ファーウェイも激怒。TikiTok系自動車動画アプリの実験に猛抗議のナゼ

2021年の上海モーターショーで中堅自動車メーカーと共同開発したスマートEVを発表、その後立ち上げた新EVブランド「AITO(アイト)」が好調なファーウェイ。そんな同社がTikiTok系自動車動画アプリ「Dcar」に対して、ネガティブキャンペーンを展開する事態となっています。中国の自動車業界で今、何が起きているのでしょうか。日刊で中国の自動車業界情報を配信するメルマガ『CHINA CASE』では今回、中国EVメーカー各社が「Dcar」に不快感を抱いた原因を紹介。中でもファーウェイが示した激烈な反応を詳しく取り上げています。

TikiTok系自動車動画アプリの実車評価にファーウェイ等が激怒

TikiTokから自動車分野をスピンオフして誕生した中国自動車動画アプリ「Dcar」は先日、「2023年Dcar冬季実験」報告を発表した。

すでに中国で販売されているハイブリッド(PHEV、REEV)のEV走行航続距離を実験するもので、表示の航続距離との乖離をパーセンテージで示すもの。

その中で、BYD仰望U8が85.08%でトップだったのに対して、ファーウェイ問界(AITO)M7が31.6%で最低だったことから、ファーウェイ側が激怒、Dcarに対するネガキャンペーンを展開する騒動に発展している。

長城や吉利(Geely)などもこの結果に疑義を呈している。

Dcarの声明

あまりの反響の大きさに、Dcarは2023年12月11日、公式Weiboで、「黒竜江省漠河で行われている-40℃環境下の本冬季実験はすべての項目で統一の標準を使用しており、冬季の極寒環境におけるユーザーの自動車使用シチュエーションを考慮したものであって、メーカーによって区別していない。14日には実験を公開し、ライブ配信も行うので、関係者の参加を歓迎する」とした。

長城や吉利の反応

やはり低評価だった長城は同日、公式Weiboで、Dcarを非難、「14日にDcar疑義疑惑説明会を開催する」とした。

同じくGeelyも同日、公式Weiboで、裏から取得した実験データを公開した。

それによれば、Geely銀河L6は極寒エリアで70分アイドリング、その間に4回ウインドウを下げ、窓が開いている時間は2度にわたって10分を超えていたこと、また傘下のLynk & Co08では、アイドリング71分、窓を開けたのは6回、その最長時間は6分39秒だった、として、「何がどう統一基準なのか」とした。

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思春期以降の女性に多いイメージの「摂食障害」、今は男性にも広がっているという調査結果

思春期以降の女性に多いイメージのあった摂食障害。そのイメージはどうやら修正しなければいけないようです。今回のもりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』では、摂食障害で入院する患者の推移についての論文を紹介しています。

摂食障害で入院する小児科患者の推移

以前に、摂食障害について、COVID-19によるパンデミック期間中に、救急対応が増加する等の変化が認められことをお伝えしました。

近年、日本でも摂食障害に関するニーズが徐々に変化しているように感じます。

今回は、最近の若年者における摂食障害での入院について調べた研究をご紹介します。

Pediatric Patients Hospitalized With Eating Disorders in Ontario, Canada, Over Time

摂食障害で入院する小児科患者の推移

カナダにおける研究で、2002~2019年での摂食障害による入院の推移を調べています。

結果として、以下の内容が示されました。

・研究期間中、11,654人の小児摂食障害の入院があり、45.2%が神経性食欲不振症、11.8%が神経性大食症でした。

・2002年から2019年で、入院は139%に増加しており、特に増加が大きかった領域は、男性(416%)、12~14歳の比較的若い年代(196%)、神経性食欲不振症/神経性大食症以外の摂食障害(255%)となっていました。

要約:『カナダでは摂食障害による入院が増加しており、特に男性・比較的若年、非典型例が増加している』

日本では、思春期以降の女性の神経性食欲不振症による入院が多いイメージがあったのですが、男性や非典型例にも広がりを見せている可能性が考えられました。

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京都・嵐山の古民家カフェが大炎上、その酷すぎる実態…日本語通じず料理はレンチン、出てきたケーキはシャトレーゼ

日本人のみならず、外国人訪日客からも絶大な人気を誇る京都は嵐山。そんな古都を代表する一大観光地に、いつの間にやらオープンしていた古民家カフェがあまりに酷いとネットで大炎上している。ことの発端は、以下のX(旧Twitter)へのポストだ。

投稿された写真に写っているのは、どう見ても冷凍食品と思しき四角い状態で提供されたパスタ。このポストが話題となり、「日本語が通じない」「ケーキがシャトレーゼ」「そのくせ値段が高い」「床がゴミ&ホコリだらけ」といった同店の情報がネット上に拡散した。Googleマップのクチコミを見てみると、想像以上の酷さが伝わってくる。にわかに信じ難い嵐山の古民家カフェ、はたしてその実態はどのようなものなのだろうか。

もはやハラスメント級?クリスマスイブのランチで受難

話題となっているのは、京都・嵐山の古民家カフェ「玩主一高嵐翠珈琲」。Xに上掲の投稿をポストしたnaomichi氏は、夫婦で訪れた京都でクリスマスイブのランチをとるべく同店を訪れたという。そこで目の当たりにした光景がこれだ。

1,680円といえば首都圏であっても結構なレベルのランチが頂ける金額。吉野家の牛丼特盛を2杯食べてもお釣りがくる。かような大金を支払ってまで出てきたパスタが冷凍とあっては、泣くに泣けない。結局naomichi氏らに提供されたのもレンチンものだったという。

naomichi氏のポストには5.6万の「いいね」がつき、リポストは1.7万。閲覧数は3,700万回を超える注目度となっている。

凄まじいGoogleマップのクチコミ評価

このポストには同店のさまざまな情報が寄せられたが、中でもひときわ目を引いたのが、「店内に響き渡るレンチン音」「中身スカスカのハンバーガー」「プラスチックケースに入れたままのケーキ」「凍ったままで出てくる」「水のおかわりは2Lペットボトルでセルフ」「ピザはハサミでチョキチョキ」といったGoogleマップのクチコミを抜粋したポストだ。

事実、書き込まれたクチコミは投稿者の怨嗟の声が聞こえんばかりの「恨み節」ばかり。「コンビニでうってるワッフル温めて出してると思います」「ケーキはシャト○ーゼに売ってありました」「店員が日本語を一言も話せないうえに愛想が悪い。日本語で話しかけると無視されます」等々、腹に据えかねた様子が伝わってくるようだ。

なのにクチコミ評価平均が3.3という謎

しかしながらクチコミの平均は3.3という評価で、星5つをつけているユーザーも多数存在する。その多くが中国語で記されたもので、調べてみるとこのカフェも日本企業の経営ではなく香港資本らしいことがわかる。どうやらインバウンド需要を見込んだ店のようで、この地を訪れた中華系の人々からの評価は上々だ。

玩主一高嵐翠珈琲(Googleマップ)

かつて民放局のニュース番組のワンコーナーで、外国人観光客の実態を取り上げた経験のあるテレビ業界関係者はこう語る。

「嵐山レベルの観光地になると一見さんも多くリピート需要を狙う必要もないですから、このようなカフェでもやっていけてしまうんでしょうね。お店サイドとしても、これからさらに中国からの観光客は増えるだろうし、これくらいのこと(笑)で文句を言う日本人には来てもらう必要なし、なんて考えているのかも知れないですね」

レンジでチンするだけのピザやパスタを提供する観光地の飲食店は、ほかにも数多あるだろう。今現在はこの古民家カフェが炎上しているが、同じようなメニューや接客に心当たりのある観光地の店舗経営者は、年末年始の炎上を避けるための手立てを打つべきではないだろうか。知らんけど。

11歳の時に祖母からもらった10匹のひよこが彼を億万長者にした

ひよこ10匹から始まった事業が韓国の財界順位13位にまで登りつめる──。そんな夢のような本当のお話を今回、無料メルマガ『キムチパワー』の著者で韓国在住歴30年を超え教育関係の仕事に従事している日本人著者が紹介しています。

ひよこ10匹からスタートしたハリム

ひよこ10匹から始まった事業が財界順位韓国内13位まで上り詰めることになった会社がある。鶏肉の会社「ハリム」、創業主で現会長は金弘国(キム・ホングク)氏。1957年6月27日全羅北道益山(イクサン)生まれ。今日はこの金弘国氏の話題である。

彼が11歳の小学校4年生の時、祖母から10匹のひよこをプレゼントされた。その時に受け取ったひよこ10匹は18歳の時には農場を建てて鶏5,000匹、豚700匹にもなっていた。高校在学中に事業者登録もし、養鶏事業をはじめとする畜産事業をスタートさせた。職員(大人)たちが高校生である彼の決裁をもらうために授業時間が終わるまで教室の外で待つ珍しい風景が演出されたりもした。

1978年3月には故郷である全羅北道益山市黄登面で種鶏飼育場黄登農場を建てたが、これがハリムの母体になったあ。しかしその後数年して1982年に全国を襲った伝染病で鶏の価格が暴落し危機を迎えた。

そんなある日、スーパーマーケットで陳列されていたソーセージを見て、豚の価格は暴落しているが、ソーセージの価格はそのままであることを見て、第1次産業の限界に気づいたという。

それで商品の質と利潤創出を構造的に保障する方法を探したが、それが飼育、加工、流通を垂直系列化した統合経営だと悟ることになる。

1986年3月にはハリム食品を設立した。1988年8月には会社が陸繋系列化業者に指定され、1990年10月(株)ハリムが設立された。

1997年、サッカー場8か所に相当する大きさの現代式肉加工工場を建設したが、IMF通貨危機に見舞われた。不渡り危機まで追い込まれた彼は、国際復興開発銀行(IBRD)傘下の国際金融公社(IFC)に投資誘致を申請し、IFC実態調査チームが韓国を訪問して2か月間審査を進めた結果、結局韓国の国内企業としては初めて投資を誘致し危機を克服した。

IFCは経営者としてキム・ホングクの資質と能力を高く評価したという。IFCの厳しい審査を通過し、国際金融機関が認めた企業家と企業という修飾語は彼の大きな資産となった。

「1円スマホ」は本当に絶滅するのか?ガイドライン改正後の“買い時”は

12月27日に電気通信事業法ガイドラインが改正され、端末割引は最大44000円、44000円~88000円の機種は半額まで、44000円未満の機種は22000円までに規制されます。これによって姿を消すはずの「1円スマホ」ですが、春商戦で復活する可能性があると考えているのは、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんです。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では、「買取価格の設定」という抜け道があると指摘。キャリアと販売代理店が知恵を絞り工夫することに期待しています。

ガイドライン改正で1円スマホは本当に絶滅するのか?

12月27日の電気通信事業法ガイドライン改正を前に、家電量販店が駆け込み需要でお客さんが殺到している。テレビ番組から取材依頼も来たので、いくつかのお店を巡ってみた。

確かに店頭では「12月26日までの特別価格」として、安価なスマートフォンが販売されている。Galaxy S22やXiaomi 13Tなどには、2万2000円の割引に加えて、対象端末限定特典としての割引が4万円前後、付与されており、確かに27日以降は値上げされそうな価格設定になっている。

ただ、機種代金が12万9990円のiPhone 14(128GB)においては「実質負担額47円」なのだが、割引に関しては2万2000円と対象機種限定特典として1万9813円しか引かれていない。残りの8万8177円は24回目の支払いで一括で精算する立て付けになっていた。

現行でも4万円程度しか割引していないのであれば、新しいガイドラインでは8万円以上の端末であれば4万円の割引が認められるということで、27日以降も同じ値付けが継続される可能性があるといえそうだ。ただ、新しいガイドラインでは、下取りの価格が市場の価格よりも高すぎる場合は利益供与(いわゆる割引)になってしまう。そのあたりのさじ加減をどのようにするかが、今後、キャリアと販売代理店の腕の見せ所といえそうだ。

ただ、毎年、もはやシリーズとなって販売されている端末は難しいかも知れないが、いきなり出てきた新製品で、過去にシリーズ化されてないような機種であれば、そもそも2年前の製品としての下取り価格が出ていないので、このあたりの金額設定は難しくなってくるのではないか。

買取予想額を総務省に提出することになるが、これも何かしらの根拠があればいいのであり、その根拠もいくらでもでっち上げられそうな気がしてならない。

そもそも、ガイドラインが変更され、端末の売れ行きが落ちると予想されるため、市場における流通台数は減り、結果として、将来的には買取価格は上昇する方向にあるのではないか。2年後の予想として、かなり高めの設定をしても、「将来的に台数が減るから高騰する」という根拠は十分、成立しそうだ。この下取り価格に関しては、結構、穴がありそうなだけに、ここを活用した割引施策というのが各社から出てきてもおかしくない。

27日以降、いったんは1円スマホが市場から姿を消すかも知れないが、年が明け、春商戦が本格化するあたりから、また当たり前のようにキャリアショップに「実質1円」のポスターが掲示されることになるのではないだろうか。

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ダウンタウン松本人志に“性加害”の特大文春砲。全裸の松ちゃんが1泊30万円ホテルで複数の女性に?最悪の場合「電撃引退」も…ネットは「俺の子ども産めや!」に騒然「信じられない」

年の瀬に、松ちゃんへとてつもなく巨大な「文春砲」が飛び出した。『週刊文春』電子版は26日、スクープ記事として「《呼び出された複数の女性が告発》ダウンタウン・松本人志(60)と恐怖の一夜「俺の子ども産めや!」」というタイトルの記事を、有料記事として公開。人気コンビ「ダウンタウン」の松本人志が、ある有名「後輩芸人」を使って複数の女性を「物凄いVIPとの飲み会だから」と高級ホテルに呼び出したとしている。そのホテルの一室にはTシャツ姿の松本人志がいたという。


記事の舞台は東京・六本木にある高級ホテル「グランドハイアット東京」の一室で、一泊約30万円というから、VIPでなければ押さえられないことは確かだ。そこに女性を誘っていたのは有名後輩芸人だという。

無料で公開されている記事本文やタイトルには、

恐怖の一夜「俺の子ども産めや!」

「日本の法律は間違ってる。なんで俺が嫁を何人も持てへんのや」

悪夢のような出来事

「長い間、私は彼の仕打ちに苦しめられてきました」

など、おどろおどろしい言葉の数々が並んでいる。そして同26日16時、今度は文春オンラインが詳報を公開。そこには、先ほどの記事よりも踏み込んだ内容が書かれていた。

● 《参加女性が続々告発》「全裸の松本人志がいきなりキスしてきて…」「俺の子ども産めや!」1泊30万円の超高級ホテルで行われた「恐怖のゲーム」

事前に松本が飲み会に参加することを告知せず、さらに携帯を没収するなど、複数の女性に同じ手口で「性的な行為」を迫っていたとしている。また、隣室での男女ペアの「ゲーム」や性行為の様子などが生々しく語られている。被害にあったという女性は「PTSD(心的外傷ストレス症候群)」も訴えているという。

この記事が公開され、週刊文春の公式X(旧Twitter)がポストするやいなや、トレンドには「ダウンタウン・松本人志」「#週刊文春」がランクイン。Xには「信じられない」「どうせ政治家の目線逸らしだろ」「ほんとかよ」と言った報道に懐疑的な声が多く出ている。

そんな疑惑への賛否が飛び交う一方、そもそも芸人に誘われてホテルへ行く女性たちに対しても厳しい声があがっている。

クリスマスも終わり、年の瀬も迫ってきたこのタイミングで飛び出した松本人志への文春砲。まるで、松本が審査員をつとめる「M-1グランプリ」の決勝が終わるのを待っていたかのように報じられたこのニュースは果たして真実なのか、それとも吉本vs文春の裁判が始まるのか、今年も年末まで「文春」やエンタメニュースから目が離せないようだ。

芸能関係者は今回の報道についてこう語る。

「もし、これが事実なら引退は免れないでしょうね。昨今の“性加害”問題の影響を考えたら、これ以上の報道が出てきた場合は言い逃れができないと思います」

大手マスコミは年末、どこまでこのニュースに「忖度」するのか、注目したい。

● 《呼び出された複数の女性が告発》ダウンタウン・松本人志(60)と恐怖の一夜「俺の子ども産めや!」(週刊文春電子版)

【関連】オリラジ中田敦彦にビビった松本人志の醜態。M-1審査員の降板は必至?過去の監督作イジられプライド大崩壊した“裸の王様”

なぜ“強いドイツ”は「劣化」したのか?動かぬ鉄道、学力低下、荒れる国土…かつての勇姿は見る影もなし

自他ともに認める「ヨーロッパの雄」として、これまで欧州を牽引してきたドイツ。しかし近年、そんな大国に暗い影が差し始めているようです。今回、作家でドイツ在住の川口マーン惠美さんは、「発展途上国化するドイツの現状」を詳しく紹介。さらに過去あれだけの強さを誇った同国が、ここまでの惨状に陥ってしまった原因を考察しています。

プロフィール:川口 マーン 惠美
作家。日本大学芸術学部音楽学科卒業。ドイツのシュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科修了。ドイツ在住。1990年、『フセイン独裁下のイラクで暮らして』(草思社)を上梓、その鋭い批判精神が高く評価される。ベストセラーになった『住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち』、『住んでみたヨーロッパ9勝1敗で日本の勝ち』(ともに講談社+α新書)をはじめ主な著書に『ドイツの脱原発がよくわかる本』(草思社)、『復興の日本人論』(グッドブックス)、『そして、ドイツは理想を見失った』(角川新書)、『メルケル 仮面の裏側』(PHP新書)など著書多数。新著に『無邪気な日本人よ、白昼夢から目覚めよ』 (ワック)がある。

強いドイツはどこへ行ったのか?

11月6日、カッセル市中にあるカトリックの教会の大屋根が崩落した。教会はたいてい船のように長細い形をしているが、この教会もその例に漏れず、屋根の真ん中が35mぐらい、きれいに一直線に中に落ち込んだ。26本あった梁が全てが折れていたという。

事故当時、教会には関係者が一人いたが、幸いにも無事だった。しかし、前日は日曜日のミサで満員だったというから、一日ずれていたら大惨事になっていたかも知れなかった。原因は不明で、調査中だそうだ。

その4週間後の12月2日の夜、マールブルク大学の法学部の大教室の屋根が、突然、崩落した。建てられたのは1924年だそうだが、ドイツでは普通、100年前の建物など珍しくもなく、戦災に遭わなかった地域では、築200年ぐらいの住宅はいくらでもある。

事故後の写真を見ると、梁の太い材木やら、アルミの断熱材やら、無数のケーブルなどが、机と椅子の上に一面に覆いかぶさっていた。幸いにも週末の夜で、こちらも人的被害はなかったが、講義中なら400人の学生が下敷きになった可能性があった。原因はやはり不明で、調査中。何もしないのに屋根が崩れる話など、今まで聞いたことがなかったが、ドイツは発展途上国化しているようだ。

今年の1月から11月までのドイツの遠距離電車のうち、定刻に到着した電車は全体の52%だった。ドイツでは、6分未満の遅延は“定刻”ということになっている(そうでなくては、おそらく定刻着の電車がなくなる)から、48%の列車が6分以上遅れたことになる。しかも、その半分以上は16分以上の遅延だった。

ドイツ鉄道の酷さは何年も前から有名で、遅延もさることながら、突然の運休は日常茶飯事だし、乗っている遠距離電車の行き先が途中で変わったり、予約していた号車の車両が付いていなかったりと、信じられないようなことが次々と起こる。

食堂車はたいてい機能せず、飲み物しかないことが多いし、先日、少しでもマシなようにと1等車に乗ったら、トイレが2つとも故障で使えなかった。夏のクーラーの故障もしょっちゅうで、特急は窓が開かないので車内が高温になり、ぶっ倒れる人も出る。

一方、今月の初め、南ドイツで大雪が降った時には、ミュンヘン界隈で3日間ほど全線がストップし、大混乱となった。一番困ったのは、どこか野原の真ん中で立ち往生してしまった電車で、こんな列車に乗り合わせた乗客は悲惨だ。ちなみに、お隣のスイスやオーストリアはもっと雪深いが、電車が3日もマヒした話は聞いたことがない。

2024年パー券疑惑で「自民大崩壊」か?ロッキード事件もリクルート事件も「辰年」の奇妙な一致

パー券裏金疑惑で揺れに揺れる自民党。過去にも「政治とカネ」が幾度も問題となった自民ですが、そのたび党内若手から上がってきた改革を叫ぶ声が聞こえてこないと、メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』は指摘します。その原因はどこにあるのでしょうか。同メルマガでは今回、これまでの「自民党疑獄史」を振り返るとともに、自民党内で若手議員が声を上げられなくなった理由を考察しています。

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2023年12月25日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

上がらぬ「政治とカネ」の腐敗体質を糾弾する声。自民党内若手の衰退

ゲン担ぎが好きな永田町になぞらえると、来年の干支(えと)辰年は政界疑獄の年。ロッキード事件(1976年)、リクルート事件(1988年)など、いずれも自民党政権を揺さぶる事件は辰年に起きていている。現在、地検特捜部が捜査中の自民党派閥の「政治とカネ」は岸田政権を崩壊させる可能性が大きいが、過去の自民党疑獄と今回の事件とは大きな違いがある。それは党内から「政治とカネ」の腐敗体質を糾弾し、改革しようという若手議員の声が出てこないという点である。

ロッキード事件では1976年2月から国会で疑惑追及が始まり、その年の6月に新自由クラブの母体が発足。すでに自民党を離党していた河野洋平らと若手議員を中心に金権政治批判の自民党離党組が参加して12月の総選挙で17人当選(追加公認1人)。田中派支配に打撃を与えた。もっとも新自由クラブ内の路線対立で分裂をして自民党との連立後に解体していったが、新自由クラブが世論の金権政治批判の受け皿として機能したことは間違いない。

リクルート事件(1988年)では事件発覚後の自民党国対委員会で一年生の武村正義が、「事件究明をマスコミや司法だけに任せていいのか。自民党自ら調査をおこない、政治と金の問題に真剣に取り組むべきだ」と発言。これに呼応して同じく一年生の鳩山由紀夫、石破茂、渡海紀三朗ら17人が「ユートピア研究会」を立ち上げて党の執行部に提言を続けた。

その後自民党は金丸脱税事件なども発覚したために、「ユートピア研究会」は自民党を離党して「新党さきがけ」を結成。小沢一郎らの「新生党」、細川護煕の「日本新党」などと非自民勢力で政権交代を実現させたものの、小沢を軸とした政権内部の対立と、それに乗じた自民党の切り崩しによって政権は短命に終わった。しかし、当時の「新党さきがけ」が掲げた「憲法遵守、大国主義・全体主義を排して政治改革を進める」という理念は今でも通用する。

この記事の著者・高野孟さんのメルマガ

日本人ゆえの信頼か。大谷翔平と山本由伸が「超長期契約」を結べた訳

認証試験をめぐる大規模な不正が発覚し、国内すべての生産工場の稼働を停止するダイハツ工業。日本の軽自動車市場で3割ものシェア持つ同社は、なぜこのような事態に陥るに至ってしまったのでしょうか。今回のメルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』では現役の精神科医で作家の和田さんが、その原因を独自の視点で考察。さらに自身の長年の人生から得たという教訓を綴っています。

終身雇用や年功序列は悪なのか。ダイハツ不正問題から見えてくること

ダイハツが認証試験で不正をやっていたことがバレて全車種が出荷停止となり話題になっている。

【関連】ダイハツは、その先に絶望しかない「不正の階段」を上ってしまった

同じトヨタグループの日野自動車でも昨年エンジン調査の不正があったのが記憶に新しいが、トヨタがいろいろな意味で、期限とかノルマが厳しすぎるのが問題という話もあがっている。

調べてみると、三菱、スバル、スズキそのほかと2015年以降だけでも、ものすごい数の不正が明らかになっている。

バブルがはじけて以来、日本型経営がやり玉にあげられて、終身雇用や年功序列が古いという話になっている。

ここで不正がいろいろと暴かれるには二つの側面があるだろう。

一つは、終身雇用や年功序列の時代と比べて、圧倒的に会社への忠誠心が薄れたので、内部告発などが横行するようになったということだ。

2017年の日産、2018年のスバルなどは内部調査によるものだ。

ただ、社内調査や国交省からの調査依頼によるもののほうが多い。

ここで、もう一つ考えないといけないのは、終身雇用や年功序列のシステムは、製品の品質管理には正のインセンティブになっていることだ。

このシステムで勤めている人たちは、会社がつぶれては失業するし、会社の評判が落ちると自分たちの給料が減るということがわかっている。

年功序列というのは、多くのエコノミストが批判するものだが、若い頃安い給料でものすごく働いて、中高年になったら仕事が減るのに給料が上がるというシステムだ。

若い頃、安い給料で働いている人たちは「歳をとったら楽になるから」という言葉を信じて一生懸命働く。要するに、この時期に会社に金を貸しているようなもので、それを子どもの学費や家のローンが厳しくなる中高年になって返してもらえるという合理的なシステムだ。

そして、会社がつぶれると、その借金は踏み倒されるし、会社の利益が減っても、予想通りの賃金がもらえなくなる。

だから、社員たちは会社のブランドイメージを守るために必死になる。

もちろん、この手の不正隠しのようなことをやってバレたときの心配もするだろう。

実は、終身雇用、年功序列は、製品のクオリティを守るのに役立つシステムだったのだろう。

実際、このシステムの頃の日本は、国際競争力というのは、値段の安さでなく、製品のクオリティの高さだった。

実際、私のアメリカ留学中、終身雇用で有名だったハーレー・ダビッドソンとホールマークというカード会社は、圧倒的なクオリティを誇っていた。

ただ、日本人というのは、終身雇用で雇用が保証されていてもさぼらないという不思議な信頼があるようだ。

大谷の10年契約に続いて、山本が12年契約でドジャーズに決まった。

長期間、給料が保証されていたら、さぼられたり、故障されても仕方ないし、けっこうそんな選手がいるのも事実だ。

記録的な長期契約のために、記録的な総額になっているが、くそまじめな日本人ゆえの信頼のように思えてならない。

ただ、私は、この手の長い目でみるという発想は嫌いではない。

アメリカ型の株主資本主義は、企業を短期的な利益追求に走らせる。

今回のダイハツの事件だって、そういう背景は否定できないだろう。

この記事の著者・和田秀樹さんのメルマガ

アボカドって実は「フルーツ」なんだ!こんなにもある“食べたら良いこと”

栄養価が高く、濃厚な味わいが人気のアボカド。実はフルーツだって知ってましたか? 今回の無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』では、サラダに入れても、醤油とワサビで食べても美味しいアボカドの効用についてご紹介しています。

フルーツなんですね

アボカドは「生命の源と言ってもいいほど高い栄養価が魅力のフルーツ」なのだそうです。なかでも、ビタミンA、C、Eが全て揃っているのが魅力で、3つの相乗効果でよりよい効果が期待できるそうですが、特にビタミンEはナッツなどに多い栄養素で、フルーツに多いのは珍しく、抗酸化成分で、肌のシミ、シワなどの老化防止、血行を促進する効果があるそう。

また、ビタミンAの素となるβカロテンは皮膚や粘膜を健康に保ち、ビタミンCは肌のハリを保つコラーゲン生成に欠かせない成分で、さらに、整腸作用に有効な食物繊維はバナナやレタスの数倍、利尿作用の高いカリウムも多く含み、体内の不要物を排出してくれるそう。

コレステロール値を減らしてくれるリノール酸や動脈硬化の予防効果のあるオレイン酸などの不飽和脂肪酸、カルシウムや鉄、美肌作りで注目度の高まっているコエンザイムQ10などもバランスよく含まれているそうですよ。

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