中国の自動車メーカーが大躍進。日本の「トヨタ、ホンダ、日産オワコン説」は本当か?

新体制となったトヨタ自動車が中国で開催されたモーターショーでお披露目となりましたが、現地メディアはどう評価したのか? 中国の自動車業界情報を届けているメルマガ『CHINA CASE』で詳しく解説しています。

上海ショーで分かった中国勢躍進、日本車オワコン説、本当か?

2023年上海モーターショーは過去に例を見ない現象を巻き起こした。完全にコロナ終焉後に行われた初めての世界最大とも言えるショーだけに、世界各国が報道、ここにYoutuber等も参戦、日本だけでも今までの中国のショーでは考えられないほどの配信が行われた。

その中で出てきたのが、中国勢の「元気さ」による、日本車のオワコン説。中国現地では今回のショーに限らずよく言われ始めていることだが、これを喧伝する配信が極めて多かったのが特徴だ。本当にそうなのか?

ショーはショー、あくまでも見せ方によって、大きくも、小さくも見える。これだけで判断するのは危険だ。

そこで中国におけるメーカーごとの販売台数を活用、2019年1月以来の毎月の各社のシェアを算出、それを基にエクセルの予測シート機能を使用して、2025年末までのシェア推移を予測した。これが現状の中国における温度感だと思われる。

日系勝ち負けくっきり

まずは日系。トヨタ、ホンダ、日産の各合弁5社を見てみると、はっきりと勝ち負けが分かれた。

勝ちはトヨタで、広汽トヨタは19年初頭3%にも満たないシェアだったが、25年末には倍の6%に達する可能性が示唆された。一汽トヨタはそこまでのドラスティックな動きは見られなかったが、やはり19年初頭3%にも満たないシェアは25年末4%前後に達している。

一方の広汽ホンダ、東風ホンダ、東風日産は程度の差こそあれ、すべてシェアは減少。東風日産においては、近似線で19年初頭6%前後のシェアがありながら、25年末には3%を大きく割り込んでいる。

さらに特筆すべきはこの3社、予測の信頼下限で25年末までに0%を割り込んでいることだ。あくまでも予測、可能性の話だが、信頼下限で0%以下となる場合、「オワコン」認定はされてもおかしくはない。

BYDはやはり異常な伸び

伸びているのはどこか、と言われれば、やはりBYDやテスラだ。

BYDは19年初頭0%に近いシェアだったが、25年末には16%に達する見込み。現状の勢いから、BYDは予測の信頼上限を見た方がよさそうで、その値を取れば、25%近くに達している。

テスラも同じく19年初頭0%から25年末には4%に達している。伸びはBYDと比べ小さいものの、堅調な勢いを示している。

他に中国勢としては紅旗、長安などが伸びているが、長城、ZEEKR含まない吉利は下落傾向。中国勢も決して一枚岩ではない。

出典:独自の中国販売データに基づく

この記事の著者・CHINA CASEさんのメルマガ

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自粛で弱った「要介護高齢者」だらけになる日本のコロナ対策は本当に成功したのか?

5月8日に「第5類」に移行した新型コロナウイルス。今回、メルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』の著者、現役医師で作家の和田秀樹さんは自身のメルマガで、日本のコロナ対策について触れながら「日本はコロナ対策に成功した」とする大手マスコミが、目を背けている“現実”を伝えています。

コロナの死者が少なければコロナ対策は成功だったのか

テレビの討論番組を見ていたら、5類移行後のコロナ対策の話をしていた。

例のコロナ煽り男の、松本とかいう私の前にいた大学の教授も出ていた。

司会者は、松原とかいうテレビ御用達のキャスターだ。

この人が何をあろうか、日本は感染者も少なかったり、死者も少ないから、コロナ対策は成功だったという。

人の死者が少なければ、対策は成功なのか?

ここでも書いているが、世界でいちばん自粛期間が長かったため、これから身体機能や認知機能が落ちた高齢者たちが、どんどん要介護高齢者になっていく。

こういう長期的なものの見方は私立文系だからか、それともマスコミの人間だからか知らないが、できないのだろう。

また経済だって、もとに戻っていないのは日本くらいだ。

日経の日曜版をみても、夜の明るさはパリもロンドンも2019年より増しているのに、東京はなんと、いまだに11.6%減だという。

経済だけでなく、夜の飲食文化もどうなってもいいということなのだろうか?

死者数が少なかったというが、それは初年度、ワクチンや使えそうな薬がなかったころの死者数が少なかっただけで、最近では日本のほうが欧米より死者数は多い。

当初は、日本だけでなくアジアでも死者数が少なかった。

おそらくは、アジア人だけが風邪をしょっちゅうひくから、なんらかの免疫があるのだろうという話だ。これがファクターXと言われるものだが、まだその原因は明らかになっていない。一つだけ言えるのは、これは感染対策がうまくいったからではない。

あと、日本は医療水準が高いので肺炎になっても死なないという強みもあった。後から調べてみると、とくにアメリカで死者が多かったのは、やはり貧しい層だった。金があってちゃんと医療を受けられる人は、アメリカでもそう死んでいなかったのだ。

あの頃の欧米のロックダウンと比べると日本だけ対策が充実していたわけではない。

そして、つい最近まで自粛政策をやることで、人々の免疫機能が落ち、欧米以上の人たちが亡くなっている。

これが成功と言えるのか?

※本記事は有料メルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』2023年5月13日号の一部抜粋です。

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ベストセラー作家が教える、平凡なサラリーマンから抜け出すワザ

「仕事ができない」という烙印を押されてしまったらそれをどう挽回すればいいのでしょうか。無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で土井英司さんが紹介するのは、 平均点以上のサラリーマンから抜け出す方法を書いた一冊です。

必要なのはこの視点⇒『「仕事ができない」と言われたらマーケターのように考える』

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「仕事ができない」と言われたらマーケターのように考える

山本大平・著 大和書房

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、10万部を突破したベストセラー『トヨタの会議は30分』の著者、山本大平氏による書き下ろし。

【参考】『トヨタの会議は30分

トヨタで新型車を開発し、TBSでマーケテイング戦略を担当し、アクセンチュアで戦略コンサルティングに携わった著者が、仕事ができる人の思考を、わかりやすく解説しています。

どうすれば「平均点のサラリーマン」から抜け出せるのか、そのために必要な「マーケター視点」が書かれており、若い方にこそ読んで欲しい一冊です。

著者曰く、成果を出すための現在の方程式は、以下の通り。

・知識×ノウハウ×コミュニケーション×マーケター視点

かつてのように真面目に仕事をこなすだけではダメ、ということがよくわかりますね。

本書には、どうすればお客様のニーズがわかるのか、どうすればお客様がいいと思う商品を作れるのか、ビジネスの考え方のヒントが示されています。

「成績は良かったけど、社会人になってからはちょっと…」と言われる人のほとんどは、本書で示されていることができていないのかもしれませんね。

逆に言えば、どんなに学校での勉強ができなかった方でも、本書に書かれていることができれば、十分成功のチャンスはあるということでしょう。

ある程度マーケティングを学んだ方にとっては目新しいことはありませんが、基礎としてぜひ身につけたい内容だと思います。

ストーリー形式で書かれているので、難しい本がダメという方でも、抵抗なく読めると思います。

 

どこでも結果を出せるトップ営業マンが教えるシンプルだが最強の思考

トップ営業マンはどのように仕事をしているのか?メルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』の著者で、経営コンサルタントの菊原智明さんは、自身が出会った、畑違いの学部から新卒で専門的な職種の営業となり、結果を出し続けている人について紹介しています。

クレームをチャンスに変えてしまう最強の営業スタッフの秘訣

営業職はいろいろある。車、保険、住宅といった分かりやすい営業もあれば「工場ラインの機械のシステムを売っています」といったあまり聞きなれない法人営業もある。

機械系の営業スタッフのNさんとお会いした時のこと。かなり特殊なもの。ほとんどの人は目に触れることもないだろう。

簡単言えば“食品の工場ラインのシステムを売る”といったもの。物というよりシステムを売っている。

私は大学で機械システムを専攻していた。機械のことは他の人より知っている方だと思う。しかし、Nさんの話はかなり難解だった。

Nさんは機械とは関係ない世界からの転職。まったくの畑違い。しかし、そこで結果を出している。その秘訣をどうしても知りたかった。

Nさんは口数が少なく謙虚な人。いろいろな角度から質問しても「普通のことをしているだけですが」と答えるだけだった。こういったタイプの人から秘訣を聞き出すのは難しい。

トップ営業スタッフにも“実績を自慢してくる”といったタイプもいる。

こちらが聞かなくとも「私は人が集まるところにはすべて顔を出していますよ」などと秘訣を言ってくれる。

ちょっと自己顕示欲が強いといった人。人に話したくてしょうがないといった人。このタイプのヒアリングは楽なのだ。

しかし、Nさんはそういった話をしない。ほとんど秘訣を聞けずにいた。

話をしながら「おらそく誠実さで結果を出すタイプなんだろうな」と自分を納得させよう思っていた。

そんな時のこと。クレームの話になった時。ついに秘訣を聞くチャンスが訪れた。

話の流れで「クレームの際に軽く提案しています」といった話が聞けた。

この言葉を聞いた時「あぁ、これが秘訣なんだな」という予感がした。

この記事の著者・菊原智明さんのメルマガ

なぜ、駒澤大学は13年ぶりに箱根駅伝を制することができたのか

学生スポーツとはいえ、国民の注目度が高い大学駅伝と高校サッカー。このふたつで栄光を掴んだ駒澤大学と岡山学芸館高校の監督たちはどのような指導をしてきたのでしょうか?今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、勝利への道を掴むための指導法について大八木弘明氏と高原良明氏にインタビューしています。

なぜ駒大は箱根を制することができたのか?

誰もが日本一を目指して鎬を削る中、勝利の栄冠に輝くチームに共通するものはあるのでしょうか。

今年1月、共に初の栄光を掴んだチームがあります。

駒澤大学陸上競技部は歴代5校目、悲願の大学駅伝三冠を達成。

岡山学芸館高校サッカー部は岡山県勢として初の全国制覇。

ただいま発行中の『致知』6月号では、それぞれ指導に当たった大八木弘明氏と高原良明氏に、日本一への軌跡、人生を貫くものを語っていただきました。

本日はその一部をご紹介します。

チームの勝敗はすべて監督の本気度次第

高原 「駒澤大学さんは2002年からは箱根駅伝を4連覇され、その後は“平成の常勝軍団”として常にトップクラスの結果を残してこられましたが、毎年メンバーが変わる中でどのように指導されてきたのでしょうか?」

大八木 「ある程度指導をしていると、どのくらいのトレーニングをしたらこのタイムになって、このくらい練習すれば箱根で3番以内に入れるという感覚が分かってくるんですね。

極論を言えば、箱根だけに焦点を絞るのなら勝たせることができます。

だけど私は箱根で終わらせたくはないんです。

よく選手たちにも、『箱根は通過点だ』と言っていて、その先には実業団での活躍があって、オリンピック、世界陸上と箱根以上に高い山はいくらでもあります。やっぱり世界と戦える選手を育てたい。

でも国内での注目度は断トツで箱根が高いですから、箱根も勝たせなくちゃいけない。

二兎を追う者は一兎をも得ずと言いますが、難しいのを承知の上で指導者としては二兎を追わせてあげたかった。

この葛藤を続けているうちに13年、箱根駅伝での優勝を逃してしまっていたんです」

【有田芳生×小林よしのり Vol.1】テレ朝『モーニングショー』で統一教会と政治の関係を暴露も「全テレビ出演NG」にされた裏事情

韓国でおこなわれ、多くの日本人も参加した「合同結婚式」も話題のカルト教団・統一協会(旧統一教会、世界平和統一家庭連合)。安倍晋三元首相の殺害事件を機に明らかになった、日本の政治へ深く関与している実態と大きな影響力は、私たちの想像をはるかに超えるものでした。去る3月に刊行された『統一協会の闇 国家を蝕んでいたカルトの正体』(扶桑社新書)の出版を記念し、戦う漫画家・小林よしのり氏と有田芳生氏、そして作家の泉美木蘭(いずみ・もくれん)さんをゲストに迎えたスペシャルライブ「オドレら正気か?『統一協会の闇special』」の模様を、テキストで特別公開いたします。

※本稿での世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の表記は、各氏の意向に基づき、小林氏・泉美氏の発言部分は「統一協会」、有田氏の発言部分は「統一教会」としています

有田芳生×小林よしのり 特別対談アーカイヴ

有田芳生×小林よしのり Vol.1
有田芳生×小林よしのり Vol.2
有田芳生×小林よしのり Vol.3

有田芳生(ありた・よしふ):
1952年生まれ、ジャーナリスト、テレビコメンテーター。立憲民主党所属の元参議院議員(2期)。出版社に勤務後、フリージャーナリストとして「朝日ジャーナル」「週刊文春」など霊感商法批判、統一教会報道の記事を手掛ける。2022年12月より、まぐまぐのメルマガ『有田芳生の「酔醒漫録」』が好評配信中

小林よしのり(こばやし・よしのり)
大学在学中、「週刊少年ジャンプ」にてデビュー作『東大一直線』を連載開始。「月刊コロコロコミック」にて連載された『おぼっちゃまくん』が大ヒット。アニメ化もされ、第34回小学館漫画賞を受賞。「週刊SPA!」の連載『ゴーマニズム宣言』が大人気に。2015年5月より、まぐまぐのメルマガ『小林よしのりライジング』が好評配信中

有田芳生×小林よしのり特別対談 (1) なぜ世間に伝わらない? 統一協会への怒りと憤り

司会:それでは「オドレら正気か?『統一協会の闇special』」、本日のゲストの方々をご紹介いたします。「統一協会カルト」の闇を追い続けてきたジャーナリスト、有田芳生さん。続いて、鋭い感性で本質を突きまくる作家の泉美木蘭さん。そして、統一協会に親族を奪われ、オウム真理教から暗殺計画のターゲットにされた戦う漫画家・小林よしのり先生です。それでは小林先生、お願いします。

小林よしのり(以下、小林):わしから? 皆さん、こんにちは。今日は統一協会の問題の闇を、とことん知っておられる有田さんに話をしてもらいます。統一協会の話は、30年前の合同結婚式の時からガンガン盛り上がっていた。わしは自分のおばさんを救出するためにいろんな努力もしたけど、全部失敗した。わしにとって統一協会の話は、単に救出活動をしながら失敗したってだけの話じゃないんです。

自分の親父は、おばさんを福岡まで連れていって、自宅で洗脳を解こうとした。そのために原理講論を一生懸命読み込んで、赤線引っ張って読んで、それで彼女の洗脳を解こうと頑張った。だけど、結局のところ失敗したんです。

わしはその時に自分の親父に対して、あまりよくないことを言ってしまった。そこまでやったところで逃げられたら、おしまいなんだからと。そんななじったような感じになったんですね。ちょっとイラついて。それで親父をものすごく傷つけてしまった。わしはそのこと自体を「あー申し訳ないことしたな」と、ものすごく思っていて、今でもトラウマみたいになっている。

定年退職した後で、親父の最後の自分の存在意義を発揮するための戦いだったはずなんだけど、結局それで失敗しちゃったんだから、わしがあんまり心無いことを言ってしまったために、自分の親父を傷つけてしまった。結局、そのあとはもうどんどん死に向かっていっちゃった感じだったからね。わしの中で嫌な思い出なんですよ。統一協会って。トラウマになってる嫌な思い出なんですよ。なるべく忘れたい感覚だったんですよ。

けれども公安は全然見張っていなくて、野放しにしていた。それどころか政治の中に入り込んで、あろうことか憲法改正の案まで統一協会が出してきていて、それに自民党がだいぶ影響されていたことがもうわかってきた。一体何だったんだ、この30年間は。何をやってたんだと思っちゃったんですね。

それで有田さんと、また久しぶりに会うことになって共同できる形になったのは、まあいいことかもしれないけれども、事態があまりにも進まなすぎる。このままでは、昔の騒動のようにパっと盛り上がって、パっとみんなが冷めていく。でも、統一協会の連中は、ずっと政治に影響を与えようと食らいついて、今でもそういう状態なわけですよ。そうすると、本当に政治の世界から、こいつらを駆逐できるのかどうかものすごく不安。あと30年も経てば、もうわしら死んどるで。もう過去のことを、こうだったという教訓を語ることもできないよ。

それでも若いやつは次から次に生まれてくるよ。カルトは、その若いやつをどんどん取り込んでいけばいいわけだから、もうどうしようもない。新たな信者をどんどん餌食にできるわけだからね。それを政治が許してるわけなんだから、もうこんなこといつまで続けるつもりなんだと、わしはものすごい憤りを感じるんですよ。わしの憤りのものすごいもどかしさと、歯痒さと、腹立たしさは、まだまだ一般国民にもマスコミにも共有されているとは思えない。本当にその辺に腹が立ってるので、今日はちょっと過激にいろんなことを言っちゃうかもしれません。

有田さんはどちらかというと、ちょっと穏やかな人ですから、有田さんの気に食わないことも言うかもしれないけど。それでも言いたいことはガンガン言っとかないと。もう何べんも繰り返されること自体がうんざり。太田光とか、信教の自由を振りかざして、何を信じたっていいじゃないかみたいな感覚になっている。ああいうことで人々に影響を与えてしまったら、たまったもんじゃない。本当に今日は鬱憤が、めちゃくちゃ溜まっていて、それを有田さんにぶつけてみようかと思っています。まだ有田さんの方が常識ありそうな気がするじゃない。

統一協会を知らない若者たち

泉美木蘭(以下、泉美):扶桑社から出版されている『統一協会問題の闇』という本は、もう読んでる人もいるでしょうけど、この帯のところに小林先生が書いた似顔絵のイラストが載っていまして。さっき小林先生がおっしゃってて初めて気がついたんですけれども、小林先生の顔は影の入った悪人っぽく描かれているんですけど、有田先生の方は、すごく日が当たっていて、先生曰く「善人っぽく描いた」っておっしゃってまして。対比されていますよね。

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統一協会問題の闇 国家を蝕んでいたカルトの正体
(小林よしのり・有田芳生 共著、扶桑社新書)

小林:有田さんは美しく、光の当たる白っぽいピンクっぽい肌で、どこから見ても善人みたいな感じに描いてある。わしはサタン。統一協会が一番嫌がっているサタンだっていう感覚で、これを描いてるわけですよ。この本はテレビとかで全然言ってない一番踏み込んだところまで書いた本なんだよ。これAmazonからでもどこでもいいよ。もうすぐさま買わなければいけない。しっかりキープしておかなければいけない本です。

泉美:私も読んでいて、めちゃくちゃ驚いたことが次々と語られていたんですけども、いきなり序盤で驚いたのが、有田さんが統一協会のことで発言をし始めたら、テレビに出られなくなってしまったって話。結構、その時点でもう驚いたんですけど、今もその状態が続いているんですか?

有田芳生(以下、有田):橋爪大三郎さんという東京工業大学の先生だった方と1995年のオウム事件のときに「サンデープロジェクト」でご一緒したことがあるんです。そのとき以来、ついこないだ橋爪さんが集英社新書で『日本のカルトと自民党 政教分離を問い直す』という本を出して対談したんですよ。橋爪先生には「オウムのとき以来ですね」とZoomで話してたら、有田さんとお話しするときは、オウムの事件とか、今回の統一教会の事件とかばかりで、それがいいのか悪いのかっていうことをおっしゃっていました。

小林さんとお会いしたのは、忘れもしない1992年のことです。山崎浩子さん、桜田淳子さんたちの合同結婚式の問題が起きて、テレビのワイドショーで僕が発言をしていて、あのときは今とは全然違って、テレビ局や週刊文春に「うちの家族を何とか助けてほしい」という手紙が、何百通も来たんですよ。お父さんお母さん兄弟からすれば、霊感商法なんかをやる統一教会を辞めてほしいという思いは当たり前です。

それでいろんな相談事が来たときに、僕が関わってた新宿の西教会で打ち合わせをしてた狭いエリアを開けると、左の方から何か見た人が来たなと思ったら、小林さんだった。小林さんのおばさんが統一教会に絡め取られてしまって、それをなんとか脱出させたいということで相談に来られた。

その後は、93年に文藝春秋の『マルコポーロ』っていう雑誌で、僕が小林さんに取材をさせていただいてインタビューの原稿を出して、それ以来、会っていない。空港で1回お会いしただけなんですよ。だからこうやって対談もして、今ここにいる。これも統一教会問題があるから。幸か不幸かって、不幸な縁ですよね。

小林:そうですね。

「プーチンを守る」と決めた習近平。隣国が“戦争の仲介役”で得る大きな果実

内向き志向を強めるアメリカとは正反対に、積極的に世界の難題解決にコミットし始めた中国。一体そこにはどのような「裏事情」があるのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田久仁彦さんが、中国政府の思惑と彼らが描いている壮大な計画を深掘り。さらに習近平政権がロシア支援を継続し、ウクライナ戦争を長引かせることにより得られる「とてつもなく大きな果実」について解説しています。

崩さぬロシア寄りの姿勢。それでも中国がウクライナ戦争の仲介役を買って出た訳

「中国はロシアとウクライナの停戦を仲介すると表明したが、どこまで本気に取り組むつもりなのだろうか?」

習近平体制が第3期目に入り、外交活動を再開する中、次々と国際社会の難題に取り組む姿勢を見せる中国の変容に、正直戸惑うことが多々あります。

サウジアラビア王国とイランの歴史的な和解の仲介の実現。国際社会が見放したミャンマーを支え続け、国軍と民主派の停戦に向けた話し合いを促す姿勢。一帯一路政策によって、債務地獄に陥れた各国に“寛大な”姿勢を見せようとする方向性。重い腰を上げてロシアとウクライナの停戦の仲介に乗り出すことを表明した変容。そして、解決の糸口が見えないスーダン情勢へのコミットメント。

コロナ前までにもすでに経済力と軍事力を合わせて周辺国に、時には強引に勢力圏を拡げてきた中国ですが、それは主に中国の経済的な影響力と中国製品の販路の開拓、そして国際社会における外交的なサポートの拡大などを目的としてきたと思われます。

ところがコロナが一段落し、習近平国家主席が異例の3期目の任期に入った途端、これまでにないほど積極的な外交を展開し、これまであえて距離を置いてきた国際紛争に対しても、まるで火の中の栗を拾うかのように、積極的にコミットする姿勢を示しだしました。

中東地域、アジア地域、そして東アフリカ地域に対する外交攻勢については、これまで経済面での戦略的パートナーシップを通じて強化してきた関係をベースに、欧米諸国、特にアメリカが去った後の力の空白に入り込んで、一気に勢力圏を拡大するという戦略が見られますが、スーダンへの介入はまだしも、ロシア・ウクライナ紛争への介入は少し趣向が異なるような気がします。

スーダンとロシア・ウクライナ紛争への介入を見てみた際、一つ明確に言えることは、他のケースと異なり、中国はどちらか一方のサイドをサポートしているということでしょう。

スーダンでの内戦では、経済的な理由から明らかに国軍側の味方ですが、それでもRSFに対しても一定の影響力を持っています。

先の内乱(2021年)にはアメリカ政府が調停に乗り出し、今でも国務省においてスーダン問題特別代表が任命されるなど、スーダン情勢の安定に努めていますが、今回の内戦に対しては、強い懸念は表明するものの、これまでのように軍事的な支援は行わず、距離を置いているように思われます。

その一因にはongoingのウクライナ情勢へのコミットメントを優先していることがありますが、事態の鎮静化に向けた働きかけを行ってはいません。

そこに他のケース同様、アメリカのコミットメントの空白が出来、そこに中国が入り込むという図式が成り立つのですが、スーダンのケースでは、ロシアと共に恩恵にあずかっているスーダンの金鉱の権益保持のために、一刻も早く紛争を終結させなくてはならないという思惑が働いています。

そのために、これまで明らかに国軍・政府支持であった姿勢を少し曖昧にし、政府とRSF双方に働きかけ、迅速な停戦と事態の沈静化、そしてどちらが今後、政権の座についても中国とロシアが持つ金鉱の保全と保護を確約させるべく、“仲介者”というお面を被って介入し、紛争終結後の決定的な影響力の確保に乗り出しています。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

保守層を取り込む戦略は誤り。躍進の「維新」が図るべき自民との区別化

先ごろ行われた統一地方選挙において、伸び悩む野党を尻目に大躍進を果たした維新。とは言え未だ全国規模で政権与党を脅かす存在とは言い難く、何より自民との差別化が図れていないのも現状です。この先維新は、どこに向かい進んでゆくべきなのでしょうか。政治学者で立命館大学政策科学部教授の上久保誠人さんは今回、現在の「保守層取り込み」という戦略が誤りであることを解説するとともに、狙うべき層を具体的に提示。さらに彼らが党として目指すべき方向と訴えるべき改革案等を提案しています。

プロフィール:上久保誠人(かみくぼ・まさと)
立命館大学政策科学部教授。1968年愛媛県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、伊藤忠商事勤務を経て、英国ウォーリック大学大学院政治・国際学研究科博士課程修了。Ph.D(政治学・国際学、ウォーリック大学)。主な業績は、『逆説の地政学』(晃洋書房)。

統一地方選で大躍進。維新は今後「自民党との区別化」を打ち出せるのか?

統一地方選挙で、日本維新の会・大阪維新の会(以下、維新)が躍進を果たした。大阪府知事・市長・府市議会を完全制圧し、悲願の全国政党への脱皮に着実な一歩を進めた。

4月9日に投開票された前半戦では、大阪府知事・大阪市長のダブル選で維新の吉村洋文知事が再選、維新新人の横山英幸氏が初当選した。また、奈良県知事選挙では、維新公認の山下真氏が当選し、大阪以外で初めて維新公認の知事が誕生した。

大阪府議選では、前回に続き過半数となる55議席を獲得し、大阪市議選では46議席で初めて過半数を達成した。41の道府県議会議員選挙では、兵庫県で選挙前の4議席から21議席に大きく伸ばすなど、合計で124議席を獲得し、選挙前の59議席から倍以上に議席を増やした。

さらに、4月23日に投開票された統一地方選挙後半戦で、維新所属の全国の首長・地方議員の合計は774人となった。馬場信幸代表が自らの進退をかけて掲げた「600議席」の目標を大きく上回った。

維新は、大阪府知事・市長・府市議会を完全制圧した。774人中505人が近畿圏ではあるが、悲願の全国政党への脱皮に着実な一歩を進めた。今回は、統一地方選で維新が躍進した意味を、日本政治・社会の構造変化に争点を当てて考えてみたい。

まず、維新以外の政党の選挙結果の検証から始めたい。自民党は、道府県議会議員選挙で大阪府議会を除く40の議会で第一党を維持した。しかし、合計1,153議席は選挙前から86議席減となった。一方、市議選では710議席獲得し、前回より12増えた。

統一地方選後半戦と同時に行われた衆院補選で4勝1敗。だが、和歌山一区では維新新人・林佑美氏に敗れた。前述の奈良県知事選の敗北を含め、自民党内には選挙に勝利したという実感は少なく、微妙な空気が流れている。

立憲民主党(以下、立民)は、統一地方選全般で存在感を示すことができなかった。道府県議会議員選挙では、合計185議席を獲得し、選挙前から7議席増、市議選では合計269議席で72議席増となった。だが、それは労組など従来からの支持基盤の「過去の遺産」によるものにすぎないだろう。

北海道知事選は、唯一の与野党全面対決となったが、立民が推薦した前衆院議員は大差で敗れた。福井、島根などの県知事選は与党との「相乗り」となり、自民党が3つに分裂した徳島県知事選では、候補者を擁立すらできなかった。

衆院補選では、3補選しか公認候補を擁立できなかった上に、全敗を喫した。特に、「野党統一候補」を擁立した大分選挙区でも勝利できなかったことは、今後の「野党共闘」推進に暗雲をもたらした。

共産党は、41道府県議会で99議席から75議席に激減した。新潟、福井、静岡、福岡、熊本の5県からは1人も当選することができず、空白県に転落した。市議選では55議席減の560議席にとどまった。共産党の「牙城」であった京都でさえ、府議選で3議席、市議選で4議席減らし、まさに「歴史的な敗北」となったと言わざるを得ない。

立花党首の変化に「良心」がついて行けず。なぜ上杉隆はNHK党を離れたのか?

1994年から5年間、故鳩山邦夫衆院議員の秘書として政治の世界に関わって以来、政界の表裏をウォッチし続けてきたジャーナリストの上杉隆さん。そんな上杉さんが、1年半の間要職を務めていた「NHKから国民を守る党(現「政治家女子48党」)」を離れてから、早2年以上が経ちました。なぜ彼は同党を後にすることとなったのでしょうか。その顛末の「序章」を今回、メルマガ『上杉隆の「ニッポンの問題点」』で上杉さん自身が綴っています。

【関連】人を“不幸”にさせる「異常な能力」を持った鳩山邦夫と上杉隆の苦悩

政治家の正義とは~鳩山邦夫氏と立花孝志氏の違い

「いいか上杉、政治は勝ち負けではない。キミはなぁ、正義感を出しすぎる傾向がある。でもな、みんなが正義の中に生きているわけではない。追い込みすぎるな。逃げ道を作って許してやることも必要だぞ」

いま、私は、故・鳩山邦夫元文部大臣から教えられたことを反芻している。

幼稚園のときから自民党の創設者である祖父・鳩山一郎元首相の姿を追い、大蔵事務次官で外務大臣を歴任した秀才・鳩山威一郎を父を持ち、大学卒業後はすぐに田中角栄元首相の秘書となった鳩山邦夫代議士は、自他ともに認めるエリート保守政治家だった。

しかし、鳩山さんはそんな自らのエリート風情を嫌っていた。あえてともいうべきずぼらな格好で、スーパーで10円引きの品物を見つけると「ほら上杉、こっちの方が安いぞ」と悦び、フランス料理店での会合を早々に抜けたらと思ったら赤ちょうちんの軒下に顔を出す。文部官僚には厳しいが、小学生には溶けるほど優しい。常に大衆の中に飛び込んでいき、弱き者の言葉に耳を傾け続けた。

「負け組という言葉があるが、それはたまたまついていないだけということなんだ。いつかは自分にその番がやってくるかもしれない。おれとかキミとかは、いまはそれは恵まれている。だが、つねにそういう人生だけではないと肝に銘じなくてはならないぞ」

秘書時代の自分は、わかっているようでわかっていなかった。鳩山さんの言っている意味を理解できているようで、理解できていなかった。しかし、あれから25年。当時の鳩山さんの年齢になって、ようやく見えてきた…。

相対的な強者は、その力の使用にあたって、丁寧すぎるほど丁寧に行わなくてはならないということなのだろう。

3月末(編集部注:2021年)でNHK党を辞めた。2019年夏、久しぶりに永田町に戻った私にとって、激動の1年半だった。改革マインドに溢れた素晴らしいNHK党の仲間たちと過ごした1年半は、私の人生の誇らしい一ページであった。

この記事の著者・上杉隆さんのメルマガ

ワード検索では見つけにくい。エンジニアが市場ニーズを知る方法を人気コンサルが伝授

どんなにいいものでも、それを欲しいと思う人がいなければ売れません。インフルエンサーのための分析ツールを作っているエンジニアの悩みは「ニーズの探し方」。アドバイスを求められたのは、メルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』著者で人気コンサルの永江さんです。まずは直接ターゲットとなる人たちと話をするのが早いと語る永江さんは、プロトタイプ作成から製品化と販売マーケティングまで協力してもらう流れをアドバイス。永江さん自身がどんな分析ツールなら欲しいかも伝えています。

エンジニア目線の市場ニーズの探し方

Question

shitumon

いつも楽しく、かつ自分だったらどう答えるかと思いながら拝見しております。副業でプログラミングでツールを作り販売しております。本業もシステムエンジニアのためツールを作ること自体は難しくないのですが、ニーズ(シーズ)の探し方が下手で困ってます。

これまで、Instagramやtiktokなどの分析効率化などのツールを使って公開しています。ただ、それはその方面で活躍している人へヒアリングして要望を聞いたものをまとめただけで、自分から拾い上げて作ったものでないです。自分で需要があるツールを作るための種を探すには、どのようなことを意識したら良いでしょうか?

TwitterやInstagramで面倒や、困った、課題などのワードで検索などはしていますが、なかなかそういう情報に出くわさず…よろしくお願いします!

永江さんからの回答

ニーズを得るために有効なのは、やはりターゲットユーザーと話すことですね。

ワード検索しても課題やニーズは見つからないので、実際のユーザーに何に困っているかを聞くのが一番実効的で早いです。今回のツールなら、実際のターゲットユーザー(インフルエンサー)を集めて巻き込み、ブレストなりするのが有効でしょう。

フォロワー2~3万人のマイクロインフルエンサーで良いので、「私はインフルエンサー向けの分析ツールを作っています。あなたのSNSがとても面白いから役に立つ分析ツールを作りたい。開発したら無償で提供するから日頃の分析で困っていることや、知りたいけど分析できていないことなど教えてほしい」とアプローチすれば、数名は時間をくれる人も見つかると思います。

まぐれあたりした人や有名人ではなく、自分のビジネスにもつなげてコツコツPDCAをかけてフォロワーを増やしてきた人の方が分析のニーズはあるはずです。

そこで聞いた意見を深堀りして、具体的な機能を作って意見をもらったインフルエンサーに見せて使ってもらい、気に入ったらSNSでシェアしてもらう→その紹介経由で成約したら10%手数料を渡すなどすれば、プロトタイプ作成から製品開発、販売マーケティングまでが一気に進みます。

ちなみにわたしが欲しいと思うのは、自分の過去の投稿を分析して、バズる投稿の傾向を解析・示唆してくれるような分析ツールです。全体動向や競合の分析などしても結局自分ができる打ち手にはつながらないですが、自分の過去の投稿を全て分析して、自分がバズるときの傾向や強みの活かし方が分かれば再現性が期待できます。あったらぜひ使ってみたいので、開発を楽しみにしていますw

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