やりすぎ注意。日本人に「やらない家事」を決めることが必要な訳

やってもやっても終わりがないようにすら思えてしまうのが、家事。思ったようにこなすことができずに自己嫌悪に陥る、という方も多いのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、家事については「何かを辞めてみようと考えることも重要なのでは」と提案されています。

ヤリスギ病

さて、本日は決めることのお話。

一年が始まって、はや半月。仕事も家事も、人間関係も、動き出してきたところでしょう。今年もいろいろ目標も立てたと思います。

マジメな私たちは

  • 今年こそ○○をやろう!

と決意しますよね。うん、したよね、したよね。で、年末になって

  • ○○ができなかった…

と言ってやらなかった自分を責めて自己嫌悪に陥るんです。

うん、そうだったでしょ?ちょっと前の年末に自己嫌悪に陥って、ため息ついて、自分を慰めたでしょ。私もだけど。

でも、なにかをやるのはとても大切だと思うんですが、日本の家事に限っていえば

  • やらないことを決める

ことの方がずっと大事なんです。

もともと家事は、際限のないものです。覚えがあると思いますが、時短グッズを導入して、以前より短い時間で出来るようになった家事があっても、空いた時間の分

  • 他の家事を入れちゃっている…

でしょ?空いた時間を休息や他の活動に振り分けているんじゃなく他の家事に当てちゃうんですよ。そのせいで全体としての家事時間は

  • 全然短くなってない

…( ̄∇ ̄) これがどうして起こるのかといえば、家事自体に定量がなく、ヤル気になればどんどんやれてしまうからでしょうね。しかも、日本では家事に対する要求水準が異常に異常に、あ、もう一回言っておきますよ、異常に高いので、時間が余るだなんてことがナイんですよ。

ちょっと時間があると

  • お弁当は作っていさえすればOK♪

だったのに

  • 手作りの方がステキ♪

ということになって、お弁当作りの時間が増大してしまう。頑張って手作りにしたら、そのうちキャラ弁の方が…とか。こういうヤツです。

そう、こういうことが日本全体で蔓延しているんです。

  • ヤリスギ病

っていうんです( ̄∇ ̄) 手をかければかけるほど良いという価値観、あるいは手や時間が空いていることは怠惰の証しみたいな考え。これに基づいて

  • どんどんタスクが追加される

んですよね。時短しても効率化しても、これじゃ永遠にタスクが減らないよね。

なので、重要なのは「やること」を決めるのではなく

  • 「やらないこと」を決める

ことです。やることを決める方が、達成感があるっていうか、目標立てた感じがあって、みんな好きなんですよね。それに比べて、なにかを止めるのは

  • 喪失感があって

痛々しい感じがするでしょ?でも、ヤリスギ病に罹っている日本の家庭では、やることを付け加えていくより

  • やらないこと・止めることを決める

ことの方が、家事の負担軽減になるだろうと思うんですよ。

そして、どの家事をやらないことにするのかを考える過程で、家事全体を見渡すことができ、自分が家事でやろうとしていることがなんなのかも分かると思うんです。

ちなみにワタクシ。私もヤリスギ病患者なので、なにを止めるのか考えたんです。今年止めるものは

  • 床掃除
  • 庭木の剪定とクスリの散布

です。

床掃除は、毎日やった方がいいという思い込みがあるため頻度をアプリで管理していても、ついやってしまうんです。しかも、ちょっと汚れてくるとイライラしてきちゃう。家族にすればいい迷惑ですよね。スミマセン…。

なので、この家事を完全に全自動化し、手を引こうと決意しました。まあ、現在のルンバくんがそろそろ買い換え時期だし、最新の掃除ロボットを検討して、掃除日時を予約すればOKだろうと思っています。ムフ。

もうひとつは庭木。これは、

  • 適期が非常に重要な家事

で、しかも天気にも左右されるんです。適期はだいたい2週間くらいしかなく、この間に出張が入ったりするとできる日が限られてしまうんです。しかもその日が晴れとは限らず結局できなかったりすることもシバシバ。つまり、私の都合じゃできない家事なんです。

そして、できなかったツケは荒れた庭というカタチで残るんですよ。ステキな庭が心の潤いをもたらしてくれるなら、荒れた庭は

  • 心の乾燥と傷みをもたらす

んですよ。もうね、荒れた庭の有様を見続けなければならない苦痛ときたら、草花が好きなだけに耐え難いんですよね。

なので、付き合いのある庭師さんにお願いして、剪定とクスリの散布をやってもらおうと思っています。年間の全ての庭仕事を丸投げすわけではなく、一定の期間の剪定とクスリの散布だけなので、これはこれでなんとかなる見込み。

これらを止めることで、こころと時間の余裕を生み出したいと思っています。

年初に立てた今年の目標。「やらないこと」を決めるのも、目標の中に入れてみてくださいね。

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スキルや学びにこだわり過ぎると、収入までダウンしてしまうよ

忙しい仕事の合間に「スキルアップ」や「資格取得」の勉強をすることはなかなか難しいものです。であるからこそ、合格の暁には自身の努力を褒め、更なる向上心の芽生えにも繋がるもの。しかし、スキルや学びにこだわり過ぎると、本来の目的である収入アップから遠ざかってしまう場合もあるようです。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ』では著者の佐藤しょ~おんさんが、現場で必要なスキルを見抜く思考法を紹介しています。

効果を求めなきゃいけないとき

私は日頃セミナーで、

  効果を求めずに、淡々と続けるのが良いよ

ということを話しているのですが、これはあくまでも怪しい系のスキルを育てる時の話ですからね。これとは逆に、徹底的に効果を追い求めなきゃいけない場面もあるんです。それは、

  科学原理主義的なスキルを身に付ける時

なんですね。英語力だったり、資格試験だったり、ITスキルだったり、論理思考力だったり、各種の目に見える能力、スキルを獲得したい、身に付けたいという時には、ちゃんと効果測定をしなきゃならないんです。

ここでいう効果測定とは、ひとつには

  自分がゴールまであとどれくらいの位置にいるのか?

であって、もうひとつは

  手に入れたスキルや能力が、人生にどんな効能をもたらしたのか?

なんです。

前者はスキル獲得までの時間軸を読んで、モチベーションを維持、向上させるために必要です。なんとなく毎日努力をしているというのは、短期戦ならまだしも、能力獲得までに1年以上掛かるようなテーマの時には、モチベーションが続きませんから。この場合には良く言われることですが、目標を細分化して、ひとつずつクリアしている実感を感じる戦術が必要になるんです。

私が取り組んでいるギターも、家人が取り組んでいるピアノも、小さな単位として、「この曲を弾けるようになりたい」があって、さらにそれを細分化して、「この小節は今週中にクリアしたい」という目標に落とし込めるわけですね。

教える人というのは、この細分化された目標をクリアするために必要な情報を提供する人なんですね。

もうひとつの効果とは、そのスキルや能力を手に入れた後の話です。

時間というリソースを投資して身に付けたそのスキルや能力から、どのようなリターンを手にしたのかという検証は必要ですよ。というか、ここで

  身に付けたけど、全然活用されていないし、役に立っていない

のならば、それは時間のムダだったとも言えるわけですよ。

それをムダで終わらせないために、今から何が出来るのかを考えるのは大事だと思うんですよ。

私はかつてIT系の資格取得に燃えていたんですが、そのうちのいくつかは資格を手にしたモノの、日常の生活、仕事ではほとんど使わなかったんです。そりゃそうです。その時には現場を離れてマネジメントになっていましたから、今更Solaris(SUNという会社が作ったUnix)のコマンドを使う機会なんてゼロなわけですよ。

この資格を取るのにずいぶんおカネも時間も使ったのに、と思ったんですが、この振り返りをした結果、

  もう現場系のスキルからは卒業しろということなんだな

というのが納得出来ました。

それ以降、現場で必要になるスキルを勉強する時には、

  ホントにこれってこの後も使うんだよね?

と考えてから手を出すことになりましたし、そこで立ち止まると、実はやらなくても代替策がいくらでもあって、時間とおカネを節約出来るなんてことに気付いたりしたんです。

勉強って、あるレベルを超えてハマると、とにかくやれるモノはなんでも手を出した方が良いんだというマインドになりがちなんですよ。正確にいうと、勉強している、努力しているということ自体が目的化したり、そこから精神の安定というか安堵感(私は頑張っているんだという気分)が欲しくて、そんな勉強しても何も良いことないだろというジャンルにまで手を伸ばす人がいるんです。

目に見える世界の勉強って、必要に迫られてから初めても良いくらいなんですよ。そうしたら確実にリターンを享受出来ますから。

でも努力家とか真面目って言われる人は、それじゃ遅いだろって考えがちなんです。そんな人は、

  そのスキル、今ホントに役に立ってますか?

という振り返りをするのは、催眠から抜け出すために必要な思考なんですよ。

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しまう場所が間違ってる。いざという時モノが見つからないワケ

いざものを使おうとした際、探せど探せど見つからない…。そんな経験、誰しもお持ちのことかと思いますが、どうやらそれは「収納」に問題があるようです。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、「常識にとらわれない便利な収納方法」を紹介しています。 

あれ、こんなところに

さて、本日は意外な置き場所のお話。

突然ですが、ワタクシ

  • アタマがカタい

んです。と反省しています。いや、知人がヤワラカイだけで、私がカタいわけじゃないのかもしれませんが。知人は玄関に

  • ハンカチセット

を置いているんだそうです。なるほどと思いましたね。だってハンカチとポケットティッシュって、家の中じゃ使わないもん。で、家に忘れて来たときに限って、ハナをかみたくなったりするんだもん。つまり

  • 外出するときにだけ必要

なんですよね。知人曰く、だから子供の分だけは玄関に置いているんだって。玄関にフタのできる箱をおいて、そこにハンカチとティッシュを常備しているそうです。で、ソコから持っていきなさいよ~と。

これ、実はとても良い収納法なんですよね。収納場所は、フツーアイテムごとに分けて決定されます。

  • 洋服はクローゼット
  • 靴は下駄箱
  • 本は本棚
  • マグカップはキッチン

こんな感じです。みなさんも大半の方がこの方法をなんの疑いもなく実践しているでしょう。ですが、なかに

  • なぜかいつも行方不明か所在不定…

というアイテムがあると思うんです。

  • 自転車の鍵とか
  • カッターとか
  • UVスプレーとか

ま、それが何かは家庭ごとに違うでしょうが、ひとつくらいあると思います。で、しかたなく捜索隊を出して、見つからないので、もうひとつ買ってそうすると全然違うところから出て来る…( ̄∇ ̄)ありますよね。

この原因のひとつは、収納場所が間違っていることによるんです。もっといえば、そのアイテムは使う場所の近くに収納されていないんです。そのアイテムは

  • 使う場所の近くに置く

必要があるんですよ。アイテムごとに収納場所を考えるのではなく使う場所ごとに収納場所を考えるんです。

たとえば、我が家の場合ですが、玄関にいろいろ置いてあるんです。ま、靴やそのケアものは当然として

  • 花粉ガードのスプレー
  • 虫除けスプレー
  • 雑巾
  • 日焼け止めクリーム
  • 日傘
  • 帽子
  • 殺虫剤と割り箸

いや、割り箸ってどうしてだか分かります?分かる人はイナカの住人ですね(*^ー゚)これは玄関に入ってきたムカデとかクモとかを捕まえて外にポイするためのものなんですよ。

雑巾は、出張から帰ってきたとき、スーツケースの足を拭くため。帽子・日傘・クリームはいわずもがなですよね。

どれもホントは、クローゼットや鏡台などにおいてあっていいはずのものだろうと思います。ただ、我が家の場合、この方が使いやすいんです。

あれ、こんなところに?と思うかもしれませんが、使う場所の近くにものを置いた方が断然使いやすいんです。常識にとらわれずに別の場所に置いてみたらいかがでしょうか。

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生きてるだけで漲ってくる自信。要領が悪いからこそ味わえるもの

仕事であっても趣味であっても、「要領が悪い」ことはマイナスと受け取ってしまうものですが、負の側面ばかりでもないようです。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ』では著者の佐藤しょ~おんさんが、要領が悪いからこそ味わえる感覚など、そのメリットを紹介しています。

要領が悪い人は…

私は能力というか、できることに二面性があるようでして、ビジネスの場面では少ない試行数、場合によっては最初の一回目から、サクッと期待通りの仕事ができたりする反面、身体能力という面では、常人の少なくとも2倍、モノによっては3倍くらいの試行数をこなさないと、まともなアウトプットが出ないんですね。

その意味ではものスゴく要領が悪いんですよ。これは子供の頃から同じでして、鉄棒で逆上がりができるようになったのは、実は中学3年の時ですし、今では教える立場になった呼吸法も、教えてもらいやり始めたら、全然秒が伸びなくて、12秒をクリアするのに半年、さらに15秒をクリアするのにここでも半年という感じで、自分でもウンザリします。

同様のことは、4年間続けているギターのレッスンにも言えまして、2年以上前に教わった課題曲を、今でも完璧に弾けるのが5回に1回程度で、いつもいつもどこかでとちってしまったり、次の運指を忘れてしまったりするんですね。

そんな私が、いつもこころに保存している想いは、

 ● 量稽古は最後は裏切らない

なんです。できるかできないか、できたかできなかったかではなく、

 ● ウソ偽りなく、量を積み重ねているか

だけを考えて、そこを裏切らないように、積立定期をしているつもりで、成果や出来不出来を考えず、とにかく真摯に積み重ねることだけを意識しています。それがさすがに4年になると、少なからぬ自信が芽生えてくるんです。

このメールマガジンもそろそろ12年になるわけですが、これだけの数を積み重ねると揺らぐことの無い自信になりますよね。

そしてそんな自信って、その対象となるモノゴトに限って、威力を発揮するわけではないということも、最近感じるようになって来ました。ギターの練習を積み重ねたら、ギターの演奏で成果を感じる、メールマガジンを書き続けたら、文章を書くという行為に於いて成果を感じると、普通の人は考えるのですが、実はそこで止まらないのですよ。

やり続けた、積み重ねたという自信は、他の領域でも自分を輝かせてくれるモノなんです。抽象的に言えば、

 ● 生きているだけで自信が漲って来る

感覚があるんです。だってこれって、参入障壁に時間の関数が存在するんですから、積み重ねた時間がそのまま資産になっているわけです。だから簡単に抜かれるとは思えないんですよね。そういうものがこころの中にいくつかあると、いつでもこころ穏やかに過ごすことができるんです。

そしてこの感覚は、要領が良くて最初の試行でサクッとできる人には、決して味わえないものなんです。私はビジネスの様々な場面で、バラエティーに富む成果を出しましたけど、この感覚はありませんでしたから。どちらかと言えば、いつでもヒヤヒヤ、ドキドキしながら、こころの中の不安が減ること無く、アワアワしている状態でした。あと10年、同じ仕事をしていたら、話は違ったかも知れませんがね。

だからあなた自身が要領が悪いと感じていても、それは決してマイナスの状況ではないんですよ。むしろこういう人の方が、努力が形になりやすいですから。要領を良くしようと考えるのではなくて、愚直に量稽古を続けることを意識すれば良いと思います。

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【書評】台湾人が看破する、中韓の人々が日本に永住したがる訳

反日国家といわれる中国、韓国。しかし、訪日外国人の中の二国の人々の占める割合は高く、永住や帰化を望む声も多いといいます。いったいなぜ? 今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』では編集長の柴田忠男さんが、その謎に迫る一冊をレビューしています。

偏屈BOOK案内:黄文雄『それでもなぜ、反日大国の中国人、韓国人は日本に憧れるのか?』

81oKNHjdFqLそれでもなぜ、反日大国の中国人、韓国人は日本に憧れるのか?
黄文雄 著/海竜社

黒地に特太ゴチック白抜き29文字にもなる長いタイトル。カバー袖には「すべては中韓の精神文化に答えがあった!」以上、おしまい、ってわけにはいかないが、本文中に箇条書きゴシックが小見出しふうに入るという構成になっている。分かりやすいが、無理やり設定したような感じ。これは編集者の仕業か。

反日国家であるはずの中国人と韓国人は、なぜあの手この手で日本に永住や帰化を求めるのか。なぜ、「鬼子」や「倭豚」の国を目指すのか。その理由を知るためには、故国と異国についての二つの視点と視野から見なければならない。この本はその理由の解説のために書かれた。ポイントは以下の6つだという。

  1. 中国も韓国も歴史・文化的に易姓革命の国で、「力」によって支配される社会である
  2. 戦乱、虐殺、抗争がどの時代でも絶えない、不安定な社会
  3. いくら公平を求めても、ますます格差が広がり、いつも勝ち組と負け組の敵対関係が存在し、憎しみあい、内ゲバの社会となる
  4. 生命、財産を安全にして安心できる保障がない
  5. 人間としての尊厳や人権を得られない
  6. そのまま故国にいたら、夢も希望もない……だから「逃げるしかない」

社会主義史上最大の富豪とされるトウ小平一家は、江沢民時代になると上海閥に狙われ、約10兆円の資産を奪われた一族は海外に逃げた。習近平は先手を打ち上海閥を潰した。習一族は既に海外に逃亡完了。中国に約118万人いる「裸官」と称される役人も、逃げる準備中かほぼ完了している。党中央委員の91%、党中央規律検査委員会の88%が脱走の準備を整えている。と著者は推定する。

中国人が中国から逃げ出したい理由は、

  1. 奴隷制社会
  2. 良心を持った人がいない社会
  3. 才能ある人が潰される社会
  4. 中華思想で成り立っている社会

だという。小中華の逃げ足はもっと早い。朝鮮戦争の時、建国の父・李承晩大統領は真っ先に逃げた。己一人が助かればよいと、漢江大橋まで爆破し、結局国外に逃げのびた。あのセウォル号の船長が逃げたのもお約束通りだ。

台湾は多言語、多文化、多種族社会だが、台湾人は中国人の同胞ではない。中国も韓国も、建国は戦後である。中国は建国以来、一度も台湾を統治したことはない。島国・台湾に歴史上何の貢献もしていない。台湾人と中国人には何の関係もない。知らない日本人は多いが、著者は台湾人だからビシッと断言する。

日本語は日本史の中で最大の発明で、漢字・かな文字混じりの文字体系は世界文化を包摂している。日本語を除くアジアの語文は、教育の面から考察するとほとんど高校までしかメディアとしての価値をもたない。近代諸科学の歴史的蓄積が不足しているからだ。中国の憲法でも「和製漢語」が70%以上を占める。もちろんハングルの世界でも、漢語の含有率は70%以上ある。

日中・日韓の関係はますます冷え込んでいるのに、なぜ中韓の観光客が増えたのか(いま現在はいろいろわけあって減っているが)。

  1. 強い反日思想をもつ人は限定的
  2. 反日よりも自分の欲求が大事
  3. いちばん行きやすいのが日本だった

というだけだ。中韓が親日になる可能性は?韓国にはないが、中国は「嫌日」よりも「嫌中」「嫌韓」の方が多い。そうなんだ~。

編集長 柴田忠男

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開幕間近のJリーグ。新型コロナウイルスにサッカー界の対応は?

新型コロナウイルスの感染拡大の影響は、サッカー界にも及んでいます。ACL(アジアチャンピオンズリーグ)のグループステージは、前半の3節までの中国ホームの試合がすべてアウェイに振り替えられました。2月8日のゼロックススーパーカップで開幕するJリーグへの影響はあるのでしょうか?サッカー情報で人気のメルマガ『J3+ (メルマ)』では、過去の感染症騒動時を振り返って比較しつつ、事態の動向を注視しています。

SARSを超える勢い。広がり続ける感染

日本ならびに世界は新型コロナウイルスの話題で持ち切りである。特に中国と距離的に近くて人々の移動も激しい日本では、連日、コロナウイルスが大きく報道されている。当たり前の話になるが、日々、死亡数と感染者数は増えており、1月30日(木)時点では「7,000人感染、170人死亡」と報道されている。

ただ、死亡数はともかくとして、感染者数の正確な数字が分かっているとは考えにくい。特に中国国内での感染者を正確に把握するのは(現状は)ほぼ無理なので「感染者数に関する数字はあてにならない。」と言える。

こういう騒動は定期的に起こるが記憶に残っているのは「SARS(2002年11月~2003年7月)」と「新型インフルエンザ(2009年春~2010年3月頃)」の2つになる。SARSも中国が中心になったが様々なイベントが中止になるなど大きな騒動になった。

改めて調べてみるとSARSは「香港を中心に8,096人が感染。37ヶ国で774人が死亡した」という。致命率9.6%なので相当に高いが「大きく騒がれた割には感染者数や死亡者数は意外と少なかった」ということが分かる。(※死亡数や感染者数の人数に関しては諸説ある)

2009年の新型インフルエンザの死亡者数は全世界で14,286人と言われている。こちらはかなりの数になる。発生源は「豚の間で流行していた豚インフルエンザウイルス」で農場などで豚から人に感染して新型ウイルスとして人間にも広まったという。メキシコとアメリカで最初に確認された。

記憶している限りでは今回の新型コロナウイルスの騒動は「2009年の新型インフルエンザ以来の大きな騒動」だと思うが日本国内での感染者数は徐々に増えていくだろう。亡くなる人が発生した場合は大きく取り上げられるだろう。

個人的に記憶している騒動に限定すると「今回が3回目」になるがパニックになるのが一番良くない。連日、メディアはコロナウイルスを大きく取り上げるが不確かな情報もたくさんある。

しかも、SARSや2009年の新型インフルエンザの時とは違ってほとんどの人がスマホを持つ時代になっており、誰もが気軽に情報を発信できるようになっているので「ガセネタ」や「デマ」が広まる確率ははるかに高まっている。TVや新聞などの情報も完全には信用できないがツイッターなどで流れている情報の信憑性や信頼度はさらに低い。

新型コロナウイルスの拡散防止のためアメリカはどう対応したのか

中国への渡航情報を見直し、危険度を4段階で最も高い「渡航してはならない」に引き上げたアメリカ。武漢在留の自国民をチャーター便で移送したのは日本と同様ですが、到着後の検査や隔離などの対応は、日本とは違い危機感が表れたものでした。『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』の著者、りばてぃさんが、危機管理の観点からも今後の参考にすべき点があると、詳しく伝えてくれました。

武漢在留のアメリカ人、帰国後の対応

新型コロナウィルス問題を受けて、日本でも在留日本人が続々と政府チャーター便で帰国していると報じられているが、アメリカでも今週水曜日に200人ほどの武漢在留のアメリカ人がチャーター便で帰国した。

帰国後の対応に関しては様々な意見が飛び交っているところだが、アメリカではどんな感じなのか?というのを緊急対応の事例としてとりあげておこうと思う。

まず、武漢から戻ったチャーター便は米国時間28日(火)の夜遅くにアラスカ州にあるアンカレッジ国際空港に到着。飛行機が降り立った瞬間、機内では拍手が上がったと乗客だった人がインタビューに答えている。

飛行機の燃料補充をしている間に、国際線到着ターミナルである北ターミナルを隔離して、ここで入国審査と検査を実施。その後、夜中1時の出発までの間、暖かい食事が提供され電話などの充電もできたとのこと。

そして、夜中1時にアンカレッジ空港を再出発し、カリフォルニア州にあるマーチ空軍基地に29日(水)朝に到着。米軍に誘導され検査室へ。帰国した方々は29日から72時間、マーチ空軍基地に隔離され1日2回の検査をし様子をみるとのこと。

その後、問題がなければ自宅に帰ることが可能だが、最低でも14日間はその地域の公務員によって体調などの監視が続けられる。また希望者はそのまま14日間空軍基地に滞在もできる。ただし、まだ現在72時間経過していないので、72時間後に全員が解放されるのか帰宅できるのかは経過観察となっている。

なお、最初に到着したアンカレッジ空港の国際線北ターミナルは5月まで利用がないため、米国疾病管理予防センター(通称CDC)がしっかり消毒するとのこと。

ご参考:
Americans evacuated from China amid the coronavirus outbreak will be monitored for days
210 US evacuees fleeing China’s coronavirus outbreak land at California air reserve base

以上がアメリカ政府による武漢在留アメリカ人の帰国後の対応だ。武漢には1000人ほどのアメリカ人が在留し、その内の200人ほどなので、今後も随時、移送が続く。

空軍基地に現在滞在中の人たちはどんな環境で過ごしているのか気になるところだが、各種メディアのインタビューに応える帰国者の1人のアメリカンフットボール選手のジェロッド・エヴァンズ(Jerrod Evans)の様子を映像で見る限りでは、アメリカの一般的な家にある部屋で過ごしているようだ。

空軍基地ということで、栄養管理がされた食事も出ているだろうし、行動規制はあるもののリラックスできる環境で過ごせているのかもしれない。報道によると、屋外に出るなど動くこともできているようだ。

新型コロナウィルス、健康な人にとっては被害が大きくないそうで、むしろインフルエンザの心配をしたほうがいいくらいと言われているほどだけども、新しいウィルスということで念には念を入れたアメリカ政府の対応は「米軍基地に隔離」だった。出入りする人は政府関係者や医療関係者、そして訓練された軍人だけという環境なのでいろいろ安心ということなのだろう。

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鍼灸師が伝授。花粉症の前兆「冷えのぼせ」のチェック法と対策

花粉症の人に朗報です。日本気象協会の予想によれば、今年のスギ花粉の飛散量はほぼ全国的に過去の平均より少なくなりそうとのことです。とは言え、自分でできる対策は万全にしておきたいところ。メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』を発行するのぶ先生が、花粉症を悪化させる「冷えのぼせ」の状態をチェックし改善する方法を教えてくれます。

「花粉症の前兆」対策

【暖房の部屋で「冷えのぼせ」】

暖房の効いた部屋で過ごしていると、頭がぼーっとしてのぼせたりしませんか?鼻が詰まったり、目がかゆくなったり、頭痛がしたり。口の中が腫れぼったかったり、喉の乾燥などを感じるのは、体が「冷えのぼせ」ているのかもしれません。

春先を迎える前に体が「冷えのぼせ」ていると、花粉症シーズンに花粉症症状がひどくなる心配があります。

【「冷えのぼせ」チェック】

暖房の効いた部屋で、上記したような「のぼせ症状」があるとき、自分の手で足先をつかんでみましょう。もし、足がとても冷たく感じたら「冷えのぼせ」です。

上半身と下半身の温度差があると、手で足を触れた時、足先が冷たく感じます。また、血行が悪い証拠でもあります。

【「花粉症予防」の「冷えのぼせ」対策】

体の上下で温度差があるのは、全身を駆け巡る血流が不十分だからです。とくに肩周辺のこわばりがあると、首から上のうっ血が起こりやすくなり、春先に「うっ血を伴うのぼせ」があると「花粉症症状」がおこりやすくなります。

肩周辺の筋肉を体幹部からゆるめて、全身の血流を促すのに、意外と効果的なのが「股関節伸ばし」。やり方は、

  1. 床に手をついて足を前後に大きく開きます。
  2. 前側の足に体重をかけながら、後ろ足を後ろのほうへずっと伸ばしていきます。
  3. 上半身はできるだけリラックスして、前足に重心をかけたまま、腰や股関節、前足の太ももの後ろや後ろ足の太ももの前側の筋が伸びるように、ゆっくりストレッチしていきます。
  4. 30秒~1分ほどやったら、左右の足を前後入れ替えて反対側も行います。

終了後、足先が温まった感じや、肩の力が抜ける感じがあれば成功です。

「股関節伸ばし」を1日数回時間を見つけて行うようにすると、「冷えのぼせ」が楽になり春先の「花粉症対策」にも役立つので、毎年花粉症で悩まされている方は、ぜひチャレンジしてみてください。

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不祥事置き去りで野党への注文。呆れた読売社説の安倍応援団ぶり

1月20日に行われた安倍首相の施政方針演説を受け、22日から始まった各党の代表質問。野党の質問は、「桜」「IR汚職」「公選法違反」と数々の不祥事に集中しましたが、首相から明確な回答は得られませんでした。このやりとりを新聞はどう伝えたのでしょうか。ジャーナリストの内田誠さんは、自身のメルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』で、各紙の論調を詳しく解説。政権批判しながらも踏み込みの弱い朝日、安倍応援団ぶりをしっかり滲ませる読売の姿勢に苦言を呈しています。

安倍首相「施政方針演説」に対する代表質問を新聞各紙はどう報じたか

ラインナップ

◆1面トップの見出しから……。

《朝日》…「首相、「桜」名簿の調査拒否」
《読売》…「米弾劾「証人」判断先送り」
《毎日》…「新型肺炎 変異の可能性」
《東京》…「浅草スマートボール 打ち止めへ」

◆解説面の見出しから……。

《朝日》…「首相 繰り返す 当てこする 核心かわす」
《読売》…「野党「IR・桜」に照準」
《毎日》…「就学不明「国が対応を」」
《東京》…「基軸通貨 覇権争い本格化」

立憲・国民両党への期待

【朝日】は1面トップに2面の解説記事「時時刻刻」、4面関連記事、12面社説、13面は公文書問題に関する識者3人の意見。見出しから。

(1面)
首相、「桜」名簿の調査拒否
代表質問 IRは必要性強調

(2面)
首相 繰り返す 当てこする 核心かわす
「名簿は廃棄」守りの答弁
IR 疑惑よそに「家族で楽しめる」
2閣僚辞任 「捜査」理由に答えず

(4面)
合流破談しても 連携深化へ模索
立憲・枝野氏 「桜」・IR追及
国民・玉木氏 経済・貿易 提案
「桜」18年 招待急増
総裁選に利用か 野党追及

(12面・社説)
国会代表質問
信頼回復には程遠い

uttiiの眼

見出しに見えているのは、安倍首相の姿勢に対する強い批判。「首相、「桜」名簿の調査拒否」からは、本来拒否できないことを首相が拒否しているという非難のニュアンスが感じ取れる。

5面の社説。安倍氏に対する批判の要点は、「桜を見る会」にしても「IR汚職」、「2閣僚辞任」にしても、「自ら積極的に疑念を晴らそうという様子」が見られないこと、「後ろ向きの姿勢」ということに尽きる。

安倍氏のこうした姿勢に対する、メディアとしての《朝日》による批判は、残念ながらこれ以上には深まっていない。しかし、疑念がここまで具体的で深刻なものになっているのであれば、疑念は、最早、疑念を超えた別のものに転化していかざるを得ない、いや、そうあるべきだ。

国会を無視、愚弄して真相解明を阻もうとする安倍政権、民主主義の破壊者としての安倍政権の姿が見えているのに、有権者が審判を下すべきだというところまでは書き切れないのが《朝日》的な限界なのかなとも思う。しかし、それでも、社説を締め括るに当たり、事態を打開するためには野党の力の結集がどうしても必要だとして、次のようなコメントを書き付けている。

「両党(立憲民主党と国民民主党のこと…)は昨年来の合流交渉がまとまらず、当面は別々の党のまま国会の統一会派として連携することになった。あつれきを引きずることなく、結束して政権に対峙し、民主主義を立て直す役割を忘れてはならない」

両党に民主主義を立て直す役割が期待されているというのは、よく噛みしめるべき言葉だろう。

自分の人生を生きたい。DeNA創業者が語るハチャメチャな創業経緯

情報化社会が進み、ビジネスの世界ではどんどん変化のスピードが増していきます。この先、私たちも想像できないような変化の波が押し寄せるかもしれません。そんな中、内閣府はよりスマートな社会を実現すべく、これからの日本の指針として「society5.0」という提言を発表しています。無料メルマガ『戦略経営の「よもやま話」』の著者である浅井良一さんは、この内容とともに、ドラッカーの言葉も踏まえ、未来を作っていく企業の参考になる「DeNA」の創業経緯を詳しく紹介しています。

組織は戦略に従う

“アイデア”はいつの時代も企業が興隆するための“根幹の起爆剤”なのですが、それに“情報”が加わったのはいつの頃だったのでしょう。やはりその草分けとしてIBMがあげられそうですが、さらにそれがハードからOSソフトのマイクロソフトが生れて来たのが“異質な時代へと進んできた“節目”だったのだと思えるのです。

もとより言うまでもないことですが機械、機器などといったハードは、人が豊かに生活するための基本的なツールであって、それにIT技術が加わりNC旋盤、ロボットへと、そしてインターネット機能が付加されて今やIoT(インターネット経由でセンサーと通信機能を持ったモノ)といった活用の時代が開かれて行きます。

そうしたらこれから先はどうなるのか。その解答としてめずらしい感もあるのですが、内閣府は経済財政白書で4次産業革命での出遅れを取り戻すためなのか「Society 5.0」なるものをこれからの日本の指針として提言しております。新たな「道しるべ」になるものと思えるので、耳を傾けたいと思います。

Society 5.0とは

これまでの情報社会(Society 4.0)では知識や情報が共有されず、分野横断的な連携が不十分であるという問題がありました。

Society 5.0で実現する社会は、IoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり、様々な知識や情報が共有され、今までにない新たな価値を生み出すことで、これらの課題や困難を克服します。また、人工知能(AI)により、必要な情報が必要な時に提供されるようになり、ロボットや自動走行車などの技術で、少子高齢化、地方の過疎化、貧富の格差などの課題が克服されます。社会の変革(イノベーション)を通じて、これまでの閉塞感を打破し、希望の持てる社会、世代を超えて互いに尊重し合あえる社会、一人一人が快適で活躍できる社会となります。

とバラ色の社会をうたいあげているのです。

ドラッカーは、こんなことを言っています。

「自ら未来をつくることにはリスクがともなう。しかし、自ら未来をつくろうとしないことのほうがリスクは大きい。成功するとはかぎらない。だが、自ら未来をつくろうとせずに成功することはない。」

となれば、あなたがそうしなければ「バラ色の社会」は来ないでしょう。

ここで少し思案してみるのですが、どうも4次産業革命のアメリカが先行し中国が追い上げている競争要件と「Society 5.0」で求められる目標が異なる様子があります。どうせ“リスク”があるのなら、また「自ら未来をつくろうとせずに成功することはない」というなら、自らが“やる価値”がありそうです。

そうしたら「どのようにするのだ。」となるのですが、このことに参考になりそうな企業があるので、ここで観て行きます。DeNAという企業は、名前からして少し変わっているように感じ、その創業者が女性であり「マッキンゼー」というコンサルタント企業に勤めていたというのでなおかつ興味が惹かれました。

DeNAという社名ですが、それははDNA(遺伝子)とeコマース(電子商取引)を組み合わせたものだそうで、「eコマースの新しい遺伝子を世の中に広めていく“DNA”でありたい」という意味が込められているとのことです。その企業がプロ野球球団を持ってているのだから、尚更興味深いのです。