なぜ、保守系ネットサイトには「工作員」が入り込んでくるのか?

「保守系のネットコミュニティにはときおり工作員が入り込む」。こう語るのは、メルマガ『ねずさんのひとりごとメールマガジン』の著者で作家、国史研究家でもある小名木善行さんです。サイト自体を“イカれた”ものにするネット工作員への対策法とは!?

工作員がコミュニティを潰す方法

保守系のインターネットコミュニティには、ときおり工作員と呼ばれる変な人が入り込みます。

そしてそうした人達が入り込むと場が荒れ、気がつくとコミュニティそのものが当初の目的(たとえば日本を守りたいなど)がどこかに行ってしまい、まともな人達がいることができないおかしな空気が支配するものになります。

コミュニティの運営は、「必ずしも完全に開かれた世界が良いとは限らない」ということを忘れると確実に破綻することになります。コミュニティが目指す目的に応じて、必要なだけ開き、かつ必要なだけ閉じという場所を、どのように設計・運用するかが大事なのです。

従ってコミュニティの管理者は、拙速であっても分かり易い処置を素早く行なう必要があります。そのためには、以下の文にあるようなことを行なう者は、即刻除名の必要があります。

1.一般人を装って、中傷・極論・議論のねじ曲げなどあらゆる方法で煽り、不快でくだらない言い争いを誘発させる。(←これに誘発されてはいけません)

2.ほんの少しでも自分の発言に好意的な人を見付けたら、その尻馬に乗り、さらに煽りをエスカレートさせる。自分の発言に好意的な人を、近い将来味方になってくれる人として(オフ会などで)大事にする。

3.以上をしつこく何度も繰り返す。これによってコミュニティの管理者が悲鳴をあげたり、管理者が警告を発して来るのを待つ。

4.管理者の言葉尻を捕まえて、管理者の信用を失わせる。これが成功した時点で、コミュニティの破壊工作は成功したことになる。場合によっては、破壊工作に成功したことによって、破壊者側にファンがつく場合さえある。

5.ネットの場合なら、コミュニティの管理者が警告を発してきたら「検閲だ」と騒ぐ。特に、人文系のコミュニティの場合は「検閲だ」と騒ぐのが効果的とされる。なぜなら「検閲」という言葉に反応し、賛同するおっちょこちょいが必ず現れるから。

6.管理者が遠回しな言い方で権限を元に警告してきた場合は、「なぜこういう発言が悪いのか?」と疑問を発することも効果的。人文のコミュニティの場合は、「なぜ悪いか」が曖昧であることにいらだちを感じてる人が必ずいるから。実際には、工作員ではない別の方が「なぜ悪いのか?」と管理者に質問してくれる場合も多い。

7.以上とは別に不快な発言は、毎日続ける。なぜなら、それによって「管理者が不快な発言を制御できない」ことをはっきりさせることができるから。

こうして、管理者を四面楚歌の状態に追い込むことができれば成功。管理者は、一方からは「検閲だ」「開かれた討論の場という宣伝は嘘だったのか」と非難され、もう片方からは「不快な発言をする人をどうにかしろ」と非難されるようになる。ここまで行けば、管理者は運営が嫌になってコミュニティを閉じてしまうし、そうなる前にコミュニティから退会する人が大量に出る可能性も高い。

全てが終わった後には、潰れたMLの管理者がどれだけダメージを受けたかをじっくり観察することにしよう。その元管理者が、別の誰かから「あなたはMLの管理を失敗しましたよね」と言われ、ヒステリックに反応する場面を観察できれば最高なのだそうです。

もうすこし云うと、たとえばブログやyoutubeのコメント欄で、ある程度科学的な話をしているのに、これにオカルト、ニューエイジ、似非科学、反科学などのコメントや、宇宙人や世界を支配する陰謀論を毎日のように書き立てるのも、工作活動のひとつです。

興味をもった人は、コメント欄も読むものですが、そこにおかしなことが書いてあると、視聴者は「このサイトはそういうちょっとイカレタ(ごめんなさい)人達が集うサイトなのだ」と思って、まともな人達が離れていくのです。

多くの保守系のコミュニティは、基本、言論の自由、自由な発言を許容しています。このため、逆に破壊工作者にとっては実に工作をしやすい環境になっています

しかし(ここが大事なのですが)いかなる団体でもコミュニティでも、そこには基本的な思想や考え方があるわけで、「万人に納得や満足のいく場や意見を提供する」ことは、そもそも不可能です。

そうであればコミュニティの意に添わない投稿や発言者までも許容する必要はさらさらないわけで、そういうごく一握りの人達によって、他の多くの方が不快な思いをするのであれば、問答無用でさっさと排除するのが正しい選択なのです。 

この記事の著者・小名木善行さんのメルマガ

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ススキノ“首切断”事件に「被害者がやっていた手口はよくある」ナンパ師の証言。浮かび上がったLGBT法の光と影

札幌ススキノのホテルで62歳の男性が殺害、頭の部分が持ち去られた事件は、札幌市の職業不詳・田村瑠奈容疑者(29)と、父親で精神科医の修容疑者(59)、母親の浩子容疑者(60)の親子3人が逮捕されるという衝撃の展開となった。事件報道の中には、被害者男性の「トラブル」を報じるメディアもある。今回、MAG2NEWSでは、自称“ナンパ師”の2人の男性に話を聞くことができた。報じられている被害者の“手口”について「界隈ではよくあることだ」と悪びれる様子もなく、まるで武勇伝のように語る。

被害者男性の二面性

全国紙の記者はこう語る。

「被害者男性について、〈親しみやすい〉〈紳士だった〉〈面白い人だった〉と語る人がいる一方で、既に報道にあったようなトラブルを耳にすることもある。女装で女性を安心させて……といった類の話ですね。複数の夜のお店では“出禁”になっていたそうなので、目立つ存在だったのは確かなようです。今回、逮捕された瑠奈容疑者と被害者男性との間にも、何かしらの男女間のトラブルがあり、それが犯行に起因していると考えられます」

同性愛者のフリをすることはよくある

今回の事件を受けて、東京都在住の自称“ナンパ師”の男性(40歳)は「この手口はよくあるんだよ」と話し始める。

「オレは女装をしたことはないけど、いわゆる“ゲイ”のフリをして女性に近づくことで、相手がこっちに抱く警戒心はグッと下がる。〈あんた良い体してるね〉なんて言いながらボディタッチができたら、〈この子は行ける〉となる。後は、恋愛というよりは同性の相談相手として関係を築いていって…という感じで進めるかな。まあ、被害者が何をしていたか、オレは知らないけどね」

バイセクシャルのフリをする方がやりやすい

別の“ナンパ師”(50代・男性)も同様のことを口にする。

「俺はもっぱら、“バイセクシャル”かな。同性愛者だと引いてくる女もいるんだけど、二刀流の場合はどっちの心も理解しているってことで相手も興味を持ってくれやすいんだ。関係を築くのが容易で、〈今度お茶行こうよ〉という名のデートの約束が容易くできる。俺の周りでは、35歳くらいから上の奴はこうした手口をよく使ってるよ。場所はクラブとBarが圧倒的に多いかな」

ススキノ事件の被害者男性の手口については、まだ詳細は不明だが、実際に今回話を聞いた“野獣”のような人間もいるということだ。

6月に成立したLGBT法。銭湯やトイレの利用について、「トラブルがあるのでは?」と不安を口にする人もいる。実際、女装した男性が女性トイレに入りトラブルになったケースもある。いまだに賛否が分かれている法律は今後、本当に大丈夫なのだろうか?

深刻化する実家の空き家問題。放っておくとこんなにかかるコスト

今や10人に1人が空き家所有者といわれ、実家の空き家問題は深刻となっています。今回の無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』では、 実家の空き家を有効的に活用する方法が書かれた一冊を紹介しています。

実家を相続するすべての人に⇒『実家の「空き家」超有効活用術』

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実家の「空き家」超有効活用術

三木章裕・著 フォレスト出版

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、実家の空き家をどう活用するか、プロが指南した注目の一冊。

著者は、収益不動産の経営コンサルタントで、一般社団法人全国古家再生推進協議会顧問の三木章裕(みき・あきひろ)さんです。

空き家は、放置しておくだけで年間コスト50万円以上。

今は、10人に1人が空き家所有者とも言われていますから、この問題、他人事じゃないですよね。

本書では、実家の空き家を、「売る」「使う」「住む」「貸す」の4つに分けて、具体的ノウハウを指南。

著者が実際に関わったケースが詳細に書かれているので、イメージが湧くと思います。

今はまだ関係ないと思っている人も、後からでは対処できないことがあるので、転ばぬ先の杖として読んでおくといいと思います。

本書が面白いのは、単なる相続の話ではなく、空き家を活用して起業をしたり、副業をしたり、面白い活用法を提案している点。

事例も豊富なので、ローカルビジネスのヒントとしても読めると思います。

不動産のプロとして、実感が売却向きなのか、その他活用を考えた方がいいのか、需要予測の視点も提供されているので、興味深く読むことができると思います。

空き家売却に絡む税金問題や、活用を考えた時のリフォーム、マーケティング、その他のノウハウが示されており、思ったよりも踏み込んだ内容でした。

実家の処分は、思い入れや兄弟の干渉、遠隔地を往復することへの煩わしさなどから、後回しにされてしまいがちですが、本書の視点なら、エンターテインメント感覚で楽しむことができると思います。

なでしこジャパンがヒント。お店のコミュニケーションの活性化方法

どのお店でも、 スタッフ同士のコミュニケーションは非常に重要ですよね。しかし、ただコミュニケーションを活発にするだけでは全く違った方向へ進んでしまうこともあるようです。無料メルマガ『飲食店経営塾』の著者で飲食店コンサルタントの中西敏弘さんは、なでしこジャパンのコミュニケーション方法からヒントを得て、店としてのコミュニケーションのあり方について考えています。

「お客様に喜んでいただくため」のスタッフ同士のコミュニケーションを活性化しよう!

先日、ある会社の社員研修を実施してきました。今回の研修のテーマが、「アルバイト指導」ということだったので、参加者に対してアルバイト指導での悩みや感じている課題は何かを、各人に発表してもらう機会を設けました。すると、ある店長がこんな話をしてくれました。

「当店では、あるパートAさんが、Bさんとは一緒に働きたくないと言ってきます。なので、シフトにAさんとBさんを一緒に入れることができず、シフトを組むのに苦心しています。どうやって、仲良く仕事をさせればいいでしょうか?」

という発表でした。今回は、アルバイトさんの指導でも、今と昔ではやり方が変わってきたこと、今のアルバイト指導で気を付けないといけないこと、ということが一番のテーマだったので、この発表が今回のテーマとは大きくズレていることから、「それは自分で考えて」と半分冗談ぽく話しました。

ただ、研修が終わり家に帰ると、「あの質問に何かいいアドバイスできなかったかなあ」と一人で考えていた時に、たまたまテレビで「なでしこジャパンのキャプテン熊谷選手に関しての特集」をやっていました。

先週から、女子サッカーワールドカップが始まったのですが、このワールドカップで12年ぶりの優勝のために、新しいシステムに取り組んでいて、その中でキャプテンとして「コミュニケーション」の量を増やすことを課題にしているというような話でした。

コミュニケーション。

飲食店でもコミュニケーションは大切ですし、多くの飲食店のスタッフの誰もが、「コミュニケーション、コミュニケーション…」と言っているのですが、僕自身、どうもこの「コミュニケーションを活発にすること」に対してイマイチしっくりきていいないことが多々ありました。

去る者追わず。顧客離脱の際に「コレ」ができる店は売れていく

今は懇意にしてくれているお客様でも、いつかは離れていってしまうかもしれない。そんな時、お店としてやってはいけないことがいくつかあるようです。無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、できる店が「顧客離れ」にどう対応しているのかを語っています。

去るものを追わず。「顧客離れ」や「離脱」について

販売業を真っ当にやっていれば、次第に顧客と呼べるような人が少しずつ増えていきます。

その人たちは今現在、あなたの店やあなた自身を懇意にしてくれ、愛してくれているかもしれません。

しかし時が経てば、いつしかそんな人たちも離れていくこともあります。

いわゆる『顧客離れ』や『離脱』というやつです。

これらが起こった時に、必死になって顧客が離れていくことを止めようとする人や企業もあります。

「どうにか残って欲しい」
「こんなサービスをするから、うちから離れていかないでもらいたい」

こうして口に出すことはなくても、やることはまさにこの通りでそれこそどうにかしてお客様が離れていかないようにするわけです。

個人的にはこれはあまり意味がないことだと考えています。

というのも、人はいつか離れていくものだからです。

顧客に限らず人の真理のようなもので、それは友人でも知人でも家族でも、いつか離れていく時は来ます。

その理由はまちまちで、単純に合わなくなったということもあれば、興味の対象が移ったり、タイミング問題もあるかもしれません。

だからそこで必死になって引き止めても、心が離れていればしょうがないのです。

シティ・ポップの再ブームが来たのは「アナログ」だから。漫画家わたせせいぞうが“人間らしさ”を大切にする理由

1983年から1989年まで漫画雑誌『モーニング』(講談社)に毎号カラー4ページで連載され、カリスマ的な人気を誇った漫画「ハートカクテル」。作品に描かれた、まるでアメリカ西海岸やリゾート地を思わせるオシャレな世界観と映画のような男女の恋愛物語は、当時の若者たちの憧れの的となりました。そんな日本中で一大ブームを巻き起こした「ハートカクテル」の作者が漫画家・イラストレーターの、わたせせいぞうさん(78)です。6月28日には来年画業50周年を迎えるわたせさんの「音楽」をテーマにした最新作品集『COLORFUL わたせせいぞうミュージック・コレクション』(玄光社)が発売され、NHK総合では7/31(月)〜8/4(金)までの5日連続でアニメ「ハートカクテル カラフル」夏編(声:亀梨和也、満島ひかり等)が放送されます。『COLORFUL わたせせいぞうミュージック・コレクション』には『ハートカクテル カラフル』の音楽を担当した島健さんとわたせさんとの対談も掲載。そんなわたせさんが、昨今のシティ・ポップブームと「音楽」、そして自身のイラストレーションについて語ったインタビューを一部再録します。

わたせ先生が今でも「手描き」にこだわるワケ

──わたせ先生は、今もイラストを手描きされていらっしゃるのでしょうか?それともすべてデジタルですか?

わたせ:いいえ、手描きです。主線(おもせん)の部分は今も手で描いていますし、服の色、花の色、自然のグリーン、小物、街中の看板の絵、こういったものはマーカーや色鉛筆、パステルを使って手で描いています。それ以外の、車のボンネットやレンガの壁の色なんかはデジタルですね。時代はどんどんデジタルで描く方向になってきていますが、でも、そんな時代にあえてアナログに手描きというところがいいんだと思いますね。

──デジタル全盛期の中で、「今も手描きのイラストレーター」という存在は貴重ですよね。

わたせ:そうなんですよ。今はすべてコンピュータで描くようになってきていますから、作品として残るものが少なくなっていますよね。デジタル作品も出力すれば紙に出せますが、じゃあ「原画はどこですか?」となると機械の中ですよね。ハリウッド映画だってCGが出始めた頃はカッコ良かったけれど、最終的には人間が生でやっていることには敵わない。それはイラストも同じだと思いますね。人間が描いた方が下手じゃないですか(笑)、味があると言いますか。

──手描きならではの趣がある、わたせ先生のイラストレーションはJR東日本のポスター広告などでよくお見かけするのですが、とりわけ印象的だったのが、2009年のJRA「東京シティ競馬(大井競馬場)」の一連のポスター広告でした。あのお仕事はどのようなキッカケで来たのでしょうか。

わたせ:僕が42、3歳の頃だから、まだ「ハートカクテル」を連載しているときですが、電通の人からPanasonicのラジオCMの仕事が来たんです。4ページの「ハートカクテル」のようなラジオCMを作りたいんだと。これは、僕が10分くらいのお話を考えて、流す音楽も選ぶというCMでした。どのような構成のCMかというと、まず僕が水先案内人のように話すナレーションが最初に入って、そのうち男女の声優さんの会話があって、そのバックに音楽が流れるというラジオCM番組だったんです。ところが、サラ・ヴォーンの曲とかボサ・ノヴァなどの洋楽を流すための著作権料に一番お金がかかったそうです(笑)。そんなCMを一緒に作った電通の人から、10数年ぶりにお声がかかったのが、東京シティ競馬の話だったんですよ。

──あの東京シティ競馬のポスターにも「ハートカクテル」が関係していたんですね。

わたせ:東京シティ競馬のポスターは、スポーツライターの二宮清純さんとのコラボレーションだったんですよ。二宮さんが文章を書いて、僕がイラストを描くという。二宮さんの書く文章が好きだったので、このお仕事は楽しかったですね。

──JRの駅構内などでお見かけしましたが、かなり大きなポスターで大作でしたよね。あのポスターから、競馬の雰囲気がおしゃれなものに変わったのではないかと思います。

わたせ:とにかく、おしゃれな競馬にしようというコンセプトでしたから。あのポスターのお仕事は印象に残っていますね。

「シティ・ポップ」ブームと音楽と

──昨今、日本の7、80年代のシティ・ポップという音楽が世界的な流行となっています。わたせ先生もシティ・ポップの特集番組でインタビューにお答えしたり、ポスターでシティ・ポップとコラボするなど、関連企画のお仕事も多いかと思いますが、この世界的なシティ・ポップブームについて思うこと、ご自身が70年代から80年代にかけて印象に残っているレコードなどがありましたら教えてください。

わたせ:当時はさまざまな音楽を聴きながら制作しましたよ。午前中はジャズのインストゥルメンタルやボサ・ノヴァをよく聴いていました。シティ・ポップが流行っていた80年代当時は、常に街の中で音楽が聴こえてくる、僕の絵で言うと「街に音符が流れている」ような時代でしたね。大滝詠一さんや佐野元春さん、山下達郎さん、奥さんの竹内まりやさん、ユーミン(松任谷由実)の音楽なんかがよく流れていて。みんながエネルギーを持っていましたよね、いろいろなものが前へ前へ向いていた時代でした。いまシティ・ポップの再ブームが来たというのは、やはりアナログだからなんでしょうね。

──当時は、録音技術もアナログでしたし、再生するレコードやカセットテープなどのメディアもアナログですから、今の世の中で流れている音楽とはまったく違う音だった記憶があります。

わたせ:今の音楽は、みんなコンピュータの打ち込みでしょう。YMO(イエローマジックオーケストラ)なんか、逆にコンピュータに近づけようと、人間が一生懸命に汗かいてやっていたじゃないですか。途中でデータが飛んでしまったり、演奏中の息づかいとか、ミスタッチとか、あれがいいんですよね。どこか人間らしさ、温かさがありましたから。そういった部分に惹かれるんじゃないでしょうか。

──それは、わたせ先生の作品に通じるものがありますよね。手描きだからこそ感じる温かみや、人間らしさと言いますか。

わたせ:やっぱり、そういうことは大切ですよね。どんなにデジタルで作られた音楽でも、ライブで歌ったり踊ったりする行為はアナログなんですから。(2022年6月収録。於:わたせせいぞうギャラリー白金台  港区白金台5丁目22-11ソフトタウン白金1階)

初出:「ハートカクテル」に酔いしれて。漫画家・わたせせいぞうが今も“手描き”にこだわるワケ

 

【わたせせいぞう 関連情報】

9784768317853

COLORFUL わたせせいぞうミュージック・コレクション

来年画業50周年を迎えるわたせ氏の「音楽」をテーマにした最新作品集。レコード/CDジャケットなど音楽に直接結びついた作品のほか、何かの楽曲からインスピレーションを得て描かれた作品、「音楽が聴こえる」シーンを描いたイラストなどをセレクト。さらに「ハートカクテル」からの2編を含む、音楽にちなんだ単行本未収録のコミック作品数本を掲載。作曲家・島健氏との対談では、わたせ氏の音楽遍歴が披露されている。

定価:3,000円+税
仕様:A4判、160ページ
発売日:2023年6月28日
発行:玄光社
購入はコチラ

 

NHK総合「ハートカクテル カラフル」夏編

ラブストーリーの名手・わたせせいぞうさんが、”現代の多様な恋”を四季の美しい風景と共に描く「ハートカクテル カラフル」。 3月に放送した春編に続き、夏編が放送されます。

放送日:7/31(月)~8/4(金) ※5夜連続放送
放送時間:夜11:45~11:50

別居中の妻に、離婚届を手渡す夏の旅。夏の京都で偶然再会した、幼なじみの2人。亡くなった父親の遺骨を、恋人の家に届ける少年…。わたせせいぞうが得意とする夏の瑞々しい映像が満載。5分間のショートストーリー×5本。

声の出演は春編に引き続き、「ハートカクテル」大ファンという亀梨和也(KAT-TUN)、 実力派俳優の満島ひかり、そして初代ハートカクテルアニメより奥田民義。 サザンオールスターズや浜崎あゆみさんなどの楽曲制作にも関わる島健が音楽を担当 。

● アニメ「ハートカクテル カラフル」(NHK公式サイト)

戦争は最終フェーズへ。プーチンが始めた「ウクライナ総攻撃」の準備

ロシア軍に対する反転攻勢を本格化させるも、思ったような戦果を挙げられずにいるウクライナ。国際社会からのプーチン批判は高まるばかりですが、戦争の推移自体は「プーチンの思惑通り」との見方もあるようです。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田さんが、プーチン大統領が思い描いているであろうウクライナ戦争のシナリオを解説。さらに「ワグネルの乱」の真相についても深掘りしています。

全てがプーチンの思い通り。進むウクライナの孤立化とグローバルサウスの欧米離れ

「プーチンは自分の思惑通りに戦いを進めている」

これはロシア・ウクライナという当事者のみならず、ウクライナを支援するNATO諸国も共有する有力な分析内容です。

昨年2月24日にウクライナ全土への侵攻を始めてからもうすぐ1年半が経ちますが、当初予定していたよりもはるかに長く戦い、かつ多くのロシア兵の被害を出していますが、負けることなく、じわりじわりとウクライナの首を絞め、その背後にいるNATO加盟国間の対応の温度差を拡大しています。

まずアメリカを見てみると、対応に苦慮している様子が覗えます。

アメリカ政府内の分析によると、ウクライナが直面している戦況はかなり厳しく、NATOからの重火器の支援が増大されているにもかかわらず、この1か月で反転攻勢において予定されていた40%から45%ほどの成果しか挙げられておらず、実際には徐々にロシア軍に押される傾向が鮮明になってきているようです。

もしかしたらアメリカ軍“お得意”の軍事支援増大のための誇張かもしれませんが、「徐々にロシア軍に押され始めている」という見解は、どうも正確な見方のようです。

これまでNATO諸国内でも抜きんでるレベルでウクライナの戦いを後押しし、膨大な支援を行ってきたアメリカ政府と軍ですが、予想以上に長引く戦況と、当初の予定を遥かに上回る軍事支援は、アメリカ軍の全世界的な防衛網と自国の国家安全保障上の装備不足を引き起こし始めており、これ以上、気前の良い支援へのコミットメントはできないというのが大方の見解です。

そこで「本国にも兵器がないからしかたない」とまで大統領に発言させる形でクラスター爆弾をウクライナに供与することになったわけですが、これは実際には、アメリカ政府も批准しているオスロ条約違反であり、NATO諸国間での摩擦も引き起こす結果になっています。

例えば、最も近しいはずの英国政府でさえ、スナク首相自身がアメリカによるクラスター爆弾の供与に異を唱えて反対していますし、ルールを非常に重んじるドイツも「クラスター爆弾の供与と使用は、我々の支援における一線を超えるもの」と強く反発し、先日のNATO首脳会談時にも大きくもめる対象になったようです。

そして今週、NATO加盟国も懸念を表明していたウクライナ軍によるクラスター爆弾の使用が明らかになり、欧州各国の対米批判が顕在化しています。

これこそが実はプーチン大統領が目論んでいた内容だと思われます。NATO内での分裂が加速すると同時に、アメリカ政府が国際情勢において用いる自分勝手なダブルスタンダードを顕在化することによって対米批判の輪が拡大してきています。

これでNATOの欧州加盟国はアメリカの立場と、これまで以上に距離を置き始めていますし、NATO首脳会議時に思い切りNATO寄りになったと噂されたトルコも非難を強めています。

特に「ロシアもウクライナもオスロ条約締約国ではないので、クラスター爆弾をウクライナに提供することも、ロシア国内での使用も国際法違反にはならない」という苦し紛れの言い訳は、同盟国を呆れさせるだけでなく、支援の拡大を狙っていたグローバルサウスの国々のアメリカ離れと非難をさらに加速する結果になっています。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

これ以上暑くなるのか?迫りくる「太陽極大期」という人類最大の危機

約11年周期で「極大期」を迎える太陽。次回は2年後の2025年と予測されていますが、私たちの生活に影響はあるのでしょうか。今回のメルマガ『富田隆のお気楽心理学』では心理学者の富田さんが、「太陽極大期」が地球にもたらしかねない「支障」の数々を紹介。その上で、個々ができる極大期対策の重要性を訴えています。

都市伝説でも終末論でもない「太陽極大期」がやって来る

関東も梅雨明けとなり、陽射しが痛い今日この頃です。それでも、さすがに夜明け前の外気は涼しく、つい深呼吸をしてしまいます。しかし、陽が昇って参りますと、爽やかな小鳥のさえずりが暑苦しい蝉の声に替わり、瞬く間に気温が上昇して、朝食の頃には冷房が欲しくなります。

そんな猛暑の折から、あなた様はいかがお過ごしでしょうか?自律神経の調子はいかがですか?食欲はありますか?まあ、いつもよりは疲れやすくて当然、食欲が「今一つ」になるのも当然の暑さです。お互い、無理をせず、休憩と睡眠を心がけ、夏の風物詩を楽しむ余裕を作りましょう。

ところで、このクソ暑い時期に、「さらに暑くなるかもしれない」という、とんでもないニュースが飛び込んで参りました。

それは、もうじき「太陽の極大期」がやって来るという話です。

これって、「都市伝説」でも「終末論」でもありません。きちんとした科学的な予測の話です。

「極大期」などと言うと、太陽が巨大化して地球が飲み込まれる、そんな恐ろしいイメージを思い描いてしまうかもしれませんが、違います。たとえ太陽が「超新星」化するとしても(おそらくそうはなりませんが)、それは数十億年も先の話です。

「極大期」というのは、「太陽活動」が最も活発になる時期という意味での極大期です。肉眼で見ても分かりませんが、太陽が最も明るくなる時期とも言えます。

私たちの太陽の活動は、約11年の周期で、比較的穏やかな時期と活発な時期を繰り返しているのです。

太陽の活動が活発になると、太陽表面に黒点が増えます。NASAの撮った太陽の映像などを見ると、普段でも、確かに黒い点のような部分が写っています。周囲よりも温度が低く明るさも暗いので黒く見えるわけです。太陽の表面温度は一般的に6,000度ほどですが、黒点は4,500度しか?ありません。

黒点とは逆に、周囲よりも温度が高く明るい部分もあり、これは「白斑」と呼ばれています。黒点が増えると白斑も増え、しかもその割合は白斑の方が多くなるのです。その結果、全体では太陽の明るさが増し、放射されるエネルギーも増えるのです。ですから、黒点の増加は、太陽活動の活発化を知る目安になります。

黒点が増え、白斑もさらに増え、太陽の活動が活発になると、太陽フレアと呼ばれる大爆発が盛んに起こり、炎のように明るいプロミネンス(紅炎)が宇宙に向かって吹きだされます。太陽フレアの発するエネルギーは凄まじいもので、これが放出した電磁波やプラズマ、高エネルギー粒子などが地球を襲うと(数日後)、磁気嵐が発生したり停電が起きたり、人工衛星の機能に障害が起きたり、様々な災害が発生するのです。

こうした太陽活動の次のピーク(つまり「極大期」)は2025年の7月にやって来ると予測されているのです。太陽から放射されるエネルギーは、通常よりも0.1%強くなります。

この記事の著者・富田隆さんのメルマガ

「名前出しちゃったよ」ミヤネ屋裁判で元統一教会信者が驚いた理由

自分たちにとって不都合な発言を行う弁護士や文化人に対し、次々と訴訟を起こす旧統一教会。ワイドショー「ミヤネ屋」でのコメントを名誉毀損として訴えられた紀藤正樹弁護士の裁判でも現在、激しい攻防戦が繰り広げられています。今回のメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』では、かつて旧統一教会の信者だったジャーナリストの多田文明さんが、そんな裁判の場で起きた「ハプニング」とも言うべき一幕を紹介。教団側が期せずして公にしてしまった分派名を記しています。

【関連】やぶ蛇の統一教会。ミヤネ屋事件「逆ギレ裁判」で判明した“分派”売春管理の所業

【関連】自ら首を締めた「統一教会」というカルト教団。名誉毀損裁判で有田芳生氏によって暴かれる“不都合な真実”

旧統一教会への7回目の質問権行使、「ミヤネ屋」裁判での激しい応酬

1.文化庁から7回目の質問権行使。真摯に対応しない回答は、自らの首を絞めることになるとみる理由

7月26日、文化庁により旧統一教会(世界平和統一家庭連合)への7回目の質問権行使が行われました。

今回は、組織運営、財産、収支の状況について、また信者団体とされる「信徒会」の活動実態など97項目にも及ぶということです。裁判を提起した際、確実に解散命令の判決がとれるように、証拠固めをしていると考えられます。

一方で、7回もの質問権が行使されること自体、異常な状況だと思います。

当初、教団は文化庁の質問に際して「真摯に対応する」と言っていましたが、蓋を開けてみれば、何度も質問をしなければならない事態になっており、いかに教団が国の質問に対して、真摯に答えていないかがわかります。

解散命令において、組織性、悪質性、継続性が要件とされていますが、7回も質問が続くこと自体、教団の解散命令の可否を遅らせようとする、悪質性がみえていることにつながるのではないかと思います。

今後、解散命令請求の裁判が提起されれば、教団がどう文化庁からの質問に答えたかが明らかになってくると思います。もしそのなかで、質問に正面から答えずに誤魔化そうとするような回答が数多くあったら、それこそ、組織的な悪質性を補完するものとなってくると考えます。

つまり真摯に答えない姿勢を取り続けることで、教団は墓穴を掘っていることになります。

2.共済金を詐取していた疑いで、母親が逮捕。虐待防止を改めて考えるきっかけに

9歳の小学生の娘に食事を与えないどころか、下剤まで飲ませ血糖値を下げさせて入院をさせるなどして、共済金を詐取した疑いで、大阪府大東市の34歳の母親が逮捕されました。

2018年から今年まで同じ症状で40回以上も入院させ、共済金や保険金、合わせて約570万円を不正に受け取っていたとされています。

なんともひどい事件で身体的、精神的虐待を受けていた子供を思うと、とても悲しい思いになりますが、今後、児童虐待をどのように防止していくかを考えるきっかけになってほしいと強く願います。

さて昨年の10月の時点で、匿名の通報メールが、市に2回も寄せられています。

しかし市は容疑者から聞き取りをして、学校からも「娘は難病指定の持病を持っている」との話を受けながらも、入退院の経緯を詳しく聞くことは避けて「虐待ではないと判断した」という報道がなされています。

子供への虐待を防ぐためには、いかにその実態に早く気づけるかが鍵となります。しかし第三者が勇気をもって、異変の前兆に気づいて通報メールをしていますが、それをいかせなかったのは、とても残念でなりません。

一方で、医療関係者が、娘にかかってきた電話から聞こえる母親の異常な言動に気づき、虐待を防いだことは、すばらしいことだと思います。

この記事の著者・多田文明さんのメルマガ

有田芳生氏が暴く、永田町震撼の「拉致被害者2人帰国で解散総選挙」シナリオと安倍元総理「隠された重要問題」

永田町周辺で6月「ある機密情報」が広がりました。それは「岸田政権が北朝鮮に拉致された日本人2人を帰国させ、衆議院解散、総選挙」というもの。この情報は世間一般に広がることはありませんでしたが、永田町では大騒ぎだったようです。そんな国家レベルの情報を早い段階で入手し、その真偽について分析するのは、メルマガ『有田芳生の「酔醒漫録」』を発行するジャーナリストの有田芳生氏。有田氏は、長年自身が取材して得た情報をもとに情報の真偽について言及。さらに、拉致被害者と家族を長年政治利用してきた故・安倍晋三元総理に「知られざる重要問題」があったことを明かしています。

※この記事は、メルマガ『有田芳生の「酔醒漫録」』2023年6月30日号、同7月7日号、同7月14日号より、拉致問題に関する記事の一部を抜粋したものです。7月中に有田氏のメルマガをご登録いただきますと、この続きを含む有田氏のメルマガ7月分の全コンテンツを初月無料でお読みいただけます。この機会にぜひご登録ください。

有田芳生(ありた・よしふ)
1952年生まれ、ジャーナリスト、テレビコメンテーター。立憲民主党所属の元参議院議員(2期)。出版社に勤務後、フリージャーナリストとして「朝日ジャーナル」「週刊文春」など霊感商法批判、統一教会報道の記事を手掛ける。2022年12月より、まぐまぐのメルマガ『有田芳生の「酔醒漫録」』が好評配信中

永田町周辺に激震が走った「拉致被害者2人が秋に帰国、解散・総選挙」の怪情報

通常国会が閉じた6月21日の数日前から国会周辺でこんな情報が広がった。

〈岸田政権が、秋に名前の知られていない拉致被害者2人を帰国させて、衆議院を解散、総選挙に打って出る〉

というのだ。さまざまな情報が入り組んで事実と願望、そして憶測が流れている。いくつかの要素に分けて解読していこう。

キーワードは、以下の3つだ。

(1)「秋」
(2)「拉致被害者2人」
(3)「解散・総選挙」

この情報の前提として確認しておきたいのは、メルマガ23号、24号で紹介した「日朝交渉の現状」だ。まとめておくと、水面下交渉が東南アジアの某国で行われ、日本側は北朝鮮に特使を派遣したいと申し入れた。岸田総理が5月27日の国民集会で「総理直属のハイレベル協議」と発言したのを受けて、北朝鮮側はかねてから準備していた朴サンギル外務次官が2日後に談話を公表、「関係改善の活路を模索しようとするなら、朝日両国が互いに会えない理由はない」とした。この「会えない理由はない」という部分がクローズアップされ、日本のメディアは何かが動くかのように肯定的に報道した。

まず(1)「秋」について。岸田政権は通常国会終盤で解散できなかった。ならばいつかといえば最速で秋の臨時国会冒頭に解散するといわれている。来年9月の自民党総裁選で岸田再選を実現するための判断だが、秋だけでなく、来年1月の通常国会冒頭の解散や、総裁選後の解散まで、予測はいくつもある。「予想(よそう)」を逆に読めば「うそよ」。政治動向は確定的なものなど何もない。しかし「秋」に焦点を絞れば、日朝交渉で成果があるのではないかという見方もできる。それが総理「直轄のハイレベル協議」だ。

これは永田町で流れている「岸田訪朝」ではない。北朝鮮のコロナ「鎖国」が終われば、日本側が提示する条件によっては「ハイレベル協議」を実現したいという意思だ。安倍政権時代の水面下交渉で、北朝鮮側は日本国内の差別政策など過去の清算を求めてきた。安倍政権も菅政権もこれまでの岸田政権も、新たな対応を取ることはなかった。それが日本側の「特使派遣」伝達で、いま新たな動きが出てきたのだ。

「名前の知られていない」拉致被害者2人とは誰か?

(2)「拉致被害者2人」について。永田町で流れた情報では「名前の知られていない」となっている。これは「横田めぐみさんたちのように知られていない」という意味だ。日朝間の政府交渉で2014年秋と15年に生存が伝達された政府認定拉致被害者の田中実さんと、拉致された可能性を排除できない金田龍光さんの2人以外には考えられない。小泉訪朝時に日本政府も知らなかった曽我ひとみさんが出てきたように、まったく知らない2人が登場する可能性もありうるが、これまでの交渉で日本政府が確認さえ拒否してきた田中さんたちを放っておいて、新たな人物を出してくるとは考えにくい。

田中さんは1978年に、働いていた神戸のラーメン店店主によって海外に導きだされ、ウィーンからモスクワ経由で平壌に行った。金田さんも田中さんと同じ施設で暮らし、翌1979年に何らかの手段で平壌に入った。日本政府はこの2人をふくむ北朝鮮の拉致問題などの報告書の受け取りを拒否したままだ〈その詳細は有田 『北朝鮮 拉致問題 極秘文書から見える真実』(集英社新書) に詳しい〉。

田中さん、金田さんの生存情報については、ストックホルム合意に関する水面下交渉において、外務省の担当者が「これを受け取っては危ない」と判断した。そのうえで日本帰国後に官邸と協議。とくに菅義偉官房長官が拉致問題の幕引きに利用されると強硬に反対、安倍晋三総理も同じ判断を下して放置されてきた。そのときの外務大臣が岸田文雄現総理だ。この田中、金田問題は共同通信が何度も報じており、私も何度か予算委員会と本会議で安倍総理などに質問したが、政府は頑として事実を認めなかった。

ところが、小泉訪朝から20年目の2022年9月17日に配信された『朝日新聞』のネット記事で、斎木昭隆・元外務事務次官が事実だと認めた。

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