米国の“弱腰”に批判も。明らかになるロシア兵による「残虐行為」の数々

3カ月が過ぎても終わりが見えないウクライナ情勢。ロシア軍が去った首都キーウ近郊のブチャでは、ロシア軍による数々の残虐行為が明らかになっています。今回のメルマガ『ジャーナリスト嶌信彦「虫の目、鳥の目、歴史の目」』では、著者の嶌信彦さんが、どういった行為が「戦争犯罪」とされているのかを列挙したうえで、ウクライナの地でのロシア軍と兵による行為を「意図的な作戦でまさしく戦争犯罪だ」と語ったアメリカのブリンケン国務長官を言葉を紹介。にもかかわらず、弱腰な米国の姿勢には批判があると伝えています。

 

米国の慎重対応に批判も

ロシア軍のウクライナ侵略と人間性を疑うようなロシア兵によるウクライナの一般市民、女性、少女などへの暴行が次々と明るみに出始めている。それらの行為は国際条約で禁止されているもので、そうした行為を放置しているロシアの大統領・プーチンの「戦争犯罪」を問う国際世論も大きなうねりになってきた。

ロシア軍の行為が「戦争犯罪」と言われているのは、ジュネーブ条約やオスロ条約、ハーグ陸戦条約などで禁止されている攻撃を実施しているためだ。

たとえばダムや堤防、原発などの施設は破壊されると一般市民に危険を及ぼすので攻撃してはならないと定められているし、病院や学校、住宅などの爆撃もジュネーブ条約で禁止されている。また燃料気化爆弾やクラスター爆弾の使用なども禁止されているが、国際人権団体によるとロシア軍がミサイルで病院を攻撃し死者が出たり、各地で複数の学校や一般住宅が攻撃された。

またウクライナの首都キエフ近郊のブチャでは、民間人を中心に400人以上が殺害されたとみられ、無抵抗の男性への銃撃、少女への性暴力、水や食料不足をもたらしたことによる衰弱死──などの犯罪が住民の証言によって明らかになっている。

目を銃撃され遺体となったまま道路に放置された光景や後手に縛られて背後から銃で撃たれた遺体なども複数あったといい、一部は映像で世界に流された。また母親と10代の娘の親子がロシア兵によって地下室に連行され、連日のレイプを止めようとした母親が銃で殺されたなどの報告もあった。

アメリカのブリンケン国務長官は、ロシア軍の虐待疑惑は「意図的な作戦でロシア軍が組織的・計画的に実行したものだ」との認識を公にしている。またウクライナ検察当局は、戦争犯罪の容疑で約5000件を捜査していると明かし、ロシアの組織的犯行とみて追及しているという。こうした実情はアメリカの情報機関も把握している模様で、ブリンケン長官は「我々が目撃しているのは、ならず者による暴走ではない。殺害や拷問、性的暴行など残虐行為を目的にした意図的な作戦だ」とし、まさしく戦争犯罪だと記者団に述べた。

これらに対し、プーチンは5月の第二次大戦対独戦勝記念の式典で「ウクライナへの“特別軍事作戦”は、ウクライナのゼレンスキー政権がネオナチであり、今回の侵攻はウクライナのナチス主義者から人々を守ることを目的としたもので、必然的で時宜を得た唯一の正しい決定だった」と公言している。また、「ウクライナ攻撃の目的はナチスに居場所を与えないためだ」と指摘し、戦いの行方によっては核戦力を使用する可能性もあると示唆して米欧を威嚇している。

さらにロシア軍が制圧した南部のヘルソン州では、州知事やヘルソン市長を解任し、親露派の後任を一方的に任命、同州のロシア編入の方針も言明して“ロシア化”を押し進めている。

こうしたロシアの攻勢に対し、バイデン大統領は“正面から対抗すると第三次世界大戦を招きかねない”として武器供与についても慎重で米国の弱腰に批判が出ている。

 

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「女子高生ミスコン」でワイセツ行為が横行か。投げ銭と引き換えに裸の写真&肉体関係を要求、実態はただのパパ活という闇

「女子高生ミスコン」の裏側で、中年リスナーが性犯罪を行っていたことが発覚した。金にものを言わせてミスコンを荒らし、女子高生を餌食にする悪質な行為。調べを進めると、そこにはミスコンという名のもとに、知られざる闇深い現実があるようだ。

投げ銭の見返りで女子高生に裸の写真を要求さらに…

女子高生ミスコンの闇告発があったのは、6月3日に配信された暴露系YouTuberコレコレのライブ。コレコレは「ワタナベマホト児童ポルノ写真要求事件」「ストプリななもり不倫騒動」など数々のネット界隈のスキャンダルを暴露してきて、今やネット界の駆け込み寺的存在になっている。

コミュニティアプリ「ミクチャ」では2021年から「日本一かわいい女子高生を決める」というテーマで、「女子高生ミスコン」を開催、今回はその2回目だった。

問題が発覚したのは「第2回シードオーディション」で、この大会で1位になるとシード権を獲得し、予選大会を飛びこえて決勝大会に進むことができるというシステム。勝敗はリスナーからもらうポイントで決定する。

無料で貯められるポイントもあるが、多くは1ポイント=約1円で購入する“投げ銭”だ。つまり、ポイントはファンの数ではなく、“金に余裕のあるファン”がいくら課金するかにかかっている。

今回告発したというAさんは、ライブを頑張っても分厚い壁に阻まれて上位に上がることができなかったようだ。調べてみると、Aさん以外の上位者の全てはと、「じょー」というファンが一律10万Pも課金していることが発覚した。

なんと「第1回シードオーディション」で1位に輝いた子は2位と100万P以上も引き離していたのだ。1位の子に100万円を課金したのも「じょー」だった。(現在は「じょー」は排除され、ポイントも無効になっている)

この「じょー」という人物は運営側も警戒しており、第2回が始まる前に「高額ポイントと引き換えに参加者に無理な要求をしてくるので相手をしないように」と注意喚起していた。

やがてAさんにも「じょー」からのDMが送られてきた。その内容は「1位にするかわりに裸の写真を送れ」というもので、添付されていたのは第1回で1位になった子の上半身裸の画像だったという。Aさんは自力でがんばると「じょー」の申し出を断った。

その配信を見ていたミスコン参加者のBさんが参加し、「投げ銭をもらっても裸の写真は送っていない」と否定したものの、芸能事務所を立ち上げるという「じょー」の言葉に惹かれて、LINEや電話でやりとりしていたことは認めた。

「じょー」に投げ銭をもらった参加者のほとんどは「じょー」と直接連絡をとり、中には直接会って、肉体関係を結ぶ交渉までしていたようだ。

「じょー」は自分が「ミクチャ」上で排除されないように、男子高生ミスターコンの参加者にも投げ銭をして、ミスコン参加者の誹謗中傷を言い、自分が被害者のように装っていた。

翌日、コレコレはツイキャスライブで直接「じょー」と電話で直接対決。「じょー」は始終酔っ払った様子で、容疑を否定し、コレコレを罵倒していた。女子高生側もコレコレとのメールや画像を保存しておくと、自分の落ち度が他人にバレてしまうので、証拠は消していると踏んでいるのか自信満々だった。

しかし、複数の女子高生とのメールのやりとりと画像が証拠として提示されると、急に電話を切って、それきり電話にも出なくなった。

女子高生の1人は6日にも警察に相談に行くという。「じょー」は近日中に児童買春、児童ポルノ等禁止法違反の容疑で逮捕される可能性が高いといえそうだ。

実態はパパ活とほぼ変わらない危険なミスコン

「ミクチャ」では現在様々なミス、ミスターのコンテストが行われている。容姿が問われる以上、ほとんどが顔出しになり、個人情報が特定されやすい。

他のコンテストには特定のファンがいて、女子高生ミスコン以上の高額の投げ銭を行っているようだ。

この中でポイント競争をしていたら、10万、100万などのポイントが“金銭”であるという感覚が麻痺してしまうのもおかしくない。

今回は未成年ということで犯罪行為にあたるとみられるが、成人同士なら規約違反にはなっても、犯罪にはなりにくい。女子高生ミスコンは氷山の一角で、ネットに素顔を出すのは常に危険が伴うことを忘れてはならない。

ロシアから永久撤退も「転んでもただは起きぬ」マクドナルドの商魂

ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、ロシア国内での営業を一時停止していたマクドナルドが、5月16日同国からの完全撤退を発表しました。今回のメルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』では、国際政治経済学者の浜田和幸さんが、この撤退によりいよいよロシアとアメリカの戦争が始まるとの懸念が広がっていることや、世界での売上の10%を失うことになるとその影響を伝えます。さらに、そんなマクドナルドが始めた「多様性と平和へのキャンペーン」を紹介し、ウクライナ危機と関連付ける商魂の逞しさに感服しています。

 

マクドナルドが先頭を走る“プライド月間”キャンペーン

ぶっちゃけ、ウクライナを巡る米ロの対立は長期化する一方です。

キッシンジャー元国務長官は間もなく100歳となりますが、発言力は一向に衰えず、先月のダボス会議でも「戦争を終わらせ、人的、経済的被害を抑えるには、ウクライナが領土の一部を割譲するのが最善の収めどころだ」と発言。この現実派らしい発言には賛否両論が巻き起こっています。

そんな中、ロシアからの全面、永久撤退を宣言したのがマクドナルドでした。しかし、これでは「マックの法則」が効かなくなります。何かと言えば、「マックの進出している国同士では戦争が起きない」という不文律です。このタガが外れたことで、ロシアとアメリカの本格的な戦争が起きるのではないか、との懸念が広がっています。

そこで、マクドナルドは新たな「多様性と平和へのキャンペーン」を始めました。それが毎年6月にアメリカはじめ世界各国で繰り広げられる「プライド月間」活動に他なりません。日本でも代々木公園で3万人が集まる集会が開かれました。

これは1969年6月28日、ニューヨークを皮切りに発生した「ストーンウォールの反乱」に因んで、LGBTQ+の権利を促進しようとするものです。性の多様性を象徴するシンボルとして6色のレインボーフラッグが掲げられ、世界各地でイベントやデモが展開されています。

こうした動きとウクライナ危機を関連させ、マクドナルドでは「皆、違っていて当たり前。愛は違いを乗り越える」といったキャンペーンを始めました。その一環として、従来のポテトフライに加えて、「レインボー・スティック」を多様性の象徴として売り出しています。

要は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に反対し、多様性と平和の大切さをレインボー関連商品に込めているわけです。あちこちの店舗ではレインボーフラッグが見られます。

ロシア市場から撤退したことで、世界的な売り上げを10%近く失うことになったわけですが、新たなキャンペーンの効果でマックの売り上げは順調に伸びているとのこと。ぶっちゃけ、「転んでもただは起きぬ」商魂の逞しさを感じさせます。

 

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日本より先にバイデンが来た。歓喜の韓国に米報道官が発した言葉

文在寅氏の後継候補を破り5月10日に第20代韓国大統領に就任、同21日にはアジア初歴訪となるバイデン大統領との首脳会談に臨んだ尹錫悦(ユン・ソンニョル)氏。これまで政治経験の一切ない尹氏の舵取りを不安視する声も一部で聞かれますが、外交面の課題についてはどのような取り組みを見せるのでしょうか。今回のメルマガ『宮塚利雄の朝鮮半島ゼミ「中朝国境から朝鮮半島を管見する!」』では宮塚コリア研究所副代表の宮塚寿美子さんが、早くもさまざまな動きを見せている米韓・日韓関係、さらに南北関係の今後を考察。さらに6月5日、北朝鮮が1日に8発ものミサイルを発射した理由を推測しています。

※本記事は有料メルマガ『宮塚利雄の朝鮮半島ゼミ「中朝国境から朝鮮半島を管見する!」』2022年6月5日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

 

日本より先にバイデン大統領訪韓で歓喜。尹大統領就任でどうなる朝日米

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の新政権発足後1か月になる。本格的に始動になった「今後の日本、米国、北朝鮮との関係はどうなるのか?」を展望しよう。

まずは、米韓関係である。5月21日、米国のバイデン大統領は、初アジア歴訪で日本より先に韓国を選んだ。韓国メディアは、バイデン大統領が日本に先立って韓国を訪れたのは異例の対応だと報道した。尹錫悦新政権に対する期待の大きさの表れだと肯定的に受け止めている。韓国の聯合ニュースは「歴代米大統領は就任後、アジア外遊でまず日本を訪れた」と指摘。米側には、尹政権が文在寅前政権より米韓同盟を重視するとの期待があるとし、「バイデン氏にとって今回は韓国訪問が重要になる」と説明した。5月10日に就任したばかりの尹錫悦大統領は韓国の大統領としては、就任後最速で米韓首脳会談を実現したのである。

会談後の共同記者会見でバイデン大統領は、「抑止態勢をより強化し朝鮮半島の完全な非核化に向けて取り組むことで北朝鮮による脅威に対処していく」と述べ、北朝鮮が核・ミサイル開発を加速させる中、核戦力を含む米国の抑止力で同盟国を守る「拡大抑止」に責任を果たすことを確認した上で、抑止態勢を強化していく考えを強調した。

これに対し尹錫悦大統領は、北朝鮮の核やミサイルの脅威について「高度化する核・ミサイルについて深刻な憂慮を共有し、どんな課題よりも優先的に取り組む必要があると共感した」とした上で、両国の軍が毎年行っている合同軍事演習について、規模を拡大する方向で協議を始めることで合意したと明らかにした。両首脳は、両国の間で途絶えていた拡大抑止の強化に向けて話し合う高官レベルの協議を早い時期に再開させることで一致したということである。

一方、冷え込んだ日韓関係について、バイデン大統領は、「日米韓の3か国が経済や軍事面で緊密に連携していくことは極めて重要だ」と述べ、関係改善への期待をにじませた。これを裏付けるように、米国のホワイトハウスの報道官は、歴訪の順番については「深読みする必要はない」とし、「米国は日本と強い関係があり、韓国ともそうだ」と述べ、日本への配慮も見せている。

次に、日韓関係である。尹錫悦新政権し、次の駐日大使として尹徳敏(ユン・ドクミン)前国立外交院長(62)が内定している。尹徳敏氏は、日本の慶応大学への留学経験があり、日韓関係や北朝鮮問題など外交・安全保障が専門の学者で、朴槿恵(パク・クネ)前政権で次官級の国立外交院長に起用された。国立外交院の前身である外交安保研究院で約20年間、教授を務めた。日韓関係が悪化した前の文在寅(ムン・ジェイン)政権で就任した姜昌一(カン・チャンイル)現大使は、日本の外相や首相とも面会していないなど、日本での活動が萎縮している。

しかし、両国は悪化していた関係の改善に向けた協議を加速させている。朴振(パク・ジン)外相の就任後初めての訪日も調整している。6月2日、韓国外交省の李相烈(イ・サンリョル)アジア太平洋局長は、ソウルで日本の外務省の船越健裕アジア大洋州局長と協議した。

 

プーチンが国連脱退を決意?ロシアが辿るかつての日本と同じ道

国連常任理事国に日本を入れることを支持するとバイデン首相が発言して話題となりましたが、国連は「もはや機能不全に陥っている」との声も多く聞かれます。そこで今回は、メルマガ『石川ともひろの永田町早読み!』の著者で、小沢一郎氏の秘書を長く務めた元衆議院議員の石川知裕さんが国連について詳しく紹介。その上で、ロシアはかつての日本を同じ道を辿っているとし、今後の行動について予測しています。

 

機能不全の国連で、日本が果たす役割とは

国際連合(国連)の存在意義が問われている。

国連の前身である大戦前の国際連盟は、アメリカが議会の反対で加入しないまま、日本など主要国が相次いで脱退し、平和のための国際機関として機能せずに役割を終えた。

この反省を踏まえて結成されたのが国際連合だったことは、歴史の勉強で“いの一番”に習うことである。 しかし、その国連がウクライナ危機では全く機能していない。ロシアへの制裁でもNATO側とロシア側で真っ二つに割れたままで、国連の存在は見えない。

国連の最大の課題は、国連安全保障理事会(安保理)が機能不全に陥っていることだ。これまでの国際紛争解決の際は、米ロ中が調整しながら行ってきた。しかし、ウクライナ危機では、拒否権を持つ常任理事国にロシアがいることで国連として行動することが不可能となっている。

満州事変と今回のウクライナ侵攻が極めて似ていると、私は以前に指摘した。

実効支配する領土を増やし日本人を入植させ最終的には傀儡国家を作る。この過程は歴史をなぞっているようである。ここまで一緒だと、今後のロシアの動きは、当時の日本の動きをなぞると考えられる。

それは、国際連合からの脱退である。

国際連合の枠組みは、第2次世界大戦の戦勝国であるアメリカ、ロシア(ソ連)、フランス、英国、中国を安保理の常任理事国にし、拒否権を与えている。この枠組みが現在揺らいでいることは言うまでもない。

ロシアが新たに、自国のための国際秩序として中国と連携を強めていくことは十分に考えられる。中国は、米国との戦略的互恵関係を望んでいるものの、中国の人権問題や海洋派遣拡大に関して国連が足かせになるようならロシアとの連携をさらに強める可能性もある。

国連が分裂しないようにするためには、中国と米国との対話に際し、日本が積極的に橋渡しの役目を果たすことが重要だ。参院選が近づいている。各党の主張には違いがある。 これも大きな争点の一つだと思う。

 

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なぜ無給?スマホが使えない高齢者支援に2万人、見えないデジタル化への本気度

政府は今月、「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けての基本方針案をとりまとめました。中でも注目すべきは高齢者のデジタル機器利用を支援する策について。そこで今回はメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』の著者で、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんが、スマホがなければ何もできない時代に取り残される高齢者の支援について語っています。

 

政府が「デジタル推進委員」を2万人、確保すると発表—–スマホのことなら「プロ」に任せればいいのではないか

政府は6月1日、デジタル化を進めて地方活性化につなげる「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けて基本方針案をとりまとめた。そのなかで、デジタル機器を利用する高齢者を支援する「デジタル推進委員」を今年度中に2万人以上、確保すると発表した。

このニュースを聞いたとき「報酬がもらえるのなら、素晴らしい制度」だと思ったのだが、調べてみたらなんと無給なのだという。

民生委員やオリンピック・パラリンピックのボランティアなど、世間に奉仕したいという一心で無給で行う仕事も存在するが、デジタル機器を使いこなせるようにシニアをサポートする仕事はきっちりと報酬アリでもいいのではないか。

日本全国に「キャリアショップ」があり、スマートフォンの設定や操作に長けた優秀なスタッフは数多い。

オンライン専用プランが台頭し、NTTドコモはドコモショップを700店舗、削減するというなか、経営的に厳しいキャリアショップを救う意味でも、デジタル推進委員は、キャリアショップにお任せするのが現実的ではないか。

一方で、総務省では「デジタル活用支援推進事業」を展開している。

こちらはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルが採択されており、全国でスマホ教室が展開されるようだ。

料金値下げや完全分離などで窮地に追い込まれたキャリアショップを総務省が救うつもりなのか。

いずれにしても、このような仕組みであれば、キャリアショップにもありがたいはずだ。

 

北朝鮮がコロナで崩壊の危機。米でささやかれる金正恩政権の瓦解

新型コロナウイルス感染症が拡散していると報じられる北朝鮮。今回、米国の専門家がコロナによって北朝鮮政権が崩壊する危険性があるとして韓国や日本への意見を提起しました。無料メルマガ『キムチパワー』では、韓国在住歴30年を超える日本人著者がその話題について触れ、今後の北朝鮮の動きや周辺諸国はどう動くべきかを語った米国専門家の言葉を紹介しています。

コロナで北が滅ぶ?

米国の専門家が新型コロナウイルス感染症の拡散で北朝鮮政権が崩壊する可能性があり、このような状況を考慮した韓半島統一対策計画を立てなければならないという主張を提起した。

3日(現地時間)、米国保守性向シンクタンクであるケイトー研究所のダグ・ベンド首席研究員は、フォーリンポリシーへの寄稿文で、「北朝鮮で新型コロナウイルス感染症が拡散し、統一問題が浮上している」と主張した。

ベンド研究員は「北朝鮮がパンデミックにまともに備えることができない状況」とし「金正恩王朝の没落を予見するのは多少時期尚早だが、可能性に対して備えないことも愚かなこと」と話した。(聯合ニュースベース)

彼は特に、北朝鮮でワクチン接種が事実上皆無であることを挙げ、拡散速度が速いオミクロン変異がワクチン未接種者にさらに致命的に作用する可能性があると説明した。

それと共に現在の状況が1990年に北朝鮮を襲った大飢饉と似ており、いな、それ以上に悪い可能性もありうるとし「今回はウイルスが指導層を襲う可能性もある」と警告した。

ベンド研究員は「このようなことは起きないかもしれないが、独裁者たちも時には運が尽きたりもする」とし「韓国と米国、日本は北朝鮮の不安定な状況または崩壊に対して体系的で足を地につけた議論を始めなければならない」と提案した。

バイデン訪日後に急変。米国がウクライナ援助を“様子見モード”に替えた裏事情

2月24日の開戦からついに100日を超えてしまったウクライナ戦争。さらなる長期化が予想される状況に、各国の当紛争を巡る対応にも温度差が現れつつあるようです。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では著者で元国連紛争調停官の島田久仁彦さんが、米英独仏伊、そしてトルコといった国々の思惑を解説。中でも「プーチン政権維持」を容認するほどまでに、バイデン大統領が大きな方向転換を見せた事情を分析・詳説しています。

 

移ろいはじめた各国の思惑―ウクライナ紛争と国際情勢

「プーチン大統領がモスクワに留まることを容認する」
「アメリカがウクライナに供与する武器がロシア領内に対して用いられることはない」

今週に入ってバイデン米大統領が突如として打ち出した方針に驚かれた方も多いのではないでしょうか?

根っからのロシアおよびプーチン大統領嫌いで有名なバイデン大統領ですが、この変心とも捉えられる発言に込められた意図はどういったものなのでしょうか。

東京から帰国してから、台湾問題を再度クローズアップさせたり、北朝鮮のミサイル・核開発問題に外交的なエネルギーを割くようになったりと、アメリカ外交安全保障政策の視点の拡大傾向がみられるようになったように思われます。

例えるならば、【ロシア・ウクライナ問題と、中国・台湾問題の両にらみ体制の発動】でしょうか。

2月24日にロシアがウクライナ全土に侵攻してから最近まで、欧州各国と連帯を強め、NATOという枠組みを軸にロシア対応をし、外交的なリソースも一気にそちらに集中投入したかのように振舞い、アジアシフトやアフリカ諸国へのコミットメント増大傾向が一旦後退したように見えました。

ただ大方の予想に反してウクライナ“戦争”が長期化の様相を見せると、We stand with Ukrainianという姿勢はアピールし、ロシア嫌いが多いと言われる議会上下院も非常に太っ腹な支援を次々と採択し、ウクライナに提供する武器弾薬のレベルもどんどんアップグレードされ、ロシアとの直接戦争というレッドラインを超える手前まで前のめりになっているように見えました。

しかし、このところウクライナ戦争の長期化に言及する高官の言葉が多く、もしかしたら戦略・アプローチをここにきて変更したのではないかと思われます。

ウクライナ・ゼレンスキー大統領などからの要請に対して、これまでは驚くほど気前よく応えてきたように見えましたが、先週号でも触れたとおり、アメリカ政府内でもウクライナ政府からの“くれくれ”攻撃にうんざりし、いくら支援してもゼレンスキー大統領やクレバ外相からは「まだまだ足りない」と本気度を疑うような非難をされることに対して、徐々に政府内での“ウクライナ離れ”が始まっているように思われます。

【関連】プーチンも驚愕?欧州が中国と描く「ウクライナ停戦」の仰天プラン

そこにアメリカ国内の人権擁護団体から、ウクライナに対してアメリカなどが供与している武器弾薬がロシアの一般人の殺害にも用いられているとの疑いが投げかけられ、おまけにロシアへの攻撃用にも用いられているとの指摘が寄せられていることに、人権第一を旗印に掲げるバイデン政権としては、イケイケどんどんな支援傾向に少しブレーキがかかったように見えます。

いろいろと聞いたところでは、ウクライナ軍が北部ハルキウ周辺で陣地を奪還し、一部ロシア領内に雪崩れ込んで攻撃を加えたとのニュースが入ってきたことを境に、アメリカ政府内で対ウクライナ軍事支援の方向性と規模に疑問符が投げかけられ始めたとのことです。

 

習近平、3選に暗雲か。権力闘争&重鎮から異論噴出でピンチ、問われる中国経済失速の責任

この秋に行われるとみられている中国共産党大会。日程がはっきりしない原因は、習近平国家主席の3選が盤石ではないことが影響しているといいます。中国経済の減速、ゼロコロナ政策の余波など、内政外交ともに思うように進まない習近平政権は今後どうなっていくのでしょうか。政治ジャーナリストの清水克彦さんが、習近平指導部の政策を検証しながら考察していきます。

清水克彦(しみず・かつひこ)プロフィール
政治・教育ジャーナリスト/大妻女子大学非常勤講師。愛媛県今治市生まれ。早稲田大学大学院公共経営研究科修了。京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得期退学。文化放送入社後、政治・外信記者。アメリカ留学後、キャスター、報道ワイド番組チーフプロデューサーなどを歴任。現在は報道デスク兼解説委員のかたわら執筆、講演活動もこなす。著書はベストセラー『頭のいい子が育つパパの習慣』(PHP文庫)、『台湾有事』『安倍政権の罠』(ともに平凡社新書)、『ラジオ記者、走る』(新潮新書)、『人生、降りた方がことがいっぱいある』(青春出版社)、『40代あなたが今やるべきこと』(中経の文庫)、『ゼレンスキー勇気の言葉100』(ワニブックス)ほか多数。

中国共産党大会の時期でわかる、習近平の安泰度合い

国際社会の注目が依然としてウクライナ情勢に集まる中、今年の秋、超大国のアメリカと中国が、今後の国際情勢を左右する大きな政治イベントを迎える。

アメリカは、11月8日、下院の全435議席、上院は3分の1にあたる34議席が改選となる中間選挙。そして中国は、習近平総書記の3選がかかる第20回共産党大会(20大)を控えている。

アメリカの中間選挙は日程がはっきりしているのだが、現時点で中国共産党大会の日程について、中国国営メディアは「今年後半に開く」としか伝えていない。

香港紙の明報は、4月11日付の紙面で「11月開催の見通し」と伝えているが、仮にこれが事実であれば、これまで確実と見られてきた習近平総書記の3選は100%とは言い切れなくなる。

5年に1度の共産党大会は、中国共産党幹部の人事を決め、指導部の体制を固める重要な場である。権力闘争は付き物だ。

前回(2017年)の大会は10月に開催されている。今回も、習近平総書記の3選がほぼ確実であれば9月から10月、権力闘争が続いているなら11月になる可能性が高い。

11月は15日から16日まで、インドネシアのバリ島で、中国も参加するG20首脳会議が開かれ、政治日程は窮屈だ。それにもかかわらず11月開催となれば、習近平総書記の3選が盤石とは言い切れない、と見ることもできる。

景気の減速に歯止めがかからない中国

習近平指導部に揺らぎが生じかねない背景はいくつかある。1つは、習近平総書記の3選に、かつて共産党の重鎮だった朱鎔基元首相らから異論が出ている点だ。

不動産大手、IT企業などへの締め付けが主な理由で、習近平総書記の政策が中国経済の減速を招いているとの声は根強い。

恒大集団のデフォルト危機で知られるようになった不動産バブルの崩壊は日増しに深刻化し、住宅価格の下落が止まらない状態だ。この元凶が習近平指導部の政策にあるというわけだ。

事実、4月27日付の英国紙、フィナンシャルタイムズは、中国共産党幹部の間で不動産企業への締め付けを継続するかどうかで意見が対立している、と報じている。 

政治局常務委員の韓正(江沢民派)、政治局委員の胡春華(李克強派)と、政治局委員の劉鶴(習近平の側近)との間で対立があるというのである。単に政策に関する考え方の相違というよりは、共産党大会を見据えた権力闘争の感が強い。

もう1つは習近平指導部による「ゼロコロナ政策」の余波だ。

中国最大の経済都市、上海では、6月1日、およそ2か月ぶりに、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として導入された都市封鎖(ロックダウン)が解除され、市民の9割にあたる2250万人が自由に外出できるようになった。

とはいえ、上海をはじめ北京でも行われた「ゼロコロナ政策」で、個人消費などの経済活動は大きな打撃を受け、何より市民の間で度が過ぎた政策に対する不満が充満する事態を生じさせている。

まだ参院選も「安倍氏が主役」か?元首相の“亡霊”がチラつく政界の実情

7年半に渡り総理大臣を努めた安倍晋三氏の影響は、2度目の辞任から1年8カ月余りを経た現在も政界に色濃く残っているようです。毎日新聞で政治部副部長などを務めたジャーナリストの尾中 香尚里さんは今回、国会の論戦の場で未だに安倍氏の存在がちらつく現状や、今夏に控えた参院選で熱狂的安倍氏支持者の取り込みを狙う日本維新の会の動き等を紹介。その上で、「安倍の残滓」を消すことができない日本の政界に対して批判的な目を向けています。

プロフィール:尾中 香尚里(おなか・かおり)
ジャーナリスト。1965年、福岡県生まれ。1988年毎日新聞に入社し、政治部で主に野党や国会を中心に取材。政治部副部長、川崎支局長、オピニオングループ編集委員などを経て、2019年9月に退社。新著「安倍晋三と菅直人 非常事態のリーダーシップ」(集英社新書)、共著に「枝野幸男の真価」(毎日新聞出版)。

参院選の主役はまたも安倍?

1日の衆院予算委員会集中審議。立憲民主党の泉健太代表が、岸田文雄首相に論戦を挑んだ。7月10日投開票が想定されている参院選まで、あと1カ月あまり。首相と野党第1党代表による国会での直接対決は、おそらくこれが最後になるだろう。

そしてやっぱり、質疑で印象に残ったのは、この場にいない「2代前の首相」だった。

「6、7月で(値上げは)3,000品目を超える。まさに値上げの夏であり、異次元の物価高騰であり、そして『岸田インフレ』と言われている。全然対策が取れていない」

質疑の序盤、ウクライナ情勢に伴う世界的な物価高について取り上げた泉氏は、成立したばかりの2022年度補正予算の内容の不十分さを批判した。しかし、質疑が進むにつれて焦点が当たっていったのは、岸田首相の経済政策と「アベノミクス」との関係だった。

泉氏は「これだけ欧米各国が利上げをしていこうとしているなかで、わが国だけがずっと金融政策を変えていないことが、輸入物価上昇の3分の1の影響を占める、と言われる円安につながっている」と指摘した後、前日の5月31日に発表された政府の「経済財政運営と改革の基本方針2022」(骨太の方針)原案に言及した。

「『今後とも大胆な金融政策、機動的な財政対策、民間投資を喚起する成長戦略を一体的に進める、という経済財政運営の方針を堅持し…』。これ、アベノミクスを堅持ということですね」

確かに、内閣府のホームページに現在も残る「安倍内閣の経済財政政策」の「3本の矢」と全く同じ文言である。岸田首相は「私の経済政策は、新しい経済モデルとして『新しい資本主義』と呼んでいる。アベノミクスとは呼んでいない。マクロ経済政策を維持しながら、経済全体の持続可能性を維持するために『成長と分配の好循環』と申し上げている」と釈明したが、そもそも「成長と分配の好循環」自体、安倍政権で示された言葉だ。

「これは詭弁じゃないですか。これアベノミクスじゃないですか。アベノミクスの堅持だと、ちゃんと言うべきではないですか」と泉氏。やや色をなした岸田首相が「全く異なると思っています」と答弁すると、議場から「えー」と声が飛んだ。質疑で泉氏は「岸田インフレ」と1度だけ口にしたが、「アベノミクス」は10回を超えた。

質疑を終えた後、泉氏は神奈川県藤沢市での街頭演説で「悪夢のアベノミクス」と声を張り上げた。言うまでもないが「悪夢の…」は安倍氏が民主党政権を口を極めて罵る時の決まり文句。こういう発言にまで今なお安倍氏の存在がちらつくのが、今の政界の実情だ。

「岸田政権は結局安倍政権と同じ」という観点から自民党批判を展開する立憲民主党に対し、日本維新の会は逆に「岸田政権は安倍政権から変質した」という立場から自民党批判を展開しているようだ。