大病だけでなく、うつ病でも使える。損しない「障害年金」をプロが解説

病気や怪我で働けなくなった時のために、障害年金があります。これはとても強力な保障なのですが、なかなか知らないことも多いですよね。そこで、今回の無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』では著者のhirokiさんが、障害年金について事例を用いて詳しく解説しています。

障害年金受給者の国民年金保険料支払いと、定期的な診断書の提出による年金額の変更時期

病気や怪我で働くのが困難になった時の強力な保障として、障害年金が用意されています。年金は老齢はともかく、大きな傷病とか死亡時のような人生においての不幸な事態により発生します。

なので障害年金とか遺族年金、特に障害年金の場合は今まさに傷病で大変な思いをされてる人が多いので、受給者の方には結構気を遣います。

さて、大きな病気や怪我の治療でも大変なのに、経済的な心配も大きいものですよね。そういう時に大きな砦となるのは障害年金です。

障害年金というと寝たきりとか非常に重い状態の人しか貰えないというものではなく、病気や怪我で労働が困難になった時のような万が一の場合に該当するので国民全員が関係してくる事です。

とはいえ年金はそういう万が一の事態に保険を掛けてるので、もちろん病気や怪我で初めて病院に行くまでに一定の保険料納付が必要になってくるのは今までの記事で申し上げてきた事であります。

特に日本に住んでる20歳から60歳の人は強制的に国民年金に加入しており、支払いの義務があります。

しかしながら保険料支払うのが困難な人ももちろん居るので、そういう人は保険料を免除する事が可能(本人や配偶者、世帯主などの前年の所得等による)。

という事は…障害年金や遺族年金等を貰ってる人も国民年金に強制加入してるの?というと、もちろんそうです。

20歳から60歳までは強制加入なので、たとえ障害年金を貰ってる人に対しても国民年金保険料払う義務は免れないですが、国民年金保険料は免除する事は出来ます。

2級以上の等級の障害年金を受給されてる人は法律上当然に免除になる。

という事で、今回は障害年金受給をベースに国民年金保険料も考えていきます。

20年遅れのデジタル庁が無視するセキュリティホールと日本の脆弱性

カプコン、三菱電機、ピーティックス、慶応大学、11月だけでもこれら名だたる企業・大学のシステムから個人情報が流出しニュースを賑わしています。この事態を日本のサイバーセキュリティがお粗末な中進国レベルであることの証左と嘆くのは、軍事アナリストで危機管理の専門家でもある小川和久さんです。今回のメルマガ『NEWSを疑え!』で小川さんは、菅政権が進める「デジタル庁」が言葉や箱作りだけで満足することを危惧。以前の記事でも指摘したサイバーセキュリティの20年の遅れを自覚した動きが必要と声を上げています。

デジタル庁の弱点はサイバー攻撃

デジタル庁の設置が動き出し、政府はあたかも日本が世界の最先端を行っているかのごとき印象を振りまいていますが、はっきり言って、それは幻想に過ぎません。

まず、官僚を含む日本の専門的知見があまりにも低く、政治家は新語を弄ぶのみで実態は中進国レベルにあるからです。特にデジタル社会の基盤となるネットワーク・セキュリティ、もう少し範囲を狭めればサイバー・セキュリティはお粗末としかいいようがありません。

毎日新聞の大治朋子専門記者は11月17日付のコラムで危機感を露わにしています。

「『日本はハイテク社会なのになぜサイバー防衛に関心が薄いの?』。海外の専門家によくそう聞かれる。日本のように情報が広くネットワーク化された社会は、ひとたび攻撃を受けると被害が拡大しやすい。だから十分な対策が必要なのに、という意味だ。
 
サイバー攻撃といえば大手ゲーム会社『カプコン』が先日、被害にあったというニュースが流れた。社内情報へのアクセスが突然、不可能になり、解除と引き換えに多額のカネを請求されたという。
 
日本では防衛機密を狙ったと見られるサイバー攻撃も最近、相次いで発覚し大きく報じられている。だがこれらは『ゲーム会社』『防衛機密』といった要素が目を引いただけで、サイバー攻撃そのものへの知識や意識が高まったとは言い難い。(後略)」(出典:毎日新聞2020年11月17日「火論 サイバー鈍感社会?=大治朋子」

カプコンの事件とは、ゲーム大手カプコンがサイバー犯罪グループからランサムウェア(身代金ウイルス)による攻撃を受けたもので、社外の個人情報が最大約35万件流出した可能性があるほか、日本円で約11億円相当の暗号資産(仮想通貨)を要求されていると言います。

前にも触れたことがありますが、私は2003年、総務省の委託を受けて米国のネットワーク・セキュリティを調査し、日本は米国に20年、韓国に10年遅れていると報告書で指摘しました。そのときの指摘事項が、17年経った現在も改善されていないから、デジタル庁の動きにひとこと言わざるを得ないのです。

あのとき、米国側は政府機関と最高レベルの専門家が対応してくれましたが、それは日本がセキュリティ・ホールになったままではインターネットでつながっている米国の安全に関わるからでした。その一方で、日本の政治家、官僚のほとんど、そして専門家の多くは確たる根拠もなく、自分たちが世界の水準にあると、自己満足や夜郎自大の世界に浸っていたのです。

上級国民ミスター慶応が性的暴行で6度目の逮捕。今回も金の力で不起訴か?

ミスター慶応ファイナリストが女性に対するわいせつ事件を起こした。性的暴行を加えたとして逮捕されたのは、千葉県の無職渡辺陽太容疑者(24)と、知人で栃木県の職業不詳光山和希容疑者(24)。渡辺容疑者はかつて「ミスター慶応コンテスト」の出場経験があり、同様の女性暴行事件を起こしたことがある。しかも今回の逮捕は6度目という強制性交の常習犯だ。
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ミスター慶応出場者が性的暴行で逮捕

渡辺容疑者と光山容疑者の2人は昨年3月、JR大宮駅近くで女性に声を掛けて、カラオケ店とインターネットカフェでそれぞれ性的暴行を加えた疑いが持たれている。取り調べに対し、2人は「弁護士が来るまでは何も話さない」と供述を拒んでいるとテレビ朝日は報じている。

渡辺容疑者は2年前にも女性への暴行事件を起こし、世間を賑わせた男だ。

慶応大学経済学部2年に在籍していた2018年9月、酩酊状態で路上を歩いていた面識のない女子学生(当時19歳)を雑居ビルに連れ込み、1階の踊り場で乱暴。その後、路上で彼女の腹を蹴っていたところを現行犯逮捕されるという、鬼畜の所業としか形容のしようがない事件を起こしている。

実は渡辺容疑者はこれまでに5度も逮捕されているが、その全てが不起訴になっているのだ。

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なぜ5度も逮捕されて全てが不起訴に?

渡辺陽太容疑者は前述した19歳女子学生への暴行で現行犯逮捕され、さらに強制性交も発覚し再逮捕されている。それ以外の残りの3度の逮捕は、ここからさかのぼって明るみになった事件だ。

2018年5月に女性を酒に酔わせてわいせつな行為をし、さらに財布を盗んだとして、共犯の慶応大生とともに3度目の逮捕をされている。

さらに、2018年3月には、友人のマンションで女性に性的暴行を加えた上で、現金6万円とキャッシュカードが入った財布を盗んだとし、強制性交と窃盗の疑いで4度目の逮捕。

2018年9月にはこちらも友人のマンションで女性にアイマスクを着け、両手首をひものようなもので縛った上で暴行しようとした準強制性交容疑で5度目の逮捕をされている。

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短期間でこれだけの事件を起こした、懲りない犯罪者。もし、女子学生の腹を蹴っていたところを現行犯で逮捕されていなければ、これらの余罪は明らかになっていなかったかもしれない。

これまで逮捕されてこなかったことに味をしめ、好き放題の悪事を働いてきた渡辺容疑者。しかも、5度も逮捕されながら、この全てが不起訴処分となっているというのだから尋常ではない。

なぜ、このような極悪非道の犯罪を繰り返しながら、ことごとく不起訴となるのか?どうやらそこには渡辺容疑者の「出自」が関係しているようだ。

逆ギレ武田総務相「携帯値下げ」の異常性。日本のスマホ市場は壊滅も

見かけだけが立派で中身がともなわないことのたとえ「羊頭狗肉」(ようとうくにく)。武田総務大臣は、UQモバイル、ワイモバイルのサブブランドで値下げを打ち出したKDDI、ソフトバンクに対し、この四字熟語を用いて厳しい評価を下しました。これに異を唱えるのは、メルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』著者でケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さん。大臣発言の間違いを指摘し、ユーザーの動きも止めてしまうとバッサリ切り捨て、困惑するKDDI社長のコメントを紹介しています。

武田総務大臣「サブブランド値下げは羊頭狗肉」――メインブランド値下げ要請で「アクションプラン」が台無しに

「多くの利用者が契約しているメインブランドでは新プランが全く発表されていない。これが問題だ」武田良太総務相は11月21日、定例記者会見でこう発言した。さらに「実質的に負担軽減が進んでいないような結果が出た時には、これまでとは違ったフェーズに変えて、更に一歩踏み込んだアクション・プランを作る準備をいたしておるわけであります」と言及した。

この発言はあまりにひどすぎる。そもそもメインブランドは、2018年夏の菅義偉官房長官(当時)の「携帯電話料金は4割値下げできる余地がある」という発言以降、各社ともに新しい料金プランを発表し、提供している。「メインブランドでは新プランが発表されていない」は明らかに間違っている。

さらに問題なのは、総務省で、MNPの手数料無料化やeSIMの普及促進などのアクション・プランを制定し、これから「スイッチング円滑化タスクフォース」という有識者会議を立ち上げ議論していくにも関わらず、総務大臣が「メインブランドも値下げしろ」なんて発言をしたら、国民すべてが「待てばメインブランドで値下げが実現される」と思い込み、誰もサブブランドやMVNOに移行しなくなるだろう。

武田総務相は自身が肝いりのアクション・プランを台無しにするようなことをなぜ言ってしまったのか。これから意味のない議論をさせられる、スイッチング円滑化タスクフォースに参加する有識者が不憫でならない。

武田総務相の発言を受けて、その日の午後、インタビュー取材に応じたKDDIの高橋誠社長は「auのフラットレートのユーザーが一定量、UQモバイルの3980円に流れると思う。3980円に魅力があるので、ドコモやソフトバンクのユーザーも来てくれると思う。こういう循環を生むために、3980円という料金プランを作ったわけだけど、ここの検証はしないといけない。3980円の料金プランを作ったのに、ユーザーがちっともこないというのでは、総務大臣もおっしゃっているように機能していないことになる。そこを検証しないといけないという指摘は正しい。ただ、検証もしないまま、メインブランドに新料金プランをいれないのはけしからんというのは、ちょっと話は違うんじゃないかと思う」と反論した。

確かに、UQモバイルとワイモバイルの新料金プランは発表されただけであり、いまのところ提供されてすらいない。実際にどれだけユーザーに支持されるのか、そっぽ向かれるかの検証作業が必要だろう。そもそも、20GBというのは総務省が6ヶ国比較のために出してきた指標であり、あまり意味はない。むしろ、日本が高く見えるよう恣意的に設定された数値である可能性だってあるはずだ。

今回、武田総務相がサブブランドでの値下げだけでは認めないと発言したことで、苦しい立場に追い込まれたのがNTTドコモではないか。サブブランドを提供してUQモバイルやワイモバイルに追随するだけでは納得してはもらえない。メインブランドで20GBの安い設定をすれば、収益に与える影響は大きく、いつまでたっても「3番手」を脱することはできなくなることも考えられる。果たして、NTTドコモがどんな手を打ってくるかが注目といえそうだ。

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ヒントは「ワンテーマ」。閑古鳥が鳴く商店街に客が押し寄せた事例

このご時世にあって驚くほどお客様が集まる街と、休日であっても閑古鳥が鳴く商店街。何が両者の差を拡げてしまったのでしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、中華街やコリアンタウン、巣鴨地蔵通商店街といった街に学ぶ「同じテーマで集客する方法」を解説。さらに和歌山で展開されているラーメン店と寿司店のユニークな協力体制も紹介しています。

競合が協働すれば、強大になる!

たとえ小さなお店でも、いくつかが集まって力を合わせれば、集客力のある安定した商売が行えます。たとえば…。

同じ方角を向いているお店・商売人がたくさん集まっている場所があります。日本三大中華街、東京・新大久保や大阪・鶴橋のコリアタウンなどが、その代表だと考えてください。「中国」や「韓国」をテーマにした料理店や食材店、雑貨店が集まっている街です。

なぜ、彼らが同じ場所に集まっているのか。それは、集合体でいる方が注目されやすく、集客力が高くなるからです。日本の商店街も基本的には同じような集合体なのですが、そこにテーマが無いため、目的を持って来るお客さまがいなくなるのです。東京の巣鴨地蔵通り商店街が賑わっているのは、“おばあちゃん”というテーマがあるからです。このように、明確なテーマを持った集合体には、人が集まって来るのです。

そこで、集客に苦労しているお店への提案としては、「テイストの同じ店で集合する」ということです。同じテーマを持っているお店が近くに集まり、相互にお客さまを紹介したり、共同キャンペーンを実施したりして、相乗効果を高めるのです。

たとえば、ハワイをテーマにしたカフェがあるならば、その近くに、フラダンス教室、ハワイアンキルトのお店、シェイブ・アイス(かき氷)のお店などを誘致できれば、その地域が“ハワイの街”となり、注目率・集客力が大きくアップします。みんなの力を結集すれば、面白く楽しい街が創れます。

また、別角度の協力体制もあります。和歌山ラーメンのお店では、各テーブルに「早寿司(はやずし)」と呼ばれる、アセという葉でくるんだ“なれ寿司”が置かれています。お客さまは、これを勝手に取って食べることができます。と言っても無料ではなく、後で自己申告してお金を払います。

この早寿司は、ラーメン屋さんが作っているのではなく、別のお店が作っているものを仕入れています。ラーメンとお寿司とは珍しい組み合わせですが、和歌山ではこれが定番となっています。

元々は、屋台のラーメン屋さんに、お寿司屋さんが売り込んだものだと言われています。屋台では、ごはんものを出したいと思いながらも、その場で作るにはスペースが無く、作り置きすると傷んでしまいます。

そこに眼をつけたのがお寿司屋さん。お寿司なら腐りにくく、場所も取りません。しかも、一つずつ葉っぱにくるまれているので、片手で食べられます。大きさも値段も手頃なことから、定着していったのです。

同じ食べ物屋、つまり競合であるはずのラーメン屋さんに売り込んだお寿司屋さんに、“お見事”と言うしかありません。普通なら、食料品店やスーパーに売り込むことを考えそうなものですが、ラーメン屋さんを選ぶとは、柔軟な発想です。

このように、少し視点を変えて、新しい“カタチ”を探し出せば、必ず道は拓けます。諦めないことが肝心です。

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巨大地震発生に備えペット用の避難袋に入れておくべき10アイテム

いつどこで大きな地震が起こってもおかしくないこの国でペットを飼う人は、自分のためだけでなく、ペットのためにも非常用持ち出し袋の準備が必要です。その中身として最低限用意すべきものを教えてくれるのは、メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤先生。被災し、はぐれてしまうことも想定したアドバイスも伝えています。

いつ地震が来ても良いように、犬・猫の為に備蓄しておくもの10選

現代の日本は、地震や台風、大雨による水害といった大規模災害が多く発生しているため、いつ災害に巻き込まれるかわかりません。日曜日も、茨城で震度5弱の地震があったばかりです。明日、明後日大きな災害が起きてもおかしくないのです。

いざと言う時、愛犬や愛猫の命の守るためにはどうしたら良いのでしょうか? それは、普段から十分な備えをしておく事がとても大切です。今週は、万が一大きな災害が起きても慌てず、困ることがないように必要な「災害の備蓄」についてお伝えしましょう。

1)「備蓄」が必要な物10

基本的な備蓄品をご紹介します。非常用持ち出し袋を用意しておきましょう。

<備蓄セット10>

  1. ペットフード
  2. お水
  3. 食器
  4. 常備薬、予防薬
  5. 首輪とリード
  6. トイレ用品(猫砂やペットシーツ)
  7. 服(毛の飛び散り防止や防寒具になります)
  8. ワクチン接種やマイクロチップなどの書類
  9. 動物病院の診察券
  10. ハードキャリー(ケージ代わりになります)

2)写真を用意

愛犬、愛猫の写真も準備しておきましょう。万が一、被災してはぐれてしまったときに役立つと思います。特に、身体が写っているものや、毛の色など特徴が分かりやすいものが良いでしょう。

●まとめ
自然災害は本当にいつどこで起きるかわかりません。愛犬や愛猫とはぐれてしまう時もくるかもしれません。飼い主さんの連絡先が入った迷子札を普段から身につけてさせておくことも大切かもしれません。いざという時のために備えておいてください。

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お客の愚痴に「しめた」と思う。濡れ手に粟で商品を売るチャンス

できればあまり聞きたいとは思わない、他人の愚痴。しかしそれがお客様が口にしたものならば、話は別のようです。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、お客様の愚痴は「チャンスを生み出してくれるもの」として、その愚痴を仕事の上で活かす方法をレクチャーしています。

愚痴はチャンス

お客様と話をしている時、たまに愚痴をこぼされることがありませんか?

「最近仕事でこういうことがあってね…」「ちょっと辛いんだよね…」など、内容は様々でしょうが、お客様と仲良くなってきたり、コミュニケーションがある程度取れてくると、愚痴を聞かされることもあります。

そうした愚痴というのは、ただ聞いているだけだとなかなか疲れてくるものですよね。愚痴は基本ネガティブなことなので、なんとなく精神的にも疲れてくるものです。

しかし、販売の世界においては、愚痴は時にチャンスを生み出してくれるものでもあります。なぜなら、お客様が抱えている不満や不安を捉えることができるからです。

お客様の抱えている不満や不安というものは、「潜在ニーズ」と呼ばれます(潜在ニーズの捉え方はまちまちですが)。これをいかに表面的なものとして顕在化させ、お客様に「そうか、こうして解決するのか」と理解してもらう。そこに商品を当て込めるかというのが、ものを売るための鉄則です。

そしてそんな潜在ニーズが含まれた言葉が聞けるものいうのが、愚痴なんですね。全ての愚痴がそうとは言えませんが、お客様のライフスタイルに関わることや、自店の商品が関わることができそうな愚痴は、大きなチャンスなのです。

例えば、アパレルショップでお客様と話をしていた時に、「でもどうせオシャレをしても気づいてくれる人もいないからねぇ」なんて愚痴がお客様から出てきたとしたら。

ここには、

  • オシャレをしたいという願望
  • オシャレに気を使っていることに気づいてもらいたい願望
  • 気づいて欲しい相手がいる

などの潜在的なニーズが見えてきます。この愚痴からピンと来れば、そうした潜在ニーズを会話を進めながら引き出すことで、お客様の願望を叶える提案につなげることができますね。

一見、ただ面倒臭そうな愚痴でも、よくよく聞いてみると、自分たちの商品を販売するチャンスが眠っているのです。

愚痴が出てきたらチャンス。

そう捉えてお客様との会話をしてみると、違った視点で物事を見ることができるかもしれません。

今日の質問です。

  • お客様と会話をしていて出てくる愚痴にはどんなものがありますか?
  • そのうち、商品販売に活かせそうな愚痴にはどんなものがありますか?

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始めるまでは始まらないよ。英語も運動も楽にこなせる「習慣化」のコツ

なにか新しいことを始めようと決意してみたものの、結局挫折というサイクルを繰り返しているという方、少なくないと思われます。長続きさせるコツのようなものがあれば知りたいですよね。今回の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では現役弁護士の谷原誠さんが、「コツはハードルを下げること」として、その具体的な方法をレクチャーしています。

習慣化するスムーズな方法

こんにちは。弁護士の谷原誠です。

今回は、物事を習慣化する方法です。

このメルマガでは、自分の感情をコントロールするために、行動を変える、ということを何度もお伝えしています。気分が落ち込んでいるならば、胸を張り、手足を大きく開き、深呼吸をし、無理にでも笑い、可能であれば大声で叫んでみることです。それで感情が変化します。

私たちは、感情を変える時に、感情にフォーカスし、感情の力で感情を変えようとします。しかし、それは難しいですね。感情自身が、今、まさにその悲しい、という感情を選択してしまっているからです。外部圧力(身体動作)によって、感情を無理矢理変える方が簡単です。

物事を習慣化する時も同じです。毎年1月1日、「今年は、毎日英語を1時間勉強しよう」、「週3回ジムに行こう」などと決意しますが、2月まで続きません。なぜなら、毎日英語の勉強を始めるまでに、「勉強を始める気になろう」と自分の心を変え、そこから勉強を始めようとするからです。

今まで習慣にしていなかったのに、突然やる気になるのは難しいのです。

この場合も行動を活用します。やる気がないまま英語の教科書を開けることです。やる気がないまま運動を始めることです。

この時のコツは、ハードルを下げる、ということです。

やる気がないのに、1時間も勉強するとなると、苦痛です。やる気がないのに、着替えの準備をして、ジムに出かけるのは大変です。全く運動をしていない人が、いきなり階段の5段飛びをできないのと同じです。

まず毎日1段昇ることです。そうすると、2段、3段と自然と昇り始めます。英語であれば、はじめは毎日10分、場合によっては5分の勉強から始めることです。続けていけば、自然に習慣化され、かつ、やる気がでてきます。運動であれば、まずジムではなく、自宅で腕立て伏せを5回やることから始めましょう。そのうち、10回の腹筋が加わり、運動が習慣化され、ジムに行きたくなってくるでしょう。

いきなり大きな目標を立てて習慣化しようとしても、怠惰な私たちには難しいのです。外部圧力(行動)を活用し、小さなステップを作って、徐々に習慣化していく方が簡単です。

そして、物事を習慣化するには、これまで他のことに使っていた時間が使えなくなることを意味します。そこで、そのための時間を作り出すことが必要になってきます。それには、次の本が大変参考になると思います。

超多忙な弁護士が教える時間を増やす思考法』(フォレスト出版)

法律相談は、こちらから。

弁護士が教える法律知識 ご相談・お問い合わせ

今日は、ここまで。

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作り手も危険視。SNSが子供の人格を歪める「麻薬」として作用する訳

「バイオレンスなゲームは子供たちを乱暴な行動に走らせる」「過激な書物やアニメ、映画などが子供たちに悪影響だ」。まだ10代で犯罪を犯した子供たちの自宅から出てきたときに、そのような議論が出ることはよくあります。しかし、メルマガ『週刊 Life is beautiful』の著者で、かつて若者向けのSNSを運営していた経験のある世界的エンジニアの中島聡さんは、若者向け「SNS」の危険性を指摘。「SNSが子供の人格形成に及ぼす影響の方がはるかに深刻だ」として、その理由を述べています。

SNSと人格形成

Netflixのドキュメンタリー「The Social Dilemma(邦題:監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影)」を観ました。Facebookや TwitterなどのSNSが何を目的にどうやって作られているかを解説する番組ですが、同じくSNSであるPhotoShareを運営していた私としては、色々と思い当たる節もありますが、一つだけ当時の私が気がついていなかった重大な事実があることに気がつきました。

それは、ティーンエージャー向けのSNSを提供するということは、単に彼らから勉強する時間を奪うだけではなく、彼らの人格形成に多大なる影響を与えることを意味する、と言う事実です。

ゲーム業界では、バイオレンスなゲームが、子供たちを乱暴な行動に走らせる可能性があるという話がしばしば話題になりますが、それとはレベルが違う話です。

ゲームの世界でのバイオレンスは、仮想世界でのバイオレンスでしかなく、そこで何をしようと、誰かが傷つくわけでも死ぬわけでもありません。仮想世界と現実世界の違いが明確である限り、それが子供たちの人格形成に直接的・根本的な影響を与える可能性は少ないと思います。

しかし、SNSの世界はリアルの世界なのです。SNS上の友達は、(たとえ会ったことがなくても)本当の友達であり、SNS上のいじめは本当のいじめなのです。SNS上の発言で、人を傷つけることは可能だし、その結果、自殺に追い込まれている子供たちも大勢いるのです。

香港「民主の女神」周庭さんら収監。中国への身柄引き渡しはあるのか?

香港デモ活動の中心的人物で「民主の女神」と言われた周庭(アグネス・チョウ)さん(23)のツイッター・アカウントの管理者が23日午後、周さんのツイッターを更新し、「今朝、周庭アグネスと黄之鋒ジョシュアたちは昨年6月21日に警察本部を包囲した件で出廷、裁判官は判決まで保釈を認めず、彼女たちを即時収監としました」と投稿した。周さんの他、ともに香港民主化運動の中心人物である黄之鋒(ジョシュア・ウォン)さん(24)、林朗彦林(アイバン・ラム)さん(26)も収監されたという。周さんは19日に香港バプテスト大学を卒業したとツイッターで報告したばかりだった。

周さんは8月10日にも、中国に批判的な論調の新聞・雑誌を発行する香港メディア『壱伝媒(ネクスト・デジタル)』の創業者・黎智英(ジミー・ライ)氏(71)らとともに、香港国家安全維持法に違反したとして相次いで逮捕されていた。

今回の収監について、すぐに釈放とはならず、12月2日の裁判で判決が下されて量刑が確定するまで続くという。周さんらは8月5日、違法集会を煽動したとして有罪判決が言い渡されている。

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今回の周さんらの収監で気になるのが、やはり身柄を中国に送られないか、そして拷問などの刑罰を受けないか、という点だ。

今まで中国本土で民主化運動や反政府活動にたずさわり、長期に渡って収監されていた活動家たちの中には、マインドコントロールや拷問などを受けて別人のようになって帰ってきた例がある。習近平の顔が写ったポスターに墨汁をかけるというパフォーマンスを上海で2018年におこなった中国人女性が、中国当局によって精神病院に強制入院させられ、約1年半後に自宅へ帰ってきたときに変わり果てた姿となっていたことは、MAG2 NEWSでも既にお伝えした通り。彼女らの今後が心配だ。

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