中露ら外交官車が駐車違反ふみ倒し3千件。外交特権悪用をFNN報道

フジテレビ系ニュース「FNN」が24日昼頃、独自のスクープ報道として伝えたところによると、都内で駐車違反の切符を切られた外国の外交官ナンバーの車が「放置違反金」の支払いを無視し続け、時効を迎えたケース(いわゆる踏み倒し)が、年間3000件にのぼることがわかったと報じ、ネット上で大きな話題となっている。ロシアと中国の2カ国が半分近くを占めているという。

FNNは、「外交官ナンバーが放置違反金を5年間支払わず時効を迎えた数が2017年度だけで、およそ3000件にのぼっていたことが関係者への取材でわかった」としており、外交特権を利用して違反を繰り返していた実態が浮き彫りになった形だ。

同報道では、「国別で、ロシアがおよそ25%(約750件)、中国がおよそ20%(約600件)を占めていたこともわかった」としており、ネット上では、この事実に批判の声が多数挙がっている。

Twitter上の反応









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image by: 在日本中国大使館 Nissy-KITAQ [CC BY-SA 3.0], ウィキメディア・コモンズ経由で

聖教新聞社、三菱地所・サイモンなど情報流出268万件。共同が報道

共同通信などが独自の取材記事として伝えたところによると、2018年に聖教新聞社、三菱地所・サイモンなどの各社をあわせて合計200万件以上の情報が流出、または流出した可能性があると伝えた。共同によると、サイバー攻撃の被害を2018年に公表した国内の企業などから流出、または流出した恐れがある個人情報は、少なくとも268万件にも上るという。

国内では、ディー・エル・マーケット56万件、三菱地所・サイモンの約27万件、聖教新聞社の約18万件など104組織、日本のホテルの予約サイト業務を受託しているフランス企業「ファストブッキング」などが被害を発表しているという。

2018年10月の米フェイスブックの2900万件の情報流出などの影響もあり、日本国内でも国をまたいだ情報の取り扱いについて議論を呼びそうだ。

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【訃報】陸上の小出義雄氏死去。Qちゃんこと高橋尚子さんら育成

陸上女子長距離の指導者として2000年シドニー五輪マラソン金メダルのQちゃんこと高橋尚子さんら数々の名選手を育成した監督として知られていた、小出義雄さんが24日、死去したことが分かった。80歳だった。

千葉県佐倉市出身。大きなサングラスがトレードマークで、高橋尚子さんとの師弟愛が話題となった。

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image by: Miyuki Meinaka [CC BY-SA 4.0], ウィキメディア・コモンズ経由で

韓国も被害に。北朝鮮「白頭山」に噴火の兆候、日本にも影響か

北朝鮮と中国の国境付近に存在する「白頭山」のマグマ層に近年「爆発の兆候」が現れ話題となっています。仮に爆発した場合、周辺諸国に被害が及ぶそうです。これを受け、今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年の日本人著者が、過去の歴史書や、昨今の白頭山周辺環境に関する研究報告をまとめ紹介するとともに、爆発予測で重要視される公式観測が実施されていないことを不安視しています。

白頭山で爆発の兆候

今回は白頭山爆発に関する内容だ。

白頭山は946年に爆発したとされるが、それは「紀元後地球上で最も強力な爆発」として記録されている。韓国も気流の方向如何によっては全域に火山灰が落ちる可能性がある。

浦項工科大学のある教授(環境工学)は、「白頭山の天池の下のマグマ層はアクティブ状態になっているという点では専門家の間で意見の相違がない」とし、「946年の爆発の100分の1程度の爆発でも300万人の北朝鮮住民が直接被害を受けるだろう」と語る。

特に咸鏡北道全体と両江道のほとんど、それに咸鏡南道の一部地域が致命的な被害予想区域にはいる。さらに大きい問題としては、韓国も安全圏ではないという点。白頭山の天池(チョンジ)には20億トンを超える水が存在する。鍋に急に水を注げば水滴が四方に飛びちって爆発的に湯気が湧き上がるように、1,000度以上のマグマが天地にいっぱい溜まっている水と出会えば、最悪の結果が起こりうるということだ。水は瞬間的に気化して水蒸気に変わり、マグマは急冷してバラバラの溶岩の塊に変わる。とてつもない爆発現象が生じるというわけだ。

数値シミュレーションモデルの結果、最も大きな被害を蒙る地域は北朝鮮と日本の北部地域となりそうだ。気流によっては韓国も灰で覆われる可能性はいくらでもある。釜山大教授(地球科学教育)などの研究者が、過去10年間のデータをもとにシミュレーションを行った結果、ソウルの一部と、江原道、慶尚北道の北部地域にも被害が予想されるという。北風が強く吹くと、火山噴火後9時間ほどで韓国全域に灰が落ちることにもなると予想されている。

実際、『朝鮮王朝実録』という本には、1654年に白頭山が爆発したときには、京畿道の坡州(パジュ)というところで「黒い大気により目の前にいる牛や馬も見分けがつかないほどであった」という記録がある。『朝鮮王朝実録』という本は、1代の太祖・李成桂から25代の哲宗王にいたる472年間の歴史を編年体で記録した書物である。

ソウル大のまた別の教授(地球環境科学)は、火山灰に劣らず二酸化炭素も危険なレベルに達するだろうと強調する。この教授は

「火山ガスの最も主要な成分は二酸化炭素であり、1986年8月21日、カメルーンのニオス湖が湖水爆発を起こし大規模な二酸化炭素の雲が発生。放出された二酸化炭素の量は10万~30万トンともいわれる。これが一瞬にして出たため、周辺300平方キロメートルに住む1,746人と3,500匹の家畜が大量死する出来事があった」

と語った。ちなみにニオス湖は周囲が6キロほどの火山湖。白頭山の天地は周囲14キロとケタがちがう。最深約400メートル。海のようなカルデラ湖である。

中国の学者たちの研究によると、2002~2006年、白頭山は天地の火山ガスの中の二酸化炭素の濃度が99%にまで達し、マントル由来のヘリウム濃度が高い値を示していたということだ。

最近は二酸化炭素とヘリウムの指標は多少安定したレベルを保っているが、周囲の温泉の温度は着実に上がっており、あるところは80度にもなっていることが分かっている。地震の回数もここ最近急増傾向にある

2千万人もいる「就職氷河期世代」の救済に、バラまきがNGな理由 

バブル崩壊後の超就職氷河期に社会に出た「ロスジェネ世代」ですが、ようやく国も彼らの救済に本腰を入れる覚悟を決めたようです。しかし、「補助金をバラまくのは愚策」とするのは、アメリカ在住の作家・冷泉彰彦さん。冷泉さんは自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で、ロスジェネ世代を救済するとともに「経済成長への契機」を掴むことも可能な具体策を記しています。

ロスジェネ世代、どうすれば救えるのか?

俗に「ロスジェネ」とか「就職氷河期」と呼ばれた世代について、政府が具体的な対策に乗り出すようです。今年、2019年の夏から3年間をかけて集中支援プログラムを実行するための案を作成するというのですが、上手くいくのでしょうか?

とりあえず報道されているのは、この4月10日に行われた経済財政諮問会議で、ロスジェネの世代を「人生再設計第一世代という呼び方に変えるということが発表されました。これではまるで限界集落が「いきいき集落」だとか、地方の過疎高齢化対策が「創生」だというのと同じで、プロジェクト全体に最初からトホホ感が漂っています

ですが、この問題は待ったなしです。ロスジェネ世代というのは、バブル崩壊後の新卒採用悪化によりそのまま非正規や無職となった世代を指すようです。彼らの多くは40代半ばに達しています。政府は、具体的に「就職氷河期世代とは、1993年から2004年ごろに卒業期を迎えた世代」としており、人口規模は2,000万人弱にもなるからです。

どうして政府が危機感を募らせているのかというと、この2,000万人の人口層のうち約400万人は非正規やフリーターあるいは無職であって、その多くは老後資金としては国民年金(それすら加入していない人もいる)だと見ているからです。

ということは、この人たちの老後というのは、今現在の「平均支給月額」で考えると月額5万5,000円の国民年金だけで生活することになるわけです。もっと言えば、掛け金が低いか加入年数が短いなどの理由で、年金は月額数万円にしかならない可能性があります。

こうなると、国家的な政策破綻もいいところで、特に生活コストが低くても生存できるゾーンみたいな地域がポツポツとできてきて治安が悪化するとか、移民コミュニティよりも、こうした日本人のコミュニティの方が貧困に陥って最後には妙な宗教が流行るとか、自暴自棄的な排外テロが起こるとか、社会的な不安定が増す可能性があるわけです。

もっとも、宗教とかテロなどという「元気のいいグループ」は少数で、実際は健康管理や栄養の問題から一気に平均寿命が短くなるとか、加齢に伴う「うつ症状」がかなり「こじれた」社会現象として出てくるとか、下手をすると根深い社会問題になる可能性もあるわけです。

政府としては、どう考えても月額数万円では生きていけないことから、真面目な話、この400万人の受け皿としては生活保護になると考えているようです。ですが、制度の枠組みとして、生活保護というのは地方財政が財源ですから、例えばですが、生活保護受給の高齢単身者がマジョリティになるような都市というのは、財政的には破綻して行くわけです。

そんな中で、遅きに失したとはいえ対策を考え始めたというのは、悪いことではありません。「人生再設計第一世代」というのは何ともトホホなネーミングですが、とにかく対策を行って成果を出してもらいたいと思います。

実働は派遣社員のみ。亡者が蠢く「日本ITゼネコン」という地獄

整備に80億円、年間維持管理費に10億円もの税金をつぎ込みながら、利用率が想定の0.1%という「中間サーバー」が物議を醸しています。なぜこんな「ムダ遣い」がまかり通るのでしょうか。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』で世界的エンジニアの中島聡さんがその理由を記すとともに、日本ITゼネコンの「地獄絵ぶり」を明らかにしています。

※ 本記事は有料メルマガ『週刊 Life is beautiful』2019年4月23日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール中島聡なかじまさとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

日本ITゼネコン地獄絵

先週、「80億円で整備のサーバー、利用率厚労省想定の0.1%」という報道を見ました。

マイナンバー制度とハローワークの事業をつなぐ「中間サーバー」を厚生労働省職業安定局が約80億円かけて整備しながら、その利用率が最大想定の0.1%にとどまっていることがわかった。このサーバーには年間約10億円の維持管理費がかかり、2017、18年度に続いて19年度予算にも計上されている。

と本当に悲しくなるような話です。とんでもない税金の無駄遣いですが、こんなことになっても誰も責任も取らず同じようなことを繰り返すが今の日本です。

なぜ、こんなことになってしまうかをちゃんと考えると、それは産業構造そのものにあることが分かって来ます。その中に極悪人がいたり私腹を肥やしているのであれば、その人を退治すれば良いのですが、そんな人は存在せず、それぞれの人が、既存のシステムの中で、良かれと思って行動しているからこそ逆にたちが悪いのです。

このシステムに関わる人たちは、以下のような人たちです。

与党の政治家

経団連に属するような企業が潤うような形で公共投資をすることが、景気を良くするし、雇用も増やし、結果として票に繋がると信じています。細かなことは霞が関の官僚たちに任せています。二世議員、三世議員が多く、親から引き継いた地元の票田が何よりの宝です。

霞が関の官僚

大枠で政治家の意向に従いながら日本を良くするのは自分たちだと自負して毎日、夜遅くまで働いている、とても賢い人たちです(主に東大法学部卒)。大きな予算を動かすことが、出世に繋がるし、それが良い天下り先を提供してくれます。

ITゼネコンの幹部

自分たちのビジネスモデルが、政府や政府の関係機関からのIT投資により成り立っていることを良く理解しており、そのビジネスの確保のために霞が関の官僚と良い関係を結ぶことが何よりも大切だと理解しています。そのためには、彼らの天下りを受け入れることは当然です。

ITゼネコンのエンジニア

理系の大学を卒業した彼らは、何でも出来るゼネラリスト・管理職として要請されるため、自らソフトウェアを書いたりはせず、プロジェクト・マネージメント仕様書の作成下請け管理営業などを担当します。うまく出世できた人だけが経営幹部になれますが、そうでない場合には、下請け会社に天下りします。

頑張ってきたピアノをやめるより、まずやめるべき「自己否定」

好きで続けてきたことが、突然辛くなってやめたくなる。小さな子どもにはよくあることかもしれませんが、大学生ともなると悩みは深いことでしょう。メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』の著者、柳川由紀さんの元に、ピアノで音大にまで進んだ女子大生から相談が届きました。柳川さんは、まずは、辛くなった理由をしっかりと探って、それを取り除くことができないか考えるべきだとアドバイスしています。

自信を無くし、続けられない

Q. 小学校から好きでピアノを始めました。発表会も楽しみでしたし腕に自信もありましたので、大学も音大に入学しました。けれども、最近続けるのが辛くなりました。楽しくなくなってしまったからです。

けれども自分にはそれしか取り柄がありません。大学を辞めてしばらくピアノから離れてみようかと思いますが、親を説得する自信もありません。(大学2年の女子大生より)

柳川さんからの回答

ピアノを随分長く習っていらっしゃるのですね。続けるのが辛くなる理由をもう一度振り返り、後悔しない未来へのヒントを見つけましょう。

1.人と比べていませんか

「そもそも何のためにこれを始めたの?」と自問自答してみましょう。楽しいから、好きだから始めたのに最近は楽しくも好きでもなくなってしまった、その理由は何でしょう?

人と比較して自分は「才能がない」「だめだめだ」などと勝手に落ち込んでいるのかも知れません。自分にあったペースや目標をもう一度振り返り、それを大事にしましょう。

2.ルールに縛られていませんか

今日は〇時間練習する、今月中に△を弾けるようにするなど、目標を立てるのは良いことです。仕事では必要かも知れませんが、好きなことならば、ルールが無くても焦らずペース良く進められるものです。ルールや数字に振り回されず「楽しく、快適」を大切にしましょう。

3.頑張っても報われないと感じていませんか

人はどうして頑張ると思いますか?それは「頑張る自分に価値がある」と思っているからです。つまり「存在するだけで価値がある」と感じるよりも「頑張らないと自分に価値がない」と感じている、ということです。

だから、「頑張っているわけでもなく居るだけで認められる人もいるのに、どうして自分はこんなに頑張っているのに報われないの?」と思うのです。

楽しくない、続けたくなくなってしまった、と思う理由の一つかも知れません。

知っているようで知らない、「創業」と「設立」の違いと使い分け

葬儀司会者として、故人を偲ぶナレーション原稿を日々執筆している瑠璃さんが、メルマガ『瑠璃の葬送日記&葬儀ナレーション例文』の中で展開している「似ているんけど、微妙に違う言葉」を紹介するコーナー。今回は、故人を偲ぶための原稿ではよく使われる、「創業」と「設立」の意味と違いをわかりやすく解説。微妙ではなく「明確」な違いがあるため、しっかりと使い分けを意識すべき言葉だということがわかります。

ことばのちがい:「創業」と「設立」

日常生活やお手紙、司会業で、ひょっとしたら遭遇するかもしれない、特に我々の場合、ナレーション作成の際に遭遇しそうな「意味や字画、響きが似ているんだけど、微妙に違う」そんな言葉をご紹介するコーナーです。今回は「創業」と「設立」

会社概要などでよく見かける「創業」と「設立」。この2つの言葉には明確な違いがあるのをご存じでしょうか。

「創業」は、事業を始めること。「設立」は会社や組織を立ち上げること。という意味になります。「創業日」と「設立日」が違う場合は、その事業を始めた日や店を開いた日が「創業日」で、事業が拡大し、会社を作って登記した日が「設立日」です。

「創業」は商売に関連する場合に限定して使われる傾向もあります。NPOといった営利目的でない事業を始めても「創業」とはなりません。一方「設立」はその事業の内容に関係なく、会社や組織に関係する場合にのみ使われます。

設立は、会社法に基づき株式を発行し、定款を作成して公証人の認証を受け、商業登記を行った上で会社組織を立ち上げることを意味します。つまり事業を開始したときなのか、それとも組織を新たに立ち上げたときなのか、という使い分けです。

会社の創業者だった故人様や、個人事業主、自営業だった故人様、NPO法人を立ち上げた故人様のご紹介で「ご自身**歳の頃、**商店をご創業」「平成**年、株式会社**を設立」という、よくあるご紹介で恥をかくことのないよう、創業や設立という言葉の使い方を正しく理解し、適切に使い分けましょう。

我々の無知や誤解は、我々だけが恥をかくならまだしも、葬儀社様や喪主様に恥をかかせることにもなるのですから。

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だから日本は潰れる。仕事を終わらせて定時に帰るのは怠け者?

仕事を早く終わらせて定時で帰る社員を「怠け者」とする考え方が浸透してしまっている日本。しかし、そんな思考がこの国の「現在と未来」を暗いものにしているのかもしれません。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では著者で国際ジャーナリストの北野幸伯さんが、「長時間労働」を諸悪の根源と断言した上で、令和を良い時代にするために国民が心がけるべきことを記しています。

令和日本は、よくなっていく予感がしました

先日、取引のある会社の方と会いました。モスクワにずっといた私は、「日本の労働形態」にとても関心があります。それで、可能な限り「どんな風に仕事をしているか?」をたずねることにしています。Hさんはいいました。

「基本的に、出社するしないは、本人に任されています」

私は驚いて、「え”!てことは、ずっと家にいてもいいってことですか?」と聞き返します。

Hさん 「はい。家で仕事をしても大丈夫です」

Hさん自身は、どんな感じなのでしょうか?

「自分は、一応毎日出社しています。出社はだいたい午後1時ぐらいですね」

北野 「午後1時ぃぃ!?!?!?で、会社にいったら、何するんですか?」

H 「まず、飯食って、それから【昼寝】します」

北野 「【昼寝】?????会社で【昼寝】してもいいんですか?!!!」

H 「はい。【社長】も【昼寝】してますし」

北野 「……で、何時まで仕事されるのですか?」

H 「だいたい(午後7時ぐらいですね」

北野「……超幸せな会社ですね~」

H 「そうですね。たぶん社長が合理的な人なんだと思います」

北野 「………」

サンゴ礁の死滅が途上国の人々に「深刻な健康被害」をきたす理由

前回の記事「サンゴ礁の北上と死滅が、なぜ「沖縄の海の青さ」を奪うのか?」で、沖縄のサンゴ礁が危機に瀕していて、それはすなわち沖縄の青い海の危機でもあると指摘したメルマガ『ドクター徳田安春の最新健康医学』の著者で現役医師の徳田先生。今回は、サンゴ礁に存在する生態系に多くの栄養素を依存する途上国の人々を襲う健康被害について、各栄養素ごとに解説。二酸化炭素排出量世界第5位であるわが国の責任と行動の必要性を訴えています。

栄養源としてのサンゴ礁

世界のサンゴ礁沿岸地域の人々は、サンゴ礁に存在する生態系から重要な栄養素を摂取しています。魚、貝、エビ、カニ、イカなどです。ビタミンやミネラルを豊富に含んでいる貴重な栄養源です。これらの魚介類に含まれる主なビタミンやミネラルには、ビタミンB1、ビタミンA、鉄、亜鉛などがあります。

しかし近年、温室効果ガスが増えているために地球温暖化が進行し、海水温が上昇しています。また、温室効果ガスの一種である大気中の二酸化炭素が増えているために、海水の酸性化が進んでいます。さらには、近海での過剰な漁獲も重なった効果により、サンゴの白化と死滅が進んでいます。

日本などの先進国の人々では、これらの栄養素が欠乏することはないと考えられます。経済力があるので食品を輸入できるからです。しかし、途上国ではそうはいきません。サンゴ礁に存在する生態系に、重要な栄養素を依存しているのです。ビタミンB1、ビタミンA、鉄、亜鉛が欠乏すると重い病気にかかります。ここでも、環境破壊では途上国の人々がやはり犠牲になりやすくなるのです。

ビタミンB1とAの欠乏

ビタミンB1が欠乏すると脚気にかかります。末梢の神経が障害されるので、手足の筋肉に力が入らなくなり動けなくなります。脚気では心臓もやられるために、心不全もきたすので、診断と治療が遅れると死亡することもあります。脚気心と呼ばれています。

ビタミンB1欠乏では脳の病気もおこします。ウェルニッケ脳症と呼ばれています。体のバランスも取れなくなったのちに、眼球が動かなくなり、最後は意識もなくなっていきます。また、コルサコフ精神病というタイプもあります。この精神病では、認知症となり、記憶することができなくなります。

ビタミンAは眼と皮膚の機能に必須です。ビタミンAが足りなくなると、暗闇で物を見ることが難しくなります。夜盲症と呼ばれています。また、皮膚が乾燥し、ニキビが出て、毛髪が薄くなります。眼の中で白眼の表面に斑状のカサブタのようなものができます。