金正恩氏が電撃訪中、モリカケしてる間に日本は半島情勢で劣勢に

世界中を驚かせた、金正恩氏の中国電撃訪問。なぜこのタイミングで正恩氏は訪中したのでしょうか。台湾出身の評論家・黄文雄さんは自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』で、中朝の思惑が一致したことをその理由として挙げるとともに、5月に予定されている米朝首脳会談については、日本が蚊帳の外に置かれることがないようアメリカとの連携を強めるべきだとしています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2018年3月27日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め3月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【中朝】なぜ北朝鮮はこのタイミングで訪中したのか

<中朝首脳>訪中の要人は金正恩氏 習近平主席と会談

3月27日、北朝鮮の金正恩委員長が中国を電撃訪問しました。北朝鮮からの特別列車が北京に到着し、黒塗りの車が車列をなして釣魚台を訪れました。北京では最高レベルの警備体制が敷かれました。

中国のSNSである微博(ウェイボ)では、金正恩のあだ名である「金三胖」(金三代目のふとっちょ)が検索不可となっています。

金正恩訪中成禁搜字 微博封鎖相關字

この時期に北朝鮮のトップが中国を訪れたのには、意味があります。トランプ政権が対中対北朝鮮の強硬派を次々と採用しているからです。トランプ大統領は3月13日、対北朝鮮に融和的なティラーソン国務長官を更迭し、CIA長官のポンペオ氏をその後任にあてました。前CIA長官ですから、中国や北朝鮮の情報には通じていることは言うまでもありません。

また、国家安全保障担当の大統領補佐官を、マクマスター氏から対北強硬派のボルトン氏へと交代させました。ボルトン氏は先制攻撃を主張する、やはり対北強硬派です。

5月に米朝首脳会談を開催することで、アメリカも北朝鮮も一応は合意していますが、はたしてどうなるかわかりません。米朝会談が破綻すれば、アメリカは北朝鮮攻撃に踏み切る可能性もあります。

そんななか、北朝鮮は生き残り戦略として、核やICBMの実験、平昌オリンピックの南北統一チーム、そして南北対話、米朝対話の合意に続き、電撃訪中を果たしました。

北朝鮮としては、米朝首脳会談が破綻したときに備えて保険をかけた意味合いもあると思いますが、それに加えて、現在、北朝鮮にとって中国を巻き込むには絶好のタイミングにあることも大きいでしょう。

NY進出で大成功した「大戸屋」と「いきなりステーキ」の共通点

アメリカ独自の文化を面白おかしく紹介する、米国の邦字紙「WEEKLY Biz」CEOでメルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』の著者・高橋さん。今回は、ニューヨークに進出して6年。今なおニューヨーカー達から絶大な支持を集める定食チェーン「大戸屋ごはん処」の戦略を徹底分析します。

進化する日本食レストラン

“にっぽんの食卓ごはん”をスローガンに、日本でお馴染みの定食チェーン「大戸屋ごはん処がニューヨークに進出したのは2012年4月、いまからちょうど6年前です。

華々しいオープニングレセプションには創業者の故・三森久實会長も来米し、出席されました。

当時、今ほど開拓されきれていないエリア(Flatiron/フラットアイアン)にオープンしたので、ここだけの話、現地の取材陣は「こんなところで大丈夫かな」と話していました。 実際に僕が会長にインタビューした時も、ロケーションについて思わず「勝算は?」とダイレクトに聞いてしまったことを覚えています。

しかし! 初めの数ヶ月はスロースタートだったにも関わらず、それからの快進撃は目を見張るもの。

同年末には2店舗目をその1年半後には3店舗目をタイムズスクエアにオープンしました。

とにかく各店、連日超満員。 ニューヨーカーたちで賑わい「行列のできる店」になるのに時間はかかりませんでした。

弊社オフィスの近くにタイムズスクエア店がオープンした際は、“行きつけ店”ができる!と喜んだものの、平日ですら開店前から行列ができるようになり、気軽に行けるお店ではなくなりました。 とにかくそれくらい、地元のニューヨーカーに受け入れられました。

3店とも目抜き通り沿いにあるわけでもなく、外観もどちらかというとひっそりと佇む趣。 知らずに前を通っても見過ごしてしまう感じ、、、それでも常に超満員

価格も平均25ドル(2700円位)はする定食に、飲み物、税金、チップを足せば、一人軽く40ドル(4200円位)強はしてしまう。 日本で大戸屋を知っている人からしたら、びっくりな価格。 同じメニューでもたぶん3倍以上、、、、、それでもつねに超満員。

大戸屋のニューヨーク店は、結局、繁盛するのは立地でもなく価格でもなくクオリティーだということを立証したモデルケースだとも言えます。

森友問題「昭恵夫人の肩書きが利用されただけ」が通用しない理由

刑事訴追の恐れがあるとしてほとんどの質問に口をつぐみ、最後の最後まで安倍総理や昭恵夫人の影響を否定し続けた佐川前国税庁長官メルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』の著者で健康社会学者の河合薫さんは、「不謹慎だがつまらない証人喚問だった」とし、たとえ悪意がなかったとしても自身の立場や影響力を軽く考えていた昭恵夫人の責任は大きいと厳しく批判しています。

※本記事は有料メルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』2018年3月28日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

“総理夫人”の影響力

「刑事訴追の恐れがある」として証言を拒み続け、「総理や総理夫人の影響があったとは私は全く考えていませんと完全否定した佐川前国税庁長官の証人喚問が終わりました。

……なんか、つまらなかったですね。

公文書改ざんという民主主義の根幹を揺るがす事件を解明するための証人喚問に対し、不謹慎な感想ではありますが、マジ、つまらなかった。

入省当初から「誰よりも官僚っぽかった」との評判どおり、佐川氏の人間味がち~っとも感じられない、無機質で、まるでロボットのようで。

「証人喚問を見てから“裏返しメガネ”を書こう!」と思っていたので、そのつまらなさに筆が進まず、困っています。

とはいえ「総理夫人の影響が森友問題に全くなかった」というコメントには、疑念を抱かざるを得ません。

指示や直接的な関与はなくとも、「影響がないと断言できるわけがない

まさに太田理財局長が、「総理夫人だから記載した」という答弁のとおり、「肩書き」の持つ効果は極めて高いし、そのことを誰もが知っているはずです。

【動画】アヒルの大行列に道路を塞がれ、開いた口が塞がらない

これほどに大量のアヒルを見たことがあるだろうか・・・。

こちらの動画ではアヒルの行列が道路を塞いでいるのだが、それがまたとんでもない大所帯なのだ。

 

 

うわぁぁぁぁぁ・・・!!と思わず声が漏れてしまいそうなほどのアヒルの大行進。

普通「アヒルの行列」といったらもっと可愛らしいアヒルの行進を想像するだろうが、この動画のアヒルの大行列はそんな可愛いものではない。

動画のタイトルにもあるように、アヒルの行列というよりももはや「アヒルの川」といったほうがしっくりくる。

さりげなく鴨も紛れ込んでいるが、このアヒルたち、一体何羽いるのだろうか・・・??

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(ViralHog)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

“オオカミくん”衝撃の最終回に「涙が止まらない」の声

AbemaTVのオリジナル恋愛リアリティーショー番組『真冬のオオカミくんには騙されない』#9最終回が、3月25日に放送された。

最終回となるこの日の放送回では、「本気で恋をしたい」と願う、現役女子高生メンバー4人が、最後の告白を行った。女子が告白したい男子を指名し、男子はオオカミの着ぐるみを着て赤い風船を手に待つ。告白がOKであれば、風船を女子に渡し、その男子がオオカミであれば風船を手から離すというルールのもと4人の女子メンバーが順番に告白った。

まず最初に告白を行ったのは、ラッパーの吉田凜音(以下、りんね)。指名をしたのは、第一印象から気になっていたダンサーのSORA。雪山で待つSORAのもとにやってきたりんねは、緊張した様子を見せながら「初めてSORAくんに会った時から気になっていて、今でも1番気になる存在です。お互いまだ知らないことも多いと思うし、友達からでもいいのでこれからもっとSORAくんの事が知りたい」と想いを伝え、手を差し出した。沈黙の流れる中、オオカミの着ぐるみを着たSORAの手からはゆっくり風船が離れていき、SORAの“オオカミくん”が明かされた。

りんねは思わず涙を見せ「私のアーティスト活動をちゃんと見てくれたし、いつかステージで共演したい。好きになってよかった、人間として強くなれたかな」と、語った。

次は、モデルのマーシュ・彩(以下、あや)と、女優の安倍乙(以下、おと)がモデルのバンダリ亜砂也(以下、あさや)を指名し、あやは、「あさやくんは、最初のイメージと違って色んな人と話してみたけど1番いいなと思いました。友達からよろしくお願いします。オオカミじゃないって信じています」と伝え、おとは「2人でデートをして、すごい話しやすかった。これからもっと(あさやくんを)知っていきたい。オオカミじゃありませんように」と想いを伝えた。
2人が手を差し出す中、あさやが持つ風船はあやのもとに。あやがしっかりと風船を掴むと、おとはニコっと笑顔を見せ、すぐさまその場を立ち去っていった。その様子を見ていたスタジオのDream Amiは、「オオカミじゃなかったよ! 鳥肌!」と興奮した様子を見せ、あさやの事が好きだけど、“オオカミくん”ではないかと疑いを持っていた横澤夏子は「絶対オオカミだと思ってたよ!」と語り、涙を浮かべながら2人の様子を見守った。

そして、“新ルール”により途中で脱退となったモデルの若槇太志郎(以下、たいぞー)に想いを寄せていた元アイドルで女優の大和田南那(以下、なな)は、「たいぞーくんがいなくなって私は、(誰にも)告白が出来ないかなって思いました。たいぞーくんの脱落後、色んな人と話したけどこの短期間で簡単に気になりましたとは言えないかなと思った」と語り、告白の放棄を決めた。

この決断をしたななに、「脱落者に想いを寄せて告白を破棄したあなたには、脱落者が“オオカミくん”であったのか知る権利がある」という手紙が渡されますが、ななは「大丈夫です。オオカミであってもそうでなくても変わらないので」と断り、たいぞーが“オオカミくん”だったかどうかは、誰もわからないまま幕を閉じました。

最後の告白を終え、これまでを振り返ったおとは、「純粋に恋が出来て想いを伝えることが出来た。人生の中でいい経験になった。恋ってこんな苦しいものなんだなって、この恋心を芝居に生かしたい」と、これからの女優業に向けての意気込みを明かし、結果最後の告白を行わなかったななは、「みんなで遊園地に行ったり、2人でデートしたり、したことなかったので楽しかった。告白は出来なかったけど、人のことを1から知って気になることが初めてだった」と、初めての恋を楽しんだ様子を見せた。

そして、最初から一筋に想いを伝えてきたりんねは、「本当に楽しい恋愛が出来た。自分から積極的に行くことも告白するのも初めて。初めてのことだらけだった。(今度は)好きになってくれる人を好きになろうかな(笑)」と、これまでで1番の笑顔を見せた。

放送開始から、“驚愕の新ルール”や、“シリーズ史上最多の三角関係”などで、様々な話題を呼んだ『真冬のオオカミくんには騙されない』の最終回を観終わった視聴者からは、「最終回ヤバすぎ」「涙が止まらない」などのコメントが殺到し、今年の夏に制作が決定。『オオカミくんには騙されない』シーズン4にも期待を寄せる声が集まった。

©AbemaTV

<関連サイト>
女優・柳美稀、実はサブカル系ツンデレ女子だった!?
http://www.entameplex.com/archives/42080

ミラクルひかる“地上波NGネタ”に「さすがだね!」の声
http://www.entameplex.com/archives/41912

岡井千聖「マジムカつきました」放送全カットの理由は?
http://www.entameplex.com/archives/41915

 

記事提供EntamePlex

デモはちょっと…日本人の多くが「政治的主張」をしない理由

テレビやネットではいつでも最新ニュースを無料で見ることができ、コンビニなどで手軽に新聞を買うこともできる日本。しかし、メルマガ 『ジャーナリスティックなやさしい未来』の著者でジャーナリストの引地達也さんによると、日本人は英独米に比べ、個人的に信じている「マイ・メディア」がなく、さらに市民の政治的関心も薄いとのこと。そこから浮かび上がる日本の大きな問題とは、一体何なのでしょうか。

「マイ・メディア」で浮かび上がる日本の問題

日本は新聞大国であり、NHKは全国の津々浦々で放送され、民放テレビ局も地方ローカル局を通じて、日本各地で同時に同じ番組を見ることができる。

これらメディア環境は、やはり観る側の一定の信頼があるから成り立っているはずだから、日本人はメディアへの信頼が高いと考えられがちである。

しかしながら、東京大大学院の林香里教授の『メディア不信』(岩波新書)で紹介されたロイタージャーナリズム研究所による国際比較を見ると、実は私たちの社会はメディアに対し、一定の信頼をしているものの、個人的に信じられるまたは信じているマイ・メディアも持っていないことが指摘されている。

同調査によると、36か国に「ほとんどのニュースをほぼ信頼するか」を質問したところ、日本は43パーセントが信頼する」と答えたが、これは英国と同順位の36か国中17位

ドイツは50パーセントで7位だった。

しかし、質問が「あなたは、あなたが利用しているほとんどのニュースをほぼ信頼するか」で「信頼する」のは、日本が44パーセントで36か国中28位、英国は51パーセントで19位、ドイツは58パーセントで6位、米国は53パーセント13位である。

つまり、英独米は日本よりも自分が信じるメディアがある」ということであり、それは結果的に昨今の分断を導いているという指摘がある。

林教授は「米国のようにメディア一般への信頼と、自分が利用するメディアとの信頼の間に大きなギャップがあることは、すなわち、メディア市場全体が分断されており、そこに強い党派性が存在することを意味する」と説明している。

なぜ、ホームセンターが自らパンクしない自転車を開発するのか?

街の自転車屋さんが減り、スーパーやホームセンターの自転車売り場でパンク修理をする人が増えています。今回の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』では著者でMBAホルダーの青山烈士さんが、そんなお客様の声を元に「パンクしない自転車」を開発・リリースしたDCMホールディングスの戦略・戦術を詳細に分析しています。

お客様視点

パンクしない自転車を展開している企業を分析します。

● ホームセンター国内大手のDCMホールディングスがリリースした「パンクしない自転車」にフォーカスをあてます。

戦略ショートストーリー

毎日自転車を使う方をターゲットに「ホームセンターで培った商品開発ノウハウ」に支えられた「パンクの心配がない」「定期的な空気入れが不要」等の強みで差別化しています。

店舗網を活かして認知度向上や「パンクしない」というシンプルな価値を訴求することで顧客から支持を得ています。

■ 分析のポイント

お客様視点

タイヤがパンクしてしまうと、近くに直してくれる店がなく、家から離れたホームセンターまで運ぶのが大変なので、パンクを防ぎたいという声がDCMホールディングスが展開しているホームセンターに届いていたようです。実際に街の自転車店は減少傾向にあるようですので、今後は、さらに顧客の近所に自転車店がないという状況が生まれてきそうです。そのような状況を受けて、DCMホールディングスは、街の自転車店の減少に対応する商品として「パンクしない自転車を開発・リリースしたわけです。

もともと、DCMホールディングスは、お客様視点から生まれたオリジナル商品として、多数のDCMブランドの製品をリリースしていますが、今回の自転車もその一つです。恐らく、DCMホールディングスには接客担当者が、しっかりと顧客の声を拾い、その顧客の声を適切な部署に届け、その声を受け取った部署が商品化を進めるというような仕組みが構築できているのでしょう。

上記のように書いてしまうとシンプルに見えますが、このような仕組みを作ることは容易ではないです。この仕組みの大前提として、顧客の声を拾い、お客様の視点をキャッチしなければ商品化にはつながらないわけですから、顧客の声を拾うということが非常に重要になります。

通常、自転車店では、顧客がパンクした自転車を持ってきてパンクを直してほしいとスタッフに伝え、その依頼にスタッフがに対応します。来店した背景や要望を伝えてくれる顧客は、恐らく少数派だと思われます。今回でいう、家の近くに自転車店が無くなった(少なくなった)やパンクしない自転車を作ってほしいといったことを自分から話す方は少ないでしょう。ですから、そういった声を拾うことは普段から意識できてないと難しいです。

こういったことからも、DCMホールディングスの考え方がスタッフまで浸透できており、お客様の声からオリジナル商品を生み出すという仕組みが機能していることが伺えます。こういった仕組みは、一朝一夕にできるものではありません。だからこそ、企業にとっては差別化の源であるコア・コンピタンスとなるわけです。

今後もDCMホールディングスからお客様視点でどのようなオリジナル商品がリリースされていくのか注目していきたいです。

【書評】仮想通貨を通して知る、オヤジ世代が若者を奇異に思う訳

すべてが目まぐるしいスピードで進化する現代社会。世代間の価値観の相違もこれまで以上に大きなものとなっているようです。今回の無料メルマガ『おやじのための自炊講座』の著者・ジミヘンさんが取り上げているのは、気鋭の若手会社経営者である佐藤航陽氏が著した一冊。ジミヘンさんが「理解することが難しい」と言う、本書に記されている「価値主義」とは?

jisui20180328-sお金2.0 新しい経済のルールと生き方
佐藤航陽・著 幻冬舎

皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

誰もがスマホを持ち、常時インターネットにつながっている時代を迎え、大きな変化が迫っているような気がする。一つはメディアやコミュニケーションの変化、一つはシェアリング経済、そしてもう一つは「仮想通貨」などの不可解な世界。

書店でふと手にした本をパラパラとめくる。ひょっとしたら、「仮想通貨」のことやこれからの経済のヒントが見つかるかもしれない。タイトルは『お金2.0~新しい経済のルールと生き方』。著者は、1986年生まれの若い起業家・佐藤航陽氏である。彼は、まえがきで言う。「資本主義はベストではないがベターではあると考えられてきましたが、現在はそれより良い仕組みが実現できる可能性が出てきています。価値主義は一つの可能性として、目の前で起きている事例を踏まえながら説明していきます」

10年程前、梅田望夫氏が著した『ウェブ進化論』を興奮しながら読んだ。それは、インターネットの大変化(Web2.0)について書かれたものだった。ウェブの爆発的普及によって、誰でもが情報発信者になれる時代が来たという希望を私たちに示した。時代は流れ、今度は「お金2.0」だ。どんな新しい世界が示されるのだろう。

私がショックを受けたのは「デジタルネイティブからトークンネイティブへ」という章であった。著者は小学生の時からパソコンがあり、インターネットや携帯電話がなかった時代のことが想像できないと述べている。いわゆる彼はデジタルネイティブ世代である。「劇的に時代が進化する」時代の前と後では価値観や社会を見る目が一変する。

今のシニアの方は四六時中スマホばかり触っている若者を見て不安がるでしょうし、私の世代が老人になる頃にはトークンエコノミーやAIを使いこなしVRに没頭する世代の人たちに不安を投げかけている絵が想像できます。しかし、そうやって新陳代謝を繰り返しながら世の中は進化を繰り返してきましたし、これからもこのループは続いていくでしょう。

その手もあったか。マンションのトラブルを解決した真逆の成功例

複数の人の集まりを上手くまとめるのは誰にとっても難しいもの。それが学校や仕事の繋がりではなく、普段は「ご近所さん」レベルの浅い付き合い同士になるとなおさら…。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では著者でマンション管理士の廣田信子さんが、機能しない状態までに追い込まれていたマンション管理組合の運営を正常化に導いた、「全く逆の成功例」2つを紹介しています。

正反対の改革で運営を正常化した2つのマンション

こんにちは! 廣田信子です。

正反対の方向の改革で管理組合運営を立て直した2つの大型マンションがあります。どちらも10年間の変化を、直接、間接的にずっと見てきたマンションです。

Aマンションは、役員は1年任期の輪番制でした。基本、管理会社主導のため、様々な問題が継続的に審議されずに積み残されます。総会では、激しい口調で理事会や管理会社を責める何人かの組合員がいて、緊張した雰囲気となります。そんな状況ですから、総会出席者もどんどん少なくなりコミュニティも育ちません

みんな、出来るだけ人と関わらない様に暮らしていて、それでも日常困ることはないから…。という雰囲気が蔓延していました。どうしたら、この状況を変えていけるのか、地域で活動しているある組合員の方は悩んでいました。これでは、災害にも高齢化にも対応できない…と。

転機は、東日本大震災でした。それまで、できるだけ関わらないようにと無関心だった人も、いざというときのために少しは繋がっていないと…と感じるようになりました。その機会に、念願だった自治会を立ち上げました。これまでの役員経験者に声を掛けて何とか設立にこぎ着けたのです。

で、自治会という人が集まって話す機会ができたことで、管理組合運営も何とかしなくちゃ…ということが話題になり、そのためには、継続的に理事を務める体制にしないとどうしようもない…と、自治会の行事に参加したその期の理事に働きかけ、役員候補選任のルールを変えました。立候補、推薦制を取り入れたのです。

その後、継続的に理事を務め、課題解決に取り組む人が出てきて、数年の間に管理組合は大きく変わりました。自立的に運営できるようになったことはもちろんですが、何かとクレームが多かった人にも、「どうぞ、ご意見があるようでしたら理事に立候補してください」と言えるようになり、「いや、理事になるのはいやだ」…という人は、だんだんおとなしくなっていったと言います。クレーマーをおとなしくさせるには、「どうぞ理事に立候補してください」というのが一番だ…と。

トンチンカンでパワハラ体質。佐川氏証人喚問で露呈した野党の本性

文書書き換え疑惑で再び浮上した「森友問題」。しかし、無料メルマガ『マスコミでは言えないこと』の著者でITジャーナリストの宮脇睦(みやわき・あつし)さんは、米朝首脳会談や金正恩氏の中国電撃訪問など、日本にとって予断を許さない状況であるにも関わらず、佐川前国税庁長官の証人喚問での野党は「己の信じる答えありき」の誘導尋問ばかりで意味をなさず、さらに佐川氏の新証言で野党の「パワハラ体質」も明るみになったとしています。

ネット民に予言されていた「疑惑は深まった」

マスコミの話題は佐川宣寿(のぶひさ)前国税庁長官の証人喚問

実際のところ、米朝(って文字を見つけると桂米朝の話題かと、毎回、うっかり見てしまうのですが)首脳会談に、米中の貿易戦争、さらに昨日は金正恩氏が中国を訪問!? と、世界の中の日本においては、予断を許さぬ状況なのですが、国会の場では日本維新の会の丸山穂高議員が、ちらっと触れた程度でした。

もちろん、3月27日の証人喚問は、財務省および理財局による決裁文書の書き換え疑惑の追及とはいえ、そもそも論に立ち返れば、例えば

「安倍総理の指示により8億円値引きした」

と当初の決裁文書にあったとして、これを「削除」あるいは

「安倍総理の指示により8億円値引きしたことなどない」

と書き換えたのならば、それは一大スキャンダルで、とんでもないことではあります。しかし、ごく一部には事実関係の書き換えがあるとはいえ、大筋においては、一言で言えるこんな話に過ぎません。

「以下、略」

籠池泰典氏というプロクレーマー級のタフネゴシエイターを相手に僕らは一所懸命抗いましたという近畿財務局の悪戦苦闘の歴史を記したところを「以下」としたということ。

でも、これ当然の話。正式な手続きを踏まずに決裁文書を書き換えることは論外ながら、書き換え前の文書にはこう読み解くこともできます。

あらゆる手段を行使すれば国有地を安く買えるという成功事例

国有地、公有地の払い下げは、さほど珍しいことではなく、築地にある朝日新聞の本社も、国有地の払い下げで、表だった取り決めとしては、これまた昨日、国土交通省が発表した、公示地価を基準として価格が定められ、その価格に納得したものが名乗りを上げる、ざっくりというとそういう仕組みです。

実際には様々な「個別交渉」があることは、今回の森友騒動で明らかになりましたが、そんなことは不動産関係者なら誰でも知っていること。

さらに流れ弾を当てておくなら、地方自治体も含めた入札がらみの案件は役所の担当者と業者の阿吽の呼吸」があることなど、これに参加するものの間では常識。談合か! という話ではなく、つつがなく発注を完了させたい役人の希望と、それなりの利益が欲しい業者の利害が一致し、それが市民や区民の利益になるのならば、必ずしも目くじら立てる話でもないということです。

ついでに余談に流れますが、いま検察が執拗に追及しているリニア談合にしても、あれだけの大工事を、つつがなく遂行できるのは大手ゼネコンぐらいしかなく、正義の実現というより、特捜の面子のようにも見えてしまいます。

談合が良いという話しではなく、例えばある自治体が入札により「公園に花壇を作る」案件を募集したとします。単純に価格だけで決めたとき、花壇を作ったことなどない工務店が落札し、とんでもない花壇ができる可能性もあります。事前に実績評価などの手続きを経ることで、ある程度はこのリスクを回避することができますが、その評価をするための役人のコストが発生します。

また、落札した業者が途中で「やっぱりつくれません」と言い出したとき、費用だけなら賠償などで回収できても、「地域住民に花壇による癒しを提供する」という機会損失は免れません。そこで「阿吽の呼吸」があるということ。もちろん、その行き過ぎも多く弊害は改めるべきですがすべてが杓子定規でもないという現実があるのです。