早めに年金を貰って死んだら、遺族厚生年金額も変わるのか?

早めに年金をもらうことができる繰り上げ制度、このデメリットとして挙げられるのが「貰える年金が一生減額されたものになる」というものですが、早めに年金を貰った人が亡くなった場合、その遺族が貰うことのできる遺族厚生年金の額も減ってしまうのでしょうか? 無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』で、著者のhirokiさんが詳しく解説しています。

早めに年金貰って減額された!自分が亡くなった場合の遺族への遺族厚生年金額にも影響する?

年金の支給開始年齢が今後もじわじわと上がっていき、2030年以降は完全に65歳支給になります。男子は2025年に完了。

厚生年金支給開始年齢(日本年金機構)

とはいえ、年金の繰上げ制度があるから60歳に到達して、年金保険料納付済み期間+免除期間+カラ期間≧10年あれば自分の本来の年金支給開始年齢よりも個人の意思で老齢の年金を早めに貰う事は可能です。ただし、そのペナルティとして年金が一生減額されたものとなります。

※ 年金の繰上げの様々な重要パターンは今年1月の有料メルマガバックナンバーにまとめました。

年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座Next(有料版)

まあ繰上げをすると年金が減るという事に関しては今まで何度も書いてきた事ではありますが、もし老齢厚生年金を早めに貰って減額された金額となり、その後自分が死亡した時に遺族厚生年金に影響するのかどうか見てみましょう。

1.昭和32年6月16日生まれの男性(今は60歳)

何年生まれ→何歳かを瞬時に判断する方法!(参考記事)

この男性の生年月日からすると、老齢厚生年金は63歳からの支給となる。63歳(2020年6月)からの老齢厚生年金(報酬比例部分)は110万円とし、65歳(2022年6月)からは75万円の老齢基礎年金、老齢厚生年金(経過的加算)600円が支給されるものとする。しかし、平成30(2018)年7月に年金の繰上げをすることにした。

繰上げの期間を見る時は、「繰上げを請求した月から支給開始年齢到達月の前月」までの月で期間を出す。つまり、平成30(2018)年7月から老齢厚生年金の実際の支給開始年齢である63歳の前月の2020年5月までの23ヶ月早く貰い、老齢基礎年金と経過的加算は2018年7月から65歳前月の2022年5月までの47ヶ月早く年金を貰う。繰上げした分の支給は繰上げを請求した月の翌月分から。

繰上げすると、その本来貰うはずだった年金額を一生減額された状態で支給される。1ヶ月早く貰うごとに0.5%減額される。だから、老齢厚生年金(報酬比例部分)は110万円×(100-0.5×23ヶ月)%=110万円×88.5%=973,500円。

老齢基礎年金は75万円×(100-0.5×47ヶ月)%=75万円×76.5%=573,750。

老齢厚生年金(経過的加算)は600円×(100-0.5×47ヶ月)=600円×76.5%=459円。ただし、経過的加算の減額分(600円-459円=141円)は老齢厚生年金(報酬比例部分)から引いて、経過的加算600円そのものは全額支給。

たまーに「何で、報酬比例部分から経過的加算の減額分を引くのか」と聞かれる事がありますが、これは経過的加算の減額分は報酬比例部分から減額するけど、「当分の間、老齢厚生年金には経過的加算を加算した額とする」という決まりがあるのでそうなってる(厚生年金法附則13条の第4の4項)。僕自身は経過的加算(差額加算)は65歳前の年金額と65歳以降の年金額の誤差を埋めるだけの役割なので、わざわざ減額して支給してないというふうに言ってますけどね。

よって、2018年7月の翌月である8月分の年金総額は、{老齢厚生年金(報酬比例部分)973,500円-経過的加算の減額分141円=973,359円}+老齢厚生年金(経過的加算)600円+老齢基礎年金573,750円=1,547,709円月額128,975円)となる。

いよいよ本気出すトランプ。日本は米中貿易戦争に巻き込まれるか

トランプ大統領の中国に対する貿易制限を受け、中国側もその対抗措置として同程度の貿易制限を宣言し、さながら米中貿易戦争の様相を呈しています。この戦いをすでに誰よりも早く予測していた、メルマガ『国際戦略コラム有料版』の著者・津田慶治さんは、株価暴落や日米関係の遠くない未来について改めて予測。そして、近く行われる日米首脳会談で日本がとるべき行動について持論を展開しています。

トランプ革命本番に

トランプ大統領の対中貿易制限に対して、中国同程度の貿易制限をした。しかし、トランプ大統領は、中国の動きに反発して、貿易制限を拡大するという。今後どうなるか検討しよう。 

0.貿易制限の応酬

トランプ大統領は、1300品目・5兆円の中国輸入品に最大25%関税を掛けると宣言。対抗処置として中国も同規模の米国輸入品に25%関税を掛けることにした。その中の大きな部分に大豆があるが、2016年生産では1位米国117百万トン、2位ブラジル96百万トン、3位アルゼンチン59百万トンであり、この3国が主に輸出可能国である。

このように大豆の輸出量が多くないのに、中国の輸入量は、世界の輸入量の内60%も占めている。一番輸入量が多いのはブラジル産であり、ブラジル産の半分程度の量が米国産の輸入量である。米国産大豆の中国輸入金額は200億円~400億円程度。

しかし米国産からブラジルやアルゼンチン産にシフトするのは難しい。よって、25%関税で物価が上昇することになるだけであり、中国での大豆利用のほとんどが飼料であり、飼料の品目を変えることになると思われる。

日本は中国に価格の上で買い負けていたので、日本にとっては非常に良いことになる可能性があるが、米国産は遺伝子組み換えの大豆であり、買えるかどうかだ。どちらにしても、米国は売り先が変わり、価格が若干下がる程度で、大きな障害にならない。

この中国対抗の処置が出た瞬間は、トランプ大統領はツイッターで「米国は中国と貿易戦争は行っていない。こうした争いは何年も前に米国を代表した愚かしく無能な人々が戦い、負けている」と述べた。続いて、米ホワイトハウス当局者もトランプ政権はこれ以上の中国に対する貿易を巡る措置は現時点では計画していないとした。

また、カドロー米国家経済会議(NEC)委員長は「これは貿易戦争ではない。双方で重点的に交渉が行われると思う」と述べ、「米中は合意に達することになると思う。個人的な見解では、中国は主張を引っ込め、歩み寄るだろう」と付け加えた。

このため、5日のNY株は大幅上昇した。日経平均も上昇して、やっと、貿易戦争の懸念が低下して、株価も下げ止まったかなという市場関係者が多かったが、甘かったようである。

お父さんの「父」は「尊し」の「とお」。こんなに素敵な大和言葉

ここ数年、注目を集めている「大和言葉」。「お父さん」「お母さん」という言葉も、実は大和言葉から来ていると言います。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、古事記を学ぶ「華都子塾」を主催されている今野華都子さんが、このふたつの言葉の成り立ちについて解説しています。

「おとうさん」ってどういう意味ですか

普段何気なく使っている言葉の多くが、実は大和言葉に由来していることをご存じでしょうか? 現在、全国に30か所を拠点に古事記塾を通じて、日本人のルーツを紐解かれている今野華都子さんに、その気づきの一端をお話しいただきました。

利他に生きる 今野華都子(アイテラス社長)

例えば、「おとうさん」「おかあさん」という言葉が、大和言葉からきていることはご存じでしょうか。

そもそも「おとうさん」とは、そのうちの「とう」が大和言葉の「とうととうと」という意味で、それに敬語と敬称のさん」がついて「おとうさん」となりました。

また、「とう」とは和語の数え方「ひ、ふ、み……この、とお」のうち「とお」という数字的に満ち足りている様子も表していることから、心身ともに統合された尊い人のことを「おとうさん」と呼んでいるのです。

次に「おかあさん」の「か」は、大和言葉で「)、)」という意味で、カッと熱く輝く様子を指しています。日の光はその字が示すように、力(パワー)であって、万物の命の元でもあるのです。また、「あ」は大和言葉の「」から取られたもので、愛のエネルギーで命を生み出すことを指します。

そこに「お」と「さん」がつくことで、太陽のように明るく輝く子供を産んだ女性のことを「おかあさん」と呼ぶようになったのです。

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島根で震度5強。『MEGA地震予測』が震源地の異常を事前に察知

4月9日午前1時37分ごろ、島根県西部を震源とする最大震度5強の強い地震が発生。震源の深さは12㎞、地震の規模(マグニチュード)は6.1と推定される。

この地震で、震源に近い島根県大田市で震度5強を観測したほか、島根県出雲市、雲南市、川本町、美郷町で震度5弱、また鳥取県西部、岡山県南部、広島県北部、広島県南東部、愛媛県東予でも震度4となるなど、中国・四国地方の各地で強い揺れを観測した。

今回の地震で、震源に近い大田市や出雲市では男女5人が骨折などの重軽傷を負ったほか、各地で水道管が破裂し、断水する地域も発生した。なお、島根県松江市にある島根原発は現在運転停止中で、地震による異常はなかった。

異常を事前察知していた『MEGA地震予測』

今回の地震で強い揺れを観測した島根県・鳥取県周辺を、以前から震度5以上の地震が発生する可能性が高い「要注意地域」と予測し、広く注意を呼び掛けていたのが、メルマガ『週刊MEGA地震予測』だ。

『週刊MEGA地震予測』を配信している民間団体・JESEA(地震科学探査機構)では、全国に点在する電子基準点から得られるデータから、各地点が水平・高さ方向にどれだけ動いているかを随時チェック。それらの情報をもとに、近い将来大きな地震が発生する可能性のあるエリアを予測している。

今回の地震が起きた島根県・鳥取県周辺では、今年1月末ごろに高さおよび水平方向ともに異常が集中していた。特に高さ方向に関して、全国的には隆起する傾向にあったにもかかわらず、鳥取県の岩美Aで一週間で4.6cm、島根県の羽須美で同じく4.5cmという大きな沈降を示したため、2018年1月31日発行のメルマガにて「要注意地域」に指定。その約2か月後に、今回の地震が起こる結果となった。

今こそ大地震への警戒を再び強めるべき

今回の地震について気象庁は、揺れの強かった地域では、落石や崖崩れなどの危険性が高まっているおそれがあるため、今後の地震活動や降雨には十分に注意すべしとしている。

また当地域では、過去に大地震発生から1週間程度の間に同程度の地震が続発した事例があることから、揺れの強かった地域では今後1週間程度、最大震度5強程度かさらに強い揺れをもたらす地震が発生する可能性もあるとのことだ。

今年に入ってから震度5弱以上の地震が発生したのは、3月1日に発生した西表島付近を震源とした地震に続いて2度目。熊本地震やその余震が続いた2016年あたりの状況を考えれば、最近は大きな地震は鳴りを潜めている印象だった。

とはいえ、最新の『週刊MEGA地震予測』を見ても、東京をはじめとした南関東周辺などが今回の島根県・鳥取県周辺と同じく「要注意地域」に指定されているなど、列島から大地震の危機が去ったわけでは決してない。地震への警戒心が薄れつつある今だからこそ、初月無料で試し読みもできる『週刊MEGA地震予測』で情報を収集するなどして、各自が地震への警戒レベルを再び上げ、明日の安心・安全を手に入れてはいかがだろうか。

image by: 気象庁

楽天を甘やかすな。「第4のキャリア」認可に課せられた厳しい条件

楽天悲願の携帯電話事業への参入がいよいよ叶うようです。総務省は4月6日、楽天への周波数割り当てを認め、同社が携帯第4のキャリアとなることが決定しました。しかし楽天には先行3社とは別の「ある条件」も課されたとのこと。ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんは、自身のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』でその条件について解説するとともに、「そもそも楽天がイチから携帯電話事業に参入するメリットが全く見えない」理由を記しています。

楽天に「条件付きで」1.7GHz帯の免許付与へ――2019年10月開始、料金は「楽天モバイル」と一緒

4月6日、総務省の諮問機関である電波監理審議会が開催され、楽天に対して、1.7GHz帯の免許が付与されることが決定した。

楽天は2019年10月にサービス開始を計画する。料金プランはMVNOの楽天モバイルで提供しているプランと同じになるという。また法人向けや大容量プランも準備中とのことだ。

今回、周波数の割り当てを受けたNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天に対しては、開設計画の認定にあたって条件が付与されている。特に楽天に関しては、新規参入ということもあり、3社とは別の条件も加えられている。

特に注目なのは「他の既存事業者のネットワークを利用する場合においても、携帯電話事業者は自らのネットワークを構築して事業展開を図るという原則に留意すること」とある。

つまり、「NTTドコモにネットワークを借りてサービスを提供してもいいけど、ちゃんと自分でもネットワークを構築しろよ」と釘を刺した格好だ。

楽天としては、すでにNTTドコモのMVNOであることから、MVNOとして全国網のサービスを提供しつつ、自社でネットワークを構築していくという計画なのだろう。もちろん、NTTドコモからローミングでネットワークを借りるという手もある。

ただ、最近のNTTドコモ側の感触を見る限り、「楽天がキャリアになるなら甘やかすことはしない」という雰囲気が漂ってくる。「MNOとMVNOは両立しない」ということで、MNOとしてサービス提供するなら、MVNOとして契約は打ち切る可能性もありそうなのだ。MVNOとして好条件でネットワークは借りれなくなり、ローミングとして高額な接続料をふっかけられる事も考えられそうだ。

NTTドコモとしても、MVNOの契約者数としてカウントされていたユーザーが、そのまま他社である楽天に移ってしまうのだから、黙って指をくわえているわけにはいかないだろう。

無印良品に異変。なぜ今、「MUJI」は高級路線をとるのか?

すでに世界中でその名を轟かせている、「MUJI」こと「無印良品」のリニューアルオープン店舗「堺北花田店」が注目を集めています。なぜ今、「高級食材」を扱う店を、スーパーマーケットと見紛うばかりの大きな規模で始めたのでしょうか。メルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』の著者で元アマゾンジャパン社員という経歴を持つMBAホルダーの理央さんが、その狙いを分析しています。

なぜ今「MUJI」は高級路線をとるのか?

3月20日にリニューアルオープンになった、良品計画が運営する「無印良品堺北花田店

WWDニュースによると、

売り場面積4300平方メートルは、有楽町店(3700平方メートル)などを抜いて世界最大売り場の約半分が食関連で占められており、野菜、果物、鮮魚、精肉、惣菜、その他の食品が並ぶ様子は、スーパーマーケットと見紛うほどだ。

 

魚売り場には、天然の真鯛や、ヒラメ、伊勢海老など、高級な食材が並び、中には5000円を越すものもあるとのこと。

 

精肉コーナーには、宮崎産の黒毛和牛、沖縄のあぐー豚など、高級食材が。

 

もちろん、岸和田漁港や泉佐野漁港で水揚げされた鮮魚や、門真れんこんや長ネギ、だいこんなど、地元で仕入れた野菜も多い。

 

さらに、天井も高く、開放的な雰囲気の売り場になっている。

これまでの無印良品は、GMS(総合スーパー)やショッピングモールの中にある、ショップインショップの業態が多く、基本的なカテゴリーは、衣料品、基礎化粧品、雑貨、文房具、が中心。

食品といえば、美味しそうではあるが、レディートゥーイートの、レトルト食品が中心だった。

堀江貴文の実体験に中島聡も納得。ビットコインが持つ最大の弱点

メルマガ『堀江貴文のブログでは言えない話』も大好評な、出版やビジネスにと精力的に活動を続けるホリエモンこと堀江貴文さん。そんな堀江さんの人気YouTubeコンテンツ『居酒屋ホリエモンチャンネル』に、メルマガ『週刊 Life is beautiful』の著者で世界的プログラマーの中島聡さんがゲストとして登場しました。いま何かと話題の仮想通貨から、ついに死亡事故も発生してしまった自動運転車まで、そう遠くはない未来についての話が次々と飛び出します。第1回目の今回は、賛否両論を巻き起こしている仮想通貨の是非について、堀江貴文さんが軽妙なトークで中島さんの本音を引き出します。

すでに江戸時代から「デイトレーダー」は存在していた?

堀江堀江貴文です。こんにちは。

寺田:司会の寺田有希です。本日の居酒屋ホリエモンチャンネルのゲストは、世界的プログラマーの中島聡さんです。よろしくお願いいたします。

堀江すっかり投機対象となってる最近の仮想通貨に対して、中島さんは結構否定的な目で見ていますよね。確かにギャンブルそのものは、別に社会に対して何もいいことはないと、僕も思うんですよ。まぁ、憂さ晴らしじゃないですけど「just for fun」で遊んいでる分には全然いいんです。だけど、仮想通貨の流動性を上げるという意味では、最近の投機の動きは、ものすごく必要じゃないですか?

中島:理由は何であれ、投機でも、入ってくる人が多いと、流通量が増えるということ?

堀江僕は、今デイトレーディングの話をすごくしたくて。というのも、今ちょうど江戸時代の経済歴史漫画を作っているんですね。それで、すごいと思ったのは、大岡越前守の話なんです。江戸幕府で吉宗が将軍時代のお白州の人ですが、今で言うところの最高裁の長官みたいな人ですよね。でも彼は、実は経済顧問になってたんですよ。

中島:それはあまり知られてない話ですね。

堀江そうなんです。で、経済顧問として堂島に公設の米相場を作ろうと提言したんです。なぜかというと、当時は貨幣経済が世界的にも勃興してきていて、銭を使った取引のシェアが大きくなってきた。でも、当時の日本の武士は、米本位制じゃないですか。米で給料をもらってるんで、不作の時は米の値段が上がる。その時は、生活必需品を買うのに有利になるんだけど、逆に豊作の時は米の値段が下がるじゃないですか。

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中島:それで武士が食うに困ると。

堀江そう。食うに困る。それでも、自制が効く武士は倹約をしてやり過ごすんだろうけど、そうじゃない武士もたくさんいたわけです。で、そいつらが何をしたかというと、金貸しから金を借りるんですよ。そうすると、金貸しが借金の取り立てに行くじゃないですか。でも、武士は、刀とか差していて怖いじゃないですか。誰を取り立てに行かせたと思います?

中島:誰ですか?

堀江借金で首が回らなくなった武士に「お前の借金を帳消しにしてやるから、あいつの借金を取り立てて来い」って、武士を使って武士を取り立てさせていたわけですよ。でも、そうすると、ある程度の割合で、「返せ」「返せない」の言い合いから、斬り合いになるわけです。それがお白州にみんな行くわけですね。だから当時は、そういう金銭トラブルに関する裁判件数がうなぎ登りになったんですよ。それで大岡越前守は、「あ、これはヤバい。米価を安定させるために、公設の米の取引相場を作らなければ」ということで、大坂の堂島に世界初の公設の先物取引市場ができたわけです。

中島:ほう、なるほどね。

堀江あと、そこでまたすごいのは、当時大岡越前守が米相場で推奨していた「日計り取引」というのがあって、それは今でいうところのデイトレードのことなんです。その頃からデイトレーダーはいたんです。金儲けをしたい一心で、ギラギラしながら米相場に毎日張り付いていた人がウヨウヨいたんです。

当時は、江戸が政治の中心で、人口も一番多くて、大坂は商売の中心で、マーケットは大坂にあるわけです。でも、全国で米の取引は行われているので、そのさや抜きをみんな狙うわけですよ。そうすると、大坂の米相場の値段をいかに早く江戸に伝えるかが、すごく大事になってくる。そこで商人たちは、光通信を発明するわけですよ。

中島:煙で伝達したの?

堀江まぁ最初は狼煙をやっていたんですけど、その後は手旗信号になったんです。狼煙は気象条件に作用されるから。で、手旗信号になったんです。

中島:人が連結して、大坂から江戸まで情報を行かせるの?

堀江いや、大坂・江戸だけじゃなくて、方々に張り巡らされていたんです。今も、旗振り山っていう山が、全国にあるんですよ。「旗振山」で検索すると、出てきます。

中島:どのくらいの時間で届くんでしょうね?

堀江光通信なんで、何分かの世界だと思いますよ。それこそ光の速度で届きますよ。かかるのは、人間が旗を振る時間くらい。

中島:向こうの人がやったのを見て、真似する時間は、人間の動く時間ということか。

堀江それでも多分、数分でしょうね。

中島:すごい、確かに光通信だ。

堀江いっぽうの幕府のほうは、どうやって米の値段を伝えていたかというと、米飛脚というのが走って届けてたんですよ……なんで幕府が光通信をマネしなかったのかが、僕は不思議なんですけど。それで、ほどなく幕府はその光通信を禁止したんです。旗振山に武士を派遣して、手旗信号を止めさせたりして規制した。今と同じですよ。

中島:面白いね。

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堀江で、規制されて次はどうなったかというと、今度は伝書鳩を飛ばし始めたんです。それに対して幕府は鷹や隼を放って、その鳩を殺しにかかったわけ。隼が、どうやって鳩を捕まえるかというと、すごい上空から急降下して、鳩が気づかないうちに近付いて、バクっていっちゃうんですよ。でも、そうしたら今度は商人側が鳩を選別しだしたんです。いい鳩は、隼が来る直前でバタバタやっていた羽をギュッと閉じて、急に高度を下げるんですよ。そうすると、隼のほうはタイミングが狂って、鳩をキャッチできなくなる。当時はそんなことをずーっと繰り返していたんですが、今の仮想通貨を巡る国の規制と業者とのいたちごっこと同じだなって思うんですよ。

大岡越前守は、日計り取引に対して、まぁ褒められた行動ではないんだけれども、当時の経済にとっては必要だと考えてたと思うんです。彼らが毎日デイトレーディングをしてくれるから、売りと買いが必ずマッチングされるわけで、それって流動性を作り出してるんじゃないかと。だから大岡越前守は「日計りっていうのは役に立つし、そんなに規制をしてもしょうがないんじゃね?」と言って、他の幕府の官僚から猛攻撃を受けるという……。

中島:すごい。よく勉強してますね。

堀江でも、これ面白いでしょ? それを今、漫画にしてるんですよ。

投資家目線でみると、やっぱり「ICO」は不利

中島:面白いですね。でも、今の、ビットコインなどの仮想通貨市場では、ホエールと呼ばれる大量に持ってる人たちがいるじゃないですか。その人たちから、もう少し吐き出してもらわないと、安定しないですよね。

堀江でも、ホエールの人たちはIPO長者と一緒で、もう当分マネーには興味がないと思うんですよ。彼らは別に金儲けをしたいと思ってビットコインを持っていたわけじゃなく、たとえばディーセントラライズ(非中央集権型)された社会を夢見て、ビットコインっていうテクノロジーに張ってたわけじゃないですか。それで何百億・何千億という資産になったんだけど、当の本人は多分「別にいいよ」という感じじゃないですか。「イーサリアムみたいなICO案件は買うけど、ベンツは別にいらないなぁ」って人が、結構多いんじゃないかって僕は思うんですよ。

だから、テレグラムのICOとかは、多分、金が集まると思うんですよ。テレグラムはいわゆる「アンチFacebook」みたいな存在で、アメリカで資金調達をしようとしてるんで、プレICOみたいなフェーズは、普通にSECにファイリングしてるじゃないですか。普通の証券の未公開株と同じような扱いでやってるんで、最終的にテレグラムのICOがホントのICOになるかは別ですけど、もしICOをしたとするならば、大量にそのホエールの人たちが買うんじゃないかと思います。おそらく、史上最大の資金調達をやるんじゃないですか。下手すると、1兆円とか調達しちゃう可能性がありますよね。

中島:とんでもないですよね。

堀江とんでもないですけど、テレグラムがそれだけ調達したら、買収するのが難しくなって、Facebookも危ういですよね。ICOって僕が思うに、GoogleのA株やB株とかってあるじゃないですか。

中島:あぁ、あれに近いですよね。

堀江そうですよね。A株・B株・C株とあって、A株とC株が上場されているんですっけ。でも、A株は議決権が十分の一なんですよね。C株は議決権もない。B株は創業者が持っていて、その人たちはGoogleのこと全部決められるんですよね。……確かGoogleって、配当がないんじゃなかったかな?

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中島:あそこは配当ないですよ。そもそも上場するときに、偉そうなことが言える立場だったんですよ、Googleは当時から人気がすごくあったから。だから「株が欲しいならあげてもいいけど、その代わり議決権はあげないよ。それでもいいという人だけ買って」という条件でも、キレイに売り切ったんですよ。そういう意味で言うと、ICOはさらに極端なのかもしれない。「議決権がないどころか、会社の持ち主でもない。それでも欲しいなら売ってあげるよ」みたいな感じでしょ。だから投資家目線でみると、ICOってやっぱり不利だなって僕は思うんですよ。

堀江そりゃ不利ですよ。

中島:やっぱり株を持ちたいじゃないですか。でも、それだけの人気があれば、お金が集まるのならば、資金調達方法としては、創業者側からすればすごくお得ですよね。

堀江ただ、詐欺的な資金調達も多いですよね。

中島:やっぱりベンチャー企業は、ほとんどが失敗するんですよ。詐欺じゃなくて真面目に一生懸命やってるところでも、失敗を繰り返してるとこはいっぱいあるので。だから、そのリスクもありますよということで考えると、実際ICOで儲けられる確率は、かなり低いわけですよ。それこそ宝くじじゃないですけど……。でも、今はそういうICOによる資金調達に注目が集まってるから、大手の有名企業がICOすると、もう最初から値段が高い。

堀江そう考えると、イーサリアムはすごかったですね。

中島:そうですね。まぁタイミングもありましたけど。

「秘密鍵なんだっけ」で、トンデモない量の仮想通貨が消えている?

堀江イーサリアムの時は15億ぐらい資金を調達したんですよね。今から考えるとかわいいもんですけど、3年前の話だから当時は「15億も集まるの?」って、結構びっくりしましたし、同時にイーサリアムのビジョンはすげーって思いました。ビットコインは、お金を送るだけの手段。これは小切手と一緒で、振出人がサインしたら、お金が送れる。受け取る側は別にサインは要らないんですよ。だけど、それが双方向でサインすると、これはコントラクト(契約)になる。それをプログラミングで自由自在にいろんなコントラクトが作れるようにしたのが、このイーサリアムなんだけど、それを開発したのが当時19歳のヴィタリック・ブテリンだったんですよ。

ヴィタリックは、大物投資家のピーター・ティール氏が始めた「ティール・フェローシップ」という、起業を志す20歳未満の優秀な若者に、大学を辞めるなどの条件を満たせば10万ドルの資金を与えるというプロジェクトに参加していたんだけど、その彼が2013年に作ったのがイーサリアム。当時、僕もそのコンセプトを見て「すげー」って思って、1万円分のビットコイン買ったんですよ。そしたら、ものすごいことになっちゃって……。

中島:大変だ(笑)

堀江1万円分買ったのが、もう2000万とか3000万ぐらいになってて。だけど、イーサが発行されたのが、確かICOから一年半ぐらい経ってたんですよ。だから僕も買ったことを完全に忘れてて、同時に秘密鍵も忘れて(笑)。

中島:え? 結局わかんなかったんですか、秘密鍵。

堀江たまーに思い出したように「これなんじゃないか」って入力してみるんだけど、「invalid password」って毎回出ますね(笑)

中島:だけど、ホント仮想通貨の秘密鍵って、結構無くなってるんでしょ。うっかり無くしちゃう人もいるし……。

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堀江この前のコインチェックの件もあって、「取引所に預けておくのは危ない」とかって、みんな言うじゃないですか。でも、ぶっちゃけ、ほとんどの人たちは、取引所に預けておいたほうが、ぜんぜん安全だと思うんですけどね。「ハードウェアウォレットに入れといたほうがいいんじゃないか」と言っている人もいるけど、そのウォレットのファームウェアがバージョンアップした時に、なんかよくわからなくなって、全然入力が効かなくなって、さようならという可能性もすごくあるだろうなって。

中島:だから、けっこうな額の仮想通貨が消えてると思いますよ。

堀江僕だって消えてますから。で、僕の友達でモリタマさんという人がいて、彼は20万円分買ってたんですよ、僕の話を信じて。でも、彼も秘密鍵を忘れちゃって、4億円が……。

中島:消えちゃった? もったいないなぁ。

堀江(笑)。消えちゃいました。

中島:技術的な話だけれど、秘密鍵って単なる乱数なんですよね。例えば、口座を作ろうというと、プログラムが乱数を発生してくれるだけじゃないですか。ただ、あまりにも数が多いから、偶然には一致しないだろうだけど、もしかすると一致するかもしれないんですよ。それって面白いことで、ひょっとしたら……。

堀江まぁ、宇宙にある素粒子の数ぐらいの確率ですけどね。

中島:でも、ひょっとしたら、たまたま当たっちゃうかもしれないわけですよ。そしたら大変なことになる。それって、今まで一度も起こっていないのかな?

堀江それは「無視しよう」ってことになってるんじゃないですか?

中島:たとえば10人の人間がいて、たまたま誕生日が同じ人がいる確率が10%くらいあるというじゃないですか。そういうのと同じで、一対一でみた時はものすごく少ないんだろうけど、たくさんの口座があれば偶然に一致する可能性も増えてくるわけで。

堀江そうでしょうね。でも、それは無視していいことになってるんでしょうね。

中島:まぁね、そういうの結構ありますよね。コンピューターって意外と、完璧そうに見えて、そういうのってあるんですよね。

堀江ありますよね。

寺田:でも、そういう問題ってどっかで出てきそうですね。

堀江いや、それよりも秘密鍵を忘れたトラブルの方がはるかに多いんじゃないかな。だから「ハードウェアウォレットのほうがいいんじゃないか説」って、全然ダメだと思う。僕が思うに、本当は「短歌」がいいと思うんですよ、日本人は。

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中島:短歌で覚えるっていうこと?

堀江はい。短歌ぐらいだと、一応意味のあるフレーズになるらしいんですよ。あいうえおに置き換えるアプリとか作ったら、秘密鍵はホント意味のない乱数の羅列になるんだけど、それを短歌に置き換えるメーカーみたいなのも作れるんですよ。

寺田:でも、短歌って結構長くないですか。31音でしたっけ?

中島:これから仮想通貨がらみで、いろいろと面白いことが出てくると思うんですよ。秘密鍵を刺青にしちゃうとか。どこかに死体が上がって、その人の足の裏にはQRコードがあって、読んでみたらそれは秘密鍵で、そこに眠っているお金が何ビリオンだった、みたいな……。そんな小説とかが書けたら面白いですよね。僕があらすじだけ言えば、それを書いてくれる人がいたら、いいんですけどね。(第2回につづく)

撮影:上岡伸輔


……と話の尽きないお二人ですが、対談はこのあと第2回の記事に続きます。堀江さんがブログでは書けないとっておきの情報を毎週月曜日にお届けしているメルマガ『堀江貴文のブログでは言えない話』のご登録はコチラから。また、IT業界から日本の原発問題まで、感情論を排した冷静な筆致で綴られる中島さんのメルマガ『週刊 Life is beautiful』のご登録はコチラ。どちらのメルマガも初月無料ですので、この機会にぜひご登録してみてはいかがでしょうか。まだまだ続くお二人の熱いトーク、4月中にお二人のメルマガにご登録いただくと今回のトークのフルバージョンを全文お読みいただけます。それでは第2回をお楽しみに!

※第2回、第3回、ともに公開されました。

● 【第2回】堀江貴文と中島聡が検証。「自動運転」の時代はそこまで来ている

【第3回】堀江貴文の構想に中島聡も興味津々。配送ベンチャーは世界を変える

 

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堀江 貴文(SNS株式会社ファウンダー)
経済情報から芸能界の裏話までブログに書きたいことは山ほどあるんだけど、タダで公開するのはもったいない、とっておきの情報を書いていこうと思っています。私に質問のある人はメルマガに記載されているメールアドレスに返信ください
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週刊 Life is beautiful
中島 聡(ブロガー、起業家、ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学))
マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。IT業界から日本の原発問題まで、感情論を排した冷静な筆致で綴られるメルマガは必読。
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世の中は2種類の人しかいない。購買機会を育てる人か、摘み取る人だ

この世の営業マンや販売員は売上を取るには2種類ある、と語るのは無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で、接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさん。その売り方はどう違うのか、どちらの売り方が良いのか、詳しく紹介しています。

摘む人と育てる人

売っている販売員や営業マンには、2種類のタイプがいます。購買機会を摘み取る人と、育てる人の2種類です。どちらも売上自体が良いことに変わりはありませんが、商売として考えると、後々に大きな違いが生まれてきます。

売上を摘み取る人は、その場限りの売り方をします。いくつかパターンはありますが、例えば、強引な売り方などが当てはまります。「この商品、今日買わないと絶対に損ですよ!」「今月厳しいので、なんとかお願いしますよ」的な売り方なんかがそうですね。ひどい場合には、お客様を騙すような口上で売ってしまう人もいます(まぁ普通のショップではまずありませんが)。実は在庫を持っているのに、「最後の一点ですから!」と、強引に販売しておいて、お客様が店を出たらまた陳列している、なんて話もよく耳にします。これも同じようなものです。

こういった売り方をしたとしても、正直言って、売上はそれなりに取れます。商品を販売するという意味では同じなので、数字上で見ると悪くはないのです。ただこの場合、購買機会を摘み取ることになります。1人のお客様が来店されて、強引に販売をすると、そのお客様は、購入はしたものの、後々後悔をしたり、怒りを感じたりしてしまい、次回の来店は無くなります。1人のお客様あたり、1回限りの販売になってしまうわけです。

それでも、毎日ずーっといつまで経っても同じような客数を取り続けられるのであれば、まだいいかもしれませんが、そんなお店や企業は存在しません。どんな商売でも、お客様の数には限りが出てきます。そのエリアのお客様の数はある程度限られていますし、下手をすれば、悪評が広まって、まだ未来店のお客様も来なくなってしまうかもしれません。そうしてどんどんと、来客は減っていき次第に売上は下がっていきます。強引に摘み取る売り方をしていても、数字が取れるのは最初だけで、後には何も残らなくなってしまうのです。

なぜ、友達作りが上手な子どもの親は子と一緒に公園へ行くのか

新年度が始まり、新しい環境に飛び込んだお子さんを持つ親御さんの悩みは「友達が沢山できるか」ではないでしょうか? 今回の無料メルマガ『子どもが育つ「父親術」』では、そんな「友達作りが上手になるために、親ができることは何か」を紹介しています。

友達作り

新学期が始まりましたね。新しい環境に入ってスタートを切った子も多いことと思います。

我が家でも息子・娘ともに新しい学校での新学期を迎えました。息子は中学校に入学。地元の公立校なので、多くの生徒は「半分は知り合い、残り半分は隣の小学校だった子」との感覚。ですが、春休みに転居してきた息子は「サッカーを通じた知り合いが学年に数名だけ、クラスには知り合いゼロ」との状況。娘も新しい小学校で4年生をスタート。こちらは文字通り「転校生」です。

新しい環境に入っていくことにはいろいろな期待と不安がつきものですが、その1つが「早くたくさん友達ができるといいな」ですよね。息子の方は、初めから自力で大丈夫そうです。入学式の翌日には、クラスメートとの距離感を意識しつつ、自分から友達をつくっている様子が話の中から感じられました。

「クラス全員で自己紹介したんだけど、無難に普通のことを言った」
「他の人に質問するところで、いっぱい尋ねた」
「その時、近くの席のやつと『おれがこれを訊くから、君はあれを訊いてみてよ』と相談した」
「委員決めがあったんだけど、いきなり学級委員は止めておいた。さすがに知り合い全然いないし。後期で立候補する」

私のやることは、そんな彼の話をゆっくり聞くことだけのようです(こんな瞬間に、成長したなぁ~と感無量になります・笑)。

娘の方も、さほど心配はしていません。初日から近所の子と一緒に下校していましたし、クラスにも徐々に溶け込めつつあるようです。ですが、帰宅後はさすがに退屈そう。クラスメートの連絡先が分からず、遊びに誘う/誘われるができないので、ずっと1人で本を読んでいました。

元AKB48「週2、3回ぐらい焼肉屋でバイトしています」

4月6日、AbemaTVで『必殺!バカリズム地獄』が放送された。

同番組は、“ヤンキー鬼”に扮したお笑い芸人・バカリズムさんが、様々な女性たちが経験した“鬼ギレ”エピソードを吟味していく1時間のレギュラー番組。

今回は、ゲストにタレントの愛菜、元AKB48の西野未姫、タレントの稲村亜美、総合格闘家のKING レイナを迎え放送した。

オープニングでは、バカリズムが「原口あきまささんがMCを務める人気バラエティ番組『真夜中のおバカ騒ぎ!』でお馴染み、モデルでタレントの愛菜さん」と紹介したところ、愛菜は「立ち位置もよく分からないまま、3年間レギュラーをやらせて頂いています。今もやっているんですけど、多分もう卒業になります」と突然の告白。驚くバカリズムに「私の立ち位置が謎過ぎて、『もういらないんじゃないか』という風になっている。本当に、レギュラーが無くなるのはキツイです」と明かした。

続いて、元AKB48の西野は「週2、3回ぐらい焼肉屋さんでバイトしています」と、大げさな動作を交えて話し、バカリズムから「話の途中から、色々動きを入れてきた。廊下で会った時は普通だったのに」と突っ込まれ、「違うんです! 緊張するとこうなっちゃう。この動きは常日頃からなんです。嘘じゃない!」と説明したが、ゲストの皆さんからも「メイク室では静かだった」、「挨拶した時は普通でした」と言われてしまう場面も。それでも、西野は「本当にこのままなんですよ!」と、最後まで主張した。

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ゲストに、“鬼ギレ”したエピソードを聞いていくと、愛菜は「去年の12月まで付き合っていた彼と別れた原因の話です」と切り出し、「よくある話で、女がいた。すごく束縛してくる人だったけど、私は真面目に頑張っていた。口も悪いしストレスを感じていたけど、好きだから一緒にいた。ある日、彼のインスタを見たら、アイコンが変わっていて、知らないワンちゃんになっていた。彼に聞く前に、誰をフォローしているのかチェックしたら、たまたま目についた女の子がいて、インスタを辿ったら、彼の部屋とか、彼の後ろ姿とか出てきた。ブログも見てみたら、私が海外に行っている時に、彼と旅行したりしていた。結局、ワンちゃんも新しく飼ったみたいで…」と明かし、バカリズムと、ゲストの皆さんが絶句する中、愛菜は「彼に『何なのこの女』と問い詰めたら、元カノだった。ずっと元カノと続いていて、その元カノの家に私を呼んでいた。私が浮気相手だった。もう最悪! 結構好きだったから悔し過ぎて…」と目に涙を浮かべ、壮絶な過去の恋愛を語った。

©AbemaTV

<関連サイト>
光浦靖子、過去にバイトを20回クビになった理由は…
http://www.entameplex.com/archives/42490

指原莉乃「気持ち悪い」DT男子のブラホック外しに激怒!
http://www.entameplex.com/archives/42515

筧美和子「リアクションが薄い」Hの時に怒られた過去!
http://www.entameplex.com/archives/42358

 

 

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