日経が異例の「経団連」批判。「失われた20年」を抜け出せぬ日本

一時期より薄れたとはいえ、未だ大きなな影響力を持つ経団連。もちろんマスコミもその例に漏れないはずなのですが、先日、日経新聞に同団体を否定的に扱う記事が掲載され話題となっています。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では、著者で世界的エンジニアの中島聡さんがこの流れを歓迎。経団連の存在意義も徐々に薄れるだろうとしながらも、新陳代謝に時間がかかるのも日本の特徴であり、それが「失われた20年」をいつまでも長引かせていると批判しています。

※ 本記事は有料メルマガ『週刊 Life is beautiful』2018年7月3日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール中島聡なかじまさとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

今週のざっくばらん: 経団連と失われた30年

先日、日経に「経団連、この恐るべき同質集団」という記事が掲載されました。経団連の副会長18人の経歴を調べると、

  • 全員男性
  • 全員日本人
  • 一番若くて62歳
  • 全員サラリーマン経営者(起業経験なし)
  • だれ一人転職経験がない

という異様なまでに同質な集団であるという指摘です。

男女同権で、企業の新陳代謝も激しく、転職の多い米国の常識で言えば、「全く理解できない状況ですが、日本人にとって見ればそれほどの驚きではないと思います。

重要なのは、これまで経団連と良い関係を維持してきた日経が、「この恐るべき」という形容詞まで使って、これを批判して来た点です。ようやく、日本でも「潮目が変わって来た」兆候なのかと期待してしまいます。

学校の「ブラック部活」が深刻化。形だけの週休2日では解決しない

生徒のけがの防止、顧問の負担減などを目的とした、「中高生の部活の週休2日」の流れが各都道府県に広がっています。この動きに、「時間を減らすだけでなく具体的な対応策を考えることが必要」とするのは、米国在住でスポーツに造詣の深い作家の冷泉彰彦さん。冷泉さんは自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』の中で、日米の部活における大きな違いを例にあげつつ、日本の部活のあり方や今後について論じています。

部活の週休2日、対応策を考えよ

サッカーのワールドカップ、日本のA代表は現地2日に行われたベスト8をかけたベルギー戦で惜敗しました。ピッチの上には勝利も敗北も潜んでいる、そんなサッカーの恐ろしさを象徴した試合でした。

最後のロスタイム、日本は勝ちに行くべきではなく、延長に持って行くことを考えた方が良かったのかもしれませんが、それはもう仕方のないことです。いずれにしても、大健闘ということは言えるわけで、更に多くの若い選手を育てて戦って行くしかありません

そのサッカーもそうですが、野球にしても陸上にしても、日本のトップレベルのスポーツが成果をあげている背景には、巨大な裾野があり、その裾野の広さとレベルが頂点の質を決定しているという面は極めて重要です。

その意味で、今回、中高の部活において出てきた「週休2日」の動きについては、単に「ブラック部活」への批判をかわすために「時間を減らせばいい」という発想だけでなく、具体的な対応策を考えることが必要です。

今回の変化は、顧問教諭の長時間労働問題を契機として、「365日部活動という現状への反省がされたことにあります。ですが、仮に高校のトップレベルであれば、サッカーにしても陸上にしても、「選手も完全週休2日」でいいというわけにはいきません。

まずその代替としての民間人材の活用が必要ですし、またスポーツ活動を全て校内活動とするのではなく、一部を地域の校外活動へ委ねるべきという議論も必要です。

民泊推進は、政府の「タワマン価格吊り上げ工作」だったのか?

2020年東京オリンピック開催時のホテル不足をメディアで煽り、国をあげて推進してきたといえる民泊事業ですが、ヤミ民泊問題に端を発した住宅宿泊事業法の制定にのまれ、勢いは陰ってきています。無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』の著者、廣田信子さん。廣田さんは、「民泊推進は、タワーマンションの価格を釣り上げ投資資金を呼び込むためだったのでは」とする見方を示しています。

タワーマンションの空室と民泊狂騒曲の行方?

こんにちは! 廣田信子です。

マンションを巻き込んだ民泊騒動は何だったのか? 民泊を巡るトラブルの多さと住民の声に押され各自治体は住宅宿泊事業法による申請受付にかなりの体制を整えて待っていたのですが、実際の申請の少なさに肩透かし…人員に余裕があることから、たいへん丁寧に対応していると聞きました。

管理組合が民泊を禁止していないという書類の偽造があっても、書類だけで判断しないで、きちんと管理組合に問い合わせるので、偽造が発覚したとケースもあると聞きました。サイトの物件に記載された登録番号の偽造も、見破られるようになりました。

不動産業界は、住宅宿泊事業法による民泊から完全に手を引いていて、簡易宿泊所としての民泊施設の開発を加速させていると言います。空いている住宅を旅行者に活用してもらうという「民泊」の当初の趣旨は、どこかに飛んでしまって、結局、旅館業法による宿泊施設設置の規制緩和じゃないか…と思えてしまいます。民泊エネルギーという黒船の力を借りて、旅館業界の規制緩和を進めたということかな…と。マンションの管理組合は、そんな騒動に巻き込ませてたいへんな思いをした訳です。

まだまだヤミ民泊は残っていますが、保健所も警察もかなり本気ですから、民泊禁止を決めているマンションでのヤミ民泊がこれ以上増えることはないのか…それとも、新たなヤミ民泊の手法が出て来るのか…まだまだ注意が必要だと言います。

過去記事「民泊をめぐる表の攻防、裏の攻防」で紹介した、Airbnbから一斉キャンセルされた物件を予約していた私の知人は、ホストと裏の方法で直接連絡をとって、1割引きの料金で予定通り旅行を楽しんで来たと言います。もちろん、Airbnbからは、キャンセルのお詫びのクーポンももらっています。

大友花恋、水谷果穂と“だんご2姉妹”写真にファン反響

女優の土屋太鳳が主演を務める7月スタートのTBS系連続ドラマ『チア☆ダン』(毎週金曜よる10時)に出演するモデルで女優の大友花恋が27日、オフィシャルブログを更新。同じ事務所に所属する女優で歌手の水谷果穂との“だんご2姉妹”写真を公開し、ファンから反響を呼んでいる。

同日は、自身がMCを務めるラジオ番組『クラスメイトは大友花恋!』(文化放送・毎週水曜よる11:30~)の放送日。放送前に「くらかれ」と題して更新したブログは、「今夜のくらかれは、先週に続きまして果穂ちゃんと。あー、楽しくて楽しくて、ニコニコちゃん、止まりやせんでした」と綴り、ハッシュタグと絵文字などを使って番組をアピール。

ハッシュタグをつけていたことに大友は「ところで、、、、。なぜか#つけてましたね。なんか、#使いたいって心が思ってたのかしら?笑笑 なんか、テンション高いいま。」とテンション高い様子で、同番組に出演した水谷との“だんご2姉妹”写真を公開した。

大友と水谷は、紙袋をかぶった男子高校生・松原くんと彼に恋する女子高校生・ゆいこの淡い恋愛模様を描いたドラマ「こえ恋」(2016年、テレビ東京ほか)で共演している。

この投稿にファンからは「だんご2姉妹、テラカワユスです」「お団子可愛いすぎよ!!」「だんご2姉妹ときたか!花恋ちゃん…さすがです。(笑)」「前回のくらかれからも2人の仲の良さ伝わってきた」「2人とも可愛い!!」「研音コンピ~」「可愛い」「very cute」などとコメントが寄せられている。

TBS系連続ドラマ『チア☆ダン』は、昨年3月に公開し大ヒットした広瀬すずが主演を務めた映画 「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」の数年後が舞台。映画とはまったく違うオリジナルストーリー。土屋が演じる主人公・藤谷わかばと一緒に“できっこない夢”を目指すチアダンス部員の個性豊かなキャストに、石井杏奈(E-girls)、佐久間由衣、山本舞香、朝比奈彩、大友花恋、箭内夢菜、志田彩良と注目女優が集結し、「打倒JETS!全米制覇!」という“できっこない”夢を追いかけ、成長する姿を描く。

7月13日(金)よる10時~初回放送(15分拡大)。

<関連サイト>
大友花恋、土屋太鳳主演ドラマ『チア☆ダン』への想い
http://www.entameplex.com/archives/43042

大友花恋&平祐奈の“男装ショット”に「カッコイイ」
http://www.entameplex.com/archives/43017

大友花恋、“イケメン様”こと高月彩良にメロメロ!
http://www.entameplex.com/archives/42895

 

 

記事提供EntamePlex

【動画】ダンボールをドラムのようにしてひたすらリズムを刻む猫

何かに夢中になっている動物はなんとも可愛い。

こちらの動画に映っている猫も、なにやらダンボール箱とずっとにらめっこしているかと思ったら・・・?

 

 

タタタタタタタ・・・と音がすると思ったら、猫が前足でひたすらにリズムを刻んでいた。

ダンボールの、ちょうど叩いたら戻ってくる感じが面白いのだろう。飽きる気配もなく延々と叩いている。

動画タイトルの通り、ひたむきにストイックにリズムを刻むその姿はまさに『Little Drummer』。

よく見るとちょっぴりおデブなこちらの猫。良い運動になるかも?

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(ViralHog)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

早くも梅雨明け。7月の空は3つの惑星と月が踊るダンスホールに

今年はすでに梅雨明けしたところもあり、お天気に恵まれることが多そうです。そこで、楽しみなのが夜空の星たち。無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』の著者で関西在住の須田將昭さんによると、7月はめったに見られない惑星を見るチャンスがあるほか、皆既月食もたのしむことができる贅沢な月なのだそうですよ。

今月のほしぞら案内(7月)

月が変わりました。毎月恒例、今月のほしぞら案内です。

今年は関東甲信ですでに梅雨明けするなど、早くも夏本番の雰囲気もありますね。普段だとなかなか見られないこの季節の星々を楽しむことができるかもしれませんね。

今月はなんといっても惑星たちがどれも見やすい時期となっていて、それだけでも話が尽きません。まず太陽に近い順で水星から。水星は太陽に近いだけによほどチャンスに恵まれないと見る機会の少ない惑星です。今月12日に東方最大離角(太陽から見かけ上もっとも離れる)を迎え、13日ぐらいまでなら日の入り直後の西の空で見やすくなっています。中旬を過ぎるとまた太陽に近くので、見るのは10日前後ぐらいまでですね。

すぐ近くには金星も輝いています。金星より太陽に近いところに水星が輝いているはずですが、小型の双眼鏡があると見つけやすいかもしれません。いずれも西の空低いところなので、その方向の見晴らしがいいところで探すのがポイントです。

そして火星7月31日に2年2ヶ月ぶりに地球に最接近。今回は約5,759万kmの距離まで近づき、「大接近」と呼ばれるレベルです。望遠鏡があれば模様も楽しめるはずですが。今、火星全体を覆うほどの大砂嵐が吹き荒れているようで、1ヶ月後にどうなっているのか…模様は楽しめないかもしれませんが、それはそれとして「惑星全体を覆う嵐を見ているのか」と思うのもまた興味深いと思います。

日の入り後、南から南西の空に明るく輝くのは木星です。まだまだ観望後期が続きます。最接近の頃には火星に明るさで負けてしまいますが、それを除けば明るさではまだまだだんとつです。

いて座に見えるのは土星。こちらも観望の好機です。私が初めて土星を望遠鏡で見たのは中学2年生の時のことです。友達の望遠鏡で見せてもらいましたが、言葉を失いました。こんなものが宇宙に浮かんでいるのか…と。

今月は、水星から土星まで、いずれもが観望の好機という、とても「忙しい」時期ですね。

上述しましたが、31日が火星の最接近です。その頃になると火星は木星よりも強く明るく輝きます。土星はもともと木星ほど明るくはないのですが、それでも0等級ですから,十分に目立ちます。

木星・土星・火星と3つの惑星が西から東に輝く様はきっと美しい光景でしょう。

トランプ支持層・保守派のプロテスタントの本音と建前を読み解け

海外のメディアで報じられた、日本ではあまり報じられないニュースを中心に解説する、無料メルマガ『山久瀬洋二 えいごism』。著者の山久瀬さんは自身のメルマガ内で、トランプの支持層である、福音派と呼ばれる保守派プロテスタントの価値観について「プロテスタントとカトリックの本音と建前」と題してわかりやすく解説しています。

プロテスタントとカトリックの本音と建前

【海外ニュース】

Remember that Time is Money. He that can earn Ten Shillings a Day by his Labour, sits idle one half of that Day, tho’ he spends but Sixpence during his Diversion or Idleness, ought not to reckon That the only Expence; he has really spent or rather thrown away Five Shillings besides.

訳:「知っておいてほしい。時は金なりだ。もし1日に勤勉に働いて10シリング稼ぐ人がいたとして、その人が1日の半分を享楽に費やしたとしよう。その人は享楽のために、6ペンスを浪費したと主張するかもしれないが、それは間違っている。彼は、その6ペンス以外に1日の半分の時間で稼げる5シリングも失っているのだ」
(ベンジャミン・フランクリン「Advice to a young tradesman」より)

【ニュース解説】

これは、アメリカの独立革命で大きな役割を果たした、ベンジャミンフランクリンが、若いビジネスマンに向けて送った手紙の中の文章をまとめたものです。有名な Time is money という言葉は、ここから生まれました。この一言は、アメリカの文化を知る上でもとても重要です。

初期のアメリカに渡ってきた人々の多くはプロテスタントでした。ベンジャミン・フランクリンも例外ではありません。彼自身、どれだけ熱心に宗教を信奉していたかはわかりません。しかし、一つだけ言えることは、彼の心の中にはプロテスタントしてのモラルがしっかりと受け継がれていたということです。そのことを象徴するのが、ここに紹介する手紙なのです。

勤勉に働くことで、常に社会の中での信用によってお金を稼ぎ、生活をしてゆくことが彼らの理想的な信条でした。

アメリカ人は、waste of time という言葉をよく使います。つまり、自分の時間を無駄にすることを極度に嫌います。時間を無駄にするということは、自分が生産し、財産を造る時間を失うことを意味しているからです。

「そうね、ベンジャミン・フランクリンね。でも、プロテスタントの人たちって、言っていることは正当かもしれないけど、ちょっと退屈な人たちなんだよね」

スペイン人の友人が最近このベンジャミン・フランクリンの文章に対してこのように語ってくれました。

「だって、彼らって、真面目すぎる。楽しむことを知らないんだよ。僕はカトリック系のルーツを持っているけど、我々は、彼らのように真面目一辺倒じゃないさ。食事を楽しみ、人と語り、感情豊かに暮らしたいんだ」

これに対して、プロテスタント系のドイツ人の友人は、

「僕は仕事とプライベートとはしっかりと分けて、仕事については妥協せず、細かいことまでしっかりとロジックをもって進めたいね。でも、仕事が終われば、夕食は家族と一緒。仕事仲間と食事をしたり、プライベートな生活を分かち合ったりすることはまずないね」

とコメントします。

スペインではランチが大切。ランチにしっかりと時間をかけてワインを飲んで、仕事関係の人とも交流する。だから、通常ランチは1時過ぎからはじまって、3時間ぐらいかけるかな。その上で夜は8時か9時ごろまで働くよ。ドイツ人のように、ビジネスとプライベートとをきっちり分けたりしないよね」

ドイツ中部以北にはプロテスタント系の人が多くいます。

こうスペイン人の友人に批判されたドイツ人もそうした中の一人です。本人は今では宗教にはまったく興味がないといっていますが、彼の心の中にはベンジャミン・フランクリンと同じプロテスタントの価値観が脈々と息づいているのです。

「そうだよね。確かにプロテスタントの人々は、お金に細かい

スペイン人の友人は続けます。

「どんなに裕福な人でも、ここでこうした方が、2ドルセイブできるなどといったことをよく口にする。時間を無駄にしないことと、お金をセイブすること。この二つは彼らにとって極めて重要な価値観なのさ。そうした意味では我々南欧の人たちは怠け者だと思われているかもね」

ヨーロッパでは南でクリエイティブな発想をしたものを、北の人がビジネス化してお金にするとよく言われています。そんな北ヨーロッパのプロテスタント文化が大量の移民と共にアメリカに伝わったのです。

1517年、マルティン・ルターがローマカトリックの腐敗を指摘してプロテスタントという新しいキリスト教の分派が生まれます。彼は、ローマ・カトリック教会の権威を仲介せず、個人として神を信仰し、その証として個人は良心をもって勤勉に生活することで、聖書の教えを全うするべきだと主張します。特に、ルターと同時期にプテスタントとして活動したジャン・カルヴァンは、仕事に打ち込むことが神と自己とを繋ぐ架け橋になると強調し、多くの人々に支持されました。こうしたプロテスタントとしての発想が、アメリカの発展の基盤となったと指摘する人は少なくありません。

「プロテスタントの人々の言っていることは理屈としては確かに正しいかもね。宗教改革の頃、確かにカトリックは腐敗していたかもしれない。でも、彼らはその後も勤勉、禁欲をモットーとした宗教観にずっとこだわった。今でもね。それが驚きなんだよ。僕たちカトリック系の人々の方が、よほど宗教に対しては柔軟になったし、多様性も受け入れるようになった。でも、プロテスタント系の人は、自分の信条が常に正しいと主張する。今のアメリカの保守層なんてみんなそんな人たちなんだよ」

スペインの友人のこの皮肉を聞けば、確かにDonald Trumpに投票した人の多くが、そうした保守派のプロテスタントであったことと符合します。Time is money と言いながら、waste of time を嫌い、さらに business is business という言葉でプライベートとビジネスとをしっかり分けて行動するという典型的なアメリカ人の信条は、あの宗教改革の頃からヨーロッパで育まれてきたことになるわけです。

そんなベンジャミン・フランクリンはモラルの上からも、経済的な理由からも奴隷制度には強く反対していました。個人が勤勉に貯蓄し、富を増やすことは、人から搾取することで富を蓄えることとは根本的に違うことだと彼は主張します。この主張が、その後の奴隷解放、さらにはアメリカのいう freedomequality というスローガンに繋がってゆくわけです。

そうしたスローガンが建前だけの偽善なのか、それともプロテスタントの本当の良心なのか。そこのところは、アメリカやイギリスといったプロテスタント系の大国の歴史をみるならば、そのどっちもありうるということが本音なのではないでしょうか。

image by: shutterstock.com

「そうしたら、こうなる」が分からぬバカにつける薬などない

植木等さんの「スーダラ節」、最後のフレーズは「わかっちゃいるけどやめられねぇ」。つまり、たとえダメサラリーマンでも大人は行為と結果の因果関係を理解しています。ところが子供はそうとは限りません。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、子供に因果のパターンを認識させる習得法を紹介しています。

バカにつけるクスリ

さて、本日はバカにつけるクスリのお話。

お子さんがいらしゃるご家庭では、日々いろいろな悩みがあると思います。我が家でもひょんなことから親戚の子を期間限定で養育中なんですが、いや~、子供っていうのは実に

  • 予想外のことをやる

モンですね。中でも驚きなのが

  • そんなことしてどうなるか解らないの?

というようなコト(たいてい悪いコトだけど)をやってしまうことです。オトナから見れば、文字通り火を見るよりも明らかな

  • それやっちゃったら後がマズいでしょ

というような、『が想像できないんですよね。

そして実は、いわゆるアタマがイイとは、この

  • を想像出来ること

を言うんです。ま、敢えて別の言い方をすれば、

  • 原因から因果関係で結ばれた結果が分かる

ということでしょう。こういう行為(原因)をすればどんな結果になるのかが解らないんです。

たとえば

  • 友達のおもちゃを奪った→叱られる

カンタンに言えば、こんなカンジですよね( ̄∇ ̄)。基本的にはこれと全部同じで、長い時間経過した後の結果まで考えることができるほどアタマがイイのです。

でね。これはフツーは、成長するととも結果も予測できるようになるモンだと思うんですよ。

…難しいのはココからです。中には

  • なかなか出来るようにならない子もいる

ということです。

行為と結果が因果関係で繋がらないあるいは結果自体が浮かんでこない。出来るようにならないということはそういうことですよね。これ、どうしたら出来るようになるんでしょうか?

ここではない何処かへ。元気なうちにしておきたい終の棲家さがし

人気映画シリーズ「男はつらいよ」では、フーテンの寅こと的屋家業の車寅次郎は、足の向くまま気の向くまま、旅から旅への渡り鳥とばかりに全国各地を渡り歩きます。観る者はみな、そんな寅さんの放浪に憧憬を抱きます。無料メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』の著者・音多さんは、そんな放浪の醍醐味を味わいつつ、理想とする「天国の家」を探し出す体験談を紹介しています。

あなたにとっての天国の場所はどこ?

我々が富と成功を実現する為の重要な要素となるのが自分の住む場所です。これは過去にも「ケガレチとイヤシロチ」の話しや、環境を変えると運が変わる話しで取上げましたが、「自分を存在させる場所によって人生密度や価値は大きく変わりますので、これからテーマとして扱いたいと思います。

私自身は15年程前から自分が最終的にどの地で暮らすのが最も良いのかを考えて来ました。具体的には旅行してみてその地のエネルギー状態が自分とマッチするかどうかを感じて記録に残したり、実際に引越しをして住んでみて将来像が描けるかを行ってきました。

私の場合は「幸い」転勤が多く、これまで引越しは10回以上望んで」してきましたし、海外もアメリカとタイに住んだ事があります。あえて「」で括った部分がキーポイントでして、多くのサラリーマンはここが真逆の感覚だと思います。ひとつの場所に住んでいたい、出来れば異動したくない、それがまして海外勤務なんてまっぴらごめんという感覚が普通でしょう。

なので人によっては生まれた故郷から一歩も出ず、海外も知らない人もかなり多いわけですが(ここは後述します)、私の場合は「自分にとって天国の地を探すという目的があるので、様々な場所に積極的に行くようにしてきました。

そのおかげで、「自分にとっての天国の地は世界のどこかに必ずある」という事に気付く事が出来たんですね。

冒頭で書きましたが人は環境を変えるだけで運が変わり水を得た魚のようにキラキラ輝いて活躍出来るものです。そんな事実がある事をこのメルマガで共有し、今人生に苦しんでいる人の希望になれば幸いです。

ちなみにまさに今、私の移住遍歴に新たにもう1ヶ国加わろうとしている国があります。その為に先週中国広東省を訪問してきました。私が訪れたのは広州市ですが、そこは大都会で活気があり元気が出そうな場所。市内や子供が入る予定の幼稚園を見て来ましたが、日本人が非常に多いエリアなので住むには全く問題無さそうです。

たださすがに日本と比べるとライフラインやインフラの中で、特に安全面の不安を感じましたので、ひとつづつクリアにする必要がありそうです。そして言葉!中国語の発音はある程度習得するにもかなり根気が必要そう。

またネット関係は不便です。特にお国柄、アメリカ産のグーグル全般、フェイスブック、ツイッター、ライン、ユーチュブ、アマゾンプライムは使えませんでした。ヤフー検索もNGです。VPN(仮想ネットワーク)でアクセス出来ましたが不便さはあるでしょうね。

ただここは実際に住んでみないとその不安が本物かどうか判断出来ないので今の所は棚上げにしておきます…。考えてみればアメリカに住んでいた時には夜な夜な銃声も聞こえてましたしね…。

できる上司がやっている、失敗続きの部下を成功に導く質問方法

このご時世になっても部活でのしごきがメディアで問題視されることがありますが、日本社会ではこうした風潮が社会人になっても消えません。 営業現場では、売上未達の部下に対し上司・先輩が詰める、つまり「つるし上げ」が多くの職場に残っています。今回の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では、著者で現役弁護士の谷原さんが、「なぜできない?」と詰めることで問題は解決しないと力説します。

なんでできないのか?

こんにちは。

弁護士の谷原誠です。

部下が仕事をうまくできなかったり、ミスをしたりしたとき、子どもが勉強や作業などをうまくできなかったりした場合に、「なんでこんなこともできないの?」と怒る人が多いように思います。

しかし、うまくできない人は、「できない理由」を知りません。どうすればうまくできるかがわからないからできないのです。

したがって、うまくできない人に「なんでこんなこともできないの?」と質問口調で怒ったとしても、満足する答えは返ってはきません。相手を責めることで、傷ついた自尊心を回復しようとしているものです。

ところが、相手はいつまでたってもうまくできないのでまた怒るはめになってしまいます。精神衛生上よくないですね。

怒っている人の得たい結果は、何でしょうか? それは、「うまくやってくれること」のはずです。

相手に答えられない質問をしても、うまくできるようにはなりません。うまくできるようにしたいのであれば、うまくできるように思考するように相手の思考をコントロールすることが大切です。

思考をコントロールしたいときには、「質問」の出番です。人は質問されるとその質問について考えて答えを見つけ出そうとするからです。今回の場合、まずは、できることを前提にした質問をすることになります。

では、どんな質問を作ったらよいのか?