全米の保守層が怒り爆発。人気ビール「バドライト」が売上激減のワケ

法令遵守と多様性の尊重が重要視される現代社会では、企業がポリティカル・コレクトネスを重視する姿勢を見せることも求められています。しかし、どこに向けて何を見せていくかを間違うと、企業価値を大きく損なってしまうこともあるようです。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では、Windows95を設計した日本人として知られる中島聡さんが、アメリカの人気ビール「バドライト」が、広告をきっかけに30%も売り上げを落としてしまった事例を紹介。背景にある米国社会の分断について詳しく解説し、次期大統領選にも大きな影響を及ぼすと分析しています。

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

分裂する米国社会と、Social Network時代のマーケティング

米国社会に分断が進んでいる、という話は以前にもこのメルマガに書いたことがあると思いますが、それを象徴するような事件が起こったので、紹介します。

ことの発端は、「全米で最も売れているビール」として知られていたBud Lightの広告に、1000万人のフォロワーを持つ、Dylan Mulvaneyを採用したことでした。Dylan Mulvaneyは、2019年に大学を卒業してから俳優・コメディアンとしてのキャリアをスタートしましたが、新型コロナの影響で仕事を失い、それをきっかけにTikTokでトランスジェンダー(生まれは男性、心は女性)としての自分を正直に語ることにより、爆発的な人気を得ることに成功しました。

去年の10月にはバイデン大統領と面談し、そこでの保守層を批判する会話が、極右勢力を刺激し、彼らは執拗に彼女をソーシャルメディアで攻撃するようになっていました。その後、彼女は12月には、顔を女性らしくする手術を受け、今年の2月にはグラミー賞に招待されるなど、メディアの注目も集めていました。

そんな彼女を、Anheuser-BuschがBud Lightの宣伝に起用したのが、今年の4月です。Anheuser-Buschとしては、彼女が持つ1000万人のフォロワーにリーチするためだったのでしょうが、それが全米の保守層の怒りを買うことになりました。

Bud Lightを殺傷能力が高いことで知られるAK-15という銃で打つ姿をTikTokで公開する人、Wallmartの棚に陳列されたBud Lightにイタズラをする様子をTwitterで呟く人など、爆発的な勢いで、Bud Lightに対するネガティブ・キャンペーンが繰り広げられることになってしまったのです。

通常、この手の「嵐」は1、2週間過ぎれば落ち着くものですが、それは7月の今でも続いており、Bud Lightの売り上げは30%落ち、「全米で最も売れているビール」のタイトルを失うことになってしまったのです。結果として、Anheuser-Buschの株価も大幅に下がり、株価総額で$25billion(3兆円強)が失われたことになります。Bud Lightが被ったブランド・イメージの毀損は、いくら広告費をかけても取り戻せないぐらい深いものになってしまったと言えます。
●参照:Dylan Mulvaney: Bud Light loses top spot in US after boycott – BBC News

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なんでも「許せない」不寛容な今の社会では経済は活発にならない

人に迷惑をかけるな、と教わることの多い日本。しかし、自己破産する人を多く見てきたメルマガ『倒産危機は自力で乗り越えられる!』 by 吉田猫次郎』の著者で事業再生コンサルタント、作家、CTP認定事業再生士の顔を持つ吉田猫次郎さんは、ビジネスをしている以上迷惑をかけることは必須になるとして今の日本経済が活発になるヒントを示しています。

不寛容から寛容へ

先日、私の親しい人物が自己破産しました。

年齢30代半ば。23歳で有名国立大学を卒業し、3年ほど大企業に務め、26歳で起業。

資本金100万円でのスタートで、最初は無借金でした。

少ない資本であるにもかかわらず、わずか5年で年商10億近くまで急成長を遂げ、株式上場の話も出ていました。

しかし、技術革新が早く、競合先も多い業界だったので、ちょっとしたきっかけで業績急降下してしまい、たちまち巨額の赤字、債務超過に転落し、見切りの早い彼は、潔く自己破産を選択したのでした。

こういう言い方は不謹慎かもしれませんが、私は、「実にさっぱりとした、気持ちのいい自己破産だな」と思いました。

30代半ばという若さで、こんな経験は滅多にできません。きっと、次はもっと上手くやれるでしょう。失敗を重ねながら人間は成長していくのです。

こういう若者が、もっと増えてくれるといいですね。心底そう思います。

今の日本は、不寛容社会です。

気持ち悪いくらいに。

近所の騒音も許さない。

幼稚園の運動会も、除夜の鐘も許さない。

あれも許さない。これも許さない。

親も教師も、「人に迷惑かけてはいけない」と教えます。でも、「もし迷惑かけざるを得なくなったとき、どうすればいいのか?」については、あまり教えてくれません。

インドでは、親や教師は、「おまえは大きくなるまでに必ず人に迷惑をかける。だからあなたも、人に迷惑かけられても許して上げられる人間になりなさい」と教えるのだそうです。以前、FMラジオで誰かがそう言っていました。私もそういうことを人に教えたい。

会社を倒産させると、少なからず、誰かに迷惑をかけることになります。

それが「良い」とは言いません。

でも、ビジネスをしている以上、お互いにリスクは承知しなければなりません。割り切りが必要です。寛容さも必要です。お互いに。

そういう大らかな社会になれば、きっと、起業する人も増え、いわゆる企業の新陳代謝も活発になるのではないでしょうか。

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浮気する人はなぜか足が速い。現役探偵が発見した「調査対象者の共通点3つ」

以前の記事「探偵が解説「裏切られる人」の共通点。なぜ、あなたは浮気されてしまうのか?」では、浮気されてしまう人の特徴をあげてくれたメルマガ『探偵の視点』の著者で現役探偵の後藤啓佑さん。今回は探偵が調査対象者として接する「浮気する人の特徴」を3つ挙げています。あなたはどうですか?

浮気する人の特徴

浮気をされやすいというのは、探偵視点だと依頼者さんのことですね。

逆に浮気をする人とは、対象者のことです。

ということで、今回は対象者に多い特徴を書いてみます。

1.モラハラ気味の性格

家庭内モラルハラスメントですね。モラハラの意味は、倫理や道徳に反した嫌がらせです。具体的には、無視や暴言、嫌みを言う、馬鹿にするなどの行為が当てはまります。

依頼者さんは「夫(妻)は私のことを下に見ています」とよく言います。これは、相手が自分を優位に立たせることを常に意識している性格だからです。

配偶者を下に見て嫌味を言ったり馬鹿にしたりというのは、それにより自分が優位になるという側面もあるのです。

モラハラとは、性格と受け取ってもよいと思います。

そしてこのモラハラというのは、配偶者などの家族との関係性にのみ出てくる性格です。ですので、パートナーがモラハラ気味な性格かどうかは、パートナーの両親に対する態度で判断できるでしょう。

将来、両親に対する態度は自分に向けられることになります。

2.歩くのが速い

突拍子で驚かれたかもしれませんが、何故か浮気の調査対象者は、総じて歩くのが速いのです(笑)。これはなんのエビデンスもないことですが、500人以上の調査対象を見てきた中で感じたことです。

歩くのが遅い対象者に出会うことは本当に稀で、何故かみんな人よりも速い…。特に、男性の対象者に多い傾向です。

何故?と問われて答えることはできませんが、とにかく速い(笑)!

この記事の著者・後藤啓佑さんのメルマガ

「利益を削らずに小売店が商品を安く売る」そんなことは可能なのか?

メーカーは製品を安く作り、低い価格で売ることができます。しかし、価格決定権のない小売店は安く売るということがまず難しいですよね。今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』では、著者で経営コンサルタントの梅本泰則さんが、スポーツ用品を例にあげながら、利益を削らずに小売店が安く売ることのできる方法を考えています。

利益を削らずに安く売る方法

メーカーさんは、製品を少しでも安く作ろうとします。その方が低い価格をつけられますので、多く売れる可能性があるからです。

一方、価格決定権のない小売店はどうしたらいいでしょう。利益を削ることなく、安く売る方法はあるでしょうか。

1.スポーツ用品が高いワケ

一般的に見て、スポーツ用品は高いと思いませんか。

例えば、野球用品を見てみましょう。商品によって価格の幅はありますが、硬式グローブは、おおむね5万円ほどします。軟式グローブは2万円ほど、軟式金属バットも2万円ほど。なかなかのものです。学生さんが買うには、少々負担が大きいのではないでしょうか。

テニスラケットにしても、卓球ラケットにしても、決して安くはありません。シューズやスパイクも、それなりの値段がします。スポーツウエアも同じです。ですから、安く売ってくれるお店や、ネットにお客様が流れるのも分かります。

それはともかく、スポーツ用品はどうしてこんなに高いのでしょう。いくつかの理由が考えられます。

・商習慣によって、高くなる
・商品開発費が高い
・マーケティング費用が高い

それぞれ説明しましょう。まずは、「商習慣」です。

スポーツ用品は、必ずしも「買い取り」ばかりではありません。売れ残ったら、問屋さんやメーカーさんに返品されることも多いです。問屋さんも在庫を抱えたくはないですから、いくらかはメーカーさんに返品します。返品された商品は、どこかで処分販売されるのが通常です。

メーカーさんは、この返品リスクの分を、あらかじめ商品価格に上乗せします。つまり、この返品という商習慣が、商品の価格を引き上げるのです。

次に価格が高くなる要因として、「商品開発費」があります。

スポーツ用品は、高機能、高性能を求められるのが宿命です。そのため、開発費が高くなります。特に、一流選手からの要求は厳しいです。その要求に沿った商品を作り出すのは、並大抵の作業ではありません。その開発費の分を含めれば、商品価格はどうしても高くなってしまいます。

そして、商品価格が高くなる要因の3つ目は、「マーケティング費用」です。

メーカーさんは、商品開発や宣伝のために、選手やチームと契約します。この費用がバカになりません。また、メーカーさんは各種のスポーツ大会に協賛します。これも、宣伝のためですが、協賛費は高額です。このようなマーケティング費用を吸収するために、商品価格が高くなってしまいます。

これらが、スポーツ用品が高くなってしまう要因です。

マイナカード自主返納47万枚は“微々たる”数か?河野太郎ビビタル大臣への違和感

続発するトラブルを受け、増加の傾向にあると報じられたマイナカードの返却数。これについて「微々たる数」とした河野太郎デジタル大臣の発言に、一部から批判の声が上がっています。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、ラジオ番組に寄せられた河野氏への国民の反応を紹介。その上で、大臣の姿勢に対する諫言を記しています。

「マイナンバーカード自主返納は微々たる数」河野ビビタル太郎大臣の憂鬱

トラブル続きのマイナンバーカードのグダグダぶりには開いた口がふさがりませんが、それに輪をかけて最悪なのが、河野太郎デジタル大臣の止まらない「暴言&失言」です。6月には新潟の講演会で、「マイナンバー制度を始めたのは旧民主党政権だ」「(批判する野党議員には)お前が始めたんだろ、と言い返したくなる」などと発言して問題になりました。そして今度は、7月8日の静岡と9日の兵庫で、「カードの自主返納が増えているという人がいるが、実際は微々たる数だ」「返納という言葉に惑わされるな」などと発言したのです。

7月10日(月)のTBSラジオ『森本毅郎 スタンバイ!』では、リスナーの声を聞く「トーク・ファイル」のコーナーで、さっそく、「河野大臣のこの発言をどう思うか?」というテーマでメールを募集しました。以下、番組で読まれた皆さんの意見を紹介して行きます。

東京都61歳の男性 「やはり二世議員なんですね。われわれが考えていることと、あまりにもかけ離れています。河野さん、返納する人の数ではないのです。国を信用できないから、カード返納という行動に出てるんですよ。カードの名前を変えるとか、河野さんこそ国民を惑わせている張本人だと思いませんか?もう黙っててくださいよ」

埼玉県日高市の男性 「河野さんは全国の1億人を相手にしているから、(返納者が)1,000万人ぐらいにならないと『微々たるもの』と無視するんでしょうね。そのくせ地元の数十人には気をつかって、お偉いさんなら一人だって忖度する。人間には序列があって日本には階層があることを前提とした発想なんでしょうか?困っている人がいたら一人でも手を差し伸べてほしいんですが、河野さんの頭の中には、その『国民一人』というイメージがないんでしょうね」

東京都小金井市43歳の男性 「相変わらず危機感のない発言ですね。返納している数が問題なのではなくて、返納する人が出て来ていること自体が問題なのですよ。これだけゴリ押しを進めて来たマイナンバー制度に不信感があって、それが返納という行為にまで及んでいるという、このことをもっと深刻に受け止めるべきだと思います。意識の低い大臣は、もうお辞めになったらいかがですか?」

島根県49歳の男性 「国民を見下(くだ)した、とんでもない発言ですが、『まあ、いつか何か言うと思ってた~』という感じで、驚きも怒りも感じませんでしたね。何人もの大臣が辞任して来た岸田内閣は、もう、こういう人しか残ってないんですね」

神奈川県55歳の男性 「河野大臣の発言は、まさに自民党政治の驕(おご)り以外の何物でもありません。反対する者にいっさい耳を傾けず、自分たちが決めたことはどんなことがあっても押し通す。自民党はもちろん、公明党の中からも反対の声が出て来ないことがおかしいと思います」

この記事の著者・きっこさんのメルマガ

安倍なき自民をクソミソ。なぜ竹田恒泰はここまで「LGBT法案」を毛嫌いするのか?

過激な発言で一部の右派から絶大な支持を受ける竹田恒泰氏。そんな「明治天皇の玄孫」が、先日「LGBT理解増進法」を成立させた自民党に対して不満を爆発させています。今回のメルマガ『小林よしのりライジング』では、漫画家・小林よしのりさん主宰の「ゴー宣道場」参加者としても知られる作家の泉美木蘭さんが、竹田氏が同法に反対する理由を紹介。にわかに理解し難い彼の主張を誌面に引きつつ、その男尊女卑的な思考を強く批判しています。

竹田恒泰もLGBT法も。両者が抱える修正不能な問題点

竹田恒泰は、LGBT理解増進法の可決を機に、自民党支持を金輪際やめることにしたらしい。須田慎一郎、井上和彦、居島一平とのYouTube番組では「安倍なき自民党」をクソミソに罵って、次の選挙では下野して欲しい、倒閣だなど息巻いていた。

竹田がLGBT法に反対する理由は、LGBT法が、左派による「皇室潰し」の入り口になるからだという。あちこちの動画番組で竹田が語る主張はこうだ。

LGBT法案?ソレ、完全に周回遅れです!更には皇室潰しにもつながるその理由とは?|竹田恒泰チャンネル2

  • 姿かたちが女だけども、女性皇族が「内面は男です」と言ったら、宮家創設できるんですか、となる
  • LGBT法の精神では、「なんで女は結婚後、皇室を離れなくちゃいけないの?男は結婚しても皇室に残れるのに、女は結婚したら外に出なきゃいけない。おかしい」となる
  • 「なんで女性は天皇になれないの?」「なんで女系天皇ダメなの?」、これはLGBT法の精神に反することになる。「そうだよな、時代は変わったよな、女だから天皇になれないなんておかしいよな」という風潮に、ガーッとなっていく

話を聞いていて、男系固執派は不利な状況だという肌感覚があるのだろうと感じた。LGBT法がきっかけになるかどうかは別として、「時代は変わったよな、女だから天皇になれないなんておかしいよな」という風潮は、いつ巻き起こってもおかしくない時代になっている。生活の実感や様々な社会状況から、そういう意見に自然に賛同する人のほうが多いだろう。

それを竹田自身が感じているからこそ、女性皇族が「内面は男です」と言ったら宮家創設なのか、という子どもみたいな屁理屈を言ってケチをつけようとするわけだ。

もしも内面にジェンダーの悩みを抱えた皇族がいらっしゃって、その方が性の自認をはっきりと宣言されるということがあれば、ゲスい週刊誌はバッシングのネタにするのかもしれないが、色々と苦しい思いをされている部分があったのだろうなと推し量る人は多いだろう。

ただ竹田は、女性皇族が“わざと”「内面は男だ」と宣言し、性を偽って宮家を創設する可能性を言及しているらしい。

別の動画ではこう発言していた。

これまでだったら、汚いオッサンが女風呂に入ってきたら、キャーと言ってすぐ逮捕ですけども、今後、キャーって言った人が差別ですからね。逮捕できないわけですよ。「ワシは女じゃ」と言った瞬間、排除できないわけですから。

 

で、今後どうなるかと言ったら、今世紀の話をすると具体的な顔を思い浮かべる人がいるかもしれませんから、あえて22世紀と言いましょうか。22世紀の女性皇族が「トランスジェンダーで私は男だ」と言い始めたらどうすんだって話ですよ。いやいや、あんたは生物的に女なんだから皇位継承できませんよって言った瞬間、差別主義者ですからね。

汚いオッサンが「ワシは女じゃ」と言いながら女風呂に入ってきたら、普通に逮捕だろ。

この記事の著者・小林よしのりさんのメルマガ

森七菜主演の『真夏のシンデレラ』が大爆死。月9初回最低更新で当たった“ある懸念”

フジテレビの月9枠として放送された、森七菜主演のドラマ『真夏のシンデレラ』の初回視聴率が大爆死だったと話題です。ほかにも間宮祥太朗、神尾楓珠など、人気の役者が揃っていただけに、なぜ残酷な数字を叩き出してしまったのでしょうか?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが、出演者たちの「懸念」と、事前に囁かれていた「予言」について解説します。

森七菜主演の月9『真夏のシンデレラ』衝撃の初回視聴率!

『フジテレビ』“月9”、『真夏のシンデレラ』がスタートしました。『ネプリーグSP』でたっぷり番宣をしてからのスタートでしたね。

森七菜、間宮祥太朗、神尾楓珠、白濱亜嵐、岡田健史改め水上恒司…若い世代に人気の役者たちを集めた真夏のビーチを舞台にしたドラマに高視聴率を期待する声も少なくありませんでした。

ところが…です!

平均世帯視聴率6.9%、そしてなんと個人視聴率は4.0%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)という数字が発表され、“月9”枠としては寂し過ぎる結果を残してしまいました。

テレビ離れが言われる昨今ではありますが、2000年以降の“月9”初回視聴率のワースト記録を更新してしまうことになったのです。

民放ドラマ「出禁」の可能性も?

初回に様々な伏線や期待度MAXになるような盛りだくさんストーリーをテイザーとして観せてそのドラマを買わせるのは海外ドラマでよく使われる手法です。

日本のドラマでも第1回を見てそのドラマを続けて観るか観ないかを、ほとんどの視聴者が決めるものではないでしょうか。

演出家や脚本家、キャスティング等から初回はとりあえず観ようと“御祝儀視聴率”は高いものの、その内容から“1回観ればお腹いっぱい…”状態で第2回以降はガクンと視聴率が右肩下がりになるドラマや、最初はそんなに興味を魅かれなかったものの、後半になるにつれ視聴者を惹きつける右肩上がりドラマなど展開は様々です。

もし『真夏の~』がこの前述パターンだとしたら…出演役者全員が『フジテレビ』問わず民放地上波ドラマに“出禁”なんて可能性も無いでも無いなんてことが起きるかもしれません。

掛け算ができないのか。どよめいたスタジオ

森七菜の2年半ぶりの主演ドラマに興味を持った私は、当日は『ニュース7』をスルーして『ネプリーグSP』『真夏の~』をずっと観ていました。

この番組には『真夏の~』から1週間遅れで始まる『転職の魔王様』で主演を務める成田凌も、プロモーションとして出演していました。

独立騒動で騒がせた森が移籍した事務所の、成田は先輩にあたります。

私が思わずひっくり返りそうになったのは、“森七菜”という漢字を6つ並べて“この中に「木」の漢字はいくつあるでしょうか?”というクイズでした。

理解するのに時間がかかったような森は「あっ…そうか…ひとつの名前に“木”が4つあるから…4×6で27か…」と答えたのです。

他の出演者たちの「えっ…4×6は24…じゃ…」というざわめきが起こります。

普通ならこれは、番組編集の段階で事務所からカットの要請が入るシーンですが、何故かこれが、答えた後、間宮が体で森を隠し「映さないで~!」と言ったシーンを含め普通にオンエアされたのです。

中国とは異なる。日本が国家統一に武力ではなく「文化」を用いた理由

各地に豪族が群雄割拠していた古代の日本。そんな彼らを、朝廷はいかにしてまとめ上げ従わせることに成功したのでしょうか。今回のメルマガ『ねずさんのひとりごとメールマガジン』では作家で国史研究家でもある小名木善行さんが、朝廷が「文化による精神面での統一」という道を選んだ理由を解説。さらにその具体的な3つの方法を紹介しています。

バラバラだった世の中を統合する

6世紀の終わりの中国に、隋の大帝国が建国されました。隋は、破格の超軍事大国であり、周辺国を次々に従えて行きました。

それまでの中国は、内乱続きでしたから、我が国としては放っておけば良い存在でした。けれど隣に超軍事大国ができたとなれば、日本もまた、国を守るために中央朝廷のもとに日本を統一国家にしていかなければなりません。

この時代の日本は、全国の諸国にある豪族たちのゆるやかな集合体でした。日本語で国という用語は、もともとは出雲の国とか、伯耆の国といったように、旧行政区分の、いまでいう都道府県に相当するものが国です。日本全国のことは天下(あめのした)と言いました。

全国にある諸国が、すべて国なのです。当然、それら諸国には、その国を統べる国王がいました。よく、富士王朝とか、関東王朝、九州王朝などといった言葉を用いる人がいますが、都道府県ごとに国なのです。ですから、それぞれの国ごとに国王がいても、なんら不思議はありません。

けれど外圧の前に、日本を統一国家にするとなると、天下を国と呼び替え、国王を諸国の豪族と呼び替えなけれなりません。日本はもともと万年の単位で続く国で、全国諸国の諸豪族たちも、それぞれ先祖をたどれば、日本全国、全員が親戚です。そしてその中の本家といえるのが、中央の天皇家であったわけですから、一見すると、すぐに統一国家を形成できそうなものですが、世の中はそうそう甘くはありません。

現実に日本が、いわゆる統一国家になれたのは、こうした問題意識が芽生えた6世紀の終わり頃から、結局は平安時代の初頭、つまり8世紀の終わりまで、都合およそ200年の歳月を必要としたのです。

みんな親戚なのに、どうしてそんなに月日がかかるのかといえば、これは当然のことです。基本的に隣国同士というのは、仲が悪いのです。しかもこの時代、荘園単位で所属があった時代です。ひとつの国(いまでいう都道府県)の中に、天皇の荘園もあれば、中央貴族の荘園もあり、地方豪族の荘園もあるのです。学校の歴史地図が簡単に色分けしているほど、世の中は単純ではなかったのです。

そして荘園では、基本的に稲作が行われています。川上から川下まで、同じ貴族の保有する荘園であれば、問題は起きません。けれど、所属が異なる荘園同士では、毎年の田植えのための利水権をめぐって毎年対立が起こるし、上流で大きな建物を建てるために森の木を切り倒せば、大雨のときに土石流が発生し、下流域に大規模な被害をもたらすこともあります。その都度、利害の調整が行われるのですが、それは同時に、喧嘩の種にもなったりもしていたわけです。

つまり、ひらたくいえば、互いに仲が悪い。その仲が悪い者同士を、ぜんぶ一緒にまとめて、統一国家を形成しなければならなかったのです。

このことは、新興企業などで、多数の中途採用があったとき、それぞれの中途採用者たちが、互いに対立したり喧嘩になったりすることと同じです。それまでの人生経験が異なるのです。やり方や方法、仕事への文化感や価値観が異なるのです。むしろ、争いが起こらないほうが不思議と言って良い。

この記事の著者・小名木善行さんのメルマガ

京大の調査で判明。親の「経済格差」が子どもの発達にまで影響する可能性

世界中の人々に多くの負の影響をもたらした新型コロナですが、先日発表されたある調査データはひときわショッキングなものでした。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では健康社会学者の河合薫さんが、京都大学の助教らが行った子供の発達状態に関する調査結果を紹介。そこで改めて浮き彫りになった我が国の問題の解決を強く訴えています。

プロフィール河合薫かわいかおる
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

子どもの発達遅れも親の格差?

コロナ禍でのマスク生活や、人との接触の禁止が、子供の発達に影響を与えていたことが明らかになりました。調査を行ったのは、京都大学医学研究科の佐藤豪竜助教らの研究グループです。首都圏のある自治体の全認可保育所に通う、1歳または3歳の乳幼児887名に対し、追跡研究を実施(1回目:2017~19年、2回目:1回目調査の2年後)。コロナ禍を経験したグループとそうでないグループで、3歳と5歳児の発達の程度を比較、検討しました。

調査項目には、運動、手指の操作、言語理解、言語表出、抽象的な概念理解、対こども社会性、対成人社会性、しつけ、食事の9つの発達領域で構成された「KIDS 乳幼児発達スケール」を用いています。

分析の結果、5歳の時にコロナ禍を経験したグループは、そうでないグループと比べて、平均4.39ヶ月の発達の遅れていることがわかりました。一方、3歳児では発達の違いは認められませんでした。また、コロナ禍を経験したグループでは、3歳児、5歳児とも発達に個人差が大きいことも明らかになっています。質の高い保育を提供する保育園に通っていた子は、コロナを経験しても3歳時点での発達が良好でしたが、保護者が精神的な不調を訴える家庭の子は、コロナ禍で5歳時点の発達の遅れが顕著だったそうです。

5歳児は、親との世界から「友達の世界」に広がる時期で、社会性を身につける時期です。この頃に「友達の世界」を経験できなかったことや、マスクをつけていて相手の表情を汲み取ることができなかったことや、共に遊ぶ時間が制限されたことが、発達にネガティブな影響を及ぼしたのでしょう。

子供のマスクについては、昨年8月に世界保健機関(WHO)が「利用可能な限られたエビデンスに基づく」という前提の下、「5歳以下の子供にマスクは必要ない」と、早々に声明を出していたのに、日本の子供たちはマスクをつけづつけました。

科学的根拠に基づいた政策が評価されているドイツでは「6歳以下の子供にマスクの着用義務なし」とし、14歳以上には大人同様FFP2マスク着用の義務を課しました。違反をした場合はかなり高い罰金を払う政策が取られたほどです。

つまり、大人がマスクをきちんと着用することで、子供の成長過程への悪影響を最小限にとどめる努力をしていたのに、日本はそれをしなかった。今回の調査結果は、おこるべくしておきたといっても過言ではありません。

この記事の著者・河合薫さんのメルマガ

【質問】いきなり部下が9人に。上司になった経験ゼロの私はどうしたらいい?

突然、今まで上司にもなったことのないあなたに、9人もの部下ができたら、どうしますか? そんな初めての経験に戸惑う読者から質問が届いたようです。今回のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』では、世界的なコンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんが、そんな読者からのお悩みに答える形で、最も良い仕事の回し方について、その方法を伝授しています。

突然部下を9人持つことになってしまいました。自分の仕事もある中でどう動かしていけばいいでしょうか

Question

shitumon

3社目の今の会社に入社して6年、カスタマーサポートの経験はかなり積んできました。上司が経営企画室長に抜擢されたため、突然、カスタマーサポート部の女性スタッフ9人が部下になってしまいました。全員、主婦で私より5~10歳年上です。カスタマーサポート部長としてどうリードしていけばいいでしょうか。これまで部下を持ったことがないので、余計にとまどっています。

赤羽さんからの回答

おめでとうございます。部下が一気に9人もできたなど、おめでたい限りです。部下がいると面倒くさいと言われる方がときどきおられますが、健全な気持ちであればいいことしかないです。一人でやるより、みんなで取り組んだほうがよりよい仕事ができるからです。

さて、全員、主婦で5~10歳年上とのこと。これはもちろん簡単ではないですね。

上司としてやるべきことは何といっても、ビジョン → 達成方針 → アクション → タスク → 週次のKPI進捗確認会議、という一連の流れを徹底することです。

部署としてのわくわくする、チャレンジングなビジョンをA4の左側に3~5のパラグラフ、300~400字で書きます。右側には、それの達成方針を5~7個、箇条書きにします。

次のページ以降は、部署全体のアクションを5~10個書きます。いつまでに誰が何を、というふうにスケジュール・責任者・KPIを明示します。

それを一人ひとりのタスクに落とし、定量的・定性的KPIを明確にして、本人と合意します。

これに基づき、週次のKPI進捗確認会議を実施し、必ず達成し続けます。未達部分に関しては、どうやって挽回するか、週次の会議内で議論し合意し、即座に動きます。

これらを普段から徹底します。

その上で、一人ひとりの業績・成長目標合意書を書きます。業績・成長目標合意書についてはこちらをご覧ください。

これによって長所、成長課題、成長目標、施策が明確に伝えられ、合意できます。

その上で、一人ひとりに対してアクティブリスニングを徹底し、ポジティブフィードバックにより感謝します。

ここまでやれば、主婦でも年上でも、どういう状況でも、部下はきちんと動きます。

この記事の著者・赤羽雄二さんのメルマガ

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