【動画】娘の宿題をジッと見張るワンちゃんがじわじわくる

早くやろうと思っていても、どうしても後回しにしてしまいがちなのが宿題。心配で気になってしまう親も多いはずだ。

こちらの動画では、とある娘さんが宿題をやるようにと見張りをつけたのだが・・・

 

 

なんと見張っているのはワンちゃん!

娘さんの宿題を見張るように、父親がワンちゃんを躾けたよう。

しかし何を書いているのかまでは判別できず、絵を描いていてもジッと見張ったまま・・・笑

こんな風に見張られたら「早く宿題を終わらせてワンちゃんと遊んであげよう!」ってなりそう!

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(South China Morning Post)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

どこに置くか決めてからでないと家具や家電を買わない方がいい訳

暑くて仕方がないから扇風機を買う、など家電や家具はそれなりの動機や必然性があって購入に至るわけですが、まずその前に考えるべき大切なこと、忘れてしまいがちです。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、買ったものを置くべきスペースや考慮すべき掃除の動線等に与える影響について、わかりやすく解説しています。

ホントはマエに…

さて、本日は新しい家具を置くマエのお話。

そろそろ夏の準備のシーズンですよね!我が家では、去年扇風機を衝動買いしました。いや、あの連日の暑さに負けて、エアコンだけでなく風も通るようにしたかったんです。

そこで困ったのが置き場所

いっっっっっつも思うんですが、モノを買うマエにはモノが無い状態で部屋はちゃあんと完結した空間だったんですよ。そこに新たなモノがナニワのおばちゃんのお尻みたいに(?はっ、こんなこと書いていいのか?)割り込んでくるんですよね。もうさ、

  • どこに置けっていうのよ(@_@)

みたいな気持ちで部屋を見渡しちゃうわけです。あ、私が自分で買ったんですけどね( ̄∇ ̄)

こんなときやって欲しいのが

  • 掃除しやすいように家具を置く

ことです。そりゃもちろん必要な場所に置くんですよ。置くんだけどもその後のことをよく考えて欲しいんです。モノを置いた後の家事といえば

  • 掃除

ですよね( ̄∇ ̄)部屋が片付かない理由の筆頭は、間違いなくモノが多すぎることです。なので、どうしたってモノを減らす必要があるんですがその話は今日のテーマじゃない。今日は、止むを得ずに買ってしまった…モノが増えたときのお話ですからね。

で、さて、掃除を気にしてモノを置く件。小さいモノの場合には、絶対に

  • 定位置を決めて収納する

ことです。調味料や洗剤類は、引き出しや収納スペースに入れるようにします。

スペースが狭すぎて入らない?うん、そういうことはままありますね。ですが、それは発想が逆です。入りきる数に厳選するんですよ。そう、順序が逆なんですよ。

  • モノを買う前に

定位置を決めておくんです。それが決まらないうちには、買っちゃダメなんです。だって、収納する場所がないんだから、

  • 出しっぱなしになるに決まっている

から。こうなると、この出しっぱなしの放浪ちゃんだけでなく、その周囲まで掃除しにくくなるんですよ。そして、魔窟への道を一歩進む…(■∇■)

買ったモノが扇風機のような家電など大きなモノの場合、まさか引き出し(!)にしまっておくはいないでしょう。使うためには出して置く必要がありますからね。この場合は、小さいモノより気をつけて欲しいんです。

昼も夜も、京都を一望。普段は見上げる大文字山から古都を眺める

お盆に再び死者の霊を黄泉の国に送り届けるため、厳かな送り火で京の夜を灯す送り火で有名な「大文字山」。そんな大文字山、実は人気のハイキングコースの顔も持つのだとか。今回の無料メルマガ『おもしろい京都案内』では著者の英 学(はなぶさ がく)さんが、送り火をとり行う「火床」からの美しい眺望が魅力の「ハイキングコースとしての大文字山の魅力」を紹介します。

大文字山を登ろう!

京都の夏の風物詩として知られる五山の送り火で有名な大文字山」を登ったことありますか? 実は送り火を行う「火床からの眺めが絶景なので京都のメジャーなハイキングコースになっています。そして空気が澄んだ日の夜景は格別に美しく京都一の眺めです。

大文字山には多くのルートが存在します。平安時代に源氏に追われた平家が分散して、この大文字山に逃げこんだためと伝えられています。そのため蜘蛛の巣のような登山道が出来たとか。

しかし一番メジャーなルートは銀閣寺の北側にあります。このルートは道がしっかり整備されている上に、登山客も多いので道に迷うことはないでしょう。銀閣寺の正門左手を5~10分ほど道なりに進んでいくと登山口があります。そこから火床までは徒歩で約30分でたどり着きます。火床は木々がなく開けた場所なので京都を一望することができます。京都は高い建物がないため市内を一望できる場所があまりないため、とても貴重な景色を見ることが出来ます。

前方に広がる愛宕山や、北部の北山の山並み、南部の小塩山など京都盆地に囲まれた京都の町並みが見渡せます。天気が良ければ大阪の「あべのハルカス」まで望むことができます。

京都は自然豊かなので何度登っても飽きません。四季折々で様々な表情を見せてくれて実に美しいです。

京都には将軍塚など有名な夜景スポットが数々ありますが、夜景マニアの間でも大文字山は有名です。夜は昼間以上に安全対策は怠らないようにしましょう。ソールの厚い靴や懐中電灯を持参して下さい。

日中の火床の景色も絶景ですが雪の日や夜景は別格です。入念に下調べをして四季折々の大文字山を訪れてみてはいかがでしょうか?

image by: 京都フリー写真素材

日米首脳が共同会見。トランプ大統領「米はTPPに拘束されない」

25日から国賓として来日しているアメリカのトランプ大統領は27日、午前から皇居内でおこなわれた歓迎式典と天皇皇后両陛下との会見を終えた後、安倍晋三首相との日米首脳会談にのぞみ、続けて同日午後2時過ぎから拉致被害者家族と面会した。その後、トランプ大統領と安倍首相は同日15時頃より東京・元赤坂の迎賓館で「共同記者会見」に臨んだ。

日米共同記者会見詳細

トランプ大統領は「日本とアメリカの同盟は、この地域のみならず、世界の安定と繁栄の礎である。この美しい国を再び訪れて、新しい天皇陛下が即位してから初めての国賓として歓迎を受けたことに御礼を申し上げたい。妻と『日出づる国』を訪れたことは素晴らしいことだ。長い歴史を持つ皇室の新しい時代が切り開かれる歴史的な瞬間を目の当たりにすることができた。昨日は安倍首相と大相撲を観戦し、力士が想像異常に大きく強かった。そして初めての「アメリカ大統領杯」を贈呈できて感激した」と述べた。

また、安倍首相は「最新の北朝鮮情勢を踏まえ、綿密なすり合わせをおこなった。日米の立場は完全に一致している。トランプ大統領とメラニア夫人は一昨年の訪日に続き、拉致被害者のご家族と面会し、勇気付けてくれた。次は、問題の解決に向けて、私自身がキム委員長と直接、向き合う決意だ。条件を付けずに虚心坦懐に話をしたい」と述べた。

そして、トランプ大統領は「日本はアメリカからF35戦闘機を105機購入することで世界で最高の空軍を持つようになる。日米は共に訓練し、活動に従事している。明日、日本に駐留しているアメリカ軍(の横須賀基地)を訪ねることになっている。アメリカ人を代表して、駐留する軍人や家族を受け入れてくれている日本の皆さんに感謝している」と述べた。

さらに、注目の集まる貿易協議について、トランプ大統領は「日米2国間の貿易交渉では双方にとって利益のある合意を目指している。貿易に関しては近く、何らか発表できるだろう」とした。

安倍首相は米中貿易問題にも言及し「米中は世界第1位、2位の経済大国であり、両国のに安定的な関係が築かれることは世界にとって重要だ」と述べるにとどめ、記者からトランプ大統領が「選挙後」に日米の新たな貿易交渉に関する妥結の可能性に触れたことについては明言を避けた。

トランプ大統領は、すでに離脱したTPP(環太平洋パートナーシップ協定)への再加入の可能性について「TPPは私と全く関係ない、もし入っていれば自動車も大打撃を受けていた。米国はTPPに拘束されない」と述べ、その可能性がないことを強調した。


さらに、中国との貿易交渉については「向こう(中国)はしたがっているが我々には準備がない。今、中国からの輸入品に莫大な金額の関税が入ってきている。これは今後、もっと増えるだろう。将来、中国と素晴らしい交渉ができることを楽しみにしている」と述べた。

同27日夜、両首脳は天皇陛下との宮中晩餐会に出席。そして28日には米軍の横須賀基地を訪問し、アメリカへ帰国する。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

いじめ探偵がNHKスペシャル出演で受けた、脅迫や嫌がらせの数々

5月19日に放送され大反響となったNHKスペシャル「子どもの“声なき声”第1回 いじめと探偵~行き場を失った“助けて”~」。いじめの解決に執念を燃やす現役探偵の阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんの姿は全国の視聴者の胸を打ち、放送直後から応援メッセージが多数届く一方、いじめ問題の関係者からの脅迫や嫌がらせもあったといいます。今回のメルマガ『伝説の探偵』では阿部さんが、数々の嫌がらせの「証拠画像」を白日の下に晒しています。

いじめの根源と環境

5月19日、私はNHKスペシャル「子どもの“声なき声”第1回いじめと探偵~行き場を失った“助けて”~」に出た。この回は私を追ったドキュメンタリーで、名古屋市名東区の中1自死事件や山口県の大島商船高等専門学校でのいじめ事件を追った。

実はこの2つの事件は、加害側生徒関係者や学校関係者からの執拗な嫌がらせがある事件であった。

特に大島商船関係者の稚拙な嫌がらせは、この学校の自治や管理能力の他、関係者(大人)が実に脅迫的であることを認知していない酷いものだと言わざるを得なかった。

いじめの常態化は環境

人間は環境動物だという。

いじめが酷くなる学校はその環境に大きな原因がある場合が多い。一方で、いじめ加害を固定的に行い、常に被害者を生み出す人物については、その生育歴や家庭環境なども大きな原因の1つといえる。

つまり私に対する誹謗中傷や脅迫行為は、自死者までが出たいじめ常態化の環境の1つの特徴であり、それをしてしまう人物にとっては、許容範囲の正当な反応でもあるのだ。

今回は、こうした特徴を多くの方に知ってもらうため、敢えて放置し、その状況をレポートしたい。

国際交渉人が説く。米国のイラン対応がエスカレートする真の理由

5月上旬に米国政府がイランへの制裁を一段と強化したことをきっかけに悪化する両国関係。危ういながらも均衡を保っていたはずの両国に何が起こっているのでしょうか?メルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』の著者で、数々の国際舞台で交渉人を務めた島田久仁彦さんは、再選の材料と目論んでいた北朝鮮との交渉が行き詰まったトランプ大統領が、対イラン政策に活路を求めたと分析。敵視政策に対し一歩も引く構えのないイランの出方次第では、国際秩序が崩壊へと向かうと危惧しています。

米・イランの緊張激化が招く国際秩序の崩壊への道

『イラク・バグダッドのグリーンゾーンにロケット弾が着弾した』。このニュースが入ってきた際、『嫌な展開になってきたな』と懸念を抱きました。そう感じてすぐに、アメリカの国務省は『これはイラン政府が支援する民兵組織による仕業』との見解を発表し、続いてトランプ大統領も『これ以上、アメリカに対する威嚇を続けるのであれば、攻撃も辞さない』と警告を送りました。

実際に、ペルシャ湾のすぐ外に展開するアメリカの原子力空母を中心とした艦隊も、搭載されている戦闘機や中東地域に派遣されている戦略爆撃機が離着陸回数を増やしていますし、ペンタゴンは中東地域にアメリカ軍を追加で数千人規模派遣することを大統領に進言するというように、威嚇の度合いを上げた様子です。

それに対して、イランも真っ向から対立し、これまで穏健派で知られてきたロウハニ大統領も、国内で高まる【反米・反核合意】を掲げる過激派(ハーメネイ師)のに押されるように、対アメリカへの対決姿勢を鮮明にしています。

例えば、『これ以上、アメリカがイランを悪者にし、威嚇を続けるのであれば、その報いを受けることになるだろう』と攻撃もしくは“テロ”の予告ともとれる発言をしてみたり、反イランのアラブ諸国に対しては『イランと戦争をして勝つことが出来るなどという妄想は抱かない方がいい』と周辺国にも威嚇行為を激化させてみたりと、対応はどんどんエスカレートしています。

そして、極めつけは、イラン核合意で停止を宣言したはずの核開発、特に低濃度(!?)のウラン濃縮を再開した模様で、これによりヨーロッパでイランにシンパシーを抱いていた国々(英、仏、独)も、イランと距離を置かざるを得ない事態になったと思われます。

なぜ急にこんなことになったのでしょうか? アメリカのトランプ政権がイランに対する批判を強め、制裁を再度強化するという動きに出ていますが、軍事的なオプションに言及することはあっても、これまでは軍事的な展開を強めることはありませんでした。度重なるイスラエルとのいざこざは、アメリカ国内の新ユダヤの支持層を刺激しましたが、それは核合意の破棄と経済制裁による徹底的な締め付けで対応してきました。

どうしても年金を出したくない国の呆れた「定年延長」という無策

金融庁は22日「資産寿命」についての初の指針案をまとめ、その中で「少子高齢化により年金の給付水準の維持が困難」と明言し、さらに国民へ「自助」努力を呼びかけたことに批判の声が殺到しました。「努力義務」の定年延長もいずれ「義務」に変わり、使えない老人を抱えた非効率な企業の収益は悪化し国力はますますジリ貧になると警告するのは、CX系「ホンマでっか!?TV」でもおなじみ、メルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』の著者で生物学者の池田清彦教授。池田教授は、年金の財源確保策と、ポスト工業化社会に必要とされる人材を排出するために必要な教育について持論を展開しています。

老人を無理やり働かせるのはやめよう

年金の財源が破綻することはもはや自明なので、政府は、近い将来、平均寿命が100歳になるといったウソ話を吹聴して、高齢者を働かせて、なるべく年金を支払わないで済むような制度を作ることを画策しているようだ。

現行法では、企業は60歳から65歳までの希望者全員に雇用義務がある。企業の選択肢としては、

1.定年延長、

2.定年廃止、

3.契約社員

などでの再雇用、の3つがあるが、企業も義務というので、仕方なく政府の言うことを聞いているだけで、実は雇いたくない人もいるだろうし、雇用するにしてもなるべく安い給料で雇いたいだろう。働く方も年金が思うように出ないので、嫌々働いている人も多いと思う。企業が、高給を支払っても雇用したいという人はごく少数だろう。

私の多くの虫友達は、定年になって、自由時間が増えて、好きな時に好きなところに虫採りに行きたい、という人が大部分で、定年になっても、働きたいなんておかしな人はまずいない。年金がもらえないので働かざるを得ない人が大部分だ。余裕のある人は定年前にとっととやめて虫採りに専念している。そういえば『バカの壁』の養老さんも定年前の57歳で東大教授を辞めてしまった。私は70歳の定年まで勤めたが、ほとんど、自由業に近い勤務形態だったので、ストレスを感じなかっただけで、普通の人から見れば例外である。

いよいよ財源が逼迫することが目前に迫ってきたからか(国民年金と、厚生年金の財源を株を買い支えるために注ぎ込めば、そのうち破綻するわな)、65歳では足らず、70歳まで年金を支払わないようにするための布石として、上記した定年延長などの3項目に加え、

4.他企業への再就職支援、

5.フリーランスで働くための資金提供、

6.起業支援、

7.NPO活動などへの資金提供、

7項目を企業の努力義務とする法改正を行う方針だという。 最初は、努力義務でもしばらくすれば、努力が抜けて義務になるのは現行法を鑑みれば大いにあり得るだろう。企業としては、本人が希望したからと言って役立たずの老人を雇用するのは勘弁してもらいたいと思うだろうし、他企業への再就職支援といっても、そういう人を他の企業が雇ってくれるとは思えない。そうかといって、フリーランスで働きたい人に資金を提供しても、上手くいかなくて資金回収もままならなくなる恐れの方が強いだろうし、60代の後半になって起業する老人もそんなにいるとは思えない。NPO活動への資金提供に至ってはほとんど絵に描いた餅だ。

賛成はほとんど男性。米「強制性交でも人工中絶禁止」可決の衝撃

海外のメディアのニュースを、日本のマスコミではあまり報じられない切り口で本当はどういう意味で報じられているのか解説する、無料メルマガ『山久瀬洋二 えいごism』。今回は、アラバマ州での中絶規制法案可決の背景にある脅威について解説しています。

アラバマ州での中絶規制法案可決の背景にある脅威とは

Most of the US state laws banning or severely restricting access to abortions have been voted on by male politicians. Should men have the right to rule on an issue that impacts women so intimately?

訳:アメリカでの人工妊娠中絶を厳しく取り締まる法律に賛成する政治家の殆どが男性。女性の人権に関わる問題を男性がコントロール権利があるのだろうか?(BBCより)

【ニュース解説】

アメリカ南部のアラバマ州で人工妊娠中絶を厳しく制限し違反した者には刑事責任を課す法律が可決されました。このニュースは日本ではさほど大きく取り上げられていませんが、アメリカのみならず、欧米社会に強い衝撃を与えているニュースといっても過言ではありません。

アメリカでは、人工妊娠中絶は殺人と同じく罪深い行為であると主張する人々が多くいます。彼らはキリスト教的な意識が強く、その宗旨に照らし、胎児の命も人の命として、中絶に強く反対するのです。
それに対して、当然のことながら、子供を産むか産まないかを選択する権利 Pro Choice は女性にあるとして、中絶は女性の人権を守る上で守られなければならない権利であるという人々も多くいます。彼らは、性的な差別を撤廃する上からも中絶を選択する権利の必要性を訴えます。
今回のヘッドラインのように、女性の体や人権に関する問題に男性が介入するべきかという議論も世界中で巻き起こっています。
そうした議論の中で、アラバマ州で、ほとんどのケースにおいて人工妊娠中絶を違法とする法律が可決されたのです。
ほとんどのケースとはどのような場合でしょうか。例えば、経済的に子供を養育できないケース、レイプやそれに近い行為で女性が妊娠したケースなどが「ほとんどのケース」に含まれるのです。

この意識の対立は、ある意味でトランプ政権の誕生などによって分断されるアメリカ人の状況を象徴したものであるといえましょう。
さすがのトランプ大統領も、中絶そのものには批判的ではある立場を強調した上で、レイプや女性の体に健康上大きなリスクがある場合の中絶には反対しています。しかし、彼にとって、こうした法律を支持する有権者こそが大切な支持者であることには変わりありません。

ここで、前回に続いてこうした法律が通るアメリカの社会と政治についてメスをいれてみます。すると、そこには世界に共通した近代国家の制度がもつ矛盾がみえてくるのです。
それは、政教分離という民主主義国家の根本に潜むリスクなのです。

人類は、歴史上長きにわたって神を権威として、そこに政治権力を結びつけてきました。
これは、為政者にとっては人々を支配する上で極めて便利な制度でした。
しかし、そのことによって、宗教が異なる者同士が覇権を競い、戦争や抑圧で多くの人の血が流されてきたことは周知の事実です。
そこで、近代国家は政治権力と宗教的な権威とを分離し、国家の中で人々の信教の自由を保障することで、国民の人権を保護する仕組を作ってきたのです。

アメリカは、ヨーロッパでの宗教的な抑圧から逃れてきた人々によって建国されました。従って、本来政教分離の発想はアメリカ人にとって最も大切な価値観だったはずです。
その価値観は自らの信仰の自由を保障してもらうものに他なりません。
前回トランプ政権の支持母体となった福音派について解説した時にも触れましたが、信教の自由を求めてアメリカに移住してきた人々の宗教的価値観、そして道徳観が、現在のアメリカ人の意識の土台となっているわけです。
しかし、皮肉なことに、彼らが自らの道徳を多数派の道徳として主張しはじめたときに、彼らとは異なった宗教観や道徳観を持った人々を排斥しはじめたのです。
そして、その排他的な意識が、アラバマ州での中絶規制の法律などの制定へとつながっていったのです。つまり、これはある種の新たな宗教戦争なのです。

我々は、投票行動や立法への考え方などを左右する価値観のルーツが、実は宗教的価値観に起因しているという事実をしっかりと認識しなければなりません。
つまり、宗教観の違いは、人々が政治的な判断をするときの価値観に直結しているのです。
このことは、政教分離という近代民主主義の制度の中の矛盾に他なりません。
この矛盾を利用して人々を煽動する政治的発想こそがポピュリズムに他ならないのです。
異なる価値観を尊重し、多様性を擁護することで民主主義を維持しようという建前の陰にある落とし穴が、現在新しい保守主義の動きと融合して、新たな政教一致への道標をつくっているというわけです。

アラバマ州で可決された中絶規制の法律は、この政教一致につながる新たな脅威ともいえそうです。
この政教一致への脅威は、人々が自らの価値観と宗教観とを客観的に意識できず、それを他者に押し付けることから生まれる脅威です。
しかも、多くの人がこのことが民主主義そのものへの脅威であることに気付いていないことが課題なのです。

従って、これはアラバマ州だけの、さらにはアメリカだけの問題ではないのです。それは、日本を含む世界中の人々が考えなければならないテーマに繋がっているのです。民主主義、そして近代国家の仕組とは何かというテーマを冷静に見つめ直さなければならないのです。

なぜ、政教分離が行われてきたのか。さらに、政教分離と多様性の尊重という考え方の本質は何なのか。
他者の価値観と自らの価値観の違いを受け入れるには、自らがどのような立ち位置で物事を判断しなければならないのか。
こうした重要なテーマを突きつけられたのが、今回のアラバマでの中絶規制法案の可決だったのです。

image by: Brochureman at English Wikipedia [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

SNSでよく見かける「何でも批判する人」は何故そうなった?

SNS上には一定数「何に対しても批判的な態度をとる人」がいます。目にした情報について常に批判し文句ばかりを並べる…、彼らはなぜそうなってしまったのでしょうか。今回の無料メルマガ『人間をとことん考える(人間論)』では著者の小原一将さんが、糸井重里さんのメッセージを引用しつつ、斯様なタイプの人々について考察しています。

何に対しても批判的な人たちについて考える

何に対しても批判的な人というのは一定数いる。このことについて、納得する意見をツイッターで読んだのでそれを取り上げながら考察してみたい。

私は広島に長く住んだので広島カープファンである。そのカープの顔とも言える菊池選手がメジャー行きを表明している。当然、ファンにとしては悲しいが、メジャーでの活躍をニュースで見たいという願望もある。

そんな中、批判的な意見も多い。「なぜ菊池がメジャーで通用すると思うか」「メジャーにはもっとすごい選手がたくさんいる」といった意見が多いのだが、こういった意見にはいつも違和感を覚える。

活躍を心配したり不安に思ったり、選手にとって最良の決断なのかを考えることは良いことである。そうではなく、単なる批判や中傷の意見も多くなぜこのような思考回路に陥るのかが分からなかった。

以前、大谷選手についてのメルマガも書いたが、二刀流について少なくない人たちが批判している世論の中、そんな雑音は無視して常識や凝り固まった考え方を壊して欲しいと期待していた。そして今や二刀流が不可能など言う人はいなくなった。

このときも思ったのだが、二刀流なんて無駄だとか不可能だとか言う人たちは、自分も二刀流に挑戦、もしくはある程度プロ野球のレベルまで到達した選手やその関係者なのかと疑問に思う。

なぜならそうではない限り無駄や不可能かなど判断しようがないからだ。判断できないのであれば、夢に向かって突き進んでいる人は応援すれば良いのではと思っていた。

直感と偶然がピンチをチャンスに変える。激甘キャベツの誕生秘話

北海道のとある町の名産品としても知られている「越冬キャベツ」。実はこの甘いキャベツ、「偶然の産物」だということをご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『ビジネス真実践』では著者で人気コンサルタントの中久保浩平さんが、「ピンチの後に訪れる偶然のチャンス」を手に入れる方法を記しています。

激甘キャベツの教え

突然ですが…越冬キャベツをご存知でしょうか?越冬キャベツとは、北海道和寒町の農家で生産されているメロンに匹敵するほどの甘みがあり重宝されている名産品としてもロングセラーのキャベツです。

この越冬キャベツ。生産者が「メロンに匹敵する甘さ」を引き出すために試行錯誤し、研究を重ねて作りだしたという産物ではありません。実は、偶然に出来た産物なのです。

1968年、豊作だったその年、キャベツは通常通り、夏から秋にかけて収穫し出荷。しかし、秋キャベツの価格が大暴落しました。売れないキャベツが山積みとなり、困った生産者は、そのまま畑に放置してしまいました。やがて冬になり、放置されたキャベツは、そのまま雪に埋もれていくことに…。

年が明け、1969年の春。昨年とは打って変わって、深刻な野菜不足。市場ではキャベツも高値で売られていて市民はみな困っていました。その現状を目の当たりにした農家では、放置していたキャベツのことを思い出し、半ば諦めの境地で雪の中から、掘り出し試食してみたのです。

すると、びっくり。なんと、尋常じゃない甘さのキャベツになっていたのです。

調べてみると、キャベツは雪の中で自然冷蔵され鮮度が落ちるだけでなく、キャベツ自身が凍らないようにと雪の中で必死で頑張ることによって糖度が上がりギュッと凝縮された甘みを出していたことがわかったのです。

このことで、地元農家は団結して、この農法によるキャベツ生産に本格的に乗り出していきました。越冬キャベツの誕生です。