第一線で活躍するプロフェッショナル集団だ。抜群の歌唱力を持つ坂本昌行くんは、数多くのブロードウェイミュージカルの日本版で主役を務めている。

長野博くんは、俳優業の他に、調理師免許と野菜ソムリエの資格を持ち、3本のレギュラー番組ではグルメリポートをすることも多い。彼の食リポは、味や食材の表現力が非常に豊かだ。

井ノ原快彦くんのMCの巧みさは、皆さんもご存知のとおり。コンサートのMCでも、しゃべっていないメンバーから上手に言葉を引き出し、場を盛り上げてくれる。V6のコンサートに行くと毎回、イノッチの言葉選びのうまさに唸(うな)ってしまうほど。

岡田准一くんは、今や日本を代表する俳優だし、森田くんは、役が憑依(ひょうい)してしまうタイプの“役者”だと思う。森田くんが出演する舞台や映画を見ると、恐ろしいほどのリアルさに目が釘付けになってしまうのだ。

手話を始めた理由

三宅健くんはマルチな才能を持っている。K-POPにも詳しいし、インテリアにも造詣(ぞうけい)が深い。特筆すべきは手話だろう。NHK-Eテレ「みんなの手話」でナビゲーターを務め、パラリンピックのスペシャルサポーターにも任命された。

きっかけは、V6の10周年の握手会。聴覚障がいのファンから手話で話しかけられた時、理解できなかったことが悔しくて手話の勉強を始めた。手話だけでなく、V6のコンサートの映像作品に字幕を付けるように提案したのも三宅くんだ。さらに、「三宅健のラヂオ」を放送しているbayfmでは、彼の意をくんで、放送翌日には文字起こしをして公式サイトにアップしている。

その「三宅健のラヂオ」の15日の放送では、急きょ録音したものが流された。出演している舞台「藪原検校(やぶはらけんぎょう)」の公演先である石川県のホテルからリモートで録音したものだ。

コロナ禍だから心に沁みる。NYで見た「人生を考えさせられる」言葉たち

今年の1月1日にニューヨークの交通ハブであるペン駅が拡張され、新たにオープンした駅舎が「モイニハン・トレイン・ホール」です。今回の『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』では、NY在住の人気ブロガーりばてぃさんが、この最新スポットの構内各所に掲げられた「人生を考えさせられる言葉」をご紹介。壮大な建築プロジェクトである同ホール内を飾る、印象深いメッセージとは?

ニューヨークには人生を考えさせる言葉がいっぱい

以前からお伝えしている新たにオープンした「モイニハン・トレイン・ホール」ですが、今回は構内でみかけた、人生を考えさせられる言葉をご紹介します。

ニューヨークでも近年稀に見る、とてつもなく壮大な建築プロジェクトということもあってか、アート作品も気合い入ってますし、壁に掲げてあるメッセージも良いもの多め。

例えば、

Dear New York, This is for You.(親愛なるニューヨーク、これはあなたのために)

といった具合に。

大切な誰かに贈るプレゼントのメッセージカードに書いてありそうな言葉ですが、新しくオープンした駅構内にあるのは珍しいので新鮮です。

他にも、

“It always seems impossible until it’s done”(それが成されるまで、いつも不可能に見えるんだ)

・・・というのも。

そう、誰もやってないこととか、自分がやったことないことって、いつも最初は、できっこない、不可能だよって思えるものですよね。

もしくは、力が入りすぎてしまって空回りしたり、進んでいるのに進んでいないような実感を感じにくいこともあったりします。

でも、そこで諦めず、勇気を出して前へ進むことで必ず道は開ける・・・そんなメッセージを感じます。他にも、ニューヨークの街角には時々この手のメッセージをみかけます。

過去には、

“I was born for LOVE not hatred”(私は愛のために生まれた、憎しみのためじゃない)

そしてもう1つ、

“Life is not about waiting for the storm to pass, it’s about learning how to Dance in the Rain.”(人生とは、嵐が通り過ぎるのを待つのではなく、雨の中でも踊ることを学ぶことだ)

などなど。

こういうちょっとした言葉やメッセージほど、ニューヨークらしさを感じますが、コロナ禍の今は余計に身に沁みる気がします。

ご参考:

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ネットで「いいね」4億人。米中外交会談を和ませた美しすぎる通訳官とは?

先日アラスカでおこなわれた、米中外交トップ会談ですが、想像以上のヒートアップで両国に溝ができた印象を与えました。そんな凍りついた会談の中、メルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』著者で国際政治経済学者の浜田和幸さんが注目したのは、中国側の女性通訳官。美貌に加え、通訳の出来もパーフェクトだったという、その通訳官の人気ぶりとは?

米中アラスカ・サミットで人気沸騰の中国側の美し過ぎる通訳官

ぶっちゃけ、先にアラスカで開催された外交トップ同士による米中サミットに関しては、「言葉のミサイルが飛び交う最悪の舞台回しだった」という報道が多かった。

確かに、冒頭からブリンケン国務長官はストレートパンチを繰り出し、新疆ウイグル自治区や香港、台湾問題を軸に、中国の人権無視を厳しく糾弾した。

そのため、中国側のトップ、楊潔チ氏は何と15分にも渡る反論に努めたのである。

お互いに発言時間は2分程度と事前に決めていたにもかかわらずだった。

更には、米中ともに退場した報道陣を会場に呼び戻して、相手側の発言の非のあるところを訴えるという異例の展開となった。

もちろん、恒例の食事会なども「一切なし」で、友好ムードはゼロ。

あたかもアラスカの外気温ゼロと同調するかのような冷え切ったサミットになった。

そんな冷たい雰囲気の中、両陣営が注目したのが中国側の女性通訳官である。

何しろ、楊氏の反論発言は想定外の長演説となってしまった。

隣に座って克明にメモを取っていた通訳官は楊氏の発言を正確かつ冷静に中国語から英語に翻訳したのである。

実は、楊氏は若かりし頃、中国の外交部で通訳を務めた経験もあり、自分の演説の後、「これは君の能力を試すいい機会だ」と若い通訳官にバトンを渡したわけだ。

逐次通訳の任に当たった女性通訳官にとっては相当なプレッシャーだったに違いない。

ところが、彼女の出来ばえは「パーフェクト」と折り紙が付けられたほど。

これにはブリンケン国務長官も感心したようで、「素晴らしい。君は給料を上げてもらう資格がある」とまで唸ったのである。

この場面では米中両陣営のトップが笑顔を見せることになった。

厳しい非難の応酬が展開された2時間のトップ会合であったが、場が和んだ瞬間だった。

こうしたやり取りのシーンは中国でも放送されたため、その直後からネット上では「あの女性通訳官は見事だ。しかも、美人女優の趙薇(ジャオ・ウェイ)と張り合えるほどの美貌ではないか」と称賛の嵐が巻き起こった。

彼女の映像にネット上で「いいね」を押した人数は4億人に達したというほどの過熱ぶり。

そんな彼女の名前は張京(チャン・チン)。

中国外交部(日本で言う外務省)の英語専門の通訳官である。

高校時代から成績優秀で北京大学や清華大学に楽勝で入れると言われながら、将来の外交官を目指すため、杭州外国語大学で英語を学び、その後、英国への留学のチャンスを物にしたのであった。

確かに彼女の英語力は素晴らしいが、中国外交部に所属する英語専門の通訳官80名の内の一人に過ぎない。

ぶっちゃけ、中国の人材の豊富さには圧倒されるばかりだ。

image by: Shutterstock.com

【書評】やがては5人に1人が発症。人気作家が描く認知症の現実

人生100年時代を迎えようという現在、もはや誰にとっても特別なものではなくなった認知症。その「症状」等を知る際に何より役立つのが、認知症と診断された方の手記ではないでしょうか。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』で編集長の柴田忠男さんが取り上げているのは、軽度のアルツハイマー型認知症である人気作家が、自らを「取材」した一冊。著者の認知症を受け入れる姿勢は、万人の参考になりうるものでした。

偏屈BOOK案内:川北義則『ボケの品格 清く、気高く、いさぎよく』

fc20210326-sボケの品格 清く、気高く、いさぎよく
川北義則 著/徳間書店

さいきん妻から「ボケたんじゃないの」とよく言われる。正直、ボケたと自覚することは度々ある。別にショックでもなんでもないが、ちょっと不自由になったなあと思う。

同時に気楽になる。だってボケちゃったんだもん、と居直ることができる。その時々の都合で、ボケたりボケなかったりする。

川北義則さんは往年のベストセラー『男の品格』の著者。いま84歳。

行きつけの病院の担当医に「軽度のアルツハイマー型認知症です」と告げられた。認知症は脳の萎縮が原因とされる。医者が示した画像には、はっきりその兆候が見て取れた。

彼はきわめて冷静に診断を受け入れた。物忘れが増えたり、曜日が一瞬思い出せなくなったりし始めていたからだ(わたしの現状はまさにそれだよ:柴田)。

川北さんは、速く走れなくなる、瞬発力がなくなる、皺が増える、耳が遠くなるといったことと同様に、認知症も加齢とともに生じる、ある種の現象なのだと割り切ることにした。

「それだけ長生きできたということだ」と結論づけ、「ボケたからといって、できることはまだまだある」とポジティブに考える。

認知症は加齢に伴うある種の自然現象にすぎない。

医者の話では、認知症という診断に怒ったり、塞ぎ込んだりする高齢者も多いらしい。かつては「痴呆症」と、侮蔑的ニュアンスで呼ばれていたため、恥ずべきことと感じてしまうのだろう。

フロイトに抱いた違和感。米国人博士がポジティブ心理学を創設した理由

1998年、アメリカの心理学者マーティン・セリグマンにより提唱された「ポジティブ心理学」。創設から日が浅いこの心理学の概念は、未だ広く一般に知られているとは言い難い状況ですが、一体どのようなものなのでしょうか。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では筑波大学名誉教授の村上和雄さんが、セリグマン博士がポジティブ心理学を創設した経緯やその考え方を分かりやすく解説しています。

人間が人間らしく生きるには──ポジティブ心理学の力

「感動、喜び、イキイキワクワクすることが、よい遺伝子のスイッチをオンにし、悲しみや苦しみ、悩みが悪い遺伝子のスイッチをオンにする」

遺伝子工学の第一人者・村上和雄さんは、その主張を実証する上で、アメリカ発祥のポジティブ心理学に注目します。ポジティブ心理学とはどのようなものなのか。『致知』4月号の村上さんの連載の一部を紹介します。


私は40年に及ぶ研究生活で、「思いが遺伝子の働きをオン/オフにする」と確信するようになり、1997年に出版した『生命の暗号』でもそのことに触れました。すると、「すべては遺伝子レベルで決められている」と思い込んで、憂鬱になっていた人たちから、「遺伝子にオン/オフがあると知って気が楽になりました」と、思いがけず大きな反響をいただきました。

私はその2年後に筑波大学を退官しましたが、多くの一般の人たちが遺伝子に興味を持っていることを知って、この方面の研究を続ける決意をし、次のような仮説を立てました。

「感動、喜び、イキイキワクワクすることが、よい遺伝子のスイッチをオンにし、悲しみや苦しみ、悩みが悪い遺伝子のスイッチをオンにする」

私は、この仮説を証明するため、「心と遣伝子研究会」を立ち上げました。ちょうど時を同じくして、アメリカではポジティブ心理学が幕を開けました。

ポジティブ心理学は、1998年にペンシルベニア大学のマーティン・セリグマンが、米国心理学会会長に選任された際に創設されました。出身の哲学から心理学に転じたセリグマンは、「人間が人間らしく幸せに生きるにはどうしたらよいか」を研究の対象にしていました。そして、ネガティブに陥った状態からいかに回復できるかに焦点を絞り、長年うつ病や学習性理論の心理学研究の第一線で活躍していました。

現役精神科医が推薦。やりたいことを探している人が行くべき店は

先日掲載の「三日坊主は自己責任じゃない。なぜ新しい習慣は身につかないのか」では、新習慣を定着させるヒントを伝授してくださった、現役精神科医のゆうきゆうさん。ゆうきさんは無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』で今回、「そもそも新しい習慣にしたいことが見つけられない人」に対して、行ってみるべき価値のあるオススメのお店を紹介しています。

「やりたいこと」は●●屋で見つけろ!あなたを変える最高の法則~

こんにちは、ゆうきゆうです。

さて、以前に「死なない」習慣は身につかないというお話をしました。

【関連】三日坊主は自己責任じゃない。なぜ新しい習慣は身につかないのか

人間というのは、原始時代から本能的な部分に変わりはありませんので生命活動に重要が重要でないかを基準として、習慣が身につくかどうかが決まります。

勉強やダイエットを毎日やろうと思っても身につかないのは、生死に関わらないからです。特にダイエットなんて、食べないこと=死に近づくことですから、生命にとって無意味なため、続かないのですね。

では、どうすれば本能を乗り越えて、習慣を身につけられるのでしょうか。

習慣を身につけられる方法とは…

オススメなのは、とにかく色々な習慣を試してみることです。例えばラジオ体操をやってみる、英語でスピーキングしてみる、作文を書いてみる、読書をしてみる。

思いついたことは、なんでも習慣化してみるのです。そして、たとえ三日坊主で終わったとしても「ああ、自分は習慣づけができない人間なんだ」とあきらめてはいけません。ダメになっても、また試してを繰り返していくわけです。

そうすると人間のもう1つ重要な本能が現れてきます。それこそが「好奇心」です。本当にその人の好奇心にマッチするものこそが、習慣として続きます。

好奇心にマッチするもの

例えば絵が上手い人っていうのは、気づくと毎日絵を描いていたり文章が上手い人も、意識せずとも毎日何か書いていたりもしくはとてもマッチョな人は、いつの間にか運動が身についていたり

と、マッチするものというのが必ずあるのです。

そしてこれらは、ただ好奇心をもって始めてみたところ、生命活動とは関係なくても「面白い・もっとやりたい」と感じて続くようになったものです。

「習慣」というと真面目なものに感じてしまうかもしれませんが、「趣味」のような形になるため続くのですね。

自分も、ちょっと朝早く起きて本を読んでみるなど、様々な習慣を試しています。全部が全部身につくわけではありませんが、2つに1つ、3つに1つくらいが残ります。

そして、やれるかやれないか、ハマるかハマらないかは、やらなくては分かりません。

「一部でも残ればラッキーだ」と、マシンガンのようにどれかが当たればいいやくらいの気持ちで、気楽にやってみてくださいね。

トップ販売員のカバンの中には、一体何が詰められているのか?

トップ販売員は、カバンの中身も一味違うようです。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、自身がトップ販売員に普段持ち歩いているものを尋ねる理由を紹介。さらに印象深かったアイテムを数点挙げ、「千差万別だからこそ見えてくるものがある」との持論を綴っています。

トップ販売員のカバン

個人的な話ですが、結構興味があると言いますか、人によく聞くことがあります。カバンの中にどんなものを入れているかについての話です。

プライベートなことになるので、仲の良い人に聞くことがほとんどですが、トップ販売員と呼ばれるような人のカバンの中身というのは、実は結構興味津々で聞いてしまいます。と言っても、厳密にカバンのことではなく、普段どんなものを持ち歩いているかに興味があります。

本当にプライベートな中身の話はどうでも良くて、聞きたいのは仕事に関することです。どんな道具をいつも持ち歩いているのかとか、学ぶためにどんなことをしているかに興味があるのですね。

例えば、ある方は、いつもビジネス書を持ち歩いていると言います。その本も意外と販売に関する本などではなくて、心理学の本だったり、ブランドのヒストリー的な本だったりすることもあります。

またある方は、仕事で使う道具の予備を常に持ち歩いているという人もいます。アパレル販売員なんかだと、布メジャーなどがそうですが、もし仕事中に失くしてしまったり、壊れてしまった場合の予備を持っていると言うのです。

さらに別の方は、自分がリラックスできる道具を持っている人もいます。仕事中にストレスが溜まったり、お客様対応で疲れてしまった時などに、気持ちを落ち着けるための香りのあるものやいつも飲んでいるドリンクを持っていたりする人もいます。

人によって千差万別なのですが、これがかなり面白いんですよね。

こうした話を聞かせてもらうと、自分自身の持ち物を見直すことになります。「そうか、予備がないと確かに困るよな」と思うこともあれば、「そういう本を読んで勉強しているんだな」と自分が読む本を考えてみることもあります。

そこには、日頃の仕事の中で自分では気づけないことがたくさんあって、そこからヒントを得るということもあるのです。

お店に用意がないからと、自分で裁縫キットを持ち歩いて、お客様のもしもの時のために準備をしているという人には感心させられました。そんな気遣いのヒントが得られるかもしれません。

ぜひ、トップ販売員のカバンの中身、持ち物について聞いてみてはいかがでしょうか。

今日の質問です。

  • あなたの知っている「すごい」と思う人が普段持ち歩いているものはどんなものですか?

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白石麻衣が「エロキャラ」解禁。まいやんの“あの音”にファン悶絶、脱アイドル&セクシー路線で男漁りか

乃木坂46の1期生としてデビューし、昨年10月28日に行われた卒業コンサートをもって、グループを離れた白石麻衣(28)。ソロとして新たなスタートを切った白石だが、なかなか思うような活動ができていない。そこで白石がこれまで隠してきたある“キャラ”を出し始めたと話題になっている。

白石麻衣の「ASMR」にファン歓喜

白石麻衣はチャンネル登録者数132万人を誇る、YouTubeチャンネル『my channel』を持っている。白石は週に1本ほどのペースで動画を公開しているが、ファンの間で騒然となったのが、今月20日に公開された「【ASMR】咀嚼&言ってほしい台詞【ヘッドホン推奨】」と題された動画。

この中で白石はASMR、いわゆる“咀嚼音”の収録に挑戦。

ヘッドフォンをつけ、大きなマイクの横できゅうりやりんご、板チョコ、ポテトチップス、海ぶどうなどの食べ物を口にして、その咀嚼音を楽しんだ。

【関連】吉岡里帆、“恥ずかし”画像流出で窮地か。豊満バスト披露で露出増、あざといグラビア回帰で春ドラマにかける

動画の視聴者は白石の口元から発せられる咀嚼音に悶絶。「まいやんの咀嚼音は最高!」「めちゃくちゃゾクゾクした」「何回でもリピートできる」など喜びの声があがった。

また、動画後半ではファンのリクエストに応じて、カメラ前に置いた怪しげな黒人形の耳元で、「大好き!」「今日も1日よく頑張りました。お疲れ様」などの“ささやき”サービスも。

この動画は75万回超の再生を記録。あからさまに男性を意識した、白石麻衣の“エロキャラ”が垣間見れる動画となった。

白石麻衣、卒業後のソロ活動が不振

自身のYouTubeチャンネルとはいえ、なぜ白石麻衣はここまであざとく男性ファンを狙いにきたのか。そこにはソロ活動の不振が関係している。

乃木坂46卒業直後こそさまざまテレビに出演していたが、今ではすっかりその姿を見なくなってしまった白石。公式サイトの3月のスケジュールは真っ白で、4月も何も入っていない状態。

同じく卒業組である西野七瀬(26)のようにレギュラー番組を持っているわけではないため、定期的な露出は期待できないものの、それにしても目立った活動をしていない。

資生堂「SEIKA」のイメージキャラクターに就任したニュースはあったが、白石の稼働としては販促ツールやキャンペーンに画像や動画が使用されているだけで、大きな動きはない。

唯一の露出が本人のYouTubeのみというはあまりにも寂しすぎるだろう。

乃木坂46の中でビジュアル担当だった白石は、「かわいい」「きれい」イメージこそあるものの、キャラクターが立ってきたとはいえない。バラエティ番組やトーク番組でソロとしてポジションを獲得するのは極めて難しい。

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それゆえ、動画の視聴回数こそ固定ファンのおかげで順調なものの、テレビからはなかなか声が掛からない状態なのだ。